JP2001171633A - 解袋装置 - Google Patents

解袋装置

Info

Publication number
JP2001171633A
JP2001171633A JP35653999A JP35653999A JP2001171633A JP 2001171633 A JP2001171633 A JP 2001171633A JP 35653999 A JP35653999 A JP 35653999A JP 35653999 A JP35653999 A JP 35653999A JP 2001171633 A JP2001171633 A JP 2001171633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
grains
pallet
bags
bag body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35653999A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Fukuzawa
英二 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamamoto and Co Ltd, Yamamoto Co Ltd filed Critical Yamamoto and Co Ltd
Priority to JP35653999A priority Critical patent/JP2001171633A/ja
Publication of JP2001171633A publication Critical patent/JP2001171633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体から穀物を取り出して所定箇所に集積す
るという一連の作業を順次連続して自動的かつ極めて効
率良く実施することができ、大幅に作業効率が向上する
解袋装置を得る。 【解決手段】 解袋装置10では、穀物が収容されかつ
パレットP上に積み重ねられた袋体Hを掴取り部18に
よって掴み取り、この袋体Hをそのままカッター部44
へ送給して穀物が収容された状態のままで切断し、切断
された後の袋体細片と内部の穀物とを分離選別して集積
するため、袋体Hから穀物を取り出して所定箇所に集積
するという一連の作業を順次連続して自動的かつ極めて
効率良く実施することができ、大幅に作業効率が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に米粒等の穀
物が収容された袋体から穀物を取り出して所定箇所に集
積する解袋装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
に、穀物(例えば、玄米等の米粒)を貯蔵庫で保管した
り処理施設に搬入・搬出する場合には、これらの穀物は
所定の大きさの紙製の穀物袋に所定重量毎に収容され、
この穀物袋が所定のパレット上に多数順次積み重ねら
れ、この状態でパレット毎に貯蔵庫で保管されたり処理
施設間で運搬されている。さらに、その後の処理を行う
場合、例えば貯蔵タンクに纏めて貯蔵する場合や、処理
装置で精米等の処理をする場合には、このような穀物袋
に収容された穀物を穀物袋から改めて取り出し、貯蔵タ
ンクや個々の処理装置等に張り込んでいる。
【0003】ここで、従来では、前述の如く貯蔵タンク
や処理装置まで運搬された穀物袋から穀物を改めて取り
出す場合には、パレット上に積み重ねられた穀物袋を作
業員の人力によって更に一つ一つ運搬し、しかも、これ
らの穀物袋を手作業によって開封し、一袋毎に内部の穀
物を取り出していた。すなわち、多数個の穀物袋を機械
力(例えば、ホークリフト等)によって一度に貯蔵タン
クや処理装置まで運搬しても、その後の穀物の取り出し
作業は一袋毎に手作業によって行うしかなかったため、
多大な労力を必要としており、作業性が極めて悪く、こ
のための対策が切望されていた。
【0004】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、内部に米粒等の穀物が収容された袋体
から穀物を取り出して所定箇所に集積するという作業
を、自動的かつ極めて効率良く実施することができ、作
業性が大幅に向上する解袋装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の解袋装
置は、内部に穀物が収容された袋体を搬送手段によって
搬送し、前記搬送された袋体を切断部に案内送給して前
記穀物が収容された状態のままで切断し、切断された後
の袋体細片と内部の穀物とを分離選別しそれぞれ所定箇
所に集積する解袋装置であって、前記搬送手段による前
記袋体の搬送経路終端部に対応して前記切断部の直上に
配置され、略水平とされた状態で前記搬送手段によって
搬送された前記袋体が載置されると共に前記袋体が載置
された際に下方へ向けて回動して傾斜した状態となるこ
とで前記袋体を滑下させて前記切断部に案内送給する回
転プレートを備えた、ことを特徴としている。
【0006】請求項1に記載の解袋装置によれば、内部
に穀物が収容された袋体を搬送手段によって搬送し、搬
送された袋体を回転プレートによって切断部に案内送給
して穀物が収容された状態のままで切断し、切断された
後の袋体細片と内部の穀物とを分離選別しそれぞれ所定
箇所に集積する。このため、袋体から穀物を取り出して
所定箇所に集積するという一連の穀物取り出し作業を順
次連続して自動的かつ極めて効率良く実施することがで
き、大幅に作業効率が向上する。
【0007】ここで、略水平とされた状態の回転プレー
トに袋体が載置された際に回転プレートが下方へ向けて
回動されて傾斜した状態となることにより、袋体が滑下
されて切断部に案内送給される。このため、袋体が垂直
に落下して切断部へ送給される場合より、袋体が切断部
へ送給される際の速度を遅くできると共に、切断部に作
用する袋体の荷重を小さくできる。したがって、袋体を
切断部によって良好に切断できると共に、袋体の荷重か
ら切断部を保護することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
る解袋装置10の概略的な全体構成が斜視図にて示され
ており、図2には解袋装置10が左側面図にて示されて
いる。また、図3には解袋装置10の正面図にて示され
ており、図4には解袋装置10が平面図にて示されてい
る。さらに、図5には解袋装置10が裏面図にて示され
ている。
【0009】解袋装置10には、その前面側にパレット
載置部12が設けられている。パレット載置部12はテ
ーブルプレート14を備えており、このテーブルプレー
ト14が図示しない油圧駆動機構によって上下に移動で
きるようになっている。テーブルプレート14には、内
部に穀物が収容された袋体Hが複数個順次積層状態で積
み重ねられたパレットPがそのまま載置される。
【0010】また、パレット載置部12には、その側部
フレーム12Aに複数個(本実施の形態においては、片
側に6個、両側に計12個)の袋体検出センサ16が設
けられている。これらの袋体検出センサ16は、赤外線
光センサとされており、パレット載置部12に載置され
たパレットP上の袋体Hのうち最上位に位置する袋体H
を個々に検出することができ、テーブルプレート14の
上下移動制御及び後述する掴取り部18の作動制御のた
めの検出信号を出力することができる。これにより、パ
レット載置部12のテーブルプレート14は、最上位に
位置する袋体Hを所定位置に保持することができ、しか
も、後述する掴取り部18の掴み取り順序を制御するこ
とができる構成である。すなわち、パレットP上の袋体
Hの配列パターンに応じて所定の掴み取りパターン(掴
み取り位置)がプログラム設定されており、最上位に位
置する袋体Hを前記袋体検出センサ16によって検出し
ながら後述する掴取り部18を作動させるようになって
いる。
【0011】一方、解袋装置10の上部、すなわちパレ
ット載置部12の上方には、搬送手段としての掴取り部
18が設けられている。掴取り部18には、装置左右方
向に沿って左右ドライブガイド20が設けられると共
に、装置前後方向に沿って前後ドライブガイド22が設
けられている。前後ドライブガイド22は、左右ドライ
ブガイド20に支持されており、この左右ドライブガイ
ド20に沿って前後ドライブガイド22が移動できる。
【0012】また、前後ドライブガイド22には、掴み
爪24及び打込みピン26が設けられている。掴み爪2
4は人手状に湾曲して形成された複数本の爪によって構
成されており、さらに、この掴み爪24にはエアーシリ
ンダ28が連結されている。このエアーシリンダ28の
作動によって、掴み爪24が上下方向に回動する構成と
なっている。また、打込みピン26は装置前面側に向け
て突出する複数本の細ピンによって構成されており、さ
らに、打込みピン26には同様にエアーシリンダ30が
連結されている。このエアーシリンダ30の作動によっ
て、打込みピン26が前後方向に進退する構成となって
いる。さらに、これらの掴み爪24及び打込みピン26
は、共に一体的に前後ドライブガイド22に沿って移動
可能となっている。
【0013】すなわち、掴み爪24及び打込みピン26
は、前後ドライブガイド22に沿って移動することによ
り、前述したパレット載置部12に載置されたパレット
P上の袋体Hのうち最上位に位置する袋体Hを掴み取れ
る位置へ前進移動することができ、さらに、後述する受
渡し案内部34まで後退移動できる構成である。しか
も、前後ドライブガイド22が左右ドライブガイド20
に沿って移動することにより、これらの掴み爪24及び
打込みピン26は、パレットP上の最上位に位置する袋
体Hに対応して装置幅方向にも移動できる構成である。
さらに、掴み爪24及び打込みピン26が前記パレット
P上の最上位に位置する袋体Hを掴み取れる位置へ前進
移動した状態において、エアーシリンダ28及びエアー
シリンダ30が作動することで、掴み爪24が袋体Hを
上方から突き刺すと共に打込みピン26が袋体Hを後方
から突き刺し、これらの掴み爪24及び打込みピン26
の共働によって袋体Hを掴み取ることができる構成であ
る。
【0014】なお、掴み爪24及び打込みピン26がパ
レットP上の袋体Hを掴み取る順序は、前述した如く予
め設定されたプログラムに応じて実施される。
【0015】また、以上の構成の掴取り部18には、移
動位置検出センサ32が取り付けられている。この移動
位置検出センサ32は、掴み爪24及び打込みピン26
が前後ドライブガイド22に沿って前進移動した際に、
パレットP上の最上位に位置する一の袋体Hを検出可能
であり、この移動位置検出センサ32の検出信号に基づ
いて、掴み爪24及び打込みピン26の前後ドライブガ
イド22に沿った前進移動が制御される構成である。な
お、本実施の形態においては、移動位置検出センサ32
が袋体を検出した時点で、掴み爪24及び打込みピン2
6の前後ドライブガイド22に沿った前進移動が急減速
され、袋体Hの例えば150mm手前の時点で停止され
るように構成されている。
【0016】また、図6及び図7に詳細に示す如く、解
袋装置10には、その後方側に受渡し案内部34が設け
られている。この受渡し案内部34は、前述した掴取り
部18の後退側移動経路終端部に対応して設けられてお
り、漏斗状の受けホッパ36が配置されている。さら
に、この受けホッパ36の前方側上端角部には、回転プ
レート38が取り付けられている。回転プレート38
は、水平状態から受けホッパ36の側壁に倣った傾斜状
態までの間で回動可能に取り付けられており、さらに、
エアーシリンダ40が連結されている。このエアーシリ
ンダ40の作動によって、回転プレート38が水平状態
から傾斜状態まで上下方向に回動する構成となってい
る。
【0017】また、受渡し案内部34には、解除位置検
出センサ42が取り付けられている。この解除位置検出
センサ42は、掴み爪24及び打込みピン26が前後ド
ライブガイド22に沿って後退移動した際に、掴んだま
まで後方へ移動させた袋体Hが回転プレート38上に達
したことを検出可能であり、この解除位置検出センサ4
2の検出信号に基づいてエアーシリンダ28及びエアー
シリンダ30が作動されて、掴み爪24及び打込みピン
26による袋体Hの掴み込みが解除されると共に、所定
のタイミングの後にエアーシリンダ40が作動されて、
回転プレート38が水平状態から下方へ向けて回動され
て傾斜状態とされる構成である。したがって、掴み爪2
4及び打込みピン26による袋体Hの掴み込みが解除さ
れ回転プレート38が傾斜されると、袋体Hは回転プレ
ート38に案内されながら下方へそのまま送給されるこ
とになる。
【0018】受渡し案内部34の受けホッパ36の下端
開口部直下には、切断部としてのカッター部44が設け
られている。このカッター部44は、複数本(本実施の
形態においては、6本)の回転軸が装置幅方向に沿って
配列され、各回転軸にそれぞれ複数枚(例えば、6枚)
の円盤刃が取り付けられた構成となっている。このカッ
ター部44は、回転軸(円盤刃)が互いに反対向きに回
転することで、前記受渡し案内部34の回転プレート3
8から案内送給された袋体Hを受け取り、穀物が収容さ
れた状態のままで袋体Hを切断することができる。
【0019】なお、カッター部44の各回転軸(円盤
刃)のうち中央部に位置する所定本数(例えば、2本)
の回転軸は、他の回転軸よりも上位に(高い位置に)取
り付けられており、回転プレート38から袋体Hを受け
取る際の衝撃を分散して和らげるように構成されてい
る。
【0020】カッター部44の直下には、選別部46が
配置されている。選別部46には、選別ネット48が設
けられている。この選別ネット48は、カッター部44
によって切断された後の袋体細片よりは小さくかつ内部
の穀物よりは大きな網目状に形成されており、切断され
た後の袋体細片と内部の穀物とを分離選別することがで
きる。したがって、カッター部44によって切断された
後の袋体H内の穀物は、選別ネット48の網目を通過し
てそのまま下方に落下して集積され、カッター部44に
よって切断された後の袋体細片は一時的に選別ネット4
8上に溜まる構成である。
【0021】また、選別ネット48上には、掻き出しバ
ー50が設けられている。この掻き出しバー50は、装
置幅方向に沿って配置されたチェーンコンベヤー52に
取り付けられており、チェーンコンベヤー52に連結さ
れたモータ56によってチェーンコンベヤー52が作動
されることで掻き出しバー50が選別ネット48上を移
動するように構成されている。これにより、カッター部
44によって切断され選別ネット48上に溜まった袋体
細片を、装置幅方向へ掻き出し、排出口54から外部へ
排出することができるようになっている。
【0022】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0023】上記構成の解袋装置10では、穀物が収容
された袋体Hは予めパレットP上に積み重ねられてお
り、複数の袋体Hが積み重ねられたパレットPがホーク
リフト等によりパレット載置部12に載置される。
【0024】ここで、パレットP上に積み重ねられる袋
体Hは、例えば、「7袋張り」の場合には、図8(A)
に示す如く「A配列パターン」で配列し、さらにその上
に図8(B)に示す如く「B配列パターン」で配列して
積み重ね、以後は「A配列パターン」と「B配列パター
ン」とを順次交互に繰り返して、通常は7段から8段に
積み重ねられている。また例えば、「5袋張り」の場合
には、図8(C)に示す如く「C配列パターン」で配列
し、さらにその上に図8(D)に示す如く「D配列パタ
ーン」で配列して積み重ね、以後は「C配列パターン」
と「D配列パターン」とを順次交互に繰り返して、全体
として最大7段から8段に積み重ねられている。
【0025】以上の如く積み重ねられた複数の袋体H
は、パレットP上に積み重ねられた状態のままでこのパ
レットPごとパレット載置部12のテーブルプレート1
4に載置される。
【0026】次いで、解袋装置10を起動する。ここ
で、解袋装置10を起動する際には、前述の如くパレッ
トP上に積み重ねられた袋体Hが「7袋張り」か「5袋
張り」かを選択してボタン設定すると共に、最上位に位
置する袋体Hの配列パターンが「A配列パターン」か
「B配列パターン」か、あるいは「C配列パターン」か
「D配列パターン」かを選択しボタン設定する。この設
定操作に基づいて、袋体を掴み取る順序(換言すれば、
掴み取り位置)が決定されると共に、以後の作動が制御
される。
【0027】前述の如く各種の設定操作を行い装置が起
動すると、パレット載置部12のテーブルプレート14
が上昇し、さらに、最上位に位置する袋体Hが所定位置
に達するとこの最上位に位置する袋体Hが袋体検出セン
サ16によって検出される。これにより、テーブルプレ
ート14が停止され、パレットP上の最上位に位置する
袋体Hが所定の掴み取り位置に保持される。すなわち、
この時点において、袋体Hの三次元的な(X軸、Y軸、
及びZ軸方向の)掴み取り位置のうち、上下方向におけ
る掴み取り位置(Z軸方向の位置)が設定されたことに
なる。
【0028】次いで、掴取り部18が作動して、パレッ
トP上の袋体Hが順次掴み取られる。
【0029】すなわち、パレットP上の最上位に位置す
る袋体Hのうち、掴み取り目標とする一の袋体Hに向
けて、掴み爪24及び打込みピン26が前後ドライブガ
イド22に沿って前進移動し、さらに、移動位置検出セ
ンサ32が当該袋体Hを検出した時点で、この掴み爪
24及び打込みピン26の前進移動が急減速され、袋体
Hの所定距離(例えば、150mm)手前の時点で停
止される。さらに、掴み爪24及び打込みピン26が停
止すると、これと同時にエアーシリンダ28が作動して
掴み爪24が回動し、この掴み爪24が当該袋体Hに
上方から打ち込まれる。また、これと略同時に、エアー
シリンダ30が作動して打込みピン26が前方へ打ち出
され、この打込みピン26が当該袋体Hに後方側から
打ち込まれる。これにより、当該袋体Hは、掴み爪2
4及び打込みピン26によって確実に掴み取られた状態
となる。
【0030】その後には、掴取り部18(掴み爪24及
び打込みピン26)は前後ドライブガイド22に沿って
後退移動し、当該袋体Hは掴み爪24及び打込みピン
26によって掴み取られた状態のままで受渡し案内部3
4まで運び込まれる。図6及び図7に詳細に示す如く、
当該袋体Hが受渡し案内部34の回転プレート38上
に達すると、解除位置検出センサ42がこれを検出し、
エアーシリンダ28及びエアーシリンダ30が作動され
て、掴み爪24及び打込みピン26による当該袋体H
の掴み込みが解除される。さらに、所定のタイミングの
後にエアーシリンダ40が作動されて、回転プレート3
8が水平状態から下方へ向けて回動されて傾斜状態とさ
れる。これにより、当該袋体Hは、回転プレート38
に案内されながら下方へそのまま落下送給される。
【0031】なお、当該袋体Hの掴み取りを解除した
後の掴み爪24及び打込みピン26は、さらに前後ドラ
イブガイド22に沿って後退移動して初期位置に復帰す
る。また、当該袋体Hを落下送給した後の回転プレー
ト38は、再び傾斜状態から水平状態へと回動して初期
位置に復帰する。
【0032】回転プレート38に案内されて下方へ送給
された当該袋体Hは、既に回転駆動されているカッタ
ー部44に至る。このカッター部44では、送給された
当該袋体Hが、複数の円盤刃によって穀物が収容され
た状態のままで切断される。この場合、カッター部44
の各回転軸(円盤刃)のうち中央部に位置する所定本数
(例えば、2本)の回転軸は他の回転軸よりも上位に
(高い位置に)取り付けられているため、回転プレート
38から落下送給された当該袋体Hを受け取る際の衝
撃が分散して和らげられ、円滑に袋体Hの切断動作が
行われる。
【0033】さらに、切断された袋体H(袋体細片)
及び内部の穀物は、カッター部44の直下に設けられた
選別部46へと落下する。選別部46では、切断された
後の袋体細片と内部の穀物とが選別ネット48によって
分離選別され、切断された後の当該袋体H内の穀物
は、選別ネット48の網目を通過してそのまま下方に落
下して集積され、一方、切断された後の袋体細片は選別
ネット48上に一時的に溜まる。
【0034】さらに、選別部46においては既にチェー
ンコンベヤー52が作動しており、選別ネット48上に
一時的に溜まっていた切断後の袋体細片は、掻き出しバ
ー50によって装置幅方向へ掻き出され、排出口54か
ら外部へ排出される。
【0035】以上により第1袋目の袋体Hの解袋処理
が終了し、以後は前述と同様の工程が袋体H、、・
・・の順に順次繰り返される。
【0036】なお、第2袋目以降の袋体Hを掴み取る際
には、前述したパレットP上に積み重ねられた袋体Hの
うち最上位に位置する袋体Hの配列パターンが「A配列
パターン」か「B配列パターン」か、あるいは「C配列
パターン」か「D配列パターン」かに基づいて予め設定
されている「袋体の掴み取り順序(掴み取り位置)」に
従って掴取り部18の作動が制御され、掴み爪24及び
打込みピン26が前後ドライブガイド22に沿って移動
すると共に前後ドライブガイド22自体が左右ドライブ
ガイド20に沿って移動することで、掴み爪24及び打
込みピン26がパレットP上の第2袋目以降の袋体Hに
対応した掴み取り位置に移動する。すなわち、掴み爪2
4及び打込みピン26が水平方向に沿って移動すること
により、袋体Hの三次元的な(X軸、Y軸、及びZ軸方
向の)掴み取り位置のうち、水平方向における掴み取り
位置(X軸、及びY軸方向の位置)が設定され、順次前
述と同様の工程が繰り返される。
【0037】また、前述した最上位に位置する袋体Hが
全て処理された後は、再びパレット載置部12のテーブ
ルプレート14が上昇する。そして、次なる最上位に位
置する袋体Hが所定位置に達すると、袋体検出センサ1
6によって検出され、テーブルプレート14が停止され
る。以後は、前述と同様の工程が順次繰り返される。
【0038】このようにして、最下段の袋体Hまで全て
処理されると、パレット載置部12のテーブルプレート
14が下降し、最低位置で停止する。空になったパレッ
トPはホークリフト等によりテーブルプレート14から
外され、それに代わって穀物が収容された袋体Hが積み
重ねられた新たなパレットPが載置されることになる。
【0039】このように、本実施の形態に係る解袋装置
10では、穀物が収容されかつパレットP上に積み重ね
られた袋体Hを掴取り部18によって掴み取り、この袋
体Hをそのままカッター部44へ送給して穀物が収容さ
れた状態のままで切断し、切断された後の袋体細片と内
部の穀物とを分離選別して集積するため、袋体Hから穀
物を取り出して所定箇所に集積するという一連の作業を
順次連続して自動的かつ極めて効率良く実施することが
でき、大幅に作業効率が向上する。
【0040】またここで、水平状態の回転プレート38
に袋体Hが載置された際に回転プレート38が下方へ向
けて回動されて傾斜した状態となることにより、袋体H
が滑下されてカッター部44に案内送給される。このた
め、袋体Hが垂直に落下してカッター部44へ送給され
る場合より、袋体Hがカッター部44へ送給される際の
速度を遅くできると共に、カッター部44に作用する袋
体Hの荷重を小さくできる。したがって、袋体Hをカッ
ター部44によって良好に切断できると共に、袋体Hの
荷重からカッター部44を保護することができる。
【0041】なお、本実施の形態では、受けホッパ36
の装置前方側上端角部に回転プレート38が取り付けた
構成としたが、受けホッパの装置前方側上端角部及び装
置後方側上端角部に回転プレートを取り付けた構成とし
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る解袋装置
は、内部に米粒等の穀物が収容されかつパレット上に積
み重ねられた袋体から穀物を取り出して所定箇所に集積
するという作業を、自動的かつ極めて効率良く実施する
ことができ、作業性が大幅に向上するという優れた効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る解袋装置の概略的な
全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る解袋装置の概略的な
全体構成を示す左側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る解袋装置の概略的な
全体構成を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る解袋装置の概略的な
全体構成を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る解袋装置の概略的な
全体構成を示す裏面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る解袋装置の掴み爪及
び打込みピンが受渡し案内部まで後退移動して停止され
た際を示す左側面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る解袋装置の掴み爪及
び打込みピンによる袋体の掴み込みが解除された際を示
す左側面図である。
【図8】(A)は、パレット上に積み重ねられる袋体が
「7袋張り」の場合の「A配列パターン」を示す平面図
であり、(B)は、前記袋体が「7袋張り」の場合の
「B配列パターン」を示す平面図である。(C)は、前
記袋体が「5袋張り」の場合の「C配列パターン」を示
す平面図であり、(D)は、前記袋体が「5袋張り」の
場合の「D配列パターン」を示す平面図である。
【符号の説明】
10 解袋装置 12 パレット載置部 14 テーブルプレート 16 袋体検出センサ 18 掴取り部(搬送手段) 20 左右ドライブガイド 22 前後ドライブガイド 24 掴み爪 26 打込みピン 32 移動位置検出センサ 34 受渡し案内部 38 回転プレート 42 解除位置検出センサ 44 カッター部(切断部) 46 選別部 48 選別ネット 50 掻き出しバー H 袋体 P パレット
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月21日(1999.12.
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に穀物が収容された袋体を搬送手段
    によって搬送し、前記搬送された袋体を切断部に案内送
    給して前記穀物が収容された状態のままで切断し、切断
    された後の袋体細片と内部の穀物とを分離選別しそれぞ
    れ所定箇所に集積する解袋装置であって、 前記搬送手段による前記袋体の搬送経路終端部に対応し
    て前記切断部の直上に配置され、略水平とされた状態で
    前記搬送手段によって搬送された前記袋体が載置される
    と共に前記袋体が載置された際に下方へ向けて回動して
    傾斜した状態となることで前記袋体を滑下させて前記切
    断部に案内送給する回転プレートを備えた、 ことを特徴とする解袋装置。
JP35653999A 1999-12-15 1999-12-15 解袋装置 Pending JP2001171633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35653999A JP2001171633A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 解袋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35653999A JP2001171633A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 解袋装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001171633A true JP2001171633A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18449538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35653999A Pending JP2001171633A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 解袋装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001171633A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101766422B1 (ko) * 2016-03-03 2017-08-10 한국도로공사 컨테이너 백의 내용물 자동 하역 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101766422B1 (ko) * 2016-03-03 2017-08-10 한국도로공사 컨테이너 백의 내용물 자동 하역 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7112031B2 (en) Method and apparatus for mechanized pocket sweeping
US8647040B2 (en) Tray flip unloader
EP1499545B1 (en) Automated picking, weighing and sorting system for particulate matter
EP1970131B1 (en) Mail sorting and sequencing system
US20210130025A1 (en) Case unpacking system and method
JP2004345755A (ja) パレタイザー
CN111137664A (zh) 除胶系统
JP2001171630A (ja) 解袋装置
JP2001171633A (ja) 解袋装置
JP2001171629A (ja) 解袋装置
JP4002719B2 (ja) 解袋装置
JP2001171631A (ja) 解袋装置における袋体掴み取り方法
JP2001171635A (ja) 解袋装置
JP4002705B2 (ja) 解袋装置
JP2002145222A (ja) 解袋装置
JP2001171632A (ja) 解袋装置
JP7379538B2 (ja) 基材ハンドリングシステム、および基材ハンドリングシステムを運転する方法
JP7462291B2 (ja) 物品群供給装置及び物品群供給方法
JP2006327596A (ja) 解袋装置における切断機
JP2002128034A (ja) 解袋装置
JP2002225827A (ja) 解袋装置
JP2006320830A (ja) 選別機
CN114056664B (zh) 一种金针菇自动摘取-切根-配重及包装系统
JP2009022900A (ja) 選別機
JP2007503981A (ja) 郵便物および/または同様の薄い物体のキャリヤー

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061226