JP3496692B2 - メールボックスフィニッシャ - Google Patents

メールボックスフィニッシャ

Info

Publication number
JP3496692B2
JP3496692B2 JP25581694A JP25581694A JP3496692B2 JP 3496692 B2 JP3496692 B2 JP 3496692B2 JP 25581694 A JP25581694 A JP 25581694A JP 25581694 A JP25581694 A JP 25581694A JP 3496692 B2 JP3496692 B2 JP 3496692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
post
processing
sheet
stage
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25581694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08119526A (ja
Inventor
乾吾 種田
範芳 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP25581694A priority Critical patent/JP3496692B2/ja
Publication of JPH08119526A publication Critical patent/JPH08119526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3496692B2 publication Critical patent/JP3496692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機プリンタあるい
はファクシミリ等の画像記録装置から排出される記録シ
ートを整合し、ステープリングあるいはパンチング等の
後処理を施した後に、これを指定された所定のビントレ
イに排出するメールボックスフィニッシャに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、ワープロ、コンピュータ等の
情報処理機器のネットワーク化が進行し、1台のプリン
タを複数の情報処理機器で共用するケースが目立ってき
た。このため、各情報機器からの印刷指示に従って画像
記録を行う上記プリンタにおいては、異なる情報機器で
印刷指示した記録シートが排出トレイ上で混在し易いと
いう問題点が生じ、排出トレイ上の記録シートの帰属、
すなわち排出トレイ上に収容されている記録シートがい
ずれの印刷指示に係るものなのかを明確にする必要性が
新たに生じてきた。
【0003】そこで、このような要請に応えるものとし
て、各情報処理機器が印刷指示に付加した情報に基づ
き、複数のビントレイのうちの特定のビントレイに当該
印刷指示に係る記録シートを収容させる、所謂メールボ
ックス機能を備えたフィニッシャが提案されている(特
開平6−122292号公報)。
【0004】具体的には、プリンタから順次排出された
記録シートを一旦コンパイラトレイに収容し、このコン
パイラトレイ上で整合されたシート束に対してステープ
リング処理あるいはパンチング処理等の後処理を施した
後に、複数のビントレイのうち、指定されれたビントレ
イに対して後処理のなされたシート束を排出するように
構成されており、例えば各ビントレイと情報処理機器と
を一対一で対応させることにより、後処理のなされたシ
ート束の帰属を明確にすることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同公報所載の
フィニッシャでは、記録シートを収容し整合するコンパ
イラトレイが固定的に配設されているため、例えばステ
ープラ等の後処理機器は、コンパイラトレイに対する記
録シートの収容あるいはコンパイラトレイからのシート
束の搬出を妨げることがないよう、記録シートの移動方
向に沿ってコンパイラトレイの縁部に配設しなければな
らず、移動方向と直交する幅方向については記録シート
に対してステープリング処理等の後処理を行うことが困
難であった。
【0006】記録シートの幅方向について後処理を可能
とするためには、後処理機器を記録シートの幅方向に沿
ってコンパイラトレイの縁部に配設すると共に、シート
束の搬送時にのみこれら後処理機器をシート束の搬送経
路上から退避させるように構成すれば良いのだが、それ
には後処理機器を移動設定するための退避機構が必要と
なり、コンパイラトレイ周辺の構造が複雑にならざるを
得ない。
【0007】また、コンパイラトレイに収容されたシー
ト束に対しては、ステープリング処理ばかりでなく、パ
ンチング処理等の他の後処理を重ねて行いたい場合もあ
るが、固定的に配設されたコンパイラトレイの周囲に二
つ以上の後処理機構を同時に配設することは、配設スペ
ースの問題からして非常に困難であった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、ステープラ等の
後処理機器の退避機構を設けることなく記録シートの幅
方向に沿って後処理を行うことができ、且つ、一のシー
ト束に対して複数の後処理を重ねて行うことが可能なメ
ールボックスフィニッシャを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のメールボックスフィニッシャは、画像形成
装置から排出された記録シートを収容する後処理トレイ
を有し、この後処理トレイ上で整合されたシート束に後
処理を施す後処理ステーションと、記録シートを格納す
る複数のビントレイを有し、画像記録装置から取り込ま
れたデータに基づいて上記後処理ステーションから取り
出されたシート束を特定のビントレイに格納する多段収
容ステーションとを備え、上記後処理トレイが、記録シ
ートの収容を行うシート収容ステージ、上記後処理が行
われる後処理ステージ及びシート束の取り出しが行われ
るシート取出ステージに移動設定されることを特徴とす
るものである。
【0010】このように構成される本発明のメールボッ
クスフィニッシャは画像形成装置に併設されて使用され
るが、設置場所の占有寸法を小さく抑えるという観点か
らすれば、上記後処理ステーション及び多段収容ステー
ションを上下に積み重ね、前者の後処理トレイと後者の
ビントレイとを上下一列に配列するのが好ましい。この
とき、後処理ステーションと多段収容ステーションとの
いずれを上方に配置しても差し支えないが、ユーザーが
多段収容ステーションのビントレイから記録シートを取
り出す際の作業性を考慮した場合、多段収容ステーショ
ンを後処理ステーションの上方に配置するのが好まし
い。
【0011】また、画像形成装置から排出された記録シ
ートは必ずしも後処理ステーションの後処理トレイに収
容する必要はなく、ステープリング処理等の後処理が要
求されない記録シートについては、後処理ステーション
を介することなく、これを直接多段収容ステーションの
ビントレイに格納しても差し支えない。
【0012】更に、上記後処理ステーションとしては、
後処理トレイが移動設定されるシート収容ステージ、後
処理ステージ及びシート取出ステージを備え、上記後処
理ステージにおいて後処理トレイに収容されたシート束
に対してステープリング処理、パンチング処理等を行い
得るものであれば良い。このとき、上記後処理ステージ
は実行し得る後処理の種類に対応して複数設けることが
でき、例えば、ステープリング処理に対応した第一の後
処理ステージと、パンチング処理に対応した第二の後処
理ステージとを設けて、後処理トレイをこれら第一及び
第二の後処理ステージに順次設定すれば、後処理トレイ
に収容されたシート束に対して複数の後処理を重ねて施
すことができる。
【0013】また、上記後処理ステーションでは後処理
トレイに収容された記録シートを整合する必要があるの
で、この整合を良好に行い得るように、後処理トレイは
記録シートの排出方向に関する傾斜角度が多段収容ステ
ーションのビントレイのそれよりも大きいことが好まし
い。但し、シート収容ステージ、後処理ステージ及びシ
ート取出ステージの全ステージにおいて移動設定された
後処理トレイの傾斜角度を大きく設定すると、フィニッ
シャ全体の高さ寸法が大きくなってしまうので、後処理
トレイは主にシート束の整合が行われるシート収容ステ
ージで最大傾斜角度を保ち、後処理ステージ、シート取
出ステージに順次設定されるにつれてその傾斜角度が緩
くなるのが好ましい。
【0014】
【作用】上記技術的手段によれば、ステープリング処理
等の後処理が行われる後処理ステージ、シート束の取り
出しが行われるシート取出ステージは記録シートの収容
を行うシート収容ステージと別個に設けられており、シ
ート収容ステージにおいてシート束を形成した後処理ト
レイが上記後処理ステージ及びシート取出ステージに順
次設定されて、シート束に対する後処理及びシート束の
取り出しが行われる。このため、後処理ステージにおい
ては記録シートの収容及びシート束の搬出を考慮する必
要がなく、記録シートの幅方向に沿ってステープラ等の
