JP2007503981A - 郵便物および/または同様の薄い物体のキャリヤー - Google Patents
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Abstract
好適な実施形態は並べてスタックされた郵便物を運ぶためのキャリヤーに関する。キャリヤーは、好ましくは、並べてスタックされた郵便物がその上で支持されるところの床面と、キャリヤー内に並べてスタックされた郵便物の後ろに挿入されたプッシャーを受けるべく構成された空間を有する後壁と、並べてスタックされた郵便物を保持する位置とスタックされた郵便物が床面に対してスタックされた郵便物を保持する位置を過ぎてスライドすることができる並べてスタックされた郵便物を解放する位置との間に移動可能に搭載された前壁とを含む。
Description
関連出願
本出願は、2003年8月27日出願の米国特許出願第10/649,337号「郵便物および/またはその他の物体の自動誘導システムおよび方法」の一部継続出願であり、その開示の全体が、この参照によりここに含まれる。
本出願は、2003年8月27日出願の米国特許出願第10/649,337号「郵便物および/またはその他の物体の自動誘導システムおよび方法」の一部継続出願であり、その開示の全体が、この参照によりここに含まれる。
発明の分野
本発明はとりわけ、一般的に、郵便物(例えば、フラット、封筒、書信、ポストカードおよび/またはその他の郵便物を含む)および/またはその他の物体を処理するシステムに関し、特定の好適な実施形態は、より具体的には、郵便物仕分けシステムによって処理される郵便物を前処理するための自動化されたシステムにおいて好適に用いられることができる、郵便物および/または同様の薄い物体のためのキャリヤーに関する。
本発明はとりわけ、一般的に、郵便物(例えば、フラット、封筒、書信、ポストカードおよび/またはその他の郵便物を含む)および/またはその他の物体を処理するシステムに関し、特定の好適な実施形態は、より具体的には、郵便物仕分けシステムによって処理される郵便物を前処理するための自動化されたシステムにおいて好適に用いられることができる、郵便物および/または同様の薄い物体のためのキャリヤーに関する。
背景議論
以下の議論は、発明者の知識に基づくものであり、先行技術における知識を承認するものとして解釈されるべきではない。
以下の議論は、発明者の知識に基づくものであり、先行技術における知識を承認するものとして解釈されるべきではない。
現在、多様なシステムが、例えば、フラット郵便物および/またはその他の郵便物などの薄い物体などの、物体の処理に用いられている。例えば、米国郵便局(U.S.P.S.)は郵便物フラットの処理を容易にし、強化する、多様なシステムを用いる。いくつかの具体的な郵便物処理システムが、ノースロップ グラマン コーポレイションの米国特許番号6,443,311(‘311特許)「フラットバンドルコレーター」に記載されており、この開示は参照することによってその全体が、ここに全て引用されているのと同様にここに含まれる。
その他の実施例として、1つの具体的な郵便物処理システムは、ノースロップ グラマン コーポレイションおよびラピスタンシステム社により作られ、U.S.P.S.によって用いられる、AFSM100(登録商標)フラット仕分けシステムである。AFSM100フラット仕分けマシンは、例えば大量の雑誌などの大量のフラット郵便物を処理できる郵便物仕分けシステムである。AFSM100システムはそれぞれ、3つの郵便物供給部を有する。
これら既存の郵便物処理システムのいくつかにおいて、処理システム内に郵便物を配送するためにフィーダーが用いられる。いくつかの例示的かつ非限定的な実施例において、これらのフィーダーは配送部分とデスタック(例えば単一化)部分とを含む。このようなシステムにおいて、郵便物は一般的に配送部分上に置かれ、でスタック部分へ配送される。これら実例のシステムにおいて、郵便物は通常バラバラに仕分け部分に配送される(例えば、通常固定ギャップおよび/または固定ピッチを有する)。
このようなシステムにおいてオペレータは通常、作業の始めに、処理される郵便物を配送部分に積載する(例えば、郵便物保管バスケットから手動で)。オペレータは通常、システムが郵便物を処理している間、郵便物を積載し続ける。
U.S.P.S.は1年におよそ2000億の郵便物を処理するが、処理される郵便物には、オペレータによるほぼ手動の積載と手入れが必要である。図1(A)および図1(B)を参照して、オペレータは一般的に次のとおりに、郵便物を既存のシステムに積載す
る。すなわち、a)郵便物はトレイ、小型容器、カート、およびバスケットなどの中のフィーダーへもたらされ、b)図1(A)および図1(B)の矢印Aを参照して、オペレータは一握りの郵便物をトレイ、小型容器などから手動で動かし、システムの表面に置き、c)そこでオペレータは、新しい郵便物が処理中の郵便物スタックに取り入れられるよう、図1(A)および図1(B)の矢印Bで示されるようにパドルを動かすことで、新しい一握りの郵便物を処理中の郵便物スタックと一体化させ(パドルはコンベヤーの表面と同調して動く)、d)上記の処理が繰り返される。
る。すなわち、a)郵便物はトレイ、小型容器、カート、およびバスケットなどの中のフィーダーへもたらされ、b)図1(A)および図1(B)の矢印Aを参照して、オペレータは一握りの郵便物をトレイ、小型容器などから手動で動かし、システムの表面に置き、c)そこでオペレータは、新しい郵便物が処理中の郵便物スタックに取り入れられるよう、図1(A)および図1(B)の矢印Bで示されるようにパドルを動かすことで、新しい一握りの郵便物を処理中の郵便物スタックと一体化させ(パドルはコンベヤーの表面と同調して動く)、d)上記の処理が繰り返される。
この手動処理はかなりの量のきつい仕事を含み、積載を行うオペレータに一連の反復運動を課す。書信郵便については、処理システムは、1時間あたりおよそ4万の処理を求める。フラット郵便物については、システムは1時間あたり、多くの積載コンソール(通常、3か4)に分布しているおよそ2万から4万の処理を求める。このような場合、オペレータは1時間あたり7千から1万のフラットを積載することが求められる。フラットを例にとると、この消費率はオペレータに、1時間あたりおよそ5千ポンドの郵便物を持ち上げ、運び、整えることを要求する。
今日の郵便物処理環境において、仕分けやその他のシステムは、過去のものよりも速く長く動作するようになってきている。したがって、システムに供給し、および/または、システムを操作するオペレータに課せられた負担は増え続けている。多くの場合、郵便物処理装置のパフォーマンスはますます、システムをサポートするオペレータの能力次第となっている。
図1(A)および図1(B)を参照して上述した通り、郵便物処理配送システムは一般的に、連携して郵便物をデスタックシステムに配送する、輸送システム(例えば、ベルトや雑誌コンベヤー)とプッシャーシステム(例えばパドル)の両方を含む。このようなシステムにおいて、輸送システムは、郵便物がデスタックシステムに配送される速度を規定する。また、プッシャーシステムは、郵便物がデスタックシステムに送られる配向角を規定する。このようなシステムにおいて、輸送システムおよびプッシャーシステムは同調して一緒に動き、同じドライブ・チェーンで物理的に連結されている。このようにして、プッシャーシステムは郵便物が輸送システムによって輸送される時、郵便物スタックの「ブックエンド」として機能する。
とりわけ、システムに供給するオペレータに課せられる要求の高まりによって、オペレータに対しては、多くの郵便物を送りおよび/またはより速い速度で郵便物を送ることが求められる。このことは、例えば、オペレータが配送システム上の郵便物を調節し、整え、および/またはその他の処理をする(例えば、効率的なデスタックのために、郵便物が正しい方向に置かれていることを確認する)ための時間を削減することにもなる。
ひとつの駆動機構を介して結びつけられた輸送システムとプッシャーシステムを有する既存の郵便物供給システムでは、これらのシステムの同時性によって、不完全に積載された郵便物(例えば、極端に前傾していたり(例えば、図2(A)の破線Bで示されるのと同じような)、および/または、極端に後傾していたり(例えば図2(A)の破線Bで示されるのと同じような))を自動的に補正することが妨げられる。これら既存のシステムでは、配送システムにおける積載の問題の修正はオペレータに依存している。図2(A)はとりわけ、郵便物がデスタック部に送られる状態をいくつか示しており、好適な状態の例は実線で示されている。
図2(A)の実線によって示されるフラットのスタックは、好適な実施形態において、フラット(例えば郵便)をデスタックシステムへ送る最適な状態のひとつを示す。上記のシステムにおいて、オペレータは一般的に、郵便物がデスタック部に供給される時に、そ
れを繰り返し整える(例えば、手動で処理し、および/または操作する)必要がある。そうしなければ、パドルに対する配向角が大幅に変わってしまう。結果として、配向角のばらつきは、処理能力を低下させ、重ね送りを増加させ、損傷および/またはその他の問題を増加させる。
れを繰り返し整える(例えば、手動で処理し、および/または操作する)必要がある。そうしなければ、パドルに対する配向角が大幅に変わってしまう。結果として、配向角のばらつきは、処理能力を低下させ、重ね送りを増加させ、損傷および/またはその他の問題を増加させる。
そこで、とりわけ既存のシステムの上記および/またはその他の問題を克服するためのシステムおよび方法が必要とされる。
発明の概要
本発明の各種の実施形態は、既存のシステムおよび方法を大きく改善することができる。本発明のいくつかの好適な実施形態において、1つ以上の上記および/またはその他の既存のシステムの問題が克服される。
本発明の各種の実施形態は、既存のシステムおよび方法を大きく改善することができる。本発明のいくつかの好適な実施形態において、1つ以上の上記および/またはその他の既存のシステムの問題が克服される。
好適な実施形態は、例えば、準備された郵便物の郵便物処理システムへの自動積載などの、多様な郵便物アプリケーションにおいて用いられる新しいキャリヤーを含む。好適な実施形態によると、並べてスタックされた郵便物を運ぶためのキャリヤーは、並べてスタックされた郵便物がその上に支持されるところの床面と、キャリヤー内に並べてスタックされた郵便物の後ろに挿入されたプッシャーを受けるべく構成された空間を有する後壁と、並べてスタックされた郵便物を保持する位置と、スタックされた郵便物が床面に対してスタックされた郵便物を保持する位置を過ぎてスライドすることができる、並べてスタックされた郵便物を解放する位置との間に移動可能に搭載された前壁と、を含んでよい。いくつかの実施形態において、キャリヤーはプッシャーの対応する係合部材と係合すべく、前壁に対して固定して搭載された係合部材をさらに含む。いくつかの実施形態において、後壁は、キャリヤー内に並べてスタックされた郵便物の後ろに挿入された一般的にフォーク形状のプッシャーを受けるべく構成された複数の溝または歯状部材を含む。
多様な実施形態の上記および/またはその他の側面、特徴および/または有利な点は、添付の図面とともに次の記載にかんがみて、さらに明らかになるであろう。多様な実施形態は異なる側面、特徴および/または有利な点を含んでもよく、および/または、除外してもよい。また、多様な実施形態は、その他の実施形態の1つ以上の側面もしくは特徴を組み合わせることができる。特定の実施形態の側面、特徴、および/または、有利な点の記述は、その他の実施形態もしくは請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
添付の図面は、広範にわたる発明の範囲や、その他多様な実施形態を限定することなく、一例として提供されたものである。
好適な実施形態の詳細な説明
本発明は多様な異なる形状に具体化されることができるが、本開示が本発明の多様な原理の実施例を提供するものであると考えられるという了解のもとで、多くの具体的な実施形態がここに説明され、これらの実施例は本発明を、ここに説明および/または例示される好適な実施形態に限定するためのものではない。
本発明は多様な異なる形状に具体化されることができるが、本開示が本発明の多様な原理の実施例を提供するものであると考えられるという了解のもとで、多くの具体的な実施形態がここに説明され、これらの実施例は本発明を、ここに説明および/または例示される好適な実施形態に限定するためのものではない。
好適な実施形態は、例えば、準備された郵便物の郵便物処理システムへの自動積載などの、郵便物の多様なアプリケーションにおいて用いられることのできる新規のキャリヤーを含む。以下の説明はとりわけ、a)本発明によるキャリヤーのいくつかの好適な実施形
態、および、b)キャリヤーが用いられるところのシステムおよび方法のいくつかの好適な実施形態、の説明を含む。
態、および、b)キャリヤーが用いられるところのシステムおよび方法のいくつかの好適な実施形態、の説明を含む。
(システムおよび方法の好適な実施形態)
好適なキャリヤーの実施形態は、とりわけ、薄い物体(例えば、第1の寸法が第2および第3の寸法よりも実質的に小さい三次元物体を含む)の処理に用いる実質的または完全に自動化されたシステムを提供する、郵便物のアプリケーションにおいて用いられることができる。好適な実施形態は郵便物(例えば、フラット、封筒、書信、ポストカードおよび/またはその他の郵便物を含む)を処理するのに用いられてもよく、最も好適な実施形態はフラット郵便物を処理するのに用いられてもよいが、多様な実施形態もまた同様に、もしくは代替的に、例えば、シート、板、パネル、平らな物体、紙製品および/またはその他の薄い物体などの、その他の薄い物体を処理するのに用いられることができる。
好適なキャリヤーの実施形態は、とりわけ、薄い物体(例えば、第1の寸法が第2および第3の寸法よりも実質的に小さい三次元物体を含む)の処理に用いる実質的または完全に自動化されたシステムを提供する、郵便物のアプリケーションにおいて用いられることができる。好適な実施形態は郵便物(例えば、フラット、封筒、書信、ポストカードおよび/またはその他の郵便物を含む)を処理するのに用いられてもよく、最も好適な実施形態はフラット郵便物を処理するのに用いられてもよいが、多様な実施形態もまた同様に、もしくは代替的に、例えば、シート、板、パネル、平らな物体、紙製品および/またはその他の薄い物体などの、その他の薄い物体を処理するのに用いられることができる。
多様なシステムおよび装置において、多様な実施形態が用いられることができる。いくつかの限定されない実施例において、実施形態はノースロップ グラマン コーポレイションの米国特許第6,443,311号(‘311特許)「フラットバンドルコレーター」に開示されているシステムと同様のシステムにおいて用いられてもよく、その開示は参照することにより、ここに完全に引用されているのと同じように、例えば’311特許の図1に示されるフィーダー10を改良するためなどに、全体としてここに含まれる。
また、ノースロップ グラマン コーポレイションおよびラピスタンシステム社によって作成され米国郵便局(U.S.P.S.)によって用いられているAFSM100(登録商標)フラット選別機における、その他の非限定的な実施例において、多様な実施形態が用いられてもよい。AFSM100フラット選別機は、例えば大量の雑誌などの大量のフラット郵便物を処理できる郵便物選別システムである。各AFSM100システムは3つの郵便物供給部を有し、本発明の実施形態は、これら郵便物供給部の1つ以上、好ましくは全てを改善するために利用されることができる。いくつかの好適な実施形態においてAFSM100システムは、例えば、機械が郵便物をより効果的に選別機に配送することが可能になるように、例えば郵便物配送システムを2つの別々に制御できる要素に分割することで、自動フラットスタック補正を用いるように構成される。好適には、この作業はオペレータから実質的に独立して行われる。
