JP3988447B2 - 転がり軸受の取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車輪用転がり軸受の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図18に示すような車輪用転がり軸受の取付け構造70がある。これは、外輪部材71に2列の玉72を介して軸心73回りに回転自在に支持された内輪部材74を備える転がり軸受75を、車体側に組込まれたナックル76に取付けるための構造である。
【0003】
前記取付け構造70は、ナックル76に形成した挿通穴77の車両インナ側(以下単に「インナ側」という)Aに径方向内向きに突出するよう形成した抜止め片78と、ナックル76の挿通穴77の車両アウタ側(以下単に「アウタ側」という)Bに形成した装着溝に嵌着する止め輪80とから構成されている。
【0004】
なお、前記内輪部材74の中心穴にはブレーキディスクロータ81を取付けるためのハブフランジ82が形成されたハブホイール83の胴部がアウタ側Bから圧入され、このハブホイール83の中心穴には、等速ジョイント84の椀形外輪部材85に一体形成された軸部86がスプラインを介して軸心73回りに回転一体に圧入されている。
【0005】
また、図19で示すような取付け構造70が提案されている。これは、ナックル76に形成した挿通穴77のインナ側Aに径方向内向きに突出するよう形成した抜止め片78と、外輪部材71がアウタ側に移動するのを規制するための次のような手段とから構成されている。
【0006】
すなわちこの手段は、外輪部材71のアウタ側B隅端部に、水平部87と折曲部88とからなる断面略L字形のスリーブ89を嵌着し、このスリーブ89の水平部87の周方向所定間隔置きに弾性片90を形成し、前記ナックル76の挿通穴77におけるアウタ側B内周面端部に、前記弾性片90が係止する溝91を形成してなる。
【0007】
このような取付け構造では、外輪部材71をナックル76の挿通穴77に挿通する際、弾性片90が挿通穴の端部外周面92で押圧されて軸心73に向けて倒れるように撓み、外輪部材71が所定位置、すなわち外輪部材71の端部が抜止め片78に当たるまで挿入されると、弾性片90がその弾性力により起きて溝91内に入り込み、溝壁面に弾性片90の端面が当たって互いが係合し、これによって外輪部材71が車両アウタ側Bに抜出るのを防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで近年、車輪用転がり軸受では、軸心73方向への縮小化が進められているが、図18に示した上記従来の取付け構造70では、外輪部材71をナックル76に圧入した後にナックル76の挿通穴77のアウタ側Bに形成した溝に嵌着する止め輪80を有しているので、その分だけナックル76のアウタ側Bの長さ(図にαで示す)が必要になる。
【0009】
また図19で示した上記従来の取付け構造では、スリーブ89の折曲部88はその厚み分だけ外輪部材71の端面からアウタ側Bに突出(図のβで示す)しており、また弾性片90を倒すために挿通穴77の端部壁面が所定の長さ必要であるため、その分だけナックル76の軸心73方向の長さが大きくなっている。
【0010】
そして、上記従来技術のように、ナックル76の軸心73方向の幅を取付け構造70のために確保しなければならないことは、設計の自由度を低下させることにつながる。
【0011】
そこで本発明は、上記課題を解決し得る転がり軸受における取付け構造の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、外輪部材の内方に配置された転動体を介して支軸を軸心回りに回転自在に支持するための転がり軸受を、支持部材に形成した挿通穴に挿通して取付けるための取付構造であって、前記支持部材の一側に、外輪部材の端部に当接してこれが軸心方向一側に抜出るのを防止するための抜止め片が設けられ、前記挿通穴の周方向に沿って形成された取付け用凹部に支持される抜止め部材が設けられ、この抜止め部材は、環状の本体の一側に設けられる位置決め用変形部と、前記本体を介して位置決め用変形部の他側に設けられる装着用変形部とから構成され、前記装着用変形部は、抜止め部材を前記挿通穴の軸心方向他側から挿入して取付け用凹部に装着する際に、挿通穴の周面に押圧されて縮径するとともに、取付け用凹部に装着された際に拡径して、取付け用凹部の他側に形成した係止面に係止するものであり、前記位置決め用変形部は、抜止め部材が取付け用凹部に装着された後に前記転がり軸受を挿通穴に軸心方向他側から挿入する際に、前記外輪部材の外周面に押圧されて拡径するとともに、外輪部材の外周面上に形成した係止用凹部が取付け用凹部に径方向対向位置に位置した際に縮径して、係止用凹部の一側に形成した係止面に係止するものであり、前記装着用変形部と位置決め用変形部とが、それぞれ本体の円周方向に所定間隔置きに櫛歯状に形成され、さらに、装着用変形部から本体を介して位置決め用変形部にかけて順次小径となる。
