JP2000275706A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000275706A
JP2000275706A JP11077729A JP7772999A JP2000275706A JP 2000275706 A JP2000275706 A JP 2000275706A JP 11077729 A JP11077729 A JP 11077729A JP 7772999 A JP7772999 A JP 7772999A JP 2000275706 A JP2000275706 A JP 2000275706A
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Japan
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voltage
camera
oscillation
detection signal
control unit
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JP11077729A
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English (en)
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Toshiyuki Aoki
俊之 青木
Eihiko Yasui
映彦 安井
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ装置の他励式の充電回路が正常な動
作をしない場合に速やかに動作を停止させることが可能
なカメラを実現する。 【解決手段】 昇圧トランスの1次巻線に接続された発
振素子のオン/オフ動作を制御する発振制御部1を備え
た他励発振式のストロボ装置を備えたカメラであって、
発光管Xeを発光させるための所定の電圧を検出したと
きに、発光電圧検出信号を出力する電圧検出手段50を
備え、この電圧検出手段50は、前記発光電圧よりも高
く設定された第2の電圧を検出したときに誤動作検出信
号を発振制御部のリセット端子RSTに出力する、こと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真撮影の際のカメ
ラ用照明装置であるストロボ装置を内蔵したカメラに関
し、特に、ストロボ装置の充電制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ストロボ装置の形式を大別すると、以下
のようになっている。 ・発振方式の違い 自励発振式:充電回路内に自身で発振する回路を構成す
る方式。 他励発振式:発振素子に外部からの発振制御信号を与え
る方式。 ・昇圧方式の違い フォワード式:トランス1次コイルに印加した電圧が、
1次コイルと2次コイルとの巻数比に応じて昇圧されて
2次コイルに出力される方式。 フライバック式:1次コイルに流れていた電流が遮断さ
れたときに発生する逆起電圧が、2次コイルに発生する
方式。
【0003】したがって、ストロボ装置として前記の発
振方式と昇圧方式を組み合わせたものが考えられる。な
お、従来のストロボ装置には、一般に、自励発振式でト
ランスの1次コイルに印加された電圧を1次コイルと2
次コイルとの巻数比に応じて昇圧した電圧を2次コイル
に出力するフォワード型(以下、これを、自励フォワー
ド式と呼ぶ)の昇圧回路が使用されている。
【0004】この自励フォワード式のストロボ充電回路
では、何らかの理由により充電完了時に充電動作を停止
できなかったとしても、充電電圧の上昇と共に充電電流
は減少し、かつ、終止電圧は、電池電圧と昇圧比との積
で停止する。
【0005】また、この終止電圧に達すると、充電(発
振)電圧を維持するためのフィードバックが働かなくな
るため、充電動作は微弱動作あるいは停止することにな
り、カメラとして特に問題は発生しなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年はスト
ロボ充電時間の短縮が求められており、1次巻線と2次
巻線との巻線比を大きくした昇圧トランスを使用する他
励フォワード式の充電回路の採用や、充電電力の低消費
化をはかるためにフライバック式の昇圧と他励発振回路
とを組み合わせた他励フライバック式の充電回路の採用
がなされてきている。
【0007】また、カメラの小型化に伴って容量の小さ
な小型サイズのメインコンデンサを採用するため、充電
電圧を高くするようになってきており、充電終止電圧の
設定も高くなってきている。
【0008】ところが、以上の他励式の充電方式では、
静電気による制御用マイコンの誤動作や、充電検出回路
の未接続により充電電圧が無管理状態に陥ったりした場
合に、前述の自励フォワード式の充電回路とは異なっ
て、大きな消費電流が流れたままになってしまううえ
に、充電終止電圧が従来より高く設定されていることに
よって電池発熱や異常高電圧によるメインコンデンサの
破裂を引き起こすおそれがある。
【0009】本発明は上記技術的課題に鑑みてなされた
ものであって、ストロボ装置の他励式の充電回路が正常
な動作をしない場合に速やかに動作を停止させることが
可能なカメラを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の発
明は、昇圧トランスの1次巻線に接続された発振素子の
オン/オフ動作を制御する発振制御部を備えた他励発振
式のストロボ装置を備えたカメラであって、発光管を発
光させるための所定の電圧を検出したときに、発光電圧
検出信号を出力する電圧検出手段を備え、この電圧検出
手段は、前記発光電圧よりも高く設定された第2の電圧
を検出したときに誤動作検出信号を出力する、ことを特
徴とするカメラである。
【0011】ここで、第2の電圧とは、通常の充電によ
っては達しない範囲の電圧の下限を意味している。この
発振制御部を備えた他励発振式のストロボ装置を備えた
カメラの発明では、電圧検出手段は、発光のための所定
の電圧を検出したときに発光電圧検出信号を出力し、発
光電圧よりも高い第2の電圧を検出したときに誤動作検
出信号を出力する。
【0012】したがって、上記誤動作検出信号を用いる
ことで、ストロボ装置の他励式の充電回路が正常な動作
をしない場合に速やかに動作を停止させることが可能に
なる。
【0013】(2)請求項2記載の発明は、前記発振制
御部は動作初期化のためのリセット端子を備え、前記電
圧検出手段は前記誤動作検出信号を前記リセット端子に
供給する、ことを特徴とする請求項1記載のカメラであ
る。
【0014】この発振制御部を備えた他励発振式のスト
ロボ装置を備えたカメラの発明では、電圧検出手段は、
発光のための所定の電圧を検出したときに発光電圧検出
信号を出力し、発光電圧よりも高い第2の電圧を検出し
たときに誤動作検出信号を出力する。そして、この誤動
作検出信号を発振制御部のリセット端子に供給する。
【0015】したがって、上記誤動作検出信号を用いる
ことで、ストロボ装置の他励式の充電回路が正常な動作
をしない場合には、発振制御部をリセットすることで速
やかに動作を停止させることが可能になる。
【0016】(3)請求項3記載の発明は、前記発振制
御部以外にカメラの動作を制御するためにリセット端子
を備えた制御部を備え、前記電圧検出手段は、前記制御
部と前記発振制御部との両方のリセット端子に前記誤動
作検出信号を供給する、ことを特徴とする請求項1記載
のカメラである。
【0017】この発振制御部を備えた他励発振式のスト
ロボ装置を備えたカメラの発明では、電圧検出手段は、
発光のための所定の電圧を検出したときに発光電圧検出
信号を出力し、発光電圧よりも高い第2の電圧を検出し
たときに誤動作検出信号を出力する。そして、この誤動
作検出信号を、発振制御部とカメラの制御部との両方の
リセット端子に供給する。
【0018】したがって、上記誤動作検出信号を用いる
ことで、ストロボ装置の他励式の充電回路が正常な動作
をしない場合には、発振制御部とカメラの制御部とをリ
セットすることで速やかに各部の動作を停止させること
が可能になる。
【0019】(4)請求項4記載の発明は、カメラの電
池から電源供給を受ける他励発振式のストロボ装置を備
えたカメラであって、カメラの電池からストロボ装置の
発振回路までの電源供給経路中に、電流値が所定の条件
を超えた際に導通を遮断する遮断手段を備えた、ことを
特徴とするカメラである。
【0020】ここで、導通を遮断するとは、導通を完全
に絶つことだけでなく、発振回路の抵抗値よりも高い抵
抗値によって電流値を制限することも含むものとする。
この他励発振式のストロボ装置を備えたカメラの発明で