いくつかの実施形態が、例えばAFSM100システムのフィーダーなどの、郵便物を供給するフィーダーとともに用いられてよいが、その他の物体や材料を供給するフィーダーとともに多様なその他の実施形態が用いられてもよい。Webster’s II New Riverside Dictionaryによれば、フィーダーの語は「材料を供給する機器」を含み、供給の特別な方法や供給される特別な物体に限定されるものではない。
いくつかの実施形態において、キャリヤーをフィーダーまで配送する配送システムは、1つ以上のトランスポータおよび/または1つ以上のコンベヤー(例えば、下記の供給コンベヤー110など)を含んでもよい。配送システムの語は、物体を配送するいかなるシステムをも含み、1つ以上の例えばトランスポータ、コンベヤー、その他を包含する。
図2(A)はいくつかの好適な実施形態において用いることができる、具体的なスタック誘導補正装置10を示す。これらの好適な実施形態において、スタック誘導補正装置は、図2(A)に示されるように、トランスポータ20およびプッシャー30を含む。下記のように、スタック誘導補正装置は好適には、a)郵便物スタックを作成するために郵便物を自動誘導し、b)操作中、スタックを自動補正することができる。このスタック補正に関して、システムのパフォーマンスは、スタックがデスタックシステムなどの下流のシ
ステムに送られるにつれ、スタックの「質」によって向上したり下落したりしうる。例えば、離れすぎたりつまりすぎたりする郵便物は、例えばシステムの混雑や重ね送り(例えば2つ以上の郵便物がシステムに誘導される)、システムおよび/または郵便物の損傷、システム処理量への悪影響、および/またはその他の問題などを引き起こしうる。多くの場合、郵便物の(例えばプッシャーの正面に対する)配向角はシステムに著しく影響を及ぼしうる。例えば郵便物が倒れている場合(例えば図2(A)の破線Aで示されているのと同じような具合に)、システムのパフォーマンスは実質的に下落しうる。場合によっては、郵便物をプッシャーシステムの角度に一般的に均一に整列させるように(例えば図2(A)に示されているのと同じような具合に)デスタックシステムに送ることが役立つ。
ステムに送られるにつれ、スタックの「質」によって向上したり下落したりしうる。例えば、離れすぎたりつまりすぎたりする郵便物は、例えばシステムの混雑や重ね送り(例えば2つ以上の郵便物がシステムに誘導される)、システムおよび/または郵便物の損傷、システム処理量への悪影響、および/またはその他の問題などを引き起こしうる。多くの場合、郵便物の(例えばプッシャーの正面に対する)配向角はシステムに著しく影響を及ぼしうる。例えば郵便物が倒れている場合(例えば図2(A)の破線Aで示されているのと同じような具合に)、システムのパフォーマンスは実質的に下落しうる。場合によっては、郵便物をプッシャーシステムの角度に一般的に均一に整列させるように(例えば図2(A)に示されているのと同じような具合に)デスタックシステムに送ることが役立つ。
(プッシャー)
いくつかの具体的な実施形態において、プッシャーは図1に示されるようにパドルを含むが、プッシャーは多様な構成を含むことができ、また例えば、少なくとも1つのブロック型部材、少なくとも1つのくさび型部材、複数の副部材(例えば横木、指状部材、歯状部材など)、少なくとも1つの刃部材、および/またはその他の物体保持面25を規定できる適切な構造体からなってもよい。いくつかの好適な実施形態において、物体保持面25は、単一の接触部を有してもよく、一方その他の好適な実施形態においては複数の接触部を有してもよい。いくつかの好適な実施形態において、物体保持面25は一般的に平面であってもよく、一方その他の好適な実施形態においては実質的に非平面であってもよい。プッシャーが、適切な角度を有する郵便物保持面25を規定するよう構成されているならば、プッシャーそのものは傾斜している必要はないということもまた留意すべきである。いくつかの好適な実施形態において、面25はトランスポータ20の輸送面23に対して直角ではない角度にある。多様な実施形態において、状況によって、いかなる適切な角度方向が選択されてもよく、倒れていても、角度がなくても、前傾でも、その他の角度でもよい。
いくつかの具体的な実施形態において、プッシャーは図1に示されるようにパドルを含むが、プッシャーは多様な構成を含むことができ、また例えば、少なくとも1つのブロック型部材、少なくとも1つのくさび型部材、複数の副部材(例えば横木、指状部材、歯状部材など)、少なくとも1つの刃部材、および/またはその他の物体保持面25を規定できる適切な構造体からなってもよい。いくつかの好適な実施形態において、物体保持面25は、単一の接触部を有してもよく、一方その他の好適な実施形態においては複数の接触部を有してもよい。いくつかの好適な実施形態において、物体保持面25は一般的に平面であってもよく、一方その他の好適な実施形態においては実質的に非平面であってもよい。プッシャーが、適切な角度を有する郵便物保持面25を規定するよう構成されているならば、プッシャーそのものは傾斜している必要はないということもまた留意すべきである。いくつかの好適な実施形態において、面25はトランスポータ20の輸送面23に対して直角ではない角度にある。多様な実施形態において、状況によって、いかなる適切な角度方向が選択されてもよく、倒れていても、角度がなくても、前傾でも、その他の角度でもよい。
いくつかの実施形態においてプッシャーは、図2(A)に示されるように、実質的に直角でない、または倒れた方向を保ちつつ、矢印A3で示される前後方向に動くよう構成される。いくつかの好適な実施形態において、倒れの角度は直角から約10度の角度から直角から約20度の角度まで変化してもよいが、倒れの角度は状況によって、0度(つまり直角)から直角から20度を超える角度まで変化してもよい。
いくつかの実施形態において、プッシャーは、所望される場合には上方に上げられ、トランスポータ20の左側に後退させられ、追加の郵便物などを支持するように、搭載されてもよい。
(トランスポータ)
トランスポータ20について、多様な実施形態は、いかなる既知もしくは可能な、適切な構造をも用いることができる。トランスポータの語は、ある場所から他の場所へ輸送もしくは搬送するいかなる機器をも含む。いくつかの実施形態において、トランスポータ20は、コンベヤー、滑り板、横方向に動く支え、台車、複数のローラー、傾斜板(例えば、その上を物体が重力もしくはその他の力でスライドするところの、低抵抗面を有する傾斜板など)、および/または、例えばそれによって物体が輸送されるところの輸送面23などを有するその他の適切な既知もしくは可能なトランスポータ機構を含むことができる。その際、輸送面23は、例えば1つ以上のコンベヤーベルト面、1つ以上の滑り板面、1つ以上の横方向に動く支え面、1つ以上の台車面、1つ以上のローラー面、1つ以上の傾斜板面、および/またはその他の適切な面を含んでもよい。いくつかの好適な実施形態において、面23は単一の部分(例えば、示されている単独のコンベヤーベルトの外面など)を含んでもよく、一方その他の好適な実施形態において、複数の部分(例えば分離された複数のコンベヤー、ローラーなどの外面など)を含んでもよい。いくつかの好適な実
施形態において、面23は一般的に平面かつ、一般的に水平であってよく(例えば、図2(A)を参照)、一方その他の好適な実施形態において、実質的に非平面であってよく、および/または実質的に非水平であってよい。
トランスポータ20について、多様な実施形態は、いかなる既知もしくは可能な、適切な構造をも用いることができる。トランスポータの語は、ある場所から他の場所へ輸送もしくは搬送するいかなる機器をも含む。いくつかの実施形態において、トランスポータ20は、コンベヤー、滑り板、横方向に動く支え、台車、複数のローラー、傾斜板(例えば、その上を物体が重力もしくはその他の力でスライドするところの、低抵抗面を有する傾斜板など)、および/または、例えばそれによって物体が輸送されるところの輸送面23などを有するその他の適切な既知もしくは可能なトランスポータ機構を含むことができる。その際、輸送面23は、例えば1つ以上のコンベヤーベルト面、1つ以上の滑り板面、1つ以上の横方向に動く支え面、1つ以上の台車面、1つ以上のローラー面、1つ以上の傾斜板面、および/またはその他の適切な面を含んでもよい。いくつかの好適な実施形態において、面23は単一の部分(例えば、示されている単独のコンベヤーベルトの外面など)を含んでもよく、一方その他の好適な実施形態において、複数の部分(例えば分離された複数のコンベヤー、ローラーなどの外面など)を含んでもよい。いくつかの好適な実
施形態において、面23は一般的に平面かつ、一般的に水平であってよく(例えば、図2(A)を参照)、一方その他の好適な実施形態において、実質的に非平面であってよく、および/または実質的に非水平であってよい。
図2(A)に示される実施形態において、トランスポータ20は、例えばフラットFなどの郵便物を下流システム40へ輸送するように構成されてよい。システム40はいかなる適切なシステムをも含んでよく、いくつかの好適な実施形態においては、システム40はデスタックシステムである。デスタックシステムは例えば、フラットを単一化し、および/または、他のシステムまたは機器に供給してもよい。いくつかの好適な実施形態において、トランスポータ20は、郵便物のスタックがその上に配置されるところの上部行路または面23を規定するべく、ローラーまたはプーリ22上に回動可能に連続的に支持されるコンベヤーベルト21を含んでよい。郵便物輸送面23は好適には、矢印A3で示されるようにプッシャー30の運行の方向に平行であるが、状況によってはプッシャーの運行の方向に対して他の方向を向いていても(例えば、わずかな角度で)よい。
図2(A)に示されるように、移動装置50(例えばトランスポータ20の動作をもたらすモーターおよび/またはその他の機構など)が好適に含まれる。ある具体的な実施例において、移動装置50はプーリ22を回転させるべく接続されたモーターを含んでもよい。また、第2の移動装置60(例えば、プッシャーの動作をもたらす少なくとも1つのモーターおよび/またはその他の機構)がまた好適に含まれる。プッシャーは、例えば、一般的に水平なトラックに沿って横方向に動くべく(例えば、ローラー軸受けなどを介して)、また一般的に垂直なトラックに沿って上方向に動くべく(例えば、下記の実施形態を参照)搭載された支持ブロック上に支持されてよい。いくつかの実施形態において、トラックおよび/または支持ブロックは、トランスポータ表面の近傍に、かつトランスポータ上にフラットを保持する保持壁30Rの後に位置してよい(例えば、図2(B)に示すように)。その他の実施形態において、スクリューシャフト、油圧シリンダー、ロボットメカニズム、往復式アーム、機械的リンク、および/または多様なその他の機構などの多様なその他の機構が、プッシャーを前後および/または上下に動かして所望の経路をたどるために用いられてよい。
(不同期)
好適な実施形態において、プッシャーシステムとトランスポータシステムは、不良なスタック角度を修正するために不同期におよび/またはお互いある程度独立して動けるように、またプッシャーが郵便物などのキャリヤーからの自動搭載を援助するよう独立して方向付けられるように構成される。好適な実施形態において、移動装置50および60は、例えば独立サーボモータなどの独立装置を含む。上記のように、多様な機構がトランスポータおよびプッシャーの動きをもたらすために用いられてもよい。
好適な実施形態において、プッシャーシステムとトランスポータシステムは、不良なスタック角度を修正するために不同期におよび/またはお互いある程度独立して動けるように、またプッシャーが郵便物などのキャリヤーからの自動搭載を援助するよう独立して方向付けられるように構成される。好適な実施形態において、移動装置50および60は、例えば独立サーボモータなどの独立装置を含む。上記のように、多様な機構がトランスポータおよびプッシャーの動きをもたらすために用いられてもよい。
図2(A)に示される実施形態において、移動装置50および60はどちらも共通の制御装置70によって操作される。制御装置は、例えば、コンピュータ(例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ネットワークコンピュータ、サーバ、および/または、例えば情報(例えば、デジタルデータなどの形などで)を受け付けてプログラミングや一連の指示などによって処理する任意の装置などのその他のコンピュータ装置)、処理装置(例えば、マイクロプロセッサ)、集積回路などの電動操作手段を含んでもよい。いくつかの実施形態において、別々の制御装置が移動装置50および60および/またはその構成要素をそれぞれ操作するために用いられてもよい。いくつかの実施形態において、制御装置70は複数の制御装置を含むことができる。
いくつかの実施形態において、制御装置70は、例えばプログラマブル論理制御装置(PLCs)、1つ以上の外部パーソナルコンピュータ(PC)など、1つ以上のプログラ
マブルサーボ駆動、および/またはその他の装置を用いる、独立したプッシャー機構とトランスポータ機構をそれぞれ制御するソフトウェアを含むことができる。また、好適な実施形態において、制御は1つ以上のセンサー装置Dからの入力に基づいて行われる。センサー装置Dは感知し、検出し、見積もり、および/または他の方法でフラットの状態(フラットの方向など)を評価するために用いられてよい。いくつかの実施形態において、センサー装置Dはトランスポータ20沿いの複数の場所において、またはトランスポータ20のほぼ全長にわたって、またはトランスポータ20の全長にわたって、フラットの方向を感知することができる。説明された実施形態において、2つのセンサー装置Dが示されている。しかし、センサー装置Dの任意の適切な数は、状況によって選択されてよい。いくつかの実施形態において、センサー装置Dは1つ以上のフォトライトビームセンサー、1つ以上のフォトライトセンサー配列、1つ以上の圧力センサー、1つ以上のカメラ、および/または、例えばフラット(例えばフラット郵便物)が適切に送られないか配送されないか(例えば仕分け装置などに)している場合に検知する1つ以上の適切なセンサー装置を含むことができる。
マブルサーボ駆動、および/またはその他の装置を用いる、独立したプッシャー機構とトランスポータ機構をそれぞれ制御するソフトウェアを含むことができる。また、好適な実施形態において、制御は1つ以上のセンサー装置Dからの入力に基づいて行われる。センサー装置Dは感知し、検出し、見積もり、および/または他の方法でフラットの状態(フラットの方向など)を評価するために用いられてよい。いくつかの実施形態において、センサー装置Dはトランスポータ20沿いの複数の場所において、またはトランスポータ20のほぼ全長にわたって、またはトランスポータ20の全長にわたって、フラットの方向を感知することができる。説明された実施形態において、2つのセンサー装置Dが示されている。しかし、センサー装置Dの任意の適切な数は、状況によって選択されてよい。いくつかの実施形態において、センサー装置Dは1つ以上のフォトライトビームセンサー、1つ以上のフォトライトセンサー配列、1つ以上の圧力センサー、1つ以上のカメラ、および/または、例えばフラット(例えばフラット郵便物)が適切に送られないか配送されないか(例えば仕分け装置などに)している場合に検知する1つ以上の適切なセンサー装置を含むことができる。
これらのセンサーによってある状況が検知された場合、配送システムの分離駆動システムが、例えば、不完全に積載された郵便物を修正するよう構成されてよい。例えば移動装置50および60は、それぞれの速度、加速度、相対的位置などを変更するよう構成されてよい。このようにして効率性が改善される。これはまた、より高い処理能力や、例えばフラットなどの郵便物および/またはシステムへのダメージの削減、郵便物の重ね送りの数の削減、および/または、多様なその他の利点を可能にできる。
