JP3995530B2 - ステアリングコラムのテレスコ構造 - Google Patents

ステアリングコラムのテレスコ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3995530B2
JP3995530B2 JP2002155266A JP2002155266A JP3995530B2 JP 3995530 B2 JP3995530 B2 JP 3995530B2 JP 2002155266 A JP2002155266 A JP 2002155266A JP 2002155266 A JP2002155266 A JP 2002155266A JP 3995530 B2 JP3995530 B2 JP 3995530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jacket
bolt
fixed
nut block
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002155266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003341528A (ja
Inventor
浩二 有原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP2002155266A priority Critical patent/JP3995530B2/ja
Priority to US10/443,087 priority patent/US7025380B2/en
Publication of JP2003341528A publication Critical patent/JP2003341528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3995530B2 publication Critical patent/JP3995530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/181Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable with power actuated adjustment, e.g. with position memory

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のステアリングホイールが運転乗員の手前で前後方向へテレスコピックに移動調整できて、最適ドライビングポジションを設定することができるようにしたステアリングコラムのテレスコ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステアリングコラムのテレスコピックな伸縮機構として知られるテレスコ構造におけるテレスコ駆動装置(モーターユニット)は、従来、比較的ステアリングホイールに近い部位に配置したものが多い(例えば、実用新案登録第2572097号)。すなわち、車体に固定する固定側ジャケットに開口部を形成し、その開口部に貫通させた出力伝達手段によりモーター出力を可動側ジャケットに伝達する構成である。
【0003】
しかしながら、中には比較的ステアリングホイールからやや離れた部位に配置したものもある(例えば、特開平9−11915号参照)。すなわち、モーター出力を長いシャフトで固定側ジャケットから突出した可動側ジャケットに伝達する構成である。
【0004】
テレスコ駆動装置をステアリングホイールに比較的近い部位に配置すると、駆動源としてのモーターがステアリングホイールの近傍に位置することとなるため、乗員等にはモーターの作動音がよく聴取できて不快に感じることがあるという不利がある。一般的には、モーターの作動音が乗員に聴取され得ないことが望ましい。
【0005】
また、ステアリングホイールの近傍ではターンシグナルスイッチ配線、エアバッグ配線、ステアリングロックユニット等がコラムカバー内に配置されているから、これらに支障を与えないようにする必要があるため、テレスコ構造が複雑化するという不利がある。
【0006】
一方、テレスコ駆動装置を比較的ステアリングホイールから離れた部位に配置すると、駆動源としてのモーターをステアリングホイールから離れた位置に設定できるので、乗員等にはモーターの作動音があまり聴取できないこととなるので、不快に感じることが少なくなるという利点がある。
【0007】
また、モーター出力を長いシャフトで固定側ジャケットから突出した可動側ジャケットに伝達するので、シャフトがステアリングロックユニットと干渉する構造を差けられない不利がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明はターンシグナルスイッチ配線、エアバッグ配線、ステアリングロックユニット等に支障を与えず、しかも、それらに影響されない簡単な出力伝達手段により、テレスコ駆動装置をステアリングホイールから離れた部位に配置することとしてモーターの作動音が乗員に聴取され難いようにしたテレスコ構造を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明では、請求項1に記載のように、車体に固定する固定側ジャケットに可動側ジャケットが同軸で軸方向移動可能に嵌合し、前記固定側ジャケットの外側面に固定したテレスコ駆動装置により前記可動側ジャケットを軸方向へ移動可能に配設し、前記可動側ジャケットに軸方向伸縮可能かつ軸中心で回転可能に支承されるステアリングシャフトの端部に軸着したステアリングホイールと運転乗員との距離を長短調整できるようにしたステアリングコラムのテレスコ構造において、
前記固定側ジャケット内における前記可動側ジャケットの端部側の外周面を包囲して締着する環状の固定部と、前記テレスコ駆動装置の出力を伝達するスクリュウ軸が係合するナットブロックを挟持して前記固定側ジャケットに開設した開口部から外側へ延出する一対の挟持部とを一体形成してなる出力伝達ブラケット
を有し、前記出力伝達ブラケットの固定部と挟持部の間のくびれ部がボルトとナットで締付けられ、前記ナットブロックは前記挟持部が相対して締着する断面方形のくびれ部を有して前記挟持部に回転不能に固定保持されることを特徴とするステアリングコラムのテレスコ構造を提供する。
【0010】
これにより、出力伝達ブラケット単独の部品にて、ステアリングホイールから離れた可動側ジャケットの端部側にテレスコ駆動装置を配置できるため、モーターの作動音を乗員に聴取されないようにすることができ、かつ、ターンシグナルスイッチ配線、エアバッグ配線、ステアリングロックユニット等に支障を与えず、かつ、それらに影響されないテレスコ構造を得ることができる。
【0012】
また、出力伝達ブラケットの固定部と挟持部の間のくびれ部がボルトとナットで締付けられることにより、ナットブロックが出力伝達ブラケットに回転不能に、かつ、強固に固定保持され、出力伝達の効率が向上する。
【0013】
また、請求項に記載のように、車体に固定する固定側ジャケットに可動側ジャケットが同軸で軸方向移動可能に嵌合し、前記固定側ジャケットの外側面に固定したテレスコ駆動装置により前記可動側ジャケットを軸方向へ移動可能に配設し、前記可動側ジャケットに軸方向伸縮可能かつ軸中心で回転可能に支承されるステアリングシャフトの端部に軸着したステアリングホイールと運転乗員との距離を長短調整できるようにしたステアリングコラムのテレスコ構造において、
前記固定側ジャケット内における前記可動側ジャケットの端部側の外周面を包囲して締着する環状の固定部と、前記テレスコ駆動装置の出力を伝達するスクリュウ軸が係合するナットブロックを挟持して前記固定側ジャケットに開設した開口部から外側へ延出する一対の挟持部とを一体形成してなる出力伝達ブラケット
を有し、
前記ナットブロックは前記固定側ジャケットの開口部に遊嵌し進入して前記可動側ジャケットに結合され、かつ、前記出力伝達ブラケットの挟持部に固定保持される本体からなることを特徴とするステアリングコラムのテレスコ構造を提供する。
【0014】
請求項1と同じく、出力伝達ブラケット単独の部品にて、ステアリングホイールから離れた可動側ジャケットの端部側にテレスコ駆動装置を配置できるため、モーターの作動音を乗員に聴取されないようにすることができ、かつ、ターンシグナルスイッチ配線、エアバッグ配線、ステアリングロックユニット等に支障を与えず、かつ、それらに影響されないテレスコ構造を得ることができる。
また、ナットブロックが直接に可動側ジャケットと結合され、しかも、出力伝達ブラケットがナットブロックと可動側ジャケットを締結しているので、可動側ジャケットが強固にテレスコ駆動装置と連結できる。
【0015】
さらに、請求項に記載のように、前記本体には前記可動側ジャケットに開設した係合孔に係合する突出部と、前記スクリュウ軸が係合するネジ孔と、前記挟持部を前記ナットブロックに締着するボルトが貫通するボルト挿通孔と、及び、前記出力伝達ブラケットの挟持部に形成した一対の突部が摺接する突起部とを有することを特徴とする請求項2記載のステアリングコラムのテレスコ構造を提供する。
【0016】
これにより、出力伝達ブラケットの固定部を固定側ジャケットに開設した開口部から内側へ挿入し、可動側ジャケットを軸方向移動させて固定部を嵌合し、かつ、挟持部を左右に押し広げて開いた状態で、ナットブロックを固定側ジャケットの開口部から挿入してその足部を可動側ジャケットの係合孔に挿入し、ボルト挿通孔にボルトを挿通して締め付けることで挟持部を互いにナットブロックに締着すると、前記出力伝達ブラケットの突出部が前記ナットブロックの突起部を摺接して上昇し、固定部を可動側ジャケットに強く巻き付ける作用を奏するので、出力伝達ブラケットと可動側ジャケット及びナットブロックの強固な連結ができ、しかも、組付け性がよい。
【0017】
また、請求項に記載のように、前記出力伝達ブラケットの一対の挟持部はそれぞれ前記ナットブロックの斜面部と摺接する突出部を有し、該挟持部がナットブロックに締着されたときに前記出力伝達ブラケットの固定部の締着力を増大させることを特徴とする請求項記載のステアリングコラムのテレスコ構造を提供する。
【0018】
これにより、出力伝達ブラケットと可動側ジャケットとの結合強度が向上する。
【0019】
なお、前記ナットブロックと可動側ジャケットのがたの無い締着構造を得るために、請求項5〜8に記載したように、ボルトで挟持部をナットブロックに締着することで、ナットブロックが可動側ジャケットに向けて移動できるように構成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施形態を図1〜図4に基づき説明する。図1に示すように、適宜の上・下ブラケットを介して車体に静止又はチルト可能に固定する固定側ジャケット1に、可動側ジャケット2(テレスコジャケット)が同軸で軸方向移動可能に嵌合し、可動側ジャケット2には同軸でステアリングシャフト3が軸中心で回転可能に支持されている。
【0021】
ステアリングシャフト3は外端部にステアリングホイール(図示略)を結合するセレーション及びネジ部を形成した中実のアッパーシャフト3aと、アッパーシャフト3aが嵌合して結合される中空のミドルシャフト3bと、ミドルシャフト3bの内周面に形成したセレーション部30に係合するセーション部31を一端外周面に形成したロアーシャフト3cとからなる。
【0022】
アッパーシャフト3aはボールベアリング等の軸受4を介して可動側ジャケット2に軸中心で回転自在に支承され、アッパーシャフト3aと一体に結合されたミドルシャフト3bはニードルベアリング等の軸受5を介して可動側ジャケット2に軸中心で回転自在に支承されている。可動側ジャケット2はブッシュ6と絞り部7を介して固定側ジャケット1に軸方向移動可能に摺接している。
【0023】
ロアーシャフト3cの一端側のセレーション部31,31間には溝8が形成されていて、その溝8に板バネ9,9がガタ押さえとして介在している。ロアーシャフト3cの他端側にはセレーション部32,32が形成され、これらの間に溝10が形成されていて、その溝には樹脂モールド11が注入されている。セレーション部32,32が係合するセレーション部33を内周面に形成した軸受12がロアーシャフト3cに嵌合し、その軸受12には一次衝突時に破断する樹脂モールド11を注入するための孔13が穿設されている。軸受12にはボールベアリング等の軸受14がナット15で固定されている。ベアリング14のインナーレースは軸受12に固定され、アウターレースは固定側ジャケット1に固定される。なお、図示を省略したが、ロアーシャフト3cの他端部には自在継手を介して中間シャフトが連結され、中間シャフトは自在継手を介してステアリングギヤボックスに連結される。
【0024】
固定側ジャケット1の軸受14近傍の端部外周面にはブラケット16が固定され、このブラケット16にボルト17を介してテレスコ駆動装置としてのモーターユニット18が固定されている。モーターユニット18は、図4に示すように、モーター部18aと減速部18b,18cとが一体に組み込まれたものであり、減速部18bにはモーター(図示略)の出力軸と結合したウォーム(図示略)が収容され、減速部18bとほぼ直交する方向の減速部18cにはウォームと係合するウォームホイール(図示略)が収容されている。ウォームホイールに結合したスクリュウ軸19が固定側ジャケット1と平行に前方側に延伸し、このスクリュウ軸19にはその外周面に形成したネジ部に係合するネジ部を内周面に形成したネジ孔20aを有するナットブロック20が係合し、自由端部にはストッパ21が固定されている。
【0025】
ここで、図2及び図1に示すように、前記可動側ジャケット2の軸受5側の端部にはチューブ3dが圧入固定又は溶接等にて結合され、このチューブ3dの一端側の外周面には出力伝達ブラケット22が締結されている。なお、チューブ3dは可動側ジャケット2と別体で可動側ジャケット2に圧入固定した構造を示したが、可動側ジャケット2の一端部を長く形成することに代えてもなんら差し支えないので、チューブ3dと可動側ジャケット2は実質的に同体である。
【0026】
出力伝達ブラケット22の一部は固定側ジャケット1に開設した開口部1aから外側へ突出し、その開口部1aの軸方向長さ範囲内で軸方向へ移動可能である。そして、固定側ジャケット1から突出した出力伝達ブラケット22にはナットブロック20が締結固定されている。図3に示すように、ナットブロック20は出力伝達ブラケット22の挟持部24,24が相対して締着する断面方形のくびれ部23を有してその挟持部24,24に回転不能に固定保持される。なお、開口部1aは、組付け性を考慮して、出力伝達ブラケット22を固定側ジャケット1内に挿入できるように、固定部25の直径よりも大きい軸方向長さに形成することが望ましい。
【0027】
この出力伝達ブラケット22は、図2〜図4に示すように、ナットブロック20に形成した断面方形のくびれ部23に相対して圧着する挟持部24,24と、チューブ3dの外周面を包囲して締着する環状の固定部25とからなり、挟持部24,24の基部にはくびれ部26,26が形成されている。挟持部24,24は、図4に示すように、固定部25を中心として左右二つに分岐した形状であって開閉して両者の間隔を調節でき、くびれ部26,26に設けたボルト挿通孔27,27に固定用ボルト28を一方側から挿通し、他方側に固定した固定用ナット29で締結する。固定部25の内周面にはエンボス加工による突起部34,34が直径方向で相対する位置に形成され、これらの突起部34,34はチューブ3dに直径方向で相対して穿設された係合孔35,35に係合して移動止めを行う。なお、固定部25とくびれ部26の基部及び挟持部24の辺縁はほぼ直交方向へ曲げて剛性を高めている。
【0028】
なお、固定部25の突起部34,34がチューブ3dの係合孔35,35に係合して移動止めを行う他の例として、図5に示すように、固定部25の突起部34,34はそのままとし、係合孔35に代わるL形のスリット35a,35bを直径方向で相対向させてチューブ3dに形成することとしてもよい。したがって、固定部25をチューブ3dの開口側から嵌合して突起部34,34をスリット35a,35bに係合させてチューブ3dの軸方向へ押し込み、かつ、突起部34,34がスリット35a,35bの直角に曲げた閉端部まで移動するようにチューブ3dを軸中心で回転させる。これにより、固定部25の突起部34,34をチューブ3dへ簡単に固定できる。
【0029】
上記構成にかかる第1実施形態のテレスコ操作は、モーターユニット18の配線と結ばれて適宜の位置に配置されたテレスコ調整用スイッチを正方向側でONにすると、モーターユニット18が駆動されてスクリュウ軸19が正回転してナットブロック20を車体後方側(運転者側)へ移動させるので、ナットブロック20と連結された出力伝達ブラケット22が車体後方側へ移動し、出力伝達ブラケット22と連結されたチューブ3d及びこれと一体に結合した可動側ジャケット2が車体後方側へ移動する。そこで、出力伝達ブラケット22が開口部1aの範囲内で移動した適宜の位置でテレスコ調整用スイッチをOFFすると、モーターユニット18の駆動が停止し、スクリュウ軸19の回転が停止し、その位置で可動側ジャケット2の軸方向移動が停止し、可動側ジャケット2は前記モーターユニット18におけるウォームとウオームホイールの係合により前後へ移動不能に静止する。
【0030】
なお、テレスコ調整用スイッチを逆方向側でONにするとモーターユニット18が逆駆動されてスクリュウ軸19が逆回転してナットブロック20を車体前方側へ移動させるので、ナットブロック20と連結された出力伝達ブラケット22が車体前側へ移動し、出力伝達ブラケット22と連結されたチューブ3d及びこれと一体に結合した可動側ジャケット2が車体前方側へ移動することとなる。
【0031】
この第1実施形態の組付け方法について説明すると、固定側ジャケット1に軸受12とロアーシャフト3cをまだ組付けない工程において、出力伝達ブラケット22の固定部25を固定側ジャケット1に開設した開口部1aから内側へ挿入し、可動側ジャケット2を軸方向移動させて固定部25をチューブ3dに嵌合して突起部34を可動側ジャケット2の係合孔35に係合させ、かつ、挟持部24,24を左右に押し広げて開いた状態で(図4参照)、ナットブロック20を挟持部24,24間に挿入し、固定用ボルト28を固定用ナット29で締めると、出力伝達ブラケット22はナットブロック20に締着することができるので、組付け性がよい。
【0032】
次にこの発明の第2実施形態を図6〜図9に基づき説明する。なお、前記第1実施形態と同じ部分には同一符号を用いて説明する。また、図6〜図9に示されていない構成については前記第1実施形態と同じである。
【0033】
この第2実施形態では、図9に分解して示すように、チューブ3dの端部側に軸方向で整列する一対の係合孔35,35を設け、この係合孔35,35を介してナットブロック40を直接にチューブ3dすなわち可動側ジャケット2と結合するとともに、このナットブロック40を出力伝達ブラケット50でチューブ3dすなわち可動側ジャケット2に締結する。ナットブロック40は固定側ジャケット1に開設した開口部1bから外側に突出し、その突出した部分に固定側ジャケット1と平行に設けられたネジ孔40aにモーターユニット18のスクリュウ軸19が係合している。スクリュウ軸18の自由端部にはストッパ21が固定されている。
【0034】
ナットブロック40は、図9に示すように、係合孔35,35に係合する突出部としての足部41,41を前後方向で形成した略方形のブロックからなり、前側の足部41の上部には突起部として左右両側へ均等に傾斜した斜面部42,42を形成し、その対向車体前側にはくびれ部43を形成し、このくびれ部43と斜面部42の間に長孔44が設けてある。斜面部42は出力伝達ブラケット50の挟持部51に形成した突出部52が摺接可能である。足部41,41間の軸方向長さは開口部1bの軸方向長さよりも短く、かつ、図6に示すように、可動側ジャケット2に結合したときは固定側ジャケット1の板厚よりも下位に位置するように設定して、くびれ部43がナットブロック40の軸方向移動のストロークを大きくしている。
【0035】
したがって、出力伝達ブラケット50の環状の固定部53でチューブ3dを包囲し、図8に示すように、挟持部51,51でナットブロック40を締結するとき、突出部52,52が斜面部42,42に当接し、挟持部51,51に穿設した透孔54,54と前記ナットブロック40に設けられた長孔44に固定用ボルト55を挿通して固定用ナット56で締め付けると、突出部52,52が斜面部42,42を互いに頂点部側へ滑り移動して固定部53をチューブ3dに強く巻き付け、ナットブロック40と可動側ジャケット2との締着力を増大させる。
【0036】
上記構成にかかる第2実施形態のテレスコ操作は、モーターユニット18の配線と結ばれて適宜の位置に配置されたテレスコ調整用スイッチを正又は逆方向側でONにすると、モーターユニット18が駆動されてスクリュウ軸19が正又は逆回転してナットブロック40を後方(運転者側)又は前方(車体前側)へ移動させるので、ナットブロック40と連結されたチューブ3dすなわち可動側ジャケット2が出力伝達ブラケット50とともに後方又は前方へ移動する。そこで、出力伝達ブラケット50が開口部1bの範囲内で移動した適宜の位置でテレスコ調整用スイッチをOFFすると、モーターユニット18の駆動が停止し、スクリュウ軸19の回転が停止し、その位置で可動側ジャケット2の軸方向移動が停止し、可動側ジャケット2は前記モーターユニット18におけるウォームとウオームホイールの係合により前後へ移動不能に静止する。
【0037】
なお、この第2実施形態の組付け方法について説明すると、固定側ジャケット1に軸受12とロアーシャフト3cをまだ組付けない工程において、出力伝達ブラケット50の固定部53を固定側ジャケット1に開設した開口部1bから内側へ挿入し、可動側ジャケット2を軸方向移動させて固定部53をチューブ3dに嵌合し、かつ、挟持部51,51を左右に押し広げて開いた状態で(図8参照)、ナットブロック40を固定側ジャケット1の開口部1bから挿入してその足部41,41を可動側ジャケット2の係合孔35,35に挿入し、ボルト挿通孔44,54,44にボルト55を挿通して締め付けることで挟持部51,51を互いにナットブロック40に締着することができるので、組付け性がよい。
【0038】
次に、この発明の第3実施形態を説明する。図10に示すように、ナットブロック60は、ネジ孔68を軸心方向に形成してその両端部付近の外周面にリブ突起61,61を形成した円筒状体62と、この円筒状体62の下部に方形の脚部63を一体形成した合成樹脂からなり、脚部63にはネジ孔68と直交方向のボルト挿通孔64が穿設され、かつ、ネジ孔68と軸芯線が平行で側面から突出した突起部65及びボルト挿通孔64と軸芯線が直交方向で下面から突出した突出部66が合成樹脂などにて一体形成されている。突起部65は円柱状であり、また、突出部66は可動側ジャケット2又はチューブ3dに設けた係合孔67に係合することができる。
【0039】
一方、このナットブロック60に装着する出力伝達ブラケット70は、チューブ3dを嵌合して端部に締着する環状の固定部73と、これと一体の挟持部71,71とからなり、挟持部71,71の一側に切り込み片を形成してそれらを互いに傾斜し対面させた突出部72,72が形成され、かつ、一方の挟持部71の外側面に固定用ナット76が溶接にて固定されている。固定用ナット76の中心には透孔77が穿設され、この透孔77と連通する透孔74が挟持部71に穿設されている。ボルト挿通孔64はボルト55の外径よりもやや大きめの内径を有する。
【0040】
したがって、この第3実施形態において、チューブ3dを嵌合した出力伝達ブラケット70の挟持部71,71でナットブロック60を挟持し、透孔74,74,77をボルト挿通孔64に合わせてボルト55を挿通し、固定用ナット76に締着すると、図11に示すように、突出部72,72の傾斜面が突起部65に摺接し、さらにボルト55を締め付けると、突起部72,72の傾斜面の案内で挟持部71,71が図の上方側へ移動することにより、固定部73はチューブ3dに強く締め付けられので、ナットブロック60と出力伝達ブラケット70の強固な連結ができる。
【0041】
さらに、この発明の第4実施形態を説明する。図12に示すように、ナットブロック60は前記第3実施形態のそれと同じ(但し突起部65は不要)であるが、出力伝達ブラケット80は固定部83と挟持部81,81とからなり、一方の挟持部81には透孔84の近傍にエンボス突起85が形成されている。エンボス突起85はボルト55の頭部56の一辺が摺接できる位置に形成されている。透孔84はナットブロック60のボルト挿通孔64よりも径大か若しくは長穴にしてある。なお、ボルト挿通孔64はボルト55の直径とほぼ同じ内径を有する。
【0042】
したがって、この第4実施形態において、可動側ジャケット2を嵌合した出力伝達ブラケット80の挟持部81,81でナットブロック60を挟持し、透孔84,84をボルト挿通孔64に合わせてボルト55を挿通し、かしめ用ナット86で締着すると、図13(A)に示すように、ボルト55の頭部56の一辺がエンボス突起85に当接し、かしめ用ナット86が回転する疑似トルクが頭部56に作用してその一辺がエンボス突起85に当たって回り止めし、その反力で図13(B)に示すように、ボルト55が透孔84を介しチューブ3d側へ移動(イ)するため、ナットブロック60はチューブ3dに押し付けられるから、出力伝達ブラケット80はナットブロック60にがたつくことなく締着される。
【0043】
また、この発明の第5実施形態を説明する。図14に示すように、ナットブロック60は前記第3及び第4実施形態のそれと同じ(但し突起部65は不要)であるが、出力伝達ブラケット90は固定部93と挟持部91,91とからなり、一方の挟持部91は透孔94の上方で端部をL形に曲げた当接部99が形成されている。そして、この当接部99に下方からコーナー部が当接する断面L形のワッシャー100を用いる。ワッシャー100はボルト55を挿通する透孔101と、L形に曲げてボルト55の頭部56の一辺が当接できる当接部102を有する。透孔94はナットブロック60のボルト挿通孔64よりも径大か若しくは長穴にしてある。なお、ボルト挿通孔64はボルト55の直径とほぼ同じ内径を有する。
【0044】
したがって、この第5実施形態において、チューブ3dを嵌合した出力伝達ブラケット90の挟持部91,91でナットブロック60を挟持し、ワッシャー100の透孔101と透孔94,94をボルト挿通孔64に合わせてボルト55を挿通し、かしめ用ナット86で締着すると、図15(A)に示すように、ボルト55の頭部56の一辺がワッシャー100の当接部102に当接して回り止めをするとともに、ワッシャー100のコーナー部が当接部99に当接してその反力で図15(B)に示すように、ボルト55が透孔94を介しチューブ3d側へ移動(ロ)するため、ナットブロック60はチューブ3dに押し付けられるから、出力伝達ブラケット90はナットブロック60にがたつくことなく締着される。
【0045】
さらに、この発明の第6実施形態を説明する。図16に示すように、ナットブロック60と出力伝達ブラケット90は前記第5の実施の形態のそれと同じであるが、ボルト55に断面く字形に曲げたバネワッシャー110を用いる。したがって、この第6実施形態において、可動側ジャケット2を嵌合した出力伝達ブラケット90の挟持部91,91でナットブロック60を挟持し、バネワッシャー110の透孔111と透孔94,94をボルト挿通孔64に合わせてボルト55を挿通し、かしめ用ナット86で締着すると、図17(A)に示すように、バネワッシャー110の曲げ部112が当接部99の下面に入り込むので、その反力で図17(B)に示すように、ボルト55が透孔94を介しチューブ3d側へ移動するため、ナットブロック60はチューブ3dに押し付けられるから、出力伝達ブラケット90はナットブロック60にがたつくことなく締着される。
【0046】
最後に、この発明の第7実施形態を説明する。図18に示すように、ナットブロック60は前記第4実施形態のそれと同じであるが、出力伝達ブラケット120は固定部123と挟持部121,121とからなり、一方の挟持部121の透孔124と他方の挟持部121の透孔125とは軸心線を共通にするが内径を異にしている。また、ボルト130は透孔125に嵌合する軸部131と、ボルト挿通孔64に嵌合する偏心部132及び透孔124に嵌合してかしめ用ナット86が係合するネジ部133とを有する。
【0047】
したがって、この第7実施形態において、チューブ3dを嵌合した出力伝達ブラケット120の挟持部121,121でナットブロック60を挟持し、透孔124,125をボルト挿通孔64に合わせてボルト130を挿通し、かしめ用ナット86を締着方向へ回転させると、図19(A)に示すように、軸部131とネジ部133を中心として偏心部132が回転することにより、図19(B)に示すように、偏心部132が貫通するボルト挿通孔64を介してナットブロック60はチューブ3dに押し付けられるから、出力伝達ブラケット120はナットブロック60にがたつくことなく締着される。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したこの発明によれば、出力伝達ブラケット単独の部品にてナットブロックと可動側ジャケットを強固に連結できるため、ステアリングホイールから離れた可動側ジャケットの端部側に駆動機構を設定できるので、モーターの作動音を乗員に聴取されないようにすることができ、かつ、ターンシグナルスイッチ配線、エアバッグ配線、ステアリングロックユニット等に支障を与えず、かつ、それらに影響されないテレスコ構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す、一部断面としたステアリングコラムの全体側面図である。
【図2】図1の一部破断要部側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3の要部分解一部断面正面図である。
【図5】第1実施形態の変更例を示す第2図同様の図である。
【図6】この発明の第2実施形態の要部を示す全体側面図である。
【図7】図5のB−B断面図である。
【図8】図6の分解図である。
【図9】この発明の第2実施形態の要部を示す斜視図である。
【図10】この発明の第3実施形態の要部を示す斜視図である。
【図11】第3実施形態の組み立てた要部斜視図図である。
【図12】この発明の第4実施形態の要部を示す斜視図である。
【図13】(A),(B)はそれぞれ第4実施形態の作用説明図である。
【図14】この発明の第5実施形態の要部を示す斜視図である。
【図15】(A),(B)はそれぞれ第5実施形態の作用説明図である。
【図16】この発明の第6実施形態の要部を示す斜視図である。
【図17】(A),(B)はそれぞれ第6実施形態の作用説明図である。
【図18】この発明の第7実施の形態の要部を示す斜視図である。
【図19】(A),(B)はそれぞれ第7実施形態の作用説明図である。
【符号の説明】
1…固定側ジャケット
1a,1b…開口部
2…可動側ジャケット
3…ステアリングシャフト
3a…アッパーシャフト
3b…ミドルシャフト
3c…ロアーシャフト
3d…チューブ
4,5…軸受
6…ブッシュ
16…ブラケット
17…ボルト
18…モーターユニット(テレスコ駆動装置)
19…スクリュウ軸
20,40,60…ナットブロック
21…ストッパ
22,50,70,80,90,120…出力伝達ブラケット
23,26…くびれ部
24,51,71,81,91,121,…挟持部
25,53…固定部
27,44,64…ボルト挿通孔
28,55…固定用ボルト
29,56…固定用ナット
34,52…突起部
35…係合孔
55…ボルト
56…頭部
65…突起部
72…突出部
74,84,94,124,125…透孔
85…エンボス突起部
99,102…当接部
100…ワッシャー
110…バネワッシャー
130…段付きボルト

Claims (8)

  1. 車体に固定する固定側ジャケットに可動側ジャケットが同軸で軸方向移動可能に嵌合し、前記固定側ジャケットの外側面に固定したテレスコ駆動装置により前記可動側ジャケットを軸方向へ移動可能に配設し、前記可動側ジャケットに軸方向伸縮可能かつ軸中心で回転可能に支承されるステアリングシャフトの端部に軸着したステアリングホイールと運転乗員との距離を長短調整できるようにしたステアリングコラムのテレスコ構造において、
    前記固定側ジャケット内における前記可動側ジャケットの端部側の外周面を包囲して締着する環状の固定部と、前記テレスコ駆動装置の出力を伝達するスクリュウ軸が係合するナットブロックを挟持して前記固定側ジャケットに開設した開口部から外側へ延出する一対の挟持部とを一体形成してなる出力伝達ブラケットを有し、
    前記出力伝達ブラケットの固定部と挟持部の間のくびれ部がボルトとナットで締付けられ、前記ナットブロックは前記挟持部が相対して締着する断面方形のくびれ部を有して前記挟持部に回転不能に固定保持されることを特徴とするステアリングコラムのテレスコ構造。
  2. 車体に固定する固定側ジャケットに可動側ジャケットが同軸で軸方向移動可能に嵌合し、前記固定側ジャケットの外側面に固定したテレスコ駆動装置により前記可動側ジャケットを軸方向へ移動可能に配設し、前記可動側ジャケットに軸方向伸縮可能かつ軸中心で回転可能に支承されるステアリングシャフトの端部に軸着したステアリングホイールと運転乗員との距離を長短調整できるようにしたステアリングコラムのテレスコ構造において、
    前記固定側ジャケット内における前記可動側ジャケットの端部側の外周面を包囲して締着する環状の固定部と、前記テレスコ駆動装置の出力を伝達するスクリュウ軸が係合するナットブロックを挟持して前記固定側ジャケットに開設した開口部から外側へ延出する一対の挟持部とを一体形成してなる出力伝達ブラケット
    を有し、
    前記ナットブロックは前記固定側ジャケットの開口部に遊嵌し進入して前記可動側ジャケットに結合され、かつ、前記出力伝達ブラケットの挟持部に固定保持される本体からなることを特徴とするステアリングコラムのテレスコ構造。
  3. 前記本体には前記可動側ジャケットに開設した係合孔に係合する突出部と、前記スクリュウ軸が係合するネジ孔と、前記挟持部を前記ナットブロックに締着するボルトが貫通するボルト挿通孔と、及び、前記出力伝達ブラケットの挟持部に形成した一対の突出部が摺接する突起部とを有することを特徴とする請求項記載のステアリングコラムのテレスコ構造。
  4. 前記出力伝達ブラケットの一対の挟持部はそれぞれ前記ナットブロックの斜面部と摺接する突出部を有し、該挟持部がナットブロックに締着されたときに前記出力伝達ブラケットの固定部の締着力を増大させることを特徴とする請求項3記載のステアリングコラムのテレスコ構造。
  5. 前記出力伝達ブラケットの一対の挟持部の一方に、前記ナットブロックに挿通するボルトの頭部の一辺が当接できるエンボス突起部を形成し、前記ボルトを介して前記挟持部が前記ナットブロックに締着されたときに、前記ボルトに係合するナットを介して前記ボルトを押し下げ、前記ナットブロックを前記可動側ジャケットに締め付けてその締着力を増大させるようにしたことを特徴とする請求項2記載のステアリングコラムのテレスコ構造。
  6. 前記出力伝達ブラケットの一対の挟持部の一方の端部をほぼ直角に折り曲げて当接部を形成し、この当接部にコーナー部が当接する断面L形のワッシャーをボルトに嵌合し、このワッシャーにボルトの頭部を当接させボルトを回して前記挟持部が前記ナットブロックに締着されたときに、前記ボルトに係合するナットを介して前記ボルトを押し下げ、前記ナットブロックを前記可動側ジャケットに締め付けてその締着力を増大させるようにしたことを特徴とする請求項記載のステアリングコラムのテレスコ構造。
  7. 前記出力伝達ブラケットの一対の挟持部の一方の端部をほぼ直角に折り曲げて当接部を形成し、その当接部に折り曲げた一部が当接する断面く字形のバネワッシャーをボルトに嵌合し、このボルトを回して前記挟持部が前記ナットブロックに締着されたときに、前記バネワッシャーが前記当接部の下部に移動して前記ボルトを押し下げ、前記ナットブロックを可動側ジャケットに締め付け、その締着力を増大させるようにしたことを特徴とする請求項記載のステアリングコラムのテレスコ構造。
  8. 前記出力伝達ブラケットの一対の挟持部に軸芯線を共通にするが内径が大小異なる透孔を穿設し、その内径が大きい透孔には軸部を、内径が小なる透孔にはナットを係合するネジ部をそれぞれ嵌合し、このネジ部と前記軸部との間に一体形成されて前記ナットブロックのボルト挿通孔に嵌合する偏心部とを有する段付きボルトで前記出力伝達ブラケットが前記ナットブロックに締結されたときに、前記偏心部が前記ナットブロックを前記可動側ジャケットに押し付けて両者の締着力を増大させるようにしたことを特徴とする請求項記載のステアリングコラムのテレスコ構造。
JP2002155266A 2002-05-29 2002-05-29 ステアリングコラムのテレスコ構造 Expired - Fee Related JP3995530B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155266A JP3995530B2 (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ステアリングコラムのテレスコ構造
US10/443,087 US7025380B2 (en) 2002-05-29 2003-05-22 Power telescopic type steering column

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155266A JP3995530B2 (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ステアリングコラムのテレスコ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003341528A JP2003341528A (ja) 2003-12-03
JP3995530B2 true JP3995530B2 (ja) 2007-10-24

Family

ID=29561410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002155266A Expired - Fee Related JP3995530B2 (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ステアリングコラムのテレスコ構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7025380B2 (ja)
JP (1) JP3995530B2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7293481B2 (en) * 2004-03-11 2007-11-13 Delphi Technologies, Inc. Single-motor power telescope and tilt steering column
DE102004020048B4 (de) * 2004-04-23 2012-08-30 Christian Born Sicherheitslenksäule für ein Kraftfahrzeug
US7434840B2 (en) * 2004-06-01 2008-10-14 Delphi Technologies, Inc. Telltale indicator for adaptive energy absorbing system
JP4835017B2 (ja) * 2005-03-24 2011-12-14 アイシン精機株式会社 ステアリング装置
JP4961998B2 (ja) * 2006-02-09 2012-06-27 日本精工株式会社 電動式ステアリング装置
JP5076673B2 (ja) * 2006-12-15 2012-11-21 日本精工株式会社 ステアリング装置
US8020893B2 (en) * 2007-09-27 2011-09-20 Caterpillar Inc. Steering column assembly including a mechanical strut and machine using same
US7753409B2 (en) * 2008-04-01 2010-07-13 Navistar Canada, Inc. Steering assembly mechanism for adjusting a steering wheel from asymmetry to symmetry
JP5513282B2 (ja) * 2010-06-29 2014-06-04 富士機工株式会社 電動テレスコステアリング装置
JP2012218455A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Aisin Seiki Co Ltd 車両のステアリング装置
WO2013176191A1 (ja) * 2012-05-25 2013-11-28 日本精工株式会社 電動ステアリングホイールの位置調節装置
JP5957784B2 (ja) * 2013-03-28 2016-07-27 株式会社ショーワ ステアリング装置
JP6067484B2 (ja) * 2013-05-29 2017-01-25 富士機工株式会社 ステアリングコラム装置
DE102013225117A1 (de) * 2013-12-06 2015-06-11 Richard Wolf Gmbh Antriebsanordnung für ein endoskopisches Schaftinstrument
US10351159B2 (en) 2015-05-01 2019-07-16 Steering Solutions Ip Holding Corporation Retractable steering column with a radially projecting attachment
US11560169B2 (en) 2015-06-11 2023-01-24 Steering Solutions Ip Holding Corporation Retractable steering column system and method
US10343706B2 (en) 2015-06-11 2019-07-09 Steering Solutions Ip Holding Corporation Retractable steering column system, vehicle having the same, and method
CN106256651B (zh) 2015-06-16 2019-06-04 操纵技术Ip控股公司 可缩回转向柱组件及方法
DE102016111473A1 (de) 2015-06-25 2016-12-29 Steering Solutions Ip Holding Corporation Stationäre lenkradbaugruppe und verfahren
US10228047B2 (en) * 2016-06-17 2019-03-12 Robert Bosch Llc Actuator for providing relative motion between two points
US10421476B2 (en) * 2016-06-21 2019-09-24 Steering Solutions Ip Holding Corporation Self-locking telescope actuator of a steering column assembly
US10457313B2 (en) 2016-06-28 2019-10-29 Steering Solutions Ip Holding Corporation ADAS wheel locking device
US10363958B2 (en) 2016-07-26 2019-07-30 Steering Solutions Ip Holding Corporation Electric power steering mode determination and transitioning
US10189496B2 (en) 2016-08-22 2019-01-29 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering assembly having a telescope drive lock assembly
US10351160B2 (en) 2016-11-30 2019-07-16 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering column assembly having a sensor assembly
DE102017201594B4 (de) * 2017-02-01 2018-12-13 Thyssenkrupp Ag Motorisch verstellbare Lenksäule für ein Kraftfahrzeug
US10370022B2 (en) 2017-02-13 2019-08-06 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering column assembly for autonomous vehicle
US10385930B2 (en) 2017-02-21 2019-08-20 Steering Solutions Ip Holding Corporation Ball coupling assembly for steering column assembly
US10882548B2 (en) 2017-10-17 2021-01-05 Steering Solutions Ip Holding Corporation Stowable steering column apparatus
US10974756B2 (en) 2018-07-31 2021-04-13 Steering Solutions Ip Holding Corporation Clutch device latching system and method
WO2021099606A1 (fr) * 2019-11-22 2021-05-27 Robert Bosch Automotive Steering Vendôme Fourreau de colonne de direction comportant un systeme de reglage d'une position relative entre deux tubes
KR20210108014A (ko) 2020-02-25 2021-09-02 주식회사 만도 자동차의 조향컬럼
JPWO2021193451A1 (ja) * 2020-03-27 2021-09-30

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4602520A (en) * 1983-06-23 1986-07-29 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Telescopic steering column assembly
JPS61105358A (ja) * 1984-10-30 1986-05-23 Aisin Seiki Co Ltd テレスコピツク装置
JPS6283246A (ja) * 1985-10-04 1987-04-16 Aisin Seiki Co Ltd テレスコピツクステアリング装置
US4691587A (en) * 1985-12-20 1987-09-08 General Motors Corporation Steering column with selectively adjustable and preset preferred positions
US4900059A (en) * 1987-10-26 1990-02-13 Nissan Motor Co., Ltd. Tilting and telescope traveling steering column arrangement
JP2638871B2 (ja) * 1988-01-26 1997-08-06 アイシン精機株式会社 ステアリング装置
DE3822460C1 (ja) * 1988-07-02 1990-01-04 Daimler-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De
US5188392A (en) * 1989-09-19 1993-02-23 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Steering system
DE4030405C2 (de) * 1990-09-26 1994-01-27 Porsche Ag Verstellbare Sicherheitslenksäule für ein Kraftfahrzeug
DE4106735A1 (de) * 1991-03-02 1992-09-03 Porsche Ag Lenksaeule fuer kraftfahrzeuge
JP2572097Y2 (ja) 1992-03-30 1998-05-20 富士機工株式会社 電動調節式ステアリングコラム
DE19524196C1 (de) 1995-07-03 1996-11-14 Daimler Benz Ag Längsverstellvorrichtung an einem Mantelrohrteleskop einer Lenkspindel in einem Kraftfahrzeug
DE19812179C1 (de) * 1998-03-19 1999-08-19 Daimler Chrysler Ag Lenksäulenanordnung für ein Kraftfahrzeug
DE20103203U1 (de) * 2001-02-23 2001-07-05 Huf Huelsbeck & Fuerst Gmbh Vorrichtung zum fallweisen Sperren einer Lenksäule in einem Fahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003341528A (ja) 2003-12-03
US7025380B2 (en) 2006-04-11
US20030222448A1 (en) 2003-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3995530B2 (ja) ステアリングコラムのテレスコ構造
JP3094053B2 (ja) 車両用ステアリング装置
JP5528868B2 (ja) ステアリング装置
JP5708838B2 (ja) ステアリング装置
WO2012023388A1 (ja) ステアリング装置
JP5413266B2 (ja) ステアリング装置
JP4002849B2 (ja) 車両用自動変速操作装置の操作レバー構造
JP2000043739A (ja) 電動式舵取装置
US5634662A (en) Steering shaft assembly of telescopic type
JPH10250601A (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
JP2004351990A (ja) 伸縮構造及び車両用ステアリングコラム装置
US6550568B2 (en) Column assist isolation system
JPH07117686A (ja) エネルギー吸収ステアリング装置
JPH11278283A (ja) 自動車用ステアリングコラム
JP2004009920A (ja) 衝撃吸収ステアリング装置
JPH0576947U (ja) 電動調節式ステアリングコラム
KR100814754B1 (ko) 자동차의 전동 텔레스코프 조향장치
JP2588338Y2 (ja) 伸縮式ステアリングコラム装置
JPH0443421Y2 (ja)
JP2002067976A (ja) テレスコピックステアリング装置
JP3741549B2 (ja) 舵取装置及びこれに用いる取付具
JP2001080528A (ja) ステアリングギヤボックスの固定装置
JP2002059852A (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
JP2572098Y2 (ja) 電動調節式ステアリングコラムのパワーユニット
JP2007232004A (ja) 自在継手と軸の結合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070731

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees