JP3482556B2 - 乗車時における幼児用保護部材 - Google Patents

乗車時における幼児用保護部材

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JP3482556B2
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広 山岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児が自動車に乗
車する際に使用され、自動車の座席に付設されているシ
ートベルトによって幼児の胸部全面を保護する部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、幼児を自動車に乗車させるに当た
っては、幼児を着席させて身体を完全にカバーする大型
のシート体を、自動車の座席に付設されているシートベ
ルトによって着脱自在に固定し、この大型のシート体に
付設されているベルトで幼児の身体を拘束する方式や、
自動車の座席に付設されているシートベルトに、幼児の
胸に当接するパットを取り付け、このシートベルトで直
接幼児の身体を確保する方式などが見受けられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方式では大型のシート体の自動車の座席への着脱に手間
がかかるばかりでなく、座席への確実な取り付けが困難
であり、しかも、幼児の身体が大型のシート体にベルト
によってのみ拘束されることから、なんらかの衝撃が加
わった場合には、幼児の身体に対してベルトが部分的に
強く当たることとなり、更には、幼児の身体が大型のシ
ート体に完全に拘束され、窮屈感、不自由感が強く、ま
た、価格がきわめて高価となる欠点があった。
【0004】また、後者の方式では自動車の座席に付設
されているシートベルトを用いて直接幼児の身体を確保
するため、簡単な操作で幼児の身体の確保、離脱が可能
であるが、なんらかの衝撃が加わった場合には、殆どが
シートベルトで衝撃を受けることになり、骨格強度の弱
い幼児にはパットは防御の役にたたないものであり、衝
撃は直接幼児の胸にかかり、不測の事故が生じるおそれ
を多分に有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、幼児の胸部全
面を覆うプロテクターの前面上下左右の偶角部に、自動
車付設のシートベルトがスリットを介して着脱自在に挿
通されるベルト挿通部を形成し、このプロテクターに、
幼児の胴部に捲き付けて結着される胴ベルトと、他端を
結束部材で結束した2本の肩ベルトと、一端を結束部材
に連繋し、先端を胴ベルトに摺動自在に係合した背ベル
トとからなるのである。
【0006】また、背ベルトを延長して連結ベルトと
し、このベルトと、プロテクターの下縁中央部に取り付
けた股ベルトとを連結することが好ましい。
【0007】更に、プロテクターの下縁中央部に股ベル
トを取り付け、この股ベルトと連繋される連繋ベルトを
前方中央部に取り付け、自動車の座席シートAに載置、
或いは載置して着脱自在に固定される簡易シートとから
なる方式としてもよい。
【0008】そして、幼児の胸部全面を覆うプロテクタ
ーの左右側部の脇下部に、後端が自動車の座席シートに
当接されるサポート体を設けることが好ましい。
【0009】
【作用】而して、幼児の胸部全面を覆うプロテクター、
プロテクターに付設された各ベルト、或いは、簡易シー
トなどには、幼児を保護するためのクッション性を具有
させることやクッション材を貼付すること、或いは、通
気性を考慮した処置をすることは当然であり、また、プ
ロテクターや簡易シートに取り付けられている各ベルト
が、幼児の発育状況に応じて身体を確実に確保させるた
めに、長さ調整機能が備えられていることも当然であ
る。
【0010】そして、肩ベルトを両肩にかけ、その延長
にある背ベルトを背中に沿わせると共に、胴ベルトを幼
児の胴部に捲き付けて結着することによってプロテクタ
ーを幼児の胸部に取り付け、幼児の胸部全体をプロテク
ターで覆う。
【0011】この際、背ベルトを延長して連結ベルトと
し、このベルトと、プロテクターの下縁中央部に取り付
けた股ベルトとを連結するようにすれば、幼児への取り
付けは確実となる。
【0012】次いで、プロテクターを胸部に取り付けた
幼児を自動車の座席シートに座らせ、自動車に付設され
たシートベルトの、下方から繰り出される横方向腰ベル
ト部分を、プロテクターの下方両側偶角部のベルト挿通
部にスリットを介して係合すると共に、上方から繰り出
される斜状肩ベルト部分を、プロテクターの一方側上方
偶角部、並びに、他方側下方偶角部のベルト挿通部にス
リットを介して係合し、シートベルトのタングを座席シ
ート近くのバックルに連結することにより、プロテクタ
ーを介して幼児を自動車の座席シートに確保する。
【0013】そして、横方向腰ベルト部分をベルト挿通
部に係合した上に、斜状肩ベルトの下方部分を重ねてベ
ルト挿通部へ係合することが安全上好ましく、また、幼
児を自動車の座席シートに座らせるに当たって、自動車
の座席シートに載置、或いは載置して着脱自在に固定さ
れる簡易シートを設けて幼児の位置を高くすることによ
り、プロテクターを取り付けた幼児の身体がシートベル
トの斜状肩ベルトによって持ち上げられることを防止す
るのである。
【0014】更に、プロテクターの左右側部の脇下部
に、後端が自動車の座席シートに当接されるサポート体
を設けた場合には、サポート体で幼児の体側部が保護さ
れると共に、サポート体の後端が自動車の座席シートに
当接され、プロテクターと座席シートとの間に空間が作
られることから、幼児の身体の周囲には余裕が生じ、プ
ロテクターによって圧迫されることなく保護できること
になる。
【0015】また、自動車の座席シートに載置、或いは
載置して着脱自在に固定される簡易シートを設けるに当
たり、簡易シートの前方中央部に連繋ベルトを設けると
共に、プロテクターの下縁中央部に股ベルトを取り付
け、この双方を結着して連結することでプロテクターと
簡易シートを一体化できるのである。
【0016】幼児を下車させるには、シートベルトのタ
ングをバックルから離脱させ、ベルト挿通部に係合され
ているシートベルトをスリットを介して取り外し、シー
トベルトによる拘束を解除してプロテクターを取り付け
た幼児をフリーとする。
【0017】また、プロテクターと簡易シートが股ベル
ト、連繋ベルトで連繋され、一体化されている場合に
は、シートベルトによる拘束を解除すると共に、股ベル
ト、連繋ベルトの連繋を解除してプロテクターを取り付
けた幼児をフリーとするか、或いは、プロテクターと簡
易シートを股ベルト、連繋ベルトで連繋した状態、即
ち、幼児が簡易シートに着席した状態のまま、簡易シー
トごと抱かえて下車させるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明すると、1は幼児の胸部全面を覆うプロテク
ターで、左右側部の脇下部に、後端が自動車の座席シー
トAに当接されるサポート体2を設けている。
【0019】プロテクター1の前面上下左右の偶角部に
は、自動車付設のシートベルトBがスリット3を介して
着脱自在に挿通されるベルト挿通部4、5が、適宜角度
をもって形成されている。
【0020】プロテクター1の側縁下方には、幼児の胴
部に捲き付けて結着する胴ベルト6を取り付け、プロテ
クター1の上縁左右には、他端を結束部材7で結束した
2本の肩ベルト8を取り付けると共に、結束部材7には
先端を胴ベルト6に摺動自在に係合した背ベルト9を連
繋している。
【0021】プロテクター1の下縁中央部には、先端に
結着部材10を備えた股ベルト11を取り付けており、
自動車の座席シートAに載置、或いは載置して着脱自在
に固定される簡易シート12の前方中央部には、先端に
股ベルト11の結着部材10を着脱自在に繋合する結着
部材13を設けた連繋ベルト14を取り付けている。
【0022】図1の実施例では、プロテクター1と簡易
シート12を股ベルト11、連繋ベルト14で一体化す
る方式を示しているが、図2に示すように、背ベルト9
の延長部に、先端に結着部材15を設けた連結ベルト1
6を取り付け、この連結ベルト17をプロテクター1の
下縁中央部に取り付けた股ベルト11の結着部材10に
連結する処置をとることで、幼児へのプロテクター1の
装着がより確実となるのであり、この方式の場合、幼児
の発育状況によっては簡易シート12に代えて別個の適
宜シートを使用し、或いは簡易シート12やシートを不
要とすることができるのである。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、プロテ
クターは屋内において幼児に装着することができ、その
装着は着衣感覚であって、両肩、胴部、並びに股下にベ
ルトで簡単に、安全、且つ、確実に行なえるのである。
【0024】そして、プロテクターを胸部に取り付けた
幼児を自動車の座席シートに拘束するには、自動車に付
設されたシートベルトそのものが使用されることから、
座席シートへの拘束は簡単、且つ、確実である。
【0025】更に、プロテクターの左右側部の脇下部
に、後端が自動車の座席シートに当接されるサポート体
を設けたことによって、プロテクターと座席シートとの
間に空間が作成され、幼児の身体に圧迫感がないばかり
でなく、腕は自由である。
【0026】しかも、自動車の座席シートに、載置、或
いは載置して着脱自在に固定される簡易シートを用いた
場合には、幼児の着席位置が高くなり、プロテクターを
取り付けた幼児の身体がシートベルトの斜状肩ベルトに
よって持ち上げられることが防止できるのである。
【0027】また、プロテクターの股ベルトと、簡易シ
ートの連繋ベルトを連繋し、両者を一体化している場合
には、不測の衝撃に際しても幼児の身体がプロテクター
の下方から抜け出すなどのおそれはない。
【0028】プロテクターを、簡易シートから分離して
使用する場合には、背ベルトの延長部に連結ベルトを取
り付け、この連結ベルトをプロテクターの下縁中央部に
取り付けた股ベルトに連結する処置をとることによって
も、不測の衝撃に際して幼児の身体がプロテクターの下
方から抜け出すなどのおそれを防止できるのである。
【0029】更に、プロテクターと簡易シートを組み合
わせたものであるとしても、簡易シートの自動車の座席
シートからの取り外しが簡単なことから、不使用時にお
いては自動車の座席シートを通常の状態として使用する
ことができ、しかも、極めてコンパクトであることから
取り外したプロテクター、簡易シートは、屋内は勿論の
こと、自動車のトランクへも場所をとらずに収納、保管
することができ、且つ、持ち運びも簡単であって、所望
場所への携帯が容易に行なえ、しかも、安価な製品を提
供できるのである。
【0030】そして、なんらかの事故が発生した場合に
は、プロテクターで幼児の胸部全面を受け止めることか
ら、従来のベルトによって幼児を部分的に受け止める方
式に比し、幼児に与える衝撃を極端に軽減した状態で受
け止めることができ、安全上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図。
【図2】他の実施例を示すプロテクターの背面図。
【符号の説明】
1 プロテクター 2 サポート体 3 スリット 4 ベルト挿通部 5 ベルト挿通部 6 胴ベルト 7 結束部材 8 肩ベルト 9 背ベルト 10 結着部材 11 股ベルト 12 簡易シート 13 結着部材 14 連繋ベルト 15 結着部材 16 連結ベルト A 自動車の座席シート B 自動車付設のシートベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/10 B60N 2/28 B60R 22/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幼児の胸部全面を覆うプロテクター
    (1)と、プロテクター(1)の前面上下左右の偶角部
    に形成され、自動車付設のシートベルトBがスリット
    (3)を介して着脱自在に挿通されるベルト挿通部
    (4)(5)と、プロテクター(1)の側縁下方に取り
    付けられ、幼児の胴部に捲き付けて結着される胴ベルト
    (6)と、プロテクター(1)の上縁左右に一端を取り
    付け、他端を結束部材(7)で結束した2本の肩ベルト
    (8)と、結束部材(7)に一端を連繋し、他端を胴ベ
    ルト(6)に摺動自在に連結した背ベルト(9)とから
    なる乗車時における幼児用保護部材。
  2. 【請求項2】 背ベルト(9)を延長して形成し、先端
    に結着部材(15)を設けた連結ベルト(16)と、一
    端をプロテクター(1)の下縁中央部に取り付け、先端
    に結着部材(15)を着脱自在に繋合する結着部材(1
    0)を設けた短尺の股ベルト(11)を備えた請求項1
    記載の乗車時における幼児用保護部材。
  3. 【請求項3】 幼児の胸部全面を覆うプロテクター
    (1)と、プロテクター(1)の前面上下左右の偶角部
    に形成され、自動車付設のシートベルトBがスリット
    (3)を介して着脱自在に挿通されるベルト挿通部
    (4)(5)と、プロテクター(1)の側縁下方に取り
    付けられ、幼児の胴部に捲き付けて結着される胴ベルト
    (6)と、一端をプロテクター(1)の上縁左右に取り
    付け、他端を結束部材(7)で結束した2本の肩ベルト
    (8)と、一端を結束部材(7)に連繋し、他端を胴ベ
    ルト(6)に摺動自在に係合した背ベルト(9)と、一
    端をプロテクター(1)の下縁中央部に取り付け、先端
    に結着部材(10)を設けた短尺の股ベルト(11)
    と、股ベルト(11)の結着部材(10)を着脱自在に
    繋合する結着部材(13)を先端に設けた連繋ベルト
    (14)を前方中央部に取り付け、自動車の座席シート
    Aに載置、或いは載置して着脱自在に固定される簡易シ
    ート(12)とからなる乗車時における幼児用保護部
    材。
  4. 【請求項4】 幼児の胸部全面を覆うプロテクター
    (1)の左右側部の脇下部に、後端が自動車の座席シー
    トAに当接されるサポート体(2)を設けた請求項1、
    2または3記載の乗車時における幼児用保護部材。
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