【0013】
上記構成によれば、抜止め部材を支持部材に形成した挿通穴の軸心方向他側から挿入して取付け用凹部に装着する際には、抜止め部材の装着用変形部が挿通穴の周面に押圧されて縮径し、抜止め部材が取付け用凹部に装着された際に装着用変形部が拡径して取付け用凹部に形成した係止面に係止し、転がり軸受を挿通穴に軸心方向他側から挿入する際に、抜止め部材の位置決め用変形部が外輪部材の外周面に押圧されて拡径し、外輪部材の外周面上に形成した係止用凹部が取付け用凹部に径方向対向位置に位置するとともに転がり軸受の外輪部材が抜止め片に当接した際に縮径して、係止用凹部に形成した係止面に係止することで、転がり軸受が支持部材に対して、軸心方向両側に移動するのが阻止されるよう取付けられる。
【0014】
これにより、従来転がり軸受の取付けのために用いていた止め輪を省いて、装置全体の軸心方向の長さを小さくすることが可能となり、従って、設計の自由度が向上する。
また、前記抜け止め部材の装着用変形部と位置決め用変形部とが、それぞれ本体の円周方向に所定間隔置きに櫛歯状に形成されたことによれば、装着用変形部は支持部材の取付け用凹部に押圧されて拡径し、位置決め用変形部は転がり軸受の外輪部材の外周面の係止用凹部に押圧されて縮径することで、抜止め部材の周方向途中に縮径用おn一部切断部分を設けることなく支持部材に対する抜止め部材の装着、あるいは支持部材に対する転がり軸受の装着が可能となり、縮径用の一部切断部分を設ける必要がないことから、抜止め部材全体の剛性が向上し、支持部材に対して転がり軸受を確実に位置決めすることが可能となる。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明における転がり軸受の取付け構造は、外輪部材の内方に配置された転動体を介して支軸を軸心回りに回転自在に支持するための転がり軸受を、支持部材に形成した挿通穴に挿通して取付けるために、前記支持部材の一側に、外輪部材の端部に当接してこれが軸心方向一側に抜出るのを防止するための抜止め片が設けられ、前記挿通穴の周方向に沿って形成された取付け用凹部に支持される抜止め部材が設けられ、この抜止め部材は、環状の本体の一側に設けられる位置決め用変形部と、前記本体を介して位置決め用変形部の他側に設けられる装着用変形部とから構成され、前記装着用変形部は、抜止め部材を前記挿通穴の軸心方向他側から挿入して取付け用凹部に装着する際に、挿通穴の周面に押圧されて縮径するとともに、取付け用凹部に装着された際に拡径して、取付け用凹部の他側に形成した係止面に係止するものであり、前記位置決め用変形部は、抜止め部材が取付け用凹部に装着された後に前記転がり軸受を挿通穴に軸心方向他側から挿入する際に、前記外輪部材の外周面に押圧されて拡径するとともに、外輪部材の外周面上に形成した係止用凹部が取付け用凹部に径方向対向位置に位置した際に拡径して、係止用凹部の一側に形成した係止面に係止する。
【0016】
この構成においても、転がり軸受の外輪部材が抜止め片に当接した状態で、転がり軸受が支持部材に対して軸心方向両側に移動するのが確実に阻止されるように取付けられ、これにより、従来転がり軸受の取付けのために用いていた止め輪を省いて、装置全体の軸心方向の長さを小さくすることが可能となり、従って、設計の自由度が向上する。
【0017】
