JP4036123B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ライトバルブその他の空間光変調装置を用いて画像を投射するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクタでは、ホワイトバランスを調節するため、液晶ライトバルブによる光変調に際して色間で格差を設けることや、NDフィルタを特定色の光路上に配置することが行われていた(例えば、特許文献1等参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−318922号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光変調に際して色間で格差を設けてホワイトバランスを調節する場合、投射される画像のコントラストが悪化する。
【0004】
また、NDフィルタを光路上に配置してホワイトバランスを調節する場合、熱歪みによる色ムラが顕著になりやすく、NDフィルタ等の精密な温度管理が必要となる。
【0005】
そこで、本発明は、投射される画像のコントラストを悪化させることなくホワイトバランスを調節することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、色ムラが発生せず、精密な温度管理が不要なプロジェクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタは、光源光を発生する光源装置と、光源装置からの光源光を複数のダイクロイックミラーによって分割して各色の照明光とする光分割光学系と、光分割光学系から射出された各色の照明光によって照明される各色ごとの複数の空間光変調装置と、複数の空間光変調装置からの各色の像光を合成して射出する光合成光学系と、光合成光学系を経て合成された像光を投射する投射光学系と、複数のダイクロイックミラーのうち所定のダイクロイックミラーで分岐された所定色の光束の偏光状態を変更することによって、当該所定色の光束の一部を分岐光路外に導く位相差板とを備える。
【0008】
上記プロジェクタでは、位相差板が、複数のダイクロイックミラーのうち所定のダイクロイックミラーで分岐された所定色の光束の偏光状態を変更することによって、当該所定色の光束の一部を分岐光路外に導くので、ホワイトバランスを調節する際の余剰光をプロジェクタの光学系内で減衰させることなく光路外に逃がすことができる。この結果、余剰光による熱がプロジェクタの光学系を構成する光学素子を加熱することがなくなり、NDフィルタを用いた場合のような色ムラが発生せず、光学系の温度管理も簡易なものとなる。なお、その他のダイクロイックミラーについては、これで分岐された色の光束の偏光状態を変更しないので、このような光束が光路外に漏れ出して強度が低下することを防止できる。
【0009】
また、上記プロジェクタの具体的態様では、位相差板が、所定のダイクロイックミラーで分岐された所定色の光束を一部透過させることによって当該所定色の光束を分岐光路外に導くミラーをさらに備える。この場合、ミラーを透過型の減衰フィルタとして活用して余剰光のみを光路外に排除することができる。
【0010】
また、上記プロジェクタの具体的態様では、光分割光学系が、複数のダイクロイックミラーである前段のダイクロイックミラーと後段のダイクロイックミラーとを光路に沿って並べることによって段階的に各色の分岐を行い、位相差板が、前段及び後段のダイクロイックミラーの間に配置される。この場合、前段のダイクロイックミラーによって第1色の光束を効率的に分岐することができ、後段のダイクロイックミラーによって第2色の光束を減衰させつつ効率的に分岐することができる。
【0011】
また、上記プロジェクタの具体的態様では、位相差板は、45°入射タイプのシート状の位相差板であり、前段のダイクロイックミラーの裏面に貼り付けられる。この場合、位相差板の取付けや位置調整が簡単で確実なものとなる。
【0012】
また、上記プロジェクタの具体的態様では、前段のダイクロイックミラーによって、光源光のうち強度の比較的弱い一色の光を分岐し、後段のダイクロイックミラーによって、光源光のうち強度の比較的強い残りのいずれか一色の光を分岐する。この場合、強度の比較的弱い一色の光の損失を防止しつつ、比較的強い残りのいずれか一色の光を適宜減衰させることができる。
【0013】
