JP3237391B2 - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP3237391B2
JP3237391B2 JP09665194A JP9665194A JP3237391B2 JP 3237391 B2 JP3237391 B2 JP 3237391B2 JP 09665194 A JP09665194 A JP 09665194A JP 9665194 A JP9665194 A JP 9665194A JP 3237391 B2 JP3237391 B2 JP 3237391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像記録装置から排出される記録シートをトレイ内に丁
合いして収容するシート後処理装置に係り、詳細には、
上記トレイの面方向に沿って進退するタンパによって当
該トレイに収容された記録シートの整合を行うシート後
処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】タンパを備えたこの種のシート後処理装
としては、例えば特開平4−75961号公報及び特
開平4−75962号公報に開示されたソータが知られ
ている。これら公報所載のソータは、複数段積み重ねら
れたビントレイを順次シート分配ステージに移動させな
がら各ビントレイに記録シートを収容していくビン移動
型であり、上記タンパは各ビントレイに形成された開口
を上下に貫通する形で配設されている。そして、上記タ
ンパは上記開口内においてビントレイの面方向に沿って
所定の位置へ移動設定され、各ビントレイに収容された
記録シートをソーティング処理の進行に応じて所定の収
容位置へ整合する。
【0003】タンパの設定位置としては、ビントレイに
排出された記録シートの端部より若干離間したサイズ別
基準ポジション、ビントレイに収容された記録シートを
整合基準面に押し当てるシート揃えポジション、上記2
つのポジションにタンパを設定する際の基準となるホー
ムポジションの3位置が与えられており、上記サイズ別
基準ポジション及びシート揃えポジションは複写機等の
画像記録装置本体からソータへ取り込まれる記録シート
のサイズ情報に基づいて決定されている。
【0004】このような構成の下、これら公報所載のソ
ータでは具体的に以下の手順で記録シートの整合が行わ
れていた。先ず、ソーティング処理が開始されると、タ
ンパは上記ホームポジションからサイズ別基準ポジショ
ンに設定され、この状態で各ビントレイへ記録シートが
排出される。このときは記録シートの排出を円滑化する
ため、記録シートと整合基準面との間には若干の隙間が
形成されている。また、コピー原稿の各ページ単位のコ
ピージョブが終了すると、タンパは一時的に上記サイズ
別基準ポジションからシート揃えポジションへ設定さ
れ、各ビントレイに収容されている記録シートを整合基
準面に押し当てる。以降、タンパはコピー原稿の各ペー
ジ単位のコピージョブが終了する毎にサイズ別基準ポジ
ションとシート揃えポジションとを往復し、これによっ
て各ビントレイに収容された記録シートを所定の収容位
置に整合していた。
【0005】また、前者の特開平4−75961号公報
に開示されたソータは、各ビントレイに丁合いされた記
録シートの一側縁部に対してステープリング処理を施す
ためのステープラを備えており、ソーティング処理に引
き続いてステープリング処理を成し得るように構成され
ている。上記ステープリング処理において、ステープラ
が記録シートを噛み込む際にはタンパがシート揃えポジ
ションへ設定される。これにより、記録シートを所定の
収容位置へ押さえ込んだ状態でステープル針の打ち込み
がなされ、ステープル綴じされた記録シートの仕上がり
を良好な状態に維持することができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録シート
を上記整合基準面に押し当てるためには、シート揃えポ
ジションへ設定されたタンパと整合基準面との距離が記
録シートのサイズに正確に対応していなければならな
い。しかし、記録シートのサイズにはJIS規格によっ
て±2mmの誤差が認められているので、実際にはこの
距離を記録シートのサイズの下限値以下に設定しなけれ
ば、記録シートを完全に整合することはできない。例え
ば、A4サイズの記録シートはその長辺が297mmで
あり、シート揃えポジションへ設定されたタンパと整合
基準面との距離は記録シートサイズの下限値295mm
以下にすることが必要である。
【0007】しかし、シート揃えポジションへ設定され
たタンパと整合基準面との距離を記録シートサイズの下
限値以下に設定すると、タンパは大多数の記録シートに
対してその端部に食い込むようにしてこれを整合するの
で、図10に示すように、タンパ200がシート揃えポ
ジションへ設定されると、ビントレイ201に収容され
た記録シート202は上記タンパ200と整合基準面2
03との間に挟み込まれ、記録シート202には撓みが
発生してしまう。
【0008】このため、前述のソーティング処理におい
てビントレイ内の記録シートの整合を行うと、タンパが
シート揃えポジションからサイズ別基準ポジションに戻
