JP4001147B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示パネルその他の光変調装置を用いてカラー画像を投射するプロジェクタに関する。
従来のプロジェクタを構成する光学系として、各色の照明光で照明された液晶表示パネルからの各色の変調光を、所謂クロスダイクロイックプリズムとよばれる光合成部材で合成し、カラー画像として投射するものが存在する。
この際、各色間の結像に関する色収差を補正するため、例えばクロスダイクロイックプリズムの赤色入射面を凹面とし、クロスダイクロイックプリズムの青色入射面を凸面とする投写型表示装置が提案されている(特許文献1参照)。また、カラー画像の位置ズレを防止するため、合成プリズムの3つの入射面のうち例えば緑色の入射面に樹脂製の補正レンズを一体形成しているものもある(特許文献2参照)。また、クロスプリズムを構成する直角プリズム間の接合層の厚さを変化させて凸状面を形成しているものもある(特許文献3参照)。
特開2000−206450号公報 特開2002−6298号公報 特開平11−38210号公報
しかしながら、クロスダイクロイックプリズムの側面形状を加工したり、補正レンズを一体形成したり、接着層の厚さを変化させる場合、通常、クロスダイクロイックプリズム等の加工や組立工程が複雑かつ困難になり、コスト増加等を招く。
そこで、本発明は、クロスダイクロイックプリズムに特別な加工処理等を施すことなく、投射レンズ等に起因する色収差を簡易に補正することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1のプロジェクタは、(a)3色の照明光によってそれぞれ照明されるとともに、各色の照明光を個別に変調する3つの光変調装置と、(b)三角柱状の第1乃至第4プリズム部材と、第1乃至第4プリズム部材の第1及び第2の側面に沿って設けられた一対のダイクロイックミラーとを有してなり、第1乃至第3プリズム部材の第3の側面から3つの光変調装置を経た3色の変調光をそれぞれ入射させ、第4プリズム部材の第3の側面から3色の変調光を合成した像光を射出する光合成部材と、(c)光合成部材を経て合成された像光を投射する投射光学系とを備える。そして、本プロジェクタでは、第1乃至第4プリズム部材のうち、少なくとも1つの屈折率を、残りのプリズム部材の屈折率と異なるものとしたことを特徴とする。
上記プロジェクタでは、光合成部材が、第1乃至第4プリズム部材のうち少なくとも1つの特定プリズム部材の屈折率を、残りのプリズム部材の屈折率と異なるものとしているので、このように屈折率が他と異なる特定プリズム部材を通過する特定色の変調光の光束幅を、一対のダイクロイックミラーに垂直な横断面内に関して増加又は減少させることができる。これにより、上記特定色の投影像の幅を所望の程度に拡大又は縮小させることができる。よって、投射光学系の色収差の影響を投影像の横方向に関して簡易に補正することができる。
また、本発明のある観点では、上記第1プロジェクタにおいて、第1プリズム部材の第3の側面に入射した所定色の変調光が、一対のダイクロイックミラーを透過し、第2及び第3プリズム部材の第3の側面に入射した他の色の変調光が、一対のダイクロイックミラーでそれぞれ反射されて光路を折り曲げられるとともに、第2乃至第4プリズム部材の屈折率が、互いに等しい。この場合、クロスダイクロイックプリズム内を直進する所定色の変調光についてのみ光束幅を増減させることができ、他の色については光束幅が原則として変化しない。よって、特定の1色についてのみ、色収差の影響を補正したい場合に非常に便利である。
また、本発明の別の観点では、所定色が、投射光学系に最も残存している色収差に対応する色である。この場合、投射光学系によって収差が最も補正されていない色を対象として別途の補正が可能になり、色収差の影響を低減することができる。
また、本発明の別の観点では、上記プロジェクタにおいて、所定色が、赤色光であり、第1乃至第3プリズム部材のうち赤色の変調光を入射させるプリズム部材の屈折率を、第1乃至第3プリズム部材のうち他の色の変調光を入射させるプリズム部材の屈折率よりも高くする。この場合、このプリズム部材、後段に配置される各種光学素子、投射光学系等において赤色光の屈折率が緑色光や青色光に対して相対的に低いことに起因して生じ得る色収差を補正することができる。
また、本発明の別の観点では、上記プロジェクタにおいて、第1プリズム部材が、第2及び第3プリズム部材に挟まれて第4プリズム部材に対向しており、第2及び第3プリズム部材が、互いに屈折率が等しく、第1及び第4プリズム部材が、第2及び第3プリズム部材に対して大きさが略等しく符号の異なる屈折率差を有する。この場合、第1プリズム部材を通過する所定色の変調光の光束幅を、他色の光束幅に比べて一対のダイクロイックミラーに垂直な横断面内に関して増減させることによって、色収差の補正が可能となる。
また、本発明の別の観点では、上記プロジェクタにおいて、第1プリズム部材が、第2及び第3プリズム部材に挟まれて第4プリズム部材に対向しており、第1及び第2プリズム部材の屈折率が互いに等しく、第3及び第4プリズム部材に対して等しい屈折率差を有し、第3及び第4プリズム部材の屈折率が互いに等しい。この場合、第1及び第2プリズム部材から入射する所定2色の変調光の光束幅を、一対のダイクロイックミラーに垂直な横断面内に関して増減させることができ、残りの1色の変調光の光束幅は変化しない。よって、特定の2色についてのみ、色収差の影響を補正したい場合に非常に便利である。
また、本発明の別の観点では、上記プロジェクタにおいて、第1プリズム部材が、第2及び第3プリズム部材に挟まれて第4プリズム部材に対向しており、第1及び第4プリズム部材の屈折率が互いに等しく、第2及び第3プリズム部材に対して等しい屈折率差を有し、第2及び第3プリズム部材の屈折率が互いに等しい。この場合、第2及び3プリズム部材から入射する所定2色の変調光の光束幅を一対のダイクロイックミラーに垂直な横断面内に関して増加又は減少させる、第1プリズム部材から入射する残り1色の変調光の光束幅を、逆に減少又は増加させることによって色収差の補正が可能である。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態のプロジェクタの光学系を説明する図である。このプロジェクタ10は、光源光を発生する光源装置21と、光源装置21からの光源光を赤緑青(RGB)の3色に分割する色分割光学系23と、色分割光学系23から射出された各色の照明光によって照明される光変調部25と、光変調部25からの各色の変調光を合成するための光合成部材であるクロスダイクロイックプリズム27と、クロスダイクロイックプリズム27を経た像光をスクリーン(不図示)に投射するための投射光学系である投射レンズ29とを備える。
ここで、光源装置21は、光源ランプ21aと、一対のフライアイ光学系21d,21eと、偏光変換部材21gと、重畳レンズ21iとを備える。ここで、光源ランプ21aは、例えば高圧水銀ランプからなり、光源光をコリメートするための凹面鏡を備える。一対のフライアイ光学系21d,21eは、マトリックス状に配置された複数の要素レンズからなり、これらの要素レンズによって、光源ランプ21aからの光源光を分割して個別に集光・発散させる。偏光変換部材21gは、フライアイ光学系21eから射出した光源光を例えば図1の紙面に垂直なS偏光成分のみに変換して次段光学系に供給する。重畳レンズ21iは、偏光変換部材21gを経た照明光を全体として適宜収束させて、光変調部25に設けた各色の光変調装置に対する重畳照明を可能にする。つまり、両フライアイ光学系21d,21eと重畳レンズ21iとを経た照明光は、以下に詳述する色分割光学系23を経て、光変調部25に設けられた各色の光変調装置すなわち各色の液晶ライトバルブ25a〜25cを均一に重畳照明する。
色分割光学系23は、第1及び第2ダイクロイックミラー23a,23bと、3つのフィールドレンズ23f,23g,23hと、反射ミラー23m,23n,23oとを備え、光源装置21とともに照明装置を構成する。第1ダイクロイックミラー23aは、赤緑青の3色のうち緑色光を反射し赤色光及び青色光を透過させる。また、第2ダイクロイックミラー23bは、入射した赤及び青の2色のうち赤色光を反射し青色光を透過させる。この色分割光学系23において、光源装置21からの略白色の照明光は、第1ダイクロイックミラー23aに入射する。第1ダイクロイックミラー23aで反射された緑色光は、例えばS偏光のまま第1光路OP1に導かれ、反射ミラー23mを経て入射角度を調節するためのフィールドレンズ23fに入射する。また、第1ダイクロイックミラー23aを透過して第2ダイクロイックミラー23bで反射された赤色光は、例えばS偏光のまま第2光路OP2に導かれフィールドレンズ23gに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー23bを通過した青色光は、例えばS偏光のまま第3光路OP3に導かれ、レンズLL1,LL2及び反射ミラー23n,23oを経て入射角度を調節するためのフィールドレンズ23hに入射する。ここで、レンズLL1,LL2を含んで構成されるリレー光学系は、レンズLL1の像を、射出側のフィールドレンズ23hに伝達することにより、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止している。
光変調部25は、それぞれが光変調装置である3つの液晶ライトバルブ25a〜25cと、各液晶ライトバルブ25a〜25cを挟むように配置される3組の偏光フィルタ25e〜25gとを備える。第1光路OP1に導かれた緑色光は、フィールドレンズ23fを介して液晶ライトバルブ25aに入射する。第2光路OP2に導かれた赤色光は、フィールドレンズ23gを介して液晶ライトバルブ25bに入射する。第3光路OP3に導かれた青色光は、フィールドレンズ23hを介して液晶ライトバルブ25cに入射する。各液晶ライトバルブ25a〜25cは、入射した照明光の空間的強度分布を変調するための非発光型の光変調装置であり、各液晶ライトバルブ25a〜25cにそれぞれ入射した3色の光は、各液晶ライトバルブ25a〜25cに電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて画素単位で偏光状態が調整される。その際、偏光フィルタ25e〜25gによって、各液晶ライトバルブ25a〜25cに入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、各液晶ライトバルブ25a〜25cから射出される光から所定の偏光方向の変調光が取り出される。
クロスダイクロイックプリズム27は、光合成部材であり、緑色光反射用の誘電体多層膜27aと青色光反射用の誘電体多層膜27bとを直交させた状態で内蔵するものである。このクロスダイクロイックプリズム27は、液晶ライトバルブ25aからの緑色光を誘電体多層膜27aで反射して進行方向右側に射出させ、液晶ライトバルブ25bからの赤色光を誘電体多層膜27a,27bを介して直進・射出させ、液晶ライトバルブ25cからの青色光を誘電体多層膜27bで反射して進行方向左側に射出させる。このようにクロスダイクロイックプリズム27で合成された像光は、投射レンズ29を経て適当な拡大率でスクリーン(不図示)に投射される。
図2(a)は、図1に示すクロスダイクロイックプリズム27の平面図であり、図2(b)は、クロスダイクロイックプリズム27の側面図である。図からも明らかなように、クロスダイクロイックプリズム27は、角柱状のプリズム部材からなり、図2(a)の紙面に垂直な軸方向に共に平行で互いに直交する一対の誘電体多層膜27a,27bを内蔵する。各誘電体多層膜27a,27bは、ダイクロイックミラーとして機能しており、赤緑青の各色の変調光を低損失で合成することができる。クロスダイクロイックプリズム27は、以上の説明からも分かるように、4つのプリズム部材P1,P2,P3,P4を、一対の誘電体多層膜27a,27bが第1及び第2の側面S01,S02に挟まれるように接合したものである。このうち、第1プリズム部材P1は、赤色の変調光を入射させる第3の側面S1を有し、第2プリズム部材P2は、緑色の変調光を入射させる第3の側面S2を有し、第3プリズム部材P3は、青色の変調光を入射させる第3の側面S3を有する。最後の第4プリズム部材P4は、各色の変調光を合成した像光を射出する第3の側面S4を有する。ここで、第1プリズム部材P1の屈折率は、他の第2〜第4プリズム部材P2〜P4の屈折率よりもわずかに大きくなっている。また、第2〜第4プリズム部材P2〜P4の屈折率は、互いに等しい。
ここで、クロスダイクロイックプリズム27による光束幅の変化について考察する。まず、クロスダイクロイックプリズム27の一辺の長さがLであるものとする。また、各プリズム部材P1,P2,P3に入射させる各色の変調光が光軸を挟んで横方向の−tか+tの範囲にわたっており、それぞれ幅2tであるものとする。また、第1プリズム部材P1の屈折率がnであり、第2乃至第4プリズム部材P2,P3,P4の屈折率がnであるものとする。さらに、全プリズム部材P1,P2,P3,P4の直角の頂点が重なっているクロスダイクロイックプリズム27の中心点を原点とする。
最初に赤色の変調光について考えると、位置+tに入射する変調光は、第1プリズム部材P1を直進して第2プリズム部材P2に入射する際に屈折する。この場合、原点すなわち光軸を基準とした変調光のシフト量Δwaは、
Figure 0004001147
で与えられる。また、位置−tに入射する変調光も、第1プリズム部材P1を直進して第2プリズム部材P2に入射する際に屈折するので、原点すなわち光軸を基準とした変調光のシフト量は、式(1)で与えられる。よって、赤色の変調光の光束幅W1の変化量ΔWAは、
Figure 0004001147
