JPH05216099A - カメラ及びストロボ装置 - Google Patents

カメラ及びストロボ装置

Info

Publication number
JPH05216099A
JPH05216099A JP4074092A JP4074092A JPH05216099A JP H05216099 A JPH05216099 A JP H05216099A JP 4074092 A JP4074092 A JP 4074092A JP 4074092 A JP4074092 A JP 4074092A JP H05216099 A JPH05216099 A JP H05216099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strobe
mode
charging
camera
flash
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4074092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Otsuka
正典 大塚
Takanobu Tsunemiya
隆信 常宮
Junya Masaki
淳也 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4074092A priority Critical patent/JPH05216099A/ja
Publication of JPH05216099A publication Critical patent/JPH05216099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立・調整中に作業者が感電したり、大電流
が流れて調整工具が破損してしまうといった事や、カメ
ラを落したり、故意に分解したためにカメラ使用者が感
電してしまうといった事故を未然に防ぐ。 【構成】 カメラの調整・テストを行うためのモ−ドを
設定する設定手段6と、該設定手段により設定されたモ
−ドの内容を判別する判別手段5と、設定手段により設
定されたモ−ドがストロボ装置を使用しないモ−ドであ
ることが前記判別手段にて判別されている場合には、ス
トロボ充電手段2の動作を禁止するストロボ制御手段
4,5とを設け、ストロボ装置を使用しないテストモ−
ド時やストロボ装置の電気回路部分が外部にむき出しに
なっている際には、ストロボ充電を禁止するようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストロボ装置を内蔵し
たカメラ、及び、カメラに内蔵或は装着されるストロボ
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、暗い時の撮影時及び日中の逆光撮
影時にストロボを発光させて撮影するいわゆるストロボ
撮影は一般的であり、それを実現するストロボ装置も知
られている。
【0003】この種のストロボ装置においては、ストロ
ボ発光させる為にかなりのエネルギ−(電荷)をメイン
キャパシタと言われる蓄積器に蓄えなければならない。
また、ストロボ発光の際にキセノン管等を励起するため
に充電電圧を高くしたり、励起用の高圧回路を用いなけ
ればならなかった。したがって、ストロボ充電の際に電
池から大電流が流れたり、使用者が感電しないようにす
る為に、ストロボ装置を絶縁材より成るカバ−等で覆う
ことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
を組立,調整する際には、上記カバ−等で覆っていない
状態で組立,調整する場合も多々あった。
【0005】この様にカメラの組立,調整の時にストロ
ボ装置がむき出しであると、電池を装填してカメラを動
作させ、ストロボ充電を行った場合、作業者が誤ってス
トロボ装置に触れてしまって感電したり、組立,調整用
工具に触れてその工具を破壊してしまうことがしばしば
あった。
【0006】また、ストロボ充電の際に大電流が流れ、
組立,調整用の電源を破壊してしまったり、ストロボ充
電を行う時間が組立,調整の為の時間ロスとなり、その
効率が悪いものであった。
【0007】上記の事を解決するために、ストロボ装置
に作業者が細工してこの様な組立,調整時においてはス
トロボ充電しないようにする方法も知られている。しか
し、この方法は組立,調整に関係ない作業を追加するも
のであり、その分の時間的なロスが発生してしまう。ま
た、その細工をし忘れたり、取り忘れたりすると、前記
目的が達成できないばかりでなく、ストロボ装置本来の
機能がしなくなったりしてしまっていた。
【0008】また、カメラが使用者にわたって通常に使
われている場合でも、使用者が例えばカメラを落してカ
メラカバ−を割ってしまい、ストロボ装置がむき出しに
なってしまう場合もある。また、子供等が遊びながらカ
メラを分解してしまった場合には、ストロボ装置がむき
出しになってしまう場合がある。この様な場合には、使
用者等が感電してしまう恐れが充分にあった。
【0009】また、別の問題について述べる。
【0010】現在、暗いときの撮影時及び日中の逆光撮
影時にストロボを発光させて撮影するいわゆるストロボ
撮影は一般的であり、それを実現するストロボ装置も知
られている。
【0011】この種のストロボ装置においては、被写体
距離からストロボのガイドナンバ−(以下、Gnoと記
す)及び絞りを演算して、フィルム面の像面光量値を適
正にしようとするものも知られている。この様なストロ
ボ装置において、被写体距離よりGno及び絞り値を演
算するものには、自分で発光したストロボ光を受光して
所定値になったら発光を停止させるいわゆるフィ−ドバ
ック制御方式ものは少なく、ある決められたGnoを基
に計算するいわゆるオ−プン制御方式のものが多かっ
た。
【0012】この理由は、オ−プン制御方式のストロボ
装置はフィ−ドバック制御方式のストロボ装置に比べ
て、自身のストロボ光を受光してストロボ発光を停止さ
せる回路がない分だけ非常に回路構成が簡単、且つ安価
で、よりスペ−スをとらないという利点があることによ
る。
【0013】しかしながら、このオ−プン制御方式のス
トロボ装置においては、その制御の際にそれぞれのパラ
メ−タが演算した結果と正確に一致している必要があ
り、またそのように制御されねばならない。ところが、
絞り値はシャッタ制御の必要性から実際の絞り値を求め
ることができるとしても、Gnoまでは実際どのくらい
のGnoで発光されているかはわからず、ある決められ
たGno値を基に演算,制御するのが常であった。
【0014】また、従来のストロボ装置において、スト
ロボ回路のメインキャパシタの容量は温度によって変化
するのが一般的であり、また充電電圧検出回路は温度特
性をもっているものが多かった。これに加えて更にいろ
いろな要素により、ストロボのGnoは温度によってか
なり変化してしまうのが常であった。
【0015】したがって、従来のオ−プン制御方式のス
トロボ装置においては、温度によってフィルム面の像面
光量値が変化してしまい、適正な像面光量を得ることが
できなかった。
【0016】また、さらに別の問題について述べる。
【0017】現在、暗い時の撮影時及び日中の逆光撮影
時にストロボを発光させて撮影するいわゆるストロボ撮
影は一般的であり、それを実現するストロボ装置も知ら
れている。
【0018】この種のストロボ装置を用いた撮影に際し
て、手振れ等を考慮して暗い場合でもシャッタ速度があ
る所定の時間以上に遅くならないストロボ強制発光モ−
ド(以下、必要に応じて“MON”と記す)や、ストロ
ボ光による被写体の像面光量値を適正にするのみでなく
暗い場合でも背景を適正に露光させるためにシャッタ速
度を遅くするいわゆるスロ−シンクロモ−ド(以下、必
要に応じて“S−シンクロ”と記す)も知られている。
【0019】また、暗い場合あるいは明るい場合にも、
逆光を検出した場合にはストロボを発光させ、それ以外
にはストロボ発光させないので通常の撮影を行うストロ
ボ自動発光モ−ドも知られている。
【0020】一方、カメラにおいては、不用意に撮影が
なされない様にメインスイッチを設け、このメインスイ
ッチによってカメラのモ−ドをリセットさせたり、表示
を消したりしていた。
【0021】上記の様な各種のストロボモ−ドを有する
ストロボ装置を内蔵したカメラにおいては、ストロボ自
動発光モ−ドが簡単であることから一般に用いられ、出
来上がった写真も失敗が少ない。そのために、メインス
イッチがオフした場合にストロボモ−ドを自動的にこの
ストロボ自動発光モ−ドに設定するものもあった。
【0022】また、ストロボモ−ドを設定したらメイン
スイッチがオフされても全くモ−ドを変えないカメラも
あった。
【0023】しかしながら、例えば博物館等での撮影あ
るいは特殊な儀式のように絶対にストロボによる撮影を
してはいけない状況も比較的多い。その際に、従来のメ
インスイッチをオフすることによってストロボ自動発光
モ−ドになる前者のカメラにおいては、ストロボモ−ド
をストロボ発光禁止モ−ドにするのを忘れて、まわりの
人に迷惑をかけてしまう事もあった。
【0024】また、ストロボ撮影の場合、一般的にはス
ロ−シンクロモ−ドよりもストロボ強制発光モ−ド“M
ON”の方が手振れも少なく、手軽で簡単であり、撮影
の際の出来た写真も失敗が少ない。しかし、スロ−シン
クロモ−ドは特殊な写真ではあるが、使い方によっては
ストロボ強制発光モ−ド“MON”では表現できない雰
囲気のある写真撮影が可能となる。これらのストロボモ
−ドはその性格から同時に2種類のモ−ドは選択でき
ず、どちか一方を選択しなければならなかった。その際
に、例えばスロ−シンクロモ−ドを設定した後に通常の
撮影を行う場合に、ストロボモ−ドがメインスイッチに
よって変化しない後者のカメラにおいては、ストロボモ
−ドがスロ−シンクロモ−ドであるにも拘らずそのまま
の状態で撮影を行ってしまい、手振れ等が発生してあま
り良くない写真となってしまう事が多々あった。
【0025】また、更に別の問題点について述べる。
【0026】従来、ストロボの調光システムとして、直
列調光と並列調光の2種類の方式がある。
【0027】直列調光方式は、メインキャパシタに充電