る際に、撓んでいた記録シートが跳ね戻る所謂バックリ
ングという現象が発生し、整合された記録シートがバラ
バラになってしまう問題点があった。特に、タンパの移
動はビントレイに記録シートが排出される合間に行わな
ければならないので、記録シートの排出間隔が短い高速
複写機のソータではタンパの移動速度が早く、このよう
な問題点が顕著に発生した。
【0009】また、前述のステープリング処理において
はタンパがシート揃えポジションに設定され、タンパで
記録シートを押さえ込みながらステープル針を打ち込む
ようになっているが、タンパをシート揃えポジションに
設定すると記録シートに撓みが発生してしまうのは既に
説明した通りである。従って、この撓みの発生箇所によ
っては、記録シート上でのステープリング針の打ち込み
位置が微妙にずれることになり、後処理品質が損なわれ
るといった問題点があった。
【0010】尚、これまでの説明ではソーティング処理
に引き続いてステープリング処理を行うソータを例に挙
げて説明したが、ソーティング処理に引き続いてパンチ
ング処理を行うソータでもこのような問題点は発生す
る。また、このような問題点は、原稿から一部づつコピ
ーを取り、その度毎にステープリング処理等の後処理を
行う所謂フィニッシャについても同様に発生する。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その第一の目的とするところは、トレイに
収容された記録シートの整合を確実に行うことができる
シート後処理装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の第二の目的は、トレイに収
容された記録シートにステープリングあるいはパンチン
グ等の後処理を施すに当たり、常に一定の後処理品質を
保つことができるシート後処理装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記第一及び
第二の目的を夫々達成するために、画像記録装置から排
出された記録シートを丁合いして収容するトレイと、こ
のトレイを貫くように配設され、当該トレイの面方向に
沿って進退して上記トレイに収容された記録シートの端
部に適宜当接する棒状のタンパと、上記トレイに収容さ
れた記録シートの一側縁部に対して後処理を行う後処理
手段とを備えたシート後処理装置を前提として、以下に
示す二つのシート後処理装置を提供するものである。
【0014】すなわち上記第一の目的を達成するシート
後処理装置は、上記タンパが記録シートの端部との当接
位置へ進出する速度をV1 、上記タンパが記録シートの
端部との当接位置から後退する速度をV2 としたとき、
V1 >V2 であることを特徴とするものである。
【0015】また、上記第二の目的を達成するシート後
処理装置は、上記後処理手段で後処理を実行するに当た
り、上記トレイに収容された記録シートが所定の枚数N
(Nは自然数)未満である場合に上記タンパを記録シー
トの端部との離間位置に設定する一方、所定の枚数N
(Nは自然数)以上である場合には上記タンパを記録シ
ートの端部との当接位置に設定することを特徴とするも
のである。
【0016】この第2の技術的手段において、記録シー
トの枚数が所定の枚数N未満の場合にのみ、タンパを記
録シート端部との離間位置に設定するとしたのは次の理
由による。すなわち、トレイに収容されている記録シー
トの枚数が多くなると、タンパが記録シートと当接して
これを押圧しても、記録シートに撓みが発生しないから
である。加えて、トレイに収容されている記録シートの
枚数が多くなると、図11に示すように、後処理を実行
する際にステープラ等の後処理手段205と記録シート
206とが接触し、記録シートの整合状態が崩れてしま
うこともあり、タンパで記録シートを押さえ込みながら
後処理を行った方が品質の良好な後処理を行えるからで
ある。
【0017】ここで、タンパの設定位置を切り替えるた
めの記録シート枚数Nは、主に使用する記録シートの腰
の強さや、タンパの弾性等に応じて適宜選択して差し支
えない。要は、タンパの押圧によっても記録シートに撓
みが発生しなくなる最低枚数未満である。
【0018】また、上記トレイに収容されている記録シ
ートの枚数に拘わらず、後処理の開始時にはタンパを記
録シート端部との当接位置に一端設定し、その後に記録
シートの枚数に応じた位置に設定し直すのが好ましい。
このようにタンパの移動を制御すれば、後処理の開始時
にはタンパで記録シートを抑え込みながらステープラ等
の後処理手段を記録シート縁部の後処理位置に設定する
ことができ、後処理手段と記録シートとの接触によって
記録シートの整合状態が崩れるのを防止することができ
る。そして、後処理手段を上記後処理位置に設定した後
は、トレイに収容された記録シートの枚数に応じた制御
を行うことで後処理品質を高めることができる。
【0019】また、本発明をソータに適用するのであれ
ば、そのビントレイの数については必要とするソーティ
ング能力に応じて適宜選定することができる。各ビント
レイに記録シートをソーティングする方式としては、ハ
ウジングに固定配列されたビントレイに対して順番に記
録シートを送り込むビン固定方式、あるいは積み重ねら
れたビントレイを順次シート分配ステージへ移動させて