となる。つまり、赤色の変調光の光束幅W1は、ΔWAだけ減少する。
一方、第2及び第3プリズム部材P2,P3からそれぞれ入射する緑及び青色の各変調光の光束は、第1プリズム部材P1を通過しないので、これらの光束幅W2,W3に変化は生じない。
つまり、本実施形態によれば、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、緑色及び青色の光束幅W2,W3を一定に保って、赤色の光束幅W1を減少させることができる。
図3は、投影像の色収差の補正を概念的に説明する図である。図3(a)は、比較例として、図1等に示すクロスダイクロイックプリズム27を構成する全プリズム部材P1〜P4が同一の屈折率を有する場合を示している。比較例では、投射レンズ29の色収差によって、特に赤色の投影像IMRが他の緑及び青色の投影像IMG,IMBよりも外側に滲んだように拡大した状態となっている。また、投影像のサイズは、一般的に縦横の比が3:4もしくは9:16であるため、横方向の色収差の影響が非常に目立つ一方、縦方向の色収差の影響はほとんど目立たない。
一方、図3(b)は、先に説明したように、プリズム部材P1〜P4のうち第1プリズム部材P1の屈折率をわずかに大きくしたクロスダイクロイックプリズム27を採用した場合を示している。この場合は、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、緑色及び青色の光束幅W2,W3を一定に保って、赤色の光束幅W1を減少させることができるので、投射レンズ29の色収差が横方向に補正(狭く)されて、赤色の投影像IMRの幅が他の緑及び青色の投影像IMG,IMBの幅とほぼ一致した状態となる。縦方向の色収差の影響を解消することはできないが、先に述べたとおり、縦方向の色収差の影響はほとんど目立たないため、問題ない。
以上述べたように、本実施形態によれば、光合成用のクロスダイクロイックプリズム27のうち赤色光束を入射させる第1プリズム部材P1の屈折率が他のプリズム部材P2,P3,P4の屈折率より大きくなっているので、赤色の投影像IMRの幅を、緑及び青色の投影像IMG,IMBの幅に比較して縮小することができ、投射レンズ29の色収差の影響を投影像の横方向に関して簡易に補正することができる。なお、第1プリズム部材P1と他の第2〜第4プリズム部材P2〜P4との屈折率差は、実際上わずかであり、赤色の投影像の中央の一画素がつぶれない程度とする。
以上の説明では、第1プリズム部材P1の屈折率を、第2乃至第4プリズム部材P2,P3,P4の屈折率よりも大きくしたが、逆に第2乃至第4プリズム部材P2,P3,P4の屈折率よりも小さくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、緑色及び青色の光束幅W2,W3を一定に保って赤色の光束幅W1を増加させることができる。よって、赤色の投影像IMRが他色の投影像IMG,IMBよりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
さらに、第2又は第3プリズム部材の屈折率を、他のプリズム部材の屈折率よりも大きく又は小さくすることもできる。この場合は、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、青色又は緑色の光束幅を一定に保って、他の色の光束幅を増加させたり減少させたりすることにより、適宜、投射レンズの色収差の補正を行うことが可能となる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態のプロジェクタについて説明する。このプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変形したものであり、同一の部分には同一の符合を付して重複説明を省略する。また、特に説明しない部分については同様の構造を有するものとする。
図4は、第2実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスダイクロイックプリズムの平面図である。この場合、クロスダイクロイックプリズム127は、第1〜第4プリズム部材P1〜P4で構成され、第1プリズム部材P1については、第1実施形態と同一のものである。ただし、第4プリズム部材P4の屈折率を第2及び第3プリズム部材P2,P3等の屈折率よりもわずかに小さくしている。実際には、第1プリズム部材P1と第2及び第3プリズム部材P2,P3との屈折率差を、第4プリズム部材P4と第2及び第3プリズム部材P2,P3との屈折率差と等しくしている。
図5は、図4のクロスダイクロイックプリズム127による各色の光束幅の変化を説明するためのもので、図5(a)は、赤色の光束幅W1の変化を説明する平面図であり、図5(b)は、青色の光束幅W2の変化を説明する仮想平面図である。なお、図5(b)では、便宜のため誘電体多層膜27bによる光路の折り曲げを省略した光線図となっており、青色光束の実際の射出方向は図面右側ではなく図面上側となる。図5(a)に示すように、赤色の変調光は、第1プリズム部材P1から第2又は第3プリズム部材P2,P3に入射する際に屈折し、さらに、第2又は第3プリズム部材P2,P3から第4プリズム部材P4に入射する際に屈折する。これにより、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1は、両側から減少する。一方、図5(b)に示すように、青色の変調光は、第3プリズム部材P3から第4プリズム部材P4に入射する際に屈折する。これにより、青色光束の光束幅W3は、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、片側に傾きながら減少する。緑色の変調光については、図5(b)のプリズム部材P3をプリズム部材P2に置き換えた状態となるため、青色の変調光と同様、光束幅が一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して片側に傾きながら減少する。光束幅の変化量についての具体的な計算は省略するが、光束幅の変化量は、赤色の変調光の方が、青色及び緑色の変調光よりも大きくなる。なお、本実施形態では、緑色と青色の変調光が、クロスダイクロイックプリズム127を通過することによって、赤色の変調光に対して左右方向にずれるが、赤緑青の各色画像全体の相対的位置ずれは、各液晶ライトバルブ25a〜25cを光軸に垂直な方向に変位させることによって解消することができる。
つまり、本実施形態によれば、赤色の投影像の幅を、緑及び青色の投影像の幅に比較して縮小することができる。よって、赤色の投影像が他色の投影像よりも大きくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
