JP3022982U - 食品の保存容器 - Google Patents

食品の保存容器

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JP3022982U
JP3022982U JP1995009989U JP998995U JP3022982U JP 3022982 U JP3022982 U JP 3022982U JP 1995009989 U JP1995009989 U JP 1995009989U JP 998995 U JP998995 U JP 998995U JP 3022982 U JP3022982 U JP 3022982U
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lid
suction pump
container
cylinder
air
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JP1995009989U
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文雄 徳
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文雄 徳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気吸引ポンプが備えられた食品保存容器
の、そのポンプを容器一体型にすることにある。 【解決手段】 蓋2を、下蓋21と上蓋31で形成し、
下蓋21の底板22上に、吸引ポンプ11とその空気抜
き取りの解除機構12を組み込み、これらを上蓋31で
封止して蓋2を形成する。吸引ポンプ11は、そのシリ
ンダ用パイプ25が円筒23の貫通穴35を通して容器
本体1内と挿通し、底板22に平行に固定されている。
吸引ポンプ11の操作レバー40の外側の把手42は、
指で引っかけて押し引き出来るよう、箱型となってお
り、上蓋31には、この箱型がはまり込む形状の切り欠
き32と開閉自在の小蓋62が設けてある。操作レバー
40の非使用時にそれをパイプ25内に押し込み、小蓋
62を閉じると、蓋2には突出部が生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、食品の保存容器に係り、詳しくは、食品保存時の防湿、防菌のた めの空気抜き取りポンプを備えた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
菓子、味付け海苔等、空気中の湿気を嫌う食品を保存する容器として、食品と 空気との接触を防ぐため、容器の密閉度を高くした上、付属の吸引ポンプで容器 内の空気を抜くようにしたものが提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の保存容器の吸引ポンプは、容器本体とは別体の付属品の形をとって おり、散逸し易く、また、操作の際には、その都度容器本体に取り付けて使用し なければならなかったので、非常に煩わしかった。
【0004】 そこで、この考案では、容器内の空気抜き取りポンプを備えた食品保存容器に ついて、上記のような不都合を解消するため、前記吸引ポンプを容器一体型とし 、それをコンパクトなものにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の考案は、開閉自在の蓋を有する容器本体の その蓋に開口部が設けられ、その開口部にピストン型吸引ポンプのシリンダが接 続され、その吸引ポンプの操作レバーを手動で押し引きして前記容器本体内の空 気を抜き取るように構成された食品の保存容器であって、その保存容器は、前記 吸引ポンプのシリンダが前記蓋の上面に沿って固定されているようにしたのであ る。
【0006】 このような保存容器では、吸引ポンプが容器本体に一体化されている。
【0007】 また、第2の考案は、第1の考案における上記蓋に前記吸引ポンプを覆い隠す 形状の上蓋を設け、その上蓋は前記吸引ポンプの操作レバーが操作できるよう、 その把手部を取り出し可能とした切り欠きを有し、かつ、操作レバーを収納した 時の把手部の露出面と上蓋の表面とが面一になるように形成したのである。
【0008】 このような保存容器では、吸引ポンプの取付けに基づく突起の発生がない。
【0009】
【実施の形態】
図1〜図5にこの考案の実施形態を示す。この実施形態の容器は、図1に示す ように、合成樹脂で形成された円筒の容器本体1とその蓋2から成り、蓋2は、 下蓋21と上蓋31から成る。
【0010】 下蓋21は、図2に示すように、円形の底板22の側面が側壁51で取り囲ま れている。この側壁51は、図2および図3に示すように、底板22に垂直に上 下に延設されており、その下半分は全周にわたって溝52で隔てられた二重壁に なっている。この溝52にはゴムリング53がはめ込まれており、図3および図 4に示すように、容器本体1に蓋をした際、容器本体1の円筒上縁がこの溝52 にはまり込み、このゴムリング53が介在して容器本体1と外部との気密性が保 たれるのである。
【0011】 この下蓋21の底板22上に、次に示すような、容器本体1内の空気を除去す るための吸引ポンプ11とその空気抜き取りの解除機構12が組み込まれ、前記 側壁51の上縁が上蓋31で封止されて蓋2が形成されている。
【0012】 先ず、図2〜図4に示すように、下蓋21の底板22の上面に円筒23が立設 してある。この円筒23内部には、その軸心と同心の小円筒33が、もとの円筒 23の内面の一部と地続きになって設けられており、この地続きの部分以外は貫 通穴35となっている。そして、その小円筒33上端に、後に示す合成ゴムのす り鉢形逆止弁43が嵌入固定されている。
【0013】 そして、図3に示すように、吸引ポンプ11として、一端が垂直に曲げられた シリンダ用のパイプ25の、その垂直端部が前記円筒23に固定され、その貫通 穴35に通じている。また、このパイプ25の他端は底板22の上面に設けられ た支持突起49に接着固定され、吸引ポンプ11全体が底板22に平行に固定さ れている。
【0014】 パイプ25には、手動の操作レバー40が挿入されており、この操作レバー4 0のパイプ25に挿入された側の端部41にも、合成ゴムのすり鉢形逆止弁44 が設けられている。
【0015】 この逆止弁44および先述の円筒23に設けられた逆止弁43の最大径部は、 図4に示すように、それぞれその内側に所定の同心円に沿って溝64、63が設 けられて薄肉状になっており、操作レバー40の移動によって逆止弁44、43 の前後で気圧差が生じると、気圧差によってこの薄肉部が押圧され、パイプ25 の内壁や貫通穴35の内壁との間に空気の流通路が形成されたり、逆に、各内壁 に強く押しつけられて空気の流通が阻止されたりするようになっている。操作レ バー40の静止時には、これら最大径部はパイプ25や円筒23の内面に密接し ており、逆止弁44、43前後の空気の流通を阻止している。
【0016】 この操作レバー40を蓋2の外側へ引くと、パイプ25内の、操作レバー40 端部と前記小円筒33端部とで仕切られた空間65が、外気および前記貫通穴3 5側(容器本体1側)に対して相対的に負圧となり、逆止弁44の最大径部が外 気に押圧されてパイプ25の内壁に密着するとともに、逆止弁43の最大径部は 、貫通穴35側の空気圧により縮小してパイプ内面との間に間隙が生じ、容器本 体1内の空気が前記円筒23の貫通穴35から前記空間65側にくみ出される。 操作レバー40を引いてゆくと容器本体1側の空気がさらに空間65側にくみ出 される。
【0017】 逆に、この操作レバー40を蓋2の内側へ押すと、逆止弁44は、その最大径 部が、今度は、前記空間65側に蓄積された空気により押圧され、パイプ25内 壁との間に間隙が生じ、空間65側の空気がこの間隙を通じてパイプ25から容 器外へ汲み出される。
【0018】 他方、この時の空間65側の空気圧は、貫通穴35側(容器本体1側)の空気 圧より相対的に大きいので、逆止弁43は、その最大径部が貫通穴35の内壁に 押圧される形となり、空間65側の空気が貫通穴35側へ流入するのを阻止する ように作用する。
【0019】 このようにして、操作レバー40の押し引きいずれの場合にも容器本体1側の 空気が容器外へ汲み出される。
【0020】 操作レバー40の外側の把手42は、図2に示すように、この操作レバー40 を指で引っかけて押し引き出来るよう箱型となっている。上蓋31には、この箱 型の把手42がはまり込む大きさの切り欠き32と、それに対応する形状の開閉 自在の小蓋62が設けてある。操作レバー40の非使用時にそれをパイプ25内 に押し込み、その小蓋62を閉じると、蓋2には突出部が生じないような形にし ている。
【0021】 なお、容器本体1内の空気を抜き取ると、蓋2が外気の圧力で容器本体1側に 押さえられるので、この吸引ポンプ11は蓋2の固定作用をも有する。蓋2を開 くには、次に示す空気抜き取りの解除機構12によって容器本体1内に空気を流 入させ、蓋2を開くことができる。
【0022】 空気抜き取りの解除機構12としては、先ず、図2に示すように、底板22上 面に円筒24が立設されている。この円筒24の穴54は底板22を貫通してお り、円筒24内には、上下方向に摺動可能となった段付き円筒状の押しボタン4 5が挿入されている。
【0023】 この押しボタン45は、図2および図5に示すように、所定の径と厚みを有す る鍔36を挟んで大径と小径の円柱37、38が一体化された段付き円柱構造を なしている。大円柱37は、上蓋31に設けられた貫通穴47に緩やかに嵌入さ れており、小円柱38が前記円筒24内に挿入されている。この小円柱38の下 部にはゴムリング39がはめ込まれており、このゴムリング39が前記円筒24 の内面に強く密接し、非使用時の容器の気密性を保っている。また、その円筒2 4の穴54の一部には、図5に示すように、下蓋21底面側から所定の深さにわ たって内径を大きくして形成した切り欠き48が設けてある。この切り欠き48 については後述する。
【0024】 そして、円筒24の外周には、前記鍔36の下面と下蓋21の底板22との間 でバネ46が組み込まれており、このバネ46が押しボタン45を常に上蓋31 側に付勢している。
【0025】 このように構成された押しボタン45を指で押さえると、図5の2点鎖線で示 したように、その小円柱38のゴムリング39の部分が先述した切り欠き部48 に入り込み、ゴムリング39外周と切り欠き部48の内径との間にすき間ができ 、容器本体1と蓋2の内部との間で、図の2点鎖線の矢印で示すような空気の流 通路が形成される。こうして、蓋2内に残存していた空気が容器本体1内に流入 するので、外気圧に抗して蓋2を開くことができる。
【0026】 以上のように、この実施形態では、容器本体1の蓋2を上蓋31と下蓋21で 構成し、空気抜き取り用の吸引ポンプを下蓋21に平行に固定して設け、これを 上蓋31で封止したので、ポンプを散逸するおそれや、その取付け取り外しの煩 わしさがない。
【0027】 そして、上蓋31には、操作レバー40の把手42の逃がし用のきり欠き32 を設け、操作レバー40の収納時には上蓋31表面と把手42の表面とが面一に なるようにしたので、見栄えもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、空気抜き取り用の吸引ポンプを備え た食品の保存容器について、その吸引ポンプを蓋に固定したので、ポンプを散逸 するおそれや、その取付け取り外しの煩わしさがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す全体斜視図
【図2】実施形態の要部を示す分解斜視図
【図3】実施形態の要部断面図
【図4】実施形態の要部断面図
【図5】実施形態の要部断面図
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋 11 吸引ポンプ 12 空気抜き取りの解除機構 21 下蓋 22 底板 23、24 円筒 25 パイプ 31 上蓋 32 切り欠き 35 貫通穴 40 操作レバー 41 端部 42 把手 43、44 逆止弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在の蓋を有する容器のその蓋に開
    口部が設けられ、その開口部にピストン型吸引ポンプの
    シリンダが接続され、その吸引ポンプの操作レバーを手
    動で押し引きして前記容器内の空気を抜き取るように構
    成された食品の保存容器であって、 上記容器は、前記吸引ポンプのシリンダが前記蓋の上面
    に沿って固定されていることを特徴とする食品の保存容
    器。
  2. 【請求項2】 上記蓋に前記吸引ポンプを覆い隠す形状
    の上蓋を設け、その上蓋は前記吸引ポンプの操作レバー
    が操作できるよう、その把手部を取り出し可能とした切
    り欠きを有し、かつ、操作レバーを収納した時の把手部
    の露出面と上蓋の表面とが面一になるように形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の食品の保存容
    器。
JP1995009989U 1995-09-22 1995-09-22 食品の保存容器 Expired - Lifetime JP3022982U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146963A1 (en) * 2007-05-29 2008-12-04 Man Hyun Kwon Vacuum generating apparatus for food preservation container
JP2018122918A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 日本クロージャー株式会社 注出容器

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