記録シートの送り込みを行うビン移動方式を任意に選択
して差し支えない。一方、本発明は、コンパイラトレイ
上でタンパを用いて記録シートを整合し、整合された記
録シート束を一部づつスタッカートレイに積み上げるフ
ィニッシャに適用することもできる。
【0020】更に、上記後処理手段としては、上記ビン
トレイに収容された記録シートの一側縁部に対してステ
ープリング針を打ち込むステープラ、あるいは孔開けを
行うパンチャ等を任意に選択して差し支えない。
【0021】
【作用】第1の技術的手段によれば、タンパが記録シー
トの端部との当接位置へ進出する速度V1 とその当接位
置から後退する速度V2 との間にはV1 >V2 の関係が
存在し、ビントレイ内に収容された記録シートがタンパ
の当接によって撓んだ場合であっても、タンパは撓んで
いる記録シートから緩やかに離間するので、記録シート
に前述のバックリング現象が発生するのを抑えることが
できる。
【0022】第2の技術的手段によれば、ビントレイに
収容されている記録シートが所定の枚数N未満の場合に
は、タンパを記録シートの端部との離間位置に設定して
記録シートの一側縁部に対して後処理を行うので、後処
理実行時に記録シートがビントレイ上で撓んでいること
がなく、常に記録シートの一定の位置に後処理を行うこ
とができる。
【0023】また、ビントレイに収容されている記録シ
ートが所定の枚数N以上であれば、記録シートはタンパ
に押圧されても撓みを生じないので、タンパを記録シー
トの端部との当接位置に設定して記録シートの一側縁部
に後処理を行っても、常に記録シートの一定の位置に後
処理を行うことができる。加えて、タンパを記録シート
の端部との当接位置に設定して後処理を行うので、記録
シートの枚数が後処理を行うことができる最大枚数に近
い場合であっても、後処理手段によって記録シートの整
合状態が崩されることがない。
【0024】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のシート後
処理装置を詳細に説明する。図1は本発明が適用された
シート丁合い装置(以下、この実施例においてソータと
いう)20の実施例を示すものであり、同図においてソ
ータ20は図示外のADF付の複写機本体10に付設さ
れている。
【0025】同図において、符号21はソータ20のハ
ウジングである。ハウジング21の複写機本体10と相
反する側にはハウジング21内部に通じる開口24が上
下方向に沿って形成され、この開口24からは複数段
(この実施例では20段)のビントレイ40が上下動可
能に突出配置されている。一方、上記ハウジンク21の
頂部には、ソーティング処理不要時において使用される
ノンソート用トレイ25が配置されている。
【0026】上記複写機本体10のシート排出口11に
対応するハウジングプレート21aにはシート導入口2
6が開設されており、このシート導入口26から導入さ
れた記録シート12はシート搬送系30を介して各ビン
トレイ40若しくはノンソート用トレイ25のいずれか
に搬送されるようになっている。上記シート搬送系30
は、ビントレイ40へ記録シート12を排出するための
シート分配ステージS 1に通じる第一のシート搬送路3
2と、上記ノンソート用トレイ25に通じる第二のシー
ト搬送路33とから構成され、シート導入口26の近傍
に配設された切り換えゲート39によってがいずれか一
方のシート搬送路が切り換え選択される。また、第一の
シート搬送路32の出口付近には、記録シート12がシ
ート分配ステージS1へ排出されたことを検知するシー
ト排出センサ38が設けられている。
【0027】また、上記ビントレイ40は、平板状のト
レイベース41の端縁に位置決めフランジ42を備え、
ハウジングの開口24側に向かって斜め下方に所定角度
で傾斜配置され、且つ、その幅方向(紙面垂直方向)の
手前側に向かって僅かに傾斜配置されている。
【0028】更に、上記シート搬送系30下方のハウジ
ング21内にはステープラ100が配設されており、こ
のステープラ100に対向する後処理ステージS2にお
いて、ビントレイ40に収容された記録シート12に対
するステープリング処理が実行される。
【0029】この実施例においては、図1に示すよう
に、上記シート分配ステージS1と後処理ステージS2
は互いに上下に隣接している。ビントレイ40の配設ピ
ッチは一定ではなく、上記シート分配ステージS1及び
後処理ステージS2に対応した箇所のピッチが他の箇所
のピッチより充分大きく設定されている。
【0030】すなわち、シート分配ステージS1に位置
するビントレイ40とその上段に位置するビントレイ4
0との間隔はソーティング処理に支障のない範囲で設定
され、また、後処理ステージS2に位置するビントレイ
40とその上段及び下段に位置するビントレイ40との
間隔は、ステープラ100がビントレイ40に収容され
た記録シートを噛み込むのに支障のない範囲で設定され
る。これら以外の箇所のビントレイ40の間隔は、ビン
トレイ40が互いに接触しない範囲に設定されている。
【0031】また、ユーザーが誤って後処理ステージS
2に手を挿入すると大変危険なので、後処理ステージS2
からハウジング21の底部にかけてはプラスチック製の
保護カバー23がビントレイ40を覆うように配設され