は、カメラの電池からストロボ装置の発振回路までの電
源供給経路中に設けられた遮断手段が、電流値が所定の
条件を超えた際に導通を遮断するため、ストロボ装置へ
の電流の供給が停止される。
【0021】したがって、ストロボ装置の他励式の充電
回路が正常な動作をしない場合に速やかに動作を停止さ
せることが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
詳細に説明する。 <第1の実施の形態例>まず、図1を参照して本実施の
形態例のストロボ装置を備えたカメラの構成について説
明する。
【0023】この図1は本発明の実施の形態のカメラに
ついてストロボ装置を中心にした電気的な概略構成を示
す機能ブロック図である。従って、ストロボ装置以外の
既知の回路については省略してある。
【0024】この図1に示す本実施の形態例におけるカ
メラは、他励発振でフライバック式の充電回路を組み合
わせて用いる他励フライバック式のストロボ装置を一例
として示しているが、他励発振でフォワード式の充電回
路において本発明を適用することも可能である。
【0025】ここで、1はストロボ装置やカメラ各部
(図示せず)の動作を制御する制御手段としてのCPU
であり、ストロボ充電のための発振制御、充電完了の際
の発振停止制御、および発光制御を行うものである。
【0026】5は電源電圧を供給するための電源電池で
あり、カメラ各部(図示せず)や本実施の形態例のスト
ロボ装置に対して電源を供給するものである。10は本
実施の形態例のカメラ内蔵のストロボ装置である。20
および21は電源コンデンサであり、電源電池5と並列
となるように接続されている。この電源コンデンサ20
と21との少なくとも一方は、電源電池5の内部抵抗と
電源電池5からの電源供給の際の線路抵抗との加算値よ
りも低インピーダンスであることが望ましい。なお、こ
こでは電解コンデンサ20と21とで並列接続している
が、単一の低インピーダンスの電解コンデンサで構成し
てもよい。
【0027】30は制御入力端子GにCPU1から供給
される制御信号に基づいて、後述する1次コイルに供給
する電流をオン/オフするスイッチング素子である。こ
のスイッチング素子30は、望ましくは、低電圧駆動で
あり、かつ、電源電池5の内部抵抗と電源電池5からの
電源供給の際の線路抵抗との加算値よりもオン抵抗が低
い電圧制御素子(FET)であることがが望ましい。
【0028】T1は1次巻線Pに発生するフライバック
パルスを昇圧して2次巻線Sに出力するフライバックト
ランスであり、1次巻線Pはスイッチング素子30と直
列に接続されている。
【0029】DはフライバックトランスTの2次巻線S
に発生するフライバックパルスを整流する整流ダイオー
ドであり、端子間容量が小さい素子であることが望まし
い。40は整流ダイオードDにより整流された電流をス
トロボ発光のために蓄積するメインコンデンサである。
【0030】50はメインコンデンサ40の充電電圧の
検出を行う電圧検出手段であり、ツェナーダイオードZ
Dと分圧抵抗群51〜53とトランジスタ54・55に
より構成されるものであって、複数段階の電圧を検出す
ることが可能に構成されている。
【0031】ここでは、2段階の電圧を検出する例を示
しており、キセノンランプを発光させるために必要な所
定の電圧(第1の電圧)に達したときにトランジスタ5
4がオン状態になり、コレクタがHレベルからLレベル
に変化する。
【0032】また、発光電圧よりも高く設定された第2
の電圧に達したときにトランジスタ55がオン状態にな
り、コレクタがHレベルからLレベルに変化する。な
お、ここで、第2の電圧とは、通常の充電によっては達
しない範囲の電圧の下限になるように、分圧抵抗分51
〜53の抵抗値を選択する。
【0033】例えば、第1の電圧が300Vである場合
に、第2の電圧は350V程度に設定する。また、第2
の電圧については、第1の電圧に50V程度を加算した
値、または、第1の電圧の1.2倍程度に設定してもよ
い。
【0034】なお、第1の電圧は充電電圧検出結果とし
て、CPU1の充電電圧検出端子FULLに供給され
る。また、第2の電圧の検出結果は、誤動作差検出信号
として、CPU1のリセット端子RSTに供給される。
【0035】60は発光部であるキセノンランプXeを
発光させるためのトリガ回路であり、サイリスタSCR
