JP2014031057A - 幼児拘束装置 - Google Patents

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Tatsumasa Ishisako
立壮 石迫
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Abstract

【課題】座り心地が良く、コンパクトに折り畳むことができる幼児拘束具を提供する。
【解決手段】車両シートの背部に沿って配置された背もたれ部10と、左右一対の肩ベルト30と、一対の肩ベルト30に一対の肩ベルト30をそれぞれ挿通せしめるようにそれぞれ装着されている左右一対のタングプレート31とを含む上体ベルト部12と、背もたれ面10aの下部の中央部に設けられた股ベルト取付部18から延び、先端部に左右一対のタングプレート31と係脱可能なバックル本体35が設けられている股ベルト部13と、背もたれ部10の下端部の左側面10b及び右側面10cに左右方向に延びる揺動軸線L1の周りにそれぞれ揺動可能に設けられ、車両シートに設けられている一対のコネクタアンカーとそれぞれ係脱可能な左右一対のコネクタ部14と、背もたれ部10の上端部の前方への揺動軸線L1周りの揺動を規制する揺動規制機構9と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両シートに取り付けられる幼児拘束装置に関する。
従来から、幼児シート固定用アンカに係止して用いる幼児拘束装置が用いられている(例えば特許文献1参照)。
この幼児拘束装置は、車両シートに着座する幼児の肩を拘束する肩ウェビングと、幼児の腰を拘束する腰ウェビングとを備えている。そして、使用時においては、シートバックの上部に肩ウェビングの上端を係止させ、更に幼児シート固定用アンカに腰ウェビングの下端部を係止させ、これによって、車両シートに着座する幼児を車両シートに拘束する。
特開2005‐67452号公報
しかし、大人の体格にあうよう形成された奥行きの深い座部に幼児を着座させ、特許文献1に記載の幼児拘束装置によってこの幼児を拘束すると、この幼児の膝裏の位置が座部の前端の位置よりも後方に位置することになるため、幼児は脚を延ばして座る必要があった。そのため、座り心地が悪く、また、シートの間隔が狭い車両においては、幼児の靴が前方のシートの背面に触れて汚れるという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明に係る幼児拘束装置は、座部と背部とを有する車両シートに取り付けられる幼児拘束装置であって、前記車両シートの背部に沿って配置され、上下方向に延びる背もたれ面と、前記背もたれ面の左右の側縁からそれぞれ後方に延びる左側面及び右側面とを有する背もたれ部と、前記背もたれ面の上部の左部及び右部にそれぞれ設けられた、左右一対の肩ベルトの上側位置をそれぞれ規定する一対の上側位置規定部と、前記背もたれ面における前記一対の上側位置規定部の下方にそれぞれ設けられた、前記左右一対の肩ベルトの下側位置をそれぞれ規定する一対の下側位置規定部と、前記一対の上側位置規定部から前記一対の下側位置規定部にかけてそれぞれ延びる左右一対の肩ベルトと、該一対の肩ベルトに該一対の肩ベルトをそれぞれ挿通せしめるようにそれぞれ装着されている左右一対のタングプレートとを含む上体ベルト部と、前記背もたれ面の下部の中央部に設けられた股ベルト取付部から延び、先端部に前記左右一対のタングプレートと係脱可能なバックル本体が設けられている股ベルト部と、前記背もたれ部の下端部の左側面及び右側面に左右方向に延びる揺動軸線の周りにそれぞれ揺動可能に設けられ、前記車両のシートに設けられている一対のコネクタアンカーとそれぞれ係脱可能な左右一対のコネクタ部と、前記背もたれ部の上端部の前方への前記揺動軸線周りの揺動を規制する揺動規制機構と、を備える。
この構成によれば、使用時において、幼児と車両シートの背部との間に背もたれ部が介在するので、幼児の着座位置を大人の着座位置よりも前方に位置させることができる。これによって、座部に着座する幼児の膝裏の位置と座部の前端の位置とをあわせることができ、幼児は脚を曲げて着座することができる。したがって、幼児の座り心地を向上させることができる。
また、コネクタ部を収納位置に位置させることによって、コンパクトに折畳むことができる。したがって、車両シートから取り外した幼児拘束装置を保管する際の収納スペースを節約することができる。