ている。ビントレイ40の最上限位置は最下段のビント
レイ40tがシート分配ステージS1に設定される位置
であり、このビントレイ最上限位置において全てのビン
トレイ40が上記保護カバー23から露出する。一方、
ビントレイ40の最下限位置は最上段のビントレイ40
aが後処理ステージS2に設定される位置であり、この
ビントレイ最下限位置において全てのビントレイ40が
上記保護カバー23内に収納される。
【0032】ビントレイ40のホームポジションは、最
上段のビントレイ40aがシート分配ステージS1に設
定される位置である。従って、ソーティング処理は必ず
最上段のビントレイ40aから開始され、ソーティング
処理あるいはステープリング処理が終了し且つ各ビント
レイ40から記録シート束が取り出されると、ビントレ
イ40はこのホームポジションに設定されて一連の処理
が終了する。
【0033】尚、図1において、符号65は最上段に位
置するビントレイ40が上限位置に到達したことを検出
するための上限位置検出センサ、符号66はビントレイ
40が上記ホームポジションに設定されたことを検出す
るホームポジションセンサである。また、符号130は
ビントレイ40に記録シート12が収容されているか否
かを検出するシート有無検出センサであり、各ビントレ
イ40のコーナ部切欠44に対応するようにハウジング
21の上下部に夫々配設された一対の発光素子131と
受光素子132とから構成されている。従って、いずれ
かのビントレイ40内に記録シート12が存在すれば、
発光素子131と受光素子132との間の光路が遮ら
れ、これにより記録シート12の有無が検出される。
【0034】図2は後処理ステージS2に設定されたビ
ントレイ40と上記ステープラ100との関係を示して
いる。上記ステープラ100はビントレイ40の周囲に
沿って配設された処理位置移動系125に搭載されてお
り、ステープリング処理位置の選択に応じ退避位置P0
から移動してコーナステープル位置P1、デュアルステ
ープル位置P2あるいはシングルステープル位置P3へ設
定される。また、ステープラ100は進退移動系に搭載
されており、各処理位置においては退避位置からステー
プリング実行位置へ進出してステープル動作を行う一
方、ステープル動作後はビントレイ40の移動を妨げる
ことがないように再び元の退避位置へ後退する。
【0035】各ステープリング処理位置に対応するビン
トレイ40の縁部にはステープリング処理用の切欠部4
4〜46が形成されており、ステープリング実行位置に
進出したステープラ100はこれら切欠部44〜46に
おいて記録シート12を噛み込む。切欠部46はデュア
ルステープル位置P2及びシングルステープル位置P3
対応しているので、その幅は切欠部45の幅よりも大き
く形成されている。
【0036】また、同図において符号48は記録シート
12の収容位置の幅方向の位置基準となる整合基準面で
あり、この実施例においてはハウジング21の一部が利
用されている。
【0037】更に、符号71は各ビントレイ40に形成
された開口47を上下方向に貫通するタンパであり、矢
線方向へ移動して各ビントレイ40に収容された記録シ
ート12を整合基準面48に押し当て、幅方向に関して
記録シート12を整合する。従って、このビントレイに
排出された記録シートは、その排出方向に関しては上記
位置決めフランジ42を基準として、また、その幅方向
に関しては上記整合基準面48を基準として所定の収容
位置に整合される。尚、符号49はビントレイ40に収
容されている記録シート12の取り出しを容易とするた
めの把持用切欠部である。
【0038】上記タンパ71の駆動系は、図3に示すよ
うに、ビントレイ40の幅方向に沿ってタンパ71を進
退自在に支承する一対の可動支持機構72,73と、各
可動支持機構72,73を駆動する動力伝達系80とか
ら構成されている。この実施例において、上記可動支持
機構72,73は、一対の軸受ブラケット74(一方は
図示せず)間にボールねじ軸75を回転自在に支承し、
このボールねじ軸75にナット76を螺合させ、このナ
ット76を上記タンパ71の上下端部に固着するように
したものである。また、上記動力伝達系80は、タンパ
駆動モータ(この実施例ではステッピングモータ)81
と、このタンパ駆動モータ81の出力シャフトに固着さ
れる二つの駆動プーリ82,83と、各可動支持機構7
2,73のボールねじ軸75に固着される従動プーリ8
4,85と、上記駆動プーリ82,83と従動プーリ8
4,85間に夫々掛け渡されるタイミングベルト86,
87とを備えている。
【0039】上記下側可動支持機構73のナット76に
は位置検出用の突出片77が設けられ、この突出片77
がホームポジションに対応して設けられるホームポジシ
ョンセンサ78(この実施例では、発光素子と受光素子
とを対向配置した透過型光学センサ)位置に到達した時
点で、上記ホームポジションセンサ78から例えばロー
レベル信号が出力され、タンパ71がホームポジション
に到達したことを検出するようになっている。
【0040】この実施例における装置制御系は図4に示
すようなマイクロコンピュータシステムで構成されてい
る。同図において、マイクロコンピュータシステムはC
PU171、ROM172、RAM173からなり、R