させた電気エネルギ−をキセノン管に放電させ、このキ
セノン管に直列接続されたSCRなどのスイッチング素
子を途中でオンさせることによって前記放電をストップ
させ、ある一定時間の積分光量値でストロボの光を調整
するものである。
【0028】一方、並列調光方式は、メインキャパシタ
に充電させた電気エネルギ−を、まずキセノン管に放電
させ、次にこのキセノン管に並列接続されたSCRなど
のスイッチング素子を途中でオンさせて前記メインキャ
パシタの残留エネルギ−を該スイッチング素子にバイパ
スさせることにより、ストロボの光を調整するものであ
る。
【0029】上述したうちの後者の並列調光方式におい
ては、ストロボのDC/DCコンバ−タ用の発振トラン
ジスタのベ−スを、もう1つのトランジスタで制御して
DC/DCコンバ−タの起動がかからないように構成さ
れている。
【0030】また、調光を行わない方式のストロボ装置
も従来あるが、メインキャパシタからキセノン管へ放電
させても、電圧が低くなった場合に該キセノン管のイン
ピ−ダンスが高いため、メインキャパシタに残留のエネ
ルギ−が残るようになっている。
【0031】しかしながら、上記従来例のうち、調光時
にDC/DCコンバ−タがかってに起動しないように、
DC/DCコンバ−タの発振トランジスタのベ−スを他
のトランジスタなどで制御する構成のものにおいては、
メイン制御用のICのピン数が増えたり、トランジスタ
以外の素子が増えたりしてコスト的にもメリットが少な
くなってしまう。
【0032】また、調光方式でない、つまり発振トラン
ジスタ制御用トランジスタを有しないものの場合、DC
/DCコンバ−タに並列調光時にメインキャパシタのエ
ネルギ−が「0」になり、DC/DCコンバ−タの発振
トランジスタのベ−スを引っ張り、該DC/DCコンバ
−タが制御とは関係なく起動して電池の電源電圧が下が
ってしまい、この時カメラを動作させようとすると、電
池電圧が充分でないとカメラは判断し、カメラの動作シ
ステムがホ−ルドしてしまうという問題点があった。
【0033】本発明の第1の目的は、組立・調整中に作
業者が感電したり、大電流が流れて調整工具が破損して
しまうといった事や、カメラを落したり、故意に分解し
たためにカメラ使用者が感電してしまうといった事故を
未然に防ぐことのストロボ内蔵カメラを提供することで
ある。
【0034】本発明の第2の目的は、回路構成が簡単で
安価であり、しかもスペ−ス的にも有利なオ−プン制御
方式の装置でありながら、温度によって像面光量が変化
せずに常に適正な露光量を与えることのできるストロボ
内蔵カメラを提供することである。
【0035】本発明の第3の目的は、ストロボ撮影を失
敗することを防止すると共に、一々ストロボ発光停止モ
−ドを設定する事無しにストロボ光を使用しない撮影を
実行することのできるカメラを提供することである。
【0036】本発明の第4の目的は、回路規模を大きく
することなく、DC/DCコンバ−タの誤動作を防止す
ることのできるストロボ装置を提供することである。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は、カメラの調整
・テストを行うためのモ−ドを設定する設定手段と、該
設定手段により設定されたモ−ドの内容を判別する判別
手段と、前記設定手段により設定されたモ−ドがストロ
ボ装置を使用しないモ−ドであることが前記判別手段に
て判別されている場合には、ストロボ充電手段の動作を
禁止するストロボ制御手段とを設け、また、カメラの調
整・テストを行うためのモ−ドを設定する設定手段と、
該設定手段により設定されたモ−ドの内容を判別する判
別手段と、前記ストロボ充電手段により充電された電荷
を放電する放電手段と、前記設定手段により設定された
モ−ドがストロボ装置を使用しないモ−ドであることが
前記判別手段にて判別されている場合には、前記ストロ
ボ充電手段の動作を禁止すると共に、前記放電手段を動
作させるストロボ制御手段とを設け、また、ストロボ装
置の電気回路部分が外部に露出した状態であるか否かを
判別する判別手段と、該判別手段によりストロボ装置の
電気回路部分が露出していると判定されている場合に
は、前記ストロボ充電手段の動作を禁止するストロボ制
御手段とを設け、また、ストロボ装置の電気回路部分が
外部に露出した状態であるか否かを判別する判別手段
と、前記ストロボ充電手段により充電された電荷を放電
する放電手段と、前記判別手段によりストロボ装置の電
気回路部分が露出していると判定されている場合には、
前記ストロボ充電手段の動作を禁止すると共に、前記放
電手段を動作させるストロボ制御手段とを設け、ストロ
ボ装置を使用しないテストモ−ド時やストロボ装置の電
気回路部分が外部にむき出しになっている際には、スト
ロボ充電を禁止したり、充電されている電荷を放電した
りするようにしている。
【0038】また、測距手段からの測距情報に基づいて
ストロボ発光量及び絞り値を演算する演算手段と、スト
ロボ装置周辺の温度を測定する温度検出手段と、該温度
検出手段からの温度情報に基づいて、前記演算手段によ
って演算されたストロボ発光量或は絞り値を補正する補
正手段とを備え、また、ストロボ装置周辺の温度を測定
する温度検出手段と、ストロボ充電電圧を検出する充電
電圧検出手段と、ストロボ充電を停止させる充電停止手
段と、前記温度検出手段からの温度情報に基づいて前記
充電電圧検出手段による検出電圧を補正し、前記充電停
止手段を作動させるタイミングをずらして充電電圧を制
御する充電電圧制御手段とを備え、温度によって変化す
るストロボ発光量を、例えば常温に対する差分だけ、絞
りを閉じたり開いたり、或は、ストロボ発光量を可変し
たりすることにより制御したり、ストロボ充電電圧を変
えることによって温度によってストロボ発光量が変化し
ないようにしている。
【0039】また、シャッタ秒時を遅くしたストロボ撮
影とする第1のストロボ強制発光モ−ドが設定されてい
る状態で、カメラ撮影の動作・非動作を制御するメイン
スイッチが状態変化した場合には、ストロボモ−ドを、
シャッタ秒時が所定の時間よりも遅くならないストロボ
撮影とする第2のストロボ強制発光モ−ドに初期設定す
るストロボモ−ド設定手段を設け、また、シャッタ秒時
を遅くしたストロボ撮影とする第1のストロボ強制発光
モ−ド以外のストロボモ−ドが設定されている状態で、
メインスイッチが状態変化した場合には、ストロボモ−
ドの変更を禁止する禁止手段を具備し、ストロボモ−ド
が第1のストロボ強制発光モ−ド(いわゆるスロ−シン
クロモ−ド)時である際にメインスイッチの状態変化
(オンからオフ、或は、オフからオンへ)が生じた場合
には、自動的に第2のストロボ強制発光モ−ドにし、又
前記第1のストロボ強制発光モ−ド以外のストロボモ−
ド時にメインスイッチの状態変化が生じた場合には、ス
トロボモ−ドの変更はせずに従前のままのストロボモ−
ドとしている。
【0040】また、DC/DCコンバ−タの2次側に配
置された整流ダイオ−ドとメインキャパシタとの間に直
列であり、且つ放電管と前記メインキャパシタとの接続
間に直列とはならない位置に、DC/DCコンバ−タの
起動防止用ツェナ−ダイオ−ドを配置し、この起動防止
用ツェナ−ダイオ−ドにより、スイッチング素子が作動
した際に、メインコンデンサの充電エネルギ−がDC/
DCコンバ−タに印加されないようにしている。
【0041】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0042】図1は本発明の第1の実施例であるストロ
ボ装置を具備したカメラの概略構成を示すブロック図で
ある。
【0043】図1において、1はメインキャパシタ等に
充電された電荷をキセノン管を励起させる事で放電させ
ると同時にその際に光を発生させるストロボ発光手段、
2はカメラ等の電池よりメインキャパシタに電荷を充電
させるための昇圧回路を含むストロボ充電手段、3はメ
インキャパシタの電荷をストロボ発光させる事無く放電
させる為のストロボ放電手段、4はストロボの充電,発
光,放電を制御するストロボ制御手段、5はストロボ制
御手段4に制御信号を送り、またカメラのテストモ−ド
等の内容を判定したり、カメラのモ−ド等の表示指示を
行ったり、カメラの撮影動作を制御するマイクロプロセ
ッサである。6はカメラのテストモ−ド等をEEPRO
M等に書込む事によってテストモ−ドを設定するテスト
モ−ド設定手段、7はストロボモ−ド等の表示を行う表
示手段である。
【0044】図2は上記のストロボ発光手段1,ストロ
ボ充電手段2,ストロボ放電手段3等の構成を示す回路
図である。
【0045】図2において、10はストロボ用の電源で
あるところの電池である。11は電池10の電圧を昇圧
してメインキャパシタ22に電荷を充電させるための公
知のストロボ昇圧回路、12は電流抑制用の抵抗、13
は充電電圧を検出するツェナ−ダイオ−ド、15,16
は抵抗、14はメインキャパシタ22が充電した事を検
出すると共にストロボ昇圧回路の動作を停止させるトラ
ンジスタで、前記ストロボ昇圧回路11から抵抗16ま
でにて上記のストロボ充電手段2を構成している。
【0046】17はキセノン管19を励起させる公知の
ストロボ発光制御手段、18はストロボ発光時間を延長
させると共にメインキャパシタ22の放電電流を抑制す
るチョ−クコイル、19はストロボ発光用のキセノン管
であり、前記ストロボ発光制御回路17からキセノン管
19までにて上記のストロボ発光手段1を構成してい
る。
【0047】20はストロボ発光途中にてオンし発光量
を調整したり、単にメインキャパシタ22の電荷を放電
させるためのサイリスタ、21はサイリスタ20をオン
させるストロボ放電制御回路であり、前記サイリスタ2
0及びストロボ充電制御回路21にて上記のストロボ放
電手段3を構成している。
【0048】22はストロボ充電手段2により昇圧され
た電池10の電荷を充電し、所定のタイミングにてスト
ロボ発光手段1に電流を流すメインキャパシタである。
【0049】上記の様に構成されたストロボ装置を制御
する制御信号をA,B,C,Dにて示す。
【0050】Aはストロボ昇圧を開始させるための制御
信号である。Bは、メインキャパシタ22が所定の電圧
になるとツェナ−ダイオ−ド13が電流降伏するが、そ