なお、以上の説明では、第1プリズム部材P1の屈折率を第2及び第3プリズム部材P2,P3の屈折率よりもわずかに大きくし、第4プリズムの屈折率を第2及び第3プリズム部材P2,P3の屈折率よりもわずかに小さくしたが、逆に、第1プリズム部材P1の屈折率を、第2及び第3プリズム部材P2,P3の屈折率よりもわずかに小さくし、第4プリズムの屈折率を、第2及び第3プリズム部材P2,P3の屈折率よりもわずかに大きくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、緑色及び青色の光束幅に比較して赤色の光束幅を増加させることができる。よって、赤色の投影像が他色の投影像よりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態のプロジェクタについて説明する。このプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変形したものであり、同一の部分には同一の符合を付して重複説明を省略する。また、特に説明しない部分については同様の構造を有するものとする。
図6は、第3実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスダイクロイックプリズムの平面図である。この場合、クロスダイクロイックプリズム227は、第1〜第4プリズム部材P1〜P4で構成され、第1及び第2プリズム部材P1,P2の屈折率を等しくし、第3及び第4プリズム部材P3,P4の屈折率を等しくするとともに、第1及び第2プリズム部材P1,P2の屈折率を、第3及び第4プリズム部材P3,P4の屈折率よりもわずかに大きくしている。
ここで、図6のクロスダイクロイックプリズム227による光束幅の変化について考察する。まず、クロスダイクロイックプリズム227の一辺の長さがLであるものとする。また、各プリズム部材P1,P2,P3に入射させる各色の変調光が光軸を挟んで横方向の−tから+tの範囲にわたっており、それぞれ幅2tであるものとする。また、第1及び第2プリズム部材P1,P2の屈折率がnであり、第3及び第4プリズム部材P3,P4の屈折率がnであるものとする。さらに、全プリズム部材P1,P2,P3,P4の直角の頂点が重なっているクロスダイクロイックプリズム227の中心点を原点とする。
最初に赤色の変調光について考えると、位置+tに入射する変調光は、第1及び第2プリズム部材P1,P2を直進して第4プリズム部材P4に入射する際に屈折する。この場合、原点すなわち光軸を基準とした変調光のシフト量Δwbは、
Figure 0004001147
で与えられる。また、位置−tに入射する変調光は、第1プリズム部材P1を直進して第3プリズム部材P3に入射する際に屈折する。この場合、原点すなわち光軸を基準とした変調光のシフト量Δwb’は、
Figure 0004001147
で与えられる。よって、赤色の変調光の光束幅W1の変化量ΔWBは、式(3)と式(4)との差の絶対値で与えられ、
Figure 0004001147
となる。つまり、赤色の変調光の光束幅W1は、ΔWBだけ減少する。
次に緑色の変調光について考えると、位置+tに入射する変調光は、第2プリズム部材P2内で折り曲げられた後、第4プリズム部材P4に入射する際に屈折する。この場合、原点すなわち光軸を基準とした変調光のシフト量は、式(3)で与えられる。また、位置−tに入射する変調光は、第2プリズム部材P2を通過して第4プリズム部材P4に入射する際に屈折し、第4プリズム部材P4内で折り曲げられる。この場合、原点すなわち光軸を基準とした変調光のシフト量は、式(4)で与えられる。よって、緑色の変調光の光束幅W2の変化量は式(5)で与えられる。つまり、緑色の変調光の光束幅W2は、赤色の変調光の光束幅W1と同じ量だけ減少する。
一方、次に青色の変調光について考えると、位置±tに入射する変調光は、屈折率による変化を受けないので、青色の変調光の光束幅W3の減少量は、ゼロとなる。
以上をまとめるならば、図6のクロスダイクロイックプリズム227を用いることにより、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、青色の光束幅W3を一定に保って赤色の光束幅W1や緑色の光束幅W2を減少させることができる。なお、赤緑青の各色画像全体の相対的位置ずれは、各液晶ライトバルブ25a〜25cを光軸に垂直な方向に変位させることによって解消することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、光合成用のクロスダイクロイックプリズム227のうち、第1及び第2プリズム部材P1,P2の屈折率が第3及び第4プリズム部材P3,P4の屈折率より大きくなっているので、赤色及び緑色の投影像の幅を、青色の投影像の幅に比較して縮小することができる。よって、赤色及び緑色の投影像が青色の投影像よりも大きくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
なお、以上の説明では、第1及び第2プリズム部材P1,P2の屈折率が、第3及び第4プリズム部材P3,P4の屈折率よりもわずかに大きいとしたが、逆に第3及び第4プリズム部材P3,P4の屈折率よりもわずかに小さくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、青色の光束幅W3を一定に保って赤色の光束幅W1や緑色の光束幅W2を増加させることができる。よって、赤色及び緑色の投影像が青色の投影像よりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態のプロジェクタについて説明する。このプロジェクタは、第3実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明しない部分については同様の構造を有するものとする。
図7は、第4実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスダイクロイックプリズムの平面図である。この場合、クロスダイクロイックプリズム327は、第1〜第4プリズム部材P1〜P4で構成され、第1及び第4プリズム部材P1,P4の屈折率を等しくし、第2及び第3プリズム部材P2,P3の屈折率を等しくするとともに、第2及び第3プリズム部材P2,P3の屈折率を、第1及び第4プリズム部材P1,P4の屈折率よりもわずかに大きくしている。
赤色の変調光は、第1プリズム部材P1から第2及び第3プリズム部材P2,P3に入射する際に、屈折して光束幅が広がり、第2及び第3プリズム部材P2,P3から第4プリズム部材P4に入射する際に、さらに屈折する。これによって、赤色の変調光の光束幅は増加する。
緑色の変調光は、図6に示す第3実施形態と同様の光路を辿る。つまり、緑色の変調光の光束幅は減少する。
青色の変調光は、緑色の変調光に対して図面の左右で対称な光路を進むので、緑色の変調光と同様の作用をうける。つまり、青色の変調光の光束幅は減少する。
なお、各色光の光束幅の変化量についての具体的な計算は省略する。
