JP4001054B2 - 硬貨搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動販売機には、利用者によって硬貨投入口から投入された硬貨を受け入れ、該受け入れた硬貨を硬貨処理部に送り出すための硬貨搬送装置が設けられている。
【0003】
硬貨処理部は、硬貨搬送装置から与えられた硬貨に対して、例えば識別や計数等の処理を行い、これらの処理が済んだ硬貨を金種別に収容するものである。この種の硬貨処理部では、これらの処理を個別に行うのが一般的であり、硬貨が連続して投入された場合に、これらの処理を正確に行うことができない虞れがある。
【0004】
このため、上述した硬貨搬送装置としては、投入された硬貨を一旦収容空間に受け入れた後、該受け入れた硬貨を一枚ずつ搬送するようにしたものが提案されている。具体的には、収容空間に臨む態様で回転円板(搬出部材)を中心軸回りに回転可能に配設し、回転円板を回転させることにより、収容空間の硬貨を一枚ずつ硬貨処理部に順次送り出すように構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
上記のように構成した硬貨搬送装置では、硬貨が連続投入された場合にも、これらの硬貨を個別に硬貨処理部に送り出すことが可能となり、硬貨の処理に支障を来たす事態を防止することができるようになる。
【0006】
【特許文献1】
特開平2000−298749号公報(第4−5項、第5図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した硬貨搬送装置では、回転円板(搬出部材)の表面に硬貨の一方の表面を当接させた後、回転円板を回転することにより、硬貨を送り出すようにしているため、搬出部材の表面上において搬送される硬貨の中心軸が円弧を描くようになる。
【0008】
このため、例えば、所定の受取位置から所定の搬出位置まで搬送する場合には、搬送される硬貨の中心軸が、これら受取位置および搬出位置の相互間距離の半分だけ、硬貨の搬送方向に対して左右方向にずれることになる。この結果、硬貨の搬送方向に対して左右方向に大きなスペースを確保しておかなければならず、適用する機器において硬貨の搬送方向に対して左右方向に大型化する事態を招来する。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みて、硬貨処理部における硬貨の処理に支障を来たす事態を防止し、かつ、適用する機器において硬貨の搬送方向に対して左右方向に大型化する事態を防止することが可能な硬貨搬送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る硬貨搬送装置は、自動販売機の硬貨投入口から投入された硬貨を収容空間に一時的に受け入れ、当該収容空間に受け入れた硬貨を所定の受取位置から所定の搬出位置まで搬送するための搬出部材を備え、前記搬出部材により搬送した後の硬貨を硬貨処理部に順次送り出すようにした硬貨搬送装置であって、前記搬出部材は、受取位置から前記搬出位置までの間を結ぶ直線に沿って斜め上下方向に延在し、かつ前記斜め上下方向の直線に沿って移動することによって前記収容空間の硬貨を所定周期で一枚ずつ搬送することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る硬貨搬送装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1〜4は、本実施の形態である硬貨搬送装置を示すものである。ここで例示する硬貨搬送装置200は、例えば、既存の自動販売機に設けられるもので、硬貨投入口枠100と硬貨処理部400との間に設けられる。
【0013】
硬貨投入口枠100は、例えば、既存の自動販売機に一般的に用いられるもので、自動販売機の操作パネル300に取り付けられる。硬貨投入口枠100の前面には、正面向かって右側の部位に円盤部材110および投入ホッパー120が設けられる。
【0014】
円盤部材110は、金属材料によって円盤状に形成したもので(図5参照)、硬貨投入口111を備える。硬貨投入口111は、利用者からの複数の硬貨を同時に硬貨搬送装置200内に投入するためのもので、例えば投入される硬貨のうち最大の硬貨の直径よりも大きな左右幅と、当該硬貨二枚分の厚さよりも大きな高さとを有するように形成した開口である。
【0015】