の際の電流を抵抗15,16にて検出する制御信号(充
電電流検出信号)であると共に、トランジスタ14をオ
ンさせてストロボ昇圧回路の動作を停止させる制御信号
(ストロボ充電禁止信号)である。Cは所定のタイミン
グにてストロボ発光させるための制御信号(ストロボ発
光信号)、Dはストロボ発光途中にて発光停止させたり
ストロボ充電電荷を放電させるための制御信号である。
【0051】図3は図1のテストモ−ド設定手段6にて
設定されたテストモ−ドの内容の一例を示す図である。
【0052】ここで、ストロボモ−ド指定時のストロボ
強制充電,発光モ−ドを便宜上“MON”と略し、スト
ロボ充電,発光禁止モ−ドを“MOFF”と略して記載
する。また、テストモ−ド設定手段6は、外部より、書
込み可能なメモリ手段の所定の番地に図3のテストモ−
ド番号を書き込まれる事で、所定のテスト動作を指示す
るものである。
【0053】図3において、テストモ−ド設定手段6に
外部から「テストモ−ド0」が書き込まれると、該テス
トモ−ド設定手段6は「通常モ−ド」を指示し、カメラ
は通常の撮影動作を開始する。
【0054】「テストモ−ド1」が書き込まれると、給
送テストモ−ドを指示し、この場合はストロボ装置を使
用しないため、電池交換時(電池をいれて回路を動かし
た時の事を以降電池交換時と称する)に“MOFF”、
そして撮影時にレリ−ズスイッチがオンされた場合にも
“MOFF”とストロボモ−ドを設定し、ストロボ充
電,発光が行われないようにする。
【0055】これにより、不用意に調整中にストロボ装
置に触ったとしても、感電したり、調整工具等を破壊す
る事故がなくなる。
【0056】「テストモ−ド2,3」が書き込まれる
と、レンズピントの調整,検査ができるモ−ドを指示
し、この時もストロボ装置を使用しないため、電池交換
時は“MOFF”、レリ−ズ時も“MOFF”というス
トロボモ−ドを設定する。
【0057】「テストモ−ド4,5」が書き込まれる
と、今度は通常撮影時のシャッタ像面光量調整,検査モ
−ドを指示し、この場合もストロボ装置を使用しないた
め、電池交換時は“MOFF”、レリ−ズ時にも“MO
FF”というストロボモ−ドを設定する。
【0058】「テストモ−ド6,7」が書き込まれる
と、今度はストロボ撮影の際の像面光量値を調整,検査
するモ−ドを指示し、この場合はストロボ装置は使用す
るため、電池交換時は“MOFF”に設定するものの、
実際にレリ−ズされる場合には“MON”を設定する。
よって、このレリ−ズ時にはストロボ充電及びストロボ
発光はなされる。
【0059】この際には、予めストロボ充電及び発光が
なされるという事が明確にわかっているため、それに応
じた調整工具の準備及び注意がなされる。
【0060】「テストモ−ド8,9」が書き込まれる
と、測距動作(AF)のテストモ−ドを指示し、この場
合はストロボ装置を使用しないため、電池交換時は“M
OFF”、レリ−ズ時にも“MOFF”というストロボ
モ−ドを設定する。
【0061】「テストモ−ド10」が書き込まれると、
ズ−ムレンズの駆動動作のテストモ−ドを指示し、この
場合もストロボ装置を使用しないため、電池交換時は
“MOFF”、レリ−ズ時にも“MOFF”というスト
ロボモ−ドを設定する。
【0062】以上、6種類のテストモ−ドの例を挙げて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
それ以外のいろいろなテストモ−ドに対して、ストロボ
装置を使用するか否かを考慮し、それに応じて、電池交
換時及びレリ−ズ時のストロボモ−ドを設定すれば、同
様の効果を得ることができる。
【0063】また、テストモ−ドの書き込みを、外部か
らメモリ手段の所定の番地に所定のテストモ−ド番号を
書込む事によってテストモ−ドを設定させていたが、本
発明はそれだけに限定されるものではない。例えば、操
作スイッチ等の組合せによって同様のテストモ−ドを設
定したり、ある半田ランドをショ−トする事によって所
定のテストモ−ドを設定したりしても、同様にできる。
【0064】図4は本発明の第1の実施例に係る動作を
示すフロ−チャ−トである。
【0065】まず、任意のタイミングにて所定のテスト
モ−ドが外部よりテストモ−ド設定手段6内のメモリ手
段に書き込まれる(ステップ101)。続いて、テス
ト,調整を行うためにカメラに電池10が装填される
が、ここでは電池10が装填されて電源が投入されたか
否かを判別し、電源が投入されるた事を判別すると(ス
テップ102)、次に各種回路の初期設定動作を行う
(ステップ103)。その後、テストモ−ドか否かを判
定し(ステップ104)、もしテストモ−ドであれば、
ストロボ装置がむき出しの可能性があるため、ストロボ
充電・発光禁止モ−ド(“MOFF”)の設定を行うと
共に(ステップ105)、ストロボ充電手段2に制御信
号Bを出力してストロボ充電を禁止させる(ステップ1
06)。また、テストモ−ドでなければ、所定の(初期
設定時に決められた)ストロボモ−ドを設定する(ステ
ップ106)。
【0066】図5はレリ−ズ動作時のストロボ充電・発
光の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0067】レリ−ズスイッチがオンされたことを判別
すると(ステップ201)、次にテストモ−ドか否かを
判別し(ステップ202)、テストモ−ドでなければ公
知の撮影動作を行う(ステップ206)。一方、テスト
モ−ドであった場合には(ステップ202)、次いでス
トロボ装置を使用するか否かの判別を行い(ステップ2
03)、もしストロボを使用するモ−ドであれば、スト
ロボ強制充電・発光モ−ド(“MON”)を設定し(ス
テップ204)、続いてストロボ充電を行い(ステップ
205)、公知の撮影動作を行う(ステップ206)。
この際、所定のタイミングにてストロボ発光がなされ
る。
【0068】また、前記ステップ203においてトロボ
装置を使用するモ−ドでなければ、ストロボ充電・発光
禁止モ−ド(“MOFF”)を設定し(ステップ20
7)、ストロボ充電を禁止する(ステップ208)。以
下同様にステップ206にて撮影動作を行うが、この際
にはストロボ発光は行われない。
【0069】図6,図7は、図4,図5に対して、スト
ロボ充電,発光禁止の際にメインキャパシタ22に充電
された電荷を放電させる動作が追加された動作を示すフ
ロ−チャ−トを示している。
【0070】つまり、図6においてはステップ307に
て、図7においてはステップ409にて、制御信号Dを
ストロボ放電手段3へ出力し、ストロボ充電制御回路2
1を介してサイリスタ20をオンにし、メインキャパシ
タ22の放電を行うようにしているこれにより、更にス
トロボによる感電等の事故が減少され、より効果的であ
る。
【0071】(第2の実施例)図8は本発明の第2の実
施例であるストロボ装置を具備したカメラの概略構成を
示すブロック図であり、図1と同じ部分は同一符合を付
している。
【0072】図8において、8はストロボ装置がむき出
しになっているか否かを検出する検出手段である。
【0073】図9は本発明の第2の実施例に係る動作を
示すフロ−チャ−トである。
【0074】カメラに電池10が装填されて電源が投入
されたか否かを判別し、電源が投入されるた事を判別す
ると(ステップ501)、次に各種回路の初期設定動作
を行う(ステップ502)。そして、ストロボ装置がむ
き出しであるか否かを判別し(ステップ503)、もし
ストロボ装置がむき出しであれば、ストロボ充電・発光
禁止モ−ド(“MOFF”)の設定を行うと共に(ステ
ップ504)、ストロボ充電手段2に制御信号信号Bを
出力し、ストロボ充電を禁止させ(ステップ505)、
メインキャパシタ22に電荷が蓄積されている可能性が
あるためストロボの電荷を放電させる(ステップ50
6)。
【0075】もしストロボ装置がむき出しでない、つま
り手で触れない状態であるならば(ステップ503)、
所定の(初期設定時に決められた)ストロボモ−ドを設
定する(ステップ507)。
【0076】この様にすることにより、何らかの原因で
ストロボ装置がむき出しになっても、ストロボの充電・
発光は行われないし、また蓄積されていた電荷は放電さ
れているので、感電する心配はない。
【0077】図10はレリ−ズ動作時のストロボ充電・
発光の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0078】レリ−ズスイッチがオンされていることを
判別すると(ステップ601)、次にストロボ装置がむ
き出しであるか否かを判別し(ステップ602)、もし
ストロボ装置がむき出しであれば、ストロボ充電・発光
禁止モ−ド(“MOFF”)を設定し(ステップ60
3)、次いでストロボの充電を禁止し(ステップ60
4)、メインキャパシタ22の電荷を放電させる(ステ
ップ605)。そして撮影動作を行う(ステップ60
6)が、その時にはストロボ発光は行われない。
【0079】図9及び図10にて説明したように、カメ
ラを落したり、故意にカメラを分解したりして、ストロ
ボ装置がむき出しになった場合には、電池10が装填さ
れたり、さらにレリ−ズがなされても、ストロボ充電が
行われないと共にメインキャパシタ22の電荷が放電さ
れるので、感電等の事故の心配はなくなる。
【0080】図11は図8の示した検出手段8の構成例
について説明するためのカメラの分解斜視図である。
【0081】図11において、23は図8に示したスト
ロボ発光手段1乃至ストロボ放電手段3等が備わったス
トロボ回路ブロックであり、24はカメラの上カバ−、
25はカメラ本体、26はカメラの下カバ−を示す。
【0082】ここで、カメラの上カバ−24と下カバ−
26には予め図示せぬ導電部材が設置され、且つカメラ
を組み上げた場合にそれぞれカメラ本体25と電気的に
導通される様な構成になっている。そのために、図11
のように上カバ−24あるいは下カバ−26のいずれか
が取外された場合には、カメラ本体との導通がなされ
ず、ストロボ装置がむき出しである可能性が高いため、
図8の検出手段8はストロボ装置がむき出してある事を
検出し、その旨の信号をマイクロプロセッサ5へ指示す
ることになる。
【0083】なお、ストロボ装置がむき出しであること
を検出する検出手段としては、上記の例に限定されるも
のではない。例えば、上カバ−24及び下カバ−26に
編目状に導電部材を配置し、そのすべてが導通している
か否かを判定するように構成しても同様にストロボ装置
がむき出してあるか否かを検出す事ができる。また、こ
のように構成すると、カバ−のどの部分が破壊されたか
がわかり、カメラを落した場合とか、ストロボ装置とは
逆側のカバ−が開いている場合も検出できるので、より
適正にストロボ装置がむき出しているかどうか検出する
事ができると共に、不必要にストロボ充電の禁止等をし
なくて済む。
【0084】上述した第1及び第2の実施例によれば、
テストモ−ド設定手段によって設定されるテストモ−ド
の内容を自動的に判別し、この判別の結果、ストロボ装
置を使用しないテストモ−ドであった場合には、或は、
ストロボ装置(のストロボ充電手段2等の電気回路部
分)がむき出しであるか否かを検出する検出手段にてス
トロボ装置がむき出しである事が検出されている場合に
は、ストロボ充電を禁止したり、充電されている電荷を
放電したりするようにしているため、作業者が感電した
り、大電流が流れて調整工具が破損してしまうといった
事や、カメラを落したり、故意に分解したためにカメラ
使用者が感電してしまうといった事故を未然に防ぐこと
が可能となる。
【0085】(第3の実施例)図12は本発明の第3の
実施例であるストロボ装置を具備したカメラの概略構成
を示すブロック図である。
【0086】図12において、31はストロボ充電や発
光を制御等を行うストロボ装置、32はカメラ及びスト
ロボ装置31の動作時の温度を測定する温度計、33は
ストロボ装置31に充電開始の指示をしたり、充電電圧
を制御したり、ストロボ発光させたり、温度計32の出
力を検出して温度を識別したり、各種のカメラ動作を制
御するマイクロプロセッサ、34は被写体までの距離を
測定する測距装置、35はシャッタを制御する事によっ
て通常撮影及びストロボ撮影時にフィルム面の像面光量
値を適正にするシャッタ制御手段、36はシャッタの動
きを検出してシャッタ動作の絞り値を検出あるいは予測
する絞り検出手段である。
【0087】図13は上記のストロボ装置31の構成を
示す回路図である。
【0088】図13において、10はストロボ用の電源
であるところの電池である。11は電池10の電圧を昇
圧してメインキャパシタ22に電荷を充電させるための
公知のストロボ昇圧回路、12は電流抑制用の抵抗、1
3は充電電圧を検出するツェナ−ダイオ−ド、15,1
6は抵抗、14はメインキャパシタ22が充電した事を
検出すると共にストロボ昇圧回路の動作を停止させるト
ランジスタで、前記ストロボ昇圧回路11から抵抗16
までにてストロボ充電手段37を構成している。
【0089】17はキセノン管19を励起させる公知の
ストロボ発光制御手段、18はストロボ発光時間を延長
させると共にメインキャパシタ22の放電電流を抑制す
るチョ−クコイル、19はストロボ発光用のキセノン管
であり、前記ストロボ発光制御回路17からキセノン管
19までにて上記のストロボ発光手段38を構成してい
る。
【0090】20はストロボ発光途中にてオンし発光量
を調整したり、単にメインキャパシタ22の電荷を放電
させるためのサイリスタ、21はサイリスタ20をオン
させるストロボ放電制御回路であり、前記サイリスタ2
0及びストロボ充電制御回路21にて上記のストロボ放
電手段39を構成している。
【0091】22はストロボ充電手段37により昇圧さ
れた電池10の電荷を充電し、所定のタイミングにて上
述したストロボ発光手段38に電流を流すメインキャパ
シタである。
【0092】上記の様に構成されたストロボ装置31を
制御する制御信号をA,B,C,Dにて示す。
【0093】Aはストロボ昇圧を開始させるための制御
信号である。Bは、メインキャパシタ22が所定の電圧
になるとツェナ−ダイオ−ド13が電流降伏するが、そ
の際の電流を抵抗15,16にて検出する制御信号(充
電電流検出信号)であると共に、トランジスタ14をオ
ンさせてストロボ昇圧回路の動作を停止させる制御信号
(ストロボ充電禁止信号)である。Cは所定のタイミン
グにてストロボ発光させるための制御信号(ストロボ発
光信号)、Dはストロボ発光途中にて発光停止させたり
ストロボ充電電荷を放電させるための制御信号である。
【0094】図14及び図15は、図13に示すメイン
キャパシタ22の温度特性を示す図である。
【0095】図14はメインキャパシタ22の静電容量
の温度特性である。
【0096】温度が高くなると、メインキャパシタ22
の静電容量は除々に大きくなるが、温度が低くなると、
その傾きは大きくなって静電容量も少なくなる。
【0097】図15はメインキャパシタ22の発光時の
急激な電流変化の度合い(tanδ)を示す図である。
【0098】このパラメ−タは、前記静電容量ほどはス
トロボ発光量に影響は出ないが、ストロボ調光装置にお
いては、若干の変化をもたらす。このパラメ−タは静電
容量とは逆に温度が低くなってくると、急激に大きくな
ってくる。
【0099】図16はメインキャパシタ22に充電され
る充電電圧の温度特性を示す図である。
【0100】ここで、この要因に大きく関与しているも
のは、図13に示す充電電圧検出用のツェナ−ダイオ−
ド13の温度特性である。これは温度が低下すると、ツ
ェナ−降伏電圧が下がり、それに伴って充電電圧も低下
する。
【0101】図17は、上述したメインキャパシタ22
の温度特性,充電電圧の温度特性及びその他の回路素子
の温度特性を加味した場合の、ストロボ発光量(Gn
o)の温度特性である。
【0102】一般にはストロボ発光量(Gno)は温度
が低下するのに伴って低下する。
【0103】図18は、以上説明してきた構成及び温度
特性を持つストロボ装置31の動作を示すフロ−チャ−
トである。
【0104】レリ−ズスイッチ(釦)が半押しにされる
と(ステップ701)、マイクロプロセッサ33は測距
手段34に制御信号を出力し測距動作を行う(ステップ
702)。次にこの測距デ−タをもとにストロボ発光時
の絞り値を演算する(ステップ703)。この演算の際
には常温25℃での「Gno」を基準としている。その
後、温度計32の温度デ−タを取込み(ステップ70
4)、先ほど演算した絞り値を補正する(ステップ70
5)。なお、この補正の方法については、次の図19に
て詳細に説明する。その後、一連の撮影準備動作が終了
すると、レリ−ズスイッチが全押しされているかどうか
判定し(ステップ706)、全押しされていればシャッ
タを開放させ(ステップ707)、所定絞り値になった
ところで(ステップ708) ストロボ発光させ(ステッ
プ709)、所定時間後にシャッタを閉じ(ステップ7
10)、フィルム給送して(ステップ711)撮影動作
を終了する。
【0105】図19はストロボ発光量の温度変化をGn
oの段数差にて示した図である。
【0106】ここで、25℃の温度時のGnoを基準と
して“0段”としている。例えば、T5 の温度時は「+
0.125 」段、T1 の温度時は「−0.875 」段、T3 の温
度時は「−0.375 」段だけ基準(25℃)のGnoより
も変化し、その分従来においてはフィルム面上の像面光
量値も変化してしまっていた。これに対し、本実施例で
は以下のようにしている。
【0107】ここで、マイクロプロセッサ33はストロ
ボのGnoの制御を「0.25」段ずつ行うものとする。
【0108】T5 の温度以上は基準のGnoに対して
「+0.125 」段以上オ−バ−になるため、温度補正を加
えて絞り値を「0.25」段アンダ−側に制御する。
【0109】T4 からT5 の温度範囲にある場合には、
Gnoが「±0.125 」段の範囲にあるため、温度補正を
行わない。
【0110】T3 からT4 の温度範囲にある場合には、
Gnoが「+25℃」の基準に対して「−0.125 」段か
ら「−0.375 」段アンダ−になるため、温度補正を加え
て絞りを「0.25」段オ−バ−側に制御することによっ
て、フィルム面の像面光量値を「±0.125 」段以内に制
御する。
【0111】T2 からT3 の温度範囲にある場合には、
Gnoが「+25℃」の基準に対して「−0.375 」段か
ら「−0.625 」段アンダ−になるため、温度補正を加え
て絞りを「0.50」段オ−バ−側に制御することによっ
て、フィルム面の像面光量値を「±0.125 」段以内に制
御する。
【0112】T1 からT2 の温度範囲にある場合には、
Gnoが「+25℃」の基準に対して「−0.625 」段か
ら「−0.875 」段アンダ−になるため、温度補正を加え
て絞りを「0.75」段オ−バ−側に制御することによっ
て、フィルム面の像面光量値を「±0.125 」段以内に制
御する。
【0113】T1 以下の温度範囲にある場合には、Gn
oは「+25℃」の基準に対して−「0.875 」段以上ア
ンダ−になるため、温度補正を加えて絞りを「1.0 」段
オ−バ−側に制御することによって、フィルム面の像面
光量値を「±0.125 」段以内に制御する。
【0114】(第4の実施例)図20は本発明の第4の
実施例における動作を示すフロ−チャ−トである。
【0115】レリ−ズスイッチが半押しされると(ステ
ップ801)、マイクロプロセッサ33は温度計32の
温度デ−タを取込み、温度測定を行う(ステップ80
2)。そして、その時のGnoが常温のGnoとほぼ等
しくなるように充電電圧を決定する(ステップ80
3)。次に、ストロボ装置31に対して制御信号(スト
ロボ充電開始信号)Aを出力し、ストロボ充電を開始す
る(ステップ804)。次いで、制御信号(ストロボ充
電電圧検出信号)Bを例えばA/D変換等をしてステッ
プ803にて求められた充電電圧と一致するまで充電を
し続け、所定電圧になると(ステップ805)、制御信
号(ストロボ充電停止信号)Bを出力してストロボ充電
を停止させ(ステップ806)、一連の撮影準備動作を
行う(ステップ807)。そして、レリ−ズスイッチが
全押しされると(ステップ808)、ストロボ発光を含
む撮影動作を行う(ステップ809)。
【0116】図21は図20におけるステップ803に
て補正された充電電圧の温度傾向を示す図である。
【0117】一般には温度が低下するにつれてGnoは
低下するので、充電電圧は温度が低下するにつれてやや
高くする。
【0118】このように充電電圧を制御する事によっ
て、図22に示すように、温度が変化してもGnoはほ
ぼ一定となり、オ−プン制御方式のストロボ装置におい
て、温度によってフィルム面の像面光量値が変化せず
に、常に適正露光でストロボ撮影が可能となる。
【0119】図23は、ストロボ発光途中でキセノン管
19に電流を流さずにサイリスタ20に電流を流すこと
によってストロボ発光量を制御する方式で、且つオ−プ
ン制御のストロボ制御方式の温度傾向について示した図
である。
【0120】ここでは、ストロボ発光してから停止され
るまでの時間とGnoの段数落ちを示している。この図
に示すように、温度が変化してもほぼ同じ量だけ変化し
ている。
【0121】図24は、各発光時間の常温を“1”と正
規化した際のGno段数落ちを示した図である。
【0122】ここでも図23と同様にほぼ平行になって
いるので、全てのストロボ発光停止時間に対して一律の
温度補正をしさえすれば、図18及び図20のフロ−チ
ャ−トにて説明してきたストロボ装置と同様に、オ−プ
ン制御方式のストロボ調光装置においても温度補正がで
きるようになる。
【0123】上述した第3及び第4の実施例によれば、
簡単な構成且つ安価であり、スペ−スをそれほど必要と
しないオ−プン制御方式のストロボ装置及びストロボ調
光装置において、被写体距離からGno及び絞り値を演
算して算出する際に、ストロボ装置31の周辺温度を温
度計32によって検出し、この時の温度によってメイン
コンデンサ22及び充電電圧等の全ての要因を含んだ温
度補正値により、温度補償するようにしている為、温度
によってフィルム面の像面光量値が変化しない、つまり
温度によらず常に最適な像面光量(露光量)を与えるこ
とが可能となる。
【0124】(第5の実施例)図25は本発明の第5の
実施例であるストロボ装置を具備したカメラの概略構成
を示すブロック図である。
【0125】図25において、41は図示せぬストロボ
発光手段やストロボ充電手段等を備えたストロボ装置、
42は所定の時間絞りを開ける事によってフィルム面上
の像面光量値を適正にしたり、ストロボ発光の際の絞り
情報を出力するシャッタユニット、43はストロボ装置
41やシャッタユニット42等のカメラ撮影動作を制御
するマイクロプロセッサ、44はストロボモ−ド等カメ
ラのモ−ドや各種の情報を表示する表示手段、45はカ
メラの撮影動作を許可するメインスイッチである。
【0126】図26は、図25のように構成されたカメ
ラの本発明に係る動作を示すフロ−チャ−トである。
【0127】まず、メインスイッチ45がオンしている
かオフしているかを判別し(ステップ901)、オンし
ていれば、何もせずにストロボモ−ドの表示を変える事
無く表示手段44にその時の状態を表示させる(ステッ
プ907)。その後、メインスイッチ45がオフになる
と(ステップ901)、ストロボモ−ドを識別して、ス
トロボ強制発光モ−ド(“MON”:手振れ等を考慮し
て背景が暗い場合でも所定のシャッタ秒時よりも長くし
ないストロボモ−ド)であれば、何もせずにストロボモ
−ド表示を消して(ステップ905)動作を終了し、次
にメインスイッチ45がオンしたら(ステップ90
6)、そのストロボ強制発光モ−ド表示“MON”を行
う(ステップ907)。
【0128】ストロボモ−ドがストロボ強制発光モ−ド
“MON”でなければ、次にスロ−シンクロモ−ド
(“S−シンクロ”:ストロボ光による被写体と背景も
含めて適正露出にするモ−ドであり、シャッタ秒時は背
景の明るさに応じて“MON”よりもかなり長くなる場
合もある)か否かを判定し(ステップ903)、もしス
ロ−シンクロモ−ドが“S−シンクロ”でなければ、ス
トロボ発光停止モ−ド(以下、必要に応じて“MOF
F”と記す)やストロボ自動発光モ−ド等が考えられる
が、とりあえずストロボモ−ド表示を消して(ステップ
905)動作を終了し、次にメインスイッチ45がオン
したら(ステップ906)、その時のストロボモ−ドを
表示する(ステップ907)。
【0129】ストロボモ−ドがスロ−シンクロモ−ド
“S−シンクロ”であれば(ステップ903)、ストロ
ボモ−ドを強制的にストロボ強制発光モ−ド“MON”
にし(ステップ904)、以下同様に、ストロボ表示を
消して(ステップ905)動作を終了し、次にメインス
イッチ45がオンしたら(ステップ906)、スロ−シ
ンクロモ−ド表示からストロボ強制発光モ−ド表示の表
示を行う(ステップ907)。
【0130】図27乃至図29は、上記の図26にて説
明した内容を、カメラの動作及び表示にて再度説明する
ための図である。
【0131】図27はカメラのメインスイッチ45がオ
ンしている場合であり、ストロボモ−ドはスロ−シンク
ロモ−ドである。
【0132】この時にはカメラは撮影が可能であり、撮
影の際にはストロボが発光して且つシャッタ秒時は背景
の明るさに応じてかなり長くなったり短くなったりす
る。このスロ−シンクロモ−ド“S−シンクロ”の表示
は、表示手段44の「人と星のマ−ク部47」と「稲妻
マ−ク部48」の同時点灯にて示している。
【0133】この状態からメインスイッチ45がオフす
ると、図28の状態となる。
【0134】ここではメインスイッチ45を含むレンズ
キャップ部46が不図示の撮影レンズを覆い、撮影を実
質不可能にしていると共に、表示手段44のモ−ド表示
を図26のステップ905にて説明したように全て消灯
している。また、前記メインスイッチ45のオフにより
ストロボモ−ドはスロ−シンクロモ−ド“S−シンク
ロ”からストロボ強制発光モ−ド“MON”に切り換わ
っている。
【0135】そして、図29にて図示するように、再び
レンズキャップ46を開いてメインスイッチ45をオン
させると、表示手段44はまずモ−ド表示を点灯させ、
ストロボモ−ドはスロ−シンクロモ−ド“S−シンク
ロ”からストロボ強制発光モ−ド“MON”の表示をす
る。このストロボ強制発光モ−ド“MON”の表示は、
「人と星マ−ク部47」を消灯していて単に「稲妻マ−
ク部48」のみの点灯になっている。
【0136】(第6の実施例)以上の実施例では、メイ
ンスイッチ45をオフにしたときにスロ−シンクロモ−
ドであった場合にはストロボ強制発光モ−ドとなるが、
メインスイッチ45がオンになった場合にスロ−シンク
ロモ−ドからストロボ強制発光モ−ドにしても同様の効
果を発生する。
【0137】この動作を示すフロ−チャ−トを図30に
て示す。
【0138】まず、メインスイッチ45がオフしたか否
かを判別し(ステップ1001)、オンであれば何もせ
ずに終了する。オフであればストロボモ−ド表示を消灯
させる(ステップ1002)。そして、次にメインスイ
ッチ45がオンになるのを待つ(ステップ1003)。
メインスイッチ45がオンされると(ステップ100
3)、ストロボ強制発光モ−ド“MON”か否かを判別
し(ステップ1004)、もしストロボ強制発光モ−ド
“MON”であればストロボ強制発光モ−ドの表示を行
う(ステップ1007)。もしストロボ強制発光モ−ド
“MON”でなければ、次にスロ−シンクロモ−ドか否
かを判別し(ステップ1005)、もしスロ−シンクロ
モ−ドでなければそのままストロボモ−ドの表示を継続
する(ステップ1007)。もしスロ−シンクロモ−ド
であれば、ストロボモ−ドをスロ−シンクロモ−ド“S
−シンクロ”からストロボ強制発光モ−ド“MON”に
する(ステップ1006)。そしてストロボモ−ドの表
示をストロボ強制発光モ−ド表示にする(ステップ10
07)。
【0139】図31は、メインスイッチ45にてストロ
ボモ−ド表示を消さない場合の、図30に対応した動作
を示すフロ−チャ−トである。
【0140】まず、メインスイッチ45がオンしている
かオフしているかを判別し(ステップ1101)、オン
していればなにもせず終了する。
【0141】メインスイッチ45がオフになると(ステ
ップ1101)、ストロボモ−ドを識別して、ストロボ
強制発光モ−ド“MON”であれば何もせずに終了す
る。ストロボモ−ドがストロボ強制発光モ−ド“MO
N”でなければ、次にスロ−シンクロモ−ド“S−シン
クロ”か否かを判別し(ステップ1103)、もしスロ
−シンクロモ−ド“S−シンクロ”でなければ、ストロ
ボ発光停止モ−ドやストロボ自動発光モ−ド等が考えら
れるが、とりあえず何もせずに終了する。
【0142】ストロボモ−ドがスロ−シンクロモ−ド
“S−シンクロ”であれば(ステップ1103)、次に
メインスイッチ45がオンになるまで待ち(ステップ1
104)、メインスイッチ45がオンするとストロボモ
−ドを強制的にストロボ強制発光モ−ド“MON”にし
(ステップ1104)、スロ−シンクロモ−ド表示から
ストロボ強制発光モ−ド表示を行う(ステップ110
6)。
【0143】図32乃至図34は、上記の図31にて説
明した内容を、カメラの動作及び表示にて再度説明する
ための図である。
【0144】図32はカメラのメインスイッチ45がオ
ンしている場合であり、ストロボモ−ドはスロ−シンク
ロモ−ド“S−シンクロ”である。
【0145】この時にはカメラは撮影が可能であり、撮
影の際にはストロボが発光して且つシャッタ秒時は背景
の明るさに応じてかなり長くなったり短くなったりす
る。このスロ−シンクロモ−ド表示は、図27と同様
に、表示手段44の「人と星マ−ク部47」と「稲妻マ
−ク部48」の同時点灯にて示している。
【0146】この状態からメインスイッチ45がオフす
ると、図33の状態となる。
【0147】ここではメインスイッチ45を含むレンズ
キャップ46が不図示の撮影レンズを覆い、撮影を実質
不可能にする。尚、カメラのモ−ド表示はそのままとな
っている。
【0148】そして、図34にて図示するように、再び
レンズキャップ46を開いてメインスイッチ45をオン
させると、表示手段44はスロ−シンクロモ−ド“S−
シンクロ”からストロボ強制発光モ−ド“MON”の表
示をする。ここでストロボ強制発光モ−ドは「人と星マ
−ク部47」は消灯していて単に「稲妻マ−ク部48」
のみの点灯となっている。
【0149】以上の第5及び第6の実施例によれば、ス
ロ−シンクモ−ドが設定された後にメインスイッチ45
が状態変化(オフに、或はオフされ再びオンに変化)し
た場合には、ストロボモ−ドを自動的にストロボ強制発
光モ−ドに設定する様にしているので、失敗の少ないス
トロボ撮影を行う事が可能となる。
【0150】また、スロ−シンクロモ−ド以外のストロ
ボモ−ドが設定されている際には、既に設定されている
ストロボモ−ドの変更はしないようにしているため、ス
トロボ撮影が禁止されている博物館等の撮影時において
は、一旦ストロボ発光停止モ−ドを設定していれば、そ
の後携帯性(移動の際はカメラをコンパクトにする為
に、例えばレンズ鏡筒部を沈胴させる事が行われるが、
この場合メインスイッチはオフとなる)等を考慮してイ
ンスイッチがオフされても、再び使用する時にはストロ
ボ発光停止モ−ドのままであることから、従来の様に一
々このストロボ発光停止モ−ドに設定し直すといった操
作を不要にすることができるし、まわりに迷惑をかけて
しまうといったことも無くなる。
【0151】(第7の実施例)図35は本発明の第7の
実施例を示すストロボ装置の回路図である。
【0152】図35において、101は電源であるとこ
ろの電池、102は発振停止用トランジスタ104のプ
ルアップ抵抗、103は発振停止用トランジスタ104
の電流制御抵抗、105は発振トランジスタ107のプ
ルアップ抵抗、106は発振トランジスタ107の逆バ
イアス吸収用コンデンサ、108はDC/DCコンバ−
タ用発振コイル、109は2次側整流ダイオ−ド、11
0は起動防止用ツェナ−ダイオ−ド、111は充電電圧
設定用ツェナ−ダイオ−ド、112は逆バイアスカット
用ダイオ−ド、113はIC保護用抵抗、114は発振
停止用トランジスタ、115は発振停止用トランジスタ
114の電流制御抵抗、116は発振停止用トランジス
タ114のプルダウン抵抗、117はSCR(サイリス
タ)120の制御抵抗、118はSCR120のプルダ
ウン抵抗、119はSCR120のノイズ防止用コンデ
ンサ、120はメイントリガ用コンデンサ122の放電
用SCR、121は前記コンデンサ122の充電用抵
抗、123はキセノン管125の放電用トリガコイル、
124はキセノン管125,並列調光用SCR126の
電流制御用インダクタンス、127は前記SCR126
のノイズ吸収用コンデンサ、128は前記SCR126
のプルダウン抵抗、129は同じくSCR126のゲ−
ト電流制御用抵抗、130は同じくSCR126のゲ−
トスイッチング用トランジスタ、131は前記トランジ
スタ130のプルアップ抵抗、132は同じくトランジ
スタ130のベ−ス電流制御抵抗、133は逆バイアス
バイパス用ダイオ−ド、134はメインコンデンサ、1
35はICより成るストロボ制御回路、136は発振ト
ランジスタ107の起動と発振コイル108の帰還制御
用抵抗である。
【0153】なお、このストロボ装置はカメラからの測
距情報に基づいて調光制御、つまりSCR126のオン
制御がなされる構成のものである。
【0154】上記構成において、カメラのレリ−ズボタ
ンが押されてスイッチSW1がオンされると(ステップ
1201)、次に電源状態をチェックし(ステップ12
02)、ストロボ充電を行うのに充分な電圧が無いと判
別した場合には、ホ−ルド状態に入る(ステップ120
3)。一方、電源電圧が充分であると判別した場合に
は、ストロボ充電の指示がなされているか否かを判別し
(ステップ1204)、この指示がなされていなければ
ステップ1201へ戻る。又、この指示がなされると、
ストロボ制御回路135より発振トランジスタ107の
ベ−スを引っ張るべく制御信号cが出力され、これによ
り発振コイル108の1次側に電流が流れ、DC−DC
コンバ−タが起動し、発振コイル108の2次側に巻き
線比倍の電圧が出力される。この電圧は整流ダイオ−ド
109で整流され、メインコンデンサ134にエネルギ
−として蓄積されるようになる(ステップ1205)。
【0155】その後、前記メインコンデンサ134に所
定の電圧までエネルギ−が蓄積されたか否か、すなわち
充電完了か否かを判別し(ステップ1206)、充電が
完了していない場合にはステップ1205に戻って同様
の動作を繰り返す。又充電が完了すると、充電電圧設定
用ツェナ−ダイオ−ド111に電流が流れ始め、ストロ
ボ制御回路135に充電完了信号eが入力される為、充
電が完了したと判別してストロボ制御回路135より制
御信号dが出力されて発振停止用トランジスタ114が
オンとなり(これによって発振停止用トランジスタ10
4もオンする)。これにより、発振トランジスタ107
がオフし、充電が停止される(ステップ1207)。
【0156】次に、カメラのレリ−ズボタンが更に押さ
れてレリ−ズスイッチSW2がオンしたか否かを判別し
(ステップ1208)、オンしていなければステップ1
201へ戻る。又、オンされていれば、次にストロボ発
光開始の指示がなされたか否かを判別し(ステップ12
09)、この指示がなされていなければ通常の撮影動作
を実行してステップ1201へ戻る。またこの指示がな
されていれば、ストロボ制御回路135よりトリガ信号
fが出力され、コンデンサ122に蓄積された電荷がS
CR120を通して放出される。この時、トリガコイル
123の1次側に電流が流れ、その2次側に該トリガコ
イル123の巻き線倍の電圧が発生する(ステップ12
10)。これにより、メインコンデンサ134に蓄積さ
れたエネルギ−がキセノン管125に流れ始め、該キセ
ノン管125が光を発する。
【0157】そして、メインコンデンサ134に蓄積さ
れたエネルギ−(電荷)が前記キセノン管125に所定
時間流れると(ステップ1211,1212)、ストロ
ボ制御回路135より発光停止信号Gが出力され、スイ
ッチング用トランジスタ130がオンし(ステップ12
13)、同時にSCR126がオンする(ステップ12
14)。これにより、前記キセノン管125に流れてい
たエネルギ−がこのSCR126の方向へバイパスさ
れ、前記キセノン管125へのエネルギ−がカットさ
れ、ストロボ発光が停止する(ステップ1215)。
【0158】以上の様にして、キセノン管125による
発光時間を途中にて停止、つまりストロボ発光量を調光
することができる。
【0159】ところで、上記SCR126にメインコン
デンサ134のエネルギ−をバイパスする際、電流制限
用インダクタンス124に蓄積されたエネルギ−が放出
しようとし、メインコンデンサ134の+,−に逆バイ
アスがかかる。この様に逆バイアスがかかった場合、起
動防止用ツェナ−ダイオ−ド110が無いとすると、
「発明が解決しようとする課題」の項にて説明したよう
に、発振トランジスタ107のベ−スに、発振コイル1
08の2次側コイルを通って電流が流れる。そうする
と、ストロボ制御回路135の制御信号cに関係なく、
DC/DCコンバ−タに起動がかかってしまっていた。
【0160】そこでこの実施例では、図35に示す様
に、このツェナ−ダイオ−ド110を設けているため、
メインコンデンサ134に逆バイアスがかかっても、発
振トランジスタ107がオンして勝手にDC/DCコン
バ−タが起動してしまう事を防ぐことができる。換言す
れば、DC/DCコンバ−タの制御性が向上し、該装置
が取り付けられるカメラの誤動作を防止することにもつ
ながる。また、発振トランジスタ107のベ−スを他の
トランジスタを用いて制御する構成でもないため、IC
のピン数が増えたり、トランジスタ以外の素子が増える
といったことがないため、コスト的にも有利である。
【0161】(変形例)この第7の実施例では、メイン
コンデンサ134に逆バイアスがかかっても、発振トラ
ンジスタ107がオンして勝手にDC/DCコンバ−タ
が起動してしまう事を防ぐ為に、整流ダイオ−ド109
の次段に起動防止用ツェナ−ダイオ−ド110を設けた
構成としているが、これに限定されるものではない。こ
れ以外に、図37に示す様に、110a又は110bの
位置に配置しても、同様の効果を得ることができる。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラの調整・テストを行うためのモ−ドを設定する設
定手段と、該設定手段により設定されたモ−ドの内容を
判別する判別手段と、前記設定手段により設定されたモ
−ドがストロボ装置を使用しないモ−ドであることが前
記判別手段にて判別されている場合には、ストロボ充電
手段の動作を禁止するストロボ制御手段とを設け、ま
た、カメラの調整・テストを行うためのモ−ドを設定す
る設定手段と、該設定手段により設定されたモ−ドの内
容を判別する判別手段と、前記ストロボ充電手段により
充電された電荷を放電する放電手段と、前記設定手段に
より設定されたモ−ドがストロボ装置を使用しないモ−
ドであることが前記判別手段にて判別されている場合に
は、前記ストロボ充電手段の動作を禁止すると共に、前
記放電手段を動作させるストロボ制御手段とを設け、ま
た、ストロボ装置の電気回路部分が外部に露出した状態
であるか否かを判別する判別手段と、該判別手段により
ストロボ装置の電気回路部分が露出していると判定され
ている場合には、前記ストロボ充電手段の動作を禁止す
るストロボ制御手段とを設け、また、ストロボ装置の電
気回路部分が外部に露出した状態であるか否かを判別す
る判別手段と、前記ストロボ充電手段により充電された
電荷を放電する放電手段と、前記判別手段によりストロ
ボ装置の電気回路部分が露出していると判定されている
場合には、前記ストロボ充電手段の動作を禁止すると共
に、前記放電手段を動作させるストロボ制御手段とを設
け、ストロボ装置を使用しないテストモ−ド時やストロ
ボ装置の電気回路部分が外部にむき出しになっている際
には、ストロボ充電を禁止したり、充電されている電荷
を放電したりするようにしている。
【0163】よって、組立・調整中に作業者が感電した
り、大電流が流れて調整工具が破損してしまうといった
事や、カメラを落したり、故意に分解したためにカメラ
使用者が感電してしまうといった事故を未然に防ぐこと
ができる。
【0164】また、測距手段からの測距情報に基づいて
ストロボ発光量及び絞り値を演算する演算手段と、スト
ロボ装置周辺の温度を測定する温度検出手段と、該温度
検出手段からの温度情報に基づいて、前記演算手段によ
って演算されたストロボ発光量或は絞り値を補正する補
