JP3928760B2 - 開蓋具付き容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開蓋具付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、胴部上端を閉塞する頂壁の前部に排出孔を穿設した金属製容器体と、その排出孔内へ嵌合させて該排出孔を閉塞する浅皿状の蓋体とからなる容器が周知であり、該容器は、構造が簡易で廉価に作製できる利点があるものの、閉蓋状態では蓋体に指先を掛ける手掛かりが殆どないので、蓋体をきつく閉め過ぎて開蓋が困難となることがあった。
【0004】
本発明は、板状の開蓋具によって梃子の原理で蓋体を押し上げるよう形成することで、蓋体を容易に開蓋できるよう設けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、胴部2の上端を閉塞する頂壁3の前部に排出孔4を穿設した容器本体1と、
該容器本体の排出孔4内へ、底壁8の周縁から起立する周壁9の上部外面を嵌合させ、かつ該周壁の上端に外向きフランジ状壁10を付設した蓋体7と、
該蓋体の周壁9上端部外面に嵌合させて、上記排出孔4周縁の頂壁部分と蓋体の外向きフランジ状壁10との間で挟持させたフランジ12を有し、かつ該フランジの後部から延長板部13を介して把手部14を、上記頂壁3上へ載置させて突出する開蓋具11と
で形成し、
上記延長板部13には、切り離し線16穿設により把手部14前端からフランジ12側へ突出するレバー17を形成すると共に、該レバー後端部を除く把手部14前端と延長板部13後端との境界線部分には、肉薄溝穿設により屈折線18を設けた。
【0006】
第2の手段として、第1の手段を有すると共に、把手部14の後部に指掛け孔15を穿設した。
【0007】
第3の手段として、第1の手段を有すると共に、把手部14およびレバー17にリブ19, 19を前後方向に付設した。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1から図5は、本発明容器の第1実施形態であり、本実施形態の容器は、容器本体1、蓋体7および開蓋具11からなり、容器本体1は、金属製であり、横断面形状矩形とした胴部2の上端を閉塞する頂壁3前部に排出孔4を穿設すると共に、該排出孔の周縁から嵌合短筒部5を垂設し、又胴部2の上端を巻き締めして、該巻き締め部分を頂壁3上方に起立する起立壁6としている。
【0009】
蓋体7は、上記容器本体の嵌合短筒部5内へ、底壁8の周縁から起立する周壁9の上部外面を嵌合させ、かつ該周壁の上端に外向きフランジ状壁10を付設したものであり、金属材で形成している。
【0010】
開蓋具11は、図3が示すように、蓋体の周壁9上端部外面に嵌合させて、上記排出孔4周縁の頂壁部分と蓋体の外向きフランジ状壁10との間で挟持させたフランジ12を有し、かつ該フランジの後部から延長板部13を介して突出した把手部14を、上記排出孔4後方の頂壁3部分上面へ載置させ、又その把手部14の後方部分14aを一段高めて、該後方部分の左右方向中間前部と、その後方部分14a直ぐ前方の把手部14部分の左右方向中間に連続する指掛け孔15を穿設し、更に、図2が示すように、上記延長板部13の左右両側に略L字形の切り離し線16, 16を左右対称に穿設して、これ等切り離し部分を、把手部14前端から上記フランジ12側へ突出するレバー17, 17とし、かつこれ等レバーの後方端部間の線上に肉薄溝を穿設することで屈折線18を設け、又更に、後方部分14aを除く把手部14部分の左右両側縁および上記レバー17, 17の外側縁に板状のリブ19, 19を付設して、後述のように、当該開蓋具によって蓋体7後部を押し上げる際、レバー17, 17および把手部14が弾性変形することがないよう設け、かつそれ等リブ19, 19の外側面を容器本体起立壁6の内面左右両部に嵌合させている。当該開蓋具は、ポリプロピレン等の合成樹脂材によって成形する。
【0011】
蓋体7を開蓋する場合には、図2が示す状態から、把手部14後部を上前方へ引き上げる。すると、図1が示すように、把手部14が屈折線18で屈折してレバー17, 17と共に起立するため、フランジ12の後部が梃子の原理で押し上げられ、よって、蓋体7がフランジ12の後部で押し上げられて嵌合短筒部5内から引き抜かれる。閉蓋させる場合は、蓋体の周壁9上端部外面にフランジ12を嵌合させ、該状態で蓋体の周壁9を容器本体の排出孔4内へ嵌合させる。
【0012】
開蓋具11は、図6が示すように形成してもよい。該実施形態では、延長板部13の左右方向中間にコ字形の切り離し線16を穿設し、該切り離し部分をレバー17とし、又その切り離し線16左右両後端外方の把手部14前端と延長板部13後端との境界線部分に、肉薄溝を穿設することで屈折線18, 18を設け、更に、把手部14の後部に指掛け孔15を穿設し、かつ該指掛け孔前方の把手部14部分とレバー17の各左右方向中間部分上面および後方部分14aを除く把手部14部分の左右両側縁に板状のリブ19を付設し、フランジ12を介して蓋体7の後部を押し上げる際、レバー17および把手部14が弾性変形することを防止できるよう形成している。尚第1実施形態と同一構造である部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、上記構成とするものであり、請求項1記載の発明は、蓋体の周壁9上端外面に嵌合させて、排出孔4周縁の頂壁部分と蓋体の外向きフランジ状壁10との間で開蓋具のフランジ12を挟持させ、かつ該フランジの後部から延長板部13を介して把手部14を、容器本体頂壁3上へ載置させて突出し、又開蓋具の延長板部13には、切り離し線16穿設により把手部14前端からフランジ12側へ突出するレバー17を形成し、かつ該レバー後端部を除く把手部14前端と延長板部13後端との境界線部分に屈折線18を設けたから、図2が示す状態から、把手部14後部を上前方へ引き上げることによって、図1が示すように、開蓋具のフランジ12後部によって蓋体7の後部を梃子の原理で押し上げることができ、よって、蓋体7を容易に開蓋させることができ、又上記のように、把手部14の前端からフランジ12側へレバー17を突出したから、図2が示す状態で把手部14がばたつくことをレバー17によって阻止できる。
【0014】
請求項2記載の発明は、把手部14の後部に指掛け孔15を穿設したから、該指掛け孔に指先を掛けて把手部14後部を容易に引き上げできる。
【0015】
請求項3記載の発明は、把手部14およびレバー17にリブ19, 19を前後方向に付設したから、蓋体7を押し上げる際、レバー17および把手部14が弾性変形することが防止され、蓋体7を容易に押し上げできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す要部の斜視図である。
【図2】 同実施形態の平面図である。
【図3】 図2A−A線を矢示方向に見た縦断面図である。
【図4】 図2B−B線を矢示方向に見た縦断面図である。
【図5】 開蓋具の斜視図である。
【図6】 第2実施形態で示す開蓋具の斜視図である。
【符号の説明】
1…容器本体 7…蓋体 11…開蓋具
Claims (3)
- 胴部2の上端を閉塞する頂壁3の前部に排出孔4を穿設した容器本体1と、
該容器本体の排出孔4内へ、底壁8の周縁から起立する周壁9の上部外面を嵌合させ、かつ該周壁の上端に外向きフランジ状壁10を付設した蓋体7と、
該蓋体の周壁9上端部外面に嵌合させて、上記排出孔4周縁の頂壁部分と蓋体の外向きフランジ状壁10との間で挟持させたフランジ12を有し、かつ該フランジの後部から延長板部13を介して把手部14を、上記頂壁3上へ載置させて突出する開蓋具11と
からなり、
上記延長板部13には、切り離し線16穿設により把手部14前端からフランジ12側へ突出するレバー17を形成すると共に、該レバー後端部を除く把手部14前端と延長板部13後端との境界線部分には、肉薄溝穿設により屈折線18を設けたことを特徴とする開蓋具付き容器。 - 把手部14の後部に指掛け孔15を穿設した請求項1記載の開蓋具付き容器。
- 把手部14およびレバー17にリブ19, 19を前後方向に付設した請求項1記載の開蓋具付き容器。
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