JPH0591727A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0591727A
JPH0591727A JP24750691A JP24750691A JPH0591727A JP H0591727 A JPH0591727 A JP H0591727A JP 24750691 A JP24750691 A JP 24750691A JP 24750691 A JP24750691 A JP 24750691A JP H0591727 A JPH0591727 A JP H0591727A
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JP
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voltage
power supply
circuit
output capacitor
transistor
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JP24750691A
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Mitsutoshi Kimura
光俊 木村
Akio Ishizuka
明朗 石塚
Katsuaki Nakano
勝昭 中野
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇圧チョッパ型の電源装置において、過負荷
保護回路を簡単化することと、制御回路の定格電源電圧
未満での動作を可能にすること。及び、入出力電圧の変
動に対して安定かつ安全に動作できること。 【構成】 内部にスイッチング用トランジスタQ1 を含
み、直流電源Eから供給される入力電圧に対して昇圧し
た出力電圧を得て負荷RL に供給する昇圧チョッパ回路
2と、その出力電圧の変化を検出し、出力電圧が一定と
なるよう前記スイッチング用トランジスタQ1 のオン期
間を制御する制御手段3を具備した昇圧チョッパ型の電
源装置において、前記昇圧チョッパ回路2の出力端とこ
れに接続した負荷RL の一端との間に、過電流遮断用の
トランジスタQ4 のエミッタ・コレクタ路を直列に接続
し、該トランジスタQ4 のベ−スと前記直流電源Eの一
端との間に、抵抗R22とダイオードD3 の直列回路を接
続して成る過負荷保護回路6を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇圧チョッパ型の電源装
置に係り、詳しくは入力電圧や出力電圧が異常に低くな
った場合でも回路を安定に動作させたり、回路を保護す
ることができるようにした昇圧チョッパ型の電源装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電灯の点灯装置等における電源
装置として、昇圧チョッパ型DC−DCコンバータを用
いたものがある。
【0003】図3は従来の昇圧チョッパ型DC−DCコ
ンバータを示す回路図である。図3において、Eは商用
交流電源電圧を降圧整流したもの,電池等の直流電源
で、電源入力端子1,1′に接続している。この電源入
力端子1,1′は昇圧チョッパ回路2に接続している。
この昇圧チョッパ回路2は、コイルLと、スイッチング
用のトランジスタQ1 と、ダイオードD1 と、出力コン
デンサC1 とで構成され、トランジスタQ1 がオンして
いる時にコイルLにエネルギーを蓄え、トランジスタQ
1 がオフの時にダイオードD1 が導通し、コイルL1 に
蓄えられたエネルギーを出力コンデンサC1 に向けて放
出する。この時、コイルL1 に発生する電圧は入力電圧
に直列に加算するので、出力コンデンサC1 の両端電圧
は入力電圧より高い電圧となる。出力コンデンサC1 の
両端には、スイッチング用トランジスタQ1 のパルスデ
ューティ(オン期間)を出力コンデンサC1 両端の電圧
が一定となるよう制御するための制御手段3が接続され
ている。この制御手段3は、出力コンデンサC1 の電圧
変化を検出する抵抗R1 と抵抗R2 の直列回路から成る
電圧検出回路と、スイッチングパルスを発生して前記ト
ランジスタQ1のベ−スに供給するもので、そのパルス
デューティ(オン期間)が抵抗R1 ,R2 の接続点に得
られる検出電圧の変化に応じて制御される制御回路31