正手段とを備え、また、ストロボ装置周辺の温度を測定
する温度検出手段と、ストロボ充電電圧を検出する充電
電圧検出手段と、ストロボ充電を停止させる充電停止手
段と、前記温度検出手段からの温度情報に基づいて前記
充電電圧検出手段による検出電圧を補正し、前記充電停
止手段を作動させるタイミングをずらして充電電圧を制
御する充電電圧制御手段とを備え、温度によって変化す
るストロボ発光量を、例えば常温に対する差分だけ、絞
りを閉じたり開いたり、或は、ストロボ発光量を可変し
たりすることにより制御したり、ストロボ充電電圧を変
えることによって温度によってストロボ発光量が変化し
ないようにしている。
【0165】よって、回路構成が簡単で安価であり、し
かもスペ−ス的にも有利なオ−プン制御方式の装置であ
りながら、温度によって像面光量が変化せずに常に適正
な露光量を与えることができる。
【0166】また、シャッタ秒時を遅くしたストロボ撮
影とする第1のストロボ強制発光モ−ドが設定されてい
る状態で、カメラ撮影の動作・非動作を制御するメイン
スイッチが状態変化した場合には、ストロボモ−ドを、
シャッタ秒時が所定の時間よりも遅くならないストロボ
撮影とする第2のストロボ強制発光モ−ドに初期設定す
るストロボモ−ド設定手段を設け、また、シャッタ秒時
を遅くしたストロボ撮影とする第1のストロボ強制発光
モ−ド以外のストロボモ−ドが設定されている状態で、
メインスイッチが状態変化した場合には、ストロボモ−
ドの変更を禁止する禁止手段を具備し、ストロボモ−ド
が第1のストロボ強制発光モ−ド(いわゆるスロ−シン
クロモ−ド)時である際にメインスイッチの状態変化
(オンからオフ、或は、オフからオンへ)が生じた場合
には、自動的に第2のストロボ強制発光モ−ドにし、又
前記第1のストロボ強制発光モ−ド以外のストロボモ−
ド時にメインスイッチの状態変化が生じた場合には、ス
トロボモ−ドの変更はせずに従前のままのストロボモ−
ドとしている。
【0167】よって、ストロボ撮影を失敗することを防
止すると共に、一々ストロボ発光停止モ−ドを設定する
事無しにストロボ光を使用しない撮影を実行することが
できる。
【0168】また、DC/DCコンバ−タの2次側に配
置された整流ダイオ−ドとメインキャパシタとの間に直
列であり、且つ放電管と前記メインキャパシタとの接続
間に直列とはならない位置に、DC/DCコンバ−タの
起動防止用ツェナ−ダイオ−ドを配置し、この起動防止
用ツェナ−ダイオ−ドにより、スイッチング素子が作動
した際に、メインコンデンサの充電エネルギ−がDC/
DCコンバ−タに印加されないようにしている。
【0169】よって、回路規模を大きくすることなく、
DC/DCコンバ−タの誤動作を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラの概略構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のストロボ装置の具体的な構成を示す回路
図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるテストモ−ドと
ストロボモ−ドとの関係を示す図である。
【図4】図1のカメラの電池交換時の動作を示すフロ−
チャ−トである。
【図5】図1のカメラのレリ−ズ時の動作を示すフロ−
チャ−トである。
【図6】図1のカメラの電池交換時の他の動作を示すフ
ロ−チャ−トである。
【図7】図1のカメラのレリ−ズ時の他の動作を示すフ
ロ−チャ−トである。
【図8】本発明の第2の実施例におけるカメラの概略構
成を示すブロック図である。
【図9】図8のカメラの電池交換時の動作を示すフロ−
チャ−トである。
【図10】図8のカメラのレリ−ズ時の動作を示すフロ
−チャ−トである。
【図11】図8の検出手段の一例について説明するため
のカメラの斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施例におけるカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図13】図12のストロボ装置の具体的な構成を示す
回路図である。
【図14】図13のメイコンデンサの温度特性を示す図
である。
【図15】図13のメイコンデンサの他の温度特性を示
す図である。
【図16】図13のカメラにおいて温度と充電電圧との
関係を示す図である。
【図17】図13のカメラにおいてGnoと温度との関
係を示す図である。
【図18】図13のカメラの動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図19】図13のカメラにおいて温度補正した際のG
no段数落ちと温度との関係を示す図である。
【図20】本発明の第4の実施例におけるカメラの動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図21】図20のカメラにおけるの温度と充電電圧と
の関係を示す図である。
【図22】図20のカメラにおける温度と充Gnoとの
関係を示す図である。
【図23】本発明の第4の実施例に係るストロボ調光時
のGnoと温度との関係を示す図である。
【図24】図23を正規化した図である。
【図25】本発明の第5の実施例におけるカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図26】図25のカメラの動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図27】図26の動作時における表示等の状態を説明
するための図である。
【図28】同じく図26の動作時における表示等の状態
を説明するための図である。
【図29】同じく図26の動作時における表示等の状態
を説明するための図である。
【図30】本発明の第6の実施例におけるカメラの動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図31】本発明の第6の実施例におけるカメラの他の
動作を示すフロ−チャ−トである。
【図32】図31の動作時における表示等の状態を説明
するための図である。
【図33】同じく図31の動作時における表示等の状態
を説明するための図である。
【図34】同じく図31の動作時における表示等の状態
を説明するための図である。
【図35】本発明の第7の実施例におけるストロボ装置
の構成を示す回路図である。
【図36】図35のストロボ装置の動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図37】図35の位置とは異なる位置に起動防止用ツ
ェナ−ダイオ−ドを配置した例を示す回路図である。
【符合の説明】
1 ストロボ発光手段 2 ストロボ充電手段 3 ストロボ放電手段 4 ストロボ制御手段 5,33,43 マイクロプロセッサ 6 テストモ−ド設定手段 8 検出手段 31,41 ストロボ装置 32 温度計 44 表示手段 45 メインスイッチ 107 発振トランジスタ 108 発振コイル 109 整流ダイオ−ド 110 起動防止用ツェナ−ダイオ−ド 134 メインコンデンサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ充電を行うストロボ充電手段、
    ストロボ発光管を励起して発光させるストロボ発光手段
    を有するストロボ装置を備えたカメラにおいて、カメラ
    の調整・テストを行うためのモ−ドを設定する設定手段
    と、該設定手段により設定されたモ−ドの内容を判別す
    る判別手段と、前記設定手段により設定されたモ−ドが
    前記ストロボ装置を使用しないモ−ドであることが前記
    判別手段にて判別されている場合には、前記ストロボ充
    電手段の動作を禁止するストロボ制御手段とを設けたこ
    とを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 ストロボ充電を行うストロボ充電手段、
    ストロボ発光管を励起して発光させるストロボ発光手段
    を有するストロボ装置を備えたカメラにおいて、カメラ
    の調整・テストを行うためのモ−ドを設定する設定手段
    と、該設定手段により設定されたモ−ドの内容を判別す
    る判別手段と、前記ストロボ充電手段により充電された
    電荷を放電する放電手段と、前記設定手段により設定さ
    れたモ−ドが前記ストロボ装置を使用しないモ−ドであ
    ることが前記判別手段にて判別されている場合には、前
    記ストロボ充電手段の動作を禁止すると共に、前記放電
    手段を動作させるストロボ制御手段とを設けたことを特
    徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 ストロボ充電を行うストロボ充電手段、
    ストロボ発光管を励起して発光させるストロボ発光手段
    を有するストロボ装置を備えたカメラにおいて、ストロ
    ボ装置の電気回路部分が外部に露出した状態であるか否
    かを判別する判別手段と、該判別手段により前記ストロ
    ボ装置の電気回路部分が露出していると判定されている
    場合には、前記ストロボ充電手段の動作を禁止するスト
    ロボ制御手段とを設けたことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 ストロボ充電を行うストロボ充電手段、
    ストロボ発光管を励起して発光させるストロボ発光手段
    を有するストロボ装置を備えたカメラにおいて、前記ス
    トロボ装置の電気回路部分が外部に露出した状態である
    か否かを判別する判別手段と、前記ストロボ充電手段に
    より充電された電荷を放電する放電手段と、前記判別手
    段によりストロボ装置の電気回路部分が露出していると
    判定されている場合には、前記ストロボ充電手段の動作
    を禁止すると共に、前記放電手段を動作させるストロボ
    制御手段とを設けたことを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 被写体までの距離を測定する測距手段
