JPH11142803A - 投写型カラー表示装置 - Google Patents

投写型カラー表示装置

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JPH11142803A
JPH11142803A JP30236497A JP30236497A JPH11142803A JP H11142803 A JPH11142803 A JP H11142803A JP 30236497 A JP30236497 A JP 30236497A JP 30236497 A JP30236497 A JP 30236497A JP H11142803 A JPH11142803 A JP H11142803A
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JP
Japan
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light
image
optical path
display device
prism
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JP30236497A
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English (en)
Inventor
Toshio Kuroiwa
敏男 黒岩
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Cosina Co Ltd
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Cosina Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を招くことなく、高画質な投写
型カラー表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶ライトバルブ14a〜14cはラン
プ11からの光路長が等しくなるように配置され、同じ
濃度の画像を形成する。画像合成器20は、ダイクロイ
ック面21c,22cが形成された合成プリズム21,
22とガラスブロック23とから構成される。合成プリ
ズム21とガラスブロック23とは屈折率および大きさ
が近似しており、通過光路長が等しい。ダイクロイック
面21c,22cは単一面により構成されるので精度良
く形成され、光路ズレを生じることなく画像光を透過ま
たは反射する。合成プリズム21,22とガラスブロッ
ク23の射出面には遮光性を有するマスク部24〜26
が設けられており、画像合成器20内で生じた内面反射
光が画像光の光路内に侵入することを阻止する。画像合
成器20を特別に大きくしなくても内面反射光による画
像の乱れが防止されるので、カラー表示装置10の大型
化が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3つの液晶ライト
バルブ上に形成された画像を合成してスクリーン上に投
映する投写型カラー表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写型のカラー表示装置には様々な方式
のものがあるが、一般的に実用されているものとして
は、光源から放出された白色光を赤色光,青色光,緑色
光の3色光に分解して3つの液晶ライトバルブに入射さ
せ、それぞれの液晶ライトバルブ上に赤色画像,青色画
像,緑色画像を形成するとともに、これらの3色の画像
を光学的に合成してスクリーンに投映するようにしたも
のが挙げられる。液晶ライトバルブは、画素ごとに液晶
セグメントを配列して入射光の強度に応じて透過光濃度
をコントロールできるようにしたもので、解像度の高い
画像を形成することができる。
【0003】図3は、投写型カラー表示装置の一般的な
光学的構成を示すものである。カラー表示装置5は、光
源用のランプ11から放出された白色光を赤色光,青色
光,緑色光の3色光に分解する2つのダイクロイックミ
ラー12,13と、3つの液晶ライトバルブ14a,1
4b,14cと、液晶ライトバルブ14a〜14c上に
形成された3つの画像を合成する画像合成器15と、合
成画像をスクリーン(図示せず)上に投映するための投
写レンズ16と、反射鏡17とから構成されている。第
1ダイクロイックミラー12は、白色光中の赤色光を透
過させ、青色光と緑色光とを垂直な方向に反射する。ま
た、第2ダイクロイックミラー13は、青色光と緑色光
との合成光の光路上に配置され、緑色光を透過させて青
色光を垂直な方向に反射する。3つの液晶ライトバルブ
14a〜14cは、ダイクロイックミラー12,13に
よって分解された3色光の光路上に1つずつ配置され、
入射光を変調して赤色画像,青色画像,緑色画像を形成
する。
【0004】画像合成器15は、4つの直角プリズム1
5a,15b,15c,15dを組み合わせて構成され
ている。直角プリズム15a〜15dのそれぞれの側面
にはダイクロイックコーティングが施されており、これ
により画像合成器15には、交叉した2面のダイクロイ
ック面15e,15fが形成される。
【0005】反射鏡17は、赤色光および緑色光の光路
内に合計3個配置され、液晶ライトバルブ14a〜14
cが画像合成器15の3方の面と対峙するように光路を
折り曲げている。液晶ライトバルブ14a〜14c上に
形成された3色の画像は、画像合成器15を通過するこ
とによって合成され、この合成画像が投写レンズ16側
に射出される。
【0006】上記構成のカラー表示装置5では、ランプ
11から緑色用の液晶ライトバルブ14cまでの光路長
が、赤色用および青色用の液晶ライトバルブ14a,1
4bまでの光路長に比較して長く構成される。このた
め、3つの液晶ライトバルブ14a〜14c上に形成さ
れる3色の画像の濃度に差異が生じ、これら3色の画像
を合成して得られる合成画像に色ムラが発生する。ま
た、画像合成器15のダイクロイック面15e,15f
は、直角プリズム15a〜15dの2組の接合面を並設
して構成されるので、これらの面15e,15fを精度
良く構成することは難しい。しかも、2つのダイクロイ
ック面15e,15fが交叉しているので、各画像光
は、直角プリズム15a〜15dの接合面を2回ずつ通
過することになり、画像合成器15を通過した際に光路
ズレや像の歪みを生じやすい。
【0007】このような問題を解決するために、例えば
図4に示した構成のカラー表示装置がある。カラー表示
装置6では、画像合成器18は、直角プリズム18a
と、2組の平行面を有する2つのプリズム18b,18
cとを接合して構成される。直角プリズム18aとプリ
ズム18b,18cとの接合面にはダイクロイック層が
設けられ、ダイクロイック面18d,18eが形成され
ている。また、プリズム18cのダイクロイック面18
eとの対向面には、全反射面18fが形成されている。
これにより、画像合成器18には、ダイクロイック面1
8d,18eと全反射面18fとが平行に形成される。
【0008】第1ダイクロイックミラー12によって分
光された赤色光の光路内には反射鏡17が配置され、赤
色用の液晶ライトバルブ14aが直角プリズム18aの
側面に対峙するように光路が折り曲げられている。ま
た、青色用および緑色用の液晶ライトバルブ14b,1
4cは、プリズム18b,18cに対峙するように配置
される。これにより、ダイクロイックミラー12,13
によって分解された3色の光の、ランプ11から液晶ラ
イトバルブ14a〜14cまでの光路長が等しくなって
いる。
【0009】このカラー表示装置6によれば、全反射面
18fが単独に形成されるとともに、ダイクロイック面
18d,18eがただ1つの接合面から構成されるの
で、各面を精度良く形成することができる。これによ
り、3色の画像光は光路ズレを生じることなく画像合成
器18を通過し、良好な合成画像を得ることができる。
また、ランプ11から液晶ライトバルブ14a〜14c
までの各光路長が等しいので、色ムラの発生も抑えられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このカラー
表示装置6の画像合成器18は、ダイクロイック面18
d,18e、および全反射面18fが全て平行に配置さ
れるため、図3に示した画像合成器15に比較して外形
が大きくなる。しかも、画像合成器18内での内面反射
を抑えるためには、内周面と画像光の光路とを遠ざける
必要があるので、画像合成器18がさらに大型化しやす
い。また、画像合成器18の大型化によって投写レンズ
16のバックフォーカスも長くなるので、投写レンズ1
6の明るさを十分に得ようとすると、FNoが小さくなる
ように、投写レンズ16を大型化して有効口径を大きく
しなくてはならない。
【0011】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、装置の大型化を招くことなく、高画質な投写型カ
ラー表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の投写型カラー表示装置は、3つの液晶ライ
トバルブを、光源からの光路長がほぼ等しくなるように
配置するとともに、合成光学部材を、3色の画像のうち
第1の色の画像光と第2の色の画像光とを合成する第1
の合成プリズムと、この第1の合成プリズムによる合成
画像光と第3の色の画像光とを合成する第2の合成プリ
ズムと、第3の色の画像光の光路上に配置され、屈折率
および大きさが第1の合成プリズムと近似するガラスブ
ロックとから構成し、さらに第1および第2の合成プリ
ズムを、2つの直角プリズムの斜面を接合するととも
に、接合面にダイクロイック層を形成して構成するもの
である。
【0013】第2の合成プリズムには、投写レンズと対
向する射出面の周縁部に、遮光性を有し、第2の合成プ
リズムの内周面で反射した光の光路を遮るためのマスク
部を設けておくのが好ましい。また、第1の合成プリズ
ムおよびガラスブロックについても、第2の合成プリズ
ムと対峙する射出面の周縁部に、遮光性を有し、第1の
合成プリズムまたはガラスブロックの内周面で反射した
光の光路を遮るためのマスク部を設けるのが好ましい。
【0014】また、第1の合成プリズムと第2の合成プ
リズムとを、屈折率が第1の合成プリズムと近似する接
着剤で接着しておくのが好ましい。また、ガラスブロッ
クと第2の合成プリズムとを、屈折率がガラスブロック
と近似する接着剤で接着するのがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の投写型カラー表
示装置の光学的構成を示すもので、図3および図4に示
したカラー表示装置5,6と同じ部材には共通の符号を
付してある。投写型カラー表示装置(以下、単にカラー
表示装置とする)10は、白色光を放出する光源用のラ
ンプ11と、2つのダイクロイックミラー12,13
と、3つの液晶ライトバルブ14a,14b,14c
と、投写レンズ16と、光路折り曲げ用の反射鏡17
と、画像合成器20とから構成されている。
【0016】第1ダイクロイックミラー12は、ランプ
11から放たれる白色光中の赤色光のみを透過させ、赤
色以外の光、すなわち青色光と緑色光との合成光を垂直
な方向に反射する。また、第2ダイクロイックミラー1
3は、青色光と緑色光との合成光の光路上に配置され、
緑色光を透過させるとともに、青色光を垂直な方向に反
射する。3つの液晶ライトバルブ14a,14b,14
cは、2つのダイクロイックミラー12,13によって
分解された赤色光,青色光,緑色光の各光路上に配置さ
れ、入射光を変調して赤色画像,青色画像,緑色画像を
形成する。
【0017】反射鏡17は、第1ダイクロイックミラー
12によって分光された赤色光の光路内、および第2ダ
イクロイックミラー13によって分光された緑色光の光
路内に1つずつ配置され、ランプ11から液晶ライトバ
ルブ14a〜14cまでの各光路長が等しくなるように
調整されている。これにより、液晶ライトバルブ14a
〜14cに入射される赤色光,青色光,緑色光の強度が
等しくなり、赤色画像,青色画像,緑色画像の濃度が等
しくなる。
【0018】画像合成器20は、液晶ライトバルブ14
a〜14cに形成される赤色画像,青色画像,緑色画像
を合成し、この合成画像光を投写レンズ16側に射出す
る。図2に拡大して示すように、画像合成器20は、2
つの合成プリズム21,22と、1つのガラスブロック
23とから構成され、第2合成プリズム22を中心とし
て鉤状に配置される。前述した赤色用および青色用の液
晶ライトバルブ14a,14bは第1合成プリズム21
に、また緑色用の液晶ライトバルブ14cはガラスブロ
ック23に対峙させて配置される。
【0019】第1合成プリズム21は、2つの直角プリ
ズム21a,21bの斜面を接合して構成される。直角
プリズム21a,21bの接合面にはダイクロイックコ
ーティングが施されており、これらの接合面によって合
成プリズム21内にダイクロイック面21cが形成され
る。なお、第2合成プリズム22も第1合成プリズム2
1と同じ構成であるので、符号のみを付してある。本実
施形態においては、第1合成プリズム21のダイクロイ
ック面21cは、赤色光を透過させ、赤色以外の光を反
射するように構成してある。また第2合成プリズム22
のダイクロイック面22cは、緑色光を透過させ、緑色
以外の光を反射する。
【0020】ガラスブロック23は、屈折率や分散等の
光学特性値、および大きさが第1合成プリズム21と近
似するように構成されている。
【0021】第1合成プリズム21およびガラスブロッ
ク23には、第2合成プリズム22と対峙する射出面の
周縁部に、遮光性を有するマスク部24,25が設けら
れている。また、第2合成プリズム22の投写レンズ1
6と対向する射出面の周縁部にも、遮光性を有するマス
ク部26が設けられている。マスク部24〜26は、画
像合成器20内で生じた内面反射光の光路を遮り、画像
光の光路内に侵入することを防止するためのもので、例
えば遮光性を有する物質を塗布して形成したり、あるい
は遮光性を有する材料で作製したマスク部材を配置して
もよい。
【0022】第1合成プリズム21と第2合成プリズム
22とは、屈折率が第1合成プリズム21と近似する接
着剤によって接着されている。また、ガラスブロック2
3と第2合成プリズム22とは、屈折率がガラスブロッ
ク23と近似する接着剤によって接着されている。
【0023】液晶ライトバルブ14a上に形成された赤
色画像の光は、第1合成プリズム21のダイクロイック
面21cを透過して第2合成プリズム22側に直進す
る。また液晶ライトバルブ14b上に形成された青色画
像の光は、ダイクロイック面21cで反射されて第2合
成プリズム22側に向かう。赤色画像光と青色画像光と
は、ダイクロイック面21cを透過または反射する際に
合成され、この合成画像光が第2合成プリズム22に向
かう。
【0024】この際、ダイクロイック面21cがただ1
つの接合面により構成されるので、このダイクロイック
面21cは精度良く形成され、光路ズレや像の歪みを生
じることなく、画像光を透過または反射させる。また、
第1合成プリズム21と第2合成プリズム22とが、第
1合成プリズム21と近似する屈折率の接着剤により接
着されているので、合成画像光の光路が接着剤層で変化
してズレを生じることはない。
【0025】ダイクロイック面21cで合成された赤色
画像光と青色画像光との合成画像光は、第2合成プリズ
ム22のダイクロイック面22cで反射され、投写レン
ズ16側に向かう。
【0026】一方、液晶ライトバルブ14c上に形成さ
れた緑色画像の光は、ガラスブロック23および第2合
成プリズム22のダイクロイック面22cを透過して、
投写レンズ16側に向かう。この場合においても、ガラ
スブロック23と第2合成プリズム22との接着面の屈
折率がガラスブロック23と近似するので、緑色画像光
の光路が接着剤層で変化してズレを生じることはない。
この緑色画像光は、ダイクロイック面22cを透過する
際に赤色画像光と青色画像光との合成画像光と合成さ
れ、赤色画像,青色画像,および緑色画像の合成画像光
が投写レンズ16に入射される。
【0027】この際、第1合成プリズム21とガラスブ
ロック23とは、屈折率および大きさが近似するように
構成され、それぞれの通過光路長が等しくなっているの
で、第1合成プリズム21を通過した赤色画像光と青色
画像光との合成画像光と、ガラスブロック23を透過し
た緑色画像光とは、第2の合成プリズム22に入射され
る時点で像の濃度および大きさが等しくなる。これによ
り、ダイクロイック面22cで合成された画像は、赤
色,青色,緑色のバランスが良好な状態に保たれたもの
となる。また、第2合成プリズム22のダイクロイック
面22cがただ1つの接合面により構成されるので、こ
のダイクロイック面22cは精度良く形成され、ダイク
ロイック面22cを透過または反射した画像光に光路ズ
レや像の歪みが生じることはない。
【0028】ここで、合成プリズム21,22およびガ
ラスブロック23の各射出面に、遮光性を有するマスク
部24〜26が設けられているので、合成プリズム2
1,22およびガラスブロック23内で内面反射が生じ
たとしても、内面反射光の進路がマスク部24〜26に
よって遮られ、画像光の光路内に侵入することが阻止さ
れる。これにより、画像合成器20を特別に大きく形成
しなくても内面反射光による画像の乱れを防止でき、カ
ラー表示装置10の大型化が抑えられる。
【0029】また、第1合成プリズム21およびガラス
ブロック23は、第2合成プリズム22よりも液晶ライ
トバルブ14a〜14c側に配置されるので、これらを
通過する画像光の大きさは第2合成プリズム22内での
大きさに比較して小さくなる。したがって、第1合成プ
リズム21およびガラスブロック23を第2合成プリズ
ム22よりも小さくすることが可能となり、画像合成器
20を、図4に示した画像合成器18に比較して小型に
構成することができる。
【0030】さらに、画像合成器20の小型化によって
投写レンズ16のバックフォーカスが短かくなり、FNo
が小さくなる。したがって、投写レンズ16は、有効口
径が大きくなるように外径を特別に大きくしなくても明
るく構成される。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の投写型カラー表
示装置によれば、赤色用,青色用,緑色用の3つの液晶
ライトバルブは、光源からの光路長がほぼ等しくなるよ
うに配置されるので、液晶ライトバルブ上に形成される
3色の画像の濃度が均一になる。これにより、3色の画
像を合成して得られる合成画像は、3色のバランスが良
好な状態に保たれたものとなり、色ムラが生じることは
ない。
【0032】また、画像合成器用の合成プリズムは、2
つの直角プリズムの斜面を接合するとともに、接合面に
ダイクロイック層を形成して構成されるので、ダイクロ
イック面がただ1つの接合面により構成され、高い精度
で形成される。したがって、画像光は、光路ズレや像の
歪みを生じることなくダイクロイック面を透過または反
射するようになり、良好な画質の合成画像を得ることが
できる。
【0033】屈折率および大きさが第1の合成プリズム
と近似するガラスブロックが、第3の色の画像の光路中
に配置されるので、このガラスブロックを透過した第3
の色の画像光と、第1の合成プリズムによって合成され
た合成画像光とは、第2の合成プリズムに入射される時
点で濃度および大きさがほぼ同じになる。これにより、
第2の合成プリズムによって合成された画像は、赤色,
青色,緑色のバランスが良好な状態に保たれた鮮明な像
となる。
【0034】さらに、2つの合成プリズムおよびガラス
ブロックの各射出面に遮光性を有するマスク部を設け、
内面反射光が画像光の光路内に侵入することを阻止する
ので、従来のカラー表示装置のように画像合成器の外形
を特別に大きく形成しなくても内面反射光による画像の
乱れを防止できる。しかも、画像合成器の小型化によっ
て投写レンズのバックフォーカスが短かくなり、FNo
小さくなるので、投写レンズは特別に大径化しなくても
十分に明るく構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投射型カラー表示装置の光学的構成を
示す概略図である。
【図2】図1に示した画像合成器の拡大図である。
【図3】従来の投写型カラー表示装置の光学的構成を示
す概略図である。
【図4】従来の投射型カラー表示装置の別の光学的構成
を示す概略図である。
【符号の説明】
