JP3989157B2 - 冷却ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却器と、この冷却器の下側に対応して設けられたドレンパンと、このドレンパンに受容されたドレン水を排出する排水手段を備えた冷却ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種冷却ユニットは、例えばプレハブ低温庫(冷凍・冷蔵庫)や業務用冷却貯蔵庫の庫内天壁に冷却器を配置し、送風機によって天井部から庫内に強制的に冷気を対流させる構造とされている。そして、冷却器の下側にはドレンパンが設けられており、冷却器からの露や除霜水等の排水を受け、このドレンパン内に受けた排水は配水管によって庫外に排出していた。
【0003】
ここで、図9を参照して従来のドレンパン100を説明する。図9はドレンパン100の斜視図である。このドレンパン100は一端を中心として回動することにより下方に開放可能とされており、開放側から回動側にわたって徐々に低く傾斜して形成されている。そして、このドレンパン100の上面には、開放側から回動側にわたって徐々に下側に凹陥される凹陥部101が形成されている。
【0004】
この凹陥部101に相当するドレンパン100の上方には、図示しないドレンポンプが設けられており、このドレンポンプによってドレンパン100上に受容されたドレン水を外部に排水している。また、前記凹陥部101に相当するドレンパン100の回動側の側面には排水口102が形成されており、通常は図示しない蓋部材などにより閉塞されている。そして、係るドレンポンプが故障などの理由によりドレンパン100上のドレン水の排水が不可能となった場合には、前記排水口102の蓋部材を除去することにより係る排水口102からドレン水の排水を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のドレンパン100は、メンテナンス時などに作業員がドレンパン100を開放した際に、前記ドレンポンプ又は排水口102などから排水しきれなかったドレン水がドレンパン100から流下する問題があった。
【0006】
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、排出手段によって排出しきれないドレン水がドレンパンから流下することを未然に回避することができる冷却ユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却ユニットは、冷却器と、この冷却器の下側に対応して設けられたドレンパンと、このドレンパンに受容されたドレン水を排出する排水手段を備えてなるものであって、ドレンパンは、一端を中心として回動することにより下方に開放可能とされていると共に、このドレンパンには、ドレンパン上面に形成された凹陥部と、この凹陥部の前記ドレンパン他端側の上面を閉塞する閉塞板とから下側に凹陥して一端側に開口したドレンポケットが形成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、冷却器と、この冷却器の下側に対応して設けられたドレンパンと、このドレンパンに受容されたドレン水を排出する排水手段を備えてなる冷却ユニットにおいて、ドレンパンは、一端を中心として回動することにより下方に開放可能とされており、このドレンパンには、下側に凹陥して一端側に開口したドレンポケットを形成したので、ドレンパン上に残留するドレン水は、ドレンパンを開放した際、ドレンポケット内に受け止められることになる。
【0009】
これにより、メンテナンス時などに作業員がドレンパンを開放した場合にも、排水手段にて排出し切れなかったドレン水が流下する不都合を未然に防止することができるようになる。
【0010】
特に、ドレンパン上面に形成された凹陥部と、この凹陥部のドレンパン他端側の上面を閉塞する閉塞板とからドレンポケットを形成したので、簡単な構成でドレンポケットを形成することができ、生産コストの低減を図ることが可能となるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の冷却ユニット1の斜視図、図2は本発明の冷却ユニット1のドレンパン2の開放時の斜視図、図3は冷却ユニット1の側断面図、図4はドレンパン2の開放時の冷却ユニット1の側断面図を示している。この冷却ユニット1は、例えばプレハブ冷蔵庫や低温作業場などの例えば天井面などに設置される冷却ユニットであり、前面に通風グリル3を形成した外装ケース4内に、後方から順に図示しない圧縮機や凝縮器などによって構成される冷却装置と周知の冷凍サイクルを構成する冷却器5と、通風グリル3側に冷気を吐出するシロッコファン6とにより構成されている。
【0012】
そして、この外装ケース4の後面には、図示しない吸込口が形成されており、前記シロッコファン6が運転されると、吸込口から外装ケース4内に流入した空気は、前記冷却器5によって冷却され、シロッコファン6によって通風グリル3より貯蔵室又は作業場内を冷却する。貯蔵室又は作業場内を循環した冷気は、再び冷却ユニット1の吸込口から外装ケース4内に帰還する。
【0013】
一方、前記冷却器5の下方には、例えば硬質合成樹脂によって真空成型されるドレンパン2が設けられる。このドレンパン2は、後端を中心として回動することにより下方に開放可能とされていると共に、ドレンパン2の下面は、前端から後端にわたって徐々に低く傾斜して形成されている。
【0014】
また、ドレンパン2の上面には、前端から後端にわたって徐々に下側に凹陥した凹陥部2Aが形成されている。この凹陥部2Aの後端に位置するドレンパン2の後壁には、図5乃至図7に示す如き内方に突出して形成される突部7が形成されており、この突部7には、前後に貫通して形成された排水口7Aが設けられている。そして、この排水口7Aには、後方からドレンパイプ8が突部7を貫通して取り付けられると共に、このドレンパイプ8の前端には、取付部材10が取り付けられ、ドレンパイプ8の離脱を防止している。更に、このドレンパイプ8の後端には、蓋部材としてのドレンキャップ9が取り外し自在に取り付けられている。
【0015】
また、このドレンパン2の凹陥部2Aの前部には、上面を閉塞する閉塞板13が例えば接着材料などによって接着されており、凹陥部2Aの開放側及び上面を閉塞すると共に、凹陥部2Aの回動側を開放するドレンポケット14を形成している。
【0016】
一方、外装ケース4内の冷却器5の側方には、ドレンパン2の上方に位置してドレン水の排出手段としてのドレンポンプ11が設けられている。このドレンポンプ11は、ドレンホース12を介して例えば冷却ユニット1が設けられる天井面などに接続されており、係るドレンホース12によってドレンパン2上のドレン水が外部に排水される。
【0017】
以上の構成により、前記冷却装置の除霜運転などによって冷却器5に生じたドレン水は、冷却ユニット1の下部に設けられたドレンパン2に滴下される。このドレン水は、ドレンパン2の凹陥部2Aに貯留された後、前記ドレンポンプ11の運転によりドレンホース12を介して例えば冷却貯蔵庫などの天井部から外部に排水される。
【0018】
また、係るドレンポンプ11が故障等により正常に運転されなかった場合には、前記ドレンパン2の後壁に設けられたドレンパイプ8のドレンキャップ9を開放することにより、開口部材10及びドレンパイプ8を介してドレンパン2の凹陥部2Aに貯留されたドレン水を外部に排水する。
【0019】
しかし、上述の如くドレンポンプ11又はドレンパイプ8によって排水しきれないドレン水が生じる。係るドレンパン2上に残留するドレン水は、ドレンパン2を開放した際に、凹陥部2Aの前方に移動し、この凹陥部2Aの前部に設けられたドレンポケット14内に収容される。
【0020】
これにより、冷却ユニット1のメンテナンス時などに作業員がドレンパン2を開放した場合であっても、上述の如きドレンパン2上に残留したドレン水は、凹陥部2Aの前部に設けられたドレンポケット14内に収容されるため、ドレン水は床などに流下する不都合を未然に防止することができる。
【0021】
また、上記ドレンポケット14は、ドレンパン2の凹陥部2Aの前部に、閉塞板13を取り付けるという簡単な構成で係るドレンポケット14を形成することができ、生産コストの低減を図ることが可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、冷却器と、この冷却器の下側に対応して設けられたドレンパンと、このドレンパンに受容されたドレン水を排出する排水手段を備えてなる冷却ユニットにおいて、ドレンパンは、一端を中心として回動することにより下方に開放可能とされており、このドレンパンには、下側に凹陥して一端側に開口したドレンポケットを形成したので、ドレンパン上に残留するドレン水は、ドレンパンを開放した際、ドレンポケット内に受け止められることになる。
【0023】
これにより、メンテナンス時などに作業員がドレンパンを開放した場合にも、排水手段にて排出し切れなかったドレン水が流下する不都合を未然に防止することができるようになる。
【0024】
特に、ドレンパン上面に形成された凹陥部と、この凹陥部のドレンパン他端側の上面を閉塞する閉塞板とからドレンポケットを形成したので、簡単な構成でドレンポケットを形成することができ、生産コストの低減を図ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷却ユニットの斜視図である。
【図2】 図1の冷却ユニットのドレンパン開放時の斜視図である。
【図3】 冷却ユニットの側断面図である。
【図4】 図3の冷却ユニットのドレンパン開放時の側断面図である。
【図5】 ドレンパン部分の側面図である。
【図6】 ドレンパン開放時のドレンパン部分の側面図である。
【図7】 ドレンパンの分解斜視図である。
【図8】 ドレンパンの斜視図である。
【図9】 従来の冷却ユニットのドレンパンの斜視図である。
【符号の説明】
1 冷却ユニット
2 ドレンパン
2A 凹陥部
3 通風グリル
4 外装ケース
5 冷却器
6 シロッコファン
7 突部
7A 排水口
8 ドレンパイプ
9 ドレンキャップ
10 取付部材
11 ドレンポンプ
12 ドレンホース
13 閉塞板
Claims (1)
- 冷却器と、この冷却器の下側に対応して設けられたドレンパンと、このドレンパンに受容されたドレン水を排出する排水手段を備えてなる冷却ユニットにおいて、
前記ドレンパンは、一端を中心として回動することにより下方に開放可能とされていると共に、このドレンパンには、ドレンパン上面に形成された凹陥部と、この凹陥部の前記ドレンパン他端側の上面を閉塞する閉塞板とから下側に凹陥して前記一端側に開口したドレンポケットが形成されていることを特徴とする冷却ユニット。
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