投入ホッパー120は、硬貨投入口111の下端から前斜め上方に延在する底壁と、この底面の左右端から上方に延在する側壁とを備えて、利用者からの硬貨を硬貨投入口111に案内するものである。この投入ホッパー120は、例えば、既存の硬貨投入口枠100に対して取り付けられる。
【0016】
硬貨処理部400は、既存の自動販売機に一般的に用いられるものであり、例えば識別や計数等の処理を行い、これらの処理が済んだ硬貨を金種別に収容する。
【0017】
なお、図1中の130は、硬貨投入口枠100の前面に設けた返却レバーであり、硬貨投入口枠100の裏側で返却レバー片140に連結してある。この返却レバー130は、利用者により回転されて硬貨の返却操作を受け付けると、返却レバー片140を介して硬貨処理部400の返却レバー401を操作して、硬貨処理部400に硬貨の返却操作を行わせる。
【0018】
図2に示すように、上述した硬貨投入口枠100の裏面には、円盤部材110に対応する部位に係合爪101が設けられる。係合爪101は、硬貨投入口枠100に、硬貨搬送装置200を取り付けるためのもので、左右に2つ配設されて互いに対を成す。
【0019】
硬貨搬送装置200は、硬貨搬送装置本体210、搬送プレート(搬出部材)220、動作変換部230および駆動部240を備える。この硬貨搬送装置200は、上述した硬貨投入口枠100の係合爪101の対と係合可能に構成した係合孔210aの対を硬貨搬送装置本体210に備え、これら係合爪101および係合孔210aを互いに係合することによって硬貨投入口枠100に取り付けられる。
【0020】
硬貨搬送装置本体210は、後で詳述する搬送プレート220が挿通されるもので、左側壁211、右側壁212、後側壁213、底壁214および天井壁215を備えて、前方に開口した受入口216と、下方に開口した送出口217とを構成する。この硬貨搬送装置本体210は、上述した硬貨投入口111からの硬貨を受入口216を通じて受け入れ可能な位置に配置される。
【0021】
左側壁211は、受入口216の左縁および送出口217の左縁を構成するものである。右側壁212は、受入口216の右縁および送出口217の右縁を構成するものである。これら左側壁211および右側壁212は、搬送プレート220の左右幅分の間隔をおいて互いに対向配置される。
【0022】
後側壁213は、送出口217の後縁を構成するもので、係合爪213aを備える。係合爪213aは、後側壁213の下端を後斜め上方に向けて折り曲げて形成したものである。図2に示すように、硬貨搬送装置本体210は、硬貨処理部400の上面に設けた係合穴402に対して係合穴402を係合させることにより、送出口217の開口方向(下方)に対して硬貨処理部400における硬貨受入口(明示せず)が位置する状態を保持する。
【0023】
底壁214は、受入口216の下縁を構成する斜面部214aと、送出口217の前縁を構成する曲面部214bとを有する。斜面部214aは、受入口216の下縁から後斜め下方に向けて延在する斜面Hを形成する。曲面部214bは、送出口217の前縁から上方に延在する部分と、この部分の延在端から前斜め上方に向けて湾曲しながら延在する部分とを有して、案内面Dを形成するものである。
【0024】
斜面部214aおよび曲面部214bの間には、斜面部214cおよび収容部214dが設けてある。斜面部214cは、案内面Dの前端から前斜め下方へ向けて延在する平面(以下、支持平面Pという)を形成するものである。
【0025】
収容部214dは、蓋状部214daおよび半筒状部214dbにより構成してある。蓋状部214daは、斜面部214aの後端から前斜め下方に延在するもので、その周縁が円弧状となるように形成してある。半筒状部214dbは、蓋状部214daの周縁部から後斜め下方に延在して、断面円弧状の周壁を成すものである。これら蓋状部214daおよび半筒状部214dbは、斜面部214cとの間に、受入口216から受け入れた硬貨を収容するための収容空間Rを構成する。収容空間Rは、支持平面Pの前面側に複数の硬貨を積み重ねて収容するのに十分な大きさを有する。
【0026】
この収容部214dには、図3に示すように、半筒状部214dbの後端に挿通孔214eが設けてある。挿通孔214eは、搬送プレート220を挿通するのに必要な大きさを有する。また、この収容部214dには、その左右方向の略中央となる位置に、後述する搬送プレート220の姿勢規制部材222を挿通するためのスリット214d′が設けてある。スリット214d′は、硬貨搬送装置本体210の外部から収容空間Rに達するように、収容部214dにおける蓋状部214daおよび半筒状部214dbの双方に亘って形成してある(図3、5参照)。
【0027】
天井壁215は、受入口216の上縁を構成するもので、その前端部に上述した係合孔210aの対が設けられる(図7参照)。この天井壁215は、後斜め下方に向けて延在する回転規制部材215aを備える。回転規制部材215aは、斜面H上に一方の表面を当接した姿勢の硬貨(図3中のC(1))の進行を許容するとともに、例えば起立姿勢(図3中、二点鎖線で例示)の硬貨に対して当接して、当該硬貨の進行を阻止する。また、この天井壁215には、支持平面Pの延長域となる部位に、挿通孔215bが設けてある。挿通孔215bは、搬送プレート220を挿通するのに必要な大きさを有する。
【0028】
上述した硬貨搬送装置本体210には、挿通孔214e,215bを通じて、左側壁211および右側壁212に直交するように搬送プレート220が挿通してある。搬送プレート220は、支持平面Pに沿って斜め上下方向に延在するもので、その厚さが一定である。この搬送プレート220の厚さは、例えば硬貨一枚分の厚さに設定される。
【0029】
この搬送プレート220の中央部には、硬貨を挿通するための貫通孔221が設けてある。貫通孔221は、搬送プレート220の延在方向に長軸をとる楕円状を成す。この貫通孔221の短径は、収容空間Rの硬貨(投入される硬貨のうち直径が最大のもの)を挿通することのできる最小限のものに設定される。この搬送プレート220の左右幅は、貫通孔221を設けた部位に対して、所望の機械的強度を維持することのできる最小限のものに設定される。
【0030】
この搬送プレート220は、後で詳述する動作変換部230により駆動されて、挿通孔214e,215bをガイドとして、支持平面Pに対して斜め上下方向に沿って直線往復移動可能である。この搬送プレート220の貫通孔221は、この直線往復移動により、収容空間Rの硬貨を受け取るための位置(以下、受取位置という)と、受取位置で受け取った硬貨を収容空間Rから搬出するための位置(以下、搬出位置という)とを移動する。
【0031】
貫通孔221が受取位置にある場合には、貫通孔221が上述した収容部214dの後方側延長域にある(図3参照)。これにより、貫通孔221が受取位置にある場合には、収容空間Rの硬貨が貫通孔221を挿通して支持平面Pに支持されるようになる。ここで、搬送プレート220の厚さを硬貨一枚分に設定しているため、支持平面P上で貫通孔221に挿通された状態に保持される硬貨が一枚に限られる。
【0032】
一方、貫通孔221が搬出位置にある場合には、貫通孔221が支持平面Pの上端を通過し、支持平面P上に硬貨を支持することができない状態となる。
【0033】
この搬送プレート220の下端部には、姿勢規制部材222が設けてある。姿勢規制部材222は、搬送プレート220の下端を上方に向けて屈曲形成したもので、図6に示すように、上述した収容部214dのスリット214d′に挿通可能な左右幅を有している。この姿勢規制部材222は、搬送プレート220の貫通孔221が搬出位置にある場合に、スリット214d′を通じて収容空間Rに進出可能、かつ搬送プレート220の貫通孔221が受取位置にある場合に、収容空間Rから退行可能に構成してある。これにより、この姿勢規制部材222は、収容空間Rに進出した場合に、図4中、二点鎖線で例示する硬貨、つまり収容部214dの隅部に当接して後方に倒れた状態(以下、ブリッジ状態という)の硬貨の下端を前方から後方へ向けて押し出し可能である。
【0034】
この搬送プレート220の上端部には、搬送プレート220と動作変換部230とを連動させるための貫通長孔223が設けてある。貫通長孔223は、左右に延在して長孔を成す。
【0035】
動作変換部230は、硬貨搬送装置本体210の後側壁213に固定可能に構成した支持板231に対して、回転円板232およびウォームホイール233を備えて構成してある。回転円板232およびウォームホイール233は、共通の回転軸230aを介して支持板231に回転可能に支承してある。
【0036】
回転円板232は、搬送プレート220の左右幅よりも小さな直径(例えば投入される硬貨のうち最大の硬貨の直径)を有するもので、その表面上外周側の部位に、円柱状のピン部232aを備える。この回転円板232は、上述した搬送プレート220の貫通長孔223にピン部232aが挿通するように配置される。これにより、この動作変換部230は、回転円板232の回転に伴うピン部232aの循環移動により、ピン部232aに挿通された搬送プレート220を駆動して、支持平面Pに対して直線往復移動させることができる。