以上をまとめるならば、図7のクロスダイクロイックプリズム327を用いることにより、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1を増加し、緑色や青色の光束幅W2,W3を減少させることができる。つまり、本実施形態によれば、赤色の投影像の幅を、緑及び青色の投影像の幅に比較して拡大することができる。よって、赤色の投影像が他色の投影像よりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
なお、以上の説明では、第2及び第3プリズム部材P2,P3の屈折率が、第1及び第4プリズム部材P1,P4の屈折率よりもわずかに大きいとしたが、逆に第1及び第4プリズム部材P1,P4の屈折率よりもわずかに小さくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1を減少させ、緑色や青色の光束幅W2,W3を増加することができる。よって、赤色の投影像が他色の投影像よりも大きくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
〔第5実施形態〕
以下、第5実施形態のプロジェクタについて説明する。このプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明しない部分については同様の構造を有するものとする。
図8は、第5実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスダイクロイックプリズムの平面図である。この場合、クロスダイクロイックプリズム427は、第1〜第4プリズム部材P1〜P4で構成され、さらに、第2プリズム部材P2は、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP2a,P2bによって構成される。ここで、第1、第3、及び第4プリズム部材P1,P3,P4の屈折率と、第2三角プリズムP2bの屈折率とを等しくし、これらに対し、第1三角プリズムP2aの屈折率をわずかに大きくしている。
赤色の変調光のうち、第2プリズム部材P2を経て第4プリズム部材P4に入射するものは、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、第3実施形態で説明した式(3)のシフトを生じる。一方、第3プリズム部材P3を経て第4プリズム部材P4に入射するものは、第4プリズム部材P4に入射する際に屈折せず、シフトを生じない。つまり、赤色の光束幅W1がわずかに拡大する。また、その変化量は、式(3)のΔwbと等しい。
緑色の変調光のうち、第1三角プリズムP2a側に最初に入射し次の第4プリズム部材P4内で折り曲げられるものは、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、第3実施形態で説明した式(4)のシフトを生じる。一方、第2三角プリズムP2b側に最初に入射し第2三角プリズムP2b内で折り曲げられ第4プリズム部材P4に入射するものは、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、第3実施形態で説明した式(3)のシフトを生じる。つまり、緑色の光束幅W2がわずかに減少する。また、その減少量は式(5)で与えられる。
青色の変調光については、屈折率による変動を受けないので、青色の変調光の光束幅W3の減少量は、ゼロとなる。
以上をまとめるならば、図8のクロスダイクロイックプリズム427を用いることにより、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、青色の光束幅W3を一定に保って赤色の光束幅W1を増加させ、緑色の光束幅W2を減少させることができる。つまり、本実施形態によれば、赤色の投影像の幅を、青色の投影像の幅に比較して拡大することができ、緑色の投影像の幅を、青色の投影像の幅に比較して縮小することができる。よって、赤色の投影像が青色の投影像よりも小さくなり、緑色の投影像が青色の投影像よりも大きくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
以上の説明では、第1三角プリズムP2aの屈折率が、他の部分の屈折率よりも大きいとしたが、逆に他の部分の屈折率よりも小さくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1を減少させ、緑色の光束幅W2を増加することができる。よって、赤色の投影像が青色の投影像よりも大きくなり、緑色の投影像が青色の投影像よりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
さらに、第1三角プリズムP2aではなく、第2三角プリズムP2bの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくすることも可能である。この場合も、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1を増加または減少させ、緑色の光束幅W2を減少又は増加させることができる。よって、赤色の投影像が青色の投影像よりも小さく又は大きくなり、緑色の投影像が青色の投影像よりも大きく又は小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
さらにまた、第2プリズム部材P2の代わりに、第1、第3、第4プリズム部材P1,P3,P4を、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムによって構成し、これらの三角プリズムのうちいずれか一方の屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくすることも可能である。この場合も、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、各色の光束幅を増加させたり減少させたりすることにより、適宜、投射レンズの色収差の補正を行うことが可能となる。
〔第6実施形態〕
以下、第6実施形態のプロジェクタについて説明する。このプロジェクタは、第5実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明しない部分については同様の構造を有するものとする。
図9は、第6実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスダイクロイックプリズムの平面図である。この場合、クロスダイクロイックプリズム527は、第1〜第4プリズム部材P1〜P4で構成され、さらに、第1プリズム部材P1は、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP1a,P1bによって構成され、第2プリズム部材P2も、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP2a,P2bによって構成される。ここで、第3及び第4プリズム部材P3,P4の屈折率と、第2三角プリズムP1b,P2bの屈折率とを等しくし、これらに対し、第1三角プリズムP1a,P2aの屈折率をわずかに大きくしている。
