JP2002195254A - 車輪軸受装置 - Google Patents

車輪軸受装置

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JP2002195254A JP2000397738A JP2000397738A JP2002195254A JP 2002195254 A JP2002195254 A JP 2002195254A JP 2000397738 A JP2000397738 A JP 2000397738A JP 2000397738 A JP2000397738 A JP 2000397738A JP 2002195254 A JP2002195254 A JP 2002195254A
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ball
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    • F16C2240/82Degree of filling, i.e. sum of diameters of rolling elements in relation to PCD
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪軸受装置の軸受寿命や軸受剛性の向上、
並びに軽量化やコンパクト化を図る。 【解決手段】 車輪軸受装置1は、車輪取り付け用のフ
ランジ14および複列のインナレース17,23を有す
る内方部材10と、複列のアウタレース32を有する外
方部材30と、内方部材10と外方部材30との間に介
在する複列のボール40とを具備する。この車輪軸受装
置1において、複列のボール40を保持器のない総ボー
ルとし、かつ総ボールのボール列の総すきまをボール直
径の42%以下に規制した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
おいて車輪を車体に対して回転自在に支持するための車
輪軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輪軸受装置は、車輪に取り付けるため
のハブ輪を軸受によって回転自在に支持するもので、駆
動輪用と従動輪用とに大別される。構造上の理由から、
駆動輪用では内輪回転が、従動輪用では内輪回転と外輪
回転の両方式がそれぞれ使用される。
【0003】従来の車輪軸受装置では、回転側と固定側
との間に介在させた複列のボールを、接触角をもって回
転側や固定側の部材に接触させた複列アンギュラ玉軸受
が多用されている。この軸受装置において、各ボールは
保持器によって円周方向に等配され、この保持器によっ
て円周方向で隣接するボール同士の接触が防止されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の車輪軸受装置で
は、車両の設計自由度の向上、燃費向上、メンテナンス
費用の削減等の観点から軸受装置のさらなる寿命増大や
剛性向上、コンパクト化、軽量化が望まれている。本発
明はかかる要請に応えることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、請求項1に記載した解決手段として、
複列のインナレースを有する内方部材と、インナレース
に対向する複列のアウタレースを有する外方部材と、内
方部材と外方部材との間に介在する複列のボールとを具
備し、外方部材または内方部材の何れか一方に車輪取り
付け用のフランジを設けた車輪軸受装置において、複列
のボールのうち、少なくともインボード側のボール列を
総ボールとし、かつ総ボールのボール列に、ボール間す
きまの過剰拡大を規制するためのすきま管理手段を設け
た。
【0006】一般に車輪軸受においては、複列の軸受の
うちで特にインボード側で荷重条件が厳しく、車輪軸受
装置全体の寿命はインボード側の軸受寿命によって大き
く左右される。したがって、複列のボールのうち、少な
くともインボード側のボール列を保持器のない総ボール
とすれば、ボール個数を増やすことができ、個々のボー
ルに負荷される軸受荷重が低減される。そのため、軸受
寿命の向上、延いては車輪軸受装置全体の寿命向上を図
ることができると共に、軸受装置の軽量化やコンパクト
化も可能となる。インボード側のみならず、アウトボー
ド側のボール列も総ボールとすればさらなる軸受寿命や
剛性等の向上が期待できる。
【0007】総ボール形式の場合、ボール間の円周方向
の隙間が大きすぎると、回転中にボール同士が激しく衝
突して打音や発熱の発生が懸念されるため、ボール間す
きまの過剰拡大を規制するためのすきま管理手段を設け
る必要がある。
【0008】すきま管理手段としては、ボール間の総す
きま(図2参照)を一定値以下に規制するものが考えら
れる。この総すきまをボール直径の42%以下とすれ
ば、打音の発生抑制に有効となる。
【0009】上記各構成において、インボード側ボール
列のボール個数をアウトボード側ボール列のそれよりも
多くすれば、各ボールが受ける軸受荷重が軽減されるの
で、軸受寿命や軸受剛性の増大を図ることができる。
