JP3986774B2 - 補助蓋付き安全キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、補助蓋付きの安全キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10-264953 号が示すように、頂壁外周から外周壁を垂下するキャップ本体と、該キャップ本体後部へヒンジを介して付設した補助蓋とからなり、キャップ本体上部を小外径部とし、かつキャップ本体左右両部の外周壁下端部を除く部分を割溝穿設により押釦に形成し、これ等両押釦をキャップ本体内方へ押込むと、上記小外径部へ嵌合させた補助蓋周壁が有する係止部から、押釦の上端部外面へ付設された係合爪が外れて、該状態でだけキャップ本体上部から補助蓋を開蓋することが可能とした合成樹脂製の補助蓋付き安全キャップが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は子供等による誤使用防止と、誤使用のおそれのない者に対する使い易さとを両立させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、頂壁2外周から外周壁3を垂下するキャップ本体1と、該キャップ本体後部へヒンジ11を介して付設した補助蓋13とからなり、
キャップ本体上端部を上向き段部5を介して小外径部6として該小外径部へ補助蓋の周壁12を嵌合させることでキャップ本体頂壁が有する収納物取出し孔を密閉可能となし、
又キャップ本体外周壁の下端部を除く左右両部を割溝8、8穿設により、上記上向き段部形成部分5aおよび小外径部形成部分6aの外面と上面とを有する、弾性変形可能な押釦9、9に形成して、これ等両押釦の上端部外面へ付設した係合爪10、10を補助蓋周壁に設けた係止部16、16へ係合させて、補助蓋の開蓋が不能となし、又該状態から両押釦を弾性に抗して内方へ変位させることで係合爪10、10が係止部16、16から外れて補助蓋13の開蓋が可能とした補助蓋付き安全キャップにおいて、
上記押釦の外周壁形成部分3a外面を、下方から上方へいたるに従い次第に外周壁外接円から外方へ離れる傾斜面に形成すると共に、押釦の下部外面へ、横板22の前後両端から摺動板23、23を上方からみてコ字形状に突設した摺動部材21を、横板22を押釦9の下部外面へ当接させると共に摺動板23、23を押釦前後両側の割溝部分内へ挿通させ、かつ摺動板先端外面に付設した係合突条24、24を割溝外周壁側の内側縁8a、8aへ抜出し不能に係合させて上下動自在に設け、
該摺動部材上方押上げにより押釦上部がキャップ内方へ押込みされて、このとき上記係合爪10、10が係止部16、16から抜出し可能に形成した。
【0005】
第2の手段として上記第1の手段を有すると共に、上記押釦9、9の外周壁形成部分3a、3aを、下方から上方へ次第に厚肉として形成した。
【0006】
【発明の実施の形態】
まず従来公知の構造について簡単に説明すると、1はキャップ本体で、該本体は頂壁2外周から外周壁3を垂下する。又頂壁下面からは図3、図4のように容器体口頸部嵌合用の内周壁4を垂下している。図示例でその内周壁は口頸部内面へ嵌合させるシール筒4aと、口頸部外面へ嵌合させる包持筒4bとで形成している。又キャップ本体の上端部は上向き段部5を介して小外径部6としており、頂壁2の前部からは収納物取出し孔としてのノズル7を起立させている。
【0007】
キャップ本体の左右両部は、外周壁3の下端部を除く部分へ割溝8、8を穿設することで、上記上向き段部形成部分5aと、該一部上方の小外径部形成部分6aの外面と上面とを外周壁形成部分3a上方に有する押釦9、9を形成し、かつ両押釦の上端部外面へ係合爪10、10を横設している。
【0008】
上記キャップ本体の後部へは肉薄ヒンジ11を介して上記小外径部6へ周壁12を嵌合させる補助蓋13を付設している。該補助蓋は頂板14外周から周壁12を垂下しており、又その頂板下面から上記ノズル7へ嵌合させるためのシール筒15を垂下し、ヒンジ11を中心として回動させることで周壁12を小外径部6外面へ、かつシール筒15をノズル7外面へ、それぞれ着脱させることが可能としている。更に周壁12の左右両部へは透孔で形成した係止部16、16を設けており、補助蓋閉蓋時に既述係合爪10、10がその係止部へ係合して補助蓋13の開蓋が不能となり、該状態から押釦9、9上部をキャップ本体内方へ弾性変形させて押込むことで、係合爪10、10が図4のように抜出し、よって開蓋が可能としている。
【0009】
上記構成において、本願発明では、押釦9、9の外周壁形成部分3a外面を、下方から上外方へ外周壁の外接円から次第に外方へ離れる傾斜面とした。該傾斜面は図示のように外周壁形成部分3aを、下方から上方へ次第に肉厚とすることで形成することが望ましい。
【0010】
又図1が示すように上方からみてコ字形状に、横板22の前後両端から摺動板23、23を突出し、又その摺動板先端外面に係合突条24、24を縦設した摺動部材21を設けて、横板22を押釦の下部外面へ当接させると共に摺動板23、23を押釦両側の割溝部分内へ挿通させ、係合突条24、24を割溝外周壁側の内側縁8a、8aへ抜出し不能に係合させる。
【0011】
該摺動部材21は、押釦の外周壁形成部分3aの下端から上端まで上下動可能であり、該摺動部材上方押上げによって、横板22が傾斜面へ圧接して容器本体内方へ押込むことで、図4が示すように押釦9、9を容器本体内方へ押込み、すると係合爪10、10が係止部16、16から外れるよう設けている。
【0012】
上記構成において、安全キャップとしておく際は、図3が示すように摺動部材21を下限まで押下げた状態で使用する。該状態では押釦9、9上部をキャップ本体内方へ押込まない限り、係合爪10、10が係止部16、16へ嵌合しているため補助蓋13の開蓋は不能であり、よって幼児等が開蓋するおそれはない。
【0013】
上記安全装置を外す場合は図4が示すように摺動部材21を上限まで押上げておく。すると押釦9、9は内方へ押込まれて上記係合爪10、10は常に係止部16、16から外れた状態を保つこととなり、よって補助蓋13は押釦操作を行わなくても自由に開閉できることとなる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、請求項1記載のようにすることで、摺動部材21を下限まで押下げして安全キャップとしても、又その摺動部材21を上限まで押上げして通常のキャップとしても、それぞれ使用することが出来る便利がある。
【0015】
請求項2のようにすることで、押釦の外周壁形成部分3a、3aの上部内面が、外周壁3外接円よりも外方へ突出しないようにすることが出来、摺動部材21を下限に位置させて安全キャップとして使用する際における、キャップの外見を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明キャップの分解斜視図である。
【図2】 非安全キャップとした状態で示すキャップ。
【図3】 摺動部材を押下げた状態で示す、キャップの半断面図である。
【図4】 摺動部材を押上げた状態で示す、キャップの半断面図である。
【図5】 図4の横断面図である。
【符号の説明】
1…キャップ本体 8…割溝
9…押釦 10…係合爪
13…補助蓋 21…摺動部材
Claims (2)
- 頂壁2外周から外周壁3を垂下するキャップ本体1と、該キャップ本体後部へヒンジ11を介して付設した補助蓋13とからなり、
キャップ本体上端部を上向き段部5を介して小外径部6として該小外径部へ補助蓋の周壁12を嵌合させることでキャップ本体頂壁が有する収納物取出し孔を密閉可能となし、
又キャップ本体外周壁の下端部を除く左右両部を割溝8、8穿設により、上記上向き段部形成部分5aおよび小外径部形成部分6aの外面と上面とを有する、弾性変形可能な押釦9、9に形成して、これ等両押釦の上端部外面へ付設した係合爪10、10を補助蓋周壁に設けた係止部16、16へ係合させて、補助蓋の開蓋が不能となし、又該状態から両押釦を弾性に抗して内方へ変位させることで係合爪10、10が係止部16、16から外れて補助蓋13の開蓋が可能とした補助蓋付き安全キャップにおいて、
上記押釦の外周壁形成部分3a外面を、下方から上方へいたるに従い次第に外周壁外接円から外方へ離れる傾斜面に形成すると共に、押釦の下部外面へ、横板22の前後両端から摺動板23、23を上方からみてコ字形状に突設した摺動部材21を、横板22を押釦9の下部外面へ当接させると共に摺動板23、23を押釦前後両側の割溝部分内へ挿通させ、かつ摺動板先端外面に付設した係合突条24、24を割溝外周壁側の内側縁8a、8aへ抜出し不能に係合させて上下動自在に設け、
該摺動部材上方押上げにより押釦上部がキャップ内方へ押込みされて、このとき上記係合爪10、10が係止部16、16から抜出し可能に形成した
ことを特徴とする補助蓋付き安全キャップ。 - 上記押釦9、9の外周壁形成部分3a、3aを、下方から上方へ次第に厚肉として形成した
ことを特徴とする請求項1記載の補助蓋付き安全キャップ。
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