図9からわかるように、赤色の変調光は、図6の第3実施形態と同様の光路を辿る。つまり、赤色の光束幅W1は、わずかに減少する。
また、緑色の変調光は、図8の第5実施形態と同様の光路を辿る。つまり、緑色の光束幅W2は、わずかに減少する。
青色の変調光については、屈折率による変動を受けないので、青色の変調光の光束幅W3の減少量は、ゼロとなる。
以上をまとめるならば、図9のクロスダイクロイックプリズム527を用いることにより、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、青色の光束幅W3を一定に保って赤色や緑色の光束幅W1,W2を減少させることができる。つまり、本実施形態によれば、赤色や緑色の投影像の幅を、青色の投影像の幅に比較して縮小することができる。よって、赤色や緑色の投影像が青色の投影像よりも大きくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
以上の説明では、第1三角プリズムP1a,P2aの屈折率が、他の部分の屈折率よりも大きいとしたが、逆に他の部分の屈折率よりも小さくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色や緑色の光束幅W1,W2を増加させることができる。よって、赤色や緑色の投影像が青色の投影像よりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。さらに、第1三角プリズムP1a,P2aではなく、第1三角プリズムP1aと第2三角プリズムP2bの部分を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくしたり、第2三角プリズムP1bと第1三角プリズムP2aの部分を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくしたりすることも可能である。さらにまた、第1及び第2プリズム部材P1,P2の代わりに、第1及び第3プリズム部材、第1及び第4プリズム部材、第2及び第3プリズム部材、第2及び第4プリズム部材、または第3及び第4プリズム部材を、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムによって構成し、第1三角プリズムまたは第2三角プリズムの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくすることも可能である。この場合も、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、各色の光束幅を増加させたり減少させたりすることにより、適宜、投射レンズの色収差の補正を行うことが可能となる。ただし、本実施形態の場合、他の部分と屈折率を変える2つの三角プリズム同士が隣り合わないような組み合わせとすることが必要である。なぜならば、例えば隣り合う第2三角プリズムP1b,P2bの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくした場合、赤色の変調光も緑色の変調光もほとんど屈折せずにクロスダイクロイックプリズム527を通過してしまい、色収差の補正を行うことができなくなってしまうからである。
〔第7実施形態〕
以下、第7実施形態のプロジェクタについて説明する。このプロジェクタは、第6実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明しない部分については同様の構造を有するものとする。
図10は、第7実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスダイクロイックプリズムの平面図である。この場合、クロスダイクロイックプリズム627は、第1〜第4プリズム部材P1〜P4で構成され、さらに、第1プリズム部材P1は、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP1a,P1bによって構成され、第2プリズム部材P2も、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP2a,P2bによって構成され、第3プリズム部材P3も、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP3a,P3bによって構成される。ここで、第4プリズム部材P4の屈折率と、第2三角プリズムP1b,P2b,P3bの屈折率とを等しくし、これらに対し、第1三角プリズムP1a,P2a,P3aの屈折率をわずかに大きくしている。
赤色の変調光のうち、第1三角プリズムP1a側に最初に入射し第2プリズム部材P2を経て第4プリズム部材P4に入射するものは、第2プリズム部材P2の第2三角プリズムP2bに入射する際、及び第1三角プリズムP2aに入射する際の屈折によって、幅が減少するシフトを生じるが、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、そのままか元に近づくように幅が増加するシフトを生じる。一方、第2三角プリズムP1b側に最初に入射し第3プリズム部材P3を経て第4プリズム部材P4に入射するものは、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、わずかに幅が増加する。つまり、赤色の光束幅W1はほとんど変化しない。

緑色の変調光は、図8及び図9の第5及び第6実施形態と同様の光路を辿る。
青色の変調光については、第1三角プリズムP3a側に最初に入射するものについては、緑色の第1三角プリズムP2aに入射する変調光と同様で反対向きの振る舞いをし、第2三角プリズムP3b側に最初に入射するものについては、緑色の第2三角プリズムP2bに入射する変調光と同様で反対向きの振る舞いをする。つまり、青色の光束幅W3がわずかに減少する。
なお、各色光の光束幅の変化量についての具体的な計算は省略する。
以上をまとめるならば、図10のクロスダイクロイックプリズム627を用いることにより、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1の変動をわずかに保って緑色や青色の光束幅W2,W3を相対的に減少させることができる。つまり、本実施形態によれば、緑色や青色の投影像の幅を、赤色の投影像の幅に比較して縮小することができる。よって、緑色や青色の投影像が赤色の投影像よりも大きくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
