JP3102110U - プッシュオープンキャップ付容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】妄りに外れず、着脱が簡単で材質や形状に左右されないワンプッシュオープンキャップ付容器を提供する。
【解決手段】容器本体1の口部2の側壁3に係合部5、5aを形成し、キャップ6側にこの係合部5、5aに係脱自在の突起部9、9aを形成する。キャップ6を開放するときには、キャップ6の押し部11、11aを指先で押さえ、内側に変形させる。このようにすると、キャップ6の側壁7の下縁7aが傾斜面4に沿って摺り上がり、係合部5、5aと突起部9、9aの係合が外れる。この結果、ワンタッチで簡単にキャップ6をとり外すことができる。
【選択図】図1
【解決手段】容器本体1の口部2の側壁3に係合部5、5aを形成し、キャップ6側にこの係合部5、5aに係脱自在の突起部9、9aを形成する。キャップ6を開放するときには、キャップ6の押し部11、11aを指先で押さえ、内側に変形させる。このようにすると、キャップ6の側壁7の下縁7aが傾斜面4に沿って摺り上がり、係合部5、5aと突起部9、9aの係合が外れる。この結果、ワンタッチで簡単にキャップ6をとり外すことができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、キャップの両サイドを指先で押えることによりロックが外れ、そのまま開放できるワンタッチ式のプッシュオープンキャップ付容器に関する。
従来のプッシュオープンキャップとしては、図8に示す構造のものが公知である。この図8において、100は容器本体、101は容器本体100の口部、102はキャップ、103は前記口部101が嵌合する密封口、104はキャップ102の下縁であって、キャップ102を閉じた状態においては、キャップ102の下縁104が容器本体100の傾斜面105に当接していて、指106でキャップ102を挟むと下縁104が傾斜面105に沿って摺り上がり、密封口103から口部101が外れると云う構造である。
しかし、上記従来のプッシュオープンキャップの場合、指で押える力が大きくないと、キャップ102の側壁の変形量が小さく、このために開けにくいと云う欠点がある。また、指の不自由な人にあっては、強く指に力が入らないため、キャップ102を簡単には開けることができないと云う欠点がある。
また、初めての人にとっては、キャップ102のプッシュ開放方式が良く解らないために、開放に手間がかかると云う欠点がある。
本考案の目的は、プッシュオープンキャップ付容器において、開放が簡単で一旦閉じた場合にはしっかりと閉じていて、妄りに開放したりしないプッシュオープンキャップ付容器を提案することである。
また、初めての人にとっては、キャップ102のプッシュ開放方式が良く解らないために、開放に手間がかかると云う欠点がある。
本考案の目的は、プッシュオープンキャップ付容器において、開放が簡単で一旦閉じた場合にはしっかりと閉じていて、妄りに開放したりしないプッシュオープンキャップ付容器を提案することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案においては、プッシュオープンキャップ付容器において、容器本体の肩口には昇り傾斜面を形成し、キャップを閉じた時のキャップ側壁の下縁は前記昇り傾斜面に近接又は当接して位置すること、前記容器本体に形成した口部の側壁の外周面とキャップの側壁の内周面間には間隔が形成されるようにキャップの内周面の一部には当接板が取り付けられていて、容器本体の口部の外周面はこの当接板に接していること、前記当接板の内面には突起部が形成されていると共に口部の外周面には、前記突起部が係脱自在に係合する係合部が形成されていること、前記キャップの側壁において、中心を挟んで180°方向には夫々押え部が形成されていること、前記キャップの押え部を指先で押圧するとキャップの側壁が内側に変形し、この変形にともなってキャップの側壁の下端が容器本体側の傾斜面に沿って摺り上り、この作用により前記係合部からと突起部が外れてキャップが開放すること、を特徴とするものである。
更に、請求項2に記載の考案においては、請求項1に記載の発明において、キャップの押し部には、スベリ止め、又は「PUSH」の文字が表記されていること、を特徴とするものである。
本考案の効果は次のとおりである。
1.キャップは、当接板の作用により一定の間隔が保たれているため、キャップの側壁を
押し込むだけで、簡単に外すことができるので、指先に力のない人でもキャップの開放
が簡単である。
2.キャップは、当接板の作用で妄りに変形しない。この結果、予定外に外れたりする心
配がない。
3.当接板の作用でキャップは安定するため、材質や形状に関係なく、良好な係合関係を
保持できる。
4.押し部に「PUSH」の文字があり、然も外側に膨出しているため、指先で押し易い
ばかりでなく、初めての人でも開放操作が解り易い。
1.キャップは、当接板の作用により一定の間隔が保たれているため、キャップの側壁を
押し込むだけで、簡単に外すことができるので、指先に力のない人でもキャップの開放
が簡単である。
2.キャップは、当接板の作用で妄りに変形しない。この結果、予定外に外れたりする心
配がない。
3.当接板の作用でキャップは安定するため、材質や形状に関係なく、良好な係合関係を
保持できる。
4.押し部に「PUSH」の文字があり、然も外側に膨出しているため、指先で押し易い
ばかりでなく、初めての人でも開放操作が解り易い。
〔作用〕
キャップの両サイドのPUSHの文字部分を指先で挟むようにして押えると、キャップの側壁が内側に変形し、この変形時に側壁の下縁が容器本体の傾斜面に沿って摺り上がる。この結果、キャップの突起部が容器本体側の係合部から外れる。
キャップの両サイドのPUSHの文字部分を指先で挟むようにして押えると、キャップの側壁が内側に変形し、この変形時に側壁の下縁が容器本体の傾斜面に沿って摺り上がる。この結果、キャップの突起部が容器本体側の係合部から外れる。
図1〜図7に基づいて、請求項1及び2に記載した本考案の実施例を詳細に説明する。図1に本考案を実施したキャップと容器本体を示し、図2にキャップの内側を示し、図3にキャップを開放する状況を示し、図4にはA−A´線断面を示し、図5には上方から見たキャップと容器本体を示し、図6(A)(B)にはB−B´断面における開放時のキャップの側壁の変形例を示し、図7(A)(B)にはC−C´断面における係合部と突起部の係脱関係を示す。
上記各図において、1は容器本体、2は口部、3は口部2の側壁であって、この側壁3は容器本体1の肩部に形成した昇り傾斜面4に続いて垂直に立ち上がっており、この側壁3の前後の中間には、横筋状に係合部5、5aが形成されている。
6は前記口部2全体を覆うキャップであって、このキャップ6の側壁7の内側には、前記係合部5、5aに対向する当接板8、8aが形成されていて、容器本体1側の口部2の側壁の外周面とキャップ6の側壁7の内周面との間には、この当接板8、8aで間隔が形成されている。
6は前記口部2全体を覆うキャップであって、このキャップ6の側壁7の内側には、前記係合部5、5aに対向する当接板8、8aが形成されていて、容器本体1側の口部2の側壁の外周面とキャップ6の側壁7の内周面との間には、この当接板8、8aで間隔が形成されている。
9、9aは前記当接板8、8aの内面に形成された突起部であって、前記口部2側の係合部5、5aにこの突起部9、9aは係脱自在である。
10、10aは前記当接板8、8aが前後とすると、この左右方向のキャップ6の側壁7の内側に形成された当接部であって、口部2の側壁3は、前記当接板8、8aの場合と同じように、この当接部10、10aに当って間隔が保たれている。
11、11aはキャップ6の側壁7において、前記突起部9、9a側に形成された押し部であって、この押し部11、11aは僅かに外側に膨出している。
12、12aは、前記押し部11、11aの表面に記された「PUSH」の文字である。なお、この押し部11、11aの表面には、すべり止めのために、凹凸を形成してもよい。
10、10aは前記当接板8、8aが前後とすると、この左右方向のキャップ6の側壁7の内側に形成された当接部であって、口部2の側壁3は、前記当接板8、8aの場合と同じように、この当接部10、10aに当って間隔が保たれている。
11、11aはキャップ6の側壁7において、前記突起部9、9a側に形成された押し部であって、この押し部11、11aは僅かに外側に膨出している。
12、12aは、前記押し部11、11aの表面に記された「PUSH」の文字である。なお、この押し部11、11aの表面には、すべり止めのために、凹凸を形成してもよい。
上記構成の本考案に係るキャップ付容器は、キャップ6を容器本体1の口部2に対して上方から被せると、図7(A)に示すように、係合部5、5aに突起部9、9aが係合し、またキャップ6の側壁7の下縁7aが容器本体1の傾斜面4に近接又は当接している。この状態において、キャップ6を開放する場合には、図3に示すように、キャップ6の押し部11、11aを指先13、13aで挟むようにして押えると、図6(B)に示すように、キャップ6の側壁7が内側に変形し、その下縁7aが傾斜面4に沿って摺り上がり、キャップ6全体が浮上する。この結果、図7(B)に示すように、係合部5、5aから突起部9、9aが外れ、キャップ6は開放される。
1 容器本体
2 口部
3 側壁
4 傾斜面
5、5a 係合部
6 キャップ
7 側壁
7a 下縁
8、8a 当接板
9、9a 突起部
10、10a 当接部
11、11a 押し部
12、12a 文字
13、13a 指先
2 口部
3 側壁
4 傾斜面
5、5a 係合部
6 キャップ
7 側壁
7a 下縁
8、8a 当接板
9、9a 突起部
10、10a 当接部
11、11a 押し部
12、12a 文字
13、13a 指先
Claims (2)
- 容器本体の肩口には昇り傾斜面を形成し、キャップを閉じた時のキャップ側壁の下縁は前記昇り傾斜面に近接又は当接して位置すること、前記容器本体に形成した口部の側壁の外周面とキャップの側壁の内周面間には間隔が形成されるようにキャップの内周面の一部には当接板が取り付けられていて、容器本体の口部の外周面はこの当接板に接していること、前記当接板の内面には突起部が形成されていると共に口部の外周面には、前記突起部が係脱自在に係合する係合部が形成されていること、前記キャップの側壁において、中心を挟んで180°方向には夫々押え部が形成されていること、前記キャップの押え部を指先で押圧するとキャップの側壁が内側に変形し、この変形にともなってキャップの側壁の下端が容器本体側の傾斜面に沿って摺り上り、この作用により前記係合部から突起部が外れてキャップが開放すること、を特徴とするプッシュオープンキャップ付容器。
- キャップの押し部には、スベリ止め、又は「PUSH」の文字が表記されていること、を特徴とする請求項1に記載のプッシュオープンキャップ付容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003272951U JP3102110U (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | プッシュオープンキャップ付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003272951U JP3102110U (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | プッシュオープンキャップ付容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3102110U true JP3102110U (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=43255664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003272951U Expired - Lifetime JP3102110U (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | プッシュオープンキャップ付容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102110U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102518502B1 (ko) * | 2022-08-11 | 2023-04-06 | 김종범 | 엘레베이터 버튼용 고정링 |
-
2003
- 2003-12-08 JP JP2003272951U patent/JP3102110U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102518502B1 (ko) * | 2022-08-11 | 2023-04-06 | 김종범 | 엘레베이터 버튼용 고정링 |
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