JP3995770B2 - 内視鏡用留置バスケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、体腔内の管状臓器の狭窄を解除するために内視鏡の処置具挿通チャンネルを通じて狭窄部内に留置される内視鏡用留置バスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
胆道癌等によって胆道に狭窄が発生すると、肝臓から十二指腸への胆汁液の流出が困難になって黄疸症状等が発生するので、狭窄を解除するために狭窄部内に拡張具を留置する必要がある。
【0003】
そこで従来は、例えば実公平3−35346号に記載されているような抜け止め用の棘状突起が突設されたチューブや、特公平5−54344号に記載されているような金属細線材をかご状に膨らんだ形状に形成したバスケットや、金属細線材を管状に編んだ網状管状のステント等を狭窄部内に留置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実公平3−35346号に示されるチューブは棘状に飛び出して形成された突起が粘膜に引っ掛かり、特公平5−54344号に示されるバスケットや網状管状のステント等は、端部から突出した細線が粘膜に引っ掛かる。
【0005】
そのため、いずれも、手術前に一時的に使用したい場合や目詰まりが発生したとき等に狭窄部から容易に取り外すことができない不都合があった。また、いずれも狭窄部の範囲が長いケースでは、その一部しか拡張することができずに狭窄を確実に解除することができない場合があった。
【0006】
そこで本発明は、経内視鏡的に体腔内の管腔臓器内に留置して、狭窄部の範囲が長くても狭窄状態を確実に解除することができ、且つ必要に応じて経内視鏡的に狭窄部から容易に取り外すことができる内視鏡用留置バスケットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用留置バスケットは、少なくとも三本の弾性ワイヤを先端と後端とで結束して自然状態では自己の弾性によってかご状に膨らんで外力によって窄まるバスケット部を形成し、上記バスケット部を直列に複数連結したことを特徴とする。
【0008】
なお、上記バスケット部が、上記各弾性ワイヤを滑らかな曲線状に曲げて形成されていてもよい。
また、上記バスケット部が、上記各弾性ワイヤを螺旋状に捩じれた曲線状に曲げて形成されていてもよく、上記バスケット部が、上記各弾性ワイヤを途中で鈍角に折り曲げて成形されていてもよい。
【0009】
そして、上記複数の弾性ワイヤの先端が中空の筒状部材に固着されて結束されていてもよく、或いは、上記複数の弾性ワイヤの先端が互いに直接固着されていてもよい。
【0010】
また、上記複数のバスケット部を内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿脱される外套管内に収納することにより、上記複数の弾性ワイヤが窄まった状態になるようにしてもよく、その場合、上記内視鏡用留置バスケットを上記外套管内から押し出すための押し出し手段が上記外套管内に挿脱自在であるとよい。
【0011】
なお、直列に連結された隣り合うバスケット部にまたがって第3のバスケット部が配置されていてもよい。
また、上記複数のバスケット部の中の最後端のバスケット部から後方に尾状部材が延出配置されていて、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱して使用される回収具を係合させるための回収具係合部が上記尾状部材の延出端部側に形成されていてもよい。
【0012】
その場合、上記尾状部材が管状体であって、上記回収具係合部が上記尾状部材に穿設された孔であってもよい。また、上記尾状部材が紐状体であって、上記回収具係合部が上記紐状の尾状部材の延出端部に形成された瘤状部であってもよい。
【0013】
また、上記複数のバスケットに網状体が被覆されていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケット10を示しており、経内視鏡的に胆道の狭窄部に留置するためのものである。
【0015】
この留置バスケット10には、二つのバスケット部Aが直列に連結されており、各バスケット部Aは、例えば細いステンレス鋼線の単線又は撚り線からなる複数の弾性ワイヤ11によって形成されている。
【0016】
各バスケット部Aは、自然状態においては弾性ワイヤ11の弾性によってかご状に膨らみ、外力(径方向の潰し力、又は軸線方向の引き伸ばし力)を加えることによって窄まるように、弾性ワイヤ11を滑らかな曲線状に曲げて形成されている。バスケット部Aは、窄められた後に外力を取り除けば弾性ワイヤ11の弾性によって元のかご状の形状に戻る。
【0017】
なお、各バスケット部Aを形成するために弾性ワイヤ11は少なくとも3本以上必要であり、4〜8本が適当である。これら複数の弾性ワイヤ11は、全てが同じ形状に形成されて均等の間隔で、例えば4本なら90°間隔、6本なら60°間隔に配置される。この参考例においては、II−II断面を示す図2に示されるように、弾性ワイヤ11は6本設けられている。
【0018】
先側のバスケット部Aを形成する複数の弾性ワイヤ11の先端は、先端口金12によって束ねられている。先端口金12は、複数の弾性ワイヤ11の先端の内面を受ける内管12aと、複数の弾性ワイヤ11の先端を外側から内管12aの外周面に圧迫固定する外管12bとからなり、内管12aに軸線方向に形成されている孔13によって、バスケット部A内とその前方とが連通している。
【0019】
二つのバスケット部Aを連結する連結管17は、先端口金12と同様の内管17aと外管17bからなり、内外両管17a,17bの間に弾性ワイヤ11が挟まれて固着されている。
【0020】
なお、この参考例においては、先側のバスケット部Aを形成する弾性ワイヤ11と後側のバスケット部Aを形成する弾性ワイヤ11とは一本に繋がっている。
【0021】
後側のバスケット部Aの後端には合成樹脂製の可撓性チューブ14(尾状部材)が尾状に延出する状態に連結されており、複数の弾性ワイヤ11の後端が束ねられて可撓性チューブ14の先端の外周面に固定されている。
【0022】
その固定を行うために、可撓性チューブ14と同じ材質の短い固定用チューブ15が、複数の弾性ワイヤ11の後端部分と可撓性チューブ14との境界部に被覆されて可撓性チューブ14に対して溶着されている。
【0023】
可撓性チューブ14の後端部近傍には、軸線方向に対して垂直の方向に牽引用孔16(回収具係合部)が穿設されており、そこに内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱して使用されるバスケット回収具(例えば内視鏡用把持鉗子等)を係合させることにより、留置状態にある留置バスケット10を引っ張って回収することができる。
【0024】
このように構成された留置バスケット10を使用する際には、図3に示されるように、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱自在な可撓性チューブからなる外套管21の先端部分内に留置バスケット10を収容して、バスケット部Aを窄ませる。
【0025】
そして、図4に示されるように、外套管21を内視鏡1の処置具挿通チャンネル2内に通して、外套管21の先端を胆道102内に誘導する。
外套管21の先端部分が胆道102の狭窄部103の手前に達したら、図5に示されるように、留置バスケット10をそこに残して外套管21を内視鏡1と共に十二指腸101から抜去する。
【0026】
すると、複数のバスケット部Aよって狭窄部103が押し広げられた状態で留置バスケット10が胆道102内に留置される。狭窄の範囲が長い場合に、その全範囲を一つのバスケット部Aで拡張させようとしても、バスケット部Aを形成する弾性ワイヤ11の腰が弱くなって確実に拡張させるのが難しいが、このように複数のバスケット部Aを連結させることによって、長い狭窄部103を十分な拡張力で確実に拡張させることができる。
【0027】
図5に示されるように、可撓性チューブ14の後端部付近は十二指腸101内に残った状態にする(そうなるように可撓性チューブ14の長さを設定しておく。その長さは、例えば20cm〜80cm程度である)。
【0028】
その結果、胆道102内の胆汁液等は先端口金12の孔13、複数の弾性ワイヤ11の間及び連結管17の孔内等を通り、可撓性チューブ14内を通って十二指腸101に排出される。
【0029】
そして、留置バスケット10を狭窄部103から取り外す必要が生じたら、十二指腸101内に内視鏡を挿入して、牽引用孔16にバスケット回収具を係合させることにより、留置バスケット10を胆道102内から引き出して回収することができる。
【0030】
このとき、可撓性チューブ14が牽引用孔16側から引っ張られることにより、バスケット部Aが軸線方向に伸ばされて縮径するので、胆道102内から引き出され易い状態になる。
【0031】
なお、留置バスケット10を胆道102内に押し込む操作を行う際には、内視鏡1の先端部分を十二指腸101内に誘導してから外套管21を処置具挿通チャンネル内に通してもよいが、図6に示されるように、予め外套管21を内視鏡1の処置具挿通チャンネル内にセットしておいてもよい。
【0032】
また、図7に示されるように、外套管21を内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して、例えば可撓性チューブ14の牽引用孔16に係合するフック22が先端に形成されたバスケット回収具23で留置バスケット10を押し出し、それから図8に示されるように、留置バスケット10を回収具23から切り離して体腔内に留置することができる。
【0033】
そして、留置バスケット10を留置箇所から取り外す必要が生じたら、バスケット回収具23を単独で内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して、体腔内に留置されている状態の留置バスケット10の牽引用孔16にフック22を係合させることより、留置バスケット10を経内視鏡的に回収することができる。
【0034】
なお、バスケット部Aの形状は、例えば図9に示されるように、複数の弾性ワイヤ11を各々螺旋状に捩じれた曲線状に曲げて形成したものや、図10に示されるように、複数の弾性ワイヤ11を各々複数箇所で鈍角に折り曲げたもの、或いは図11に示されるように、折り曲げと曲線曲げとを組み合わせたもの等、各種の態様をとることができる。
【0035】
図12は、本発明の第2の参考例の内視鏡用留置バスケット10を示しており、後側のバスケット部Aの後端部に、可撓性チューブ14に代えて短い剛性パイプ製の排出管24を連結し、排出管24の後端部付近に穿設された孔26に糸30を繋いで尾状部材としたものである。
【0036】
糸30の後端部には、回収具を係合させるために、結び目からなる瘤状部31が形成されている。バスケット部A及びその先端部分と連結部分の構成は、第1の参考例と同様である。
【0037】
このように構成された第2の参考例の留置バスケット10も、第1の参考例の留置バスケット10と同様にして、図13に示されるように、経内視鏡的に胆道102内に留置し、糸30の結び目によって形成された瘤状部31が十二指腸101内に残るようにしておく。
【0038】
そして、例えば図14に示される内視鏡用スネア状の回収具50の先端ループワイヤ52を、図15と図16にその動作が順に示されるように瘤状部31に引っかけて外套管51の先端内に引き込み、外套管51ごと体外に引き出すことにより留置バスケット10を回収することができる。図14中の53は、先端ループワイヤ52を可撓性チューブ51内に挿脱させてループ径を変化させる操作を行うための操作部である。
【0039】
図17は、本発明の第3の参考例の内視鏡用留置バスケット10を示しており、先側のバスケット部Aを形成する複数の弾性ワイヤ11の先端部分が先端口金12内に差し込まれてそこに銀ロー付け等によって固着、結束されている。
【0040】
また、後側のバスケット部Aを形成する弾性ワイヤ11の基端部分も金属製の接続パイプ32の先側半部内に差し込まれてそこに銀ロー付け等によって固着、結束されており、前後両バスケット部Aの連結部分でも、連結管17の内部に弾性ワイヤ11が通されて固着されている。
【0041】
尾状部材としては、ステンレス鋼線等のような金属製の撚り線40が用いられていて、接続パイプ32の後側半部内に差し込まれてそこに銀ロー付け等によって固着されている。
【0042】
瘤状部41は結び目によって形成されているが、図18に示されるように撚り線40の延出端部に金属パイプを銀ロー付け等によって固着してもよく、要は、その部分を瘤状に部分的に太くすればよい。
【0043】
図19は、本発明の第4の参考例の内視鏡用留置バスケット10を示しており、前側のバスケット部Aを形成する複数の弾性ワイヤ11の先端部分、及び後側のバスケット部Aを形成する複数の弾性ワイヤ11の基端部分が、各々他の結束部材を用いることなく直接銀ロー付け又はレーザー溶接などによって固着、結束されている。また、両バスケット部Aの連結部も複数の弾性ワイヤ11を単に互いに固着することによって形成されている。
【0044】
尾状部材としては、後側のバスケット部Aを形成する複数の弾性ワイヤ11のうちの一本の撚り線40がそのまま後方に延長して用いられており、その撚り線40の端部に、短いワイヤ片が銀ロー付け固定されて瘤状部41を形成している。留置部からの回収は、図14等に示されるスネア型の回収具50等によって行うことができる。
【0045】
図20は、本発明の第1の実施の形態の内視鏡用留置バスケット10を示しており、直列に連結された隣り合うバスケット部Aにまたがって第3のバスケット部Aを設けたものである。
【0046】
このように構成することにより、バスケット部Aの拡張力がさらに強まって、長い範囲の狭窄部をより確実に拡張させることができる。なお、この実施の形態の内視鏡用留置バスケット10は、図17に示される第3の参考例の留置バスケット10に中間のバスケット部Aを増設した態様を採用しているが、他の参考例の留置バスケット10にバスケット部Aを増設した態様でもよい。
【0047】
図21は、本発明の第2の実施の形態の内視鏡用留置バスケット10を示しており、図20に示される第1の実施の形態の留置バスケット10から、撚り線40の後方に延出する部分(尾状部材)を除いたものである。
【0048】
このように尾状部材を省いても、使用箇所等によっては、例えば図22に示されるような把持鉗子型の回収具60や図23に示されるようなフック型の回収具70をバスケット部Aの後端に直接係合させて留置バスケット10を体腔内から回収することができる。
【0049】
図24は、そのような第2の実施の形態の内視鏡用留置バスケット10が気管支内の狭窄部に留置された状態を示している。なお、各実施の形態の留置バスケット10はいずれも、胆道の狭窄部の拡張だけでなく、気管支や血管の狭窄部の拡張その他各種の目的に使用することができる。
【0050】
図25は、本発明の第3の実施の形態の内視鏡用留置バスケット10を示しており、第2の実施の形態の各バスケット部Aの外面に、図26にXXVI−XXVI断面が示されるようにコラーゲン等を含む網状の膜80を被せたものである。
【0051】
このようにすることにより、長期間留置しても粘膜壁がバスケット部Aの隙間にくい込んでこないので、拡張効果をさらに高めることができる。なお、このような構成も、各参考例の留置バスケット10に採用することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、自然状態では自己の弾性によってかご状に膨らんで外力によって窄まるように形成されたバスケット部を直列に複数連結したことにより、経内視鏡的に体腔内の管腔臓器内に留置して、狭窄部の範囲が長くても狭窄状態を確実に解除することができる。そして、適宜の回収具を用いることにより、必要に応じて経内視鏡的に狭窄部から容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットの側面断面図である。
【図2】 図1におけるII−II断面を示す正面断面図である。
【図3】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットが外套管内にセットされた状態の側面断面図である。
【図4】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットを狭窄部に挿入する状態の略示断面図である。
【図5】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットが狭窄部に留置された状態の略示断面図である。
【図6】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットを狭窄部に挿入する準備状態の内視鏡の側面図である。
【図7】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットが外套管内にセットされた状態の側面断面図である。
【図8】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットが外套管から押し出された状態の側面断面図である。
【図9】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットのバスケット部の形状の他の例を示す側面図である。
【図10】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットのバスケット部の形状のさらに異なる例を示す側面図である。
【図11】 本発明の第1の参考例の内視鏡用留置バスケットのバスケット部の形状のさらに異なる例を示す側面図である。
【図12】 本発明の第2の参考例の内視鏡用留置バスケットの側面断面図である。
【図13】 本発明の第2の参考例の内視鏡用留置バスケットが狭窄部に留置された状態の略示断面図である。
【図14】 本発明の第2の参考例の内視鏡用留置バスケットを回収するための回収具の外観図である。
【図15】 本発明の第2の参考例の内視鏡用留置バスケットと回収具との係合動作を示す部分側面断面図である。
【図16】 本発明の第2の参考例の内視鏡用留置バスケットと回収具との係合動作を示す部分側面断面図である。
【図17】 本発明の第3の参考例の内視鏡用留置バスケットの側面断面図である。
【図18】 本発明の第3の参考例の内視鏡用留置バスケットの瘤状部の他の例を示す側面部分断面図である。
【図19】 本発明の第4の参考例の内視鏡用留置バスケットの側面図である。
【図20】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡用留置バスケットの側面断面図である。
【図21】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡用留置バスケットの側面断面図である。
【図22】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡用留置バスケットを回収する状態の例を示す側面断面図である。
【図23】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡用留置バスケットを回収する状態の異なる例を示す側面断面図である。
【図24】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡用留置バスケットが狭窄部に留置された状態の略示断面図である。
【図25】 本発明の第3の実施の形態の内視鏡用留置バスケットの側面断面図である。
【図26】 図25におけるXXVI−XXVI断面を示す正面断面図である。
【符号の説明】
A バスケット部
1 内視鏡
2 処置具挿通チャンネル
10 内視鏡用留置バスケット
11 弾性ワイヤ
12 先端口金
14 可撓性チューブ(尾状部材)
16 牽引用孔(回収具係合部)
17 連結管
21 外套管
23,50,60,70 回収具
30 糸(尾状部材)
31 瘤状部(回収具係合部)
40 撚り線(尾状部材)
41 瘤状部(回収具係合部)
Claims (14)
- 少なくとも三本の弾性ワイヤを先端と後端とで結束して自然状態では自己の弾性によってかご状に膨らんで外力によって窄まるバスケット部を形成し、上記バスケット部を直列に複数連結すると共に、直列に連結された隣り合う上記バスケット部にまたがって第3のバスケット部を配置したことを特徴とする内視鏡用留置バスケット。
- 上記バスケット部が、上記各弾性ワイヤを滑らかな曲線状に曲げて形成されている請求項1記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記バスケット部が、上記各弾性ワイヤを螺旋状に捩じれた曲線状に曲げて形成されている請求項1記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記バスケット部が、上記各弾性ワイヤを途中で鈍角に折り曲げて成形されている請求項1記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記複数の弾性ワイヤの先端が中空の筒状部材に固着されて結束されている請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記複数の弾性ワイヤの先端が互いに直接固着されている請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記複数のバスケット部を内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿脱される外套管内に収納することにより、上記複数の弾性ワイヤが窄まった状態になる請求項1ないし6のいずれかの項に記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記内視鏡用留置バスケットを上記外套管内から押し出すための押し出し手段が上記外套管内に挿脱自在である請求項7記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記複数のバスケット部の中の最後端のバスケット部から後方に尾状部材が延出配置されていて、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱して使用される回収具を係合させるための回収具係合部が上記尾状部材の延出端部側に形成されている請求項1ないし8のいずれかの項に記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記尾状部材が管状体である請求項9記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記回収具係合部が上記尾状部材に穿設された孔である請求項10記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記尾状部材が紐状体である請求項9記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記回収具係合部が上記紐状の尾状部材の延出端部に形成された瘤状部である請求項12記載の内視鏡用留置バスケット。
- 上記複数のバスケットに網状体が被覆されている請求項1ないし13のいずれかの項に記載の内視鏡用留置バスケット。
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