後処理機器を容易に配設することが可能となる。
【0015】また、後処理トレイがシート収容ステージ
からシート取出ステージに移動設定される迄の経路に後
処理の種類に対応した複数の後処理ステージを設けるこ
とで、後処理トレイに収容されたシート束に対して異な
る後処理を重ねて行うことも可能となる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のメールボ
ックスフィニッシャを詳細に説明する。図1は本発明が
適用されたメールボックスフィニッシャ20(以下、フ
ィニッシャ20と記載)の実施例を示すものであり、同
図においてフィニッシャ20は図示外のレーザープリン
タ10に付設されている。
【0017】このフィニッシャ20は、複数段(この実
施例では5段)のビントレイ25が固定的に配設された
多段収容ステーション1と、1段の後処理トレイ40が
上下動可能に配設された後処理ステーション2とから構
成されており、各ビントレイ25及び後処理トレイ40
はハウジング21のレーザープリンタ本体10と相反す
る側に開設された開口24からハウジング21外へ突出
配置されている。これらビントレイ25及び後処理トレ
イ40は、平板状のトレイベース41の端縁に位置決め
フランジ42を備え、ハウジングの開口24側に向かっ
て斜め下方に所定角度で傾斜配置されている。但し、こ
の実施例では後処理トレイ40上における記録シート1
2の位置揃えを考慮して、ビントレイ25よりも後処理
トレイ40の傾斜角度を大きく設定している。
【0018】上記レーザープリンタ本体10のシート排
出口11に対応するハウジングプレート21aにはシー
ト導入口26が開設されており、このシート導入口26
から導入された記録シート12はシート搬送系30を介
して後処理ステーション2若しくは多段収容ステーショ
ン1のいずれかに搬送されるようになっている。上記シ
ート搬送系30は、後処理ステーション2の後処理トレ
イ25へ記録シート12を排出するための第一のシート
搬送路32と、上記多段収容ステーション1のビントレ
イ25へ記録シート12を排出するための第二のシート
搬送路33とから構成され、シート導入口26の近傍に
配設された切り換えゲート39によってがいずれか一方
のシート搬送路が切り換え選択される。また、第一のシ
ート搬送路32の出口付近には、記録シート12がシー
ト分配ステージS1へ排出されたことを検知するシート
排出センサ38が設けられている。
【0019】上記後処理ステーション2の後処理トレイ
40はシート収容ステージS1、ステープリング処理ス
テージS2、パンチング処理ステージS3及びシート取出
ステージS4の各ステージへ下方から順番に移動設定さ
れるように構成されており、記録シートは上記シート収
容ステージS1において第一のシート搬送路32から後
処理トレイ40へ排出される。また、上記ステープリン
グ処理ステージS2と対向するハウジング21内にはス
テープラ100が配設される一方、上記パンチング処理
ステージS3と対向するハウジング21内にはパンチャ
200が配設されており、各ステージS1,S2において
ステープラ100あるいはパンチャ200が後処理トレ
イ40に収容されている記録シート12の束に対してス
テープリング処理あるいはパンチング処理を行う。更
に、上記シート取出ステージS4に対向するハウジング
内にはシート取出手段220が配設されており、このシ
ート取出手段220が当該ステージS4に設定された後
処理トレイ40内からシート束12を取り出し、これを
多段収容ステーション1へと搬送する。
【0020】後処理トレイ40のホームポジションはシ
ート収容ステージS1であり、一連のステープリング処
理やパンチング処理が終了した後に、シート取出ステー
ジS 4においてシート束12が後処理トレイ40から取
り出されると、後処理トレイ40はシート収容ステージ
1に再設定される。このとき、後処理トレイ40がシ
ート収容ステージS1に設定されているか否かは、シー
ト収用ステージS1に対応して配設されたホームポジシ
ョンセンサ(図示せず)によって確認される。また、後
処理トレイ40に記録シート12が収容されているか否
かは、後処理ステーション2に対応してハウジング21
に配設されたシート有無検出センサ130によって確認
される。このシート有無検出センサ130は、後処理ト
レイ40のコーナ部切欠43(図2参照)に対応するよ
うに後処理ステーション2の上下部に夫々配設された一
対の発光素子131と受光素子132とから構成され、
後処理トレイ40に記録シート12が存在すれば発光素
子131と受光素子132との間の光路が遮られ、これ