さらに、上記課題を解決するために、本発明における転がり軸受の取付け構造は、外輪部材の内方に配置された転動体を介して支軸を軸心回りに回転自在に支持するための転がり軸受を、支持部材に形成した挿通穴に挿通して取付けるための取付け構造であって、前記支持部材の一側に、外輪部材の端部に当接してこれが軸心方向一側に抜出るのを防止するための抜止め片が設けられ、前記挿通穴の周方向に沿って形成された取付け用凹部に支持される抜止め部材が設けられ、この抜止め部材は、環状の本体の一側に設けられて抜止め部材を取付け用凹部に装着した際に、取付け用凹部の一側に形成した係止面に係止する係止部と、前記本体の他側に設けられる装着用変形部と、この装着用変形部に設けられる位置決め用変形部とから構成され、前記装着用変形部は、抜止め部材を前記挿通穴の軸心方向他側から挿入して取付け用凹部に装着する際に、挿通穴の周面に押圧されて縮径するとともに、取付け用凹部に装着された際に拡径して、取付け用凹部の他側に形成した係止面に係止するものであり、前記位置決め用変形部は、抜止め部材が取付け用凹部に装着された後に前記転がり軸受を挿通穴に軸心方向他側から挿入する際に、前記外輪部材の外周面に押圧されて拡径するとともに、外輪部材の外周面上に形成した係止用凹部が取付け用凹部に径方向対向位置に位置した際に縮径して、係止用凹部の一側に形成した係止面に係止する。
【0018】
この構成においても、転がり軸受の外輪部材が抜止め片に当接した状態で、転がり軸受が支持部材に対して軸心方向両側に移動するのが確実に阻止されるように取付けられ、これにより、従来転がり軸受の取付けのために用いていた止め輪を省いて、装置全体の軸心方向の長さを小さくすることが可能となり、従って、設計の自由度が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る車軸用軸受(転がり軸受)の取付け構造を、図面に基づいて説明する。まず、本発明の第一の実施形態に係る取付け構造を、図1〜図8に基づいて説明する。
【0021】
本発明の第一の実施形態における車軸用軸受1は、筒状で単一の外輪部材2の内方に、二列の玉(転動体の一例)3を介して軸心4回りに回転自在に支持される、筒状で軸心4方向に二列で突合わされた一対の内輪部材5と、前記外輪部材2と各内輪部材5との間の環状軸受空間6に配置されて各玉3を円周方向等配位置に転動自在に保持するための保持器7と、前記環状軸受空間6の車両インナ側(以下単に「インナ側」と称す)A端部および車両アウタ側(以下単に「アウタ側」と称す)B端部に配置されて、環状軸受空間6内部に潤滑材を封入するとともに外部から泥水等が浸入するのを防止するためのシール部材8とから構成されている。
【0022】
前記各列の玉3の内輪軌道面として各内輪部材5の外周面が用いられ、各列の玉3の外輪軌道面として前記外輪部材2の内周面が用いられている。
【0023】
前記内輪部材5の内周面には、ブレーキディスクロータ9、図示しないタイヤホイールおよびタイヤを取付けるためのハブホイール10の胴部がアウタ側Bから圧入され、このハブホイール10のアウタ側Bは径方向外向きに拡径されて、前記ブレーキディスクロータ9の取付け凹面9aが当接するハブフランジ11が形成され、このハブフランジ11とブレーキディスクロータ9とは、取付けボルト12によって固定されている。図の符号13は、ブレーキディスクロータ9にタイヤホイールを固定するためのハブボルトを示す。
【0024】
また前記ハブホイール10の中心穴には、車体側に組付けられる等速ジョイント15の椀形外輪部16に一体的に形成した軸部17(車軸)が、インナ側AからスプラインSを介して挿通(圧入)され、前記軸部17のアウタ側B端部にナット部材18が螺着され、このナット部材18の締結力により軸部17とハブホイール10とが軸心4方向に分離するのを防止されて回転一体に連結されるとともに、両列の玉3に対して所定の予圧が付与されている。
【0025】
なお前記等速ジョイント15として、ツェッパタイプ(バーフィールド型)と称されるものが用いられており、前記椀形外輪部16の内部に、駆動シャフト19の端部を挿通固定した内輪部20、前記ハブホイール10を駆動シャフト19に対して傾動案内するための玉21、およびその保持器22を備えている。
【0026】
上記した構成の車軸用軸受1を、車両側に組込まれた支持部材(以下、ナックルという)23に取付けるための取付け構造24が設けられている。なお、このナックル23には、前記車軸用軸受1(外輪部材2)を挿通支持するための挿通穴25が形成されている。
【0027】
前記取付け構造24は、前記ナックル23の挿通穴25の一側を径方向内向きに縮径して形成されて、前記車軸用軸受1の外輪部材2の端部に当接してこれが軸心4方向一側、すなわちインナ側Aに抜出るのを防止するための抜止め片26と、前記挿通穴25の周面上の軸心4方向の他側寄り、すなわちアウタ側B寄りに周方向に沿って形成された環状の取付け用凹部27と、この取付け用凹部27に大径基部が支持される抜止め部材28と、前記外輪部材2の外周面上のアウタ側B寄りに形成されて、後述する抜止め部材28の位置決め用変形部34が挿入される係止用凹部32とから構成されている。