5,6,10 カラー表示装置 11 ランプ 12,13 ダイクロイックミラー 14a,14b,14c 液晶ライトバルブ 15,18,20 画像合成器 15e,15f,18d,18e,21c,22c ダ
イクロイック面 16 投写レンズ 17 反射鏡 18f 全反射面 21,22 合成プリズム 23 ガラスブロック 24,25,26 マスク部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02F 1/1347 G02F 1/1347 G03B 33/12 G03B 33/12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から放出される白色光を赤色成分,
    緑色成分,青色成分の3色光に分解する分光部材と、分
    解された3色光の光路上に1つずつ配置され、色光ごと
    に画像を形成する3つの液晶ライトバルブと、これら3
    つの液晶ライトバルブ上に形成された3色の画像を合成
    する合成光学部材と、合成された画像を投映する投写レ
    ンズとからなる投写型カラー表示装置において、 前記3つの液晶ライトバルブは、前記光源からの光路長
    がほぼ等しくなるように配置されており、前記合成光学
    部材は、前記3色の画像のうち第1の色の画像光と第2
    の色の画像光とを合成する第1の合成プリズムと、この
    第1の合成プリズムによる合成画像光と第3の色の画像
    光とを合成する第2の合成プリズムと、第3の色の画像
    光の光路上に配置され、屈折率および大きさが前記第1
    の合成プリズムと近似するガラスブロックとから構成さ
    れ、前記第1および第2の合成プリズムは、2つの直角
    プリズムの斜面を接合してなるとともに、接合面にはダ
    イクロイック層が形成されていることを特徴とする投写
    型カラー表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の合成プリズムには、前記投写
    レンズと対向する射出面の周縁部に、遮光性を有し、第
    2の合成プリズムの内周面で反射した光の光路を遮るた
    めのマスク部が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の投写型カラー表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の合成プリズムには、前記第2
    の合成プリズムと対峙する射出面の周縁部に、遮光性を
    有し、第1の合成プリズムの内周面で反射した光の光路
    を遮るためのマスク部が設けられていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の投写型カラー表示装置。
  4. 【請求項4】 前記ガラスブロックには、前記第2の合
    成プリズムと対峙する射出面の周縁部に、遮光性を有
    し、ガラスブロックの内周面で反射した光の光路を遮る
    ためのマスク部が設けられていることを特徴とする請求
    項1ないし3記載の投写型カラー表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の合成プリズムと第2の合成プ
    リズムとは、屈折率が第1の合成プリズムと近似する接
    着剤で接着されていることを特徴とする請求項1ないし
    4記載の投写型カラー表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ガラスブロックと第2の合成プリズ
    ムとは、屈折率がガラスブロックと近似する接着剤で接
    着されていることを特徴とする請求項1ないし5記載の
    投写型カラー表示装置。
JP30236497A 1997-11-05 1997-11-05 投写型カラー表示装置 Pending JPH11142803A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268139A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Sony Corp 液晶表示装置、液晶プロジェクタ装置及びパネル冷却方法
JP2007133125A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Seiko Epson Corp プロジェクタ

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JP2002268139A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Sony Corp 液晶表示装置、液晶プロジェクタ装置及びパネル冷却方法
JP2007133125A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Seiko Epson Corp プロジェクタ

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