【0010】これと同様の観点から、本発明では、請求
項5に記載の解決手段として、複列のインナレースを有
する内方部材と、インナレースに対向する複列のアウタ
レースを有する外方部材と、内方部材と外方部材との間
に介在する複列のボールとを具備し、外方部材または内
方部材の何れか一方に車輪取り付け用のフランジを設け
た車輪軸受装置において、インボード側ボール列のボー
ル個数をアウトボード側ボール列のそれよりも多くした
ものである。
【0011】これにより荷重条件の厳しいインボード側
で負荷容量を高めることができ、軸受寿命や軸受剛性の
向上が達成される。この場合、複列のボールのボール径
を同一とすることにより、ボールサイズをインボード側
とアウトボード側で共通化することができ、部品点数の
削減が図られる。
【0012】上記各構成において、アウトボード側のボ
ールは保持器で保持することができる。保持器を使用す
ることにより、アウトボード側でのボール同士の衝突が
確実に規制されるので、打音や発熱の発生防止が図られ
ると共に、ボールの組み込みも容易となって組み立て工
数の削減が達成される。
【0013】上記各構成においては、複列のボールを外
方部材のアウタレースおよび内方部材のインナレースと
それぞれ接触角をもって接触させ、かつ最大荷重負荷時
にも軸受すきまが負となる予圧を付与するのが望まし
い。上記各構成により、軸受の最大負荷容量が増大する
ので、予圧は最大荷重負荷時にも軸受すきまが負となる
ように設定しなければならない。複列のボールを各レー
スに接触角をもって接触させれば、アキシャル方向での
予圧調整でアキシャル軸受すきまおよびラジアル軸受す
きまを必要な値に設定することができる。
【0014】内方部材は、車輪取り付け用のフランジ、
一方のインナレース、および小径軸部を有するハブ輪
と、ハブ輪の小径軸部に固定され、他方のインナレース
を有する内輪とで構成することができる。あるいは内方
部材を、車輪取り付け用のフランジを有するハブ輪と、
このハブ輪外周に嵌合され、それぞれにインナレースを
有する複列の内輪とで構成することもできる。
【0015】ハブ輪を塑性変形させて内輪をハブ輪に固
定すれば、ナット等の締め付けトルクで内輪の抜け止め
と予圧調整を行う場合に比べ、車輪軸受装置の軸方向寸
法の小型化やユーザーサイドでの予圧調整が不要とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図7に基づいて説明する。
【0017】図1は駆動輪用の車輪軸受装置1を例示す
るものである。図示のように、この車輪軸受装置1は、
内方部材10、内方部材10の外径側に配置された外方
部材30、内方部材10と外方部材30の間に介在させ
た複列のボール40とを主要構成要素とする。なお、以
下の説明において、車両に取り付けた状態で車両の車幅
方向外側寄りとなる側をアウトボード側といい、図1、
図3、図4、図7では左側がアウトボード側となる。一
方、車両の中央寄りとなる側をインボード側といい、上
記各図では右側がインボード側となる。
【0018】図1に示す実施形態において、内方部材1
0は、ハブ輪11の外周に内輪21を固定することによ
って構成される。
【0019】ハブ輪11は中空状で、その中心部には、
図示しない等速自在継手の構成部品である継手外輪のス
テム部を挿入するための貫通孔12が形成される。貫通
孔12にはセレーション部13が形成され、このセレー
ション部に継手外輪のステム部をセレーション嵌合させ
ることによって継手外輪がハブ輪11とトルク伝達可能
に結合される。ハブ輪11の外周には図示しない車輪を
取り付けるためのフランジ14が形成され、このフラン
ジ14の円周方向等間隔位置に、ホイールディスクを固
定するためのハブボルト15が植え込まれている。ハブ
輪10外周のフランジ14よりもインボード側には、第
一インナレース17が形成され、そのさらにインボード
側に小径軸部18が形成されている。小径軸部18のア
ウトボード側は半径方向の肩面19になっている。
【0020】ハブ輪11の小径軸部18には、外周面に
第二インナレース23を形成した内輪21が嵌合され
る。内輪21は、クリープを防ぐため、適当な締め代を
もって小径軸部18外周に圧入される。ハブ輪11外周
の第一インナレース17と内輪21外周の第二インナレ
ース23とで内方部材10の複列のインナレースが形成
される。
【0021】外方部材30は、外周に車体(図示せず)
に取り付けるためのフランジ31を有し、内周に複列の
アウタレース32を有する。この複列のアウタレース3
2と、ハブ輪11および内輪21に形成された第一およ
び第二インナレース17,23との間に複列のボール4
0が所定の接触角(例えば35°)をもって組み込ま
れ、複列のアンギュラ玉軸受が構成されている。外方部
材30の両端開口部にはシール3,4が装着され、軸受
内部に充填したグリースの漏洩並びに軸受外部からの水
や異物の侵入を防止するようになっている。
【0022】この実施形態にかかる車輪軸受装置1で
は、等速自在継手の継手外輪のステム部をハブ輪11の
貫通孔12に挿入し、内輪21の背面を継手外輪の肩部
に突き合わせた状態で、ステム部の端部に形成したねじ
部にナットを締め付けることにより、車輪軸受装置と等
速自在継手とを結合してユニット化した状態で使用され
る。締め付けに伴い、内輪21の正面がハブ輪11の肩
面19と当接し、インナレース17,23間の寸法が規
定されて軸受内部に予圧が付与される。
【0023】なお、従動輪用の車輪軸受装置の場合に
は、貫通孔12は必ずしも必要ではなく、ハブ輪11を
中実状に形成することもできる。また、従動輪用では、
車輪を取り付けるフランジ14を外方部材30に設け、
内方部材10を車体側に取り付けて外方部材30を回転
側として使用することもできる。
【0024】本発明では、複列のボール40列が総ボー
ルとされる。図7に示すように、従来の車輪軸受装置
1’では、ボール40列を保持器6によって円周方向等
間隔に保持していたのであるが、本発明では複列のボー
ル40列を保持器のない総ボールとしたものである。
【0025】このように総ボール形式とすることによ
り、ボール径が従来の保持器付き車輪軸受装置1’のボ
ール径と同寸法である場合は、従来装置1’に比べて組
み込むボール40の数を多くすることができ、静定格荷
重や動定格荷重といった負荷容量を増して軸受装置1の
寿命や剛性を向上させることができる。また、ボール径
およびボール数を従来装置1’と同じにした場合には、
ボールPCDを減じて軽量化やコンパクト化を図ることが
できる。このように総ボール形式とした場合、ボール
径、ボール個数、あるいはボールPCDの大小(多少)関
係を従来装置1’のそれと適宜異ならせることにより、
軸受寿命や軸受剛性の向上、あるいは軽量化やコンパク
ト化といった効果を選択的に得ることができる。
【0026】なお、上述のように総ボール形式として負
荷容量を増大させた場合には、最大荷重負荷時にも軸受
すきまが負とならないよう軸受の予圧を従来装置1’よ
りも高める必要がある。
【0027】ところで総ボール形式とした場合には、ボ
ール40同士の接触や衝突が不可避となる。この場合、
ボール間すきまが過剰に拡大するとボール40同士の衝
突による打音や発熱の発生が顕著となり、実用上問題を
生じる。そのため、ボール間すきまの過剰拡大を規制す
るためのすきま管理手段50を軸受内に配設する必要が
ある。
【0028】すきま管理手段50としては、例えばボー
ル間の総すきまを一定値以下に規制するものが考えられ
る。ここで「総すきま」とは、図2に示すように、全て
のボール40を寄せ集めて隣接するボール40同士を接
触させた際にできる円周方向のすきまを意味する。
【0029】図5および図6は、総すきまSを異ならせ
て軸受について運転中の打音レベルを測定したものであ
る。図5は総すきまS(図2参照)をボール径(ボール
直径)Dの42%に設定したもの、図6は総すきまSを
ボール径Dの7.6%に設定したものである。両図にお
いて縦軸は打音レベルを、横軸は経過時間を表す。
【0030】図5および図6から明らかなように打音レ
ベルは総すきまSの幅が小さくなるほど低下している。
図5では、打音レベルが周期的に急増しているが、その
最大レベルも許容範囲内である。従って、総すきまSは
小さいほど望ましく、ボール径Dの42%以下が望まし
い。但し、総すきまSが小さすぎるとボール40の組み
込みが困難となるのでボール径Dの0.7%以上とする
のが望ましい。
【0031】図1では、複列のボール列の双方を総ボー
ルとした場合を図示しているが、荷重条件の厳しいイン
ボード側のボール列のみを総ボールとする一方、アウト
ボード側では、保持器によってボール40を円周方向等
間隔に保持する保持器付きとすることもできる。アウト
ボード側で保持器を使用した場合、アウトボード側での
打音や発熱の発生を防止できると共に、レース(17,
23)(32)間へのボールの組み込みが容易となって
組み立て工数の削減が図られる。
【0032】軸受寿命や軸受剛性の向上は、荷重条件の
厳しいインボード側のボール列のボール40数をアウト
ボード側のボール列のそれよりも増大させることによっ
ても達成される。この時、インボード側のボール列は総
ボール形式とする他、保持器付きとしてもよい。この場
合、ボール40の直径をインボード側とアウトボード側
で同一としておけば、ボール40のサイズをインボード
側とアウトボード側で共通化でき、部品点数の削減が達
成される。
【0033】図3および図4は本発明の他の実施形態を
示すもので、以下に説明する事項を除き、図1と共通の
部材には同一符号を付して重複説明を省略する。何れの
タイプの車輪軸受装置1にも本発明を適用することがで
きる。
【0034】図3は、ハブ輪11と内輪21をハブ輪1
1の塑性変形によって固定し、ユニット化したものであ
る。図示例は、ハブ輪11の小径軸部18を内輪21の
背面から突出させ、曲げ加締めによりこの突出部分を外
径側に塑性変形させて内輪21の抜け止めを図っている
(加締め部を符号8で示す)。もちろん、ハブ輪11を
塑性変形させる具体的方法はこれに限定されるものでは
ない。
【0035】図4に示す実施形態では、内方部材10
は、車輪取り付け用のフランジ14を有するハブ輪11
と、このハブ輪11の外周に嵌合した複列の内輪21
a,21bとで構成される。ハブ輪11のフランジ14
よりもインボード側には、図1に示す小径軸部18より
も長い小径軸部18’が形成され、この小径軸部18’
の外周に、それぞれの外周にインナレース17,23を
形成した一対の内輪21a,21bが突き合わせ状態で
圧入される。外方部材30は、車体取り付け用のフラン
ジ31を有する支持部材34と支持部材34の内周に嵌
合固定した外輪35とで構成される。外輪35の内周に
複列のアウタレース32が形成されている。外輪35
は、支持部材34の一端に内径側に突出させて形成され
た係止部34aとの間に止め輪36を介在させることに
よって支持部材34からの脱落が規制されている。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
もインボード側のボール列を総ボールとし、あるいはイ
ンボード側のボール数をアウトボード側よりも多くして
いるので、軸受寿命や軸受剛性を高めることができ、さ
らには軽量化やコンパクト化を図ることも可能となる。
また、ボール間すきまの過剰拡大を規制するすきま管理
手段を備えているので、ボール同士の衝突による打音や
発熱の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車輪軸受装置の縦断面図であ
る。
【図2】ボール列を示す正面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す縦断面図である。
【図5】実験結果を示す図である。
【図6】実験結果を示す図である。
【図7】従来の車輪軸受装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 車輪軸受装置 6 保持器 8 加締め部 10 内方部材 11 ハブ輪 14 フランジ(車輪取り付け用) 17 インナレース(アウトボード側) 18 小径軸部 18’小径軸部 21 内輪 21a 内輪 21b 内輪 23 インナレース(インボード側) 30 外方部材 31 フランジ(車体取り付け用) 32 アウタレース 40 ボール 50 すきま管理手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複列のインナレースを有する内方部材
    と、インナレースに対向する複列のアウタレースを有す
    る外方部材と、内方部材と外方部材との間に介在する複
    列のボールとを具備し、外方部材または内方部材の何れ
    か一方に車輪取り付け用のフランジを設けた車輪軸受装
    置において、 複列のボールのうち、少なくともインボード側のボール
    列を総ボールとし、かつ総ボールのボール列に、ボール
    間すきまの過剰拡大を規制するためのすきま管理手段を
    設けたことを特徴とする車輪軸受装置。
  2. 【請求項2】 すきま管理手段がボール間の総すきまを
    一定値以下に規制するものである請求項1記載の車輪軸
    受装置。
  3. 【請求項3】 上記ボール間の総すきまをボール直径の
    42%以下に設定した請求項2記載の車輪軸受装置。
  4. 【請求項4】 インボード側ボール列のボール個数をア
    ウトボード側ボール列のそれよりも多くした請求項1〜
    3何れか記載の車輪軸受装置。
  5. 【請求項5】 複列のインナレースを有する内方部材
    と、インナレースに対向する複列のアウタレースを有す
    る外方部材と、内方部材と外方部材との間に介在する複
    列のボールとを具備し、外方部材または内方部材の何れ
    か一方に車輪取り付け用のフランジを設けた車輪軸受装
    置において、 インボード側ボール列のボール個数をアウトボード側ボ
    ール列のそれよりも多くしたことを特徴とする車輪軸受
    装置。
  6. 【請求項6】 複列のボールのボール径を同一とした請
    求項5記載の車輪軸受装置。
  7. 【請求項7】 アウトボード側のボールを保持器で保持
    した請求項1〜6何れか記載の車輪軸受装置。
  8. 【請求項8】 複列のボールを外方部材のアウタレース
    および内方部材のインナレースとそれぞれ接触角をもっ
    て接触させ、かつ最大荷重負荷時にも軸受すきまが負と
    なる予圧を付与した請求項1〜7何れか記載の車輪軸受
    装置。
  9. 【請求項9】 内方部材が、車輪取り付け用のフラン
    ジ、一方のインナレース、および小径軸部を有するハブ
    輪と、ハブ輪の小径軸部に固定され、他方のインナレー
    スを有する内輪とで構成された請求項1〜8何れか記載
    の車輪軸受装置。
  10. 【請求項10】 内方部材が、車輪取り付け用のフラン
    ジを有するハブ輪と、このハブ輪外周に嵌合され、それ
    ぞれにインナレースを有する複列の内輪とで構成された
    請求項1〜8何れか記載の車輪軸受装置。
  11. 【請求項11】 ハブ輪を塑性変形させて内輪をハブ輪
    に固定した請求項9または10記載の車輪軸受装置。
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