JP3038410U - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JP3038410U
JP3038410U JP1996009842U JP984296U JP3038410U JP 3038410 U JP3038410 U JP 3038410U JP 1996009842 U JP1996009842 U JP 1996009842U JP 984296 U JP984296 U JP 984296U JP 3038410 U JP3038410 U JP 3038410U
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JP
Japan
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lid
container
hollow knob
hole
valve
Prior art date
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Application number
JP1996009842U
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English (en)
Inventor
泰行 渡辺
成啓 畑中
Original Assignee
株式会社サクセシア
泰行 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の密閉、密閉解除及び蓋の開閉の各操作
を蓋に設けた1ケ所の操作部で簡単に行うことができ、
開閉弁の汚損による動作障害がなく、衛生的で寿命の長
い製品を提供する。 【解決手段】 周縁にシール材15を設けた蓋1の中央
にリブ3付きの貫通孔を形成し、この貫通孔に中空ノブ
5を上下動自在に取り付ける。開閉弁9を中空ノブ5に
内設する。中空ノブ側壁又は底面の一部に容器14内と
連通する通気口6を設け、中空ノブ5上部に外部と連通
する通気口8を設ける。中空ノブ5を下降すると容器内
の空気が通気口6を経て開閉弁9を開き通気口8より蓋
1外部へと排気され、容器14を密閉することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は弁当箱や冷蔵庫用の食品貯蔵用の密閉容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の密閉容器の例を図6にしたがって説明する。蓋の中央よりも端寄りの位 置に、軸17装着用の孔と排気用小孔18を設け、上端に吸盤状弁19を固定し た軸17を前記孔に上下動自在に取り付けている。20は軸17に装着したパッ キン、21は吸盤状弁19に設けた解除用ツマミである。
【0003】 容器に載せた蓋の平面部を手で矢印a方向に押すと、容器中の空気の圧力によ って吸盤状弁19が上昇し小孔18を介して排気される。排気完了と同時に吸盤 状弁19が自重により下降し蓋表面に密着し、密閉状態を形成することができる 。 他の例としては空気抜き用のポンプと容器がセットされ、ポンプで空気を抜く ものがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の密閉容器はいずれも図6aのような蓋の面を手で押すエア抜き操作部と バルブが必要な構造であり、例えば吸盤状弁が外部に露出し、かつ容器内の食品 及び湯気に直接接触する構造であるため、汚れ易く、不衛生であった。また、吸 盤状弁の場合、吸盤は少しの汚れでも密着しにくく、熱等外的な影響で変形した ときも密着できず、密閉容器としての機能を果すことができなくなる。また平面 状の蓋自体を押圧して空気を抜くため、適度のバネ性のある材質が必要なため高 価な製品になり易い欠点があった。
【0005】 また、ポンプによって空気抜きするタイプは、1枚の蓋にエア抜き操作部とバ ルブの2ケ所の構成が必要な上、ポンプも別体であるため、汚れ易く、洗浄等、 日常の手入れが繁雑で使用勝手が悪いものであった。 本考案は上記のような従来の欠点を解消し、容器の密閉、密閉解除及び蓋の開 閉の各操作を1ケ所で簡単に行うことができ、しかも開閉弁に異物が付着したり 汚損による機能障害がなく、日常の手入れが簡単で衛生的であり、寿命の長い製 品を提供したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、容器の開口縁と当接する蓋周縁にシール材を 設け、蓋中央の凹部にリブ付きの貫通孔を形成し、この貫通孔に上下動自在に中 空ノブを嵌合する。中空ノブは開閉弁を内設し、開口部にキャップを嵌合し、か つ外周の上方及び下方に抜け止め、貫通孔側壁に圧接するパッキンを設け、中空 ノブ側壁又は底面の一部に容器内と連通する通気口を設け、キャップ又は中空ノ ブの一部に蓋外部と連通する通気口を設けたものである。中空ノブを下降して容 器内の空気を通気口より排出し開閉弁を開き蓋外部へ排気することにより容器を 密閉状態にしようとするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案は弁当箱や食品貯蔵用に用いる密閉容器において、蓋開閉操作と密閉及 び密閉解除の各操作を行うことのできる操作部を蓋の1ケ所に設けたものである 。密閉容器は合成樹脂製で形状は問わないが、効果的な空気抜きをするためには 円形や正多角形、正方形に近い長方形が望ましい。操作部は容器の蓋の中央部に 設ける。蓋の周囲には容器開口縁と対向する位置にシール材が設けられている。
【0008】 蓋中央に凹状部を設け、この凹状部の中心に周縁にリブを設けた貫通孔を形成 する。この貫通孔に開閉弁を内設した中空ノブを上下動自在に取り付け、ワンタ ッチ操作によって容器の密閉及び解除を行えるようにしている。中空ノブ外周の 上方及び下方にはリブ付き貫通孔と係止する抜け止め構造が一体成型又は別体で 形成されている。中空ノブ底面は一体成型する場合と開口部に底面カバーを嵌合 する場合があり、またこの底面カバーをストッパー兼用とすることもある。
【0009】 中空ノブは容器内と連通する通気口、例えば小孔や切欠部を底面又は底面近傍 側面に有し、かつ外気と連通する通気口(例えば小孔・切欠部)をキャップ又は キャップ近傍に有している。容器に蓋をした後、上下動自在な中空ノブを引き上 げて圧縮すると、圧縮操作時に容器内と連通した通気口、弁及び外気と連通した 通気口が瞬時に連通し、容器内の空気を外部へ排出する。この圧縮操作を数回繰 り返すと容器内は密閉状態となる。中空ノブを引き上げると密閉が解除される。
【0010】 蓋中央の凹部は少なくとも容器密閉時、即ち下降時の中空ノブのキャップ面が 凹部内に収まる深さを有し、密閉時の中空ノブに不用意に外力が加わっても誤作 動しないように構成されている。蓋の材質が弱い場合は蓋内面側にリブ、例えば 操作部設置位置より周縁に向けて複数のリブを形成し弾力性を強化することがで きる。
【0011】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。1は合成樹脂製の円形の蓋、2は蓋 の中央部に設けた凹部で、中央に貫通孔を有する。3は貫通孔周縁の外側リブ、 4は貫通孔周縁の内面側リブ、5は前記貫通孔に内挿した中空ノブで、下方周壁 の一部に排気用切欠部6を有する。7は中空ノブ5の上部開口縁に一体成型した 抜け止め用ツバ部で、一部に空気抜き用の小孔8を有する。
【0012】 9は中空ノブ5に内設した開閉弁、10は中空ノブ5の外周中央部に装着した パッキンで、圧縮時に貫通孔内壁に圧接する。11は中空ノブ5の下方開口部に 装着したストッパー兼用のカバーである。12は中空ノブ5の上端開口部に嵌合 したキャップで、ツバ部7の小孔8と連通する切欠孔13を有する。14は円形 容器、15はシール材で、容器14の開口縁と対向する蓋周縁に取り付け、容器 14と蓋1とを気密にすることができる。
【0013】 上記実施例で密閉状態にするには容器14に蓋1をした後、図1のように中空 ノブを引き上げた状態から図2のようにキャップ上面を指で押圧すると容器14 内の空気は中空ノブの切欠部6を経て開閉弁9を開き、キャップ12の切欠孔1 3及びツバ部7の小孔8を介して排出される。この空気排出動作を2〜3回繰り 返すと、蓋周縁のシール材15が容器周縁に密着し容器は密閉状態になる。
【0014】 上記実施例では密閉容器の形状を円形としたが、他の形状であっても良く、特 に正多角形や正方形に近い長方形であれば、中央部に操作用の中空ノブを配設し て円形と同様の作用効果を得ることができる。また、密閉操作時の通気口として 、切欠部6、小孔8及び切欠孔13を設けたが、小孔及び切欠部形成位置はこれ に限らず、キャップ12上面とカバー11の底面部とに小孔を貫通形成しても、 圧縮や解除操作時に同様に排気することができる。蓋1の材質上、弾力性が不足 している場合は図4に示すように蓋内面に操作部から放射状に複数のリブ16を 形成することにより、弾力性を強くすることができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上記のような形態で実施することにより、下記のような効果を得るこ とができる。
【0016】 容器の密閉、密閉解除及び蓋の開閉の各操作を中空ノブの上下動により、ツマ ミ状の操作部で全て行うことができ、いわゆるワンタッチ操作で簡単かつ確実に 操作することができる。中空ノブ内と容器内とは小さな通気口以外は中空ノブの 底面で隔離されており、中空ノブに内設した開閉弁は容器の中の食品や湯気が直 接接触しないので汚れにくく、汚れや異物の付着に起因する開閉弁の動作不良や 損傷を起こすことがない。したがって、常に適確に開閉弁が作動し、洗浄等、日 常の手入れが簡単であり、衛生的で寿命の長い製品を得ることができる。
【0017】 弾力性の若干不足する合成樹脂であっても蓋内面にリブを設けることにより、 所定の弾力性を得ることができ低価格の商品を得ることができる。開閉弁と通気 口及び容器開閉用ツマミなど手で操作する部分を1個のツマミ状にまとめ、容器 の中央に形成したもので、使い易く外観上無駄のないデザインとすることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による密閉容器の操作部を示した拡大断
面図で、解除状態を示した。
【図2】同、圧縮動作状態を示した拡大断面図。
【図3】操作部の分解斜視図。
【図4】密閉容器の蓋開放状態の要部を断面とした側面
図。
【図5】円形密閉容器の斜視図。
【図6】従来の密閉容器の密閉操作構造を示した要部断
面図。
【符号の説明】
1 蓋 2 凹部 3 外側リブ 4 内面側リブ 5 中空ノブ 6 排気用切欠部 7 ツバ部 8 小孔 9 開閉弁 10 パッキン 11 カバー 12 キャップ 13 切欠孔 14 容器 15 パッキン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 密閉容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の開口縁と当接する蓋周縁にシール
    材を設け、蓋中央の凹部にリブ付きの貫通孔を形成し、
    この貫通孔に上下動自在に中空ノブを嵌合する。中空ノ
    ブは開閉弁を内設し、開口部にキャップを嵌合し、かつ
    外周の上方及び下方に抜け止め、貫通孔側壁に圧接する
    パッキンを設け、中空ノブ側壁又は底面の一部に容器内
    と連通する通気口を設け、キャップ又は中空ノブの一部
    に蓋外部と連通する通気口を設けたことを特徴とする密
    閉容器。
JP1996009842U 1996-08-23 1996-08-23 密閉容器 Expired - Lifetime JP3038410U (ja)

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