により記録シート12の有無が検出される。
【0021】尚、ユーザーが誤って後処理ステーション
2に手を挿入すると大変危険なので、上記後処理ステー
ション2にはプラスチック製の保護カバー23が後処理
トレイ40の周囲を覆うように配設されている。
【0022】図2はステープリング処理ステージS2
設定された後処理トレイ40と上記ステープラ100と
の関係を示している。同図において符号48は記録シー
ト12の収容位置の幅方向の位置基準となる整合基準面
であり、この実施例においてはハウジング21の一部が
利用されている。また、符号71は後処理トレイ40に
形成された開口47を上下方向に貫通するタンパであ
り、矢線方向へ移動して後処理トレイ40に収容された
記録シート12を整合基準面48に押し当て、幅方向に
関して記録シート12を整合する。
【0023】従って、後処理トレイ40に排出された記
録シート12は、その排出方向に関しては上記位置決め
フランジ42を基準として、また、その幅方向に関して
は上記整合基準面48を基準として所定の収容位置に整
合される。
【0024】同図及び図3に示されるように、後処理ト
レイ40の基端部の幅方向両側には一対の係合ピン5
1,52が直接突設される一方、後処理トレイ40の突
出端の幅方向一側にはV字状の支持アーム54が取付け
られ、この支持アーム54の下端部に係合ピン53が突
設されている。後処理トレイ40の幅方向両側には上記
係合ピン51〜53に夫々対応してカムスクリュ55〜
57が回転自在に立設されており、各係合ピン51〜5
3が夫々のカムスクリュ55〜57のカム溝55a〜5
7aに係合している。
【0025】また、上記各カムスクリュ55〜57の駆
動系は、正逆転可能なビン駆動モータ58と、このビン
駆動モータ58の出力シャフトに固着される駆動プーリ
59と、上記カムスクリュ55〜57の下端部に取付け
られる従動プーリ60〜62と、上記駆動プーリ59と
従動プーリ62との間に掛け渡される駆動ベルト63
と、各従動プーリ60〜62間に掛け渡され、上記ビン
駆動モータ58からの駆動力を各カムスクリュ55〜5
7へ同一タイミングで伝達するタイミングベルト64と
で構成されている。そして、各カムスクリュ55〜57
の回転に応じて後処理トレイ40が上昇移動若しくは下
降移動するようになっている。
【0026】この実施例において、カム溝57aのピッ
チは他のカム溝55a,56aよりも若干小さく形成さ
れており、後処理トレイ40がシート収用ステージS1
から上方へ上昇するにつれ、後処理トレイの傾斜角度が
浅くなり、シート取出ステージではその傾斜角度がビン
トレイの傾斜角度と等しくなるように構成されている。
【0027】一方、図4は上記タンパ71の駆動系を示
すものであり、後処理トレイ40の幅方向に沿ってタン
パ71を進退自在に支承する一対の可動支持機構72,
73と、各可動支持機構72,73を駆動する動力伝達
系80とから構成されている。この実施例において、上
記可動支持機構72,73は、一対の軸受ブラケット7
4(一方は図示せず)間にボールねじ軸75を回転自在
に支承し、このボールねじ軸75にナット76を螺合さ
せ、このナット76を上記タンパ71の上下端部に固着
するようにしたものである。また、上記動力伝達系80
は、タンパ駆動モータ(この実施例ではステッピングモ
ータ)81と、このタンパ駆動モータ81の出力シャフ
トに固着される二つの駆動プーリ82,83と、各可動
支持機構72,73のボールねじ軸75に固着される従
動プーリ84,85と、上記駆動プーリ82,83と従
動プーリ84,85間に夫々掛け渡されるタイミングベ
ルト86,87とを備えている。尚、上記タンパ71の
ホームポジションは図2に示される実線位置であり、図
示外のポジションセンサによってホームポジションに設
定されたタンパ71が検出されるようになっている。
【0028】図2に示すように、上記ステープラ100
は後処理トレイ40の縁部の三ヶ所(中央部を挟んだ二
ヶ所、コーナ部)に夫々対向して配設されており、ステ
ープラ100a,100bは後処理トレイ40に収容さ
れたシート束の一側縁部に沿った二ヶ所をステープリン
グする一対のデュアル用ステープラ、ステープラ100
cはシート束のコーナ部をステープリングするコーナ用
ステープラである。また、各ステープリング処理位置に
対応する後処理トレイ40の縁部にはステープリング処
理用の切欠部43〜45が形成されており、ステープリ
ング実行位置に進出したステープラ100はこれら切欠
部43〜45において記録シート12を噛み込む。
【0029】また、各ステープラ100は進退移動系に
搭載され、後処理トレイ40がステープリング処理ステ
ージS2に移動設定されて、ステープリング処理が実行
されるときにのみ、後処理トレイ40に収容された記録
シート12を噛み込む実行位置へ進出するようになって
いる。
【0030】図5及び図6はステープラ100の進退移
動系を示すものである。同図において符号111はステ
ープラ100の進退方向に沿うガイドレール112が敷
設された支持ブラケットであり、ステープラ100は上
記ガイドレール沿って移動自在な可動プレート113に
取り付けられている。符号114は可動プレート113
を移動自在に支承するためのガイドローラである。ま
た、上記支持ブラケット111上にはカムアーム116
を出力シャフトに固着した進退用駆動モータ115が配
設されると共に、上下方向に延びる係合スリット119
を有する係合板118が立設されている。更に、上記カ
ムアーム116の自由端には係合ピン117が突設さ
れ、この係合ピン117が上記係合板118の係合スリ
ット119に移動自在に係合している。
【0031】従って、進退用駆動モータ115を回転さ
せると、上記カムアーム116の係合ピン117が係合
スリット119に沿って摺動し、係合板を立設した可動
プレート113がカムアーム116のアーム長の2倍の
ストロークで指示ブラケット111上を進退する。これ
により上記ステープラ100を、図5に示す退避位置B
から図6に示す実行位置Aへ設定し、更に、退避位置B
へ復帰させることができる。
【0032】一方、図7はパンチング処理ステージS3
に設定された後処理トレイ40を示すものである。同図
において、パンチャ200は図示外の支持ブラケットに
対して進退自在な可動プレート201上に取り付けられ
ており、パンチング処理の実行時には実線で示す退避位
置から二点鎖線で示すパンチング実行位置まで進出し、
後処理トレイ40の切欠部44,45においてシート束
12の一側縁部に対してパンチングを行うようになって
いる。尚、上記支持ブラケット上で可動プレート201
を進退させるための構成は、上記ステープラ100に係
るものと同じである。
【0033】パンチャ200は、図8に示すように、断
面コ字状の一対のシート載置台202を有し、このシー
ト載置台202には上下方向に貫通する貫通孔203を
開設されると共に、この貫通孔203には一対の打ち込
みロッド204が昇降動可能に配設されている。この打
ち込みロッド204の一端には揺動アーム208が連結
されており、パンチャ駆動モータ205の駆動力をベル
ト207を介して偏心カム206に伝達すると、この偏
心カム206の回転に応じて揺動アーム208が打ち込
みロッド204を昇降動させるようになっている。
【0034】次に、図9はシート取り出しステージS4
に設定された後処理トレイとシート取出手段220との
関係を示している。上記シート取出手段220は一対の
ベルトグリッパ221,221から構成されており、こ
れらベルトグリッパ221は後処理トレイ40がシート
取出ステージS4に設定されると、二点鎖線で示す退避
位置から実線で示す実行位置に倒れ込み、後処理トレイ
40の切欠部44,45においてシート束12を表裏両
面から挟み込むようになっている。
【0035】このようなシート取出手段220で後処理
トレイ40からシート束12を取り出すには、先ずベル
トグリッパ221を実行位置に設定してシート束12を
表裏両面から挟み込み、この段階で図10に示すように
後処理トレイ40を僅かに下降移動させた後に、ベルト
グリッパ221でシート束12を引き出す。これによ
り、シート束12は後処理トレイ40から取り出され、
後処理シート搬送路222に沿って多段収容ステーショ
ンへと送り込まれる。
【0036】一方、複数のビントレイ25が積み重ねら
れた多段収容ステーション1においては、ハウジング2
1内を上下に貫通するようにシート搬送ベルト27が張
設されており、シート抑えローラ28と相俟って記録シ
ーシート束12を各ビントレイ25の排出口へ搬送する
ようになっている。このシート搬送ベルト27に対して
は、レーザープリンタ10から排出された記録シート1
2が第二のシート搬送路33を介して直接送り込まれる
一方、後処理ステーション2において後処理のなされた
シート束12が後処理シート搬送路222を介して送り
込まれる。
【0037】図11に示すように、各ビントレイ25に
対応した排出口29には排出ローラ29a及び図示外の
ソレノイドで駆動されるビンゲート29bが配設されて
おり、このビンゲート29bを一点鎖線で示す退避位置
から動作位置へ設定すると、上記シート搬送ベルト27
によって上方へ搬送されていた記録シートあるいはシー
