JP3988340B2 - 画像処理装置およびそれを備えた複写装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置に関するものであり、詳しくは処理を分割しパイプライン処理により高速化をした画像処理装置に関するものであり、例えばカラー複写装置において複写禁止物を検出する等に応用される画像処理装置、及び当該画像処理装置を備えた複写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の画像処理装置の一例であるカラー複写装置を示す概略構成図である。カラー複写装置には紙幣等の複写を禁止されているものを複写しようとしたとき、複写物禁止物を検出し、複写を止める機能が備えられている。
【0003】
この画像処理装置を含む複写装置は、被複写物を走査して入力画像データS1を出力するスキャナ1を有している。スキャナ1の出力側には、画像処理部2および印刷処理部(HOST)3が接続されている。印刷処理部3は、入力画像データS1を入力し、印刷用出力データS3として出力する機能を有している。印刷処理部3の出力側には、印刷用出力データS3を入力して印刷するプリンタ4が接続されている。印刷処理部3は印刷処理の他、スキャナの制御、プリンタの制御、画像処理部2の全体制御をするコンピュータを含んでいるためホスト(HOST)と呼ばれる。以下ではHOST3という。
【0004】
画像処理部2は、例えばマイクロコンピュータ等で構成され、入力画像データS1を入力してプログラムに基づいた所定の処理を行い、あらかじめ登録された登録画像と一致するか否かを判定し判定信号S2を出力する。あるいは画像処理部2はHOST3のコンピュータ上で動作するプログラムで実現されていることもある。その場合もプログラムである画像処理部2より判定信号S2が出力される。
【0005】
この画像処理装置では、例えば紙幣等、複写すべきでないものの画像が登録パターンとして予め登録され、入力画像データS1に登録パターンと一致する部分が含まれているとき、判定信号S2がアクティブになり、 HOST3はこれによりプリンタ4を停止させたり、印刷用出力データS3を変化させ正常な複写が得られないようにすることにより、複写が得られないようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像処理装置では、次のような課題があった。
【0007】
例えば画像処理部2における処理がプログラムに基づいて行われる場合には、処理速度がスキャナ1やプリンタ4の動作速度に対して遅い。そのため画像処理部2の処理が終わるまでスキャナやプリンタを待たせておかなければならなかった。これではスキャナやプリンタの高速性を活かせないという問題があった。このため画像処理部2を、スキャナ1やプリンタ4の動作速度にも充分対応できる処理速度を達成する必要があるという課題があった。また、スキャナ1が被複写物を走査し終わって、入力画像データS1が揃ってから処理するのでなく、走査と平行して連続的に画像処理を行うことが求められた。
【0008】
また画像処理部2における処理が、ハードウエアによって行われる場合にも、大量の画像処理データをどのように内部で受け渡しをするかが問題であった。また、入力画像データの仕様変更(例えばビット長、データ長、フォーマット等の変更)、画像処理仕様の変更、それらに伴って内部で渡されるデータ仕様の変更等に対してハードウエアがどのように柔軟に対応するかも問題であった。一般に上記問題に応えるにはそれに応じたコストや動作上のオーバーヘッドが必要となる。しかしながら、上記問題と同時に、また経済性の面では最適化された無駄の無い必要最小限のハードウエアにする必要もあり、また性能面では全体として高速なスループットの良好な画像処理装置および複写装置を実現することが必要であり、これらの相反する問題をどのように解決するかが課題であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本願発明の画像処理装置は、データを入力して所定の処理をそれぞれ行い、該処理の結果である出力データを後段の画像処理ブロックに対する入力データとしてそれぞれ送出することによってパイプライン処理を行う複数段の画像処理ブロックを備えた画像処理装置であって、第1の画像処理ブロックと、当該第1の画像処理ブロックの次段の第2の画像処理ブロックと、バッファメモリと、FIFOメモリとを有し、第1の画像処理ブロックは、当該画像処理ブロックでの処理結果である出力データを所定データ量の単位毎に順次前記バッファメモリを介して第2の画像処理ブロックに1又は複数渡し、前記バッファメモリ内の前記出力データの格納位置を示すポインタと第2の画像処理ブロックで実行すべき処理を指定するコマンドとを、順次前記FIFOメモリを介して第2の画像処理ブロックに渡す構成を有し、前記FIFOメモリは、前記バッファメモリのデータ格納容量に応じて段数が決定され、且つ対応する画像処理ブロックの処理能力に応じて前記段数が変更可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】