いくつかの実施形態において、オペレータ(例えば、図10(A)および図10(C)に示されるオペレータOpFなど)は、例えば、修正の方法を制御したり、修正の程度を制御したり、操作を無効にしたりするためなどのオペレータ入力を受け付けることなどで、修正に影響を及ぼしたり、または部分的に操作したりすることができる(例えば、オペレータインタフェースを介して、および/または手動でプッシャーを動かすことなどによって)。しかし、いくつかの好適な実施形態において、システムがロードされる時の、機器のパフォーマンスの、郵便物を調整するオペレータの能力への依存を、実質的、もしくは完全に除去することで、実質的な利点を得ることができる。いくつかの好適な実施例において、ほぼ自動もしくは完全自動の郵便物などの誘導と同じく(下に説明される)、ほぼ自動もしくは完全自動のスタック修正が備えられる。
そこで、いくつかの好適な実施形態において、例えばスタックエラーを修正し、郵便物を自動で誘導するために、プッシャー(例えばパドル)およびトランスポータ(例えば輸送システム)が独立して動かせる「分離」配送システムが備えられる。スタックエラーについて、いくつかの具体的なケースにおいては、スタックエラーは次のうちの1つ以上を含みうる。すなわち、a)1つ以上のフラットの過度な前傾(例えば、図2(A)に破線Bで具体的に示されているように)、b)1つ以上のフラットの過度な後傾(例えば、図2(A)に破線Aで具体的に示されているように)、c)フラット間の過度な間隔、d)トランスポータの動きと無関係なフラットの過度な動き(例えばずれなど)、e)フラットの高さのばらつき(例えば、隣接するフラットの高さの違い、および/または特定のフラットの高さの違い)、f)圧力のばらつき(例えば、プッシャーおよび/または、デスタック部分などのプッシャーの下流のシステムへの横方向圧力など)、g)輸送中のフラットの滑りもしくは移動、および/または、h)当業者にとってこの開示に基づき、現在もしくは後ほど明らかになるその他の条件。これらおよび/またはその他のエラー状態は、例えば、上記の圧力センサー(例えばデスタックシステムおよび/またはプッシャーシステムにおける横方向スタック圧力を感知するために用いられてもよい)、カメラ、および/または、フォトアレー(例えばスタック角度などを感知するために用いられてもよい)、電磁波または光線センサー(例えば、スタック角度などを検知するための、スルービ
ーム、反射ビーム、および/またはこれらの組み合わせによる感知を含んでもよい)などの上記の方法を含む、多くの異なる方法によって感知されうる。上記のように、システムは、PLCs、外部PCs、プログラマブルサーボ駆動、および/または、トランスポータ上のフラット(例えばフラット郵便物)のスタックを制御し調節するために用いられることができるその他の装置をさらに含んでもよい。
ーム、反射ビーム、および/またはこれらの組み合わせによる感知を含んでもよい)などの上記の方法を含む、多くの異なる方法によって感知されうる。上記のように、システムは、PLCs、外部PCs、プログラマブルサーボ駆動、および/または、トランスポータ上のフラット(例えばフラット郵便物)のスタックを制御し調節するために用いられることができるその他の装置をさらに含んでもよい。
とりわけ、上記のように、トランスポータの構成要素とプッシャーの構成要素を分離し、それらを別々の駆動システムに位置させることは、プッシャーシステムがトランスポータシステムから独立して動くことを可能にし、その逆もまた可能にする。いくつかの実施形態において、システムセンサーが、郵便物が離れすぎた状態でスタックされている(例えば、デスタック面からそれている)と検知した場合、プッシャーは、トランスポータよりも速い速度でデスタックシステムの方へ動くことによって、スタックを「つめる」ように作動できる。いくつかの実施形態において、システムセンサーが、スタックが「傾きすぎている」(例えば、デスタックシステムの方へ傾いている)と検知した場合、トランスポータはプッシャーよりも速い速度で前に進むことができる。例えば、郵便物のスタックが不完全に搭載されている場合、プッシャーシステムがトランスポータシステムから分離されているので、感知機構(例えば、トランスポータの下流端もしくはその近くに(例えば、デスタックシステムに)位置している)は、良好な郵便物スタック状態となるまで(例えば、その状態が感知されるまで)例えばプッシャーを前進させるなどする信号を送ることができる。
好適には、トランスポータおよびプッシャーは一般的に一貫した速度(例えば、特定の装置の「供給」速度に対応する「通常の」速度など)で動き続け、その動きの間、その相対速度は(それぞれの修正を介して)増加および/または減少してもよい。このようにして、好適な実施形態はシステムの処理能力を上げ、処理能力を落とすエラーを避けることができる。あまり好適でない実施形態において、スタックの修正は、プッシャーが前進する時にトランスポートシステムを停止すること、および/または、トランスポートシステムが前進するときにプッシャーを停止することを含みうる。これら後者の実施形態は、すぐにプログラムされ使用されることが可能であるが、状況によっては、例えば、それぞれの装置が停止することによってシステムの処理能力が少し落ちるであろうことから、これらはあまり好適ではない。
図2(B)は、いくつかの具体的な実施形態における自動スタック誘導修正システムの構成要素を説明する。これらの具体的な実施形態において、装置の部分(例えば、囲い壁など)は内部構造を示すために省略されている。これらの具体的、かつ非限定的な実施形態は、プッシャーシステムとトランスポータシステムを独立して駆動する、それぞれに別々のドライブ・チェーン30DCと20DCとを有する非同期的な歯車付きモーター60および50と、システムがスタック角度を修正するべき状況の場合に信号を送るフォトライトセンサー(図示されない)と、2つの独立したシステムを制御するソフトウェアの入ったスタンドアロンのコンピュータ(図示されない)とを含んでもよい。
図2(B)に示されているように、いくつかの好適な実施形態においては、移動装置60は、ドライブ・チェーン30DCなどを駆動し、一般的に水平なトラック30T(破線で示されている)に沿った往復運動のために好適に搭載されるブロック30Sの前後運動をもたらす(例えば、リンク等30Lを介して)モーター60と、例えば指示ブロック30Sに対して一般的にプッシャー30の上下運動をもたらす昇降機構(例えば、第2のモーター60B、およびプッシャー30を支持ブロック30S上に案内する一般的に垂直なトラック(図示されない)など)を含んでもよく、それらはともにプッシャーの所望の動きをもたらす。
(アップグレード方法)
いくつかの好適な実施形態によれば、同期して結合されたトランスポータ機構およびプッシャー機構を有する既存のシステム(例えば、既存のAFSM100システムなど)をアップグレードする方法は、既存のシステムを、上記のようにトランスポータ機構とプッシャー機構のための独立して制御される駆動部を含むように改良することを含んでもよい。このようにして、好都合なアップグレードが効果的かつ効率的に提供される。例えば、アップグレードの方法は、例えば図2(B)に示される特徴を有する駆動機構に取って代わるように既存のフィーダー100を改良することを含んでもよい。また、アップグレードの方法は、例えばキャリヤーからフラットを出すなどの物体の移動、(例えば下記に述べるように、フィーダーの近くに位置するキャリヤーからフラットを横方向にスライドさせる)を容易にする位置にプッシャーが自動的に動けるようにプッシャーがたどる経路を改良することを含んでもよい。
いくつかの好適な実施形態によれば、同期して結合されたトランスポータ機構およびプッシャー機構を有する既存のシステム(例えば、既存のAFSM100システムなど)をアップグレードする方法は、既存のシステムを、上記のようにトランスポータ機構とプッシャー機構のための独立して制御される駆動部を含むように改良することを含んでもよい。このようにして、好都合なアップグレードが効果的かつ効率的に提供される。例えば、アップグレードの方法は、例えば図2(B)に示される特徴を有する駆動機構に取って代わるように既存のフィーダー100を改良することを含んでもよい。また、アップグレードの方法は、例えばキャリヤーからフラットを出すなどの物体の移動、(例えば下記に述べるように、フィーダーの近くに位置するキャリヤーからフラットを横方向にスライドさせる)を容易にする位置にプッシャーが自動的に動けるようにプッシャーがたどる経路を改良することを含んでもよい。
(具体的な郵便物処理システムにおける実施)
図10(C)は、実施形態が実施される、具体的かつ非限定的な郵便物処理システムを示す。実施形態は、例えば上記の同時係属出願60/469,828に開示されるシステムなどの多様なシステムにおいて用いられてもよい(例えば例として、図9および10などを参照)。
図10(C)は、実施形態が実施される、具体的かつ非限定的な郵便物処理システムを示す。実施形態は、例えば上記の同時係属出願60/469,828に開示されるシステムなどの多様なシステムにおいて用いられてもよい(例えば例として、図9および10などを参照)。
図10(C)に示された具体的なシステムにおいて、1人以上の準備オペレータOpPは上流積載ゾーンで空のキャリヤー160に充填する。とりわけ準備オペレータは、処理用のフラットを準備することで、供給オペレータOpFの仕事を容易にすることができる。いくつかの実施形態において準備オペレータは、例えばコンベヤー(例えば、図10(C)に示される下側の供給コンベヤー110の下のバスケットから搬送される、束ねられたフラットを供給する)に沿って準備オペレータのところに供給された束ねられたフラットをばらし、方向を変えてキャリヤー内に並べることができる(例えば、準備オペレータは、例えば平らに置かれた束から始めてそれをばらし、ばらされた郵便物をキャリヤー上の一般的に垂直な方向に並べる)。
いくつかの実施形態において、準備オペレータの手動作業のいくつかもしくは全てが自動化されることが意図されている。例えば束を切るために、および/またはキャリヤー内で郵便物を水平方向から垂直方向に方向転換させるために、実質的および/または完全に自動で制御される機構が備えられてよい。
したがって、システムは好適には、供給オペレータOpFがフィーダーへの積載処理の間に、郵便物を「面揃え」し、「方向付け」る必要性を除去する。いくつかの郵便物処理システムにおいて、例えば郵便物処理装置は一般的に特定の方向(例えば、綴じが下で宛先が右、綴じが前で宛先が左など)に郵便物を処理するため、方向付けと面揃えは望ましい。とりわけ、特定のシステムが処理中の郵便物をいかに輸送するかという特定の性質のため、また、輸送中の郵便物に対する自動住所読み取り装置の配置のため、方向付けと面揃えは望ましいであろう(例えば読み取りは郵便物が動いているときに行われるため)。
図10(A)は、いくつかの好適な実施形態が実施されるところの、郵便物処理システムのいくつかの側面および特徴を説明する。図10(A)にはフラットなどをキャリヤーから押し出すプッシャーが示されていないが、いくつかの具体的な実施例において用いられることのできる多様なその他の特徴、例えば供給コンベヤーシステムおよび返却コンベヤーシステムなどが示されている。図10(A)に示される多様な特徴は、例えば、プッシャーがフラットなどをキャリヤーから押したりスライドさせたりするのに用いられる実施形態において用いられることができる(下記で詳しく述べられるように)。
図10(A)に示される実施形態において、一般的に垂直な昇降機200が備えられる。好適な実施形態において、昇降機200は、キャリヤーを供給コンベヤー110と返却コンベヤー120の間で上下に動かすコンベヤーシステムを含む。この開示において、昇降機の語は、物体を上および/または下に動かすいかなるシステムおよび装置をも含むことができる。昇降機は、a)支え(例えば、動かされる物体を支持するために用いられるプラットフォームなどおよび/またはその他の支持構造など)、b)例えば燃料で動くモーター、電気で動くモーター、水力で動くモーターやその他などの任意の形状の力、および、c)例えば、伸縮シリンダー、回転スクリューシャフト、コンベヤーベルト、チェーンやその他などの任意のタイプの駆動機構、を含むことができる。いくつかの具体的な実施形態において、満杯のキャリヤー供給コンベヤー110は、準備オペレータOpPの積載ゾーンからフィーダー100などまで、満杯のキャリヤーを列に並べて搬送する、動力付きローラーおよび、ゾーンアキュムレーションコンベヤーを含むことができる。コンベヤー110は、例えば、複数の電動ローラー111を含むことができる。その他の実施形態において、例えば1つ以上のロータリーベルト、1つ以上のプッシャー、1つ以上の移動プラットフォーム、および/またはその他の適切なコンベヤーなどの、その他のコンベヤーが用いられてもよい。好適な実施形態において、返却コンベヤー120は、供給コンベヤー110と実質的に同じであってよいが、空のキャリヤーを戻すのに用いられる。いくつかの具体的な実施形態においてコンベヤーは動力付きローラーを含むが、多様なその他の実施形態において1つ以上のその他のコンベヤーが用いられてもよい。例えば、1つ以上のコンベヤーベルトおよび/またはその他のコンベヤーが含まれてもよい。この明細書において「コンベヤー」の語は、それによってキャリヤーもしくはその他の物が動かされうる任意の機構、例えば、1つ以上のロータリーベルト、1つ以上のプッシャー、1つ以上の移動プラットフォームおよび/またはその他の適切なコンベヤーなどを含む。好適な実施形態において、コンベヤーは、コンベヤー沿いの複数のゾーンの間で区別されたキャリヤーの動きを有するべく構成される。
いくつかの好適な実施形態において、昇降機コンベヤーシステムは、空のキャリヤー160Eを搬送するための上方プラットフォーム140Eおよび満杯のキャリヤー160Fを搬送するための下方プラットフォーム140Fを含む、2つのプラットフォームを含む。いくつかの具体的な実施形態において、プラットフォーム140Eおよび140Fは、相互の固定距離(例えば、コンベヤー110と120の間の距離にほぼ等しい距離)を保つように一緒に搭載されてもよい。図10(A)において、左端の昇降機には、同時に輸送中の空のキャリヤー160Eと満杯のキャリヤー160Fが示されている。しかし場合によっては、満杯のキャリヤー160Fのフィーダー100への輸送中、プラットフォーム140Eは他のキャリヤーを運ばないこともある。その時、物体をフィーダーに運び次第、空になったキャリヤーはプラットフォーム140Eに運ばれてよい。その時昇降機は、空のキャリヤー160Eがコンベヤー120に横方向に送り出されるように、そして満杯のキャリヤーがプラットフォーム140Fに横方向に移動されるようにプラットフォームを上げることができる。そして昇降機は、処理を続けるために新しい満杯のキャリヤーを降ろすことができる。他の実施形態においてプラットフォーム140Eおよび140Fは、それぞれ独立して動くように制御されてよい。その他の実施形態において、プラットフォームは、上方向および/または下方向への動きがそれぞれ独立して生じうるように、相互に隣接して配置されてもよい(例えば、複数の昇降シャフトを有する改良された昇降機200で)。しかし、共通の軸を有する経路に沿って動くよう両方のプラットフォームを搭載することで、例えばスペース節約の特徴を強めることができ、フィーダー100周辺での放出を改良することができる。
図10(A)に示される具体的な実施形態において、昇降機200は支持フレーム141を含む。好適には昇降機は、操作の間内部が見えるように、透明および/または半透明の壁もしくは窓(例えば、ガラス、プレキシガラス、プラスティックなどで作られた)を
有する。好適にはコンベヤー110および120は、横方向ガイドレール(図示されている)や、コンベヤー上にキャリヤーを保持するための支持端などを含む。好適には、キャリヤー160Eおよび/または160Fはコンベヤー110および/または120間を、ポップアップ横方向移動機構を介して配送される(下記に図10(C)を参照して説明されるように)。また、いくつかの好適な実施形態において、センサーもしくは検出装置が、キャリヤーの位置付けに基づくシステムの制御を容易にするために用いられてもよい。例えばいくつかの実施形態において、横方向移動機構は昇降機200内のキャリヤーの有無などに基づいて制御されてもよい。
有する。好適にはコンベヤー110および120は、横方向ガイドレール(図示されている)や、コンベヤー上にキャリヤーを保持するための支持端などを含む。好適には、キャリヤー160Eおよび/または160Fはコンベヤー110および/または120間を、ポップアップ横方向移動機構を介して配送される(下記に図10(C)を参照して説明されるように)。また、いくつかの好適な実施形態において、センサーもしくは検出装置が、キャリヤーの位置付けに基づくシステムの制御を容易にするために用いられてもよい。例えばいくつかの実施形態において、横方向移動機構は昇降機200内のキャリヤーの有無などに基づいて制御されてもよい。
いくつかの具体的な実施形態において、プラットフォーム140Eおよび140Fは、プラットフォームへの、および/または、プラットフォームからの移動を容易にする機構を含んでもよい。例えばいくつかの実施形態において、プラットフォームは、1つもしくは2つの軸(例えば、プラットフォームに平行な)に沿った動きを容易にする動力付きローラーもしくは動力付きキャスターを含んでもよい。このようにして、キャリヤーはプラットフォームへ、および/または、プラットフォームから、容易に移動される(例えば、コンベヤー110および120に近接した上方の位置において、および/または、フィーダーオペレータOpFに近接した下方の位置において)。いくつかの好適な実施形態において、オペレータOpFの前の昇降機200の正面は、プラットフォーム140Eおよび/または140Fへのアクセスを可能にする開口、ドア、門などを含む。いくつかの好適な実施形態において、固定式および/またはポップアップ式停止は、所望されるまでは昇降機からのキャリヤーの動きを制限するために用いられてよい。
図10(C)に示されるシステムを参照して、ポップアップ式移動PTが、例えば、キャリヤーを供給コンベヤー110へ、および/または、返却コンベヤー120から、それぞれ移動させるために用いられてよい。図10(C)は、満杯のコンベヤーが準備オペレータOpPの場所から供給コンベヤー110を介してフィーダーまで搬送され、空のキャリヤーが準備オペレータOpPの場所に返却される、具体的なシステムを示す。図10(C)に示される実施形態において、昇降機200は図10(A)を参照して上述されたのとほぼ同じ動作をしてもよい。いくつかの実施形態において、昇降機200はフィーダーコンソールのほぼ真上に位置してもよい。他の実施形態において、昇降機200は例えば、図10(B)および図10(C)に示されるようにフィーダーコンソールの真後ろなどに隣接して配置されてもよい。後者のケースでは、機構は好適にはキャリヤーを、フィーダーコンソール上の往復運動をするキャリヤー支えCS上に横方向に移動させるために用いられる。例えば、図10(B)に示されるように、フィーダーコンソールは、横方向移動のためにキャリヤーの底面を係合させるために上へ動かされ、キャリヤー支えの往復運動を可能にするために下へ動かされる、ポップアップ式移動コンベヤーTCを含んでもよい。その際、キャリヤー支えは例えば、移動コンベヤーがキャリヤーを係合するためにそこからポップアップできるよう内部が解放された、一方、一般的に長方形のフレーム上にキャリヤーをその周囲でしっかりと支持する、一般的に長方形のフレーム(例えば、一般的にピクチャーフレームと同様のものなど)を含むことができる。
(好適な自動誘導の実施形態)
いくつかの好適な実施形態によれば、既存の装置は改良され、および/または、新たな処理装置は発展して、システムが材料取り扱い装置から直接、処理用システムなど(フィーダーのコンソールなど)に郵便物などを自動で積載することが可能になる。好適な実施形態は、処理装置(例えばフィーダー)が例えば、より多くの郵便物を、より速く、より少ないオペレータで、システムのパフォーマンスを落とすことなく処理することを可能にする。
いくつかの好適な実施形態によれば、既存の装置は改良され、および/または、新たな処理装置は発展して、システムが材料取り扱い装置から直接、処理用システムなど(フィーダーのコンソールなど)に郵便物などを自動で積載することが可能になる。好適な実施形態は、処理装置(例えばフィーダー)が例えば、より多くの郵便物を、より速く、より少ないオペレータで、システムのパフォーマンスを落とすことなく処理することを可能にする。
好適な実施形態によれば、システムは例えば、現在の操作および/または配送を容易に
し、および/またはキャリヤーなどに予めつめられない郵便物などの取り扱いを容易にする手動積載モードで役割を果たすオペレータと、同調することができる。
し、および/またはキャリヤーなどに予めつめられない郵便物などの取り扱いを容易にする手動積載モードで役割を果たすオペレータと、同調することができる。
図3から図10は、次の作業のいくつかもしくは全てを好適に行う格納式のパドルおよび配送装置を含む、具体的な自動誘導システムの実施形態を示す。すなわち、a)キャリヤー上の新たな郵便物を、処理中の郵便物スタックに自動で提供し、および/または、統合する、b)空の郵便物キャリヤーを自動で取り除く、c)自動誘導システムの動作中に、フィーダーもしくはデスタックシステムからの郵便物を自動で処理する(しかしいくつかのケースにおいて、フィーダーシステムが作動しない場合、郵便物は予め積載されてよく、郵便物は単にコンソール上に積載されて、フィーダーシステムがスタートするまでそこに残されてもよい)。
図3は、一例として、スタンダードなフィーダー(例えば、スタンダードフラットフィーダー)において実施される、具体的な自動供給システムの構成要素を示す。図示されるように、改良された自動供給プッシャーまたはパドルPが備えられる。図示されるように、パドルは好適には、一般的に垂直のガイドを介して、モーターM1の動作によってz軸に沿って上下に動くように、支持ブロックSB上に動作可能に支持される。図示されるように、支持ブロックSBは好適には、一般的に水平のガイドを介し、モーターM2の動作によって一般的にx軸に沿って前後に動くように、動作可能に支持される。また、郵便物のキャリヤーCを外部の配送システムから受け取り、スタックへ荷下ろしをすべく、キャリヤーを郵便物のスタックMSへと動かすキャリヤー支えCSが備えられる。図示されるように、キャリヤー支えCSは、モーターM3の動作によってx軸に対して一般的に平行な配送軸に沿って前後に動くように、一般的に水平なガイドに沿って同様に支持される。好適な実施形態において、モーターM1、M2およびM3、移動コンベヤーTCおよび/または多様なその他の構成要素は、例えば図2(A)の制御装置70などと同様の制御装置などによって制御されてもよい。
多様な実施形態において、キャリヤーCのキャリヤー支えCSへの配送は、例えば、手動配送、コンベヤー配送、昇降機配送、ロボット配送、移動ローラー配送および/またはその他の適切な機構などの多様な機構を用いることでもたらされてよい。多様な実施形態において、処理システムの周囲および近くの空きスペースが占拠されることを最小限にするべく、システムはあらゆる方向から(例えば、処理システムの前側、後ろ側、上側および/または下側から)キャリヤーを受け入れるように構成されてよい(例えば、キャリヤー支えの上にキャリヤーを受け取るように)。
図4から図9は、図3に示される自動供給システムの具体的な動作を示す。万一、フィーダー上に郵便物がない場合には(例えば、運転開始時や、処理中にフィーダーが空になった後などの場合)、キャリヤー支えCSは好適には郵便物をデスタックエリアのピックオフ近くに横方向に配送する(例えば、図3に示される処理中の郵便物スタックMSの位置と同様の位置に対応するように)。
まず、図4に示されるように、満杯のキャリヤーCがキャリヤー支えCS上に位置する(キャリヤーが搭載されていない様子が図3に示される)。下で述べられるように、多様なキャリヤーのデザインが用いられてよい。いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーは、a)郵便物がその上に支持されることと、b)郵便物がキャリヤーからデスタックエリア方向に横方向にスライドされること、とを可能にするよう構成される。いくつかの実施例において、キャリヤーのデザインは、キャリヤーC内の郵便物を、フィーダーコンソール上に(例えば、処理中の郵便物スタックの後ろのすぐ近くに)荷下ろしするまで保持するべく、カバー、1つ以上の側壁、および/または、1つ以上の移動可能な側面支持部材(例えば、壁、ドア、保持部材など)を、含んでもよいし、含まなくてもよい。そ
して、図5に示されるように、満杯のキャリヤーCSは郵便物スタックの後ろに近接する位置まで搬送され、そこで荷下ろしされる準備が整う。そして図6に示されるように、パドルが郵便物スタックMSの後ろから上げられるか格納されるかする(つまり、図3に示されるz軸方向に)(つまり、郵便物スタックを解放するために)。そして、図7に示すように、パドルは後方に(つまり、図3に示されるパドルx軸方向に)動かされ、キャリヤー上の郵便物の後方付近に動かされる。パドルがキャリヤー上の郵便物の後方へ横方向に動く間、キャリヤーは郵便物スタックの方向を支持し保持するのに役立ち、郵便物の処理が続けられる。そして、図8に示すように、パドルはキャリヤー内の郵便物の後ろの位置に下ろされる。その際、図示されている実施形態において、キャリヤーは好適にはパドルに付随する複数の指状部材や歯状部材(一般的にフォーク状のパドルを提供する)を受ける複数の一般的に垂直な溝を含む。このようにして、郵便物の支えは、動作中、直ちにキャリヤーとパドルの間を移動する。そして図9に示すように、キャリヤーはキャリヤー支えを図3に示すキャリヤー支えの配送軸方向に引っ込めることによって郵便物スタックから離れて後方に動く。この時、処理を続けるために、空のキャリヤーが除去され、満杯のキャリヤーが搭載されてもよい。例えば、移動コンベヤーTC(例えば、図4に示される)は、返却コンベヤー経路に沿って放出するため、空のキャリヤーCを昇降機まで横方向に移動できる。そして、新たな満杯のキャリヤーCが供給コンベヤー経路から供給され、移動コンベヤーTCを介して支えCSへ横方向に供給される。
して、図5に示されるように、満杯のキャリヤーCSは郵便物スタックの後ろに近接する位置まで搬送され、そこで荷下ろしされる準備が整う。そして図6に示されるように、パドルが郵便物スタックMSの後ろから上げられるか格納されるかする(つまり、図3に示されるz軸方向に)(つまり、郵便物スタックを解放するために)。そして、図7に示すように、パドルは後方に(つまり、図3に示されるパドルx軸方向に)動かされ、キャリヤー上の郵便物の後方付近に動かされる。パドルがキャリヤー上の郵便物の後方へ横方向に動く間、キャリヤーは郵便物スタックの方向を支持し保持するのに役立ち、郵便物の処理が続けられる。そして、図8に示すように、パドルはキャリヤー内の郵便物の後ろの位置に下ろされる。その際、図示されている実施形態において、キャリヤーは好適にはパドルに付随する複数の指状部材や歯状部材(一般的にフォーク状のパドルを提供する)を受ける複数の一般的に垂直な溝を含む。このようにして、郵便物の支えは、動作中、直ちにキャリヤーとパドルの間を移動する。そして図9に示すように、キャリヤーはキャリヤー支えを図3に示すキャリヤー支えの配送軸方向に引っ込めることによって郵便物スタックから離れて後方に動く。この時、処理を続けるために、空のキャリヤーが除去され、満杯のキャリヤーが搭載されてもよい。例えば、移動コンベヤーTC(例えば、図4に示される)は、返却コンベヤー経路に沿って放出するため、空のキャリヤーCを昇降機まで横方向に移動できる。そして、新たな満杯のキャリヤーCが供給コンベヤー経路から供給され、移動コンベヤーTCを介して支えCSへ横方向に供給される。
図10(B)は、昇降機配送システムを用いるある好適な実施形態を示す(例えば図10(A)を参照して図示および説明された昇降機配送システムと同様に動作することができる)。この具体的な実施形態において、昇降機配送システムは満杯のキャリヤーをフィーダーの後ろ側の近接する位置に降ろす。この位置で、支え140F上のローラーがキャリヤーCをキャリヤー支えCSへ横方向に動かす。この実施形態において、キャリヤー支えCSは、図3に示されるのと同じく配送軸をx方向に有するガイドGに沿って往復すべく搭載される。また、図示されるように、所望であれば、横方向コンベヤー機構TCが、満杯のキャリヤーをフィーダーに供給し、および/または空のキャリヤーをフィーダーから返却することを補助するためにフィーダーコンソールに統合される。
(キャリヤー)
多様な実施形態において、キャリヤー160は多様な構造を有してもよい(例えば郵便物などの、運搬される物体の特徴に応じて)。いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーはプラスティック材料によって作られる。いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーは例えば射出成形などの成形処理によって形成される。いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーのサイズは好適には、単一のキャリヤーがフィーダーコンソール上に適合するように選択される。
多様な実施形態において、キャリヤー160は多様な構造を有してもよい(例えば郵便物などの、運搬される物体の特徴に応じて)。いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーはプラスティック材料によって作られる。いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーは例えば射出成形などの成形処理によって形成される。いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーのサイズは好適には、単一のキャリヤーがフィーダーコンソール上に適合するように選択される。
上述のように、いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーは、a)郵便物がその上に支持されることと、b)郵便物がキャリヤーからデスタックエリアの方向に横方向にスライドすることと、を可能にするべく構成される。例えば、いくつかのキャリヤーのデザインは、キャリヤー内郵便物がフィーダーコンソール(処理中の郵便物スタックの後ろの近く)上に荷下ろしされるまで保持するためにカバー、1つ以上の側壁、および/または、1つ以上の移動可能な側面支持部材(例えば、壁、ドア、保持部材など)を含んでもよく、含まなくてもよい。例えばキャリヤーは、上記の同時係属出願に記載されるキャリヤーのように、省略された前壁を有してもよく、移動可能な前壁を含んでもよい。いくつかの実施形態において、郵便物は自動で、および/または、手動でキャリヤーからフィーダー上にスライドする(好適には郵便物は、ここで述べられているように、処理中のパドルとキャリヤー支えの相対運動によって自動的にキャリヤーからスライドし、一方場合によってはユーザが手動でこのようなスライドをもたらすことができる)(ここには詳説されていないが、いくつかの実施形態において、上記の同時係属出願に記載される横方向移
動スライドが含まれてもよく、および/または、手動および/または自動の郵便物のスライドを容易にするためにフィーダーコンソールそのものがキャリヤーに対して傾斜してもよい)。
動スライドが含まれてもよく、および/または、手動および/または自動の郵便物のスライドを容易にするためにフィーダーコンソールそのものがキャリヤーに対して傾斜してもよい)。
いくつかの具体的なキャリヤーのデザインが示され説明されたが、システムおよび方法の多様な実施形態は、キャリヤーのデザインの多様な実施形態に対応できる。例えば、多様なシステムは、多様なキャリヤーのタイプとデザインにおいて動作できる。
図11から図15は、いくつかの具体的で非限定的な実施形態による、いくつかのキャリヤーのデザインを示す。いくつかの実施例において、これら図面に示されるキャリヤーは自然または合成でない物質(例えば、木など)、または合成物質によって作られてもよいが、好適な実施形態において、キャリヤーは成形プラスティックで作られる。
図11(A)から11(C)に示される実施形態において、キャリヤー160は床面160FL、後壁160B、左側壁160L、右側壁160R、および前壁160FRを含む。この実施形態において、前壁160FRは、処理中、キャリヤー内に入っている郵便物などの支えを提供するように、しかし郵便物などの除去(例えば、郵便物が相対的に横方向に、キャリヤーの前面を超えて動くようキャリヤーおよび郵便物を互いに相対的にスライドさせることによる除去など)を容易にするために邪魔にならないように移動するように構成される。この具体的な実施形態において、前壁160FRは左側軸および右側軸160Pを中心に回転可能に支持される。この具体的な実施形態において、左側壁および右側壁160Lおよび160Rは、図11(C)に示されるように、回転時に下側部分から分離される上側部分を含む。
キャリヤーの回転運動をもたらすために、多様な機構が用いられてもよい。いくつかの具体的な実施形態において、キャリヤーの前壁160FRはプッシャー30を介して動いてよい。その際、前壁160FRおよびプッシャー30はお互い重ねあわされたときに相互に係合する係合部材を含むように構成されてよい。例として、図11(B)に示すように、1つ以上のメス受け口(例えば、図11(C)に示すように、プッシャーの下端に近接して、オス突起に係合するサイズに形成される)にそれぞれ係合する1つ以上のオス突起が、前壁160FRに沿って支持されてよい。多様な実施形態において、メス受け口およびオス突起は前壁160FRとプッシャーのどちらかに、もしくはその逆に備えられる。また、この開示に基づいて、その他の適切な形状の係合部材が、多様なその他の実施形態において用いられてよいことが認識されるべきである。
図12および図13は、図11(A)から図11(C)に示されるものに改良を加えた、その他の具体的なキャリヤーのデザインを示す。図12に示される実施形態において、左側160Lおよび右側160Rの全体は前壁160FRと共に回転する。図13に示される実施形態において、以下を含む多数の改良が採用される。すなわち、a)キャリヤーの手動取り扱いを容易にするための複数のハンドル160H(いくつかの実施形態において、運搬を容易にするべく、前壁160FRが回転することを防ぐために、ラッチ(図示されていない)が含まれてよい―例えば、ラッチはプッシャー30との接触時に解除されるよう構成されてよい)、b)上方向に延在する複数の歯状部材160T(後壁にただ溝を形成する代わりに)、および/または、c)プッシャー30の下端においてそれぞれの突起と係合可能な複数の受け口もしくはくぼみ160S。図11から図13に示される具体的な実施形態においてプッシャー30はそれぞれキャリヤー160の溝および/または歯状部材に嵌合する下向きに延在する7つの歯状部材を含む。フォーク状プッシャーの実施形態において、任意の数の歯状部材が用いられてもよく、例えば、いくつかの具体的な実施例で、3から10の歯状部材が用いられてもよい。
図14および図15は、例えば複数の上向きに延在する歯状部材160T、プッシャー30下端の突起にそれぞれ係合可能な複数の受け口もしくはくぼみ160S、キャリヤーの手動取り扱いを容易にする複数のハンドル160H、軸160Pを中心として回転する回転前壁を含む回転可能な上部など、を含む他の具体的なキャリヤーのデザインを示す。図14および図15はどちらも、いくつかの実施形態において、歯状部材160Tが多様な大きさ(例えば、高さ)を有することができることを説明する。図14および図15もまたどちらも、いくつかの実施形態において、キャリヤーが強度特性を増すリブ160Rを用いて形成されてよい様子を説明する。図15に示すように、いくつかの実施形態において、キャリヤーの床面は前後方向の複数の溝を含んでもよい。これらの溝は好適には、プッシャー30の歯状部材の端部を受け、そのため歯状部材はキャリヤー底部の上表面のごく近くもしくはその下まで延在する。
図11から図15に示されるキャリヤー160の操作は、いくつかの実施形態において、一般的に同様であってよく、例えば、a)まず、満杯のキャリヤー(注:キャリヤー内の物体は図中省略されている)は、例えば図11(A)に示されるように閉鎖状態であってよい、b)第2に、満杯のキャリヤーは、それぞれの係合機構(例えば、受け口や突起やその他など)に係合するように、プッシャーの歯状部材の下端に重ねあわされてよい、c)第3に、プッシャーは、上記に図6を参照して説明されるように、引き上げられてよい(例えば、図11(C)に示されるように前壁160FRが離れるように)、d)第4に、プッシャーは、上記に図6を参照して説明されるのと同様の場所から上記図7を参照して説明されるのと同様の場所まで、壁を後方に動かし続ける(例えば、ほぼ中間の地点を示す図12およびほぼ完全に開いた位置を示す図13を参照)、e)第5に、完全に開いたキャリヤーで、プッシャーは、例えば図13に示されるように(低い位置にある歯状部材を示す)郵便物の後ろと係合するために下りる、f)第6に、一旦プッシャーの歯状部材が完全に低い位置にくると、キャリヤーは、郵便物をキャリヤーからスライドさせるように、横方向に左に動かされてよい、g)第7に、キャリヤーと郵便物が分離された時、キャリヤーは回転して閉鎖位置に戻される(例えば、キャリヤーを閉じるためのその他の機構を用いて(例えば、接合機構および/またはばねなど(例えば、図12および図13に示されるようなばねを用いるなどして)))。その後キャリヤーは、例えば、ここに示される実施形態に従ってシステムに戻されるなどして、戻されることができ、および/または、更に取り扱われることができる。
(束ねられた郵便物の実施形態)
いくつかの好適な実施形態において、郵便物はフィーダーに束でない状態で配送され、いくつかの好適な実施形態において、郵便物は例えば図16に示されるように束の状態で配送されてよい。この具体的な実施形態において、郵便物(破線で示されている)は、郵便物の束を作るためにその周りに巻き付けられたストラップBなどを含む。いくつかの実施形態において、このストラップは、フィーダーに自動的に供給される郵便物の取り扱いを容易にするために、準備オペレータOpPなどによって実際に郵便物の上に設置されてもよい。いくつかの実施形態において、このストラップを切断するのに自動カッターが用いられる。いくつかの実施形態において、下端に近接して位置するカッターcを含む、改良されたプッシャー30cが備えられてもよい。このようにして、プッシャーは操作中、好適にストラップを切断することができる(例えば、郵便物スタックから離れるときなどに)。いくつかの実施形態において、切断されたストラップは自動的に取り除かれることができ、および/または、オペレータがこのようなストラップの除去を支援することができる。いくつかの実施形態においてストラップBは、保持前壁のあるキャリヤーを有する代わりに用いられてもよい。つまり、ストラップはいくつかの実施形態において郵便物を輸送中に支持するために用いられてもよい。
いくつかの好適な実施形態において、郵便物はフィーダーに束でない状態で配送され、いくつかの好適な実施形態において、郵便物は例えば図16に示されるように束の状態で配送されてよい。この具体的な実施形態において、郵便物(破線で示されている)は、郵便物の束を作るためにその周りに巻き付けられたストラップBなどを含む。いくつかの実施形態において、このストラップは、フィーダーに自動的に供給される郵便物の取り扱いを容易にするために、準備オペレータOpPなどによって実際に郵便物の上に設置されてもよい。いくつかの実施形態において、このストラップを切断するのに自動カッターが用いられる。いくつかの実施形態において、下端に近接して位置するカッターcを含む、改良されたプッシャー30cが備えられてもよい。このようにして、プッシャーは操作中、好適にストラップを切断することができる(例えば、郵便物スタックから離れるときなどに)。いくつかの実施形態において、切断されたストラップは自動的に取り除かれることができ、および/または、オペレータがこのようなストラップの除去を支援することができる。いくつかの実施形態においてストラップBは、保持前壁のあるキャリヤーを有する代わりに用いられてもよい。つまり、ストラップはいくつかの実施形態において郵便物を輸送中に支持するために用いられてもよい。
(くずれ抑制の実施形態)
図17はいくつかの実施形態において用いられる特徴を示す。その際、後ろ側(例えば、トランスポータ20上の処理中の既存の郵便物スタックに追加される、キャリヤーCC上の新たな郵便物スタックに面する)にセンサーもしくは検知器dを含む改良されたプッシャー30dが用いられてよい。センサーおよび検知器は、好適には複数のセンサーを含むが、場合によっては1つのセンサーもしくは検知器を含んでもよい。例えば、圧力センサー、近接センサー、および/または、多様なその他のセンサーや検知器などの、多様なセンサーもしくは検知器が用いられてもよい。
図17はいくつかの実施形態において用いられる特徴を示す。その際、後ろ側(例えば、トランスポータ20上の処理中の既存の郵便物スタックに追加される、キャリヤーCC上の新たな郵便物スタックに面する)にセンサーもしくは検知器dを含む改良されたプッシャー30dが用いられてよい。センサーおよび検知器は、好適には複数のセンサーを含むが、場合によっては1つのセンサーもしくは検知器を含んでもよい。例えば、圧力センサー、近接センサー、および/または、多様なその他のセンサーや検知器などの、多様なセンサーもしくは検知器が用いられてもよい。
とりわけ、検知器dが、キャリヤーCCにおいて過度のスペースがある場合に生じうる、郵便物の前方、および/または、後方へのくずれを減少させるために用いられてもよい。例えば、キャリヤーの前壁の除去とプッシャーの持ち上げとが同時に起きた直後に、過度なスペースが郵便物のくずれにつながりうる(例えば、図17に示される具体的なくずれを参照)。
いくつかの好適な実施形態において、前壁はプッシャーの除去の前に、動かされるか、取り外されるか、存在しないかする。そして、郵便物がプッシャーに対してくずれた時、キャリヤーCの位置は調整され(もしくは他のプッシャー(図示されない)などのその他の手段が用いられてもよい)、郵便物をプッシャーの方へ動かし、郵便物のくずれを減少させたり除去したりする。図示される実施形態において、センサーもしくは検知器dは、郵便物がプッシャーに対して適切に位置する時に(例えば、プッシャーの後方に対して均等に圧力がかけられている時)、それを判断するのに用いることができる。検知器などはプッシャーに備えられてよいが、検知器は所望どおりに多様なその他の位置に設置されてよいと考えられる。また、いくつかの実施形態において、特定のトルクもしくは力特性が得られるまで(実験などに基づき、トルク値、トルクの変化、および/または、駆動機構の力値(例えば、サーボ駆動など)が、適切な郵便物の方向を識別するのに用いられてよい)郵便物は前方に動かされてよい。いくつかの実施形態において、図17に示されているように、キャリヤーCCは、キャリヤー支えCSがキャリヤーの過度なスペースに対応するためにプッシャーに向かって動かされるにつれ、後壁(例えば、キャリヤー上の郵便物スタックを押すための)と郵便物支持表面(例えば、キャリヤーの床面)との間の相対運動を可能にする機構を含むことができる。いくつかの実施形態において、他のプッシャー(図示されない)がプッシャー30dに向かってキャリヤーの外に郵便物を押すのに用いられることができる。
(取り外し可能なドアの実施形態)
いくつかの実施形態において、キャリヤーから回転して離れ、および/または、別の方法でキャリヤーに取り外し可能に取り付けられる代わりに、キャリヤーの前壁は完全に分離する、または取り外すことができる。このような実施形態において機構は、a)キャリヤーから取り外されたドアをそのキャリヤーに戻すために(例えば、空のキャリヤーを戻す前などに)、もしくは、b)取り外し可能なドアを、他のキャリヤーに戻すための共通の返却場所に進めるために、好適に設けられる。いくつかの実施形態において、ドアは手動で取り外され、および/または、戻される。しかし、好適な実施形態において、ドアは自動で取り外され、および/または、戻される。
いくつかの実施形態において、キャリヤーから回転して離れ、および/または、別の方法でキャリヤーに取り外し可能に取り付けられる代わりに、キャリヤーの前壁は完全に分離する、または取り外すことができる。このような実施形態において機構は、a)キャリヤーから取り外されたドアをそのキャリヤーに戻すために(例えば、空のキャリヤーを戻す前などに)、もしくは、b)取り外し可能なドアを、他のキャリヤーに戻すための共通の返却場所に進めるために、好適に設けられる。いくつかの実施形態において、ドアは手動で取り外され、および/または、戻される。しかし、好適な実施形態において、ドアは自動で取り外され、および/または、戻される。
いくつかの好適な実施形態において、取り外し可能なドアのサイズは、フィーダーによって処理される郵便物の範囲内であり(例えば、フラット郵便物のサイズと同程度である)、および/または、郵便物処理装置によって取り扱うことができる範囲内である。例えば、いくつかの実施形態において、ほぼ平坦なドアCRD(図18に示される)は、キャリヤーの左側、底、および右側の溝内に支持されてよく、ドアをキャリヤーから取り外すために機構が設けられてよい(例えば、プッシャーもしくはその他の部材に接触したときに)。
いくつかの好適な実施形態において、取り外されたドアはフィーダー上の隣りあった郵便物スタックの中に支持されてよい(例えば、郵便物スタック内の他の郵便物と同様に)。そして、キャリアリリースドアCRDは好適にはデスタッカーにおいて単一化され、もしくはデスタックされる。例えば図18は、具体的かつ非限定的なデスタッカーに入った後の、具体的なキャリアリリースドアCRDを説明する。この具体的かつ非限定的な実施例において、デスタッカーは1つ以上の横方向コンベヤーD-Cを含み、また、単一化される、もしくはデスタックされる物(例えば郵便物)に断続的な吸引を行う吸引ポートD-Aを含んでもよい。この具体的かつ非限定的な実施形態において、単一化された物は横方向に運搬される(左向きの矢印を参照)。一旦キャリアリリースドアCRDが取り外され、デスタッカー経由で配送されると、ドアCRDは好適には、郵便物処理システムを介して、キャリヤー上へ自動、および/または、手動で戻すための特定の場所に搬送されてよい。例えば、いくつかの実施形態においてドアは、準備オペレータがキャリヤーを満杯にするより前に、自動でキャリヤー上に戻されることができる。いくつかの実施形態において、準備オペレータ自身は、取り外し可能なドアを手動で戻す。いくつかの実施形態においてドアは、システム内でドアのスキャニングおよび/またはその他の識別を可能にするバーコードなどを含んでもよい(例えば、既存のアドレス読み取り装置を用いることで)。
図19から図24(K)は、キャリヤーが取り外し可能なドアを用いる、いくつかの好適な実施形態を示す。その際、図19(A)は、取り外し可能なドア260Cを用いたキャリヤーを示す底面斜視図である。図19(B)は、図19(A)に示されたキャリヤーの上面斜視図である。図19(C)は、図19(A)および/または多様なその他の実施形態において用いられることができる位置記録機構の具体的な実施形態の底面図である。図20(A)は、図19(A)に示されるキャリヤーの上部の上面斜視図であり、キャリヤードア260Dがキャリヤー260に部分的に挿入された位置にある。図20(B)は、図19(A)に示されるキャリヤーの下部の上面斜視図であり、キャリヤードア260Dがキャリヤー260に部分的に挿入された位置にある。図20(C)は、キャリヤードアの端折れつまみとキャリヤー側壁の受け溝との間の相互関係を示す、図20(A)の矢印C−C近傍における略断面図である。図21は、図19(A)に示されるキャリヤーと一般的に同様の、しかし図示されるように多くの差異を有する、キャリヤー260の前面図であり、ドア260Dが取り外されている。図22は、図19(A)に示されるキャリヤーと一般的に同様の、キャリヤー260の側面図である。図23は、いくつかの実施形態における、キャリヤードア260Dと往復つかみ機構の間の操作上の関係を示す概念図である。図24(A)から図24(M)は、操作の多様な段階において、図19(A)に示されるのと同様のキャリヤー260で動作するよう構成された、自動誘導システムを示す複数の図である。
図19(A)および図19(B)を参照して、キャリヤー260は、上述のキャリヤー160とほぼ同様であってよい。好適な実施形態において、キャリヤー260は次の固有の特徴のうちの1つ以上、好適には全てを含む。
1.取り外し可能なドアの構成
a.解除可能なラッチ機構
図19(B)に示されるように、いくつかの実施形態において、図示されるようにバネで付勢されたロッド260SBRを含む解除可能なラッチ機構が設けられる。好適には、バネで付勢されたロッドは通常、ドア260Dの側面から外側に延在する端を有するように、例えば、キャリヤー側壁のそれぞれの受け溝(図示されない)に受入れられるように、付勢される。図示されるように、バネで付勢されたロッド260SBRは、好適には、つかみ要素260GEのつかみ部と共につかまれるよう構成され、例えばいくつかの実施
形態においては、図示されるように、ほぼL形である。ある具体的なバネで付勢されたロッド260SBRが図示されているが、いくつかの実施形態において、2つのこのようなロッドが、図23の破線で示されるように、ドアの対向する側に実装されてよい。
a.解除可能なラッチ機構
図19(B)に示されるように、いくつかの実施形態において、図示されるようにバネで付勢されたロッド260SBRを含む解除可能なラッチ機構が設けられる。好適には、バネで付勢されたロッドは通常、ドア260Dの側面から外側に延在する端を有するように、例えば、キャリヤー側壁のそれぞれの受け溝(図示されない)に受入れられるように、付勢される。図示されるように、バネで付勢されたロッド260SBRは、好適には、つかみ要素260GEのつかみ部と共につかまれるよう構成され、例えばいくつかの実施
形態においては、図示されるように、ほぼL形である。ある具体的なバネで付勢されたロッド260SBRが図示されているが、いくつかの実施形態において、2つのこのようなロッドが、図23の破線で示されるように、ドアの対向する側に実装されてよい。
好適には、ラッチ機構はキャリヤー260上のドア260Dの実質的な構造上のサポートは提供せず、ドア260Dをその上に保持するよう機能するだけであり、ラッチ機構は、そうでなければそれを損傷するかもしれない外部の力から相対的に自由である。
b.位置合わせ穴とセンサースタッド
図20(A)に最もよく示されるように、ドア260Dの上端は好適には、プッシャー300および/またはつかみ機構300GMに対するドア260Dの方向の維持を支援するために、プッシャー300および/またはつかみ機構300GM(後に説明される)に沿って支持される突起ロッド300Rを受けるように構成されている、複数の(例えば、いくつかの実施形態においては2つの)位置合わせ穴260DABを含む。好適には、ドア260Dの上端はまた、プッシャー300および/またはつかみ機構300GMをドア260Dに対して適切に位置させるためのセンサー機構による感知を容易にするために、例えば少なくとも1つの金属スタッド260MSなどの、少なくとも1つの検知部材を含む。
図20(A)に最もよく示されるように、ドア260Dの上端は好適には、プッシャー300および/またはつかみ機構300GMに対するドア260Dの方向の維持を支援するために、プッシャー300および/またはつかみ機構300GM(後に説明される)に沿って支持される突起ロッド300Rを受けるように構成されている、複数の(例えば、いくつかの実施形態においては2つの)位置合わせ穴260DABを含む。好適には、ドア260Dの上端はまた、プッシャー300および/またはつかみ機構300GMをドア260Dに対して適切に位置させるためのセンサー機構による感知を容易にするために、例えば少なくとも1つの金属スタッド260MSなどの、少なくとも1つの検知部材を含む。
c.つかみ要素
図19(B)に示されるように、ドア260Dは好適には、例えば図23に示されるようにつかみ機構300GMを用いるなどする自動誘導装置内において、つかみ機構によって容易につかまれるよう構成されたつかみ要素260GEを含む。図19(B)および図23に示されるように、いくつかの好適な実施形態においては、つかみ要素は一般的にT型であるので、つかみ機構はT形のつかみ要素を容易に係合することができる。図23に示されるつかみ機構は、ただの例示的なものであり、例えば、クランプ、歯状部材、アーム、レンチ状つかみ部、その他などの任意の適切なつかみ機構部品が多様な実施形態において用いられる。図示されるように、いくつかの好適な実施形態においては、つかみ要素260GEはドア260Dの上端から距離Dだけ移動させられている。とりわけ、この移動は、例えばドア260Dの所望の角度を保持するためなどに、操作中にドア260Dが回転移動することを防ぐのに役立つ。いくつかの好適な実施形態においてプッシャー300は、垂直方向からおよそ75度から85度であり、より好適には、垂直方向からおよそ80度であり、プッシャーの下流のデスタッカーにおける分離を有利に容易にするように決定された方向である。
図19(B)に示されるように、ドア260Dは好適には、例えば図23に示されるようにつかみ機構300GMを用いるなどする自動誘導装置内において、つかみ機構によって容易につかまれるよう構成されたつかみ要素260GEを含む。図19(B)および図23に示されるように、いくつかの好適な実施形態においては、つかみ要素は一般的にT型であるので、つかみ機構はT形のつかみ要素を容易に係合することができる。図23に示されるつかみ機構は、ただの例示的なものであり、例えば、クランプ、歯状部材、アーム、レンチ状つかみ部、その他などの任意の適切なつかみ機構部品が多様な実施形態において用いられる。図示されるように、いくつかの好適な実施形態においては、つかみ要素260GEはドア260Dの上端から距離Dだけ移動させられている。とりわけ、この移動は、例えばドア260Dの所望の角度を保持するためなどに、操作中にドア260Dが回転移動することを防ぐのに役立つ。いくつかの好適な実施形態においてプッシャー300は、垂直方向からおよそ75度から85度であり、より好適には、垂直方向からおよそ80度であり、プッシャーの下流のデスタッカーにおける分離を有利に容易にするように決定された方向である。
図19(B)および図23に最もよく示されているように、ドア260Dは好適には、その内部につかみ要素260GEが好適に位置しているところの上部くぼみ260URを含む。いくつかの好適な実施形態において、例えばキャリヤー上の郵便物との不注意なひっかかり、つかみ、および/または、その他の妨げを避けるべく、つかみ機構300GMがキャリヤー260上のフラットから保護されるように、くぼみ内の少なくとも一部に、例えばつかみ要素260GEに近接して、薄い保護壁260GEWが設けられている。
d.テーパー底面
いくつかの実施形態においてドア260Dの縁端は、キャリヤーへの挿入を容易にするために、例えば図20(B)に示されるようなテーパー側端260TLEを含むなどして、わずかに先細にされている。
いくつかの実施形態においてドア260Dの縁端は、キャリヤーへの挿入を容易にするために、例えば図20(B)に示されるようなテーパー側端260TLEを含むなどして、わずかに先細にされている。
e.端折れ接続つまみ
いくつかの好適な実施形態において、ドア260Dの端縁は、例えば図20(A)に示されるような端折れ接続つまみ260DETを含む。好適な実施形態において、端折れ接
続つまみ260DETはキャリヤー260上のドア260Dを固定し、保持するのに役立つ。好適には、端折れ接続つまみ260DETは、a)それぞれの受け口260RSへの端折れ接続つまみの挿入を容易にし(例えば、最初の挿入時の広い入り口により)、 b)キャリヤー260の側壁をドア260Dの側端へ内側に引っ張る(受け溝の広い入り口と傾斜した端、および/または、図20(A)の矢印AAで示される方向に側壁を内側に引っ張る端折れ接続つまみにより)ところの、複数の傾斜面、もしくは先細の表面を含む。参考のために、図20(C)は、端折れ接続つまみの傾斜面260DETiと受け口の傾斜面260RSiが、つまみを受け口に挿入した時に、キャリヤーの壁面を矢印AA方向に動かすべく、どのように相互作用するかということを示す。
いくつかの好適な実施形態において、ドア260Dの端縁は、例えば図20(A)に示されるような端折れ接続つまみ260DETを含む。好適な実施形態において、端折れ接
続つまみ260DETはキャリヤー260上のドア260Dを固定し、保持するのに役立つ。好適には、端折れ接続つまみ260DETは、a)それぞれの受け口260RSへの端折れ接続つまみの挿入を容易にし(例えば、最初の挿入時の広い入り口により)、 b)キャリヤー260の側壁をドア260Dの側端へ内側に引っ張る(受け溝の広い入り口と傾斜した端、および/または、図20(A)の矢印AAで示される方向に側壁を内側に引っ張る端折れ接続つまみにより)ところの、複数の傾斜面、もしくは先細の表面を含む。参考のために、図20(C)は、端折れ接続つまみの傾斜面260DETiと受け口の傾斜面260RSiが、つまみを受け口に挿入した時に、キャリヤーの壁面を矢印AA方向に動かすべく、どのように相互作用するかということを示す。
f.底面位置決め歯状部材
図19(A)および20(B)に最もよく示されるように、キャリヤードア260Dは好適には、キャリヤー260の床面の受け穴内に受けられる、複数の底面位置決め歯状部材260DTを含む。好適には位置決め歯状部材は、受け穴への挿入を容易にするために、わずかに先細にされるか、小さな溝を含むかする。
図19(A)および20(B)に最もよく示されるように、キャリヤードア260Dは好適には、キャリヤー260の床面の受け穴内に受けられる、複数の底面位置決め歯状部材260DTを含む。好適には位置決め歯状部材は、受け穴への挿入を容易にするために、わずかに先細にされるか、小さな溝を含むかする。
g.感知開口部
図19(B)および図23に最もよく示されるように、いくつかの好適な実施形態においては、キャリヤードア260Dは、それを介してその上の郵便物などの内容物の位置を感知できるところの感知開口部260SOを含む。特にいくつかの実施形態において、キャリヤーは、キャリヤーの後壁を下向きにして置かれ、フラット郵便物などが後壁によりかかるため、この状態において、センサーが感知開口部260SOを介して、フラット郵便物などの頂上までの距離を感知できる。このようにして、キャリヤー260内に、自らの重みによってそれぞれ近接して置かれているフラット郵便物などの量がうまく決定される。
図19(B)および図23に最もよく示されるように、いくつかの好適な実施形態においては、キャリヤードア260Dは、それを介してその上の郵便物などの内容物の位置を感知できるところの感知開口部260SOを含む。特にいくつかの実施形態において、キャリヤーは、キャリヤーの後壁を下向きにして置かれ、フラット郵便物などが後壁によりかかるため、この状態において、センサーが感知開口部260SOを介して、フラット郵便物などの頂上までの距離を感知できる。このようにして、キャリヤー260内に、自らの重みによってそれぞれ近接して置かれているフラット郵便物などの量がうまく決定される。
図10(D)を参照して、いくつかの好適な実施形態において、フラット郵便物は、キャリヤーが例えば図10(B)のOpPに示されるオペレータ準備ステーションに位置するところの、システムの動作中のある時点で感知される。その際、図10(D)は、キャリヤー260を傾斜面OpPiに案内するのに用いられることができる、空のキャリヤー返却コンベヤーOpPRを含む、オペレータ準備ステーションOpPを示す。いくつかの実施形態において、傾斜面に置かれる空のキャリヤーには、手動でフラット郵便物などがつめられる。いくつかの実施形態において、束にされた、もしくは束をほどかれたフラット郵便物は、バスケットもしくは大箱OpPBから下側のコンベヤーに配送され、フラットコンベヤーOpPFCによって準備オペレータ近傍の位置まで運び上げられる。準備オペレータが空のキャリヤー260にフラットを充填した後に、センサー(例えば、図23に概念的に示されるセンサー260Sなど)が感知開口260SOを介してキャリヤー上のフラットの量を感知するのに用いられる。その際キャリヤーは好適には、傾斜面OpPi上にキャリヤーの後壁を下向きにして置かれる。いくつかの実施形態において、図10(D)に示されるように、満杯のキャリヤーが準備オペレータステーションから配送されようとする時、傾斜面OpPiは、満杯のキャリヤーが供給コンベヤーOpPSに配送されるのを可能にするべく、下向きに傾くよう回転してもよい(図10(D)に示される左端の傾斜面OpPiを参照)。そして、傾斜面は別の空のキャリヤーを受け取るために上げられ、動作を繰り返す。
多様な実施形態において、用いられるセンサーは、例えば、超音波センサー、レーザーセンサー、圧力センサーなどを含む任意の距離測定センサーなどの、現在もしくは後から技術的に知られるいかなる適切なセンサーをも含んでよい。
2.床面構造
a.溝
i.摩擦の軽減と歯状部材の受け入れ
好適な実施形態において、キャリヤー260の床面は、プッシャー300の歯状部材300Tの端を受けるよう構成された複数の溝を含む。とりわけ、このように歯状部材は、郵便物を歯状部材300Tとキャリヤーの床面の間から滑り落とすことなく、キャリヤーに対して確実に郵便物を押すべく、キャリヤー上のフラットの底面もしくは底端の下まで確実に延在することができる。また、このような溝が準備されることにより、キャリヤーの床面とその上のフラットとの間の摩擦が軽減される。
a.溝
i.摩擦の軽減と歯状部材の受け入れ
好適な実施形態において、キャリヤー260の床面は、プッシャー300の歯状部材300Tの端を受けるよう構成された複数の溝を含む。とりわけ、このように歯状部材は、郵便物を歯状部材300Tとキャリヤーの床面の間から滑り落とすことなく、キャリヤーに対して確実に郵便物を押すべく、キャリヤー上のフラットの底面もしくは底端の下まで確実に延在することができる。また、このような溝が準備されることにより、キャリヤーの床面とその上のフラットとの間の摩擦が軽減される。
ii.動作抑制の段もしくは隆起部
好適な実施形態において、キャリヤーの床面は、図21に最もよく示されるように、前後方向に延在する複数の昇段した隆起部260RDを含む。好適には、昇段した隆起部の配置は、郵便物位置合わせ壁260MAWからの位置が、普通の大きさの郵便物の縁端よりもわずかに遠い位置となるべく選択される(図21に破線で示される具体的なフラット郵便物Fを参照)。このように、コンベヤーなどに沿った輸送中に郵便物がキャリヤー上に位置する間、その上に位置する郵便物もしくはフラットは、キャリヤー上の一貫した位置に、キャリヤー内で横方向にスライドすることなく保持される。いくつかの具体的な実施形態において、隆起部260RDは、上方向におよそ1/8インチから1/4インチ、もしくは、より好適には、およそ3/16インチ延在できる。
好適な実施形態において、キャリヤーの床面は、図21に最もよく示されるように、前後方向に延在する複数の昇段した隆起部260RDを含む。好適には、昇段した隆起部の配置は、郵便物位置合わせ壁260MAWからの位置が、普通の大きさの郵便物の縁端よりもわずかに遠い位置となるべく選択される(図21に破線で示される具体的なフラット郵便物Fを参照)。このように、コンベヤーなどに沿った輸送中に郵便物がキャリヤー上に位置する間、その上に位置する郵便物もしくはフラットは、キャリヤー上の一貫した位置に、キャリヤー内で横方向にスライドすることなく保持される。いくつかの具体的な実施形態において、隆起部260RDは、上方向におよそ1/8インチから1/4インチ、もしくは、より好適には、およそ3/16インチ延在できる。
iii.挿入を容易にする小さな溝
いくつかの好適な実施形態において、キャリヤー260の右側壁260Rに対向する、床面溝の間の隆起部の側面は、図21に示されるように傾斜もしくは小さな溝を含んでもよい。とりわけ、このような傾斜もしくは小さな溝を含むことによって、オペレータによるキャリヤー内へのフラットの配置が容易になる。例えば、フラットをキャリヤー内に配置した時、このような傾斜や小さな溝は、オペレータがフラットや郵便物をキャリヤーの床面に置き、郵便物位置合わせ壁260MAW方向にスライドさせる時、フラットもしくは郵便物の底角がひっかかることを防ぐのに役立つ(具体的かつ非限定的である典型的な実施形態において、郵便物位置合わせ壁2260MAWは左壁260Lであることに注意)。
いくつかの好適な実施形態において、キャリヤー260の右側壁260Rに対向する、床面溝の間の隆起部の側面は、図21に示されるように傾斜もしくは小さな溝を含んでもよい。とりわけ、このような傾斜もしくは小さな溝を含むことによって、オペレータによるキャリヤー内へのフラットの配置が容易になる。例えば、フラットをキャリヤー内に配置した時、このような傾斜や小さな溝は、オペレータがフラットや郵便物をキャリヤーの床面に置き、郵便物位置合わせ壁260MAW方向にスライドさせる時、フラットもしくは郵便物の底角がひっかかることを防ぐのに役立つ(具体的かつ非限定的である典型的な実施形態において、郵便物位置合わせ壁2260MAWは左壁260Lであることに注意)。
b.観察穴
いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーの底面はまた、オペレータおよびその他の人が(例えば、キャリヤーが頭上のコンベヤーもしくは昇降機の上にある時などに)、キャリヤーが満杯か空かということを、キャリヤーの下の位置から視覚的に観察することを可能とする、複数の貫通孔を含んでもよい。例として、いくつかの実施形態において、およそ1/2インチから1と1/2インチの直径を有する複数の穴(例えば、いくつかのケースにおいては4つほどの穴)が、視覚的観察を可能にするために底面に分布してよい。いくつかの実施形態においてこれらの穴は、視覚的観察の代わりに、またはそれに加えて、例えばセンサーを用いるなどして、その上にフラットが存在するか否かを自動的に感知することに対応するために用いられる。
いくつかの好適な実施形態において、キャリヤーの底面はまた、オペレータおよびその他の人が(例えば、キャリヤーが頭上のコンベヤーもしくは昇降機の上にある時などに)、キャリヤーが満杯か空かということを、キャリヤーの下の位置から視覚的に観察することを可能とする、複数の貫通孔を含んでもよい。例として、いくつかの実施形態において、およそ1/2インチから1と1/2インチの直径を有する複数の穴(例えば、いくつかのケースにおいては4つほどの穴)が、視覚的観察を可能にするために底面に分布してよい。いくつかの実施形態においてこれらの穴は、視覚的観察の代わりに、またはそれに加えて、例えばセンサーを用いるなどして、その上にフラットが存在するか否かを自動的に感知することに対応するために用いられる。
c.位置記録機構
図19(C)は、位置記録機構を有するキャリヤー260の、他の好適な実施形態を示す。図19(C)の実施例に示されるように、記録機構は、位置決め穴191、位置決め溝193、またはそれらの任意の組み合わせをキャリヤー260の底表面に設けることによって実施される。位置記録機構は、キャリヤー支持ブラケットCS上の対応する位置記録機構に登録される(例えば、図3、図10(B)、および図24(A)を参照)。
図19(C)は、位置記録機構を有するキャリヤー260の、他の好適な実施形態を示す。図19(C)の実施例に示されるように、記録機構は、位置決め穴191、位置決め溝193、またはそれらの任意の組み合わせをキャリヤー260の底表面に設けることによって実施される。位置記録機構は、キャリヤー支持ブラケットCS上の対応する位置記録機構に登録される(例えば、図3、図10(B)、および図24(A)を参照)。
図示されているある好適な実施形態によると、1つの穴191および1つの溝193は
キャリヤーの底表面の端近くに、キャリヤー支持ブラケットCSに設けられる対応する位置決めピンとともに設けられる。しかし、機構は所望の特性を得るために、キャリヤー上の多様な位置に配置されてよい。このような特性の1つは、キャリヤー支えCS上のキャリヤーの適切な位置合わせおよび位置決めを確保することであり(図3、図10(B)および図24(A)を参照)、フォーク状もしくは歯状のパドル30(図11(C)、図13および図24(L)を参照)は図13および図24(L)に示されるように、キャリヤー160/260の溝および/または歯を有する表面と適切に接触することができる。他の所望の特性は、フィーダーロードサイクルの引き戻しステップ中(例えば、図9および24(M)に示されるように)に生じた力がキャリヤーに伝わることを確保するために、キャリヤーとキャリヤー支持ブラケットとの間の正の係合力を供給することである。好適な実施形態において、位置記録穴/溝と結合する位置決めピンは先細にされている。このテーパーは、キャリヤーが下げられた時、もしくは他の方法でキャリヤー支持ブラケットと接触した時の、キャリヤー支持ブラケット上のキャリヤーの正しい配置を容易にする。キャリヤー支持ブラケットの位置決めピンおよび垂直壁は、キャリヤーのx-y方向の正しい位置決めを確保するべく一緒に作動する。溝を使用することで、キャリヤーの引き戻し力はより均等に分布される。図示されるある好適な実施形態によれば、穴/溝の組み合わせは機械の許容度をより大きくする溝として設けられ、第2の穴は、キャリヤーのパドルに対する適切な位置記録には不要である。
キャリヤーの底表面の端近くに、キャリヤー支持ブラケットCSに設けられる対応する位置決めピンとともに設けられる。しかし、機構は所望の特性を得るために、キャリヤー上の多様な位置に配置されてよい。このような特性の1つは、キャリヤー支えCS上のキャリヤーの適切な位置合わせおよび位置決めを確保することであり(図3、図10(B)および図24(A)を参照)、フォーク状もしくは歯状のパドル30(図11(C)、図13および図24(L)を参照)は図13および図24(L)に示されるように、キャリヤー160/260の溝および/または歯を有する表面と適切に接触することができる。他の所望の特性は、フィーダーロードサイクルの引き戻しステップ中(例えば、図9および24(M)に示されるように)に生じた力がキャリヤーに伝わることを確保するために、キャリヤーとキャリヤー支持ブラケットとの間の正の係合力を供給することである。好適な実施形態において、位置記録穴/溝と結合する位置決めピンは先細にされている。このテーパーは、キャリヤーが下げられた時、もしくは他の方法でキャリヤー支持ブラケットと接触した時の、キャリヤー支持ブラケット上のキャリヤーの正しい配置を容易にする。キャリヤー支持ブラケットの位置決めピンおよび垂直壁は、キャリヤーのx-y方向の正しい位置決めを確保するべく一緒に作動する。溝を使用することで、キャリヤーの引き戻し力はより均等に分布される。図示されるある好適な実施形態によれば、穴/溝の組み合わせは機械の許容度をより大きくする溝として設けられ、第2の穴は、キャリヤーのパドルに対する適切な位置記録には不要である。
3.後壁
a.歯状部材260T
歯状部材260Tは好適には、その中の郵便物を支持するべく構成され、同時にプッシャー300がキャリヤー260上のフラット郵便物のスタックの後に回ることを可能にする。郵便物位置合わせ壁260MAWからの遠位の歯状部材260Tは、いくつかの実施形態において、郵便物位置合わせ壁260MAW近傍の歯状部材260Tよりも実質的に幅広で長い。このように、郵便物位置合わせ壁260MAW近傍に配置された(例えば、準備オペレータ位置の準備オペレータOpPによって)、例えば小さな書信などの小さい郵便物は、より狭い間隔を有し、小さな郵便物に隣接する位置にあるプッシャー300の歯状部材300Tの大きさは、使用中に小さな郵便物が複数の歯状部材300Tによってうまく支持されるよう、相応に小さくされる。図19(B)に示されるように、いくつかの実施形態において、図19(B)の右側のより狭い歯状部材260Tの高さは、例えば用いられる材料を削減するためなどに、また、ユーザが手動でキャリヤーを上げるために不適切に用いざるを得ないハンドル状の突起が生じることを避けるために、わずかに低くされることができる。
a.歯状部材260T
歯状部材260Tは好適には、その中の郵便物を支持するべく構成され、同時にプッシャー300がキャリヤー260上のフラット郵便物のスタックの後に回ることを可能にする。郵便物位置合わせ壁260MAWからの遠位の歯状部材260Tは、いくつかの実施形態において、郵便物位置合わせ壁260MAW近傍の歯状部材260Tよりも実質的に幅広で長い。このように、郵便物位置合わせ壁260MAW近傍に配置された(例えば、準備オペレータ位置の準備オペレータOpPによって)、例えば小さな書信などの小さい郵便物は、より狭い間隔を有し、小さな郵便物に隣接する位置にあるプッシャー300の歯状部材300Tの大きさは、使用中に小さな郵便物が複数の歯状部材300Tによってうまく支持されるよう、相応に小さくされる。図19(B)に示されるように、いくつかの実施形態において、図19(B)の右側のより狭い歯状部材260Tの高さは、例えば用いられる材料を削減するためなどに、また、ユーザが手動でキャリヤーを上げるために不適切に用いざるを得ないハンドル状の突起が生じることを避けるために、わずかに低くされることができる。
図19(B)に示されるように、後壁に沿った歯状部材260Tの前側は好適には、キャリヤー内の郵便物をプッシャー300の角度と同じかほぼ同じ角度に支持するために、プッシャー300の角度と同じかほぼ同じ角度に傾斜している。
4.側壁
a.取手
好適な実施形態において、側壁260Lおよび260Rはそれぞれ、例えば図19(A)に示される貫通孔260HHなどの取手を含む。とりわけ、好適な実施形態においては、コンテナの他の部分を不注意に損傷することを避けるため、オペレータはコンテナをただ、もしくはほとんどただ、取手を介して運ぶか操るかだけである(注意:ここに説明されているように歯状部材260Tは好適には、平均的なオペレータにとってハンドルとして用いるには、幅広すぎる(図19(B)の左側))および/または短すぎる(例えば、図19(B)の右側))。
a.取手
好適な実施形態において、側壁260Lおよび260Rはそれぞれ、例えば図19(A)に示される貫通孔260HHなどの取手を含む。とりわけ、好適な実施形態においては、コンテナの他の部分を不注意に損傷することを避けるため、オペレータはコンテナをただ、もしくはほとんどただ、取手を介して運ぶか操るかだけである(注意:ここに説明されているように歯状部材260Tは好適には、平均的なオペレータにとってハンドルとして用いるには、幅広すぎる(図19(B)の左側))および/または短すぎる(例えば、図19(B)の右側))。
b.入れ子式つまみ
いくつかの好適な実施形態において、キャリヤー260は複数の入れ子式つまみ260NTを、キャリヤーの左右の側壁260Lおよび260Rに含む。いくつかの好適な実施形態において、第1のキャリヤーの入れ子式タブ260NTは、その上に反転した状態で位置している第2のキャリヤーの同様の入れ子式タブに、入れ子にすることができる。例えば図19(B)および図21に示されるように、2つの前後入れ子式タブは、別の同様のキャリヤーの同様の入れ子式タブをその中に入れ子にできるよう、好適には反対側に傾斜している。このように、2つのキャリヤーは、ほぼ立方体状に組み合わされた構成を一緒に形成し、ほぼ立方体状の構成は保管のため直ちにお互いに積み重ねることができる。特に、図示された好適な実施形態におけるキャリヤー260の不規則な壁の構造は、キャリヤーをボトムオントップ方式で積み上げる形状で入れ子にすることを(つまり、全てのキャリヤーが同じ方向に入れ子にすることを)容易にはしない。それにもかかわらず、いくつかの代替的実施形態において、キャリヤーはボトムオントップ方式で積み上げる形状で入れ子にされることができる(つまり、キャリヤーの上面、もしくはキャリヤーの入れ子式タブが、同様のキャリヤーの底面に受けられる)。
いくつかの好適な実施形態において、キャリヤー260は複数の入れ子式つまみ260NTを、キャリヤーの左右の側壁260Lおよび260Rに含む。いくつかの好適な実施形態において、第1のキャリヤーの入れ子式タブ260NTは、その上に反転した状態で位置している第2のキャリヤーの同様の入れ子式タブに、入れ子にすることができる。例えば図19(B)および図21に示されるように、2つの前後入れ子式タブは、別の同様のキャリヤーの同様の入れ子式タブをその中に入れ子にできるよう、好適には反対側に傾斜している。このように、2つのキャリヤーは、ほぼ立方体状に組み合わされた構成を一緒に形成し、ほぼ立方体状の構成は保管のため直ちにお互いに積み重ねることができる。特に、図示された好適な実施形態におけるキャリヤー260の不規則な壁の構造は、キャリヤーをボトムオントップ方式で積み上げる形状で入れ子にすることを(つまり、全てのキャリヤーが同じ方向に入れ子にすることを)容易にはしない。それにもかかわらず、いくつかの代替的実施形態において、キャリヤーはボトムオントップ方式で積み上げる形状で入れ子にされることができる(つまり、キャリヤーの上面、もしくはキャリヤーの入れ子式タブが、同様のキャリヤーの底面に受けられる)。
(自動誘導装置)
上記のように、図24(A)から図24(M)は、動作の多様な段階で、図19(A)に示される物と同様のキャリヤー260で動作するように構成された具体的な自動誘導システムの複数の図を示す。図24(A)から図24(M)は、システムの動作中の、具体的な連続的ステップのうちのいくつかを示す。
上記のように、図24(A)から図24(M)は、動作の多様な段階で、図19(A)に示される物と同様のキャリヤー260で動作するように構成された具体的な自動誘導システムの複数の図を示す。図24(A)から図24(M)は、システムの動作中の、具体的な連続的ステップのうちのいくつかを示す。
その際、図24(A)は、自動誘導システムと、フィーダー1000のコンベヤー200上のフラットFのスタックの後に位置するプッシャー300を示す。
図24(B)は、キャリヤー支えCS上に支持される満杯のキャリヤー260がプッシャー300の後部に隣接している、図24(A)に示される段階の、動作中の次の段階を示す。
図24(C)は、満杯のキャリヤーがキャリヤー支持CSによってコンベヤー200の上をプッシャー300とほぼ同じ速度で横方向に動き、つかみ機構300GMがドア260Dのつかみ要素を係合し、それを引き戻し始めた、動作中の次の段階を示し、この引き戻しは好適にはプッシャー300およびドア260Dの傾斜と同じ角度とほぼ平行になされる(注意:ここで説明されるように、プッシャーの速度は好適には、多少の相違はあるが、ほとんどの場所でコンベヤー200の速度とほぼ同じである)。
図24(D)は、つかみ機構300GMがドア260Dをより高く上げる、動作中の次の段階を示す。
図24(E)は、ドア260Dが完全に除去されたが、プッシャー300がまだキャリヤーの前に残っている、動作中の次の段階を示す。
図24(F)は、プッシャー300が上げられ、一方、レーキ部材300Rが、フラットがプッシャー300に沿って上方向に動くことを防ぐため下方に延在する、動作中の次の段階を示す。好適には、レーキ300Rは本来、郵便物がプッシャー300と一緒に上方向に進むことを防ぐか取りやめるかのために動作し(例えば、フラットの材料がプッシャーにくっついたりした場合に)、そしていくつかの実施形態において、レーキは、歯状部材の間でフラットが動くことを防ぐ、プッシャーの歯状部材の間に延在する突起指状部材を含んでもよい。
図24(G)は、レーキ300Rがフラットの上の位置にあり、一方、プッシャー30
0が完全に引き戻された状態にある、動作中の次の段階を示す。いくつかの好適な実施形態において、レーキ300Rは、プッシャー300を上げるのに先立ってレーキをフラット上に位置させるため、また、その他の場合にレーキを邪魔にならない場所に動かすため、レーキを上げる、および/または、下げることができる。しかし、いくつかの好適な実施形態において、レーキ300Rは、フラットがプッシャーの動きと一緒に上方向に動くことを防ぐと同時に、フラットがその下に収まるのに充分な、フラット上のほぼ固定された、または固定された位置に位置することができる。
0が完全に引き戻された状態にある、動作中の次の段階を示す。いくつかの好適な実施形態において、レーキ300Rは、プッシャー300を上げるのに先立ってレーキをフラット上に位置させるため、また、その他の場合にレーキを邪魔にならない場所に動かすため、レーキを上げる、および/または、下げることができる。しかし、いくつかの好適な実施形態において、レーキ300Rは、フラットがプッシャーの動きと一緒に上方向に動くことを防ぐと同時に、フラットがその下に収まるのに充分な、フラット上のほぼ固定された、または固定された位置に位置することができる。
図24(H)はレーキ300Rが引き戻された動作中の次の段階を示す。
図24(I)は、プッシャー300、レーキ300R、およびつかみ機構300GMが全て(例えば、いくつかの実施形態においては、同一の支え機構上に搭載されるなどしてほぼ一致して)、キャリヤーの真後ろの位置まで後ろ方向に動かされた、動作中の次の段階を示す。
図24(I)は、プッシャー300、レーキ300R、およびつかみ機構300GMが全て(例えば、いくつかの実施形態においては、同一の支え機構上に搭載されるなどしてほぼ一致して)、キャリヤーの真後ろの位置まで後ろ方向に動かされた、動作中の次の段階を示す。
図24(J)は、歯状部材300Tが、キャリヤーのそれぞれの歯状部材260Tの距離にほぼ対応する距離だけ下方向に延在するよう、プッシャーが下方向に動かされた、動作中の次の段階を示す。
図24(K)は、プッシャーの歯状部材がキャリヤーの歯状部材方向に動くよう、プッシャーが前方向に動かされた、動作中の次の段階を示す。
図24(L)は、プッシャーの歯状部材がキャリヤーの歯状部材の間で動くよう、プッシャーが前方向に動かされた、また、プッシャーがキャリヤー内で下方向に動き始めた、動作中の次の段階を示す(注意:プッシャーは好適には、歯状部材300Tの端がキャリヤーの床面に形成されたそれぞれの溝の中に延在するまでキャリヤー内で下方向に動く)。
図24(M)は、フラットがキャリヤーからコンベヤーにスライドし、キャリヤーの前面がドア260Dの下に位置合わせされ、ドアが下方向に動きキャリヤー260D上に再び取り付けられはじめるように、キャリヤーが前方向に動かされた、動作中の次の段階を示す。
図24(A)から図24(M)に示されるものと同様のシステムのいくつかの好適な実施において、プッシャー、レーキ、つかみ機構などの横方向、上方向および/または往復の動きのための機構は、例えば図2(B)から図9に示される機構などの上述の他の実施形態のものと同じように実施されてよい。しかしいくつかの実施形態において、プッシャー、レーキおよびつかみ機構は独立して制御される、別々の垂直駆動および/またはその他の駆動を含むことができる。多様なその他の実施形態において、所望の動きを得る限りにおいて、当業者によって任意の適切な動作機構が用いられてよい。
1.プッシャー制御方法
いくつかの実施形態において、プッシャー300は、上述の手順を用いてスタックのずれを調整するべく制御される。また、いくつかの実施形態において、プッシャーの位置は、とりわけ、a)キャリヤー上のフラットの量(例えば、キャリヤー上のフラットの量は上述の技術を用いて感知されてよく、これはキャリヤー内の空きスペースに適合するようにプッシャーを駆動するコントローラーによって用いられる信号を送るために用いられてよい)(例えば、キャリヤー内のフラットをドア260D方向に動かすために、および/または、他の方法で、ドア260Dが除去される前か後にキャリヤー内の余分なスペースを補うために、プッシャー300を直ちに前方向に動かすことによって)、b)ドア260Dの厚さ(例えば、持ち上げられたドア260Dによって作られたスペースを補うため
に、プッシャー300をさらに素早く直ちに前方向に動かすことによって)、および/または、多様な状況において生じうるその他のスペースもしくはずれ、に適合するように調整されてよい。
いくつかの実施形態において、プッシャー300は、上述の手順を用いてスタックのずれを調整するべく制御される。また、いくつかの実施形態において、プッシャーの位置は、とりわけ、a)キャリヤー上のフラットの量(例えば、キャリヤー上のフラットの量は上述の技術を用いて感知されてよく、これはキャリヤー内の空きスペースに適合するようにプッシャーを駆動するコントローラーによって用いられる信号を送るために用いられてよい)(例えば、キャリヤー内のフラットをドア260D方向に動かすために、および/または、他の方法で、ドア260Dが除去される前か後にキャリヤー内の余分なスペースを補うために、プッシャー300を直ちに前方向に動かすことによって)、b)ドア260Dの厚さ(例えば、持ち上げられたドア260Dによって作られたスペースを補うため
に、プッシャー300をさらに素早く直ちに前方向に動かすことによって)、および/または、多様な状況において生じうるその他のスペースもしくはずれ、に適合するように調整されてよい。
いくつかの実施形態において、本願と同じ出願人による、2004年3月18日に公開された米国公開特許出願第2004/0052617A1号の「フラットバンドル処理システム」に開示される制御方法および/または構成要素は、参照によりその公開出願の開示の全てがここに記されているものとして、この開示に含まれる。
2.移動可能な手動プッシャー
いくつかの好適な実施形態において、システムは例えば図24(A)から図24(M)に示される自動モード、もしくはオペレータがとりわけ手動でプッシャーの動作をもたらす、手動もしくは半手動モードのどちらかで交互に用いられる。
いくつかの好適な実施形態において、システムは例えば図24(A)から図24(M)に示される自動モード、もしくはオペレータがとりわけ手動でプッシャーの動作をもたらす、手動もしくは半手動モードのどちらかで交互に用いられる。
その際、いくつかの実施形態において、プッシャーは、例えばオペレータによって手動で動かせるように、駆動源から外されてよい。
第1の実施例として、いくつかの実施形態において、プッシャーは、手動で持ち上げられる時、それぞれの駆動機構から切り離されてよく、コンベヤー200上のスタックの後への手動の持ち上げを容易にするために釣り合わされてよい。第2の実施例として、いくつかのより好適な実施形態において、2つのプッシャーが設けられてもよい。後の実施形態において上述されるプッシャー300とほぼ同様に動作する第1のプッシャーが設けられ、前の実施形態を参照して上述されるプッシャー30とほぼ同様に動作する第2のプッシャーが設けられてよい。その際、プッシャー30は好適には、コンベヤー200に対して一般的に垂直な動作方向(例えば図10(A)に例として示されるような)と、コンベヤー200の動作方向にほぼ平行で、コンベヤーの動作経路の側面より外側である不使用方向との間を回転可能に搭載される。例として、図24(A)は、不使用位置へ邪魔にならないよう回転したこのような具体的なプッシャー30(図示されない)から延在する、具体的なハンドル30Hを示す。好適には、プッシャー30は、所望の場合にプッシャーを使用位置に保持し、プッシャーが不使用位置に(例えば回転して)動かされる場合に、プッシャーを結合した駆動機構から切り離すことができるラッチ機構を含む。
(その他の物体)
好適な実施形態は郵便物の取り扱いシステムに関連し、最も好適な実施形態はフラット郵便物の取り扱いシステムに関連するが、多様な実施形態はあらゆるタイプの薄い物体の取り扱いに用いることができる。「薄い物体」の語は、隣り合った状態で、もしくはスタックされた状態で、並べることができる、全てのタイプの一般的に薄い物を含む(「スタックされた」の語はここでは、とりわけ、隣りあった関係を含む)。いくつかの好適な実施形態において、所与のシステムは様々に異なる大きさ、構成、柔軟性(例えば、ほぼ堅い、ほぼやわらかい、など)および/または形状を有する多数の薄い物体を、一時に扱うことができる。しかし、最も好適な実施形態において、薄い物体は好適には、特徴の所定の範囲内に含まれる。例えば、いくつかの好適な実施形態において、システムは、上述の同時出願明細書に記載されている、1つ以上の特徴を有するフラット郵便物を取り扱うべく構成され、その出願のすべての開示は、参照されることによりここに含まれる。いくつかの好適な実施形態は上述されるような特徴を有するフラットの取り扱いを含むが、例えば’311特許に開示されているような多様なその他のフラットの構造や仕様を有するその他多くの実施形態が用いられてもよい。前述の具体的な実施形態は、本発明の、特有の状況に応じて大きく変動する、その他の特徴を有する多様な物体への広い適用性を限定するものではない。
好適な実施形態は郵便物の取り扱いシステムに関連し、最も好適な実施形態はフラット郵便物の取り扱いシステムに関連するが、多様な実施形態はあらゆるタイプの薄い物体の取り扱いに用いることができる。「薄い物体」の語は、隣り合った状態で、もしくはスタックされた状態で、並べることができる、全てのタイプの一般的に薄い物を含む(「スタックされた」の語はここでは、とりわけ、隣りあった関係を含む)。いくつかの好適な実施形態において、所与のシステムは様々に異なる大きさ、構成、柔軟性(例えば、ほぼ堅い、ほぼやわらかい、など)および/または形状を有する多数の薄い物体を、一時に扱うことができる。しかし、最も好適な実施形態において、薄い物体は好適には、特徴の所定の範囲内に含まれる。例えば、いくつかの好適な実施形態において、システムは、上述の同時出願明細書に記載されている、1つ以上の特徴を有するフラット郵便物を取り扱うべく構成され、その出願のすべての開示は、参照されることによりここに含まれる。いくつかの好適な実施形態は上述されるような特徴を有するフラットの取り扱いを含むが、例えば’311特許に開示されているような多様なその他のフラットの構造や仕様を有するその他多くの実施形態が用いられてもよい。前述の具体的な実施形態は、本発明の、特有の状況に応じて大きく変動する、その他の特徴を有する多様な物体への広い適用性を限定するものではない。
(発明の広い範囲)
本発明の具体的な実施形態がここでは説明されたが、本発明はここに説明された多様な好適な実施形態に限定されるものではなく、本開示に基づいて当業者によって認識されるような修正、削除、(例えば多様な実施形態にまたがる側面の)組合せ、適用、および/または変更を含むいかなる全ての実施形態を含むものである。請求の範囲の限定事項は請求の範囲において用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書中あるいは本願の手続き中に言及された実施例に限定されるものではなく、それら実施例は排他的なものではないと解釈されるべきである。例えば、本開示において、「好適な」の用語は非排他的であり、「好適な」を意味するが、「に限られる」を意味するものではない。ミーンズ・プラス・ファンクションまたはステップ・プラス・ファンクションの限定事項は、特定の請求の範囲における限定について、後述する全ての条件が揃ったときにのみ用いられるものである。すなわち、a)「する手段」あるいは「するステップ」が明確に述べられており、b)対応する機能が明確に述べられており、かつc)その構成を支持する構成、材料あるいは行為が言及されていない場合、である。
本発明の具体的な実施形態がここでは説明されたが、本発明はここに説明された多様な好適な実施形態に限定されるものではなく、本開示に基づいて当業者によって認識されるような修正、削除、(例えば多様な実施形態にまたがる側面の)組合せ、適用、および/または変更を含むいかなる全ての実施形態を含むものである。請求の範囲の限定事項は請求の範囲において用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書中あるいは本願の手続き中に言及された実施例に限定されるものではなく、それら実施例は排他的なものではないと解釈されるべきである。例えば、本開示において、「好適な」の用語は非排他的であり、「好適な」を意味するが、「に限られる」を意味するものではない。ミーンズ・プラス・ファンクションまたはステップ・プラス・ファンクションの限定事項は、特定の請求の範囲における限定について、後述する全ての条件が揃ったときにのみ用いられるものである。すなわち、a)「する手段」あるいは「するステップ」が明確に述べられており、b)対応する機能が明確に述べられており、かつc)その構成を支持する構成、材料あるいは行為が言及されていない場合、である。
Claims (14)
- 並べてスタックされた郵便物がその上に支持されるところの床面と、
キャリヤー内に並べてスタックされた郵便物の後ろに挿入されたプッシャーを受けるべく構成された空間を有する後壁と、
並べてスタックされた郵便物を保持する位置とスタックされた郵便物が前記床面に対して、スタックされた郵便物を保持する位置を過ぎてスライドすることができる並べてスタックされた郵便物を解放する位置との間に、移動可能に搭載された前壁とから構成される、並べてスタックされた郵便物を運ぶキャリヤー。 - プッシャーの対応する係合部材と係合すべく、前記前壁に対して固定して搭載された係合部材をさらに含む、請求項1に記載のキャリヤー。
- 前記後壁は、キャリヤー内に並べてスタックされた郵便物の後ろに挿入された一般的にフォーク形状のプッシャーを受けるべく構成された複数の溝を含む、請求項1に記載のキャリヤー。
- 前記前壁は、キャリヤーに動作可能に搭載されている、請求項1に記載のキャリヤー。
- 前記係合部材は、つかみ機構によってつかまれるべく構成されたつかみ要素である、請求項2に記載のキャリヤー。
- a)前記前壁に固定して搭載された係合部材をさらに含む、請求項1に記載のキャリヤーと、
b)前記キャリヤーの前記係合部材に係合するための係合部材と、の組み合わせで、
前記係合部材は、前記プッシャーの面にほぼ平行である方向に動かされ、前記キャリヤーの前記係合部材と係合する組み合わせ。 - a)請求項1のキャリヤーと、
b)前記キャリヤー内に並べてスタックされた郵便物と、の組み合わせ。 - 前記郵便物は束ねられていない郵便物である、請求項7に記載の組み合わせ。
- 前記郵便物は束ねられた郵便物である、請求項7に記載の組み合わせ。
- 前記キャリヤーはプッシャーの歯状部材を受けるよう構成された複数の溝を含む、請求項1に記載のキャリヤー。
- 前記キャリヤーはキャリヤー支え上のキャリヤーの位置を記録するべく構成された位置記録機構を含む、請求項1に記載のキャリヤー。
- a)並べてスタックされた郵便物がその上に支持されるところの床面と;キャリヤー内に並べてスタックされた郵便物の後ろに挿入されたプッシャーを受けるべく構成された空間を有する後壁と;キャリヤー前面の並べてスタックされた郵便物を保持する位置と、スタックされた郵便物が前記床面に対してキャリヤー前面のスタックされた郵便物を保持する位置を過ぎてスライドすることができる、キャリヤーの前面から離された、並べてスタックされた郵便物を解放する位置との間に取り外し可能に搭載された前壁と;を有する、並べてスタックされた郵便物を運ぶためのキャリヤーを提供し、
b)前記前壁を前記解放位置へ動かし、
c)プッシャーを前記キャリヤー内の前記スタックされた郵便物の後に置き、
d)前記スタックされた郵便物が、前記キャリヤーから離され、キャリヤー前面のスタックされた郵便物を保持する位置を過ぎるように、前記キャリヤーと前記プッシャーとお互いに対して動かす、フラットをフィーダーに配送するキャリヤーの使用方法。 - 前壁を、それがそこから取り外されたものと同じキャリヤーに戻すステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
- 異なるキャリヤーに前壁を設置するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
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