前記左右一対のコネクタ部はそれぞれ棒状に形成され、それぞれの基端部が前記背もたれ部の下端部の左側面及び右側面にそれぞれ前記揺動軸線の周りに揺動可能に設けられ、それぞれの先端部がそれぞれ前記一対のコネクタアンカーと係脱可能であり、且つ前記左右一対のコネクタ部は前後方向に延在する取付位置と前記背もたれ面が延びる方向と平行に延在する収納位置との間でそれぞれ揺動可能に且つ収納位置においてその姿勢を保持可能に設けられていてもよい。
この構成によれば、コネクタ部を収納位置に保持させて携帯することができる。
前記上体ベルト部及び前記股ベルト部の少なくとも何れか一方は、前記上体ベルト部のタングプレートと前記股ベルト部のバックル本体とを係合させることによって、前記股ベルト部を、該股ベルト部が両腿の間を通るように前記車両シートの座部に着座し且つ前記上体ベルト部に腕を通した幼児を、拘束可能な長さ寸法に調整可能に構成されていてもよい。
この構成によれば、車両シートの座部に着座した幼児を適切に拘束することができる。
前記揺動規制機構は、前記背もたれ部と前記車両シート又は前記車両シートの後方に設けられているベルトアンカーとを連結する連結ベルトであってもよい。
この構成によれば、連結ベルトによって背もたれ部の上端部の前方への揺動軸線周りの揺動を規制することができる。
本発明は、以上に説明したように構成され、座り心地が良く、コンパクトに折り畳むことができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る幼児拘束装置の構成例を示す図であり、幼児拘束装置を車両シートに取り付けた状態を示す図である。 図1の幼児拘束装置のカバーを取り外し、これを車両シートに取り付けた状態を示す側面図である。 図1の幼児拘束装置のカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 図1の幼児拘束装置のカバーを取り外した状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
なお、以下では全ての図面を通じて、同一又は相当する要素には同じ参照番号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態)
[構成]
(車両シートの構成)
まず、本発明の実施の形態に係る幼児拘束装置100が取り付けられる車両シート110の構成について以下説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る幼児拘束装置100の構成例を示す図であり、幼児拘束装置100を車両シート110に取り付けた状態を示す図である。図2は、幼児拘束装置100のカバー2を取り外し、これを車両シート110に取り付けた状態を示す側面図である。
図1に示すように、幼児拘束装置100は、車両の進行方向を向いた前向きの車両シート110に取り付けられる。本実施の形態において、車両シート110は、たとえば乗用自動車のシートである。
なお、以下では、車両シート110が向いている側を前といい、この反対方向を後ということがある。また、前方から車両シート110を見た時に左方を単に左といい、前方から車両シート110を見た時に右方を単に右ということがある。
図1及び図2に示すように、車両シート110は、座部111と、座部111の後端から上方に延びる背部112と、背部112の上端部に設けられているヘッドレスト113と、一対のコネクタアンカー114と、を備える。また、この車両シート110の背面(後面)にはストラップアンカー115が設けられている。なお、ストラップアンカー115が設けられる位置は、車両シート110の背面に限られるものではなく、例えば、車両シート110の後方に位置するラゲッジルーム、床等に設けられてもよい。
一対のコネクタアンカー114は、後述する一対のコネクタ部14を係止するものである。本実施の形態において、一対のコネクタアンカー114は、ISOFIX規格に準拠するものであり、座部111と背部112との間に左右方向に並ぶように設けられている。各コネクタアンカー114は、左右方向に延び、その両端が車両シート110に固定された棒状体を備える。
ストラップアンカー(ベルトアンカー)115は、後述するトップテザーストラップ9のフック45を係止するものである。本実施の形態において、ストラップアンカー115は、ISOFIX規格に準拠するものである。ストラップアンカー115は、左右方向に延び、その両端が車両シート110に固定された棒状体を備える。
(幼児拘束装置の構成)
