JP3988085B2 - シートベルト補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、航空機、船舶のような乗り物に備えられたシートベルトとともに使用されるシートベルト補助具に関する。
幼児を乗り物に安全に乗せるためのシートベルト補助具が知られている。
従来の幼児用安全ベルトが特開平9−277902号公報に開示されている。この幼児用安全ベルトは、シートベルトを通す輪、又はシートベルトを通すことのできる器具を幼児に固定するベルトに設けることを特徴としている。
従来の多機能チャイルドシートが特開2003−250670号公報に開示されている。この多機能チャイルドシートは、チャイルドシートとしての高い安全性を備えている。また、この多機能チャイルドシートは、新生児期から幼児期間に渡る長期使用と、多目的利用とにより、経済的、及び物質的節約を得ることを主眼としている。
従来のシートベルト補助具が特開平11−147448号公報に開示されている。このシートベルト補助具は、中央片の上端及び下端にT字状の上部片及び逆T字状の下部片をそれぞれ備え、上部片の上部から下方に向かって折り返された折り返し片を備えている。また、このシートベルト補助具は、カバーを備えている。
従来の乳幼児用シートベルトが実開平7−44711号公報に開示されている。この乳幼児用シートベルトは、ベビーシートを嫌がる乳幼児を抱いて車に乗る場合に乳幼児の安全を確保するためのものである。この乳幼児用シートベルトは、乳幼児を保持する部分と、この部分をシートベルトに連結する帯とを備えている。
従来の子供用安全保護服が特開2002−363807号公報に開示されている。この子供用安全保護服は、後身ごろにシートベルトを通す切れ目が設けられた胴衣と、胴衣に取り付けられた股ベルトと、抱っこ又はおんぶのためのベルトを取り付けるための留め具とを備えている。
本発明の目的は、既存のシートベルトに改変を加えることなく使用でき、シートベルトへの着脱が容易なシートベルト補助具を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるシートベルト補助具は、バックル(3、19)と、前記バックルにし込まれるタング(2、17)とが結合することで装着されるシートベルト用のシートベルト補助具である。
本発明によるシートベルト補助具は、シートベルト(1)に取り付けられ、つまみ部(2a)と差込片(2b)を有するタング(2)と、
前記タング(2)の差込片(2b)が挿入される受け穴(3b)を有するバックル(3)とが互いに結合することで前記シートベルト(1)に装着される。
シートベルト補助具は、第1ベルト(11(11a))と、
前記第1ベルト(11)の一端に取り付けられ、前記タング(2)側が開放した箱形をし、底面に前記タング(2)の差込片(2b)が貫通する第1貫通穴(8a)を有し、前記タング(2)側に前記タング(2)のつまみ部(2a)が係止する受け部(8b)を有する第1固定具(8)と、
前記第1ベルト(11)の他端に取り付けられた第1留め具(11d)とを具備する。
シートベルト補助具は、前記第1固定具(8)が前記バックル(3)と前記タング(2)とに挟まれた状態で、前記タング(2)の差込片(2b)が前記第1貫通穴(8a)を貫通して前記バックル(3)の受け穴(3b)に挿入されると共に、
前記つまみ部(2a)が前記受け部(8b)に係止したときに、前記タング(2)と共に前記バックル(3)に結合される。
本発明によるシートベルト補助具は、既存のシートベルトに改変を加えることなく使用でき、シートベルトへの着脱が容易である。
また、本発明によるシートベルト補助具は、シートベルト用のシートベルト補助具であって、
第2ベルト(11(11b))と、
前記第2ベルト(11)の一端に取り付けられた第2固定具(9)と、
前記第2ベルト(11)の他端に取り付けられた第2留め具(11d)とを具備する。
前記第2固定具(9)は、前記シートベルト(1)が折り曲げられた状態で挿通可能な第2貫通穴(9d)が設けられた平板体(9a)と、前記平板体(9a)とは別体で、前記平板体(9a)に連結され、前記第2貫通穴(9d)の開口部が開口している長さより長い固定片(10)とを備え、
前記シートベルト(1)が折り曲げられた状態で前記第2貫通穴(9d)を挿通し、この折り曲げられた部分からなる輪の中に前記固定片(10)が挿入され、前記シートベルト(1)が引っ張られて前記輪の中で前記固定片(10)が拘束されることにより前記シートベルト(1)に固定される。
さらに、本発明によるシートベルト補助具においては、前記第1ベルト(11(11a))、もしくは前記第2ベルト(11(11b))が接続され、幼児に装着される身体固定具(4)を具備することもある。
前記第1留め具、もしくは第2留め具(11d)は前記身体固定具(4)に取り付け可能であり、
前記身体固定具(4)は、外装体底面部(4f)と、前記外装体底面部(4f)の両側にそれぞれ取り付けられ、幼児の腕を出すための穴(4d)が設けられた外装体側面部(4g)とを備える。
前記外装体底面部(4f)は、硬質の板(5)と、装着感を良くするための部材であるクッション(6)とを備える。
本発明によるシートベルト補助具を用いると、幼児は適切な姿勢に保持される。
さらに、本発明によるシートベルト補助具は、前記シートベルト補助具において、前記身体固定具(4)が、自由端に肩部固定ベルト差込片(7d)を有する2本の肩部固定ベルト(7a)と、前記肩部固定ベルト差込片(7d)と着脱可能に結合するロック機構(7c)を自由端に有する腰部固定ベルト(7b)とを備えることがある。
本発明によるシートベルト補助具を用いると、幼児が確実に固定される。
前記第2留め具(11d)は前記身体固定具(4)に取り付け可能であり、本発明によるシートベルト補助具は、幼児をシートベルトの異なる2箇所に固定することが可能である。
本発明によれば、既存のシートベルトに改変を加えることなく使用でき、シートベルトへの着脱が容易なシートベルト補助具が提供される。
図1は、本発明の第一実施例に係るシートベルト補助具を示す斜視図である。 図2は、本発明の第一実施例に係るシートベルト補助具を使用した状態を正面からの視点で示す。 図3は、本発明の第一実施例に係るシートベルト補助具を使用した状態を上からの視点で示す。 図4は、身体固定具を示す。図4(a)は、身体固定具の上面図である。図4(b)は、身体固定具の側面図である。 図5は、身体固定具の使用方法を説明するための図である。図5(a)は、身体固定具を展開した状態を示す。図5(b)は、身体固定具に幼児を載せた状態を示す。図5(c)は、肩部固定ベルトと腰部固定ベルトとを結合した状態を示す。図5(d)は、身体固定具を閉じた状態を示す。 図6は、身体固定具の外装体について説明するための図である。図6(a)は、外装体の表側について示す。図6(b)は外装体の裏側について示す。 図7は、身体固定具の背面板について説明するための図である。図7(a)は、背面板の表面について示す。図7(b)は、背面板の裏面について示す。 図8は、身体固定具のクッションについて説明するための図である。図8(a)は、クッションの表面について示す。図8(b)は、クッションの裏面について示す。 図9は、身体固定具の身体固定ベルトについて説明するための図である。 図10は、固定用ベルトの斜視図である。 図11は、図10に示す固定用ベルトの固定具をa―a’切断線で切断した断面を示す。 図12は、固定用ベルトの使用方法を説明するための図である。図12(a)は、タング差込片を固定具に通す前の状態を示す。図12(b)は、タング差込片を固定具に通した状態を示す。図12(c)は、タング差込片をバックルに指し込んだ状態を示す。 図13は、固定用補助ベルトの斜視図である。 図14は、固定用補助ベルトの使用方法を説明するための図である。図14(a)は、シートベルトを折り曲げた状態を示す。図14(b)は、シートベルトの折り曲げた部分を平板体に通した状態を示す。図14(c)は、シートベルトの輪の中に固定具を指し込んだ状態を示す。図14(d)は、シートベルトを引っ張り、平板体をシートベルトに固定した状態を示す。 図15は、本発明の第二実施例に係るシートベルト補助具を示す斜視図である。 図16は、本発明の第二実施例に係るシートベルト補助具の使用方法を説明するための図である。図16(a)は、タング差込片を固定具に通す前の状態を示す。図16(b)は、タング差込片を固定具に通した状態を示す。図16(c)は、タング差込片をバックルに指し込んだ状態を示す。 図17は、固定用第2補助ベルトの斜視図である。 図18は、図2に示すシートベルト補助具に固定用第2補助ベルトを装着した状態を示す。 図19は、固定具の外部材受け部に設けられたサイズ調整のための内部材を示す。図19(a)は、内部材を外部材受け部に取り付けた状態を示す。図19(b)は、内部材を外部材受け部から取り外した状態を示す。 図20は、通常の2点式シートベルトとともに本発明に係る固定用ベルトを装着した状態を示す。 図21は、本発明の第一実施例に係るシートベルト補助具を幼児単独で使用した状態を示す。
以下、添付図面を参照して本発明のシートベルト補助具を説明する。
[第1実施例]
本発明の第一実施例について図1から図14を利用して説明する。本発明の第一実施例に係るシートベルト補助具は、通常の2点式シートベルト、又は3点式シートベルトと共に使用される。
シートベルト補助具は、図1から図3に示すように、身体固定具4と、固定用ベルト11aと、固定用補助ベルト11bとを備えている。身体固定具4は、幼児15の身体の少なくとも頭部から腰部までを固定することが可能である。固定用ベルト11aは、一端が身体固定具4に着脱可能であり、他端には固定具8が設けられている。シートベルト1の着脱機構を構成している差し手のタング2及び受け手のバックル3は、固定具8が間に介在した状態で互いに嵌合する。固定具8は、シートベルト1の着脱機構の操作及び機能を阻害しないから、タング2とバックル3とは、着脱可能、且つ、堅牢に嵌合する。固定用補助ベルト11bは、一端が身体固定具4に着脱可能であり、他端には固定用補助ベルト11bをシートベルト1に接続する固定具9が設けられている。
図1に示すように、シートベルト1には、タング2が取り付けられている。シートベルト1は、タング2よりも下側のシートベルト胴あて部1aとタング2よりも上側のシートベルト胸あて部1bとを有している。
図2に示すように、シートベルト胴あて部1aは、シートベルト1の乗員又は乗客14の腹に当たる部分である。シートベルト胸あて部1bは、シートベルト1の乗員又は乗客14の胸に当たる部分である。乗員又は乗客14は、幼児15の同乗者である。
(A)身体固定具4は、図4及び図5に示すように、幼児15の身体を包み込み保持するための外装体4aと、外装体4aに固定用ベルト11a及び固定用補助ベルト11bを接続するための複数の取り付け具4eと、幼児の背中側に配置され、幼児の身体の少なくとも頭部から腰部を固定するための背面板5と、クッション6と、幼児の身体を固定するための身体固定ベルト7とを備えている。
(B)外装体4aは、図5及び図6に示すように、外装体底面部4fと、外装体底面部4fの両側に設けられた外装体側面部4gと、複数の取り付け具4eとを備えている。外装体底面部4fの長さは、外装体底面部4fの上に幼児15を寝かせた状態で、少なくとも幼児15の頭部から腰部までの長さより長い。外装体底面部4fと外装体側面部4gとは、折り部4hにおいて折り曲げ自在である。外装体底面部4gは、スライドファスナ4jが設けられた袋体である。スライドファスナ4jを開けることにより出来る開口部5fから背面板5を袋体に挿入し、スライドファスナ4jを閉めると、背面板5が外装体底面部4fに固定される。袋体をなしている外装体底面部4fの表面の四隅には、背面板5に設けられた留め具メス5aを露出させるための留め穴4iが設けられている。外装体底面部4fの表面には、中央やや上に肩部固定ベルト通し穴4bを横に2つ並べたものが複数段設けられ、中央下に腰部固定ベルト通し穴4cを1つ開けたものが複数段設けられている。外装体底面部4fの裏面にも、表面と同様に肩部固定ベルト通し穴4b、及び腰部固定ベルト通し穴4cが設けられ、これらは、表面に設けられた肩部固定ベルト通し穴4b、及び腰部固定ベルト通し穴4cとそれぞれ連通している。
外装体4aの両側の外装体側面部4gには、幼児の腕を出すための穴4dが左右対称に設けられている。外装体側面部4gは、外装体底面部4fの両側に設けられた折り部4hにおいて幼児を包むように折り畳まれる。外装体側面部4gのふち部及び側面には、固定用ベルト11aや固定用補助ベルト11bなどを接続するための取り付け具4eが複数設けられている。外装体側面部4gのふち部にファスナなどの開閉具を追加して設け、ふち部を開閉自在にしても良い。外装体4aの材料には、軽量でシートベルトと同程度の強度を持ち、通気性のある布が望ましい。
外装体底面部4fの両側に設けられた外装体側面部4gは、取り付け具4eが設けられている外装体側面部4gのふち部において閉じられる。また、外装体側面部4gの外側面の折り部4h近傍には、取り付け具4eが設けられている。
(C)背面板5は、図7に示すように、軽量で優れた強度をもつ硬質の材料よりなり、背面板表面5dの四隅にはクッションを固定するための留め具メス5aが設けられている。背面板5には、外装体底面部4fに設けられた肩部固定ベルト通し穴4b及び腰部固定ベルト通し穴4cに対応するように、中央やや上に背面板肩部固定ベルト通し穴5bを横に2つ並べたものが複数段設けられ、中央下に背面板腰部固定ベルト通し穴5cを1つ開けたものが複数段設けられている。
身体保持具4が硬質の材料からなる背面板5を備えているため、幼児は適切な姿勢に保持される。
背面板肩部固定ベルト通し穴5b及び背面板腰部固定ベルト通し穴5cは、背面板表面5dから背面板裏面5eまで背面板5を貫通している。
(D)クッション6は、図8に示すように、クッション表面6eの頭部にあたる部分に頭部保護部6dを備えている。クッション6は、衝突事故の際に幼児の身体にかかる衝撃を和らげる機能と幼児の乗り心地を高める機能を持つ。クッション6は身体固定具4の背面部を覆う形状をしている。外装体4aと背面板5とクッション6を着脱可能に固定するときは、外装体底面部4fに背面板5を挿入し、外装体底面部4fの上にクッション6を重ね合わせ、クッション裏面6fに設けられた留め具オス6aを背面板5に設けられた留め具メス5aと結合させる。
クッション6には、外装体底面部4fに設けられた肩部固定ベルト通し穴4b及び腰部固定ベルト通し穴4cに対応するように、中央やや上にクッション肩部固定ベルト通し穴6bを横に2つ並べたものが複数段設けられ、中央下にクッション腰部固定ベルト通し穴6cを1つ開けたものが複数段設けられている。
(E)身体固定ベルト7は、図9に示すように、幼児を身体固定具4に固定するためのY字状のベルトであって、2本の肩部固定ベルト7aと腰部固定ベルト7bとを備えている。2本の肩部固定ベルト7aは、外装体裏面4kに設けられた肩部固定ベルト通し穴4bから幼児の体格に適するように選択された2つの穴に各々挿入し、外装体底面部4fに装着された背面板5の背面板肩部固定ベルト通し穴5bと、クッション肩部固定ベルト通し穴6bとを貫通させる。同様に、腰部固定ベルト7bも、外装体裏面4kに設けられた腰部固定ベルト通し穴4cから幼児に適するように選択された1つの穴に挿入し、この穴と重ねられた背面板腰部固定ベルト通し穴5cと、クッション腰部固定ベルト通し穴6cとを貫通させる。2本の肩部固定ベルト7aの先端には差込片7dがそれぞれ設けられている。腰部固定ベルト7bの先端には、指込片7dを受ける受け具であるロック機構7cが設けられている。ロック機構7cは、ロック機構7cに挿入された2つの差込片7dを固定し、「Push」と書かれた部分が押されると差込片7dを解放する。身体固定ベルト7には長さの調節のための調節具7eが設けられている。
図5に示すように、身体固定ベルト7においては、肩部固定ベルト7aの幼児15の肩に当たる部分に肩部クッション7fが取り付けられ、腰部固定ベルト7bの幼児15の股間に当たる部分に腰部クッション7gが取り付けられている。図9に示すように、肩部クッション7f及び腰部クッション7gには、互いに係合可能な面ファスナ7h及び面ファスナ7iが結合されている。肩部クッション7f及び腰部クッション7gは、着脱と位置の調整が可能である。
(F)固定具8は、図1及び図10から図12に示すように、乗り物に備え付けられたシートベルト1の着脱機構に着脱可能に取り付けられ、固定用ベルト11aをシートベルト1に固定する部品である。固定具8は、シートベルト1の着脱機構を構成するタング2及びバックル3に挟まれる形で取り付けられる。固定具8は、着脱機構の機能を阻害しない。固定具8は、上面が開放された箱形をしており、その底面にはスリット状の貫通穴8aが設けられている。
固定具8には、タング差込片2bが、固定具8の上面から差し込まれる。このとき、タングつまみ部2aはタング受け部8bで止められ、タング差込片2bのみが固定具8の底面に設けられた貫通穴8aを貫通する。そして、タング差込片2bは、シートベルト1のバックル3に設けられた受け穴3bに挿入され、バックル3と結合される。
固定具8の他の実施例を図19に示す。固定具8は、外部材21と内部材22とを備えている。外部材21には、外部材受け部21bが形成され、外部材受け部21bの底面には外部材貫通穴21aが設けられている。外部材受け部21bに嵌合可能な内部材22には、内部材受け部22bが形成され、内部材受け部22bの底面には内部材貫通穴22aが設けられている。内部材受け部22bは、タング受け部8bに対応している。内部材貫通穴22a及び外部材貫通穴21aは貫通穴8aに対応している。
固定具8は、図19に示すように、様々な仕様のシートベルトにも使用可能とするため、外部材受け部21bに嵌合し、取替え可能な内部材22を備えても良い。固定具8は、この内部材22を取り替えることにより、自動車、航空機、船舶などの様々な大きさのタング2に使用可能である。
(G)固定用ベルト11aは、図10に示すように、ベルト11の先端に固定具8を備え、他端にフックのような留め具11dを備えている。固定用ベルト11aにおいては、ベルト11が固定具8に設けられたベルト取り付け部8cに差し込まれて折り返され、ベルト11の折り返された先端が長さ調節具11eにより固定されている。固定用ベルト11aの長さは調節可能である。
固定用ベルト11aのベルト11は、留め具11dに設けられたベルト通し穴にし込まれて折り返され、縫目11fにおいて縫合されている。
(H)固定具9は、図13及び図14に示すように、固定用補助ベルト11bとシートベルト1を接続し、固定用補助ベルト11bをシートベルト1に固定する部品である。固定具9は、中央にシートベルト1を通す穴9dが設けられ、ベルト取り付け穴9fが設けられた平板体9aと、紐9bによって平板体9aと連結された棒状の固定片10とを備えている。固定片10は、つまみ部10aと、シートベルトを通す穴9dの開口長さよりも長い差込棒10bを持つ。固定具9を用いて固定用補助ベルト11bをシートベルト1に固定するには、シートベルト1を折り曲げて輪を作り、この輪を平板体9aのシートベルトを通す穴9dに通し、通された輪の中9eに固定片10を挿入し、この輪をなくすようにシートベルト1を引っ張る。平板体9aのシートベルトを通す穴9dに凹凸部9cを設け、固定片10の差込棒10bに凹凸面10cを設ければ、固定用補助ベルト11bがシートベルト1に確実に固定される。
(I)固定用補助ベルト11bは、図13に示すように、ベルト11の先端に固定具9が設けられ、他端には留め具11dが設けられたものである。
固定用補助ベルト11bの長さは、長さ調節具11eにより調節可能である。
(J)固定用第2補助ベルト11cは、図17に示すように、ベルト11と、ベルト11の両端に設けられた留め具11dとを備えている。固定用第2補助ベルト11cは、一端が身体固定具4と接続可能であり、他端が乗り物内の構造物と接続可能である。幼児保持具4の効果を高めるために、固定用第2補助ベルト11cを複数併用しても良い。
固定用第2補助ベルト11cの長さは、長さ調節具11eにより調節可能である。ベルト11は、留め具11dに設けられたベルト通し穴にし込まれて折り返され、縫目11fにおいて縫合されている。
(K)固定具8及び固定具9は、幼児保持具4と共に使用するだけでなく、図20に示すように、大人の乗員又は乗客のためのシートベルト補助具として使用しても良い。
本発明の第一実施例に係るシートベルト補助具を使用するときは、身体固定具4の取り付け具4eに固定用ベルト11aと固定用補助ベルト11bを留め具11dにより着脱可能に取り付ける。
固定用ベルト11aの他端に設けられた固定具8は、図12に示すように、シートベルト1の着脱機構の差し手であるタング2と受け手であるバックル3の間に挟みこむ形で使用する。上記(F)に示すとおり、固定具8には、タング差込片2bが、固定具8の開口面から差し込まれる。このとき、タングつまみ部2aはタング受け部8bで止められ、固定具8の底面に設けられた貫通穴8aをタング差込片2bのみが貫通する。そして、タング差込片2bは、シートベルトのバックル3に設けられたタング差込片受け穴3bに挿入され、バックル3と結合される。
固定用補助ベルト11bの他端に設けられた固定具9は、上記(H)に示すように、穴9dを備えている。この穴9dにシートベルト1を折り曲げて作った輪を通し、通された輪の中9eに固定片10を差し込む。このとき、差込棒10bの部分のみが輪の中に入る。ここで、差込棒10bを平板体9aのスリット状の穴9dの開口部の長手方向に平行となるように保持しながら、シートベルト1を引っ張って輪をなくすことにより、固定用補助ベルト11bとシートベルトが固定される。
固定具9を取り付ける場所は、シートベルト1の任意の部位でも良いが、より好ましくは図3に示す如く、大人14の胴部に対して固定具8の反対側となる胴あてベルト1a上の部位であれば、バランスが取れて幼児を抱えやすい。
身体固定具4は、図2及び図3に示すように、幼児15を抱える乗員又は乗客14の腹部にできるだけ密着させる。固定用ベルト11a及び固定用補助ベルト11bは、長さをそろえた上で、バランスが一番取れるように配慮してシートベルトに取り付ける。さらに両腕で幼児を抱えて身体固定具4を利用する。ベルトの長さは、幼児15の大きさや幼児15を抱える乗員又は乗客14の体格に応じて長さ調節具11eにより調節する。
身体固定具4の使用方法には、幼児を横向きに寝かせて使用する方法、幼児を起こした状態で対面して抱える方法、幼児が幼児を抱える乗員又は乗客と同じ方向を向くように幼児を起こした状態で抱える方法があるが、幼児を横向きに寝かせて使用する方法が推奨される。
複数の幼児を乗り物に乗せる時のように、幼児を1人でシートベルト1に固定する場合は、図21に示すように、固定用ベルト11aと固定用補助ベルト11bを用いて身体固定具4をシート12に固定し、さらに、固定用第2補助ベルト11cを併用して前のシートのヘッドレスト12aを支持するヘッドレスト指示棒12bや図3に示す取っ手13等に固定することが推奨される。ここで、固定用第2補助ベルト11cは、ベルト11と、ベルト11の両端に取り付けられた留め具11dとを備えている。
図21において固定用第2補助ベルト11cは、外装体側面部4gの外側面の折り部4h近傍に設けられた取り付け具4eに取り付けられている。ここで、固定用第2補助ベルト11cを外装体側面部4gのふち部に設けられた取り付け具4eに取り付けることとしても良い。
[第二実施例]
本発明の第二実施例について図4から図12、図15、図16を利用して説明する。本発明の第二実施例に係るシートベルト補助具は、航空機のシートベルトのような2点式シートベルトであって、乗員又は乗客の腹部中央位置で着脱操作を行うシートベルトと共に使用される。
航空機のシートベルトの場合には、図15に示すように、2本のシートベルト胴あて部1aの自由端にそれぞれ取り付けられたタング17及びバックル19を乗員又は乗客の腹部中央位置で着脱する。図15に示す座席は肘掛け20を備えている。
シートベルト補助具は、図15に示すように、身体固定具4と、固定用ベルト11aとを備えている。身体固定具4は、幼児の身体の少なくとも頭部から腰部までを固定することが可能である。固定用ベルト11aは、一端が身体固定具4に着脱可能であり、他端には航空機のシートベルト用の固定具18が設けられている。シートベルトの着脱機構を構成している差し手のタング17及び受け手のバックル19は、固定具18が間に介在した状態で互いに嵌合する。固定具18は、シートベルトの着脱機構の操作及び機能を阻害しないから、タング17とバックル19は、着脱可能、且つ、堅牢に嵌合する。第二実施例におけるシートベルトは、着脱機構の大きさが第一実施例におけるものよりも若干大きいが、着脱機構の操作方法及び機能は第一実施例におけるものとほとんど同じである。第二実施例におけるシートベルト補助具の構造は、第一実施例について説明した上記(A)から(G)、及び(I)から(K)に記載されているものと同一である。第二実施例に係るシートベルト補助具の構造を要約すると、乗員又は乗客の腹部中央位置で着脱するように設けられたシートベルトの着脱機構に一端が接続される1本の固定用ベルト11aと、固定用ベルト11aの他端に設けられた身体固定具4とを備えることを基本構造とし、必要に応じて固定用第2補助ベルト11cを備える。
第二実施例に係るシートベルト補助具を使用するときは、図15に示すように、身体固定具の取り付け具4eに固定用ベルト11aを留め具11dにより取り付ける。
固定用ベルト11aの一端に設けられた固定具18は、図16に示すように、シートベルトの着脱機構の差し手であるタング17と受け手であるバックル19の間に挟みこむ形で使用する。第一実施例についての上記(F)に示すものと同様に、固定具18には、タング差込片17bが、固定具18の開口面から差し込まれる。このとき、タングつまみ部17aはタング受け部18bで止められ、タング差込片17bのみが開口面の反対側の面に設けられた貫通穴18aを貫通する。そして、タング差込片17bは、シートベルトのバックル19に設けられた受け穴19aに挿入され、バックル19と結合される。
身体固定具4は、図15に示すように、幼児を抱える乗員又は乗客の腹部にできるだけ密着させるようにし、バランスが一番取れるように配慮した上でシートベルトに取り付ける。さらに両腕で幼児を抱えて身体固定具4を利用する。固定用ベルト11aの長さは、幼児の大きさや幼児を抱える乗員又は乗客の体格に応じて長さ調節具11eにより調節する。
身体固定具の使用方法には、幼児を横向きに寝かせて使用する方法、幼児を起こした状態で対面して抱える方法、幼児が幼児を抱える乗員又は乗客と同じ方向を向くように幼児を起こした状態で抱える方法があるが、幼児を横向きに寝かせて使用する方法が推奨される。
幼児を1人でシートベルト1に固定する場合は、第一実施例と同様に、固定用ベルト11aを用いて身体固定具4を座席に固定し、さらに、固定用第2補助ベルト11cを併用して乗り物内の適当な部位に固定することが推奨される。ここで、固定用第2補助ベルト11cは、ベルト11と、ベルト11の両端に取り付けられた留め具11dとを備えている。
[第三実施例]
本発明の第三実施例について図20を利用して説明する。本発明の第三実施例に係るシートベルト補助具は、通常の2点式シートベルトと共に使用される。
シートベルト補助具は、一般的な乗用車の後部中央座席や航空機のシートベルトのような2点式のシートベルトと共に使用される。シートベルト補助具は、一端にフックのような留め具11dが設けられ、他端に固定具8が設けられた固定用ベルト11aを備えている。ここで、留め具11dは、つり革やヘッドレスト12aを支持するヘッドレスト支持棒12bのような乗り物内の所定の部位に着脱可能である。シートベルトの着脱機構を構成している差し手のタング2及び受け手のバックル3は、固定具8が間に介在した状態で互いに嵌合する。固定具8は、シートベルト1の着脱機構の操作及び機能を阻害しないから、タング2とバックル3は、着脱可能、且つ、堅牢に勘合する。
シートベルト補助具を使用するときは、図20に示すように、固定用ベルト11aの一端に設けられた留め具11dをヘッドレスト支持棒12bに取付け、他端に設けられた固定具8を第一及び第二実施例において説明したように乗り物に設けられた着脱機構に挟み込む形で固定する。固定具8の詳細な使用方法の説明は前述と同一のため割愛する。これにより、固定用ベルト11aは、幼児を固定する用途のためだけではなく、大人用のシートベルト補助具としても使用可能である。固定用ベルトを使用すれば、2点式シートベルトを3点式シートベルトのように利用することが可能になる。固定用ベルト11aは、長さ調節機能や伸縮機能を備えても良い。
身体固定具4は、衝突時に子供にかかる衝撃を、頭部及び背中を中心とした体の裏面全体で受け止める構造をしている。身体を包み込む外装体4aと、少なくとも頭部から腰部を固定する背面板5と、クッション6と、身体固定ベルト7とを併用することにより、少なくとも頭部から腰部までが固定され、特に、頚部が安定する。
本発明によるシートベルト補助具は、既存のシートベルトの構造に改変を加えることなく使用可能である。このシートベルト補助具は、シートベルトの着脱機能を阻害することなく幼児と幼児を抱えている乗員又は乗客をシートに固定することができる。
本発明によるシートベルト補助具は、通常の2点式シートベルト、3点式シートベルトだけでなく、航空機で使用されるシートベルトのように乗員又は乗客の腹部中央位置で着脱を行なう構造のシートベルトをはじめ、様々なシートベルトと共に使用することが可能である。
乗用車の3点式シートベルトにおいては、衝突の際にベルトが巻き上げられる。本発明による身体固定具を使用すれば、このベルトを巻き上げる力が幼児に直接作用することが防がれる。
シートベルトが巻き上げられる方向が図3に示されている。シートベルト胴あて部1a及びシートベルト胸あて部1bは、それぞれ矢印16が示す方向に巻き取られる。
乗員又は乗客14は、図3に示すように、シート12に座って幼児15を膝の上に抱えている。乗員又は乗客14の後頭部はヘッドレスト12aに接触している。幼児15を包んでいる身体固定具4は、固定用ベルト11aと、固定用補助ベルト11bと、固定用第2補助ベルト11cとにより固定されている。固定用ベルト11aの固定具8は、バックル3に固定されており、固定用ベルト11aの留め具11dは、身体固定具側面部4gのふち部に設けられている取り付け具4eに取り付けられている。固定用補助ベルト11bの固定具9は、乗員又は乗客14の胴部に対して固定具8の反対側となる胴あてベルト1a上の部位に固定されており、固定用補助ベルト11bの留め具11dは、身体固定具側面部4gのふち部に設けられている取り付け具4eに取り付けられている。固定用第2補助ベルト11cの一の留め具11dは、前のシートに取り付けられている取っ手13に固定されており、固定用第2補助ベルト11cの他の留め具11dは、身体固定具側面部4gの折り部4h近傍の位置に設けられた取り付け具4eに取り付けられている。
ここで、固定用第2補助ベルト11cの他の留め具11dを身体固定具側面部4gのふち部に設けられている取り付け具4eに取り付ければ、身体固定具4が幼児15の正面に位置するふち部において吊り下げられる。このため、幼児15に強い慣性力が働いた場合には、幼児15は身体固定具4によって背中側から支持される。
図3に示すように固定用第2補助ベルト11cの身体固定具4に取り付けられていない方の留め具11dを取っ手13に固定するかわりに、図18に示すように前のシートのヘッドレスト12aを支持するヘッドレスト指示棒12bに固定しても良い。この場合も、固定用第2補助ベルト11cのヘッドレスト支持棒12bに固定されていない方の留め具11dを身体固定具側面部4gのふち部に設けられている取り付け具4eに取り付けることが可能である。
本発明によるシートベルト補助具の着脱はきわめて簡単に行なうことができる。固定具8は、図1に示すロック解除ボタン3aを押せば、タング2とともにバックル3から外れる。固定具9は、固定片10を引き抜けば、シートベルトから外れる。
固定片10の差込棒10bを、つまみ部10aに接合されている基部から先端にかけて細くなる形状とすることで、固定片10を輪の中9eから容易に引き抜くことができる。また、つまみ部10aを持って固定片10を輪の中9eで回転させれば、差込棒10bを締めつけているシートベルト1が緩み、固定片10を輪の中9eから引き抜くことが容易になる。つまみ部10aの幅を差込棒10bの幅よりも大きくしておけば、小さな力で固定片10を回転させることができる。
図1に示すように、身体固定具4を固定用ベルト11a及び固定用補助ベルト11bにより2点で固定した場合は、車両のシートベルトと同等の座席に固定する効果が期待される。図3に示すように、さらに固定用第2補助ベルト11cにより身体固定具4を車両の適当な部位に接続し、身体固定具4を3点以上で固定すると、身体固定具4はより確実に固定される。固定用第2補助ベルト11cを使用すると、子供を抱えている乗員又は乗客にかかる子供の体重が軽減され、子供はリクライニングシートの背もたれを倒したときのように楽な姿勢をとることができるので、長時間の使用も快適である。
固定用ベルト11aや固定用補助ベルト11bは、図20に示すように、乗員又は乗客を座席に固定するために使用可能である。

Claims (4)

  1. シートベルトに取り付けられ、つまみ部と差込片を有するタングと、
    前記タングの差込片が挿入される受け穴を有するバックルとが互いに結合することで前記シートベルトに装着されるシートベルト用のシートベルト補助具であって、
    第1ベルトと、
    前記第1ベルトの一端に取り付けられ、前記タング側が開放した箱形をし、底面に前記タングの差込片が貫通する第1貫通穴を有し、前記タング側に前記タングのつまみ部が係止する受け部を有する第1固定具と、
    前記第1ベルトの他端に取り付けれた第1留め具とを具備し、
    前記第1固定具は前記バックルと前記タングとに挟まれた状態で、前記タングの差込片が前記第1貫通穴を貫通して前記バックルの受け穴に挿入されると共に、
    前記つまみ部が前記受け部に係止したときに、前記タングと共に前記バックルに結合されることを特徴とするシートベルト補助具。
  2. シートベルト用のシートベルト補助具であって、
    第2ベルトと、
    前記第2ベルトの一端に取り付けられた第2固定具と、
    前記第2ベルトの他端に取り付けられた第2留め具とを具備し、
    前記第2固定具は、前記シートベルトが折り曲げられた状態で挿通可能な第2貫通穴が設けられた平板体と、前記平板体とは別体で、前記平板体に連結され、前記第2貫通穴の開口部が開口している長さより長い固定片とを備え、
    前記第2固定具は、前記シートベルトが折り曲げられた状態で前記第2貫通穴を挿通し、この折り曲げられた部分からなる輪の中に前記固定片が挿入され、前記シートベルトが引っ張られて前記輪の中で前記固定片が拘束されることにより前記シートベルトに固定されることを特徴とするシートベルト補助具。
  3. 前記第1ベルト、もしくは前記第2ベルトが接続され、幼児に装着される身体固定具を具備し、
    前記第1留め具、もしくは第2留め具は前記身体固定具に取り付け可能であり、
    前記身体固定具は、外装体底面部と、前記外装体底面部の両側にそれぞれ取り付けられ、幼児の腕を出すための穴が設けられた外装体側面部とを備え、
    前記外体底面部は、硬質の板と、クッションとを備えることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載のシートベルト補助具。
  4. 前記身体固定具は、自由端に肩部固定ベルト差込片を有する2本の肩部固定ベルトと、前記肩部固定ベルト差込片と着脱可能に結合するロック機構を自由端に有する腰部固定ベルトとを備えることを特徴とする請求項3に記載のシートベルト補助具。
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