以上の説明では、第1三角プリズムP1a,P2a,P3aの屈折率が、他の部分の屈折率よりも大きいとしたが、逆に他の部分の屈折率よりも小さくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1の変動をわずかに保って緑色や青色の光束幅W2,W3を相対的に増加させることができる。よって、緑色や青色の投影像が赤色の投影像よりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。さらに、第1三角プリズムP1a,P2a,P3aではなく、三角プリズムP1a,P2a,P3bの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくしたり、三角プリズムP1b,P2a,P3bの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくしたり、あるいは、三角プリズムP1b,P2b,P3aの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくしたりすることも可能である。 さらにまた、第1、第2及び第3プリズム部材P1,P2,P3の代わりに、第1、第2及び第4プリズム部材、第1、第3及び第4プリズム部材、第2、第3及び第4プリズム部材を、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムによって構成し、第1三角プリズムまたは第2三角プリズムの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくすることも可能である。この場合も、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、各色の光束幅を増加させたり減少させたりすることにより、適宜、投射レンズの色収差の補正を行うことが可能となる。ただし、本実施形態の場合も、第6実施形態と同様、他の部分と屈折率を変える3つの三角プリズムのうち、2つの三角プリズム同士が隣り合わないような組み合わせとすることが必要である。
〔第8実施形態〕
以下、第8実施形態のプロジェクタについて説明する。このプロジェクタは、第7実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明しない部分については同様の構造を有するものとする。
図11は、第8実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスダイクロイックプリズムの平面図である。この場合、クロスダイクロイックプリズム727は、第1〜第4プリズム部材P1〜P4で構成され、さらに、第1プリズム部材P1は、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP1a,P1bによって構成され、第2プリズム部材P2も、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP2a,P2bによって構成され、第3プリズム部材P3も、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP3a,P3bによって構成され、第4プリズム部材P4も、屈折率の互いに異なる第1及び第2三角プリズムP4a,P4bによって構成される。ここで、第2三角プリズムP1b,P2b,P3b,P4bの屈折率を等しくし、これらに対し、第1三角プリズムP1a,P2a,P3a,P4aの屈折率をわずかに大きくしている。
赤色の変調光のうち、第1三角プリズムP1a側に最初に入射し第2プリズム部材P2を経て第4プリズム部材P4に入射するものは、第2プリズム部材P2に入射する際の屈折によって、幅が減少するシフトを生じるが、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、そのままか元に近づくように幅が増加するシフトを生じる。一方、第2三角プリズムP1b側に最初に入射し第3プリズム部材P3を経て第4プリズム部材P4に入射するものは、第3プリズム部材P3に入射する際の屈折によって、幅が増加するシフトを生じるが、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、そのままか元に近づくように幅が減少するシフトを生じる。つまり、赤色の光束幅W1は変化しない。
緑色の変調光は、図8の第5実施形態等と同様の光路を辿る。つまり、緑色の光束幅W2は、わずかに減少する。
青色の変調光については、第1三角プリズムP3a側に最初に入射するものについては、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、幅が減少するシフトを生じる。また、第2三角プリズムP3b側に最初に入射するものについては、第4プリズム部材P4に入射する際の屈折によって、幅が増加するシフトを生じる。つまり、青色の光束幅W3は、わずかに増加する。
なお、各色光の光束幅の変化量についての具体的な計算は省略する。
以上をまとめるならば、図11のクロスダイクロイックプリズム727を用いることにより、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1を一定に保って緑色の光束幅W2を相対的に減少させ、青色の光束幅W3を相対的に増加させることができる。つまり、本実施形態によれば、緑色の投影像の幅を、赤色の投影像の幅に比較して縮小することができ、青色の投影像の幅を、赤色の投影像の幅に比較して拡大することができる。よって、緑色の投影像が赤色の投影像よりも大きく、青色の投影像が赤色の投影像よりも小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
以上の説明では、第1三角プリズムP1a,P2a,P3a,P4aの屈折率が、他の部分の屈折率よりも大きいとしたが、逆に他の部分の屈折率よりも小さくすることもできる。この場合、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1を一定に保って緑色の光束幅W2を相対的に増加させ、青色の光束幅W3を相対的に減少させることができる。よって、緑色の投影像が赤色の投影像よりも小さく、青色の投影像が赤色の投影像よりも大きくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
さらに、第1三角プリズムP1a,P2a,P3a,P4aではなく、第2三角プリズムP1b,P2b,P3b,P4bの屈折率を他の部分の屈折率よりも大きく又は小さくすることも可能である。この場合も、一対の誘電体多層膜27a,27bに垂直な横断面CS内に関して、赤色の光束幅W1を一定に保って緑色の光束幅W2を相対的に増加又は減少させ、青色の光束幅W3を相対的に減少又は増加させることができる。よって、緑色の投影像が赤色の投影像よりも小さく又は大きく、青色の投影像が赤色の投影像よりも大きく又は小さくなるような投射レンズの色収差の補正に有効である。
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、各クロスダイクロイックプリズム27〜727において、第1プリズム部材P1に赤色の変調光を入射させ、第2プリズム部材P2に緑色の変調光を入射させ、第3プリズム部材P3に青色の変調光を入射させることとしているが、これらの組合せは、誘電体多層膜27a,27bの特性を適宜設定することにより、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、光源装置21からの光を複数の部分光束に分割するため、2つのフライアイ光学系21d,21eを用いていたが、この発明は、このようなフライアイ光学系すなわちレンズアレイを用いないプロジェクタにも適用可能である。さらに、フライアイ光学系21d,21eをロッドインテグレータに置き換えることもできる。
また、上記実施形態では、光源装置21において偏光変換部材21gを用いていたが、この発明は、このような偏光変換部材21gを用いないプロジェクタにも適用可能である。
また、上記実施形態では、透過型のプロジェクタに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型プロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含むライトバルブが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味している。反射型プロジェクタの場合、ライトバルブは液晶パネルのみによって構成することが可能であり、一対の偏光板は不要である。なお、光変調装置は液晶パネル等に限られず、例えばマイクロミラーを用いた光変調装置であってもよい。
また、プロジェクタとしては、投射面を観察する方向から画像投射を行う前面プロジェクタと、投射面を観察する方向とは反対側から画像投射を行う背面プロジェクタとがあるが、図1等に示すプロジェクタの構成は、いずれにも適用可能である。
第1実施形態のプロジェクタの光学系を説明する図である。 (a)、(b)は、ダイクロイックプリズムの平面図及び側面図である。 (a)、(b)は、同上プリズムによる色収差の補正を説明する図である。 第2実施形態のプロジェクタに組み込まれるクロスプリズムの平面図である。 (a)、(b)は、同上プリズムによる色収差の補正を説明する図である。 第3実施形態におけるダイクロイックプリズムの平面図である。 第4実施形態におけるダイクロイックプリズムの平面図である。 第5実施形態におけるダイクロイックプリズムの平面図である。 第6実施形態におけるダイクロイックプリズムの平面図である。 第7実施形態におけるダイクロイックプリズムの平面図である。 第8実施形態におけるダイクロイックプリズムの平面図である。
符号の説明
10…プロジェクタ、 21…光源装置、 21a…光源ランプ、 21d,21e…フライアイ光学系、 21g…偏光変換部材、 21i…重畳レンズ、 23…色分割光学系、 23a,23b…ダイクロイックミラー、 25…光変調部、 25a〜25c…液晶ライトバルブ、 27…クロスダイクロイックプリズム、 27a,27b…誘電体多層膜、 29…投射レンズ、 P1,P2,P3,P4…プリズム部材

Claims (6)

  1. 3色の照明光によってそれぞれ照明されるとともに、各色の照明光を個別に変調する3
    つの光変調装置と、
    三角柱状の第1乃至第4プリズム部材と、前記第1乃至第4プリズム部材の第1及び第
    2の側面に沿って設けられた一対のダイクロイックミラーとを有してなり、前記第1乃至
    第3プリズム部材の第3の側面から前記3つの光変調装置を経た3色の変調光をそれぞれ
    入射させ、前記第4プリズム部材の第3の側面から前記3色の変調光を合成した像光を射
    出する光合成部材と、
    前記光合成部材を経て合成された像光を投射する投射光学系と、
    を備えるプロジェクタであって、
    前記第1プリズム部材の第3の側面に入射した所定色の変調光は、前記一対のダイクロ
    イックミラーを透過し、前記第2及び第3プリズム部材の第3の側面に入射した他の色の
    変調光は、前記一対のダイクロイックミラーでそれぞれ反射されて光路を折り曲げられ、
    前記所定色は、前記投射光学系に最も残存している色収差に対応する色であり、
    前記第1乃至第4プリズム部材のうち、少なくとも前記第1のプリズム部材を含む1つ
    または2つのプリズム部材の屈折率を残りのプリズム部材の屈折率と異なるものとし、前
    記残りのプリズム部材の屈折率を互いに等しくしたこと
    を特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記第2乃至第4プリズム部材の屈折率は、互いに等しいことを特徴とする請求項1記
    載のプロジェクタ。
  3. 前記所定色は、赤色光であり、前記第1乃至第3プリズム部材のうち赤色の変調光を入
    射させるプリズム部材の屈折率を、前記第1乃至第3プリズム部材のうち前記他の色の変
    調光を入射させるプリズム部材の屈折率よりも高くすることを特徴とする請求項1及び請
    求項2のいずれか一項記載のプロジェクタ。
  4. 前記第1プリズム部材は、前記第2及び第3プリズム部材に挟まれて前記第4プリズム
    部材に対向しており、前記第2及び第3プリズム部材は、互いに屈折率が等しく、前記第
    1及び第4プリズム部材は、前記第2及び第3プリズム部材に対して大きさが略等しく符
    号の異なる屈折率差を有することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  5. 前記第1プリズム部材は、前記第2及び第3プリズム部材に挟まれて前記第4プリズム
    部材に対向しており、前記第1及び第2プリズム部材は、互いに屈折率が等しく、前記第
    3及び第4プリズム部材に対して等しい屈折率差を有し、前記第3および第4プリズム部
    材は、互いに屈折率が等しいことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  6. 前記第1プリズム部材は、前記第2及び第3プリズム部材に挟まれて前記第4プリズム
    部材に対向しており、前記第1及び第4プリズム部材は、互いに屈折率が等しく、前記第
    2及び第3プリズム部材に対して等しい屈折率差を有し、前記第2及び第3プリズム部材
    は、互いに屈折率が等しいことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
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