次に、幼児拘束装置100の構成を以下説明する。
幼児拘束装置100は、幼児拘束装置本体1と、使用者である幼児がもたれる部分を覆うように幼児拘束装置本体1を覆うカバー2とを備える。カバー2は、幼児と幼児拘束装置本体1との間のクッションとして機能するよう構成されている。カバー2は、幼児拘束装置本体1から脱着することができるように形成されている。カバー2には後述する肩ベルト30が挿通される図示しない挿通孔が形成されている。
図3は、幼児拘束装置100のカバー2を取り外した状態を示す斜視図である。
図3に示すように、幼児拘束装置本体1は、背もたれ部10と、ヘッドレスト部11と、上体ベルト部12と、股ベルト部13と、コネクタ部14と、トップテザーストラップ(連結ベルト)9と、を備える。
背もたれ部10は、たとえば所定の厚みを有する矩形の平板状に形成されている。背もたれ部10は、使用時において車両シート110の背部112に沿うように配置される背もたれ面10aと、背もたれ面10aの周縁から後方、即ち車両シート110の背部112に向かって延びる周囲面とを有し、このうち、背もたれ面10aの左右の側縁からそれぞれ後方に延びる部分が左側面10b及び右側面10cを構成する。
背もたれ部10の背もたれ面10aには、肩ベルト上側取付部16、肩ベルト下側取付部17、股ベルト取付部18、トップテザーストラップ取付部19が形成されている。本実施の形態において、これらは何れも背もたれ面10aに形成されている孔を有するがこれに限られるものではない。
肩ベルト上側取付部16は、背もたれ面10aの上部の左部及び右部に形成され、これら左右の肩ベルト上側取付部16が、後述する左右の肩ベルト30の上側位置を規定する上側位置規定部を構成している。なお、本実施の形態において、肩ベルト上側取付部16は、例えば、上下方向に並ぶように二対形成されている。そして、使用者である幼児の体格にあわせて、左右の上体ベルト部12を対をなす肩ベルト上側取付部16の何れか一方に取り付けて用いることができるようになっている。
肩ベルト下側取付部17は、背もたれ面10aの下部の左部及び右部に形成され、
これら左右の肩ベルト下側取付部17が、後述する左右の肩ベルトの下側位置を規定する一対の下側位置規定部を構成している。
股ベルト取付部18は、背もたれ面10aの下部の中央部に形成されている。なお、本実施の形態において、股ベルト取付部18は、上下方向に並ぶように2つ形成され、使用者である幼児の体格にあわせて、股ベルト部13を2つある股ベルト取付部18の何れか一方に取り付けて用いることができるようになっている。
トップテザーストラップ取付部19は、背もたれ面10aの中央部に形成されている。なお、トップテザーストラップ取付部19が形成される位置は背もたれ面10aの中央部に限定されない。
また、背もたれ部10は、背もたれ部10から上方に突出するように形成された柱状のヘッドレスト支持部15と、背もたれ部10の下部の左側面10b及び右側面10cから突出するように形成されたコネクタ保持部25を有する。
コネクタ保持部25は、後述する収納位置に位置するコネクタ部14を保持するものである。コネクタ保持部25は、例えば、半球状に形成されている。
ヘッドレスト部11は、左右に延びる頭部支持部20と、頭部支持部20の左右の側縁から前方に向かうように延び、側面衝突時等に頭部を保護する一対の側壁部21とを有する。そして、頭部支持部20は、上下方向に延び、ヘッドレスト支持部15と嵌合する嵌合孔22を有する。ヘッドレスト支持部15は、高さ調整機構(図示せず)によって背もたれ部10に対する頭部支持部20の高さを調整できるように構成されている。これによって、使用者である幼児の体格にあわせて、ヘッドレスト部11を上下方向に動かして、車両シート110の座部111からのヘッドレスト部11の高さ位置を調整することができるようになっている。また、支持部20は、後述するテザーストラップ挿通孔23を有している。
上体ベルト部12は、帯状に形成されている肩ベルト30と、タングプレート31と、クッション肩パッド32と、長さ調整機構33とを有し、背もたれ面10a上に一対設けられている。
一対の肩ベルト30は、伸縮性を実質的に有しない帯状体であり、上端部が一対の肩ベルト上側取付部16に取り付けられると共に、下端部が一対の肩ベルト下側取付部17に取り付けられている。本実施の形態において、一対の肩ベルト30は、上端部及び下端部に、板状の掛止具を有する。そして、この掛止具を肩ベルト上側取付部16及び肩ベルト下側取付部17の孔に引っ掛けて係合させている。なお、肩ベルト30の背もたれ部10への取り付けは上記の構成に限定されるものではない。例えば、肩ベルト30の上端部を肩ベルト上側取付部16に挿通すると共に、肩ベルト30の下端部を肩ベルト下側取付部17に挿通し、その上で肩ベルト30の上端部と下端部とを背もたれ部10の背面において連結してもよい。
