JPH03126736A - ポリプロピレン架橋発泡体の製造方法 - Google Patents

ポリプロピレン架橋発泡体の製造方法

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JPH03126736A
JPH03126736A JP26572489A JP26572489A JPH03126736A JP H03126736 A JPH03126736 A JP H03126736A JP 26572489 A JP26572489 A JP 26572489A JP 26572489 A JP26572489 A JP 26572489A JP H03126736 A JPH03126736 A JP H03126736A
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JP
Japan
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weight
polypropylene
foam
polybutene
temperature
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Application number
JP26572489A
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Inventor
Toshiaki Suzuki
利明 鈴木
Kyoji Nakayama
仲山 亨志
Masatoshi Isono
正敏 磯野
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Tonen Chemical Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明はポリプロピレン架橋発泡体の製造方法に関し、
特にポリプロピレン特有の機械的特性及び耐熱性を実質
的に損なうことなく、原反シートの成形性に優れるとと
もに、高温下での強度の保持に優れた発泡体を製造する
方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ポリオ
レフィン発泡体は機械的強度、柔軟性、風合い、耐熱性
、耐薬品性等に優れており、自動車の内装材、断熱材、
スポーツ用品や食品包装の緩衝材、その他消音材や外装
材等に広く利用されている。
中でもポリエチレン発泡体は融点が低い分だけ柔軟性、
風合い、伸び等に優れている。これに対して、ポリプロ
ピレン発泡体は引張強度や曲げ強度等の機械的強度や耐
熱性に優れているが、融点が高いために発泡時に分子切
断が相当進行し、発泡の気泡セルが大きくかつ不均一に
なりゃすい。
また高結晶性のため、発泡体は硬く脆いものとなる傾向
にある。さらに、ぜい化温度(TB)  が高いために
耐寒性が劣り、原反シートの成形加工が難しく、また高
温下においては強度が著しく低下する等の問題があった
このようなポリプロピレン発泡体の問題点を解決するた
め、ポリプロピレンにポリブテン−1あるいはブテン−
l共重合体を添加した組成物の発泡体が種々提案されて
いる。
特開昭56−40167 号は、ポリプロピレン90重
量%ないし30重量%に対してポリブテン−1を10重
量%ないし70重量%添加した混合物を押出機内で溶融
可塑化し、発泡剤と均一に混合した後、冷却しつつ低圧
帯へ押出すことを特徴とするポリオレフィン系発泡体の
製造方法を開示している。
このポリオレフィン系発泡体は、耐熱性及び高温クリー
プ特性に優れているが、無架橋物であるので、十分な機
械的強度をもってはいない。
また、特開昭58−129025号は、揮発性発泡剤を
混入した加圧溶融ポリオレフィン樹脂を低温低圧域へ押
出して発泡体とする高発泡ポリオレフィンフオームの製
造方法において、ポリオレフィン樹脂が、(イ)メルト
インデックス(旧)が0.5〜2.0g/10分である
エチレン含有率5〜15%のプロピレン−エチレンブロ
ック共重合体60〜98重量%と、(ロ)メルトインデ
ックスが2〜10g/10 分であるポリブテン又はブ
テン共重合体1〜20重量%と、(ハ)メルトインデッ
クスが2〜log/10分の低密度ポリエチレン1〜2
0重量%とからなる混合物であることを特徴とする方法
を開示している。この方法によるポリオレフィンフオー
ムは、耐熱性に優れ、柔軟性、弾力性、表面美麗性に富
