JP3993852B2 - 対称構造を持つサーミスタ - Google Patents

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Description

本発明は、サーミスタに関するものであり、詳しくは印刷回路基板に装着されて回路を保護する機能を行う表面実装形のサーミスタに関するものである。
多くの導電性物質の固有抵抗は、温度により変ると知られている。このように温度により抵抗が変る素子を、通常サーミスタ(thermistor)と呼び、代表的には温度が上昇すると抵抗値が減少するNTC(Negative Temperature Coefficient)素子と、温度が上昇すると抵抗値が増加するPTC(Positive Temperature Coefficient)素子とに分けられる。
前記PTC素子は、常温のように低温度では抵抗が低くて電流を通過させるが、周囲の温度が上昇したり過電流により物質の温度が上昇すると、抵抗が最初の状態より約1000〜10000倍以上増えて、流れている電流を遮断するため、回路基板に実装されて過電流を抑える素子として用いられる。
しかしながら、印刷回路基板(printed circuit board;PCB)は、様々な装置がその上に装着されるため、近年のように軽薄短簫の流れでは、制約を多く受けるものである。従って、前記のような制約を回避するために様々な形態が提案されており、その中で最も一般的な形態としては、一対のラミネートされた電極の間にPTC素子をサンドイッチさせた構造である。
図17は、下記の特許文献1のPTCサーミスタの構造を示したものであり、その構造及び製造方法を簡単に見ると、PTC素子210を介して上下面に第1電極250と第2電極260とをラミネートしてある。また、PTC素子と第1電極及び第2電極の外部全面を絶縁層280で取り囲み、電極を露出させるためのギャップ290、300を絶縁層に各々形成してある。ギャップが形成されると、前記PTCサーミスタが印刷回路基板(図示せず)に実装できるようにPTC素子の上下面にある第1電極250及び第2電極260うちいずれか一面にある電極を他面に延長して形成する。このために、前記従来の技術では、下面ギャップ300と第1電極250を電気的に接続するターミナル320とを下面の一側に形成し、上面ギャップ290と絶縁層280の外部の上面と側面及び下面を取り囲みつつ、前記PTC素子の上面に位置する第2電極260と電気的に接続されたターミナル310を、下面の他側に形成してある。
しかし、前記のようにPTCサーミスタの一側電極を通電させて他側に連結する方式は、いわゆるツームストーン(Tombstone)現象を生じる。即ち、通常、サーミスタをPCBに実装する場合は、予めサーミスタのターミナル310、320にソルダーコーティングをしたサーミスタをPCBの電極パッドに整列させた後、加熱してソルダーをリフローさせることによって実装する。
ところが、この際加えられる熱によりサーミスタのPTC素子210とターミナル310、320は膨張するようになるが、これらの熱膨張係数は相互に異なるのみならず、特に上記のような構造のサーミスタは構造的に非対称形状を持つため、左右の応力分布が一定ではなくPCBの平面上に傾くようになる。その結果、はんだ付けの物理的、電気的信頼度がはるかに落ちる。
また、前記の従来の技術では、電流の流れが主に上面と下面間にのみ存在するため、PCBの限定された空間でPTCサーミスタの抵抗を低めるためには単層のPTCサーミスタを積層する方法を使用するしかなかった。
米国特許第5,907,272号
本発明は、前記のような問題点を解決するために創案されたもので、PCBに実装する際、ツームストーン現象が生じず、常温で電流の流れを増加させ得るPTCサーミスタを提供することにその目的がある。
前記のような目的を達成するために、本発明の一観点に係るサーミスタは、
上面と下面を有し、温度により抵抗が変る抵抗素子と、前記抵抗素子の上面に形成され、非導電性ギャップを介して互いに噛み合っている第1導電層及び第2導電層と、前記抵抗素子の下面に形成され、電気的に分離されている第1電極及び第2電極と、前記第1導電層と第1電極を電気的に接続する第1連結部と、前記第2導電層と第2電極を電気的に接続する第2連結部とを含む。
望ましくは、前記第1電極と第2電極に極性の異なる電圧が印加される場合、前記抵抗素子において非導電性ギャップが形成された領域を経由して、隣接する前記第1導電層と第2導電層間に電流経路が形成される。
また、前記非導電性ギャップの幅は前記抵抗素子の厚さより小さく、前記抵抗素子は正温度係数特性を持つポリマーであり、前記導電層は銅または銅の合金で形成することが望ましい。
本発明のほかの観点に係るサーミスタは、
上面と下面を持ち温度によって抵抗が変る抵抗素子と、前記抵抗素子の上面に形成され第1非導電性ギャップを介して噛合っている第1導電層及び第2導電層と、前記抵抗素子の下面に形成され第2非導電性ギャップを介して噛合っている第1電極及び第2電極と、前記第1導電層と第1電極とを電気的に接続させる第1連結部と、前記第2導電層と第2電極とを電気的に接続させる第2連結部とを含む。
本発明によるサーミスタは、構造的に対称形状であるため、構造の非対称性から生じるツームストーン現象を防止できる。また、PTCサーミスタの一面に、極性が異なる導電層を非導電性ギャップを介して相互に噛み合うように配置させることによって、電流の流れを増加させてサーミスタの抵抗特性を向上させることができる。
以下、添付した図面に基づいて本発明の望ましい実施例を詳しく説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施例によるPTCサーミスタの構造を示した上下平面図であり、図3は図1の構造においてA−A’を切断して見た断面図である。
前記図面を参照すると、本実施例のPTCサーミスタは、上下面を持つ抵抗素子10と、前記抵抗素子の上面にラミネートされている導電層20、30と、前記抵抗素子の下面にラミネートされている電極層60、70と、前記導電層と電極層を電気的に接続する連結部とを含む。
詳しく説明すると、抵抗素子10は、導電性粒子が内部に分散されて電気的にPTCの性質を持つポリマー、あるいはPTC組成物、またはNTC組成物で構成される。前記ポリマーには、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレンの重合体などが用いられ、ポリマー中に分散してある導電性粒子としては、カーボンブラックまたはその他の金属材の粒子が用いられる。
前記抵抗素子10の上面には、非導電性ギャップ50を介して相互に電気的に分離されている第1導電層20と第2導電層30が形成されている。前記第1導電層20と第2導電層30とは、抵抗素子10の上面に金属フォイルを圧着加工したり、または無電解及び/または電解メッキを実施して一つの導電層にすることで形成される。このとき使用可能な金属としては、導電性に優れた銅または銅合金が望ましい。一つの導電層を形成すると、電気的に接続されないように非導電性ギャップ50をエッチングまたは機械的加工により形成して第1導電層20と第2導電層30とに分離させる。
この時、前記非導電性ギャップ50の幅は、抵抗素子10の上面に形成される導電層20、30と、下面に形成される電極層60、70との間の距離、即ち抵抗素子10の厚さより小さくして、同一面上で隣接する導電層間及び電極間の電流が充分に流れるようにすることが望ましい。
好ましくは、前記非導電性ギャップ50を中心に、第1導電層20と第2導電層30とは相互に噛み合うように配置されている。噛み合う形状は、図1のように平面状の長方形凹凸パターンのほかに、三角凹凸、ジグザグ形、波形などが用いられる。
図1をより具体的に説明すると、第1非導電性ギャップ51は、第1側面41と隣接する位置で第1側面と平行に設置されてあり、第2非導電性ギャップ52は、前記第1非導電性ギャップ51から折り曲がって、第3側面43と隣接しつつ第1非導電性ギャップ51に対して垂直に形成されている。また、第3非導電性ギャップ53は、前記第2非導電性ギャップ52から折り曲がって、前記第1非導電性ギャップ51と平行に、全体的には抵抗素子の上面中央に位置する。また、第4非導電性ギャップ54及び第5非導電性ギャップ55は、第3非導電性ギャップ53の中央を中心に各々第2非導電性ギャップ52及び第1非導電性ギャップ51と点対称にして、第4側面44及び第2側面42に隣接するように形成される。従って、前記第1非導電性ギャップ51から第5非導電性ギャップ55を中心に、第3側面43側には第1導電層20が位置し、第4側面44側には第2導電層30が対称的に位置する。すなわち、図1に示す平面図において、第3非導電性ギャップ53の中央を中心に、第1導電層20と第2導電層30とは、点対称に配置され、第3側面43側には第1導電層20が位置し、第4側面44側には第2導電層30が位置する。
前記抵抗素子10の下面には、図2のように非導電性ギャップ56により電気的に分離されている第1電極60と第2電極70とが形成されている。前記電極は、前述した導電層20、30と同様な方法で形成されるため、別途の説明は省略する。
なお、本装置を前記図1のA−A’面、例えば第1側面41から第2側面42に切断した図3を参照して見ると、図3の左側に位置する第2側面42から第2導電層30、第5非導電性ギャップ55、第1導電層20、第3非導電性ギャップ53、第2導電層30、第1非導電性ギャップ51、第1導電層20及び第1側面41が順次位置している。即ち、第1導電層20と第2導電層30とが、交互にに位置する。