また、上記プロジェクタの具体的態様では、光源装置は、高圧水銀ランプであり、前段のダイクロイックミラーは、強度の弱いR光を分岐し、後段のダイクロイックミラーは、強度の強いB光及びG光のいずれか一方を分岐する。この場合、高圧水銀ランプその他のR光の弱い光源であっても、RGBの各色の照明バランスを良好に保つことができる。
【0014】
また、本発明に係る別のプロジェクタは、光源光を発生する光源装置と、光源装置からの光源光を複数のダイクロイックミラーによって分割して各色の照明光とする光分割光学系と、光分割光学系から射出された各色の照明光によって照明される各色ごとの複数の空間光変調装置と、複数の空間光変調装置からの各色の像光を合成して射出する光合成部材と、光合成部材を経て合成された像光を投射する投射光学系と、複数のダイクロイックミラーで分割された光束のうち所定色の光束の偏光状態を変更することによって当該所定色の光束が光路外に導かれることを防止する位相差板とを備える。なお、上記光分割光学系は、複数のダイクロイックミラーを直交させた状態で内蔵するクロスダイクロイックミラーとすることができる。
【0015】
上記プロジェクタでは、位相差板が、複数のダイクロイックミラーで分割された光束のうち所定色の光束の偏光状態を変更することによって、当該所定色の光束が光路外に導かれることを防止するので、ホワイトバランスを調節する際に減衰させるべきでない低強度光を光路内に保持することができる。この結果、このような低強度光を有効に活用することができる。なお、その他の色の光束については偏光状態が変更されないので、ホワイトバランスを調節する際の余剰光として光路外に逃がすことができる。この結果、余剰光による熱がプロジェクタの光学系を構成する光学素子を加熱することがなくなり、また、NDフィルタを用いた場合のような色ムラが発生しなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの構造について図面を参照しつつ説明する。
【0017】
図1は、本発明に係るプロジェクタの光学系を説明する図である。このプロジェクタ10は、光源光を発生する光源装置21と、光源装置21からの光源光をRGBの3色に分割する光分割光学系23と、光分割光学系23から射出された各色の照明光によって照明される光変調部25と、光変調部25からの各色の像光を合成する光合成光学系27と、光合成光学系27で合成された像光をスクリーン(不図示)に投射する投射レンズ29とを備える。
【0018】
光源装置21は、光源ランプ21aと、一対のフライアイ21b,21cと、偏光変換部材21dと、重畳レンズ21eとを備える。ここで、光源ランプ21aは、例えば高圧水銀ランプからなり、光源光をコリメートするための凹面鏡を備える。また、一対のフライアイ21b,21cは、マトリックス状に配置された複数の要素レンズによって、光源ランプ21aからの光源光を分割して個別に集光・発散させ、光変調部25に設けられており後に詳述する液晶ライトバルブ上に均一に重畳させる。偏光変換部材21dは、フライアイ21cから射出した光源光を図1の紙面に垂直なS偏光成分のみに変換して次段光学系に供給する。重畳レンズ21eは、偏光変換部材21dを経た照明光を適宜収束させて、液晶ライトバルブの重畳照明を可能にする。
【0019】
図2は、光源ランプ21aである高圧水銀ランプの分光特性を示すグラフである。このグラフからも明らかなように、高圧水銀ランプが発生する光源光は、G光やB光の強度が相対的に大きくなっているが、R光の強度が相対的に小さくなっている。このため、ホワイトバランスをとる必要が生じるが、この際NDフィルタを用いると、NDフィルタのガラス基板が加熱されてこれに不均一な温度分布が発生し、ガラス基板に熱歪みが生じて偏光状態が乱れるので、投射画像に異常な着色が生じる可能性がある。このため、本実施形態では、以下に詳述するが、光分割光学系23内に位相差板すなわち波長板を組み込んでG光やB光を減衰させている。
【0020】
図1に戻って、光分割光学系23は、第1〜第3ダイクロイックミラー23a〜23cと、(λ/2)板23dと、3つのフィールドレンズ23f〜23hと、反射ミラー23i,23jとを備える。第1ダイクロイックミラー23aは、RGBの3色のうちR光を反射しG光及びB光を透過させる。また、第2ダイクロイックミラー23bは、GBの2色のうちG光を反射しB光を透過させる。(λ/2)板23dは、45°入射タイプのシート状の位相差板であり、第1ダイクロイックミラー23aの裏面に貼り付けられて、第1ダイクロイックミラー23aを透過したG光及びB光をS偏光から例えばP偏光に変換する。この光分割光学系23において、第1ダイクロイックミラー23aに入射したR光は、S偏光のまま、反射ミラー23iを経てフィールドレンズ23fに入射する。また、第1ダイクロイックミラー23aを通過して第2ダイクロイックミラー23bで反射されたG光は、(λ/2)板23dによってS偏光からP偏光に変換されて、フィールドレンズ23gに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー23bを通過したB光は、P偏光として、リレーレンズLL1,LL2、第3ダイクロイックミラー23c及び反射ミラー23jを経て、フィールドレンズ23hに入射する。
【0021】
図3は、第2ダイクロイックミラー23bの特性を概念的に説明するグラフである。第2ダイクロイックミラー23bは、G光を反射しB光を透過させるローパスフィルタであるが、入射光がS偏光ではなくP偏光である場合、G光が部分的に透過するようになり、G光がB光の光路に直進することになる。この現象を利用すれば、フィールドレンズ23gすなわちG光用の液晶ライトバルブに入射させるG光の強度を適宜減衰させることができる。一方、第3ダイクロイックミラー23cの場合、ハイパスフィルタとなっており、入射光がS偏光ではなくP偏光である場合、B光が部分的に透過するようになっている。これにより、フィールドレンズ23hすなわちB光用の液晶ライトバルブに入射させるB光の強度を適宜減衰させることができる。なお、第2ダイクロイックミラー23bを部分的に透過して第3ダイクロイックミラー23cに入射したG光は、ハイパスフィルタである第3ダイクロイックミラー23cをほぼ完全に透過して光分割光学系23外部に取り出される。このように第3ダイクロイックミラー23cを透過させることによって取り出されたG光やB光は、不要光として適当な吸収体に吸収させて迷光を防止する。なお、第3ダイクロイックミラー23cは、通常の金属膜ミラーに置き換えることができ、第2ダイクロイックミラー23bを通過したP偏光であるG光やB光の一部を透過させて外部に導くことができる。
【0022】
光変調部25は、3つの液晶ライトバルブ25a〜25cと、各液晶ライトバルブ25a〜25cを挟むように配置される3組の偏光フィルタ25e〜56gとを備える。第1ダイクロイックミラー23aで反射されたR光は、フィールドレンズ23fを介して液晶ライトバルブ25aに入射する。第1ダイクロイックミラー23aを透過して第2ダイクロイックミラー23bで反射されたG光は、フィールドレンズ23gを介して液晶ライトバルブ25bに入射する。第1及び第2ダイクロイックミラー23a,23bを透過したB光は、フィールドレンズ23hを介して液晶ライトバルブ25cに入射する。各液晶ライトバルブ25a〜25cは、入射した照明光の空間的強度分布を変調するための空間光変調装置であり、各液晶ライトバルブ25a〜25cにそれぞれ入射した3色の光は、これらでそれぞれ画像に応じて変調される。その際、偏光フィルタ25e〜56gによって、各液晶ライトバルブ25a〜25cに入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、各液晶ライトバルブ25a〜25cから射出される変調光から所定の偏光方向の変調光が取り出される。
【0023】
クロスダイクロイックプリズム27は、光合成光学系であり、R光反射用の誘電体多層膜27aと、B光反射用の誘電体多層膜27bとを直交させた状態で内蔵するものであり、液晶ライトバルブ25aからのR光を誘電体多層膜27aで反射して進行方向右側に射出させ、液晶ライトバルブ25bからのG光を誘電体多層膜27bを介して直進・射出させ、液晶ライトバルブ25cからのB光を誘電体多層膜27bで反射して進行方向左側に射出させる。このようにして、クロスダイクロイックプリズム27で合成された合成光は、投射レンズ29に入射する。
【0024】
以下、図1のプロジェクタの動作について説明する。光源装置21からの光源光は、光分割光学系23に設けた第1及び第2ダイクロイックミラー23a,23bによって色分割され、対応する液晶ライトバルブ25a〜25cに照明光としてそれぞれ入射する。各液晶ライトバルブ25a〜25cは、外部からの画像信号によって変調されて2次元的屈折率分布を有しており、照明光を2次元空間的に画素単位で変調する。このように、各液晶ライトバルブ25a〜25cで変調された照明光すなわち像光は、クロスダイクロイックプリズム27で合成されて投射レンズ29に入射する。投射レンズ29に入射した像光は、不図示のスクリーンに投影される。この場合、光分割光学系23中に(λ/2)板23dを設けて第2ダイクロイックミラー23bに入射させるG光や第3ダイクロイックミラー23cに入射させるB光をP偏光とし、これらを部分的に光路外に分岐しているので、R光の強度を維持しつつG光やB光を適宜減衰させてホワイトバランスを調整することができる。なお、R光は、S偏光として第1ダイクロイックミラー23aで効率良く反射されるので、ほとんど損失のない状態で液晶ライトバルブ25aに入射する。
【0025】
〔第2実施形態〕
図4は、第2実施形態のプロジェクタを説明する図である。第2実施形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変形したものであり、同一部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0026】
本実施形態では、第1ダイクロイックミラー23aの裏面ではなく、第1及び第2ダイクロイックミラー23a,23bの間の光路上に、独立した板状の(λ/2)板123dを設けている。この場合も、(λ/2)板123dによって第2ダイクロイックミラー23bに入射させるG光や第3ダイクロイックミラー23cに入射させるB光をP偏光としているので、R光の強度を維持しつつG光やB光を適宜減衰させてホワイトバランスを調整することができる。
【0027】
〔第3実施形態〕
図5は、第3実施形態のプロジェクタを説明する図である。第3実施形態のプロジェクタも、第1実施形態のプロジェクタを変形したものである。
【0028】
この光分割光学系123では、クロスダイクロイックミラー123xによって光源光をRGBの3色に分割する。クロスダイクロイックミラー123xは、B光反射用のダイクロイックミラー123aと一対のR光反射用のダイクロイックミラー123c,123dとを直交させたものであり、紙面に垂直なS偏光とされた入射光LBのうちR光を、ダイクロイックミラー123c,123dで反射させてミラー123fに入射させることによって紙面に垂直な上方に折り曲げる。また、入射光LBのうちG光をダイクロイックミラー123a,123c,123dの背後に透過直進させてミラー123gに入射させることによって紙面に垂直な上方に折り曲げる。さらに、入射光LBのうちB光をダイクロイックミラー123aで反射させてミラー123hに入射させることによって紙面に垂直な上方に折り曲げる。このようにして分割された各色の照明光は、適宜光路を折り曲げることによって、図1に示す光変調部25に入射させることができる。なお、R光用のダイクロイックミラー123c,123dとミラー123fとの間の光路上には(λ/2)板223dを配置している。
【0029】
この光分割光学系123では、クロスダイクロイックミラー123xにS偏光を入射させるが、クロスダイクロイックミラー123xを経てミラー123g,123hに入射するG光及びB光は、これらのミラー123g,123hに対してP偏光となっている。よって、ミラー123g,123hが薄膜の金属ミラーや誘電体多層膜のミラーである場合、G光やB光を適宜減衰させることができる。一方、クロスダイクロイックミラー123xから(λ/2)板223dを経てミラー123fに入射するR光は、偏光方向が切替えられているので、ミラー123fに対してS偏光として入射する。よって、R光は、ほとんど損失のない状態で液晶ライトバルブ25a(図1参照)に入射する。
【0030】
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、光源として高圧水銀ランプ以外のランプを用いることができ、この場合、そのランプの分光特性を考慮して特定色の強度を低下させることになる。例えばR光を減衰させてB光及びG光をそのまま使用する場合、図1のプロジェクタにおいて、前段に配置される第1ダイクロイックミラー23aでB光及びG光の一方を反射分岐し、後段に配置される第2ダイクロイックミラー23bでB光及びG光の他方を反射分岐し、最後の第3ダイクロイックミラー23cの前に(λ/2)板23dの代わりの(λ/2)板を配置してR光をほぼ反射させる。これにより、B光及びG光の他方をロスなく分岐できるとともに、R光を減衰させて分岐することができる。
【0031】
また、例えば第2実施形態では、R光を第1ダイクロイックミラー23aによって反射させて分岐しているが、R光を第1ダイクロイックミラー23aで透過させて分岐することもできる。この場合、第1ダイクロイックミラー23aで反射されたB光及びG光を第2及び第3ダイクロイックミラー23b,23cに導いてこれらを減衰させつつ分岐することもできる。
【0032】
また、第1実施形態では、第1ダイクロイックミラー23aの裏面に(λ/2)板23dを貼り付けているが、第2ダイクロイックミラー23bの表面に(λ/2)板23dを貼り付けても同様の機能を発揮させることができる。
【0033】
また、第1及び第2実施形態では、第2ダイクロイックミラー23bで反射されたG光と、第3ダイクロイックミラー23cで反射されたB光とをP偏光のまま光変調部25に入射させているが、第2及び第3ダイクロイックミラー23b,23cの反射光の光路上に(λ/2)板を配置して、光変調部25に入射させる偏光をS偏光に統一することもできる。
【0034】
また、第1実施形態では、第1ダイクロイックミラー23aの裏面に(λ/2)板23dを貼り付けているが、第2ダイクロイックミラー23bの裏面に(λ/2)板23dを貼り付けることができる。この場合、B光のみを減衰させることができる。さらに、第1ダイクロイックミラー23aの裏面に(λ/2)板23dを貼り付けつつ、第2ダイクロイックミラー23bの裏面に別の波長差補償用の波長板を貼り付けることも可能である。この場合、波長差補償用の波長板によって、第3ダイクロイックミラー23cに入射する照明光を正確なP偏光とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るプロジェクタの光学系を示す。
【図2】 光源光の分光特性を示す。
【図3】 ダイクロイックミラーの特性を示す。
【図4】 第2実施形態に係るプロジェクタの光学系を示す。
【図5】 第3実施形態に係るプロジェクタの要部を示す。
【符号の説明】
21 光源装置、 21a 光源ランプ、 21d 偏光変換部材、 23 光分割光学系、 23a 第1ダイクロイックミラー、 23b 第2ダイクロイックミラー、 23c 第3ダイクロイックミラー、 23d(λ/2)板、 25 光変調部、 25a〜25c 液晶ライトバルブ、 25e〜56g 偏光フィルタ、 27 クロスダイクロイックプリズム、 29 投射レンズ

Claims (4)

  1. 光源光を発生する光源装置と、
    前記光源装置からの光源光を複数のダイクロイックミラーによって分割して各色の照明光とする光分割光学系と、
    前記光分割光学系から射出された各色の照明光によって照明される各色ごとの複数の空間光変調装置と、
    前記複数の空間光変調装置からの各色の像光を合成して射出する光合成光学系と、
    前記光合成光学系を経て合成された像光を投射する投射光学系と、
    前記複数のダイクロイックミラーのうち前段のダイクロイックミラーで分岐され前記光源装置からの光源光のうち強度が相対的に大きい所定色の光束の偏光状態をP偏光に変更する位相差板とを備え、
    前記位相差板で偏光状態がP偏光に変更された前記所定色の光束の一部は、前記前段のダイクロイックミラーより後段に配置される後段のダイクロイックミラーを透過し前記所定色の光路外に取り出されることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記位相差板は、45°入射タイプのシート状の位相差板であり、前記前段のダイクロイックミラーの裏面に貼り付けられることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記前段のダイクロイックミラーによって、光源光のうち強度の比較的弱い一色の光と残りとを分岐し、前記後段のダイクロイックミラーによって、光源光のうち強度の比較的強い残りのいずれか一色の光とその他とを分岐することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項記載のプロジェクタ。
  4. 前記光源装置は、高圧水銀ランプであり、前記前段のダイクロイックミラーは、強度の弱いR光と残りとを分岐し、前記後段のダイクロイックミラーは、強度の強いB光及びG光のいずれか一方と他方とを分岐することを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。
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