んだものとなっている。しかしながら、このポリオレフ
ィンフオームも、架橋していないので、十分な機械的強
度をもっていない。またポリブテン−1の含有量が少な
いので、高温下において強度が低下するという問題があ
った。
一方、特開昭61−181841 号は、(a)メルト
フローレート二0.1 ないし50g/10分のポリプ
ロピレン(A):60ないし95重量部、(b)メルト
フローレート二0.05ないし50g/l、0分、1−
ブテン含有率ニア0モル%以上及び示差走査型熱量計の
熱分析に基づく結晶融解熱量20Joule/ g以上
の1−ブテン重合体(B):5ないし40重量部、(A
) + (B) −100重量部に対して、ラジカル発
生剤(C) : 0.05ないし0.5重量部、及び(
d) (A) + (B) = 100重量部に対して
架橋助剤(D) : 0、■ないし1重量部とからなる
混合物を、ラジカル発生剤(C)の分解温度以上の温度
で溶融混練して架橋反応を行った後、かかる架橋組成物
:100重量部に対して発泡剤(E)を0,5 ないし
5重量部添加した後、該発泡剤(B)の分解温度未満の
温度で混練し、次いでシートを得ることを特徴とする、
均一な気泡分布の独立気泡を有する成形品の肌が良好な
発泡性シートの製造方法を開示している。
しかしながらこの製造方法では、ポリプロピレンとポリ
ブテン−1に、架橋助剤とラジカル発生剤とを添加し架
橋させた組成物に、発泡剤を添加しているので、発泡剤
を混合して押出成形により発泡性シートを作製するのが
困難であるという問題があった。
また、特開昭61−185533 号は、(a) 、l
’ ル) 7 D −レート二0.5〜50 g/10
 分のポリプロピレン(A) 60ないし95重量部、
(b)メルトフローレート: 0.05ないし50g/
10分、1−ブテン含有率ニア0モル%以上及び示差走
査型熱量計の熱分析に基づく結晶融解熱量20Joul
e/ g以上の1−ブテン重合体(B) : 5ないし
40重量部、(A) + (B) −100重量部に対
して、ラジカル発生剤(C) : 0.05ないし0.
5 重量部、(d) (A) + (B)100重量部
に対して架橋助剤(D):0.1 ないし1重量部、及
び(e) (A> + (B) −100重量部に対し
て発泡剤(E):0.5 ないし5重量部とからなるこ
とを特徴とするポリプロピレン架橋発泡体用組成物を開
示している。
しかしながら、この発泡体は架橋に際し、ポリプロピレ
ンと、1−ブテン重合体と、ラジカル発生剤と、架橋助
剤と、発泡剤とを溶融混練しているので、ポリプロピレ
ン及びポリブテン−1の軟化とともに発泡剤の一部が分
解してしまい、後に発泡工程を行った場合に、大きさの
均一でない独立気泡が生じてしまうという問題があった
さらに特開昭63−3038 号は、プロピレンの単独
重合体、またはプロピレンと15モル%以下の他のひオ
レフィンとの共重合体であって、結晶性であるプロピレ
ン系樹脂(A):60〜95重量%、1−ブテン含有率
70モル%以上の1−ブテン重合体、またはプロピレン
含有率55〜85モル%でプロピレンと炭素数4〜20
のα−オレフィンとのランダム共重合体であるのオレフ
ィン系樹脂(B) : 5〜30重量%、架橋助剤(0
:0.1〜5重量%、ラジカル発生剤(D) : 00
1〜0.2重量%、および発泡剤(B):0.5〜5重
量%からなる発泡性シート形成用組成物を、前記発泡剤
(IE)が分解しない温度でシート状に成形し、得られ
た発泡性シートに電離性放射線を照射して前記プロピレ
ン系樹脂(A)及びひオレフィン系樹脂(B)を架橋さ
せ、次いでこの発泡性シートを加熱して発泡させて成形
することを特徴とする、大きさが均一であるとともに微
細な独立気泡を有し、強度及び弾性率を備えたポリプロ
ピレン系発泡体の製造方法を開示している。
しかしながらこの方法によって得られるポリプロピレン
系発泡体は、ポリブテン−1の含有量が少ないため、高
温下において強度が低下するという問題があった。
従って本発明の目的は、これらの問題点がなく、良好な
機械的特性、耐熱性及び柔軟性を有し、原反シートの成
形性及び高温下での強度保持に優れ、均一で微細な気泡
を有する高発泡倍率のポリプロピレン架橋発泡体を製造
する方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、ポリプ
ロピレン系樹脂組成物中のポリブテン−1の割合を多く
するとともに、成形後電離性放射線により架橋し、次い
で発泡させることにより、上記目的を遠戚できることを
見出し、本発明に想到した。
すなわち本発明のポリプロピレン架橋発泡体の第一の製
造方法は、ポリプロピレン20〜65重量%と、ポリブ
テン−135〜80重量%と、前記ポリプロピレン+ポ
リブテン−1の合計100 重量部に対して発泡剤5〜
40重量部とを含有する発泡体用組成物を、前記発泡剤
の分解温度未満の温度で成形した後、電離性放射線を照
射して架橋させ、次いで前記発泡剤の分解温度以上に加
熱して発泡させることを特徴とする。
また本発明のポリプロピレン架橋発泡体の第二の製造方
法は、ポリプロピレン20〜60重量%と、ポリブテン
−135〜77重量%と、線状低密度ポリエチレン3〜
45重量%と、前記ポリプロピレン+ポリブテン−1+
線状低密度ポリエチレンの合計100重量部に対して発
泡剤5〜40重量部とを含有する発泡体用組成物を、前
記発泡剤の分解温度未満の温度で成形した後、電離性放
射線を照射して架橋させ、次いで前記発泡剤の分解温度
以上に加熱して発泡させることを特徴とする。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明の方法に使用し得るポリプロピレンは、プロピレ
ンのホモポリマーに限らず、プロピレンとエチレンとの
ブロックコポリマー又はランダムコポリマーを含む。コ
ポリマーの場合、エチレン含有量は10重量%以下であ
る。このようなポリプロピレン樹脂は通常0.5〜80
g/10m1n のMFR(MeltFlow Rat
e JISK7210 、荷重2.16kg、 230
 ℃)を有する。
また本発明の方法に使用し得るポリブテン−1は、ブテ
ン−1をチーグラーナツタ触媒等により重合させた立体
規則性重合体、あるいはブテン−1を5重量%以上含む
他ののオレフィンとのランダム、ブロック又は交互共重
合体である。
ポリプロピレン及びポリブテン−1の配合割合は、ポリ
プロピレン+ポリブテン−1を100 重量%として、
それぞれポリプロピレンが20〜65重量%、好ましく
は30〜60重量%であり、ポリブテン−1が35〜8
0重量%、好ましくは40〜70重量%である。ポリプ
ロピレンの配合割合が20重量部未満では(ポリブテン
−1が80重量%を超えると)、ポリプロピレンの特徴
である耐熱性及び剛性が十分に発揮で0 きず、一方65重量部を超えると(ポリブテン−1が3
5重量%未満では)ポリブテン−1の配合量が低く過ぎ
るために、高温下での引張強度、引張伸度、引裂強度等
の物性の改善が十分でない。
本発明においては、電離性放射線による架橋を効率よく
行うことを目的として、ポリプロピレン及びポリブテン
−1に線状低密度ポリエチレンを、ポリプロピレン+ポ
リブテン−1+線状低密度ポリエチレンを100重量%
として、3〜45重量%配合することができる。
上記線状低密度ポリエチレンの配合割合が3重量%未満
ではその配合の効果が十分でなく、また45重量%を超
えるとポリプロピレン及び/又はポリブテン−1の配合
割合が低下し過ぎる。好ましい線状低密度ポリエチレン
の配合割合は5〜35重量%である。
なおこの場合、ポリプロピレン+ポリブテン−1+線状
低密度ポリエチレンを100 重量%に対して、ポリプ
ロピレンは20〜60重量%、好ましくは30〜55重
量%であり、ポリブテン−1は35〜77重量%、好ま
しくは40〜70重量%である。ポリプロピレンは前述
の樹脂成分がポリプロピレンとポリブテン1からなる場
合と同様の理由により、20重量%以上は必要であり、
ポリブテン−1は35重量%以上は必要である。
本発明の方法に使用し得る発泡剤としては、常温では液
体状または固体状であるが、ポリプロピレンの溶融点以
上に加熱されたときに分解または気化する化合物で、シ
ート化等の成形や架橋反応を実質的に妨害しないかぎり
、任意のものが使用できるが、分解温度が180〜27
0 ℃の範囲のものが好ましい。その具体的な例として
は、アゾジカルボンアミド、アゾジカルボン酸金属塩、
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ヒドラゾジカル
ボンアミド、p−)ルエンスルホニルセミ力ルバジド、
S−)リヒドラジノトリアジンなどが挙げられる。これ
らの発泡剤は、ポリプロピレン+ポリブテン−1(また
はポリプロピレン+ポリブテン−1+線状低密度ポリエ
チレン)100重量部に対して、5〜40重量部の範囲
で使用し、それぞれの種類や発泡倍率によって任意に混
合量を変えることができる。
本発明の方法においては、上記成分の他に、架橋反応を
スムーズに効率良く行うために、架橋助剤を添加するの
が好ましい。本発明に使用し得る架橋助剤の例としては
、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールペンタアクリレート、ジアリルフタレート、ジアリ
ルマレエート等がある。上記架橋助剤の添加量は、ポリ
プロピレン+ポリブテン−1(またはポリプロピレン+
ポリブテン−1+線状低密度ポリエチレン)100重量
部に対して、0.5〜5.0重量部であり、好ましくは
1,0〜3.0 重量部である。
その他車発明においては、ポリプロピレン架橋発泡シー
トの特性改良などの目的のために、他の各種配合剤、具
体的にはゴム性物質、他の樹脂、顔料、各種充填剤、難
燃性物質、酸化防止剤などを適宜混合することができる
次に上述のような各成分からなる組成物を用い3 てポリプロピレン架橋発泡体を製造する方法について説
明する。
まず上述したようなポリプロピレン、ポリブテン−■、
発泡剤、及び必要に応じて配合される線状低密度ポリエ
チレン、架橋助剤、その他の配合剤等ヲ二−ダ、ヘンシ
ェルミキサー、押出機等により混練する。この際、溶融
混練の温度は発泡剤の分解温度未満とする必要がある。
好ましい溶融混練温度は160〜170 ℃である。
その後上記混練物を押出機等のダイスより押し出し、シ
ート等の成形体に成形する。この際ダイスの温度を15
5〜165 ℃の範囲に制御するのが好ましい。
このようにして得られた成形体に、α線、β線(電子線
)、γ線等の電離性放射線を照射して架橋させる。これ
らの中では、電子線照射による架橋が好ましい。放射線
の照射量は架橋助剤の種類や量、及び架橋の度合い等に
より異なるが、一般に0.1〜50Mrad、好ましく
は1〜30Mradである。
このようにして架橋したポリプロピレン樹脂組4 酸物の発泡は、発泡剤の分解温度より高い温度、好まし
くは200  ℃以上、より好ましくは230〜270
℃の温度に加熱することにより行うことができる。発泡
に要する加熱時間は通常0.5〜5分である。
なお、一般に十分に高い発泡倍率の発泡体を得るために
は電離性放射線の照射量及び発泡剤の分解温度を最適値
に設定する必要があるが、本発明の方法によれば、十分
に高い発泡倍率とするための」二記電離性放射線の照射
量の範囲及び発泡剤の分解温度の範囲を大幅に広くする
ことができる。
〔作  用〕
本発明の製造方法によれば、所定の割合のポリプロピレ
ン及びポリブテン−1に発泡剤を添加し、これを電離性
放射線により架橋し、発泡させている。
この本発明の方法によるポリプロピレン架1発泡体は、
高温下でも引張強度、引張伸度、引裂強度等の機械的強
度を保持でき、柔軟性を有する粘り強いフオームとなっ
ている。さらにポリプロピ5 レンの特性である耐熱性を有するとともに、耐寒性も有
する。
またこのポリプロピレン架橋発泡体は、ポリプロピレン
のホモポリマーをベースとして使用しても、発泡成形性
が良好であり、シート状とする場合には、原反シートの
底形が容易である。
このように本発明の方法によるポリプロピレン架橋発泡
体が種々の特性を有する理由は、耐熱性及び剛性を有す
るポリプロピレンに、以下の(1)〜(4)のような特
性を有するポリブテン−1を所定の割合で配合した樹脂
を用いているためと考えられる。
(1)高温下での強度保持に優れるとともに、破壊エネ
ルギーが高い。
(2)融点が116 ℃〜131 ℃とポリプロピレン
より低い。
(3)ぜい化温度(TB)  が−25℃〜−40℃と
ポリプロピレンより低い。
(4)構造上、ポリプロピレンとの相溶性が良い。
さらに、本発明の方法によれば上述のような樹脂に、発
泡剤を添加し、電離性放射線により架橋6 した後、発泡させているので均一で微細な気泡を有する
発泡体を得ることが可能である。
その上、本発明の方法によれば、ポリブテン−1の配合
により、十分に高い発泡倍率の発泡体を得るための電離
性放射線の照射量の範囲及び発泡剤の分解温度の範囲を
、従来より大幅に広くすることができる。
〔実施例〕
本発明を以下の具体的実施例によりさらに詳細に説明す
る。
なお、各実施例及び比較例において原料樹脂としては以
下のものを用いた。
[1]  ポリプロピレン ・HPP:ポリプロピレンホモポリマー〔J215くパ
ウダー)、東燃石油化学■製、 メルトフローレー)  (MFR230℃2゜16 k
g荷重)1.5 g/10分〕・RP P : 7’ロ
ピレンランダムコポリマ−[F409CE (パウダー
)、東燃石油化学■製、エチレン含有量4重量%、メル 7 トフローレート9 g/10 分〕 ・BPPニア”ロピレンブロックコポリマー〔BJ32
0(パウダー)、東燃石油化学■製、エチレン含有量7
重量%、メルトフ ローレート20 g710 分〕 [2]  ボリブテンート P B−1:  [M8340(ペレット)、三井石油
化学工業■製、メルトインデックス(旧、 190 ℃2.16kg荷重)4g/10分〕[3] 
線状低密度ポリエチレン ・L L D p E :  [:GML2612(パ
ウダー)  日本コ。
ニカー@製、メルトインデック ス (旧、190  ℃2.16kg荷重)12g/1
0分〕 実施例1〜8及び比較例1〜6 第1表に示す配合割合で、各種のポリエチレンニ、ポリ
ブテン−1及び線状低密度ポリエチレンを配合してなる
樹脂成分100重量部に対して、発泡剤としてアゾジカ
ルボンアミド(永和化学■製)15重量部と、架橋助剤
としてトリメヂロール8 プロパントリメタクリレート (新中村化学■製)1゜
5重量部と、酸化防止剤としてテトラキス〔メチレン−
3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロピオネートコメタン(Iγganoxlθ1θ、
チバガイギー製)2重量部とを加え、ヘンシェルミキサ
ーを用いて30℃、500rpmで2分間混合した後、
Tダイを有する50mmφ、長さ/直径(L/D ) 
−28の押出機に供給し、押出温度160 ℃で押し出
し、厚さ1.Ommのシートを作成した。
原反シートの成形性を以下の基準により評価した。
◎:極めて良好。
○:良好。
△;シート成形がやや困難。
×:シート成形が困難。
結果を第1表にあわせて示す。
次にこのシートに、3Mradの線量の電子線を照射し
、架橋を行った。その後250 ℃のエアーオーブンに
1.5分間入れて発泡剤を分解し、発泡させた。
このようにして得られた各架橋発泡シートについて、発
泡後の密度、23℃における引張強度、9張伸度及び引
裂強度、耐熱性、高温下(80℃、100℃、120 
℃〉 における引張強度及び引張伸度をそれぞれ測定し
た。また実施例2、比較例2及び4においては、低温下
(−5℃)における引張強度及び引張伸度の測定も行っ
た。
結果を第1表にあわせて示す。
注〉8”単位は重量%−22− (1)JIS K6767 により測定した値であり、
長手方向(MO) /幅方向(TO)の値を示す。
(2)JIS K6767 により測定した値であり、
長手方向(MO)/幅方向(TO)の値を示す。
(3)JIS K6767 により測定した値であり、
長手方向(MO) /幅方向(TD)の値を示す。なお
、測定温度は23℃である。
(4,) 1.20℃及び140℃で22時間放置した
後の、収縮率(%)を測定した。
第1表から、高温下での各実施例のポリプロピレン架橋
発泡シートの引張強度は、各比較例のシートのそれより
著しく優れており、高温下での強度の劣化が著しく少な
いことがわかる。
また本発明の方法によるポリプロピレン架橋発泡体は、
ポリプロピレンをベースとしているにもかかわらず、原
反シートの成形性が良好であることがわかる。
さらに、本発明の方法によるポリプロピレン架橋発泡シ
ートは耐熱性及び耐寒性も良好である。
実施例9〜11及び比較例7〜9 3 実施例2の発泡体用組成物を用いて、電子線の照射量を
6 Mrad 、 3 Mrad (実施例2と同一条
件)、及び10Mradと変化させて、それぞれ架橋発
泡体を製造した。
この各架橋発泡シートについて、ゲル分率、発泡後の密
度、23℃における引張強度、引張伸度、引裂強度及び
120 ℃での耐熱性をそれぞれ測定した。
なお、発泡後の密度は、発泡倍率に反比例するものであ
り、この値が大きいほど発泡倍率は小さい。
結果を樹脂の組成、電子線の照射量とともに第2表に示
す。
また比較例2の発泡体用組成物を用いて、電子線の照射
量を同様にに変化させて、発泡シートを製造し上記各物
性を測定した。
結果を第2表にあわせて示す。
−25− 第2表から、実施例の架橋発泡シートは、電子線照射量
が6〜10Mradの範囲では、発泡後の密度がほぼ同
じであることがわかる。これに対して、比較例8は各実
施例と同程度の密度を示したが、電子線照射量が6及び
10Mradである比較例7及び9の場合は密度が著し
く大きくなっていることがわかる。
このことから本発明の方法によれば、より広い範囲の照
射線量において高い発泡倍率の発泡体を得ることができ
ることが示された。
実施例12及び比較例10 実施例7の発泡体用組成物を用いて、発泡温度を230
.240.250(実施例7と同一条件)、260℃と
変化させて、それぞれ架橋発泡体を製造した。
この各架橋発泡シートについて発泡後の密度をそれぞれ
測定した。
発泡温度による密度の変化を第1図に示す。
また比較例2の発泡体用組成物を用いて、発泡温度を同
様に変化させて、発泡シートを製造し、発泡後の密度を
測定した。
6 結果を第1図にあわせて示す。
第1図から、実施例12の方が比較例10よりも、温度
による発泡後の密度の変動が少ないことがわかる。
このことから本発明の方法によれば、より広い範囲の発
泡温度において高い発泡倍率の発泡体を得ることができ
ることが示された。
以上の実施例において、本発明の方法によりシートを底
形した場合について説明したが、本発明の方法はこれに
限定されることなく、種々の形状の発泡体の製造に適用
することができる。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明のポリプロピレン架橋発泡体
の製造方法によれば、ポリプロピレンに所定量のポリブ
テン−1を配合し、さらに発泡剤を添加して、電離性放
射線により架橋させた後、発泡しているので、高温下で
も強度の低下が少なく、さらに耐熱性及び耐寒性、剛性
に優れた発泡体を得ることができる。
また本発明の方法の発泡体用組成物はシート状7 に成形する場合には、原反シートの成形性に優れている
さらに本発明の方法によれば、十分に高い発泡倍率とす
る場合に、電離性放射線の照射量及び発泡剤の分解温度
の制御条件が大幅に緩和される。
【図面の簡単な説明】
第1図は発泡温度による発泡体の密度の変化を示すグラ
フである。 出 願 人 東燃石油化学株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレン20〜65重量%と、ポリブテン
    −135〜80重量%と、前記ポリプロピレン+ポリブ
    テン−1の合計100重量部に対して発泡剤5〜40重
    量部とを含有する発泡体用組成物を、前記発泡剤の分解
    温度未満の温度で成形した後、電離性放射線を照射して
    架橋させ、次いで前記発泡剤の分解温度以上に加熱して
    発泡させることを特徴とするポリプロピレン架橋発泡体
    の製造方法。
  2. (2)ポリプロピレン20〜60重量%と、ポリブテン
    −135〜77重量%と、線状低密度ポリエチレン3〜
    45重量%と、前記ポリプロピレン+ポリブテン−1+
    線状低密度ポリエチレンの合計100重量部に対して発
    泡剤5〜40重量部とを含有する発泡体用組成物を、前
    記発泡剤の分解温度未満の温度で成形した後、電離性放
    射線を照射して架橋させ、次いで前記発泡剤の分解温度
    以上に加熱して発泡させることを特徴とするポリプロピ
    レン架橋発泡体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009089698A1 (fr) * 2008-01-15 2009-07-23 Quanzhou Gongyuan Textile Co., Ltd Plastique en polypropylène expansé de type écologique dégradable et son procédé de préparation
US7784873B2 (en) 2004-11-24 2010-08-31 Kiyomi Nagao Auxiliary seat belt device

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WO2009089698A1 (fr) * 2008-01-15 2009-07-23 Quanzhou Gongyuan Textile Co., Ltd Plastique en polypropylène expansé de type écologique dégradable et son procédé de préparation

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