タングプレート31は、後述するバックル本体35と係脱可能な係合部31aと、挿通孔31bとを有する。挿通孔31bには肩ベルト30が挿通され、タングプレート31を肩ベルト30が延びる方向にスライドさせることができるようになっている。これによって、使用者である幼児の体格にあわせて、肩ベルト30が延びる方向におけるタングプレート31の位置を調整することができる。
クッション肩パッド32は、例えば、肩ベルト30の上部に位置しており、筒状に形成され、その内部に肩ベルト30が挿通されている。このクッション肩パッド32は、クッション性を有し、衝突事故の際、使用者である幼児の身体に与える衝撃を分散させることができるようになっている。また、平時においても、締め付け感を緩和することができる。
長さ調整機構33は、肩ベルト30の長さを調整するための周知の機構であり、肩ベルト30の肩ベルト上側取付部16と肩ベルト下側取付部17との間に設けられている。
股ベルト部13は、伸縮性を実質的に有しない帯状体であり、基端部が股ベルト取付部18に取り付けられ、股ベルト取付部18から延びるように設けられている。そして、股ベルト部13は、先端部に一対の肩ベルト30のタングプレート31の係合部31aと係脱可能なバックル本体35が設けられている。バックル本体35は、図示しないラッチ機構を備え、このラッチ機構によって一対のタングプレート31の係脱を行う。即ち、バックル本体35に一対のタングプレート31を係止するときは、バックル本体35に一対のタングプレート31差し込むことによって、一対のタングプレート31は、ラッチ機構に係止される。一方、バックル本体35から一対のタングプレート31を取り外すときは、解除ボタン35aを押すことによって、ラッチ機構が解除される。そして、バックル本体35から一対のタングプレートを引き抜くことによってバックル本体35から一対のタングプレート31を取り外すことができる。バックル本体35及び一対のタングプレート31は、例えば周知のシートベルトに用いられている構成であるので、これ以上の説明を省略する。
また、本実施の形態において、股ベルト部13は、その基端部から先端部までがクッション股パッド36によって覆われ、衝突事故の際、使用者である幼児の身体に与える衝撃を分散させることができるようになっている。また、平時においても、締め付け感を緩和することができる。
図4は、幼児拘束装置100のカバー2を取り外した状態を示す側面図である。
コネクタ部14は、背もたれ部10と車両シート110のコネクタアンカー114との接続及び切り離しを行うものであり、例えばISOFIX規格に準拠するものである。コネクタ部14は、例えば、棒状に形成され、その基端部が背もたれ部10の下端部の左側面10b及び右側面10cにそれぞれ回動可能に取り付けられている。そして、左右のコネクタ部14の間隔は、左右のコネクタアンカー114の間隔と略同一になるように規定されている。
また、コネクタ部14は、その基端部が左右方向に延びる揺動軸線L1の周りに回動するように設けられ、前後方向に延在する図3に示す取付位置と、背もたれ面10aが延びる方向と平行に延在する図4に示す収納位置との間で揺動可能となっている。このように、幼児拘束装置100は、コネクタ部14を収納位置に位置させることによって、前後方向の長さ寸法を小さくすることができる。よって、幼児拘束装置100は、コンパクトに折畳むことが可能であり、車両シート110から取り外した幼児拘束装置100を保管する際の収納スペースを節約することができる。
コネクタ部14は、係合部40と、図示しないラッチ機構とを備えている。
係合部40は、コネクタアンカー114と係合するように、コネクタ部14の左右の側面が先端部から基端部に向かって溝状に切り欠かれて形成されている。したがって、コネクタ部14の先端部には、上顎部14aと下顎部14bとが形成され、その間に位置するように係合部40が形成されている。
ラッチ機構は、コネクタ部14の内部に設けられ、コネクタ部14(即ち、幼児拘束装置本体1)のコネクタアンカー114への係脱を行う。即ち、コネクタアンカー114にコネクタ部14を係止するときは、コネクタ部14の係合部40にコネクタアンカー114を挿入することによって、コネクタアンカー114はコネクタ部14に係止される。一方、コネクタアンカー114から幼児拘束装置本体1を取り外すときは、コネクタ部14の側面に設けられている解除ボタン41を押すことによって、ラッチ機構が解除され、コネクタ部14とコネクタアンカー114とを切り離すことができるようになっている。
そして、上述の背もたれ部10の左右の側面に形成されているコネクタ保持部25は、収納位置に位置するコネクタ部14の係合部と係合するように配設されている。即ち、コネクタ部14を取付位置から収納位置に向かって揺動させると、コネクタ部14は、その上顎部14aがコネクタ保持部25を乗り越え、収納位置に位置する。そして、収納位置に位置するコネクタ部14は、その上顎部14a及び下顎部14bがコネクタ保持部25と当接することによって揺動方向への移動が規制され、その姿勢が保持される。したがって、幼児拘束装置本体1を持ち歩く際、コネクタ部14を収納位置に位置させると、コネクタ部14が揺動することなく、携帯に有利である。なお、コネクタ保持部25は、上記形状に限定されるものではなく、収納位置に位置するコネクタ部14の揺動を規制することができる任意の構成を用いることができる。例えば、上記構成に代えて、コネクタ部14を固定紐で背もたれ部10と連結して固定してもよい。
トップテザーストラップ9は、伸縮性を実質的に有しない帯状体であり、背もたれ部10とストラップアンカー115とを連結するものである。これによって、トップテザーストラップ9は、背もたれ部10の上端部の前方への揺動軸線L1周りの揺動を規制する。このように、トップテザーストラップ9は、揺動規制機構を構成する。
本実施の形態において、トップテザーストラップ9は、基端部に図示しない板状の掛止具を備える。そして、この掛止具はトップテザーストラップ取付部19の孔に引っ掛けられ、トップテザーストラップ取付部19に取り付けられている。また、トップテザーストラップ9は、図2に示すように、先端部にストラップアンカー115に引っ掛けるためのフック45を備える。また、トップテザーストラップ9の中間部は、後述するように、使用時において、テザーストラップ挿通孔23に挿通される。更に、トップテザーストラップ9は図示しない長さ調整機構を備えており、その長さ寸法を調整することができるようになっている。
[使用例]
次に、本実施の形態の幼児拘束装置100の使用例を説明する。
まず、幼児拘束装置100を車両シート110に取り付けて使用するときは、コネクタ部14を取付位置に位置させる。
次に、背もたれ部10の背もたれ面10aが車両シート110の背部112に沿うように位置させた上で、コネクタ部14を座部111と背部112との間に差し込み、コネクタ部14とコネクタアンカー114とを接続する。
次に、トップテザーストラップ9を車両シート110の背部112の上端部とヘッドレスト113との間に挿通し、その上でトップテザーストラップ取付部19の先端部のフック45をストラップアンカー115に引っ掛ける。そして、長さ調整機構によって、トップテザーストラップ9に弛みが生じないようにトップテザーストラップ9の長さを調整する。
次に、股ベルト部13が両腿の間を通るように幼児を車両シート110の座部111に着座させる。その上で、左右の上体ベルト部12にこの幼児の腕を通し、一対のタングプレート31の係合部31aとバックル本体35とを係合させる。そして、長さ調整機構33によって肩ベルト30の長さを調節する。このようにして、車両シート110の座部111に着座した幼児は拘束される。
次に、幼児拘束装置100を車両シート110から取り外すときは、バックル本体35の解除ボタン35aを押して、バックル本体35のラッチ機構を解除し、一対のタングプレート31の係合部31aをバックル本体35から引き抜く。これによって、幼児の拘束が外される。
次に、幼児を車両シート110から下ろし、解除ボタン41を押して、コネクタ部14のラッチ機構を解除し、コネクタアンカー114からコネクタ部14を引き抜く。また、フック45をストラップアンカー115から外す。これによって、車両シート110と幼児拘束装置100との接続が解除される。
そして、一対のコネクタ部14を収納位置に向かって揺動させ、収納位置に位置するコネクタ部14の姿勢をコネクタ保持部25により保持する。これによって、幼児拘束装置100をコンパクトに折り畳むことができる。
以上のように、本実施の形態の幼児拘束装置100は、使用時において、幼児と車両シート110の背部112との間に背もたれ部10が介在するので、幼児の着座位置を大人の着座位置よりも前方に位置させることができる。これによって、座部に着座する幼児の膝裏の位置と座部111の前端の位置とをあわせることができ、幼児は脚を曲げて着座することができる。したがって、幼児の座り心地を向上させることができる。
また、コネクタ部14を収納位置に位置させることによって、前後方向の長さ寸法を小さくすることができる。よって、幼児拘束装置100は、コンパクトに折畳むことができ、車両シート110から取り外した幼児拘束装置100を保管する際の収納スペースを節約することができる。また、携帯にも有利である。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、車両の乗車装置への適用に有用である。
1 幼児拘束装置本体
2 カバー
9 トップテザーストラップ
10 背もたれ部
10a 背もたれ面
10b 左側面
10c 右側面
11 ヘッドレスト部
12 上体ベルト部
13 股ベルト部
14 コネクタ部
14a 上顎部
14b 下顎部
15 ヘッドレスト支持部
16 肩ベルト上側取付部
17 肩ベルト下側取付部
18 股ベルト取付部
19 トップテザーストラップ取付部
20 支持部
21 側壁部
22 嵌合孔
23 テザーストラップ挿通孔
25 コネクタ保持部
30 肩ベルト
31 タングプレート
31a 係合部
31b 挿通孔
32 クッション肩パッド
33 長さ調整機構
35 バックル本体
35a 解除ボタン
36 クッション股パッド
40 係合部
41 解除ボタン
45 フック
100 幼児拘束装置
110 車両シート
111 座部
112 背部
113 ヘッドレスト
114 コネクタアンカー
115 ストラップアンカー

Claims (4)

  1. 座部と背部とを有する車両シートに取り付けられる幼児拘束装置であって、
    前記車両シートの背部に沿って配置され、上下方向に延びる背もたれ面と、前記背もたれ面の左右の側縁からそれぞれ後方に延びる左側面及び右側面とを有する背もたれ部と、
    前記背もたれ面の上部の左部及び右部にそれぞれ設けられた、左右一対の肩ベルトの上側位置をそれぞれ規定する一対の上側位置規定部と、
    前記背もたれ面における前記一対の上側位置規定部の下方にそれぞれ設けられた、前記左右一対の肩ベルトの下側位置をそれぞれ規定する一対の下側位置規定部と、
    前記一対の上側位置規定部から前記一対の下側位置規定部にかけてそれぞれ延びる左右一対の肩ベルトと、該一対の肩ベルトに該一対の肩ベルトをそれぞれ挿通せしめるようにそれぞれ装着されている左右一対のタングプレートとを含む上体ベルト部と、
    前記背もたれ面の下部の中央部に設けられた股ベルト取付部から延び、先端部に前記左右一対のタングプレートと係脱可能なバックル本体が設けられている股ベルト部と、
    前記背もたれ部の下端部の左側面及び右側面に左右方向に延びる揺動軸線の周りにそれぞれ揺動可能に設けられ、前記車両のシートに設けられている一対のコネクタアンカーとそれぞれ係脱可能な左右一対のコネクタ部と、
    前記背もたれ部の上端部の前方への前記揺動軸線周りの揺動を規制する揺動規制機構と、を備える、幼児拘束装置。
  2. 前記左右一対のコネクタ部はそれぞれ棒状に形成され、それぞれの基端部が前記背もたれ部の下端部の左側面及び右側面にそれぞれ前記揺動軸線の周りに揺動可能に設けられ、それぞれの先端部がそれぞれ前記一対のコネクタアンカーと係脱可能であり、且つ前記左右一対のコネクタ部は前後方向に延在する取付位置と前記背もたれ面が延びる方向と平行に延在する収納位置との間でそれぞれ揺動可能に且つ収納位置においてその姿勢を保持可能に設けられている、請求項1に記載の幼児拘束装置。
  3. 前記上体ベルト部及び前記股ベルト部の少なくとも何れか一方は、前記上体ベルト部のタングプレートと前記股ベルト部のバックル本体とを係合させることによって、前記股ベルト部を、該股ベルト部が両腿の間を通るように前記車両シートの座部に着座し且つ前記上体ベルト部に腕を通した幼児を、拘束可能な長さ寸法に調整可能に構成されている、請求項1に記載の幼児拘束装置。
  4. 前記揺動規制機構は、前記背もたれ部と前記車両シート又は前記車両シートの後方に設けられているベルトアンカーとを連結する連結ベルトである、請求項1乃至3のいずれかに記載の幼児拘束装置。
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