    と、該測距手段からの測距情報に基づいてストロボ発光
    量及び絞り値を演算する演算手段と、ストロボ装置周辺
    の温度を測定する温度検出手段と、該温度検出手段から
    の温度情報に基づいて、前記演算手段によって演算され
    たストロボ発光量或は絞り値を補正する補正手段とを備
    えたカメラ。
  6. 【請求項6】 ストロボ装置周辺の温度を測定する温度
    検出手段と、ストロボ充電電圧を検出する充電電圧検出
    手段と、ストロボ充電を停止させる充電停止手段と、前
    記温度検出手段からの温度情報に基づいて前記充電電圧
    検出手段による検出電圧を補正し、前記充電停止手段を
    作動させるタイミングをずらして充電電圧を制御する充
    電電圧制御手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 カメラ撮影の動作・非動作を制御するメ
    インスイッチを備えたカメラにおいて、シャッタ秒時を
    遅くしたストロボ撮影とする第1のストロボ強制発光モ
    −ドが設定されている状態で、前記メインスイッチが状
    態変化した場合には、ストロボモ−ドを、シャッタ秒時
    が所定の時間よりも遅くならないストロボ撮影とする第
    2のストロボ強制発光モ−ドに初期設定するストロボモ
    −ド設定手段を設けたことを特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 シャッタ秒時を遅くしたストロボ撮影と
    する第1のストロボ強制発光モ−ド以外のストロボモ−
    ドが設定されている状態で、メインスイッチが状態変化
    した場合には、ストロボモ−ドの変更を禁止する禁止手
    段を具備したことを特徴とする請求項7記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 電源電圧を昇圧するDC/DCコンバ−
    タと、該DC/DCコンバ−タにより昇圧された電圧を
    整流するダイオ−ドと、メインキャパシタと、該メイン
    キャパシタの充電エネルギ−により発光する放電管と、
    カメラからの測距情報に基づいて発光量を調整するべく
    前記放電管への充電エネルギ−を途中にて遮断する為
    の、前記放電管とは並列に配置されるスイッチング素子
    とを備えたストロボ装置において、前記DC/DCコン
    バ−タの2次側に配置された整流ダイオ−ドと前記メイ
    ンキャパシタとの間に直列であり、且つ前記放電管と前
    記メインキャパシタとの接続間に直列とはならない位置
    に、前記DC/DCコンバ−タの起動防止用ツェナ−ダ
    イオ−ドを配置したことを特徴とするストロボ装置。
JP4074092A 1992-01-31 1992-01-31 カメラ及びストロボ装置 Pending JPH05216099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4074092A JPH05216099A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 カメラ及びストロボ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4074092A JPH05216099A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 カメラ及びストロボ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05216099A true JPH05216099A (ja) 1993-08-27

Family

ID=12589033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4074092A Pending JPH05216099A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 カメラ及びストロボ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05216099A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006339149A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Koninkl Philips Electronics Nv 充電コンデンサの高速充電装置及び方法
JP2009092676A (ja) * 2001-12-26 2009-04-30 Mattson Technology Canada Inc 温度測定および熱処理方法およびシステム
US7545104B2 (en) 2001-10-31 2009-06-09 Hamamatsu Photonics K.K. Power supply circuit for flash discharge tube
US8693857B2 (en) 2007-05-01 2014-04-08 Mattson Technology, Inc. Irradiance pulse heat-treating methods and apparatus
US9279727B2 (en) 2010-10-15 2016-03-08 Mattson Technology, Inc. Methods, apparatus and media for determining a shape of an irradiance pulse to which a workpiece is to be exposed
US9482468B2 (en) 2005-09-14 2016-11-01 Mattson Technology, Inc. Repeatable heat-treating methods and apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7545104B2 (en) 2001-10-31 2009-06-09 Hamamatsu Photonics K.K. Power supply circuit for flash discharge tube
JP2009092676A (ja) * 2001-12-26 2009-04-30 Mattson Technology Canada Inc 温度測定および熱処理方法およびシステム
JP2011117979A (ja) * 2001-12-26 2011-06-16 Mattson Technology Canada Inc 温度測定および熱処理方法およびシステム
JP2006339149A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Koninkl Philips Electronics Nv 充電コンデンサの高速充電装置及び方法
US9482468B2 (en) 2005-09-14 2016-11-01 Mattson Technology, Inc. Repeatable heat-treating methods and apparatus
US8693857B2 (en) 2007-05-01 2014-04-08 Mattson Technology, Inc. Irradiance pulse heat-treating methods and apparatus
US9279727B2 (en) 2010-10-15 2016-03-08 Mattson Technology, Inc. Methods, apparatus and media for determining a shape of an irradiance pulse to which a workpiece is to be exposed

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05216099A (ja) カメラ及びストロボ装置
EP1255424B1 (en) Electronic flash device of automatic light adjusting type
JP2004165164A (ja) フラッシュ照明強度が調節可能なカメラフラッシュ回路
JP3120863B2 (ja) フラッシュ装置の充電制御装置
US5814948A (en) Flash circuit for low cost cameras
US20020181949A1 (en) Lens-fitted photo film unit with electronic flash device
US4274724A (en) Indicator circuit for auto-strobo unit
JP4250351B2 (ja) ストロボ装置
JP3464009B2 (ja) オートストロボ装置
JPS5924021Y2 (ja) 写真用閃光装置付カメラ装置
JP2805733B2 (ja) 閃光撮影装置
JPS636535A (ja) ストロボ装置
GB2123570A (en) Luminance-responsive photographic flash device
JP2641097B2 (ja) フラッシュ装置
JPS636534A (ja) ストロボ装置
JP2001242510A (ja) カメラ
JPH0128497Y2 (ja)
JPH08271949A (ja) カメラ
JPH05289149A (ja) カメラ
JPH02118533A (ja) 自動発光用トリガ信号出力装置
JP2002107799A (ja) カメラ
JPH04107438A (ja) カメラ
JPS6057829A (ja) カメラに内蔵されるフラツシユ装置
JPS5949523A (ja) カメラの制御装置
JPH10232433A (ja) ストロボユニット、及びストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット