JP2003158877A - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置

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JP2003158877A
JP2003158877A JP2001353159A JP2001353159A JP2003158877A JP 2003158877 A JP2003158877 A JP 2003158877A JP 2001353159 A JP2001353159 A JP 2001353159A JP 2001353159 A JP2001353159 A JP 2001353159A JP 2003158877 A JP2003158877 A JP 2003158877A
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voltage
power failure
capacitor
power supply
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JP2001353159A
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Shingo Ueno
真吾 上野
Mutsuo Ishikawa
睦雄 石川
Kiyoto Yasui
清人 安井
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NIWA DENKI KK
Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
NIWA DENKI KK
Origin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向の安定した大きなトルクを得ることの
できる樹脂成形型のトルク伝達部材を提供すること。 【解決手段】 降圧コンバータ3と、この降圧コンバー
タの出力側に接続されるコンデンサ4と、その両端に入
力端子が結合されるDC−DCコンバータ5とを備えた
直流電源装置において、商用交流入力側で停電が生じた
とき、商用交流電力の停電を示す停電検出信号を受けて
降圧コンバータ3はオフし、DC−DCコンバータ5は
そのまま動作してコンデンサ4に充電されたエネルギー
を負荷7に供給することにより負荷電圧の落ち込みを無
くし、前記商用交流入力が回復したときには、降圧コン
バータ3は突入電流が流れるのを防止する突入電流防止
機能を働かせながら動作を再開する直流電源装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、直列接続された降
圧コンバータとDC−DCコンバータとこれらの間に接
続されたフィルタ用コンデンサを備えた直流電源に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 通信用の電源として用いられる従来の
直流電源装置の1例を図6により説明すると、商用交流
電源1の商用交流電圧を安定化された直流電圧に変換す
る直流電源2は、力率を向上させるための降圧コンバー
タ3’からなる力率改善回路と、その出力端子間に接続
されたフィルタ用コンデンサ4と、安定化された直流電
圧を出力するDC−DCコンバータ5とその出力端子間
に接続されたバックアップコンデンサ6とからなる。商
用交流電源が正常な場合には、整流器2は負荷7に給電
を行いながら、その直流出力端子8、9間に接続された
蓄電池10を充電している。このような正常な運転状態
において、落雷などによって商用交流電源系に停電が生
じたとすると、商用交流電源ラインに設けられた停電・
停電回復検出回路11がその停電を検出し、停電検出信
号Sgを降圧コンバータ3とDC−DCコンバータ5と
の双方に同時に与え、これらは同時に停止する。つま
り、整流器2は動作を停止する。以後、図示しない商用
交流電源が復帰するまで蓄電池10から直流電力を負荷
7に供給する。
【0003】 次に、商用電力系の停電が回復すると、
停電・停電回復検出回路11が停電回復を検出し、停電
回復検出信号を降圧コンバータ3’に与えると同時に、
DC−DCコンバータ5にも与える。これに伴い、降圧
コンバータ3’とDC−DCコンバータ5はほぼ同時に
動作を再開する。このとき、フィルタ用コンデンサ4に
充電されたエネルギーはほとんど停電前の値に維持され
ているから、突入電流が流れるおそれは無く、降圧コン
バータ3’もDC−DCコンバータ5も通常の動作状態
に入れる。このような従来の直流電源にあっては、停電
回復時における突入電流の防止対策を施す必要が無いと
いう効果を有していた。したがって、降圧コンバータ
3’は停電回復時にソフトスタート起動機能、又は突入
電流防止機能を働かせる機能を備える必要は無かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ように商用交流電源の停電と同時に直流電源2が完全に
動作停止となるため、バックアップコンデンサ6が無け
れば負荷電圧が短時間だけ急低下する負荷電圧落ち込み
現象が生じる。この負荷電圧落ち込み現象は、停電発生
前では蓄電池10の充電が行われており、停電発生後は
放電動作を行うのであるが、直流出力端子8、9と蓄電
池10間における配線のインダクタンスや蓄電池自身の
インピーダンスなどに起因して発生する。つまり、充放
電の切り替わりには短時間要し、配線の長さなどによっ
て異なるが、負荷電圧落ち込み現象が生じる切り替わり
時間は、例えば数ミリ秒から7−8ミリ秒程度である。
この負荷電圧落ち込み現象は、負荷によっては避けなけ
ればならない。
【0005】 これを防ぐのが、バックアップコンデン
サ6であり、その充放電切り替わり時間にはバックアッ
プコンデンサ6に充電されているエネルギーが負荷7に
放電されるので、負荷電圧落ち込み現象はほとんど発生
しない。この場合、バックアップコンデンサ6のエネル
ギーは直接放電されるために、容量の大きなコンデンサ
が必要とされ、コストアップを招来すると同時に、装置
の小型軽量化を妨げる大きな要因となっていた。
【0006】 本発明はこのような従来の問題点を解決
することを目的にし、従来用いていたバックアップコン
デンサを除去し、充放電切り替わり時間には降圧コンバ
ータからなる力率改善回路とDC−DCコンバータとの
間に接続されたフィルタ用コンデンサに充電された電気
エネルギーを利用して、負荷電圧が落ち込むのを防止し
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この発明の請求項1は
前記課題を解決するため、商用交流電圧を整流すると共
にその整流された電圧を降圧する降圧コンバータと、こ
の降圧コンバータの出力側に接続されるコンデンサと、
そのコンデンサの両端に入力端子が結合されるDC−D
Cコンバータとを備えた直流電源装置において、商用交
流入力側で停電が生じたとき、商用交流電力の停電を示
す停電検出信号を受けて前記降圧コンバータはオフし、
前記DC−DCコンバータはそのままパルス幅制御動作
を行って前記コンデンサに充電されたエネルギーを負荷
に供給することにより負荷電圧保持時間を確保し、前記
商用交流入力が回復したときには、前記降圧コンバータ
は突入電流が流れるのを防止する突入電流防止機能を働
かせながら動作を再開する直流電源装置を提供する。
【0008】 この発明の請求項2は前記課題を解決す
るため、請求項1において、前記DC−DCコンバータ
は前記コンデンサの両端の電圧が動作を保持できる下限
値に低下するまで動作する直流電源装置を提供する。
【0009】 この発明の請求項3は前記課題を解決す
るため、請求項1において、前記DC−DCコンバータ
は、前記降圧コンバータが停止した後、予め決めた時間
の後で停止する直流電源装置を提供する。
【0010】 この発明の請求項4は前記課題を解決す
るため、請求項1において、前記DC−DCコンバータ
は前記コンデンサの両端の電圧を検出する電圧検出回路
と、基準電源と、前記電圧検出回路の検出電圧と前記基
準電源の基準電圧とを比較する比較回路とを含む制御部
を備え、前記検出電圧が前記基準電源よりも小さくなる
とき、前記DC−DCコンバータをオフさせる直流電源
装置を提供する。
【0011】 この発明の請求項5は前記課題を解決す
るため、請求項1において、前記コンデンサは前記DC
−DCコンバータの出力電圧よりも高い電圧値まで充電
されることを特徴とする直流電源装置を提供する。
【0012】 この発明の請求項6は前記課題を解決す
るため、商用交流電圧を整流すると共にその整流された
電圧を昇圧する昇圧コンバータ回路と、その昇圧コンバ
ータ回路の出力側に接続される突入電流防止回路と、そ
の突入電流防止回路の出力側に接続されるコンデンサ
と、そのコンデンサの両端に入力端子が結合されるDC
−DCコンバータとを備えた直流電源装置において、商
用交流入力側で停電が生じたとき、商用交流電力の停電
を示す停電検出信号を受けて前記昇圧コンバータ回路は
オフし、前記DC−DCコンバータはそのままパルス幅
制御動作を行って前記コンデンサに充電されたエネルギ
ーを負荷に供給することにより負荷電圧保持時間を確保
し、前記商用交流入力が回復したときには、前記突入電
流防止回路の電流制限機能を働かせた後に、昇圧コンバ
ータ回路を動作させる直流電源装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】 先ず、図1により本発明に係る
直流電源装置の一実施例について説明する。この直流電
源装置の特徴は、バックアップコンデンサを除去し、商
用交流電源の停電時には、停電即座に降圧コンバータ3
を停止させ、DC−DCコンバータ5だけ動作をしばら
く継続させて、その入力側のコンデンサ4の電気エネル
ギーを負荷に供給することにより、負荷電圧が落ち込む
のを防ぐところにある。通常、コンデンサ4の電圧はD
C−DCコンバータ5の出力電圧よりもかなり高いの
で、エネルギーの面でDC−DCコンバータ5の出力電
圧に充電されるバックアップコンデンサに比べて、大幅
に有利である。
【0014】 図1において、図6で示した記号と同一
の記号は相当する部材を示すものとし、この発明で用い
る降圧コンバータ3は停電・停電回復検出器11から停
電回復検出信号を受けるときにはソフトスタート起動、
つまり予め決められた最小のオンパルス幅から徐々にオ
ンパルス幅が大きくなる起動方法で動作を開始する。
【0015】 力率改善回路としての降圧コンバータ3
の主回路構成は極く一般的なものであり、例えば図5に
示すような構成のものである。この降圧コンバータ3は
整流器3a、IGBT又はFETのようなスイッチング
半導体素子3b、コンデンサ4とLCフィルタを構成す
るインダクタ3c、及びフライホイールダイオード3d
からなり、スイッチング半導体素子3bのデューティサ
イクルに対応する電圧が出力され、コンデンサ4に充電
される。したがって、スイッチング半導体素子3bのデ
ューティサイクルが低いほどコンデンサ4の充電電圧は
低くなり、つまり降圧できる。また、降圧コンバータ3
は一般的にソフトスタート起動、つまり予め決められた
最小のオンパルス幅から徐々にオンパルス幅が大きくな
るように起動する機能を有しているが、従来の場合には
停電回復時にはソフトスタート起動を行う技術思想は無
かった。この実施例の降圧コンバータ3の特徴は、停電
・停電回復検出器11から停電回復検出信号を受けると
きには、その制御回路が有しているソフトスタート機能
が作動し、ソフトスタート起動するところにあり、この
ことが後で述べるように、停電回復時に突入電流が流れ
るのを防止する。なお、DC−DCコンバータ5は極く
一般的なものであり、図示しないが、インバータ回路と
整流回路とフィルタ回路とからなる。
【0016】 次に図2を用いて動作について説明する
と、商用交流電源系が正常の場合には、停電・停電回復
検出回路11は停電検出信号Sgを発生しないので、降
圧コンバータ3とDC−DCコンバータ5は双方とも定
常の動作を行う。この状態では、降圧コンバータ3によ
りコンデンサ4は商用交流電圧よりも低い電圧に充電さ
れ、DC−DCコンバータ5はコンデンサ4の電圧を入
力電圧として安定化された所定の値の直流電圧を出力す
る。この直流電圧は負荷7に供給されると共に、蓄電池
10にも印加される。
【0017】 このように直流電源が正常に動作してい
る状態で、時刻t1で落雷などにより商用交流電源系に
停電が生じたとすると、停電・停電回復検出回路11は
停電検出信号Sgを発生し、停電検出信号Sgは降圧コ
ンバータ3だけに与えられる。この停電検出信号Sgを
受けると、直ぐに降圧コンバータ3は動作を停止する
が、DC−DCコンバータ5はコンデンサ4の電圧が所
定の電圧値に低下するまで動作を続ける。つまり停電後
でも、DC−DCコンバータ5はコンデンサ4の電圧を
入力電圧としてパルス幅制御動作を行い、直流出力電圧
の低下を防ごうと動作する。停電直後のDC−DCコン
バータ5の出力電圧と蓄電池の端子電圧は停電直前の電
圧値に実質的に等しいが、コンデンサ4は通常のフィル
タ用コンバータと同程度の容量のものであるので、その
端子電圧はミリ秒のオーダでみても比較的急な勾配で降
下するため、DC−DCコンバータ5はオン幅を広げて
行って設定電圧を維持しようと動作する。
【0018】 時刻t2でDC−DCコンバータ5が設
定電圧を維持しきれなくなくなり、その直流出力電圧が
降下を始め、これに伴い出力電流も減少を始めると、蓄
電池10から流れだす電流が増加を始める。その時点が
蓄電池10の前述した充放電切替え時間と同程度、又は
充放電切替え時間が経過していれば、負荷電圧は瞬間的
にもほとんど低下することなく、蓄電池10から負荷7
へ給電を開始することになる。したがって、コンデンサ
4の容量は商用電力の停電時に、前述した充放電切替え
時間と同程度の間はDC−DCコンバータ5が設定電圧
をほぼ維持できる程度の大きさが好ましいが、停電時の
出力特性を従来よりも改善できるという面ではコンデン
サ4の容量はそれよりも小さくても良い。
【0019】 その停電が1ミリ秒以下の瞬断、あるい
はそれよりも長い場合でも、停電が回復すると、停電・
停電回復検出回路11は停電回復検出信号Shを降圧コ
ンバータ3に供給する。降圧コンバータ3は停電検出信
号Sgを受けて動作を一旦停止し、停電回復検出信号S
hを受けて動作を再開するときには、必ずソフトスター
ト機能が働く。
【0020】 このことは、図示しない入力スイッチを
遮断して動作を停止させ、次にその入力スイッチを接続
して直流電源装置の動作を再開させる場合にも同様であ
る。したがって、停電時にコンデンサ4がほとんど放電
されてその電圧がかなり低い値になっていたとしても、
降圧コンバータ3のソフトスタート動作により回路に過
大な電流が流れることはない。そして、コンデンサ4が
所定の電圧まで充電されると、DC−DCコンバータ5
は動作を再開し、DC−DCコンバータ5の出力電圧が
蓄電池10の電圧よりも高ければ、DC−DCコンバー
タ5が負荷7に給電すると共に、蓄電池10に充電電力
を供給する。
【0021】 したがって、この実施例では特に回路部
品を追加することなく、商用交流電力の停電時に、負荷
電圧の落ち込みを小さく抑える、あるいは実質的に負過
電圧の落ち込みを防止することができ、また停電回復時
に降圧コンバータ3とDC−DCコンバータ5間のコン
デンサ4の電圧が非常に低い電圧値になっていたとして
も、降圧コンバータ3のソフトスタート動作により過大
な電流が流れるを確実に防止することができる。
【0022】 次に、図3により本発明に係る直流電源
の第2の実施例について説明する。図3において、図1
で示した記号と同じ記号の部材は図1の部材に相当する
ものとする。この実施例では、停電・停電回復検出回路
11からの停電検出信号Sgと停電回復検出信号Sh
が、時間遅延回路又はタイマのような時間設定回路12
を通してDC−DCコンバータ5に与えられ、商用交流
電力が停電すると、降圧コンバータ3は直ぐに動作を停
止するが、DC−DCコンバータ5は時間設定回路12
で設定された時間が経過するまで動作を続け、しかる後
に動作を停止するところに特徴がある。
【0023】 商用交流電源系が正常の場合は図1で示
した実施例の動作と同様であるので説明を省略する。次
に、商用交流電源系に停電が生じたとすると、停電・停
電回復検出回路11は停電検出信号Sgを発生し、停電
検出信号Sgは降圧コンバータ3に与えられると同時
に、時間設定回路12を通してDC−DCコンバータ5
に与えられる。この停電検出信号Sgを受けると直ぐに
降圧コンバータ3は動作を停止する。しかし、DC−D
Cコンバータ5は時間設定回路12の予め設定された時
間が経過するまでは停電検出信号Sgを受けないので、
降圧コンバータ3が動作を停止しても、DC−DCコン
バータ5はコンデンサ4の電圧を入力電圧として動作
し、直流出力電圧を維持する。そして、時間設定回路1
2の予め設定された時間が経過すると、DC−DCコン
バータ5は停電検出信号Sgを受けて動作を停止する。
この間のDC−DCコンバータ5の働き、効果などにつ
いては前述のとおりであるので、説明を省略する。
【0024】 そして、商用交流電源系が復帰すると、
停電・停電回復検出回路11は停電回復検出信号Shを
降圧コンバータ3に供給すると同時に、時間設定回路1
2を通してDC−DCコンバータ5に与える。降圧コン
バータ3は停電検出信号Sgを受けて動作を一旦停止
し、停電回復検出信号Shを受けて動作を再開するとき
には、必ずソフトスタート起動機能が働くので、停電回
復時には徐々にそのスイッチング素子のオン幅を広げて
行き、過大な電流が流れるのを防ぐ。一方、DC−DC
コンバータ5は時間設定回路12の予め設定された時間
が経過すると安定に動作を再開する。したがって、この
実施例でも回路部品をほとんど追加することなく、商用
交流電力の停電時に、負荷電圧の落ち込みを小さく抑え
る、あるいは実質的に負過電圧の落ち込みを防止するこ
とができる。
【0025】 次に、図4により本発明の第3の実施例
について説明を行う。図4において、図1又は図3で示
した記号と同一の記号は相当する部材を示すものとし、
13はフィルタコンデンサとして備えられているコンデ
ンサ4の端子間の電圧を検出する電圧検出器、14はコ
ンデンサ4の許容される最低電圧に対応する基準電圧を
呈する基準源、15は電圧検出器13の検出電圧と基準
源14の基準電圧とを比較し、検出電圧が基準電圧以下
になるとき信号を出力する比較回路、16は停電・停電
回復検出器11から停電検出信号を受けると共に、比較
回路15から信号を受けるとき、停止信号をDC−DC
コンバータ5に与えるAND回路である。
【0026】 次に動作について説明するが、商用交流
電源系が正常の場合には前記実施例と同じであるので、
説明を省略する。落雷などにより商用交流電源系に停電
が生じたとすると、停電・停電回復検出回路11は停電
検出信号Sgを発生し、停電検出信号Sgは降圧コンバ
ータ3に与えられると同時に、AND回路16の一方の
入力に与えられる。この停電検出信号Sgを受けると直
ぐに降圧コンバータ3は動作を停止する。このときのコ
ンデンサ4の検出電圧は基準源14の基準電圧よりも高
いので、比較回路15は出力信号をAND回路16に供
給しない。したがって、AND回路16は停止信号をD
C−DCコンバータ5に与えないから、停電後、DC−
DCコンバータ5はコンデンサ4の電圧を入力電圧とし
て動作し、直流出力電圧を維持する。
【0027】 そして、DC−DCコンバータ5の動作
続行に伴い、コンデンサ4の放電が進み、その端子間電
圧が基準源14の基準電圧よりも低下すると、比較回路
15は信号を出力し、AND回路16は停止信号をDC
−DCコンバータ5に与える。これに伴い、DC−DC
コンバータ5は動作を停止し、以後は蓄電池10から負
荷7へ給電される。また、停電が1ミリ秒又はそれ以下
の瞬時停電である場合には、DC−DCコンバータ5が
動作している最中に停電が回復することになり、コンデ
ンサ4の電圧が基準源14の基準電圧よりも低下しない
限りは、停電があっても継続して動作を行う。この実施
例では、DC−DCコンバータ5が安定に動作できる電
圧値以下にコンデンサ4の電圧が低下しようとすると、
DC−DCコンバータ5の動作を停止させることができ
るので、DC−DCコンバータ5の安定な動作状態を確
保することができる。
【0028】 なお、以上の実施例では降圧コンバータ
の例について述べたが、昇圧コンバータでも降圧コンバ
ータの場合とほぼ同様に可能である。ただし、昇圧コン
バータの場合には、降圧コンバータと違って主電流路に
スイッチング半導体素子が存在しないので、ソフトスタ
−ト起動することはできず、したがって、例えばスイッ
チと抵抗とを並列接続した突入電流防止回路が必要とな
る。停電回復時、その停電が長時間にわたる場合には、
どのような制御を行ってもDC−DCコンバータの入力
に接続されたコンデンサの電圧はかなり低下している可
能性がある。この場合には、必ず突入電流防止回路が動
作した後に昇圧コンバータを動作させなければ突入電流
が流れる可能性があり、したがって、停電時には停電信
号により突入電流防止回路のスイッチが開いて停電回復
時には抵抗を介して電流が流れる状態にし、停電回復時
には停電回復信号を受けて所定時間経過後に昇圧コンバ
ータを動作させるといった制御が必要である。
【0029】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、商用交流電力系が停電になると同時に、降圧コンバ
ータが動作停止しても、降圧コンバータとDC−DCコ
ンバータとの間に設けられているコンデンサに充電され
たエネルギーをDC−DCコンバータの入力としてDC
−DCコンバータが動作を続けるので、停電時に負荷電
圧が落ち込むのを防ぐための容量の大きなバックアップ
コンデンサを除去することができ、コストの低減と装置
の小型軽量化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる直流電源装置の第1の実施例
を示す。
【図2】 本発明にかかる直流電源装置を説明するため
の波形を示す。
【図3】 本発明にかかる直流電源装置の第2の実施例
を示す。
【図4】 本発明にかかる直流電源装置の第3の実施例
を示す。
【図5】 一般的な降圧コンバータの一例を示す。
【図6】 従来の直流電源装置の一例を示す。
【符号の説明】
1・・商用交流電源 2・・直流
電源装置 3・・降圧コンバータ 4・・コン
デンサ 5・・DC−DCコンバータギヤ部 6・・バッ
クアップコンデンサ 7・・負荷 8、9・・
出力端子 10・・蓄電池 11・・停
電・停電回復検出回路 12・・時間設定回路 13・・電
圧検出器 14・・基準電源 15・・比
較回路 16・・AND回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安井 清人 東京都豊島区池袋3丁目52番12号 二和電 気株式会社内 Fターム(参考) 5H006 AA02 CA01 CA07 CB08 CC01 DC05 FA02 FA04 GA01 5H730 AA20 BB13 CC01 DD02 XC09 XX14 XX33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電圧を整流すると共にその整流
    された電圧を降圧する降圧コンバータと、該降圧コンバ
    ータの出力側に接続されるコンデンサと、該コンデンサ
    の両端に入力端子が結合されるDC−DCコンバータと
    を備えた直流電源装置において、 商用交流入力側で停電が生じたとき、商用交流電力の停
    電を示す停電検出信号を受けて前記降圧コンバータはオ
    フし、前記DC−DCコンバータはそのままパルス幅制
    御動作を行って前記コンデンサに充電されたエネルギー
    を負荷に供給することにより負荷電圧保持時間を確保
    し、前記商用交流入力が回復したときには、前記降圧コ
    ンバータは突入電流が流れるのを防止する突入電流防止
    機能を働かせながら動作を再開することを特徴とする直
    流電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記DC−DCコンバータは前記コンデンサの両端の電
    圧が動作を保持できる下限値に低下するまで動作するこ
    とを特徴とする直流電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記DC−DCコンバータは、前記降圧コンバータが停
    止した後、予め決めた時間の後で停止することを特徴と
    する直流電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記DC−DCコンバータは前記コンデンサの両端の電
    圧を検出する電圧検出回路と、基準電源と、前記電圧検
    出回路の検出電圧と前記基準電源の基準電圧とを比較す
    る比較回路とを含む制御部を備え、前記検出電圧が前記
    基準電源よりも小さくなるとき、前記DC−DCコンバ
    ータをオフさせることを特徴とする直流電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記コンデンサは前記DC−DCコンバータの出力電圧
    よりも高い電圧値まで充電されることを特徴とする直流
    電源装置。
  6. 【請求項6】 商用交流電圧を整流すると共にその整流
    された電圧を昇圧する昇圧コンバータ回路と、該昇圧コ
    ンバータ回路の出力側に接続される突入電流防止回路
    と、該突入電流防止回路の出力側に接続されるコンデン
    サと、該コンデンサの両端に入力端子が結合されるDC
    −DCコンバータとを備えた直流電源装置において、 商用交流入力側で停電が生じたとき、商用交流電力の停
    電を示す停電検出信号を受けて前記昇圧コンバータ回路
    はオフし、 前記DC−DCコンバータはそのままパルス幅制御動作
    を行って前記コンデンサに充電されたエネルギーを負荷
    に供給することにより負荷電圧保持時間を確保し、 前記商用交流入力が回復したときには、前記突入電流防
    止回路の電流制限機能を働かせた後に、昇圧コンバータ
    回路を動作させることを特徴とする直流電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008193830A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Fuji Electric Systems Co Ltd 直流電源システムの制御方法
JP2012060819A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Omron Automotive Electronics Co Ltd Dcdcコンバータ
JP2013222607A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Iwasaki Electric Co Ltd 電源回路及びそれを用いたled照明装置
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