JPH11147448A - シートベルト補助具 - Google Patents

シートベルト補助具

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Publication number
JPH11147448A
JPH11147448A JP9330810A JP33081097A JPH11147448A JP H11147448 A JPH11147448 A JP H11147448A JP 9330810 A JP9330810 A JP 9330810A JP 33081097 A JP33081097 A JP 33081097A JP H11147448 A JPH11147448 A JP H11147448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
piece
seat belt
child
folded
Prior art date
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Pending
Application number
JP9330810A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Takayama
達郎 高山
Yuki Saitou
由希 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Car Mate Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Car Mate Manufacturing Co Ltd filed Critical Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH11147448A publication Critical patent/JPH11147448A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来のシートベルト補助具は、ベルトに張力
が加わるとベルトに相対的に移動し、子供の首部分にシ
ートベルトが位置し危険であるという欠点があった。 【解決手段】 シートベルト補助具は、中央片12の上
端、下端に夫々T字状及び逆T字状の上部片13及び下
部片14を設け、上記上部片13の上部から下方に向っ
て折り返し片10を設ける。また、上記シートベルト補
助具にカバーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートベルト補助
具、特に、自動車のシートベルトを子供や身長の低い人
にも安全に使用できるようにしたシートベルト補助具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車用シートベルトは、図6に
示すように肩口から腰までたすき掛け状に胸の前を斜め
に下がるベルト(上側ベルト)1と、最下位で水平に下
腹部の前を横切るベルト(下側ベルト)2の2本のベル
トで構成されている。これを子供3や、身長の低い人が
使用する場合、背が低いために斜めに下がるベルト1が
首等の高すぎる位置に来てしまい、不快なだけでなく衝
突の際に首がこすれる等の危険がある。このため、子供
を同乗させる場合は市販されている子供用補助具を使用
する必要があった。この補助具は大別すると下記のよう
なものである。
【0003】図6に示すように、2本のベルト1,2
を一緒にパット4の中を通し、上側ベルト1の角度を変
えベルトに首が掛からないようにしたもの。
【0004】図7に示すように、車のシート5の上に
取付け、子供3の座る位置を高くし、上側ベルト1に首
が掛からないようにした座部6を有するもの。
【0005】実開昭62−139761号公報及び図
8〜図10に示すように、下側ベルト2に取り付けた補
助フックに上側ベルト1をはめて上側ベルト1の角度を
変えて、ベルトに首が掛からないようにしたもの。
【0006】上記図8〜図10に示す補助フックは、水
平連結部分の両端から同一方向に向けて延びる2つの突
片7,7と、それら突片7,7の間にあってそれら突片
7,7との間に夫々間隙8,8を形成しながら突片7,
7と同じ方向に向けて上記水平連結部分の中央から延び
る中央片9と、突片7,7及び中央片9のうちの少くと
も1つの先端側から折り返された状態で形成された折り
返し片10とよりなる。
【0007】上記補助フックは、図8に示すように子供
等がシートベルトを着用した時にベルト2が着用者の下
腹部の前面を水平に横切る部分の位置で、突片7,7や
中央片9が上を向き折り返し片10が下を向く状態にな
るようにしながら、ベルト2を2つの突片7,7と中央
片9との間に形成された2つの間隙8,8内に順次に通
し、突片7,7と中央片9とに対してジグザグ状に通過
させた状態にするものである。
【0008】このベルト1,2を子供等が着用した時
は、補助フックを着用者である子供等の下腹部の前面に
位置せしめ、図9に示すように、ベルト1の斜め下方に
降下する部分をつまんで引き下げ折り返し片10の内側
にはめると、図10に示すように、ベルト1は子供等の
肩口からたすき掛け状に胸の前面を斜めに下がった状態
となる。そして、この状態においては、ベルト1が折り
返し片10を引っ掛けて補助フックを上方に引き上げる
力が発生するが、突片7,7と中央片9との間に形成さ
れた間隙8,8の下端が、ベルト2の下端に引っ掛かっ
ていることにより、補助フックの上昇は阻止されるよう
になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上記の補
助具の場合50Km/hの衝突試験を行ったところ、衝
突の際に荷重がシートベルトに掛かり、図11に示すよ
うに、パット(布製)4が破れてしまい補助具を付けな
い時と同じ位置にベルトが移動し、ダミー人形の首がベ
ルトでこすれ、安全性に問題であることが判明した。ま
た、大人がシートベルトを使う際には着脱が面倒であ
る。
【0010】上記のものは高価となり、また大型とな
るので大きな保管場所を必要とする。
【0011】また、上記のシートベルト用補助具フッ
クは、ベルト2に差し込むだけであり、ベルト2に完全
には固定されておらず、手の力でも左右に動かすことが
可能である。また、衝突の際には上側ベルト1が元の位
置に戻ろうとするので、図12に示すように、フックは
図10に示すベルト2のジョイント部11の方向に移動
し、ベルト1はフックに係合していない時と同じ位置へ
移動し、結局、子供の首にベルト1が掛かってしまうの
で、安全性に問題があった。即ち、図13に示す従来の
フックをベルトに取り付け、ベルトに張力をかけるとフ
ックが撓み、中央片9が図13において右方に引っ張ら
れ、図14に示すように移動する。そのためベルト2が
直線状となり、フックとベルトの抵抗が小さくなり、フ
ックは左右に滑りやすくなる。
【0012】また、金属がむき出しのため、体に当たる
と痛い、という欠点があった。
【0013】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のシートベルト補
助具は、中央片と、上記中央片の上端,下端に夫々設け
た両端折り曲げ部を有するT字状の上部片及び逆T字状
の下部片と、上記中央片の両側に形成されたシートベル
トを挿通保持するための間隙と、上記上部片の上部から
下方に向って折り返された折り返し片と、この折り返し
片と上記上部片間に形成されたシートベルトを挿通保持
するための間隙とより成ることを特徴とする。
【0015】また、本発明のシートベルト補助具は、カ
バーを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
【0017】本発明のシートベルト補助具は図1に示す
ように、中央片12と、上記中央片12の上端、下端に
夫々連なるT字状及び逆T字状の上部片13及び下部片
14と、上記上部片13の一端及び上記下部片14の一
端から夫々対向して上記中央片12との間に間隙15を
形成しながら下方及び上方に延びる短突起16,16
と、上記上部片13の他端及び上記下部片14の他端か
ら夫々対向して上記中央片12との間に間隙17を形成
しながら下方及び上方に延びる短突起18,18と、上
記上部片13の上部中央から下方に折り返された状態で
延びる折り返し片19とにより構成する。
【0018】本発明のシートベルト補助具は上記のよう
な構成であるから、図2に示すように子供等がシートベ
ルトを着用した時に、ベルト2が着用者の下腹部の前面
を水平に横切る部分の位置で、折り返し片19が下を向
く状態になるようにしながら、ベルト2を短突起16,
16と中央片12との間及び中央片12と短突起18,
18との間に形成された2つの間隙15,17内に順次
に通し、短突起16,16と中央片12と短突起18,
18とに対してジグザグ状に通過させた状態にする。
【0019】このシートベルトを子供等が着用した時
は、シートベルト補助具が着用者である子供等の下腹部
の前面にくるから、ここで、図3及び図4に示すように
ベルト1の斜め下方に降下する部分をつまんで引き下げ
折り返し片19の内側にはめると、シートベルト1の斜
め下方に降下する部分は子供等の肩口からたすき掛け状
に胸の前面を斜めに下がっていった状態となる。そし
て、上下の突起16,16又は突起18,18でベルト
5を挟み込むようになるから、シートベルト補助具をシ
ートベルトに強固に固定することが可能となる。
【0020】本発明においては従来のものと比較して上
部片13及び下部片14の両端に突起16,18が上下
両方から形成されていて、突起の支点から先端までの距
離が短い分、中央片12に相対的な撓みも少なくなるの
で、ベルトに対する滑り抵抗も大きくなり滑りにくくな
る。
【0021】なお、大人が使用する時は、シートベルト
の斜めにかかる部分を折り返し片19からはずすだけで
良い。
【0022】また、上記シートベルト補助具には布製の
カバー20を取り付けることができる。
【0023】この布製のカバー20は例えば図5に示す
ように、第1から第4までの折り曲げ部分21,22,
23,24と、第2の折り曲げ部分22に設けた上記折
り返し片19を通す長穴25と、上記第1の折り曲げ部
分21と上記第3の折り曲げ部分23を着脱自在に結合
するホック26と、上記第2の折り曲げ部分22と上記
第4の折り曲げ部分24を着脱自在に結合するホック2
7とより成り、4重に折り曲げ自在なものとする。
【0024】上記布製カバー20は上記のような構成で
あるから、補助具の折り返し片19が上記第2の折り曲
げ部分21の長穴25に入った状態で、シートベルト補
助具をベルト2に取り付け、第1の折り曲げ部分21と
第3の折り曲げ部分23及び第4の折り曲げ部分24を
上記折り返し片19のない裏側に折り曲げ、ホック26
を留め、更に上記第4の折り曲げ部分24を折り返し片
のある方に折り曲げてホック27を留めることにより、
シートベルト補助具にカバー20を取り付けることがで
きる。
【0025】尚、補助フックは表面には、ポリエチレ
ン、ナイロン等のコーティングをほどこしても良く、
又、補助フックの材質は、樹脂等、金属以外の物質を用
いても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明のシートベルト補助具によれば、
50Km/hの衝突試験を行ったところ衝突の際にも横
にずれることがなく、また、構造が簡単で小さいため、
安価に製造でき、常時シートベルトに取り付けておいて
も邪魔にならず、大人が使用する際にも着脱が簡単であ
るという大きな利益がある。
【0027】また、カバーを取り付けた場合、シートベ
ルト補助具全体を包んでしまうので、触感がソフトとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートベルト補助具の説明用斜視図で
ある。
【図2】本発明のシートベルト補助具の説明用斜視図で
ある。
【図3】本発明のシートベルト補助具の説明用斜視図で
ある。
【図4】本発明のシートベルト補助具の使用状態の説明
用正面図である。
【図5】本発明のシートベルト補助具に使用するカバー
の側面図である。
【図6】従来の子供用シートベルト補助具の説明用斜視
図である。
【図7】従来の他の子供用シートベルト補助具の説明用
斜視図である。
【図8】従来の更に他の子供用シートベルト補助具の説
明用斜視図である。
【図9】図8に示す子供用シートベルト補助具の説明用
斜視図である。
【図10】図8に示す子供用シートベルト補助具の使用
状態説明図である。
【図11】従来の子供用シートベルト補助具の説明用斜
視図である。
【図12】従来の更に他の子供用シートベルト補助具の
説明用正面図である。
【図13】従来のシートベルト補助具の説明用縦断側面
図である。
【図14】従来のシートベルト補助具の説明用縦断側面
図である。
【符号の説明】
1 上側ベルト 2 下側ベルト 3 子供 4 パット 5 シート 6 座部 7 突片 8 間隙 9 中央片 10 折り返し片 11 ジョイント部 12 中央片 13 上部片 14 下部片 15 間隙 16 短突起 17 間隙 18 短突起 19 折り返し片 20 カバー 21 折り曲げ部分 22 折り曲げ部分 23 折り曲げ部分 24 折り曲げ部分 25 長穴 26 ホック 27 ホック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央片と、上記中央片の上端,下端に夫
    々設けた両端折り曲げ部を有するT字状の上部片及び逆
    T字状の下部片と、上記中央片の両側に形成されたシー
    トベルトを挿通保持するための間隙と、上記上部片の上
    部から下方に向って折り返された折り返し片と、この折
    り返し片と上記上部片間に形成されたシートベルトを挿
    通保持するための間隙とより成ることを特徴とするシー
    トベルト補助具。
  2. 【請求項2】 カバーを有することを特徴とする請求項
    1記載のシートベルト補助具。
JP9330810A 1997-11-17 1997-11-17 シートベルト補助具 Pending JPH11147448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9330810A JPH11147448A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 シートベルト補助具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9330810A JPH11147448A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 シートベルト補助具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11147448A true JPH11147448A (ja) 1999-06-02

Family

ID=18236811

Family Applications (1)

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JP9330810A Pending JPH11147448A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 シートベルト補助具

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JP (1) JPH11147448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112005002894B4 (de) * 2004-11-24 2010-02-18 Kiyomi Nagao Sitzgurt-Hilfsvorrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112005002894B4 (de) * 2004-11-24 2010-02-18 Kiyomi Nagao Sitzgurt-Hilfsvorrichtung
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