とトランスT2などにより構成されている。なお、サイ
リスタSCRに対しては、発光させるタイミングで、C
PU1からのトリガ信号TRGが印加される。
【0036】なお、CPU1にはパルス出力端子SWが
存在しており、このパルス出力端子からの制御信号がス
イッチング素子30の制御入力端子Gに供給されてい
る。以上のような構成のストロボ装置を内蔵したカメラ
では、ストロボ充電が必要とCPU1が判断したときに
は、パルス出力端子SWからパルス状の制御信号が出力
される。このパルス状の制御信号によりスイッチング素
子30がオン/オフをくり返し、このときに発生するフ
ライバックパルスがダイオードDで整流されてメインコ
ンデンサ40に充電される。
【0037】このメインコンデンサ40の充電電圧は電
圧検出手段50が監視している。すなわち、充電開始初
期はオフ状態になっているトランジスタ54は、メイン
コンデンサ40の充電電圧がキセノンランプを発光させ
るために必要な所定の電圧(第1の電圧)に達したとき
にオン状態になる。これにより、トランジスタ54のコ
レクタがHレベルからLレベルに変化する。
【0038】この変化を充電電圧検出端子FULLで検
知したCPU1は、正常状態では、パルス出力端子SW
からパルス状の制御信号の出力を停止させることで、メ
インコンデンサ40への充電を停止させる。
【0039】しかし、静電気によるCPU1の誤動作、
充電電圧検出端子FULLへの配線未接続、充電電圧検
出端子FULLのポートの故障、充電電圧検出手段50
のトランジスタ54の故障などの理由で充電電圧が無管
理状態に陥った場合に、パルス出力端子SWからの制御
信号を停止できないため、大きな消費電流が流れたまま
になってしまう。
【0040】そのような場合、メインコンデンサ40の
充電電圧はさらに上昇し続ける。そして、前記第1の電
圧より高い第2の電圧に達した時点で、それまではオフ
状態になっているトランジスタ55がオン状態になる。
これにより、トランジスタ55のコレクタがHレベルか
らLレベルに変化する。
【0041】そして、この第2の電圧の検出結果は誤動
作差検出信号としてCPU1のリセット端子RSTに供
給されているため、第2の電圧が検出された時点でCP
U1はリセットされる。
【0042】この結果、CPU1は初期化されて初期状
態に戻り、パルス出力端子SWからの制御信号も停止す
る。よって、充電電圧の上昇も停止する。すなわち、ス
トロボ装置の他励式の充電回路が正常な動作をしない場
合に速やかに動作を停止させることが可能になる。
【0043】<第2の実施の形態例>図2を参照して本
実施の第2の実施の形態例のストロボ装置を備えたカメ
ラの構成について説明する。
【0044】この図2は本発明の実施の形態のカメラに
ついてストロボ装置を中心にした電気的な概略構成を示
す機能ブロック図である。従って、ストロボ装置以外の
既知の回路については省略してある。また、第1の実施
の形態例の図1と同一物については同一番号を付してあ
り、重複した説明は省略する。
【0045】この第2の実施の形態例のカメラでは、カ
メラ全体の各部を制御するメインCPU3と、メインC
PU3により制御されつつストロボ装置5の制御用のサ
ブCPU4とを備えて構成されている。
【0046】ここで、サブCPU4は、パルス出力によ
ってストロボ装置の発振を制御する働きをしている。な
お、この発振制御については、メインCPU3からの指
示コマンドを受けて、サブCPU4がストロボの制御を
実行する。
【0047】また、この実施の形態例では、メインCP
U3もサブCPU4も共に、リセット端子RSTを備え
ているものとする。そして、第2の電圧を検出するトラ
ンジスタ55からの誤動作検出結果は、メインCPU3
とサブCPU4の両方のリセット端子RSTに供給され
ている。
【0048】以上のような構成のストロボ装置を内蔵し
たカメラでは、ストロボ充電が必要とメインCPU3が
判断したときには、サブCPU4のパルス出力端子SW
からパルス状の制御信号が出力される。このパルス状の
制御信号によりスイッチング素子30がオン/オフをく
り返し、このときに発生するフライバックパルスがダイ
オードDで整流されてメインコンデンサ40に充電され
る。
【0049】このメインコンデンサ40の充電電圧は電
圧検出手段50が監視している。すなわち、充電開始初
期はオフ状態になっているトランジスタ54は、メイン
コンデンサ40の充電電圧がキセノンランプを発光させ
るために必要な所定の電圧(第1の電圧)に達したとき
にオン状態になる。これにより、トランジスタ54のコ
レクタがHレベルからLレベルに変化する。
【0050】この変化を充電電圧検出端子FULLで検
知したサブCPU4は、正常状態では、パルス出力端子
SWからパルス状の制御信号の出力を停止させること
で、メインコンデンサ40への充電を停止させる。
【0051】しかし、静電気によるメインCPU4また
はサブCPU4の誤動作、充電電圧検出端子FULLへ
の配線未接続、充電電圧検出端子FULLのポートの故
障、充電電圧検出手段50のトランジスタ54の故障な
どの理由で充電電圧が無管理状態に陥った場合に、パル
ス出力端子SWからの制御信号を停止できないため、大
きな消費電流が流れたままになってしまう。
【0052】そのような場合、メインコンデンサ40の
充電電圧はさらに上昇し続ける。そして、前記第1の電
圧より高い第2の電圧に達した時点で、それまではオフ
状態になっているトランジスタ55がオン状態になる。
これにより、トランジスタ55のコレクタがHレベルか
らLレベルに変化する。
【0053】そして、この第2の電圧の検出結果は誤動
作差検出信号として、メインCPU3とサブCPU4と
の両方のリセット端子RSTに供給されているため、第
2の電圧が検出された時点でメインCPU3とサブCP
U4とはリセットされる。
【0054】この結果、両方のCPUは初期化されて初
期状態に戻り、パルス出力端子SWからの制御信号も停
止する。また、カメラ全体の制御を行うメインCPU3
も初期化される。従って、カメラ全体が初期状態にな
る。すなわち、ストロボ装置の他励式の充電回路が正常
な動作をしない場合に速やかに動作を停止させることが
可能になる。
【0055】<第3の実施の形態例>図3を参照して本
実施の第3の実施の形態例のストロボ装置を備えたカメ
ラの構成について説明する。
【0056】この図3は本発明の実施の形態のカメラに
ついてストロボ装置を中心にした電気的な概略構成を示
す機能ブロック図である。従って、ストロボ装置以外の
既知の回路については省略してある。また、第1の実施
の形態例の図1と同一物については同一番号を付してあ
り、重複した説明は省略する。
【0057】ここでは、電源電池5からストロボ装置1
0の発振回路までの電源供給経路中に、電流値が所定の
条件を超えた際に導通を遮断する遮断手段6を備えたこ
とを特徴としている。
【0058】なお、ここで「電流値が所定の条件を超え
た」とは、通常の条件で流れる電流値を超えた範囲の電
流値を意味する。また、ここで「導通を遮断する」と
は、導通を完全に絶つことや無限大の抵抗値を有するこ
とだけでなく、発振回路の抵抗値よりも高い抵抗値を有
することによって電流値を制限することも含むものとす
る。
【0059】従って、電流値に応じて導通を絶つ手段と
してはヒューズなどが該当し、電流値に応じて高い抵抗
値を有する手段としては導電性ポリマ材の過電流保護素
子などが該当する。
【0060】このような構成によれば、カメラの電池か
らストロボ装置の発振回路までの電源供給経路中に設け
られた遮断手段が、電流値などが所定の条件を超えた際
に導通を遮断するため、ストロボ装置への電流の供給が
停止される。
【0061】したがって、ストロボ装置の他励式の充電
回路が正常な動作をしない場合に速やかに動作を停止さ
せることが可能になる。また、この図3では、単独のC
PU1を用いた場合を例示しているが、図2のような2
つのCPUを用いた回路についても適用することが可能
である。
【0062】<その他の実施の形態例>以上の第1〜第
3の実施の形態例では他励発振式のフライバック制御の
発振回路を備えたストロボ装置を用いて説明を行ったが
これに限定されるものではない。すなわち、他励発振式
のフォワード制御の発振回路を備えたストロボ装置を用
いたものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、電圧
検出手段は、発光のための所定の電圧を検出したときに
発光電圧検出信号を出力し、発光電圧よりも高い第2の
電圧を検出したときに誤動作検出信号を出力する。した
がって、上記誤動作検出信号を用いることで、ストロボ
装置の他励式の充電回路が正常な動作をしない場合に速
やかに動作を停止させることが可能になる。
【0064】また、本発明では、電圧検出手段は、発光
のための所定の電圧を検出したときに発光電圧検出信号
を出力し、発光電圧よりも高い第2の電圧を検出したと
きに誤動作検出信号を出力する。そして、この誤動作検
出信号を発振制御部のリセット端子に供給する。したが
って、上記誤動作検出信号を用いることで、ストロボ装
置の他励式の充電回路が正常な動作をしない場合には、
発振制御部をリセットすることで速やかに動作を停止さ
せることが可能になる。
【0065】また、本発明では、電圧検出手段は、発光
のための所定の電圧を検出したときに発光電圧検出信号
を出力し、発光電圧よりも高い第2の電圧を検出したと
きに誤動作検出信号を出力する。そして、この誤動作検
出信号を、発振制御部とカメラの制御部との両方のリセ
ット端子に供給する。したがって、上記誤動作検出信号
を用いることで、ストロボ装置の他励式の充電回路が正
常な動作をしない場合には、発振制御部とカメラの制御
部とをリセットすることで速やかに各部の動作を停止さ
せることが可能になる。
【0066】また、本発明では、カメラの電池からスト
ロボ装置の発振回路までの電源供給経路中に設けられた
遮断手段が、電流値が所定の条件を超えた際に導通を遮
断するため、ストロボ装置への電流の供給が停止され
る。したがって、ストロボ装置の他励式の充電回路が正
常な動作をしない場合に速やかに動作を停止させること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例で使用するストロ
ボ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態例で使用するストロ
ボ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態例で使用するストロ
ボ装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 5 電源電池 10 ストロボ装置 20 電源コンデンサ 30 スイッチング素子 40 メインコンデンサ 50 パルス検出部 60 テーブル T フライバックトランス D 整流ダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧トランスの1次巻線に接続された発
    振素子のオン/オフ動作を制御する発振制御部を備えた
    他励発振式のストロボ装置を備えたカメラであって、 発光管を発光させるための所定の電圧を検出したとき
    に、発光電圧検出信号を出力する電圧検出手段を備え、 この電圧検出手段は、前記発光電圧よりも高く設定され
    た第2の電圧を検出したときに誤動作検出信号を出力す
    る、ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記発振制御部は動作初期化のためのリ
    セット端子を備え、 前記電圧検出手段は前記誤動作検出信号を前記リセット
    端子に供給する、ことを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記発振制御部以外にカメラの動作を制
    御するためにリセット端子を備えた制御部を備え、 前記電圧検出手段は、前記制御部と前記発振制御部との
    両方のリセット端子に前記誤動作検出信号を供給する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 カメラの電池から電源供給を受ける他励
    発振式のストロボ装置を備えたカメラであって、 カメラの電池からストロボ装置の発振回路までの電源供
    給経路中に、電流値が所定の条件を超えた際に導通を遮
    断する遮断手段を備えた、ことを特徴とするカメラ。
JP11077729A 1999-03-23 1999-03-23 カメラ Pending JP2000275706A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7915835B2 (en) 2007-04-10 2011-03-29 Sony Corporation Imaging apparatus, strobe device, and charging-control method

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