【0028】
そして図2乃至図4に示すように、前記抜止め部材28は、環状の本体35と、装着用変形部30と、位置決め用変形部34とから形成されている。前記装着用変形部30は、本体35のアウタ側Bに一体的に形成されるものであり、抜止め部材28を前記挿通穴25のアウタ側Bから挿入する際に、挿通穴25の周面に押圧されて縮径し、取付け用凹部27に装着される際に拡径して、取付け用凹部27と挿通穴25を連続する段付き状のアウタ側係止面29に係止するものである。
【0029】
また前記位置決め用変形部34は、図2乃至図5に示すように、本体35のインナ側Aに一体的に形成するものであり、抜止め部材28を取付け用凹部27に装着した後に前記転がり軸受31を挿通穴25にアウタ側Bから挿入する際に、転がり軸受31の外輪部材2の外周面に押圧されて拡径し、その後、外輪部材2の外周面上に前記取付け用凹部27の径方向対向位置に形成した係止用凹部32内に入るよう縮径して、係止用凹部32に形成したインナ側係止面33に係止するものである。
【0030】
前記抜止め部材28において、装着用変形部30と位置決め用変形部34とは、それぞれ円周方向に所定間隔置きに形成されて櫛歯状になっており、前記装着用変形部30と位置決め用変形部34は、本体35側のそれぞれの基部が、本体35に対して可撓性を有して形成されている。
【0031】
そして、装着用変形部30から位置決め用変形部34に向けて順次小径となるよう形成され、装着用変形部30の最大径R1が挿通穴25のインナ側Aの径R2よりも大きく設定され、位置決め用変形部34の最小径R3が外輪部材2の外周径R4(挿通穴25の径R2にほぼ等しい)よりも小さく設定されることで、装着用変形部30が取付け用凹部27に入ってそのアウタ側係止面29に係止可能となり、位置決め用変形部34が係止用凹部32に入って、外輪部材2の外周面に連続する前記段付き状のインナ側係止面33に係止可能となる。
【0032】
また、取付け用凹部27のインナ側Aに、転がり軸受31を挿通穴25にアウタ側Bから挿入する際に拡径する位置決め用変形部34の変形を許容する、取付け用凹部27よりも小径の許容用凹部14が連成されている。
【0033】
なお、前記ナックル23の挿通穴25におけるアウタ側B端部の径は、取付け用凹部27の径よりも小さく、かつ挿通穴25のインナ側Aの径R2よりも大きく形成されている。
【0034】
そして、前記許容凹部14を含んだ取付け用凹部27全体の軸心4方向の幅は、抜止め部材28全体の幅にほぼ等しい長さに設定されている。
【0035】
次に、ナックル23に転がり軸受1を装着する手順を説明する。まず、抜止め部材28を、その位置決め用変形部34側から挿通穴25に対して挿入するようにして、ナックル23に形成した取付け用凹部27に対して抜止め部材28を予め装着しておく。
【0036】
このとき、位置決め用変形部34の最小径R3は、挿通穴25の径R2(アウタ側端部の径)よりも小さく設定されることで、挿通穴25に容易に挿入されるが、装着用変形部30の最大径R1は、挿通穴25の径R2よりも大きく設定されている。
【0037】
しかし、装着用変形部30は、本体35に対して撓むように形成されるとともに櫛歯状に形成されているので、抜止め部材28をさらにインナ側Aに押圧すると、装着用変形部30がナックル23の挿通穴25におけるアウタ側B端部の周面に押圧されて縮径し、装着用変形部30の弾性に抗して押圧することで、抜止め部材28がナックル23内に挿入可能となる。
【0038】
さらに抜止め部材28をインナ側Aに押圧することにより、抜止め部材28が取付け用凹部27に入り、抜止め部材28の装着用変形部30が拡径するようもとの形状に復元し、その端部が取付け用凹部27のアウタ側係止面29に係止し、抜止め部材28が取付け用凹部27に装着される。
【0039】
このようにして抜止め部材28を取付け用凹部27に装着した後、今度は車軸用軸受1をナックル23の挿通穴25に装着する。
【0040】
この場合、抜止め部材28における位置決め用変形部34の最小径R3は、外輪部材2の外周径R4よりも小さく設定されているが、位置決め用変形部34は、本体35に対して撓むように形成されているので、車軸用軸受1を、その外輪部材2を押圧してナックル23の挿通穴25にアウタ側Bからインナ側Aに向けて挿入すると、位置決め用変形部34が車軸用軸受1の外輪部材2の外周面に押圧されて拡径する。このように拡径した状態では、位置決め用変形部34は許容凹部14に入り込むように外輪部材2を回避する。このため、車軸用軸受1を位置決め用変形部34の弾性に抗して押圧することで、車軸用軸受1は挿通穴25に挿入可能となる。
【0041】
そして車軸用軸受1の外輪部材2がナックル23の一側に形成した抜止め片26に当接した位置で、抜止め部材28の位置決め用変形部34が係止用凹部32に入って、その端部がインナ側係止面33に係止する。
【0042】
上記のようにして車軸用軸受1がナックル23の挿通穴25に装着された状態では、車軸用軸受1は、抜止め片26によってインナ側Aへ抜止めが確実になされ、抜止め部材28における位置決め用変形部34が係止用凹部32のインナ側係止面33に係止し、抜止め部材28における装着用変形部30が取付け用凹部27のアウタ側係止面29に係止することで、アウタ側Bへの抜止めが確実になされる。
【0043】
上記のように、抜止め部材28における位置決め用変形部34の最小径R3を、挿通穴25の径R2よりも小さく設定しているが、装着用変形部30は、本体35に対して撓むように形成するとともに櫛歯状に形成することにより、抜止め部材28に縮径用の一部切断部分を設けることのない環状に形成することができ、これにより、その一部切断部分を設けた抜止め部材に比べて、車軸用軸受1をナックル23に装着した状態で剛性が高く、確実に車軸用軸受1の抜止めを行うことができる。
【0044】
また、従来のように、車軸用軸受1がアウタ側Bに抜出るのを防止するための止め輪を省略することができ、従って、この止め輪のためにナックル23の幅を大きくする必要がなく、ナックル23と車軸用軸受1のそれぞれのアウタ側B端面を軸心4方向に一致させて径方向の同一平面内に位置させることができるので、ナックル23の縮小化を図ることができ、従って、設計の自由度を向上させることができる。
【0045】
そして、上記のようにして車軸用軸受1をナックル23に装着した後は、ハブホイール10の胴部をアウタ側Bから内輪部材5の中心穴に圧入し、続いてハブホイール10の中心穴に、椀形外輪部材16の軸部17をインナ側AからスプラインSを介して圧入し、軸部17の端部にナット部材18を螺合する。
【0046】
ところで、メンテナンス等のためにナックル23から車軸用軸受1を取外す場合は、上記と逆の動作を行う。すなわち、ナット部材18を軸部17から取外し、椀形外輪部材16をインナ側Aに引抜き、続いてハブホイール10を車軸用軸受1からアウタB側に引抜き、その後、ナックル23から車軸用軸受1を取外す。このとき、抜止め部材28の弾性(剛性)に抗して、車軸用軸受1をナックル23からアウタ側Bに引抜くよう車軸用軸受1に負荷をかける。そうすると、図7に示すように、例えば抜止め部材28の位置決め用変形部34が本体35から切断され、これにより車軸用軸受1をナックル23から取外すことができる。
【0047】
あるいは、車軸用軸受1をナックル23から取外すために、図8に示すように、所定の治具、すなわちリリース用リング36を用いることによって行うこともできる。すなわち、リリース用リング36を、ナックル23と外輪部材22の間の隙間に押し込んで装着用変形部30に当て、リリース用リング36をさらに押し込んで装着用変形部30が許容用凹部14内に入るように変形させて、位置決め用変形部34の端部とインナ側係止面33との係止を解除させる。この状態を保持したまま車軸用軸受1をナックル23から引抜くようにして取外すようにすることもでき、このようにすれば、車軸用軸受1を取外す際に、抜止め部材28を破壊することがないので、その再利用が可能となり、また抜止め部材28の装着用変形部30を本体35から切断するようにして車軸用軸受1を取外す場合に比べて小さな力で行うことができる。
【0048】
次に、本発明の第二の実施形態を図9〜図15に基づいて説明する。本発明の第二の実施形態が第一の実施形態と異なる構成は、車軸用軸受1を、車両側に組込まれたナックル23に取付けるための取付け構造24であるので、この取付け構造24について詳述する。
【0049】
本発明の第二の実施形態に係る取付け構造24は、ナックル23に形成した挿通穴25のインナ側Aに、車軸用軸受1の外輪部材2のインナ側A端部に当接してこれが軸心4方向一側、すなわちインナ側Aに抜出るのを防止するための抜止め片26と、前記挿通穴25のアウタ側B位置に周方向に沿って形成された、環状の取付け用凹部27と、この取付け用凹部27に支持される抜止め部材50と、外輪部材2のアウタ側Aの外周面上に形成した係止用凹部32とから構成されている。
【0050】
図9〜図13に示すように、前記抜止め部材50は、環状で狭幅の本体53と、この本体53の他側に、櫛歯状に設けられた断面L字形の装着用変形部51と、この装着用変形部51の内径端部から一側に向けて折曲される位置決め用変形部55と、前記本体53の他側に設けられた支持用折曲部52とから一体的に形成されている。
【0051】
前記支持用折曲部52は、本体53からインナ側Aに向けて順次縮径するよう傾斜して形成されており、その最小径R7は、挿通穴25の径R2とほぼ等しく設定され、最大径R8は挿通穴25の径R2よりも大きく設定され、この支持用折曲部52は前記本体53に対して適度な可撓性を有している。
【0052】
前記装着用変形部51の最大径は、支持用折曲部52の最大径R8に等しく形成され、その径方向に沿う端部は、径方向に伸縮可能なように可撓性を有している。
【0053】
前記位置決め用変形部55の内径R6は、車軸用軸受1の外輪部材2の外周径R4よりも小さく設定され、装着用変形部51の端部が可撓性を有していることで、位置決め用変形部55は拡径可能となっている。
【0054】
なお、前記ナックル23の挿通穴25におけるアウタ側B端部の径は、取付け用凹部27の径よりも小さく挿通穴25のインナ側Aの径R2よりも大きく形成されている。他の部分の構成は、上記第一の実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0055】
上記構成において、ナックル23に転がり軸受1を装着する手順を説明する。まず、図12に示すように、抜止め部材50をその支持用折曲部52側から挿通穴25に挿入するようにして、ナックル23の挿通穴25周面に形成した取付け用凹部27に対して抜止め部材50を予め装着しておく必要がある。
【0056】
このとき、支持用折曲部52の最小径R7は、挿通穴25の径R2とぼぼ等しく設定されていることで挿通穴25のアウタ側Bから容易に挿入されるが、装着用変形部51の最大径は支持用折曲部52の最大径R8に等しく形成されており、これは挿通穴25の径R2(アウタ側B端部の径)よりも大きく設定されている。
【0057】
しかし、支持用折曲部52を一体的に形成している本体53は、環状で狭幅に形成されているので、支持用折曲部52を無理に挿通穴25に、アウタ側Bから押し込むことにより変形して挿通穴25に入る。さらに押し込むことにより、今度は櫛歯状の装着用変形部51がそれらの間の隙間を詰めるように本体53に対して縮径する方向に撓むことで、抜止め部材50を挿通穴25に挿通することが可能となる。そして、抜止め部材50が取付け用凹部27に対して装着される際に、抜止め部材50全体がわずかに拡径する。このとき、支持用折曲部52の端部が取付け用凹部27のインナ側係止面27aに係止し、装着用変形部51の端部が取付け用凹部27のアウタ側係止面29に係止して、抜止め部材50が軸心4方向へ移動するのが阻止される。
【0058】
このようにして抜止め部材50を取付け用凹部27に装着した後、今度は車軸用軸受1をナックル23の挿通穴25に装着する。
【0059】
この場合、位置決め用変形部55の内径R6は、車軸用軸受1の外輪部材2の外周径R4よりも小さく設定されているが、車軸用軸受1の外輪部材2の外周面で位置決め用変形部55が押圧されると、図13に示すように、装着用変形部51の端部が撓んで、位置決め用変形部55が拡径することになる。これにより、車軸用軸受1がナックル23の挿通穴25に挿入可能となる。
【0060】
さらに、車軸用軸受1をその外輪部材2が抜止め片26に当接するまで挿入して、取付け用凹部27に係止用凹部32が径方向に対向すると、図14に示すように、位置決め用変形部55が縮径するよう復元して、その先端部が係止用凹部32のインナ側係止面33に係止する。
【0061】
このように、車軸用軸受1は、抜止め片26によってインナ側Aへ抜止めが確実になされ、装着用変形部51の端部が取付け用凹部27のアウタ側係止面29に係止し、位置決め用変形部55の先端部が係止用凹部32のインナ側係止面33に係止することでアウタ側Bへの抜止めがなされる。
【0062】
そして上記したように、装着用変形部51の最大径は、支持用折曲部52の最大径R8に等しく形成されており、これは挿通穴25の径R2よりも大きく設定されているが、支持用折曲部52を一体的に形成している本体53は、環状で狭幅に形成されているので、支持用折曲部52を無理に挿通穴25に押し込むことにより変形して挿通穴25に挿入することが可能になる。
【0063】