とで構成されている。この制御手段3と、負荷RL が接
続された出力端子5,5′との間には、過負荷時の電流
を検出して電流を遮断するための過負荷保護回路4が接
続されている。この過負荷保護回路4は、昇圧チョッパ
回路2と電源出力端子5との間に、過電流検出用抵抗R
3 と電流遮断用トランジスタQ2 のエミッタ・コレクタ
路を直列に接続し、抵抗R3 両端の電圧値をそれぞれ、
抵抗R4 とR5の分圧回路及び抵抗R6 とR7 の分圧回
路で検出し、コンパレータCOMで比較する。その比較
結果は抵抗R8 とR9 の分圧回路を経てサイリスタSC
Rのゲートに供給されるようになっている。サイリスタ
SCRのアノードはトランジスタQ3のベ−スに接続し
ており、トランジスタQ3 のベ−スは抵抗R10を介して
電源入力端子1に接続し、Q3 のエミッタは抵抗R11及
びダイオードD2 を直列に介してマイナス電源ライン
(GND)に接続し、トランジスタQ3 のコレクタは電
流遮断用トランジスタQ2 のベ−スに接続している。
【0004】このような回路では、定常時は、直流電源
Eからの電源入力電圧が昇圧チョッパ回路2にて昇圧さ
れ、過負荷保護回路4を経て負荷RL に供給される。こ
のとき、負荷RL に供給される電流は抵抗R3 を通り抵
抗R3 両端に電圧を発生させるが、この両端電圧はコン
パレータCOMの+端子,−端子に供給される。この+
端子,−端子に供給される電圧は、定常時は+端子の方
が低く−端子の方が高くなるように抵抗R4 〜R7 の値
が設定されており、コンパレータCOMからはロ−レベ
ル信号が出力され、サイリスタSCRのゲートに供給さ
れる。従って、定常時はサイリスタSCRはオフ状態に
あり、トランジスタQ3 はオンし電流遮断用トランジス
タQ2 もオン状態とされる。その結果、負荷RL には正
常な負荷電流が供給される。
【0005】一方、過負荷、回路故障等の異常時では、
負荷電流が急激に増大するので、抵抗R3 における電圧
降下が増大し、コンパレータCOMの2つの入力電圧の
大小関係が逆転してコンパレータ出力としてハイレベル
の信号が出力されるので、サイリスタSCRはオンし、
トランジスタQ3 及び過電流遮断用トランジスタQ2は
オフ状態となる。その結果、負荷RL への過電流を遮断
することができる。
【0006】しかしながら、従来の電源装置における過
負荷保護回路4は、部品点数が多く、コスト的にも不利
であるという問題があった。
【0007】一方、昇圧チョッパ型DC−DCコンバー
タでは、電源入力電圧が低下した場合、昇圧チョッパ回
路にスイッチングパルスを供給する制御回路31が動作
せず、昇圧チョッパ動作が正常に行われないという問題
があった。通常、このような電源装置には、制御回路3
1として例えばテキサスインスツルメント社製の制御I
CであるTL494等が用いられる。この制御ICの定
格電源電圧は7.2〜35Vの範囲であり、このICで
は電源入力電圧が例えば5Vにまで低下すると正常に動
作することは不可能であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の昇
圧チョッパ型DC−DCコンバータでは、過負荷時等の
過電流を遮断するための過負荷保護回路が複雑であった
り、電源入力電圧が低下した場合、スイッチングパルス
を発生する制御ICが動作せず、昇圧チョッパ動作が正
常に行われないという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記の問題を除去するた
めのもので、過負荷保護回路を簡単化することができ、
また電源入力電圧が制御回路の定格電源電圧未満に下が
っても正常に動作し得る広い電源入力範囲を持ち、入力
電圧及び出力電圧の変化に対して安定かつ安全に動作し
得る電源装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
直流電源の両端にコイルとスイッチング用トランジスタ
の直列回路を並列接続し、該スイッチング用トランジス
タの両端にダイオードと出力コンデンサの直列回路を並
列接続し、該出力コンデンサの両端電圧を負荷に供給す
る昇圧チョッパ回路と、該出力コンデンサの両端電圧を
検出し、この検出電圧の変化に応じてパルスデューティ
が制御されるスイッチングパルスを発生して前記スイッ
チング用トランジスタのベ−スに供給し、前記出力コン
デンサの両端電圧を常に一定値とするよう制御する制御
手段とを具備した電源装置において、前記出力コンデン
サの正極端とこれに接続した負荷の一端との間に、トラ
ンジスタのエミッタ・コレクタ路を直列に接続し、該ト
ランジスタのベ−スと前記直流電源の正極端との間に、
抵抗とダイオードの直列回路を接続して成る過負荷保護
回路を設けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の発明は、直流電源の両端に
第1のコイルと第1のスイッチング用トランジスタの直
列回路を並列接続し、該第1のスイッチング用トランジ
スタの両端に第1のダイオードと第1の出力コンデンサ
の直列回路を並列接続し、該第1の出力コンデンサの両
端電圧を負荷に供給する第1の昇圧チョッパ回路と、前
記第1の出力コンデンサの両端電圧を検出し、この検出
電圧の変化に応じてパルスデューティが制御されるスイ
ッチングパルスを発生して前記第1のスイッチング用ト
ランジスタのベ−スに供給し、前記第1の出力コンデン
サの両端電圧を常に一定値とするよう制御する制御手段
とを具備した電源装置において、前記直流電源の両端に
該直流電源の投入時の所定期間において電源電圧が前記
制御手段の定格電源電圧未満であることを検出する検出
手段と、前記直流電源の両端に第2のコイルと第2のス
イッチング用トランジスタの直列回路を並列接続し、該
第2のスイッチング用トランジスタの両端に第2のダイ
オードと第2の出力コンデンサの直列回路を並列接続
し、該第2の出力コンデンサの両端電圧を前記制御手段
の電源端子に供給する第2の昇圧チョッパ回路と、この
第2の昇圧チョッパ回路の第2のスイッチング用トラン
ジスタのベ−スにパルスデューティが一定のスイッチン
グパルスを供給するパルス発振回路と、このパルス発振
回路から前記第2のスイッチング用トランジスタへのパ
ルス供給を、前記検出手段が定格電源電圧未満であるこ
とを検出している投入期間のみオンし、その他の期間で
はオフにするスイッチ手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記第2のコイルと前記第1のコイルは磁
気的に結合され、しかも第1のコイルと第2のコイルの
巻数比を1:n(n>1)としたことを特徴とするもの
である。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、昇圧チョッパ型の電
源装置において、過負荷や回路故障等により、入力電圧
より出力電圧が低くなった場合には、保護用トランジス
タがオフして、過大な電流が負荷に流れ込むのを阻止す
ることができる。
【0014】また、請求項2の発明によれば、電源投入
時に入力電圧が制御手段の定格電源電圧未満に下がった
場合であっても、第2の昇圧チョッパ回路が始動して定
格電圧以上の電源電圧を制御手段に供給し、メインであ
る第1の昇圧チョッパ回路を正常に動作させることがで
きる。
【0015】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
2の発明において、電源投入後に制御手段が動作した段
階で、入力電圧が制御手段の定格電源電圧未満に下がっ
た場合でも、第2の昇圧チョッパ回路の第2のコイルが
第1の昇圧チョッパ回路の第1のコイルから励磁され、
かつ第2のコイルに昇圧されて出力されるため、制御手
段に供給される電源電圧は定格電圧以上を維持すること
ができ、メインである第1の昇圧チョッパ回路を正常に
動作させることができる。
【0016】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例の電源装置を示す回路図である。
【0017】図1において、図3と同一の構成要素には
同一符号を付して説明する。直流電源Eが接続された電
源入力端子1,1′には、昇圧チョッパ回路2及びその
制御手段3から構成された昇圧チョッパ型の安定化電源
回路が接続している。昇圧チョッパ回路2は、電源入力
端子1 ,1′に対してコイルL1 とスイッチング用ト
ランジスタQ1 の直列回路を並列接続しており、さらに
スイッチング用トランジスタQ1 に対してダイオードD
1 と出力コンデンサC1 の直列回路を並列接続して構成
される。制御手段3は、出力コンデンサC1 両端の電圧
を検出するための抵抗R1 ,R2 の直列回路から成る電
圧検出回路と、抵抗R1 とR2 の接続点にえられる検出