【0037】
駆動部240は、駆動モータ241の回転軸(明示せず)にウォーム242を設けて構成したもので、ウォーム242が上述したウォームホイール233に噛合するように、上述した支持板231に配設してある(図2参照)。これらウォーム242およびウォームホイール233の減速比としては、例えば1/30に設定することができる。
【0038】
上述したように構成した硬貨搬送装置200では、駆動モータ241が回転すると、ウォーム242およびウォームホイール233を介して回転円板232が回転し、この回転に伴うピン部232aの循環移動により、搬送プレート220がその延在方向に沿って、換言すると、受取位置および搬出位置の相互間を結ぶ直線に沿って、支持平面Pに対して直線往復移動するようになる。
【0039】
図5〜8は、上述した硬貨搬送装置200において受け入れられた硬貨が送り出されるまでの様子を説明するためのものである。以下、これらの図、並びに図3、4を適宜参照しながら本実施の形態である硬貨搬送装置200について詳述する。なお、各図中、Cは硬貨を示す。また、Cの後に続く括弧内の番号は、受け入れられた硬貨が送り出されるまでの順番に対応して付したものである。
【0040】
上述した硬貨搬送装置200では、投入ホッパー120上に利用者によって複数の硬貨が投下されると、これら複数の硬貨が連続して硬貨投入口111から受入口216を通じて硬貨搬送装置本体210内に受け入れられるようになる。
【0041】
硬貨搬送装置本体210内に受け入れられた硬貨C(1)は、斜面Hに沿って後方側へ滑走した後に、斜面Hから滑り落ちて収容空間Rに至るようになる(C(2)の状態)。この時、回転規制部材215aは、図3中、二点鎖線で例示するように、斜面H上で起立姿勢の硬貨に当接して、該当接した硬貨を下方に滑り落とすようになるので、当該硬貨が後方に倒れながら滑り落ちて上述したブリッジ状態となるのを抑える。
【0042】
収容空間Rに至った硬貨は、半筒状部214dbにおける内周面の傾斜により、搬送プレート220の前面に寄り集まるようになる。ここで、駆動モータ241が回転すると、搬送プレート220が直線往復移動するようになる。
【0043】
積み重なった複数の硬貨のうち、最下段の硬貨は、搬送プレート220の貫通孔221が受取位置に至ると、この貫通孔221を挿通して支持平面Pに支持される(C(3)の状態)。
【0044】
貫通孔221を挿通して支持平面Pに支持された硬貨は、搬送プレート220が斜め上方に支持平面Pに対して直線移動することにより、支持平面P上で貫通孔221の縁部で押し出されて、搬出位置まで搬送される(C(4)の状態)。
【0045】
搬出位置まで搬送された硬貨は、後方側へ倒れながら案内面D上を滑降して(C(5)の状態)、送出口217から硬貨処理部400に送り出される。
【0046】
この間、姿勢規制部材222は、搬送プレート220が斜め上方に移動するのに伴って収容空間Rに進出して、ブリッジ状態の硬貨(図4中、二点鎖線で例示)の下端を前方から後方へ押し出すように作用する(同図中、破線で例示)。これにより、収容空間Rに至った硬貨が仮にブリッジ状態になったとしても、この姿勢規制部材222による硬貨の押し出し作用により、当該硬貨のブリッジ状態が解除されるので、当該硬貨が収容空間Rで詰まる事態を防止することができる。
【0047】
上述した硬貨を硬貨処理部400に送り出すための一連の動作は、搬送プレート220が支持平面Pに対してその延在方向に沿って直線往復移動することにより、換言すると、受取位置および搬出位置の相互間を結ぶ直線に沿って直線往復移動することにより、繰り返し行われる。この結果、収容空間Rに収容された複数の硬貨は、搬送プレート220の直線往復移動に伴う上述した搬送作用によって一枚ずつ搬出された後に、送出口217から硬貨処理部400に順次送り出される。
【0048】
以上説明したように、本実施の形態である硬貨搬送装置200では、収容空間Rに受け入れた硬貨を受取位置から搬出位置まで搬送するための搬送プレート220を備え、受取位置から搬出位置までを結ぶ直線に沿って搬送プレート220を直線往復移動することにより、収容空間Rの硬貨を一枚ずつ搬出した後に送出口217から硬貨処理部400に順次送り出すようにしている。従って、本実施の形態である硬貨搬送装置200によれば、硬貨が連続投入された場合にも、これらの硬貨を個別に硬貨処理部に送り出すことが可能となり、硬貨の処理に支障を来たす事態を防止することができるようになる。
【0049】
しかも、本実施の形態である硬貨搬送装置200では、搬送プレート220の左右幅(硬貨の搬送方向に対して左右方向の幅)を貫通孔221を設ける上で最小限のものとし、かつ硬貨搬送装置本体210の左右幅を搬送プレート220を設ける上で最小限のものとしている。従って、本実施の形態である硬貨搬送装置200によれば、硬貨搬送装置本体210の左右幅(硬貨の搬送方向に対して左右方向の幅)を小さくする上で極めて有利となる。
【0050】
これらにより、本実施の形態である硬貨搬送装置200によれば、硬貨処理部における硬貨の処理に支障を来たす事態を防止し、かつ、適用する機器において硬貨の搬送方向に対して左右方向に大型化する事態を防止することが可能になる。
【0051】
しかも、本実施の形態では、投入ホッパー120の硬貨通路上に硬貨を投下するだけで、硬貨搬送装置本体210内への硬貨の投入が行われるようにしているので、硬貨を投入するための作業が著しく軽減され、利用者の利便性を高める上で極めて有利となる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る硬貨搬送装置によれば、自動販売機の硬貨投入口から投入された硬貨を収容空間に一時的に受け入れ、当該収容空間に受け入れた硬貨を所定の受取位置から所定の搬出位置まで搬送するための搬出部材を備え、前記搬出部材により搬送した後の硬貨を硬貨処理部に順次送り出すようにした硬貨搬送装置であって、前記搬出部材は、前記受取位置から前記搬出位置までの間を結ぶ直線に沿って斜め上下方向に延在し、かつ前記斜め上下方向の直線に沿って移動することによって前記収容空間の硬貨を所定周期で一枚ずつ搬送するので、前記硬貨処理部における硬貨の処理に支障を来たす事態を防止し、かつ、適用する機器において硬貨の搬送方向に対して左右方向に大型化する事態を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態である硬貨搬送装置を正面側から見た斜視図である。
【図2】図1に示した硬貨搬送装置を背面側から見た斜視図である。
【図3】図1に示した硬貨搬送装置の第1の断面図である。
【図4】図1に示した硬貨搬送装置の第2の断面図である。
【図5】図1に示した硬貨搬送装置における硬貨の移動を示す第1の説明図である。
【図6】図1に示した硬貨搬送装置における硬貨の移動を示す第2の説明図である。
【図7】図1に示した硬貨搬送装置における硬貨の移動を示す第3の説明図である。
【図8】図1に示した硬貨搬送装置における硬貨の移動を示す第4の説明図である。
【符号の説明】
100 硬貨投入口枠
101 係合爪
110 円盤部材
111 硬貨投入口
120 投入ホッパー
130 返却レバー
140 返却レバー片
200 硬貨搬送装置
210 硬貨搬送装置本体
210a 係合孔
211 左側壁
212 右側壁
213 後側壁
213a 係合爪
214 底壁
214a 斜面部
214b 曲面部
214c 斜面部
214d 収容部
214d′ スリット
214e 挿通孔
215 天井壁
215a 回転規制部材
215b 挿通孔
216 受入口
217 送出口
220 搬送プレート
221 貫通孔
222 姿勢規制部材
223 貫通長孔
230 動作変換部
230a 回転軸
231 支持板
232 回転円板
232a ピン部
233 ウォームホイール
240 駆動部
241 駆動モータ
242 ウォーム
300 操作パネル
400 硬貨処理部
401 返却レバー
402 係合穴
C 硬貨
D 案内面
H 斜面
P 支持平面
R 収容空間

Claims (1)

  1. 自動販売機の硬貨投入口から投入された硬貨を収容空間に一時的に受け入れ、当該収容空間に受け入れた硬貨を所定の受取位置から所定の搬出位置まで搬送するための搬出部材を備え、前記搬出部材により搬送した後の硬貨を硬貨処理部に順次送り出すようにした硬貨搬送装置であって、
    前記搬出部材は、受取位置から前記搬出位置までの間を結ぶ直線に沿って斜め上下方向に延在し、かつ前記斜め上下方向の直線に沿って移動することによって前記収容空間の硬貨を所定周期で一枚ずつ搬送することを特徴とする硬貨搬送装置。
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