このため、抜止め部材50の途中に縮径用の一部切断部分を設けることなく環状に形成することができ、これにより、その一部切断部分を設けた抜止め部材に比べて、車軸用軸受1をナックル23に装着した状態で剛性が高く、確実に車軸用軸受1の抜止めを行うことができる。
【0064】
また、従来のように、車軸用軸受1がアウタ側Bに抜出るのを防止するための止め輪を省略することができ、従って、この止め輪のためにナックル23の幅を大きくする必要がなく、ナックル23と車軸用軸受1のそれぞれのアウタ側B端面を軸心4方向に一致させて径方向の同一平面内に位置させることができるので、ナックル23の縮小化を図ることができ、従って、設計の自由度を向上させることができる。
【0065】
そして、上記のようにして車軸用軸受1をナックル23に装着した後は、ハブホイール10をアウタ側Bから内輪部材5の中心穴に圧入し、続いてハブホイール10の中心に、インナ側Aから椀形外輪部材16の軸部17を、スプラインSを介して圧入し、軸部17の端部にナット部材18を螺合する。
【0066】
ところで、メンテナンス等のためにナックル23から車軸用軸受1を取外す場合は、上記と逆の動作を行うものであり、ナット部材18を軸部17から取外し、椀形外輪部材16をインナ側Aに引抜き、続いてハブホイール10を車軸用軸受1からアウタB側に引抜き、その後、ナックル23から車軸用軸受1を取外す。このとき、抜止め部材50弾性(剛性)に抗して、車軸用軸受1をナックル23からアウタ側Bに引抜くよう車軸用軸受1に負荷をかける。そうすると、図15に示すように、例えば抜止め部材50の位置決め用変形部55が本体53から切断され、これにより車軸用軸受1をナックル23から取外すことができる。
【0067】
なお、上記各実施形態では、車軸用軸受1をナックル23に対してアウタ側Bからインナ側Aに挿入する構成に取付け構造24を適用させたがこれに限定されるものではない。
【0068】
例えば、車軸用軸受1をナックル23の挿通穴25に対してインナ側Aからアウタ側Bに向けて挿入する構成の場合にも適用できる。
【0069】
図16は、上記第一の実施形態における取付け構造24を、インナ側Aとアウタ側Bとで逆位置に配置した構成を示している。
【0070】
また図17は、上記第二の実施形態における取付け構造24を、インナ側Aとアウタ側Bとで逆位置に配置した構成を示している。
【0071】
これら図16および図17に示した構成では、ナックル23の挿通穴25に対して車軸用軸受1をインナ側Aからアウタ側Bに挿入するもので、抜止め片26によって車軸用軸受1がアウタ側Bに抜止めされ、抜止め部材28,50によって車軸用軸受1がインナ側Aに抜止めされる。
【0072】
これらの構成においても、上記各実施形態と同様に、抜止め部材28,50に縮径用の一部切断部分を設けることなく環状に形成することができ、これにより、その一部切断部分を設けた抜止め部材に比べて、車軸用軸受1をナックル23に装着した状態で剛性が高く、確実に車軸用軸受1の抜止めを行うことができる。
【0073】
また、従来のように、車軸用軸受1が抜出るのを防止するための止め輪を省略することができ、従って、この止め輪のためにナックル23の幅を大きくする必要がなく、ナックル23と車軸用軸受1のそれぞれのインナ側A端面を軸心4方向に一致させて径方向の同一平面内に位置させることができるので、ナックル23の縮小化を図ることができ、従って、設計の自由度を向上させることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかな通り、本願の請求項1または2に係る発明によれば、前記転がり軸受を、支持部材に対して軸心方向両側に移動するのを確実に阻止するよう取付けることができ、従来転がり軸受の取付けのために用いていた止め輪を省いて、装置全体の軸心方向の長さを小さくすることが可能となり、従って、設計の自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す取付け構造を含む車輪用軸受部分の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】同じく抜止め部材の単体断面図である。
【図3】同じく抜止め部材の単体正面図である。
【図4】同じくナックルに抜止め部材を装着する際の断面図である。
【図5】同じくナックルに車軸用軸受を装着する際の断面図である。
【図6】同じく車軸用軸受にハブホイールおよび等速ジョイントを組付けた断面図である。