また、データを入力して所定の処理をそれぞれ行い、該処理の結果である出力データを後段の画像処理ブロックに対する入力データとしてそれぞれ送出することによってパイプライン処理を行う複数段の画像処理ブロックを備えた画像処理装置であって、第1の画像処理ブロックと、当該第1の画像処理ブロックの次段の第2の画像処理ブロックと、バッファメモリと、FIFOメモリとを有し、第1の画像処理ブロックは、当該画像処理ブロックでの処理結果である出力データを所定データ量の単位毎に順次前記バッファメモリに1又は複数格納し、前記所定データ量の単位毎に対応した前記バッファメモリ内の前記出力データの格納位置を示すポインタと第2の画像処理ブロックで実行すべき処理を指定するコマンドとを順次前記FIFOメモリに格納し、第2の画像処理ブロックは、前記FIFOメモリから順次ポインタとコマンドとを読み出し、該ポインタに基づいて前記バッファメモリから出力データを読み出し、該出力データに基づいて前記コマンドで指定された処理をする構成を有し、前記FIFOメモリは、前記バッファメモリのデータ格納容量に応じて段数が決定され、且つ対応する画像処理ブロックの処理能力に応じて前記段数が変更可能に構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、前記バッファメモリと前記FIFOメモリとは、対応する画像処理ブロックの処理能力に応じて、前記バッファメモリのデータ格納容量と前記FIFOメモリの段数とがそれぞれ変更可能に構成され、前記FIFOメモリは、前記FIFOメモリに記憶されているデータ単位数(現記憶ワード数)を観測するFIFO部を備えることを特徴とする。
【0013】
また、前記FIFO制御部は、段数設定レジスタと、現記憶ワードカウンタと、前記段数設定レジスタの出力と前記記憶ワードカウンタの出力とを入力とする比較器と、比較器の出力とカウンタと当該FIFOメモリの各段の保持すべきデータを選択するセレクタとに接続された制御ロジック部とを備え、ハードウエアが確定した後であっても、FIFOメモリの使用可能段数を変更可能に構成され、設定段数に応じた制御を行なうことを特徴とする。
【0014】
また、前記バッファメモリはランダム・アクセス・メモリで構成され、前記FIFOメモリは論理回路で構成されることを特徴とする。
【0015】
また、前記複数の画像処理ブロックに対応する前記バッファメモリを同一のランダム・アクセス・メモリ中に設け、前記複数の画像処理ブロックからの前記ランダム・アクセス・メモリへのアクセスを調停する調停手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
更に、本願発明の複写装置は、被複写物を走査して入力画像データを生成する画像入力部と、当該画像入力部で生成した入力画像データと予め登録した登録パターンとをパターンマッチングし前記被複写物の印刷の可否を判断する画像処理部と、当該画像処理部での判断結果に応じて前記被複写物を印刷するプリンタと、を備えた複写装置であって、請求項1ないし6記載の画像処理装置を、前記画像処理部で前記パターンマッチングを行う処理部に適用したことを特徴とする。
【0017】
そして、本願発明の複写装置は、前記画像処理装置は、ハードウエアで構成されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を示す画像処理装置の概略の構成図である。
【0019】
この画像処理装置は、被複写物を走査して登録パターンとのパターンマッチング処理の対象となる入力画像データS10を出力する画像入力部(例えば、スキャナ)10を有している。スキャナ10の出力側には、画像処理部20が接続されている。画像処理部20は、FIFO21を有している。FIFO21は、入力画像データS10から画素データを順次取り込んで記憶し、該取り込んだ順序と同一の順序で画素データを出力する。これが第1の処理データS21である。この処理データS21は入力画像データと同じである。FIFO21の目的は後段の処理で待ちが発生しても画像処理部へのスムースな入力を可能にするものである。FIFO21の出力側には、1段目の画像処理ブロック(例えば、解像度変換部)22が接続されている。解像度変換部22は、FIFO21の出力の第1の処理データS21を入力して解像度・輝度・色相を所定の方法で変換する。変換された結果が第2の処理データS22aである。このデータは調停部29を介してメモリ40の中の第1のバッファ(例えば、イメージバッファ、以下、「IMバッファ」という)40aに書き込まれる。IMバッファ40aには所定のライン数単位で記憶される。
【0020】
解像度変換部22の出力側には、第1のFIFO23が接続されている。FIFO23には、IMバッファ40a内に記憶された、所定のライン数を単位とした第2の処理データ(この例では解像度変換の結果)を示す第1のポインタ(例えば処理データの最初のアドレス)と、この処理データに対する次段の画像処理ブロックの処理内容を指定するコマンドが組にして書き込まれる(FIFO23へのライト動作)。解像度変換部22が例えば4単位の処理データをIMバッファに書いた場合は、各処理データに対応する4組のコマンドとポインタの組がFIFO23に書かれる。また、FIFO23からは現在何ワードのデータ(コマンドとポインタの組)が記憶されているかを表す信号(現記憶ワード数という)S23-6が外部出力端子TP1〜TP3に出力されており、外部で観測することができる。FIFO23の出力側には、2段目の画像処理ブロック(この例では特徴抽出部)24が接続されている。特徴抽出部24は、FIFO23よりコマンド及びポインタを取り出す(FIFO23のリード動作)。ポインタによりメモリ40内のIMバッファ40aを参照し、第2の処理データである解像度変換の結果を読み出して所定の特徴抽出を行う。特徴抽出結果は所定量をまとめ第3の処理データとし、調停部29を介してメモリ40の中の第2のバッファ(例えば、特徴抽出バッファ、以下、「FEバッファ」という)40b に書き込む。
【0021】
特徴抽出部24の出力側には、第2のFIFO25が接続されている。FIFO25には、メモリ40中のFEバッファ内 の処理データの位置を示す第2のポインタ(例えば、処理データの最初のアドレス)と次の段の画像処理へのコマンドが組にして書き込まれる。また、FIFO25からは現記憶ワード数S25-6が外部出力端子TP5〜TP7に出力されており、外部で観測することができる。FIFO25の出力側には、3段目の画像処理ブロック(例えば、パターンマッチング部)26が接続されている。パターンマッチング部26は、FIFO25よりコマンド及びポインタを読み出す。この例ではポインタはメモリ40のアドレスである。このアドレスによりメモリ40の中のFEバッファ40bに記憶された第3の処理データである特徴抽出結果を参照する。特徴抽出結果と登録画像の特徴量を基に作成した比較データを比べる。比較データを集めたものがデータベースと呼ばれ。データベースはメモリ40の中のDBバッファ40cに記憶されている。比較はFIFO25から読んだコマンドとポインタの一つの組に対応する特徴抽出結果の集まりとDBバッファに記憶されたデータの集まりの全ての組み合わせについて行われる。パターンマッチングの結果は第4の処理データとして調停部29を介してメモリ40の中の第3のバッファ(「PMバッファ」という)40dに記憶される。
【0022】
パターンマッチング部26の出力側には、第3のFIFO27が接続されている。FIFO27には、メモリ40中のPMバッファ40d内の処理データの位置を示す第3のポインタ(例えば、処理データの最初のアドレス)と次の段の画像処理へのコマンドが組にして書き込まれる。また、FIFO27からは現記憶ワード数S27-6が外部出力端子TP9〜TP11に出力されており、外部で観測することができる。
【0023】
FIFO27の出力側はインタフェース28を介して第4の画像処理ブロック(例えば、MCU)50に接続されている。 更に、MCU50はインターフェース28、調停部29を介してメモリ40に接続されている。MCU50はメモリ31及びメモリ60に記憶されたプログラムやデータにより、画像処理の最終段の詳細マッチングを行う。詳細マッチングではFIFO27よりコマンドとポインタを読み出す。この例ではポインタはメモリ40のアドレスである。このアドレスによりメモリ40の中のPMバッファ40dに記憶されたパターンマッチング結果を参照する。 詳細マッチングの結果、登録画像と一致する画像が入力画像に含まれていると判断すると、MCU50は制御部30より判定信号S20を出力する。
【0024】
メモリ40は、所定の記憶容量を有するSRAM(Static Random Access Memory)等で構成され、IMバッファ40a、FEバッファ40b、DBバッファ40c、及びPMバッファ40dを収容している。IMバッファ40a、FEバッファ40b、及びPMバッファ40dは、解像度変換部22、特徴抽出部24、パターンマッチング部26の処理内容や処理能力に応じて、あるいは当該バッファへの書込み側処理ブロックのスループットと読み出し側処理ブロックのスループットとの相対的な関係において、あるいはパイプライン処理全体としての処理速度に応じて、それぞれ適当な所定の容量に設定される。調停部29は、解像度変換部22、特徴抽出部24、パターンマッチング部26及びインタフェース28からのメモリ40に対するアクセスを予め決められた優先順序で調停する機能を有している。制御部30は、全体を制御するとともにHOST70と接続され判定信号S20を出力するものである。メモリ31は、例えばROM(Read Only Memory)等で構成され、MCU50のプログラム等を記憶するものである。メモリ60は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、MCU50における作業用データやプログラム等を記憶するものである。更に、スキャナ10の出力側はHOST70が接続されている。HOST70は、入力画像データS10を入力し、判定信号S20がノンアクティブのときに印刷用出力データS70をプリンンタ80に出力する。
【0025】
図3は、図1中のFIFO23の一例を示す概略の構成図である。
【0026】
このFIFO23は、3入力1出力のマルチプレクサ(以下、「MUX」という)23-1a,23-2a,23-3a,23-4aを有している。MUX23-1a,23-2a,23-3a,23-4aの第1の入力側には、入力データS22dが入力されるようになっている。入力データS22dはアドレスS22cとコマンドS22bからなる。MUX23-1a,23-2a,23-3a,23-4aの各出力側には、レジスタ23-1b,23-2b,23-3b,23-4bがそれぞれ接続されている。レジスタ23-1b,23-2b,23-3b,23-4bは、MUX23-1a,23-2a,23-3a,23-4aの出力信号S23-1a,S23-2a,S23-3a,S23-4aを入力して保持し、出力信号S23,S23-2b,S23-3b,S23-4bを出力するものである。レジスタ23-1bの出力はMUX23-1aの第3の入力側に接続されている。レジスタ23-2bの出力は、MUX23-1aの第2の入力側に接続されると共に、MUX23-2aの第3の入力側に接続されている。レジスタ23-3bの出力は、MUX23-2aの第2の入力側に接続されると共に、MUX23-3aの第3の入力側に接続されている。レジスタ23-4bの出力は、MUX23-3aの第2の入力側に接続されると共に、MUX23-4aの第3の入力側に接続されている。MUX23-4aの第2の入力側には、“0”が入力されるようになっている。MUX23-1a,23-2a,23-3a,23-4aの制御信号入力端子には、FIFO制御部23-5が接続されている。 FIFO制御部23-5は、制御信号S30bに接続される段数設定レジスタ23-7、現記憶ワード数カウンタ23-6、現使用段数S23-6と設定された段数S23-7を比較する比較器23-8、制御ロジック回路23-9を有し、段数設定レジスタ23-7に設定された段数により、この実施形態では深さが1段から4段までのFIFOとして動作する。また、現在の段数は現使用段数S23-6により外部に出力される。制御ロジック回路23-9にはFIFOのライト信号S23-5a、FIFOのリード信号S23-5b、比較器23-8の比較結果S23-8が入力され、また、現記憶ワード数カウンタ23-6のカウントアップ信号S23-6a、カウントダウン信号S23-6b、リセット信号S23-6cを出力し、 MUX23-1a、 MUX23-2a、 MUX23-3a、 MUX23-4aのそれぞれの選択信号S23-1c、 S23-2c、 S23-3c、 S23-4cを出力する。
【0027】
FIFOの段数の深さは、解像度変換部22、特徴抽出部24、パターンマッチング部26等の処理内容に応じて、あるいは当該バッファへの書込み側処理ブロックのスループットと読み出し側処理ブロックのスループットとの相対的な関係において、あるいはパイプライン処理全体としての処理速度に応じて、それぞれ適当な所定の段数に設定される。また、FIFOの扱うことのできるデータ(例えばS22d)の幅は、取り扱うデータのビット幅に対応して必要に応じて変更される。
【0028】
このFIFO23が1段の深さのFIFOとして設定された場合、現記憶ワード数カウンタ23-6がゼロ、すなわちレジスタ23-1bにデータが入っていないときにFIFOのライトがされると、選択信号S23-1cにより、MUX23-1aは入力データS22dを選択し、データはレジスタ23-1bに書き込まれる。同時にカウントアップ信号S23-6aにより現記憶ワード数カウンタ23-6は1になる。そして、FIFOがリードされるとデータはS23が読まれ、カウントダウン信号S23-6bにより現記憶ワード数カウンタ23-6は1から0になる。
【0029】
FIFO23が2段の深さのFIFOとして設定された場合の動作について説明する。この場合レジスタ23-1bとレジスタ23-2bがデータの記憶に使われる。先ずライト動作について説明する。現記憶ワード数カウンタ23-6がゼロ、すなわちレジスタ23-1bにもレジスタ23-1bにもデータが入っていないとき、選択信号S23-1cにより、MUX23-1aは入力データS22dを選択し、データはレジスタ23-1bに書き込まれる。現記憶ワード数カウンタ23-6はカウントアップされ0から1になる。次に、現記憶ワード数カウンタ23-6が1、すなわちレジスタ23-1bにデータが既に入っており、レジスタ23-2bはデータが入っていないときは、選択信号S23-2cにより、MUX23-2aは入力データS22dを選択し、データはレジスタ23-2bに書き込まれる。現記憶ワード数カウンタ23-6はカウントアップされ1から2になる。このときMUX23-1aは選択信号S23-1cによりS23を選択しデータを保持している。次にリード動作について説明する。現記憶ワード数カウンタ23-6が2、すなわちレジスタ23-1bとレジスタ23-2bにデータが入っているとき、S23をデータとして読まれる。同時に選択信号S23-1cによりMUX23-1aはS23-2bを選択し、レジスタ23-2bにあったデータがレジスタ23-1bに移る。現記憶ワード数カウンタ23-6はカウントダウン信号S23-6bにより2から1になる。現記憶ワード数カウンタ23-6が1、すなわちレジスタ23-1bのみにデータが入っているとき、S23をデータとして読まれる。現記憶ワード数カウンタ23-6はカウントダウン信号S23-6bにより1から0になる。
【0030】
現記憶ワード数カウンタ23-6がゼロのときFIFOをリードした場合、または現記憶ワード数カウンタ23-6が段数設定レジスタ23-7に設定された段数のときFIFOをリードした場合は、図では示さないがFIFOが「EMPTY」またはFIFOか「FULL」を表す信号を出力しリードあるいはライト動作が無効なことを知らせる。
【0031】
FIFO23が3段あるいは4段の深さのFIFOとして設定された場合は、上記2段の場合の説明から理解できるので説明しない。 FIFO25、 FIFO27もFIFO23と同様に構成され、同様の動作をおこなう。 FIFO23、 FIFO25、 FIFO27はそれぞれ独立に、対応するIMバッファ、FEバッファ、PMバッファの容量に応じて段数が設定される。
次に、図1の画像処理装置の動作を説明する。スキャナ10において被複写物が走査され、該スキャナ10から入力画像データS10が出力される。入力画像データS10は、順次FIFO21に取り込まれて記憶され、取り込んだ順序と同一の順序で画素データ(第1の処理データ) S21を出力する。
【0032】
画像データS21は解像度変換部22に入力され、該解像度変換部22により解像度・輝度・色相等が所定の方法で変換される。そして、解像度変換部22から、変換された結果である第2の処理データS22a、該第2の処理データを示す第1のポインタ(例えば処理データの最初のアドレス)及び該処理データに対する次段の画像処理ブロック(特徴抽出部24)の処理内容を指定するコマンド、が所定のライン数単位で出力される。第2の処理データは調停部29を介してメモリ40の中のIMバッファ40aに送出され、前記第1のポインタに対応したIMバッファ40aに記憶される。第1のポインタ及びコマンドは、所定数のライン毎に組にして順次FIFO23に取り込まれて記憶される。 TP1〜TP3にはFIFO23の現使用段数が出力される。
【0033】
FIFO23からは、特徴抽出部24によって、取り込まれた順序と同一の順でコマンド及びポインタが出力される。出力されたコマンド及びポインタは特徴抽出部24に入力される。該コマンドが特徴抽出の実行を示すとき、該ポインタに基づきメモリ40中のIMバッファ40aから調停部29を介して第2の処理データが読み出され、特徴抽出部24で所定の特徴抽出が行われる。
【0034】
そして、特徴抽出部24が実行した結果生成された特徴抽出結果は、所定の量をまとめて第3の処理データとして出力される。加えて、特徴抽出部24からは該第3の処理データを示す第2のポインタ(例えば処理データの最初のアドレス)及び該処理データに対する次段の画像処理ブロック(パターンマッチング部26)の処理内容を指定するコマンドが所定のライン数単位で出力される。第3の処理データは調停部29を介してメモリ40の中のFEバッファ40bに送出され、前記第2のポインタに対応したFEバッファ40bに記憶される。第2のポインタ及びコマンドは、所定数のライン毎に組にして順次FIFO25に取り込まれて記憶される。 TP5〜TP7にはFIFO25の現使用段数が出力される。
【0035】
FIFO25からは、パターンマッチング部26によって、取り込まれた順序と同一の順でコマンド及びポインタが出力される。出力されたコマンド及びポインタはパターンマッチング部26に入力される。該コマンドが特徴抽出の実行を示すとき、該ポインタに基づきメモリ40中のFEバッファ40bから調停部29を介して第3の処理データが読み出される。一方で、メモリ40の中のDBバッファ40cから調停部29を介して比較データが読み出される。パターンマッチング部26では、読み出された第3の処理データの集まりと比較データの集まりについての組み合わせについて比較がされパターンマッチングが行われる。
【0036】
そして、パターンマッチング部26が実行した結果は第4の処理データとして出力される。加えて、パターンマッチング部26からは該第4の処理データを示す第3のポインタ(例えば処理データの最初のアドレス)及び該処理データに対する次段の画像処理ブロックの処理内容を指定するコマンドが所定のライン数単位で出力される。第4の処理データは調停部29を介してメモリ40の中のPMバッファ40dに送出され、前記第3のポインタに対応したPMバッファ40dに記憶される。第3のポインタ及びコマンドは、所定数のライン毎に順次FIFO27に取り込まれて記憶される。 TP9〜TP11にはFIFO27の現使用段数が出力される。
【0037】
FIFO27からは、インタフェース28を介して第4の画像処理ブロック(例えば、MCU)50へ、取り込まれた順序と同一の順でコマンド及びポインタが出力される。出力されたコマンド及びポインタはMCU50に入力される。MCU50では該ポインタに基づきメモリ40中のPMバッファ40dから調停部29、インダーフェース28を介して第4の処理データ(パターンマッチング結果)が読み出される。そして、該第4の処理データとメモリ31及びメモリ60に記憶されたプログラムやデータとにより詳細マッチングが行われる。
【0038】
詳細マッチングの結果、登録画像と一致する画像が入力画像に含まれていると判断すると、MCU50は制御部30より判定信号S20を出力する。判定信号S20はHOST70に入力され、該判定信号S20がアクティブのときには、HOST70はこれによりプリンタ80を停止させたり、出力画像データS70を変化させ正常な複写が得られないようにすることにより、複写が得られないようにする。該判定信号S20がノンアクティブのときには、該HOST70から出力画像データS70が出力される。出力画像データS70は、プリンタ80に入力されて印刷される。
【0039】
以上のように、この実施形態では、
(1)解像度変換部22、特徴抽出部24及びパターンマッチング部26等の画像処理ブロック間の処理データの受け渡しをする場合、この場合画像処理で扱うデータであるから一般に大量なデータであるが、直接FIFOを介して受け渡しをしないので大規模なFIFOが不要であり、処理データの仕様(ビット長、データ長、フォーマット等)の変更にも柔軟に対応できる。
【0040】
(2)また、FIFO23、FIFO25、FIFO27に対しては、ポインタと共に、次段の画像処理ブロック(特徴抽出部24及びパターンマッチング部26等)の処理内容を指定するコマンドが所定のライン数単位で出力されるので、次段の画像処理に対する実行の種類を指定でき、多様な画像処理を実現でき、また画像処理の仕様変更にも柔軟に対応できる。
【0041】
(3)IMバッファ40a、FEバッファ40b、DBバッファ40c、及びPMバッファ40dは、解像度変換部22、特徴抽出部24及びパターンマッチング部26の処理内容に応じてサイズが調整され、メモリ40は最適なものを選択することができる。また、FIFO23,25,27は、解像度変換部22、特徴抽出部24及びパターンマッチング部26の処理内容に応じて深さが調整され、最適な構成とすることができる。FIFO23,25,27には出力端子TP1,TP2,TP3が備えられ、各FIFO23,25,27の現使用段数が容易に観測され、デバッグ、性能評価、段数を最適に設定するための判断材料の取得、状態チェック等に役立つ。
【0042】
(4)FIFO制御部は、段数設定レジスタ23-7と、現記憶ワードカウンタ23-6と、前記段数設定レジスタの出力と前記記憶ワードカウンタの出力とを入力とする比較器23-8と、比較器の出力とカウンタと当該FIFOの各段の保持すべきデータを選択するセレクタ23-1a、23-2a、23-3a、23-4aとに接続された制御ロジック部23-9とを備え、ハードウエアが確定した後であっても、FIFOメモリの使用可能段数が設定できかつ設定段数に応じた制御が可能であるので、ハードウエアをインプリメントした後でも、処理状況に応じて、段数を変更することができ、最適なシステムをソフト的にチューニングすることができる。
【0043】
(5) IMバッファ40a、FEバッファ40b、DBバッファ40c、及びPMバッファ40dはRAMで構成し、 FIFO23,25,27は論理回路で構成したので、処理データ仕様の変更に伴うデータバッファの容量変更に容易に対応できる。また、RAMによれば単位ビット当たりのコストも安く経済的である。一方、各FIFOは前後段の画像処理ブロックとは直に接続され、メモリの場合に必要となってくるアクセス処理を経ることもなく直に前後の画像処理ブロックからポインタやコマンドが渡される。その意味で高速である。
【0044】
(6)複数の画像処理ブロックに対応する、IMバッファ40a、FEバッファ40b、DBバッファ40c、及びPMバッファ40dを同一のRAM40に設けた上で、前記複数の画像処理ブロックからの前記RAM40へのアクセスを調停する調停部29を備えたので、複数のバッファを同一のRAMによって構成することによる、実装スペース、配線、チップコスト等に貢献し経済性を向上させつつも、画像処理ブロック同士のアクセスの競合が回避されて画像処理装置の動作不具合が生ずることがない。また、一の画像処理ブロックは他の画像処理ブロックの状態を知らずしてRAMにアクセスできるから、それぞれの画像処理ブロックの処理の独立性が保たれ、全体としてスループットの良好なパイプラン処理が容易に実現できる。
【0045】
(7)スキャナ10とHOST70との間に当該画像処理装置20を設けた上で、HOST70からプリンタ80に接続している。これにより、画像処理装置20がスキャナやプリンタの動作を止めることなく走査と平行して連続的に画像処理を行うことができ、全体としてスループットのよい複写装置を得ることができる。また、大量のデータを扱うこのような画像処理を小規模なハードウエアで高速に実現できる。
【0046】
(8)また(7)において、画像処理部20をハードウエアで構成したので、従来のソフトウェアによる画像処理装置よりも高速でかつ高信頼性で動作する画像処理装置が提供でき、(1)〜(6)の特徴を活かした画像処理装置を用いることで、近年高速化が進んでいるスキャナ10やプリンタ80の処理能力を活かし、全体としてスループットのよい複写装置を得ることができる。
【0047】
尚、本発明の画像処理装置は、複写装置に限らず、例えば、紙幣の真偽や種類を識別する紙幣識別装置、有価証券の真偽や種類を識別する識別装置等にも適用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、
(1)画像処理ブロック間の処理データの受け渡しをする場合、画像処理のような一般に大量なデータを、直接FIFOを介して受け渡しをしないので大規模なFIFOが不要であり、処理データの仕様(ビット長、データ長、フォーマット等)の変更にも柔軟に対応できる。
【0049】
(2)FIFOメモリへは、ポインタと共に、次段の画像処理ブロックの処理内容を指定するコマンドが所定のライン数単位で出力されるので、次段の画像処理に対する実行の種類を指定でき、多様な画像処理を実現でき、また画像処理の仕様変更にも柔軟に対応できる。
【0050】
(3)各バッファメモリは、対応する画像処理ブロックの処理内容に応じてサイズが調整されるから、メモリの最適化をすることができる。また、各FIFOメモリは、対応する画像処理ブロックの処理内容に応じて段数(深さ)が調整され、最適な構成とすることができる。また各FIFOメモリには出力端子が備えられ、各FIFOメモリの現使用段数が容易に観測され、デバッグ、性能評価、段数を最適に設定するための判断材料の取得、状態チェック等に役立つ。
【0051】
(4)FIFO制御部は所定の構成を備えるので、ハードウエアが確定した後であっても、FIFOメモリの使用可能段数が設定できかつ設定段数に応じた制御が可能である。これにより、ハードウエアをインプリメントした後でも、処理状況に応じて、段数を変更することができ、最適なシステムをソフト的にチューニングすることができる。
【0052】
(5)各バッファメモリはRAMで構成し、 FIFOメモリは論理回路で構成したので、処理データ仕様の変更に伴うデータバッファの容量変更に容易に対応できる。また、RAMによれば単位ビット当たりのコストも安く経済的である。一方、各FIFOは前後段の画像処理ブロックとは直に接続され、メモリの場合に必要となってくるアクセス処理を経ることもなく直に前後の画像処理ブロックからポインタやコマンドが渡される。その意味で高速である。
【0053】
(6)複数の画像処理ブロックに対応する、複数のバッファメモリを同一のRAMに設けた上で、前記複数の画像処理ブロックからの前記RAMへのアクセスを調停する調停手段を備えたので、複数のバッファを同一のRAMによって構成することによる、実装スペース、配線、チップコスト等に貢献し経済性を向上させつつも、画像処理ブロック同士のアクセスの競合が回避されて画像処理装置の動作不具合が生ずることがない。また、一の画像処理ブロックは他の画像処理ブロックの状態を知らずしてRAMにアクセスできるから、それぞれの画像処理ブロックの処理の独立性が保たれ、全体としてスループットの良好なパイプラン処理が容易に実現できる。
【0054】
(7)スキャナとHOSTとの間に本願発明の画像処理装置を設けた。これにより、画像処理装置がスキャナやプリンタの動作を止めることなく走査と平行して連続的に画像処理を行うことができ、全体としてスループットのよい複写装置を得ることができる。また、大量のデータを扱うこのような画像処理を小規模なハードウエアで高速に実現できる。
【0055】
(8)また(7)において、画像処理装置をハードウエアで構成したので、従来のソフトウェアによる画像処理装置よりも高速でかつ高信頼性で動作する画像処理装置が提供でき、(1)〜(6)の特徴を活かした画像処理装置を用いることで、近年高速化が進んでいるスキャナ10やプリンタ80の処理能力を活かし、全体としてスループットのよい複写装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像処理装置の構成図である。
【図2】従来の画像処理装置の構成図である。
【図3】図1中のFIFO23の構成図である。
【符号の説明】
21,23,25,27 FIFO
22 解像度変換部(画像処理ブロック)
24 特徴抽出部(画像処理ブロック)
26 パターンマッチング部(画像処理ブロック)
28 インタフェース
29 調停部
30 制御部
40 メモリ
40a IMバッファ(バッファ)
40b FEバッファ(バッファ)
40c DBバッファ(バッファ)
40d PMバッファ(バッファ)
50 MCU(画像処理ブロック)
TP1〜TP11 出力端子

Claims (8)

  1. データを入力して所定の処理をそれぞれ行い、該処理の結果である出力データを後段の画像処理ブロックに対する入力データとしてそれぞれ送出することによってパイプライン処理を行う複数段の画像処理ブロックを備えた画像処理装置であって、
    第1の画像処理ブロックと、当該第1の画像処理ブロックの次段の第2の画像処理ブロックと、バッファメモリと、FIFOメモリとを有し、
    第1の画像処理ブロックは、当該画像処理ブロックでの処理結果である出力データを所定データ量の単位毎に順次前記バッファメモリを介して第2の画像処理ブロックに1又は複数渡し、前記バッファメモリ内の前記出力データの格納位置を示すポインタと第2の画像処理ブロックで実行すべき処理を指定するコマンドとを、順次前記FIFOメモリを介して第2の画像処理ブロックに渡す構成を有し、
    前記FIFOメモリは、前記バッファメモリのデータ格納容量に応じて段数が決定され、且つ対応する画像処理ブロックの処理能力に応じて前記段数が変更可能に構成されていることを特徴とする画像処理装置。
  2. データを入力して所定の処理をそれぞれ行い、該処理の結果である出力データを後段の画像処理ブロックに対する入力データとしてそれぞれ送出することによってパイプライン処理を行う複数段の画像処理ブロックを備えた画像処理装置であって、
    第1の画像処理ブロックと、当該第1の画像処理ブロックの次段の第2の画像処理ブロックと、バッファメモリと、FIFOメモリとを有し、
    第1の画像処理ブロックは、当該画像処理ブロックでの処理結果である出力データを所定データ量の単位毎に順次前記バッファメモリに1又は複数格納し、前記所定データ量の単位毎に対応した前記バッファメモリ内の前記出力データの格納位置を示すポインタと第2の画像処理ブロックで実行すべき処理を指定するコマンドとを順次前記FIFOメモリに格納し、
    第2の画像処理ブロックは、前記FIFOメモリから順次ポインタとコマンドとを読み出し、
    該ポインタに基づいて前記バッファメモリから出力データを読み出し、該出力データに基づいて前記コマンドで指定された処理をする構成を有し、
    前記FIFOメモリは、前記バッファメモリのデータ格納容量に応じて段数が決定され、且つ対応する画像処理ブロックの処理能力に応じて前記段数が変更可能に構成されていることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記バッファメモリと前記FIFOメモリとは、対応する画像処理ブロックの処理能力に応じて、前記バッファメモリのデータ格納容量と前記FIFOメモリの段数とがそれぞれ変更可能に構成され、
    前記FIFOメモリは、前記FIFOメモリに記憶されているデータ単位数(現記憶ワード数)を観測するFIFO部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記FIFO制御部は、段数設定レジスタと、現記憶ワードカウンタと、前記段数設定レジスタの出力と前記記憶ワードカウンタの出力とを入力とする比較器と、比較器の出力とカウンタと当該FIFOメモリの各段の保持すべきデータを選択するセレクタとに接続された制御ロジック部とを備え、
    ハードウエアが確定した後であっても、FIFOメモリの使用可能段数を変更可能に構成され、設定段数に応じた制御を行なう
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記バッファメモリはランダム・アクセス・メモリで構成され、
    前記FIFOメモリは論理回路で構成される
    ことを特徴とする請求項1ないし4記載の画像処理装置。
  6. 前記複数の画像処理ブロックに対応する前記バッファメモリを同一のランダム・アクセス・メモリ中に設け、
    前記複数の画像処理ブロックからの前記ランダム・アクセス・メモリへのアクセスを調停する調停手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 被複写物を走査して入力画像データを生成する画像入力部と、当該画像入力部で生成した入力画像データと予め登録した登録パターンとをパターンマッチングし前記被複写物の印刷の可否を判断する画像処理部と、当該画像処理部での判断結果に応じて前記被複写物を印刷するプリンタと、を備えた複写装置であって、
    請求項1ないし6記載の画像処理装置を、前記画像処理部で前記パターンマッチングを行う処理部に適用したことを特徴とする複写装置。
  8. 前記画像処理装置は、ハードウエアで構成されることを特徴とする請求項7記載の複写装置。
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