電圧に応じてパルスデューティ(オン期間)が制御され
るスイッチングパルスを発生し、前記スイッチング用ト
ランジスタQ1 のベ−スに供給する制御回路31とから
構成されている。昇圧チョッパ型の安定化電源回路の後
段には、過電流遮断用トランジスタQ4 と抵抗R21,R
22とダイオードD3 とから成る過負荷保護回路6が設け
られている。この過負荷保護回路6は、昇圧チョッパ回
路2の出力端を過電流遮断用トランジスタQ4 のエミッ
タ・コレクタ路を介して電源出力端子5に接続してお
り、Q4 のベ−ス・エミッタ間には抵抗R21を接続し、
Q4 のベ−スを抵抗R22とダイオードD3 を直列に介し
て前記電源入力端子1に接続して構成されている。電源
出力端子5,5′間には負荷RL が接続されている。
【0018】上記の構成において、入力電圧Vinは昇圧
チョッパ回路2により昇圧されて出力コンデンサC1 か
ら出力される。このとき、トランジスタQ4 のエミッタ
電位VE は電源入力端子1の電位Vinより高くなり、従
ってトランジスタQ4 のグランドGNDに対するエミッ
タ電位VE はベ−ス電位VB より高く、トランジスタQ
4 にはベ−ス電流が抵抗R22とダイオードD3 を通して
流れることになり、Q4 はオン状態となる。よって、負
荷RL に出力コンデンサC1 の出力電圧と同等な電圧V
0 が供給される。ここで、抵抗R22はベ−ス電流を制限
するために必要な抵抗であり、ダイオードD3 は過負荷
時等に出力電圧が低下した場合にベ−ス電流を遮断する
ためのものである。抵抗R21はトランジスタQ4 の動作
を安定させるためのもので、必ずしも必要ではない。
【0019】一方、過負荷等の異常時に、トランジスタ
Q4 のエミッタ電位VE が入力電圧Vinより低くなった
場合、VE <VB となり、Q4 のベ−ス電流が流れず、
Q4はオフ状態となる。従って、負荷RL には出力コン
デンサC1 の出力電圧は出力されず、負荷の誤動作や、
回路故障を防止できる。
【0020】図2は昇圧チョッパ型の安定化電源回路に
おいて制御回路の電源入力電圧が定格電源電圧未満に下
がった場合でも電源回路が安定に動作し得るようにした
構成した回路例である。
【0021】図2において、直流電源Eが接続される電
源入力端子1,1′には、コイルL1 ,スイッチング用
トランジスタQ1 ,ダイオードD1 ,及び出力コンデン
サC1 から成るメインの昇圧チョッパ回路が接続され、
さらにこのメインの昇圧チョッパ回路には、その出力電
圧を検出するための検出抵抗R1 ,R2 及びその検出電
圧に応じて出力電圧を安定化するためのスイッチングパ
ルス発生用の制御IC31から成る制御手段が接続され
ている。出力コンデンサC1 の両端は電源出力端子5,
5′に接続しており、端子5,5′間には負荷RL が接
続されている。
【0022】さらに、本実施例では、電源入力端子1,
1′間にツェナーダイオードZ1 と抵抗R31の直列回路
から成る低電圧検出回路7が接続され、また電源入力端
子1,1′間には抵抗R33とコンデンサC3 から成る時
定数回路8が接続されている。また、電源入力端子1,
1′間には、コイルL2 ,スイッチング用トランジスタ
Q5 ,ダイオードD4 ,及び出力コンデンサC2 から成
る補助の昇圧チョッパ回路が接続されている。ここで、
コイルL2 は前記メインの昇圧チョッパ回路におけるコ
イルL1 と磁気的に結合する構成となっており、しかも
コイルL2 の巻線数の方が多い(例えばL1 とL2 の巻
線比は1:1.5とされる)。この補助の昇圧チョッパ
回路の前記スイッチング用トランジスタQ5のベ−スに
は、スイッチング制御部としての矩形波発振回路9から
抵抗R37を通してスイッチングパルスが供給されるよう
になっている。矩形波発振回路9は、インバータN1 ,
N2 とコンデンサC4 ,C5 と抵抗R35,R36から構成
され、インバータN1 ,N2 には電源入力端子1,1′
から電源が供給されるようになっている。そして、補助
の昇圧チョッパ回路の出力コンデンサC2 の両端の直流
電圧は前記制御IC31の電源端子に供給されるように
なっている。補助の昇圧チョッパ回路は矩形波発振回路
9からの発振信号によって駆動されるが、この昇圧チョ
ッパ動作を停止させるための手段として前記スイッチン
グ用トランジスタQ5 のベ−ス・エミッタ間にはトラン
ジスタQ6 のコレクタ・エミッタが接続している。即
ち、トランジスタQ6 をオンさせれば、補助の昇圧チョ
ッパ動作を停止させることができる。このトランジスタ
Q6 のベ−スには前記低電圧検出回路7における抵抗R
31の両端電圧が抵抗R32を介して供給されると共に、時
定数回路8におけるコンデンサC3 の両端電圧が抵抗R
34を介して供給されるようになっている。
【0023】上記の構成において、制御IC31には例
えばテキサスインスツルメント社製TL494等が用い
られる。このような制御ICは、その定格電源電圧が
7.2〜35Vと規定されていて、7.2V未満の電圧
では正常に動作しない。いま、直流電源Eからの入力電
圧が低い場合(即ち、入力電圧が制御IC31の定格電
源電圧未満の場合、例えば5V)について考える。投入
された電源電圧はメインの昇圧チョッパ回路に印加され
ると共に、低電圧検出回路7の両端及び時定数回路8の
両端に印加される。このとき低電圧検出回路7は制御I
Cの定格電源電圧未満ではそのツェナーダイオードZ1
が導通しないように設計されているので、抵抗R31の両
端には電圧が発生しない。また、電源投入時は、時定数
回路8のコンデンサC3 は充電されておらずその後徐々
に充電されていくので、その両端電圧も徐々に上昇して
いく。従って、始動時、トランジスタQ6 はオフ状態に
ある。即ち、コンデンサC3 の電圧が所定値(トランジ
スタQ6 のベ−ス・エミッタ間順方向電圧)に達するま
では、前記トランジスタQ6 はオフ状態にある。矩形波
発振回路9は始動時の低電圧でも発振し得るものが使用
されるので、矩形波発振回路9からのスイッチングパル
スはスイッチング用トランジスタQ5 のベ−スに供給さ
れ、これによって補助の昇圧チョッパ回路は昇圧チョッ
パ動作を行うので、出力コンデンサC2 からは制御IC
31の定格電源電圧を越える電圧が出力され、制御IC
31の電源端子に供給される。その後、時定数回路8の
コンデンサC3 の両端電圧が所定値まで充電されると、
トランジスタQ6 はオン状態となり、スイッチング用ト
ランジスタQ5 のベ−ス・エミッタ間は略同電位となっ
てトランジスタQ5 はオフし、スイッチングを行なわな
くなる。即ち、補助の昇圧チョッパ回路は昇圧チョッパ
動作を行わなくなる。しかし、コイルL2 はメイン回路
のコイルL1 と磁気結合されかつコイルL2 の巻線数の
方が多いのでこれにより昇圧(励磁)された電圧が出力
コンデンサC2 に供給され、出力コンデンサC2 から制
御IC31に電源電圧が供給される。これにより、制御
IC31が動作した後に、電源入力電圧が低下した場合
でも、メインの昇圧チョッパ回路からの励磁により、制
御IC31には必要な電圧(定格電源電圧以上の電圧)
が供給される。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、過負
荷保護回路を簡単化することができ、また電源入力電圧
が制御回路の定格電源電圧未満に下がっても制御回路を
正常に動作させることができ、安定かつ安全な昇圧チョ
ッパ型の電源装置を実現することができる。なお、制御
回路を選択する際に必ずしも定格電源電圧の低いものを
選ぶ必要はなく、IC選択の自由度を増すこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電源装置を示す回路図。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図。
【図3】従来の電源装置を示す回路図。
【符号の説明】
1,1′ 電源入力端子 2 昇圧チョッパ回路 3 制御手段 5,5′ 電源出力端子 6 過負荷保護回路 7 低電圧検出回路 8 時定数回路 7,8 検出手段 9 矩形波発振回路(パルス発振回路) 31 制御回路 E 直流電源 RL 負荷 Q1 ,Q5 スイッチング用トランジスタ Q6 スイッチ手段 L1 ,L2 コイル D1 ,D3 ,D4 ダイオード C1 ,C2 出力コンデンサ R1 ,R2 検出抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源の両端にコイルとスイッチング用
    トランジスタの直列回路を並列接続し、該スイッチング
    用トランジスタの両端にダイオードと出力コンデンサの
    直列回路を並列接続し、該出力コンデンサの両端電圧を
    負荷に供給する昇圧チョッパ回路と、該出力コンデンサ
    の両端電圧を検出し、この検出電圧の変化に応じてパル
    スデューティが制御されるスイッチングパルスを発生し
    て前記スイッチング用トランジスタのベ−スに供給し、
    前記出力コンデンサの両端電圧を常に一定値とするよう
    制御する制御手段とを具備した電源装置において、 前記出力コンデンサの正極端とこれに接続した負荷の一
    端との間に、トランジスタのエミッタ・コレクタ路を直
    列に接続し、該トランジスタのベ−スと前記直流電源の
    正極端との間に、抵抗とダイオードの直列回路を接続し
    て成る過負荷保護回路を設けたことを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】直流電源の両端に第1のコイルと第1のス
    イッチング用トランジスタの直列回路を並列接続し、該
    第1のスイッチング用トランジスタの両端に第1のダイ
    オードと第1の出力コンデンサの直列回路を並列接続
    し、該第1の出力コンデンサの両端電圧を負荷に供給す
    る第1の昇圧チョッパ回路と、前記第1の出力コンデン
    サの両端電圧を検出し、この検出電圧の変化に応じてパ
    ルスデューティが制御されるスイッチングパルスを発生
    して前記第1のスイッチング用トランジスタのベ−スに
    供給し、前記第1の出力コンデンサの両端電圧を常に一
    定値とするよう制御する制御手段とを具備した電源装置
    において、 前記直流電源の両端に該直流電源の投入時の所定期間に
    おいて電源電圧が前記制御手段の定格電源電圧未満であ
    ることを検出する検出手段と、 前記直流電源の両端に第2のコイルと第2のスイッチン
    グ用トランジスタの直列回路を並列接続し、該第2のス
    イッチング用トランジスタの両端に第2のダイオードと
    第2の出力コンデンサの直列回路を並列接続し、該第2
    の出力コンデンサの両端電圧を前記制御手段の電源端子
    に供給する第2の昇圧チョッパ回路と、 この第2の昇圧チョッパ回路の第2のスイッチング用ト
    ランジスタのベ−スにパルスデューティが一定のスイッ
    チングパルスを供給するパルス発振回路と、 このパルス発振回路から前記第2のスイッチング用トラ
    ンジスタへのパルス供給を、前記検出手段が定格電源電
    圧未満であることを検出している投入期間のみオンし、
    その他の期間ではオフにするスイッチ手段とを備えたこ
    とを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】前記第2のコイルと前記第1のコイルは磁
    気的に結合され、しかも第1のコイルと第2のコイルの
    巻数比を1:n(n>1)としたことを特徴とする請求
    項2記載の電源装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11146635A (ja) * 1997-11-10 1999-05-28 Sanken Electric Co Ltd 直流電源装置
JP2000152608A (ja) * 1998-11-13 2000-05-30 Murata Mfg Co Ltd Dc−dcコンバータ
US7667350B2 (en) 2004-09-30 2010-02-23 Hitachi, Ltd. Electric power source apparatus using fuel cell and method of controlling the same
JP2010130785A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Fujitsu Microelectronics Ltd Dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータの制御方法及び電子機器
CN110471465A (zh) * 2019-08-29 2019-11-19 河南东旺熙朝实业有限公司 一种铝材挤压机挤压力调节电路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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