【図7】同じくナックルから車軸用軸受を引抜く際の一例を示す断面図である。
【図8】同じくナックルから車軸用軸受を引抜く際の別例を示す断面図である。
【図9】本発明の第二の実施形態を示す取付け構造を含む車輪用軸受部分の全体構成を示す縦断面図である。
【図10】同じく抜止め部材の単体断面図である。
【図11】同じく抜止め部材の単体正面図である。
【図12】同じくナックルに抜止め部材を装着する際の断面図である。
【図13】同じくナックルに車軸用軸受を装着する際の断面図である。
【図14】同じく車軸用軸受にハブホイールおよび等速ジョイントを組付けた断面図である。
【図15】同じくナックルから車軸用軸受を引抜く際の一例を示す断面図である。
【図16】他の実施形態を示す取付け構造を車輪用軸受部分に適用させた全体構成を示す縦断面図である。
【図17】他の実施形態を示す取付け構造を車輪用軸受部分に適用させた全体構成を示す縦断面図である。
【図18】従来例を示す車軸用軸受の取付け構造の全体断面図である。
【図19】別の従来例を示す車軸用軸受の取付け構造の部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 車軸用軸受
2 外輪部材
4 軸心
23 ナックル
24 取付け構造
25 挿通穴
26 抜止め片
27 取付け用凹部
28 抜止め部材
29 アウタ側係止面
30 装着用変形部
32 係止用凹部
33 インナ側係止面
34 位置決め用変形部
35 本体
A インナ側
B アウタ側

Claims (2)

  1. 外輪部材の内方に配置された転動体を介して支軸を軸心回りに回転自在に支持するための転がり軸受を、支持部材に形成した挿通穴に挿通して取付けるための取付構造であって、
    前記支持部材の一側に、外輪部材の端部に当接してこれが軸心方向一側に抜出るのを防止するための抜止め片が設けられ、前記挿通穴の周方向に沿って形成された取付け用凹部に支持される抜止め部材が設けられ、この抜止め部材は、環状の本体の一側に設けられる位置決め用変形部と、前記本体を介して位置決め用変形部の他側に設けられる装着用変形部とから構成され、前記装着用変形部は、抜止め部材を前記挿通穴の軸心方向他側から挿入して取付け用凹部に装着する際に、挿通穴の周面に押圧されて縮径するとともに、取付け用凹部に装着された際に拡径して、取付け用凹部の他側に形成した係止面に係止するものであり、前記位置決め用変形部は、抜止め部材が取付け用凹部に装着された後に前記転がり軸受を挿通穴に軸心方向他側から挿入する際に、前記外輪部材の外周面に押圧されて拡径するとともに、外輪部材の外周面上に形成した係止用凹部が取付け用凹部に径方向対向位置に位置した際に縮径して、係止用凹部の一側に形成した係止面に係止するものであり、前記装着用変形部と位置決め用変形部とが、それぞれ本体の円周方向に所定間隔置きに櫛歯状に形成され、さらに、装着用変形部から本体を介して位置決め用変形部にかけて順次小径となることを特徴とする転がり軸受の取付け構造。
  2. 外輪部材の内方に配置された転動体を介して支軸を軸心回りに回転自在に支持するための転がり軸受を、支持部材に形成した挿通穴に挿通して取付けるための取付け構造であって、
    前記支持部材の一側に、外輪部材の端部に当接してこれが軸心方向一側に抜出るのを防止するための抜止め片が設けられ、前記挿通穴の周方向に沿って形成された取付け用凹部に支持される抜止め部材が設けられ、この抜止め部材は、環状の本体の一側に設けられて抜止め部材を取付け用凹部に装着した際に、取付け用凹部の一側に形成した係止面に係止する係止部と、前記本体の他側に設けられる装着用変形部と、この装着用変形部に設けられる位置決め用変形部とから構成され、前記装着用変形部は、抜止め部材を前記挿通穴の軸心方向他側から挿入して取付け用凹部に装着する際に、挿通穴の周面に押圧されて縮径するとともに、取付け用凹部に装着された際に拡径して、取付け用凹部の他側に形成した係止面に係止するものであり、前記位置決め用変形部は、抜止め部材が取付け用凹部に装着された後に前記転がり軸受を挿通穴に軸心方向他側から挿入する際に、前記外輪部材の外周面に押圧されて拡径するとともに、外輪部材の外周面上に形成した係止用凹部が取付け用凹部に径方向対向位置に位置した際に縮径して、係止用凹部の一側に形成した係止面に係止するものであることを特徴とする転がり軸受の取付け構造。
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