OM172内には、ソーティング処理用プログラム及び
ステープリング処理用プログラム等が予め格納されてお
り、上記CPU151は各プログラムを実行し、RAM
153との間で適宜データのやり取りをしながら入力デ
ータ処理を行うことにより、所定の制御信号を作成する
ようになっている。
【0041】このようなシステムにおいて、シート排出
センサ38、上限位置検出センサ65、ビントレイホー
ムポジションセンサ66、シート有無検出センサ13
0、タンパホームポジションセンサ78、ステープリン
グ処理のスタートスイッチ(SW)51,ステープリン
グモードの選択スイッチ(SW)53等からの各信号が
入力インタフェース回路174を介してCPU171に
入力データとして取り込まれ、CPU171からの各制
御信号が出力インタフェース回路175を介してシート
搬送系30の各ローラを駆動するフィードモータ17
3、切換ゲート39を駆動するためのソレノイド17
4、ビン駆動モータ58、ステープラ駆動モータ10
7,ステープラ進退用駆動モータ115、処理位置移動
用駆動モータ135、タンパ駆動モータ81等の各制御
機器へ送出され、各制御機器を適宜制御するようになっ
ている。
【0042】また、この実施例にあっては、複写機本体
10側に設けられた本体側CPU176と上記CPU1
71との間でデータ通信が行われるようになっており、
原稿サイズやADFによる原稿コピー枚数等の各種情報
がCPU171に取り込まれるようになっている。
【0043】尚、本実施例のソータにおいて、ビントレ
イを上下動させるための駆動系、ステープラの処理位置
移動系及び進退移動系については、本願出願人が先に出
願し既に出願公開された特開平4−82793号公報の
記載と同じなので、ここではその説明を省略する。
【0044】次に、本実施例におけるタンパ71の各種
設定位置を図5に参照しながら説明する。図5(a)は
ホームポジションP0からサイズ別基準ポジションP1
設定されたタンパ71を示しており、記録シート12は
この状態でシート分配ステージS 1に設定されたビント
レイ40に排出される。このとき、タンパ71と記録シ
ート12との間には隙間が設けられる一方、記録シート
12と整合基準面48との間には隙間が設けられ、矢線
A方向に沿ってビントレイ40へ排出される記録シート
12がタンパ71及び整合基準面48に追突するのを防
止している。
【0045】また、図5(b)は、サイズ別基準ポジシ
ョンP1からシート揃えポジションP2へ設定されたタン
パ71を示しており、これによってビントレイ40に収
容された記録シート12は整合基準面48に押し当てら
れ、所定の収容位置に整合される。
【0046】これらタンパ71の設定位置のうち、ホー
ムポジションP0を除く各設定位置は記録シート12の
サイズによって決定される。すなわち、本体側CPU1
76から取り込まれた記録シート12のサイズ情報に基
づいてソータ側CPU171がタンパ駆動モータ80の
駆動信号を作成し、この駆動信号に応じて所定量正回転
あるいは逆回転するタンパ駆動モータ80がタンパ71
を記録シート12のサイズに対応した各設定位置に移動
させる。
【0047】シート揃えポジションP2へ設定されたタ
ンパ71はある程度の押圧力で記録シート12を整合基
準面48へ押し当てる必要があり、且つ、記録シート1
2のサイズにはJIS規格によって数mmの誤差が存在
するので、図5(b)におけるタンパ71と整合基準面
48との距離xはJIS規格による記録シート12のサ
イズの下限値よりも小さく設定されている。従って、タ
ンパ71をシート揃えポジションP2へ設定すると、図
10に示したように、ビントレイ40に収容された記録
シート12には撓みが発生してしまう。それ故、タンパ
71をシート揃えポジションP2からサイズ別基準ポジ
ションP1へ移動させる際に、記録シート12にバック
リング現象が発生してその整合状態が崩れる懸念があ
る。
【0048】このため、本実施例ではタンパ71をサイ
ズ別基準ポジションP1からシート揃えポジションP2
移動させる速度をV1、シート揃えポジションP2からサ
イズ別基準ポジションP1へ移動させる速度をV2とした
とき、V1>V2となるようにタンパ71の移動速度を制
御している。
【0049】図6は、タンパ71のタンピング基本動作
に対応したタンパ駆動モータ81の制御信号を示すもの
である。このタンピング基本動作とは、タンパ71をサ
イズ別基準ポジションP1からシート揃えポジションP2
に移動設定し、記録シート12を整合基準面48へ押し
当てた後、これを再度サイズ別基準ポジションP1へ移
動設定する動作である。この制御信号では、タンパ71
をシート揃えポジションP2側へ移動させる時間t1に比
較して、タンパ71をサイズ別基準ポジションP1側へ
移動させる時間がt2が長く設定されており、上記速度
2がV1よりも遅いことが伺われる。これによりタンパ
71はゆっくりと記録シート12の端部から離間するこ
ととなり、タンパ71をサイズ別基準ポジションP1
移動させる際に、記録シート12にバックリング現象が
発生するのを効果的に防止することができる。
【0050】図7はソーティング処理実行中のタンパ制
御フローを示している。ソーティング処理の流れに沿っ
てこの制御フローを説明する。ソーティング処理がスタ
ートし、記録シート12のサイズ情報がソータ20に取
り込まれると(ST1)、タンパ71は先ずホームポジ
ションP0からサイズ別基準ポジションP1に移動設定さ
れ(ST2)、複写機本体10からソータ20に取り込
まれた記録シート12はこの状態でシート分配ステージ
1に搬送される。このときビントレイ40はホームポ
ジションに設定されている。記録シート12がシート分
配ステージS1で最上段のビントレイ40aに排出され
ると、上記シート排出センサ38がオン→オフに変化す
るタイミングに同期してビントレイ40が1ピッチだけ
上昇する。このようにしてコピー原稿の1ページ目に関
しては最上段のビントレイ40aから記録シート12の
収容を開始し、ビントレイ40を上昇させながらコピー
枚数分(例えばn段)のビントレイ40に順次記録シー
ト12を収容する。次いで、原稿の2ページ目に関して
は逆にn段目のビントレイ40nから記録シート12の
収容を開始し、ビントレイ40を1ピッチずつ下降させ
ていって最後に最上段のビントレイ40aに記録シート
12を収容する。以降は上記動作をコピー原稿の各ペー
ジに付いて繰り返す。
【0051】CPU171はシート排出センサ38の信
号変化に基づいて記録シート12の排出数をカウントし
(ST3)、コピー原稿の1ページ目に関するジョブが
終了したと判断すると(ST4)、図6の制御信号を用
いてタンパ71にタンピング基本動作を行わせる(ST
5)。この後、CPU171はコピー原稿の最終ページ
に関するジョブが終了したか否かをチェックし(ST
6)、終了していない場合は各原稿ページに関するジョ
ブ毎にST3〜ST5を繰り返す。これにより、各原稿
ページ単位のジョブで各ビントレイ40に収容された記
録シート12は、整合基準面48を基準とした所定の収
容位置に順次整合される。一方、ST6においてコピー
原稿の最終ページに関するジョブが終了したと判断され
れば、タンパ71をホームポジションP0に設定してソ
ーティング処理を終了する(ST7)。
【0052】このように、本実施例のソーティング処理
では、タンパ71が記録シート12の端部との当接位置
に進出する速度V1に対して、当該位置から後退する速
度V2を遅くしたので、タンピング動作中にビントレイ
40内の記録シート12にバックリング現象が発生する
ことがない。従って、ソーティング処理の終了時には、
記録シート12がビントレイ40内の所定の収容位置に
整合された状態を創出することができる。
【0053】次に、このソータにおけるステープリング
処理について説明する。先ず、ソーティング処理が完了
してステープリング処理がスタートすると、CPU17
1はビントレイ40を1ピッチ降下させ、ソーティング
処理において最後にシート分配ステージS1に設定され
たビントレイ40を後処理ステージS2に設定する。こ
こでソーティンク処理が完了したか否かは、ADFによ
ってコピー作業が行われていたのであれば本体側CPU
176とのデータ通信により認識され、また、ADFを
用いずにコピー作業が行われていたのであれば、ユーザ
ーがソータ操作パネルに設けられたスタートスイッチ5
1の操作したことにより認識される。また、ステープリ
ング処理の要否及びステープリング処理位置の選択は複
写機本体10側の操作パネルあるいはソータ20側の操
作パネルによってなされ、これらに関するデータはソー
タ側CPU171へ取り込まれる。
【0054】次に、本体側CPU176から取り込まれ
たデータに基づき、CPU171はステープラ100を
選択されたステープリング処理位置に設定し、当該処理
位置においてステープリング基本動作を行わせる。ここ
でステープリング基本動作とは、退避位置からステープ
リング実行位置に進出してビントレイ40に収容されて
いる記録シート12の縁部にステープル針を打ち込み、
しかる後に退避位置に後退する動作をいう。
【0055】このステープリング処理の最中、タンパ7
1は上記ステープリング基本動作に対応してサイズ別基
準ポジションP1からシート揃えポジションP2へ設定さ
れる。このときのタンパ71の移動制御は、各ビントレ
イ40に収容されている記録シート12の枚数に応じて
二種類の制御プログラムがROM172に格納されてい
る。図8は夫々の制御プログラムでCPU171から送
出されるタンパ駆動モータ81の制御信号を示すタイミ
ングチャートであり、(A)は各ビントレイ40におけ
る記録シート12の収容枚数zが所定値N未満の場合
を、(B)は各ビントレイ40における記録シート12
の収容枚数zが所定値N以上の場合を夫々示している。
【0056】本実施例において所定値Nとしては以下の
表の値を用いた。
【表1】
【0057】上記表において所定値Nの値をステープリ
ング処理位置に応じて変更したのは、タンパ71をシー
ト揃えポジションP2に設定した際に、記録シートに撓
みの発生する臨界値がビントレイ40に形成されたステ
ープリング処理用の切欠部44〜46毎に異なるからで
ある。すなわち、コーナステープル位置P1に対応した
切欠部44はその切欠幅が小さいので、ビントレイ40
に収容されている記録シートの枚数が10枚程度でも、
タンパ71に押圧された記録シート12が切欠部44の
位置に撓みを発生することはない。その一方、シングル
ステープル位置P3及びリアー側のデュアルステープル
位置P2の双方に対応した切欠部46はその切欠幅が大
きいので、タンパ71に押圧された記録シート12は切
欠部46の位置に撓みを発生し易く、この撓みはビント
レイ40に30枚以上の記録シート12が収容されなけ
れば解消されることはない。
【0058】そして、仮に選択されたステープリング処
理位置に対応して記録シート12に撓みが発生している
とすれば、ステープラ100が退避位置からステープリ
ング処理位置に進出した際に、ステープラ100と記録
シートとが接触して記録シートの整合状態が崩れる不都
合を生じる。このため、本実施例ではステープリング処
理位置に応じて所定値Nの値を変更するようにした。
尚、この値はビントレイの設計やタンパの弾性等に応じ
て適宜選択することができる。
【0059】以下、図9に示すステープリング処理実行
中のタンパ制御フローに沿って、図8のタイミングチャ
ートを説明する。ステープリング基本動作の開始時にお
いて、CPU171は先ずタンパ71をシート揃えポジ
ションP2へ移動設定する(図9、ST1)。このST
1はビントレイ40に収容されている記録シートの枚数
zに拘わらず同一である。このとき、タンパ71をシー
ト揃えポジションP2へ設定するために必要な記録シー
ト12のサイズ情報は、ソーティング処理時に本体側C
PU176からソータ側CPU171へ取り込まれたデ
ータがそのまま使用される。そして、図8に示すよう
に、タンパ駆動モータ81がタンパ71をシート揃えポ
ジションP2側へ移動させ始めてから暫くすると、タイ
ミングT1で進退駆動用モータ115がステープラ10
0をステープリング実行位置へと進出させる。
【0060】これにより、ステープラ100が退避位置
からステープリング実行位置へと移動する際には、記録
シート12はタンパ71によって整合基準面48へ押さ
え付けられた状態となり、進出してきたステープラ10
0が記録シート12と接触しても、記録シート12の整
合状態が崩れることがない。
【0061】この後に、CPU171はビントレイ40
に収容されている記録シート枚数zがROM172に予
め設定されていた枚数N以上であるか否かをチェックし
(ST2)、N未満であるならばタンパ71をサイズ別
基準ポジションP1に移動させる(ST3)。このとき
のタンパ駆動モータ81の制御信号(図8(A)参照)
はタンピング基本動作の制御信号(図6参照)と同じで
あり、タンパ71は速度V2でゆっくりと記録シート1
2の端部から離間する。このため、タンパ71をシート
揃えポジションP2からサイズ別基準ポジションP1に設
定しても記録シート12にバックリング現象が発生する
ことはない。
【0062】そして、図8に示すように、タンパ71が
サイズ別基準ポジションP1側へ移動を開始した後、タ
イミングT2においてステープラ100のステープリン
グ実行位置への設定が終了すると、CPU171がステ
ープラ駆動モータ107を起動させて記録シート12に
対するステープル針の打ち込みを行う。
【0063】このとき、タンパ71は既にサイズ別基準
ポジションP1側へ移動を開始しているので、タンパ7
1と整合基準面48との間隔は記録シートサイズよりも
十分に大きくなっており、タンパ71をシート揃えポジ
ションP2に設定したときに発生した記録シート12の
撓みは既に解消されている。このため、記録シート12
に対するステープル針の打ち込み位置がバラつくことが
なく、ステープリング処理の品質を均一なものとするこ
とができる。
【0064】これと平行して、図9のタンパ制御フロー
ではCPU171がステープラ100によるステープル
針の打ち込みが終了したか否かを確認し(ST4)、終
了したと判断されれば、ステープリング処理対象のビン
トレイ40が最終ビントレイか否かをチェックする(S
T5)。
【0065】一方、タンパ制御フローのST2において
ビントレイ40に収容されている記録シート枚数zがN
以上であると判断されれば、CPU171はタンパ71
をシート揃えポジションP2に設定したまま、上記タイ
ミングT2においてステープラ駆動モータ107を起動
させて記録シート12に対するステープル針の打ち込み
を行う。
【0066】既に説明したように、ビントレイ40に収
容されている記録シート12の枚数がN以上であれば、
タンパ71がシート揃えポジションP2に設定されてい
ても、記録シート12には撓みが発生していないと判断
することができる。従って、タンパ71をシート揃えポ
ジションP2に設定したまま記録シート12にステープ
ル針を打ち込んでも、記録シート上でのステープル針の
打ち込み位置は常に同一となり、ステープリング処理の
品質が損なわれることがない。
【0067】また、ビントレイ40に収容された記録シ
ート12の枚数がステープリング処理可能な最大枚数に
近づくと、ステープラ100がステープル針を打ち込む
動作をしたときに、この動作によって記録シート12の
整合状態が崩れることもあり、タンパ71で記録シート
を押さえ込んだままステープル針を打ち込んだ方が、ス
テープリング処理品質を高めることができる。
【0068】これと平行して、図9のタンパ制御フロー
ではCPU171がステープラ100によるステープル
針の打ち込みが終了したか否かを確認し(ST6)、終
了したと判断されればサイズ別基準ポジションP1に速
度V1でタンパ71を移動させ(ST7)、その後、ス
テープリング処理対象のビントレイ40が最終ビントレ
イか否かをチェックする(ST5)。上記ST7でタン
パ71を移動させるときには、既に記録シート12には
ステープリング処理がなされているので、タンパ71は
これをシート揃えポジションP2に設定したときと同一
の速度でサイズ別基準ポジションP1に設定しても、バ
ックリング現象によって記録シート12の整合状態が崩
れることはない。
【0069】そして、いずれの制御プログラムにおいて
も、ST5でステープリング処理対象のビントレイ40
が最終ビントレイであると判断されれば、CPU171
はタンパ71をホームポジションP0に設定してステー
プリング処理におけるタンパ71の移動制御を全て終了
する(ST8)。また、ST5においてステープリング
処理対象が最終ビントレイでないと判断されれば、CP
U171はタンパ71をサイズ別基準ポジションP1
設定したまま当該ビントレイ40に対するタンパの移動
制御を終了する。
【0070】このように本実施例では、タンパ71をシ
ート揃えポジションP2に設定した際にビントレイ40
内の記録シート12に撓みが発生する問題点を踏まえ、
ソーティング処理及びステープリング処理におけるタン
パ71の移動制御を改良した結果、記録シートの整合品
質あるいはステープリング処理品質を高めることができ
た。
【0071】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のシー
ト後処理装置によれば、タンパが記録シートの端部との
当接位置へ進出する速度V1 とその当接位置から後退す
る速度V2 との間にはV1 >V2 の関係が存在し、ビン
トレイ内に収容された記録シートにバックリング現象が
発生するのを抑えることができるので、ビントレイに収
容された記録シートの整合を確実に行うことが可能とな
る。
【0072】また、ビントレイに収容されている記録シ
ートの枚数に応じ、タンパを記録シートの端部との離間
位置に設定して記録シートに対する後処理を行うように
したので、後処理実行時の記録シートの撓みを防止して
記録シートの一定の位置に後処理を行うことができ、常
に一定の後処理品質を保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシート後処理装置の実施例を示す概
略図である。
【図2】 実施例に係るソータの後処理ステージS2
示す平面図である。
【図3】 実施例に係るソータのタンパ駆動系を示す斜
視図である。
【図4】 実施例に係るソータの制御系を示すブロック
図である。
【図5】 実施例に係るソータのタンパ設定位置を示す
概略図である。
【図6】 タンピング基本動作におけるタンパ駆動モー
タの制御信号を示すタイミングチャートである。
【図7】 ソーティング処理におけるタンパの移動制御
を示すフローチャートである。
【図8】 ステープリング基本動作におけるタンパ駆動
モータの制御信号を示すタイミングチャートである。
【図9】 ステープリング処理におけるタンパの移動制
御を示すフローチャートである。
【図10】 タンパをシート揃えポジションに設定した
際に、記録シートに撓みが発生している状態を示す概略
図である。
【図11】 記録シートの縁部を噛み込んだステープラ
によって、記録シートの整合状態が崩れる様子を示す図
である。
【符号の説明】
10…画像記録装置、12…記録シート、20…シート
後処理装置、40…ビントレイ、71…タンパ、100
…ステープラ(後処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 B65H 31/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録装置から排出された記録シート
    を丁合いして収容するトレイと、このトレイを貫くよう
    に配設され、当該トレイの面方向に沿って進退して上記
    トレイに収容された記録シートの端部に適宜当接する棒
    状のタンパと、上記トレイに収容された記録シートの一
    側縁部に対して後処理を行う後処理手段とを備えたシー
    ト後処理装置において、上記後処理手段で後処理を実行
    するに当たり、上記トレイに収容された記録シートが所
    定の枚数N(Nは自然数)未満である場合に、上記タン
    パを記録シートの端部との離間位置に設定する一方、所
    定の枚数N(Nは自然数)以上である場合には、上記タ
    ンパを記録シートの端部との当接位置に設定することを
    特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート後処理装置におい
    て、上記トレイに収容されている記録シートの枚数に拘
    わらず、後処理開始時には上記タンパを記録シートの端
    部との当接位置に一旦設定し、その後に記録シートの枚
    数に応じた位置に設定し直すことを特徴とするシート後
    処理装置。
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