前記のような構造を持つPTCサーミスタを印刷回路基板に実装するためには、従来技術で述べたように、電極が同一の面に位置しなければならない。従って、前記第1導電層20と第1電極60とを相互に電気的に接続する連結部と、第2導電層30と第2電極70とを相互に電気的に接続する連結部とが側面に形成される。
図4a〜図4c、図5a及び図5bは、抵抗素子の両面に形成された前記導電層20、30と電極60、70とを通電させる方法を示した図面である。図4a〜図4cの連結部80、82、84は、上下面に導電層と電極層とが各々形成されたシート状のPTC素子にスリットを形成してPTC素子の断面を露出させ、露出した断面をメッキして導電層と電極とを連結することにより形成される。
図4aを見ると、第1導電層20と下面の第1電極60とを電気的に接続するために、第1側面41に連結部80を形成してある。同様の方式で、図4bは連結部82を第3側面43の一部に形成してあることを示す。図4cは、連結部84を第1側面41と第3側面43の一部に形成して第1導電層20と第1電極60とを電気的に接続したものである。このとき、前記第3側面43に形成する連結部は、下面の第1電極60の長さよりも長くてはいけない。また、第2導電層30と第2電極70との接続も、同様の方式で電気的に接続されることは言うまでもない。
図5a及び図5bは、前記図4a〜図4cのスリット方式の代案として、スルーホール(throuhg−hole)を用いて導電層と電極とを通電させたことを示す。この方法は、上下面に各々導電層と電極層が形成されたシート状のPTC素子に、パンチまたはタッピングマシンのような機械装置を用いて孔を形成し、形成された孔の内周面をメッキによってまたは鉛槽に含浸させることによって導電層と電極とを電気的に接続する方法である。
先ず、図5aを見ると、PTCサーミスタの第1側面41と第2側面42とにスルーホール状の連結部86をそれぞれ形成して、第1導電層20と第1電極とを電気的に接続すると共に、第2導電層30と第2電極とを電気的に接続させてある。また、図5bの場合においては、第3側面43と第4側面44との一部にスルーホール状の連結部88を形成して導電層と電極とをそれぞれ接続させてある。
好ましくは、本発明のPTCサーミスタは、前記のように導電層と電極とを連結する際、抵抗素子の上下対向面が相互に異なる極性になるとともに、上面及び下面上の隣接する導電層及び電極が相互に異なる極性になるように連結部を構成することによって、電流の流れをさらに増加させ得る。
一例として、前記本発明の一実施例により製造されたPTCサーミスタを印刷回路基板(図示せず)に実装し電源を印加したときの電流の流れを図6に示す。第2電極70を通じてPTCサーミスタの内部に流れ込んだ電流は、PTC素子10を介して隣接した第1電極60に直接移動したり、またはPTC素子10を介して隣接した第1導電層20aに移動した後、図面に示されていない側面の連結部を介して第1電極60に抜ける。また、第2電極70を通じて流れ込んだ電流は、高分子である抵抗素子10を介して行くより金属間を流れるほうがより速いため、一部は第2電極70と電気的に接続されている側面の連結部を介して上面の第2導電層30aを介した後に、対向する第1電極60に抜けたり、または隣接する第1導電層20aを介して側面の連結部を過ぎて第1電極60に抜けるようになる。
つまり、互いに対向する第1導電層20aと第2電極70とが相互に異なる極性になるように、且つ、第2導電層30aと第1電極60とが相互に異なる極性になるように、また第1導電層20aと第2導電層30aとが相互に異なる極性になるように、且つ、第1電極60と第2電極70とが相互に異なる極性になるように、第1導電層20aと第1電極60とを互いに接続すると共に、第2導電層30aと第2電極70とを互いに電気的に接続する。
本発明は、従来の技術とは異なり、非導電性ギャップを境界として持ち、隣接する第1導電層20と第2導電層30とを噛み合うように構成することによって、相互に異なる極性の電圧が印加される隣接導電層と内部の抵抗素子とが、一種の抵抗体を形成するようになる。また、前記第1導電層と第2導電層とは、境界面を中心に対称(線対称、点対称など)的に配置されてあるため、全体的に見ると、極性が交差する抵抗体の複数個を並列に形成した構造を持つようになる。
図7a及び図7bは、ラミネート構造のPTCサーミスタが非導電性ギャップにより三つの導電層に分けられ、各々の分けられた導電層は電極に並列に接続されている状態を概念的に示したものであり、図8は前記図7a及び図7bの並列構造を簡単に回路図で示したものである。ここで、図7aのサーミスタは、詳述した従来技術のサーミスタの構造で、上面の導電層同士かつ下面の電極同士を相互に電気的に接続している構造を持つことに比べて、図7bのサーミスタは、本発明による連結構造で、上下面の導電層と電極が交互に電気的に接続されている構造を持つ。
図9及び図10は、各々前記図7a及び図7bの構造を持つPTCサーミスタに電流が流れる場合、抵抗R2にかかる抵抗値を求めてみるための回路図である。図9は、図7aのように導電層が互いに交互に配置されていないときの回路図であり、同一面上に位置する導電層は同一の極性を持つ。従って、電流が流れても同一面上で隣接する導電層間には電流が流れることなく、対向する導電層間の経路にのみ電流が流れるようになる。このときの抵抗R2にかかる抵抗値を計算すると、rになる。
反対に、図10は前記図7bのようにR2に位置する導電層の極性が交互に配置されている場合の回路図を示したものであり、電流が流れると対向する導電層の間のみならず、交互に配置された、例えば、噛み合った導電層の間にも電流が流れるようになる。従って、電流が流れる経路が増加するため、電流の流れが多くなり、結果的に抵抗が落ちるようになる。このときの抵抗を計算すると、R2にかかる抵抗値はr/3になる。
本発明の他の実施例として、電流が流れる経路をさらに増加した形態のPTCサーミスタの構造を図11と図12に示した。図11は、抵抗素子の上面に非導電性ギャップ150を介して、相互に噛み合う第1導電層120と第2導電層130とを前記一実施例よりもさらに多い平面長方形凹凸状(櫛形形状)で配して電流の流れ経路を増加させたものである。図12は、抵抗素子の下面を示したもので、前記一実施例のように電気的に分離された第1電極160と第2電極170が形成されている。前記のような構造を持つPTCサーミスタの電流流れを図13に示した。
図13は、図11をB−B’に切断した状態を示している。電流が印加されると、相互に交互に位置する導電層が電流の流れ経路を形成するため抵抗は低くなる。図13の図面符号のうち図11及び図12と同様の符号を持つものは、同じ機能をするため、その説明は省略する。
本発明のさらに他の実施例を図14と図15に示した。図14は抵抗素子の上面を示したもので、互いに異なる極性を持つ第1導電層220と第2導電層230とを非導電性ギャップ250を境界に相互噛み合うように配置した。また、図15は前記抵抗素子の下面を示したもので、電源が印加される第1電極260と第2電極270の位置するPTCサーミスタの両側端部262、272を除いては、前記抵抗素子の上面のように平面凹凸状の電極パターンを非導電性ギャップ250を介して形成して、電流が流れる経路を増加させてある。従って、電源が印加されると、隣接する導電層の間に電流が容易に移動されるため抵抗がさらに低くなる。
一方、前記平面凹凸パターンの幅を印刷回路基板(図示せず)の配線幅と同一に製造する場合には、PTCサーミスタの下面の両端部も中央部と同様なパターンで構成でき、さらに上部パターンと下部パターンを同一の形態で製造可能である。また、本発明では凹凸状のパターンを図面で左右方向に形成したが、上下方向にパターンを形成しても全く同じ結果が出ることは言うまでもない。
前記のような構造を持つPTCサーミスタの電流の流れを図16に示した。図16は、図14をC−C’に切断した状態を示してあり、電流が印加された場合、相互に交互に位置している導電層が電流の流れ経路を形成するため抵抗が低くなる。図16の図面符号のうち図14及び図15と同一の符号を持つものは、同じ機能をするためその説明は省略する。
以上、望ましい実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本明細書および図面に記載された実施の形態は本発明の最も望ましい実施の形態に過ぎず、本発明の技術的思想を制限するものではなく、本出願のときにこれらを代替可能な多様な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。例えば、詳述した実施例における抵抗素子は、PTC特性を持つ素子で説明したが、NTC特性を持つ素子を用いてNTCサーミスタを提供することも可能である。
本発明の一実施例によるPTCサーミスタの上部平面図である。 本発明の一実施例によるPTCサーミスタの下部平面図(底面図)である。 図1と図2に示したPTCサーミスタを図1のA−A’により切断した断面図である。 本発明の一実施例による導電層と電極を連結する方式を示した図面である。 本発明の一実施例による導電層と電極を連結する方式を示した図面である。 本発明の一実施例による導電層と電極を連結する方式を示した図面である。 本発明の一実施例による導電層と電極を連結するほかの方式を示した図面である。 本発明の一実施例による導電層と電極を連結するほかの方式を示した図面である。 本発明の一実施例によるPTCサーミスタの電流の流れを模式的に示した図面である。 ラミネート構造のPTCサーミスタの複数個を並列に連結した状態を概念的に示した図面である。 ラミネート構造のPTCサーミスタの複数個を並列に連結した状態を概念的に示した図面である。 図7aおよび図7bの構造の等価回路図である。 図7aの連結構造から図8のR1、R2、R3抵抗中、抵抗R2にかかる抵抗を示す回路図である。 図7bの連結構造から図8のR1、R2、R3抵抗中、抵抗R2にかかる抵抗を示す回路図である。 本発明の他の実施例によるPTCサーミスタの上部平面図である。 本発明の他の実施例によるPTCサーミスタの下部平面図である。 図11と図12に示したPTCサーミスタを図11のB−B’により切断した断面図である。 本発明のさらに他に実施例によるPTCサーミスタの上部平面図である。 本発明のさらに他の実施例によるPTCサーミスタの下部平面図である。 図14と図15に示したPTCサーミスタを図14のC−C’により切断した断面図である。 従来のPTCサーミスタの構造を示した図面である。
符号の説明
10 抵抗素子
20、20a 第1導電層
30、30a 第2導電層
41、42、43、44 側面
50、51、52、53、54、55、56 非導電性ギャップ
60 第1電極
70 第2電極
80、82、84、86、88 連結部
120、220 第1導電層
130、230 第2導電層
150、250 非導電性ギャップ
160、260 第1電極
170、270 第2電極
262、272 端部

Claims (11)

  1. 上面と下面を有し、温度により抵抗が変る抵抗素子と、
    前記抵抗素子の上面に形成され、非導電性ギャップを介して互いに噛み合っている第1導電層及び第2導電層と、
    前記抵抗素子の下面に形成され、電気的に分離されている第1電極及び第2電極と、
    前記第1導電層と第1電極を電気的に接続する第1連結部と、
    前記第2導電層と第2電極を電気的に接続する第2連結部と、
    を含み、
    前記第1導電層と第2電極とが前記抵抗素子を介して互いに対向し、前記第2導電層と第1電極が前記抵抗素子を介して互いに対向するように、前記第1導電層と第2導電層及び第1電極と第2電極が配置されていることを特徴とするサーミスタ。
  2. 前記第1電極と第2電極とに極性の異なる電圧が印加される場合、前記抵抗素子において非導電性ギャップが形成された領域を経由して、隣接する前記第1導電層と第2導電層間に電流経路が形成されることを特徴とする請求項1に記載のサーミスタ。
  3. 前記非導電性ギャップの幅は、前記抵抗素子の厚さより小さいことを特徴とする請求項1または2に記載のサーミスタ。
  4. 前記抵抗素子は、正温度係数特性を持つポリマーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサーミスタ。
  5. 前記第1導電層及び第2導電層は、銅または銅合金からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサーミスタ。
  6. 前記第1電極及び第2電極は、銅または銅合金からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサーミスタ。
  7. 前記第1連結部及び第2連結部は、各々前記抵抗素子の一側面及び他側面を通じて前記第1導電層と第1電極及び前記第2導電層と第2電極を電気的に接続することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のサーミスタ。
  8. 前記抵抗素子の一側面及び他側面には、各々スルーホールが形成されており、前記第1連結部及び第2連結部は各々前記スルーホールを通じて前記第1導電層と第1電極及び前記第2導電層と第2電極を電気的に接続することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のサーミスタ。
  9. 前記非導電性ギャップは、その形状が長方形凹凸パターン、ジグザグ形、または波形であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のサーミスタ。
  10. 前記第1電極と第2電極は、非導電性ギャップを間に置いて、相互噛み合って配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のサーミスタ。
  11. 前記第1電極と第2電極間の非導電性ギャップは、その形状が長方形凹凸パターン、ジグザグ形、または波形であることを特徴とする請求項10に記載のサーミスタ。
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