ト束12が当該シート搬送ベルト27から掬い上げら
れ、排出ローラ29aによって上記ビンゲート29bに
対応するビントレイ25へ排出される。従って、レーザ
ープリンタ10から取り込まれる情報に基づいてビンゲ
ート29bに接続されたソレノイドをオン操作すると、
複数段のビントレイ25のうちの所定のビントレイ25
に記録シートあるいはシート束12が排出される。
【0038】次に、以上のように構成された本実施例の
フィニッシャの動作を説明する。図12は、レーザープ
リンタ10に対するプリント指示においてステープリン
グ処理及び/又はパンチング処理が指定されている場合
の制御プログラムを示すフローチャートである。制御プ
ログラムがスタートすると、先ず、切り換えゲート39
によって第一の第一のシート搬送路32が選択され、レ
ーザープリンタ10から排出された記録シート12はホ
ームポジションであるシート収容ステージS1に設定さ
れた後処理トレイ40に収容される(ST1)。記録シ
ート12が後処理トレイ40に収容されると、後処理ト
レイ40を貫通するタンパ71がタンピング基本動作を
行い記録シート12を後処理トレイ40上の所定の位置
に整合する(ST2)。ここでタンピング基本動作と
は、タンパ71がホームポジションから進出して記録シ
ート12を整合基準面48に押し当て、再度ホームポジ
ションに復帰する動作を言う。この後、シート排出セン
サ38の検出信号に基づいて、当該プリントジョブの最
終ページの記録シート12が後処理トレイ40に排出さ
れたか否かをチェックし(ST3)、排出されていない
と判断した場合にはST1及びST2を繰り返し行う。
【0039】一方、ST3において最終ページの記録シ
ート12が排出されたと判断した場合にはステープリン
グ処理の指定があるか否かを確認し(ST4)、指定が
あると判断された場合には、後処理トレイ40をステー
プリング処理ステージS2へ移動設定する(ST5)。
そして、後処理トレイ40がステープリング処理ステー
ジS2へ設定されたら、コーナステープリング処理ある
いはデュアルステープリング処理の指定に対応したステ
ープラ100を実行位置へ進出させ、後処理トレイ40
に収容されたシート束12の縁部にステープリング処理
を行う(ST6)。また、ステープリング処理が終了し
たら、ステープラ100を直ちに退避位置に後退させ
る。
【0040】ST6においてステープリング処理が終了
したら、次にパンチング処理の指定があるか否かを確認
し(ST7)、パンチング処理の指定があると判断され
た場合には、後処理トレイ40をパンチング処理ステー
ジS3へ移動設定する(ST8)。また、ST4におい
てステープリング処理の指定がないと判断された場合に
は、直ちにパンチング処理の指定があるか否かを確認し
(ST7)、パンチング処理の指定があると判断された
場合には、後処理トレイ40をステープリング処理ステ
ージS2へ設定することなくパンチング処理ステージS3
へ移動設定する(ST8)。そして、後処理トレイ40
がパンチング処理ステージS3へ設定されたら、パンチ
ャ200を実行位置へ進出させ、後処理トレイ40に収
容されたシート束12の縁部にパンチング処理を行う
(ST9)。また、パンチング処理が終了したら、パン
チャ200を直ちに退避位置に後退させる。
【0041】次に、ST9においてパンチング処理が終
了したら、後処理トレイ40をシート取出ステージS4
に移動設定すると共に(ST10)、後処理のなされた
シート束12を格納すべきビントレイ25のビンゲート
29bを動作位置に設定する(ST11)。このとき、
シート束12を格納すべきビントレイ25は、レーザー
プリンタ10から取り込んだ情報に基づいて特定され
る。そして、この後にベルトクリッパ221を動作させ
てシート取出ステージS4に設定された後処理トレイ4
0からシート束12を取り出し、後処理シート搬送路2
22を介してこれを多段収容ステーション1へと搬送す
る(ST13)。
【0042】これにより、多段収容ステーション1では
シート束12がシート搬送ベルト27によってビントレ
イ25の排出口へと搬送され、動作位置に設定されたビ
ンゲート29bによって指定されたビントレイ25に排
出される。
【0043】また、シート束12がビントレイ25へ排
出されたら、後処理トレイ40をホームポジションであ
るシート収容ステージS1へ移動設定し(ST13)、
次のプリントジョブがあるか否かをかチェックする(S
T14)。そして、次のプリントジョブがないと判断さ
れた場合にはこの制御プログラムを終了し、次のプリン
トジョブがあると判断された場合には当該ジョブに対し
てST1からの制御プログラムを繰り返し実行する。
【0044】これに対して、レーザープリンタ10に対
するプリント指示においてステープリング処理及びパン
チング処理のいずれもが指定されていない場合には、切
り換えゲート39によって第二のシート搬送路33が選
択され、レーザープリンタ10から排出された記録シー
ト12は多段収容ステーションの指定されたビントレイ
25に直接格納される。
【0045】尚、本実施例では、本発明の後処理ステー
ジに対応するものとして、ステープリング処理ステージ
及びパンチング処理ステージを設けたが、これら後処理
ステージに換えてあるいは追加して、例えば、特開平4
−69288号公報に開示されるテープバインディング
を行うためのバインディング処理ステージ等の他の後処
理ステージを設けることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のメー
ルボックスフィニッシャによれば、後処理ステーション
の後処理トレイをシート収容ステージ、後処理ステージ
及びシート取出ステージに移動設定させることにより、
後処理ステージにおいては記録シートの幅方向に沿って
ステープラ等の後処理機器を容易に配設することが可能
となるので、簡易な装置構成で記録シートの幅方向に沿
った後処理を行うことが可能となる。
【0047】また、本発明によれば、後処理の種類に対
応した複数の後処理ステージを設けることが可能となる
ので、一のシート束に対してステープリング処理やパン
チング処理等の複数の異なる後処理を重ねて行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメールボックスフィニッシャの実施
例を示す正面概略図である。
【図2】 ステープリング処理ステージS2に設定され
た後処理トレイを示す平面図である。
【図3】 後処理トレイの移動系を示す斜視図である。
【図4】 シート揃え機構の詳細を示す斜視図である。
【図5】 ステープラの退避位置を示す正面図である。
【図6】 ステープラの実行位置を示す正面図である。
【図7】 パンチング処理ステージS3に設定された後
処理トレイを示す平面図である。
【図8】 パンチャを示す正面図である。
【図9】 シート取出ステージS4に設定された後処理
トレイとシート取出手段との位置関係を示す正面拡大図
である。
【図10】 後処理トレイからのシート束を取り出しを
示す説明図である。
【図11】 ビントレイに対する記録シートの排出機構
を示す正面拡大図である。
【図12】 ステープリング処理及び/又はパンチング
処理が選択されている時の制御プログラムを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…多段収容ステーション、2…後処理ステーション、
10…レーザープリンタ(画像形成装置)、12…記録
シート(シート束)、20…メールボックスフィニッシ
ャ、25…ビントレイ、40…後処理トレイ、S1…シ
ート収容ステージ、S2…ステープリング処理ステージ
(後処理ステージ)、S3…パンチング処理ステージ
(後処理ステージ)、S4…シート取出ステージ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−62202(JP,A) 特開 平6−122292(JP,A) 特開 昭64−17755(JP,A) 特開 平4−69288(JP,A) 特開 平4−163098(JP,A) 実開 平1−88670(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 B65H 39/11 G03G 15/00 530

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出された記録シート
    を収容する後処理トレイを有し、この後処理トレイ上で
    整合されたシート束に後処理を施す後処理ステーション
    と、記録シートを格納する複数のビントレイを有し、画
    像記録装置から取り込まれたデータに基づいて上記後処
    理ステーションから取り出されたシート束を特定のビン
    トレイに格納する多段収容ステーションとを備えたメー
    ルボックスフィニッシャにおいて、 上記後処理トレイは、記録シートの収容を行うシート収
    容ステージ、上記後処理が行われる後処理ステージ及び
    シート束の取り出しが行われるシート取出ステージに移
    動設定されることを特徴とするメールボックスフィニッ
    シャ。
  2. 【請求項2】 上記後処理ステーションは多段収容ステ
    ーションの下方に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のメールボックスフィニッシャ。
JP25581694A 1994-10-20 1994-10-20 メールボックスフィニッシャ Expired - Fee Related JP3496692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25581694A JP3496692B2 (ja) 1994-10-20 1994-10-20 メールボックスフィニッシャ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25581694A JP3496692B2 (ja) 1994-10-20 1994-10-20 メールボックスフィニッシャ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08119526A JPH08119526A (ja) 1996-05-14
JP3496692B2 true JP3496692B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=17284030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25581694A Expired - Fee Related JP3496692B2 (ja) 1994-10-20 1994-10-20 メールボックスフィニッシャ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3496692B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6328299B1 (en) * 2000-07-17 2001-12-11 Gradco (Japan) Ltd Moving shelf set finishing mailbox
JP4521328B2 (ja) * 2005-07-28 2010-08-11 株式会社リコー 用紙後処理装置、用紙折り装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08119526A (ja) 1996-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000335815A (ja) 用紙処理装置
JP2002003062A (ja) 用紙処理装置
JP2001527677A (ja) 補助作動つきのプリンタ
JP2000185830A (ja) 給紙装置
EP1151949A1 (en) Binding device
JPS59185355A (ja) シ−ト材収納集積装置
JP3496692B2 (ja) メールボックスフィニッシャ
US7389979B2 (en) Sheet processing apparatus and method
US7173717B2 (en) Sheet post-processing apparatus and image forming apparatus equipped with the same
JPH10279160A (ja) 用紙の排紙処理装置
JPH0640181A (ja) 複数の枚葉紙束をステープル止めする方法及びステープラー装置
JP3325193B2 (ja) ソータ
JPH11240665A (ja) シート後処理装置
JP3629887B2 (ja) 後処理装置
JP3341454B2 (ja) シート分配収容装置
US6698745B2 (en) Sheet post-processing apparatus and image forming apparatus equipped with the same
JP3474048B2 (ja) 用紙後処理装置
JP2573690Y2 (ja) 画像記録装置のフィニッシャ
JP3237391B2 (ja) シート後処理装置
JP2003341920A (ja) 用紙後処理装置
JP3381382B2 (ja) シート処理装置
JP3710173B2 (ja) 画像形成システム
JP3593830B2 (ja) 画像形成装置の後処理装置
JP2737372B2 (ja) シート分配収容装置
JP3215909B2 (ja) シート後処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees