JP3984574B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、可変入賞装置が備える可動翼片または開閉扉と、遊技釘,入賞口の口縁,前面ガラス等の他の遊技機構成部材との間に遊技球が挟まれた場合に、自動的に生じる傾斜によって遊技球を移動させて落下させ得るようにしたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機の遊技盤面に配設される可変入賞装置にあって、球流入孔の左右両側で、基部が支軸によって回動可能に軸支された左右一対の可動翼片を、上方に立ち上がる起立位置と、逆ハ字形に外側方に拡開する傾動位置とに変換制御するように構成した可変入賞装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。尚、該特許文献1には、各可動翼片の対向する内側面に左右非対称の段部を形成することにより、複数の遊技球の同時入賞に起因する噛み発生を防止するようにした構成が開示されているが、本発明の目的外であるのでその説明は省略する。
また、同じく遊技盤面に配設される可変入賞装置にあって、左右両端の下部で支軸を介して軸支され、前後方向に沿って起倒可能に設けられた横長矩形状の開閉扉を、前方回動駆動により傾倒させて入賞口を開放し、かつその上面で該入賞口に遊技球を案内する開放位置と、該開放位置からの後方回動駆動により起立させて入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御するようにした可変入賞装置が知られている。
このような前後方向に沿って起倒可能な横長矩形状の開閉扉を備えた可変入賞装置において、該開閉扉の裏面に、その上縁部に沿って開閉扉の面外方向に傾斜する傾斜部を設けることにより、開閉扉が開放位置から閉鎖位置へ変換される際に、開閉扉の裏面上縁と入賞口の上部口縁とに挟まれた遊技球を、前記傾斜部で生じる球誘導作用により左右方向に移動させて落下させるようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。
実開昭54−124682号公報(第1図) 特開2003−117127号公報
ところで、上記のような左右一対の可動翼片を備えた従来の可変入賞装置にあっては、二枚の可動翼片が、その開閉作動に際して、起立位置と傾動位置間を回動するときに、可動翼片の先端と、可変入賞装置に設けられた突出縁部或いは可変入賞装置の周囲に配設されている遊技釘との間に遊技球が挟まって、可動翼片が本来の傾動位置や起立位置まで回動できなくなるという問題点があった。ここで、遊技釘は遊技店が行う釘調整によって可動翼片の先端に対して離近方向に変位するものであるため、このような不具合が発生することとなるのである。
一方、前後方向に沿って起倒可能な横長矩形状の開閉扉を備えた可変入賞装置において、開閉扉の裏面に、その上縁部に沿って開閉扉の面外方向に傾斜する傾斜部を設けた先行技術にあっては、開閉扉が開放位置から閉鎖位置へ変換される際に、開閉扉の裏面上縁と入賞口の上部口縁とに挟まれた遊技球を、前記傾斜部の球誘導作用によって落下させることはできるものの、開閉扉が閉鎖位置から開放位置へ変換される際に、開閉扉の前面上縁と遊技盤を覆う前面ガラスとの間に遊技球が挟み込まれた場合には、開閉扉の裏面に設けられた傾斜部の球誘導作用が及ばないため、これを落下させることができず、開閉扉が本来の開放位置まで回動できなくなるという問題点があった。
本発明は、かかる従来の問題点を解消し得る可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、遊技盤面に、左右一対の可動翼片が、起立位置と、逆ハ字形に外側方に拡開する傾動位置とに変換制御される可変入賞装置を備え、該可変入賞装置の周囲に遊技釘が配設されるパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置の一方若しくは両方の可動翼片が、主片部と、該主片部の先端に、その先端方向に沿った支軸周りに遊転可能に装着される回動片部とにより構成され、該回動片部の遊転により、可動翼片と遊技釘との間に挟まれる遊技球を落下させ得るようになっていることを特徴とするパチンコ遊技機に関する。ここで、前記主片部は、回動片部以外の可動翼片の主体を構成するものである。
かかる構成のパチンコ遊技機にあって、可動翼片が、傾動位置で遊技球を受け止める球受け面を備えるものであって、回動片部によって該球受け面の一部を構成するようにしたものが提案される。
また、本発明は、遊技盤面に、左右一対の可動翼片が、起立位置と、逆ハ字形に外側方に拡開する傾動位置とに変換制御される可変入賞装置を備え、該可変入賞装置の周囲に遊技釘が配設されるパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置の一方若しくは両方の可動翼片が、主片部と、該主片部の先端に、その先端方向に沿った支軸を介して保持される回動片部とにより構成され、さらに、回動片部の前記支軸周りの回動角度位置を、回動角度調整手段を介して選択的に保持可能になっており、回動片部の遊技釘に対する傾斜によって、可動翼片と遊技釘との間に挟まれる遊技球を落下させ得るようになっていることを特徴とするパチンコ遊技機に関する。ここで、前記主片部は、回動片部以外の可動翼片の主体を構成するものである。
かかる構成のパチンコ遊技機にあって、前記回動角度調整手段が、主片部と回動片部の、その何れか一方に、回動片部を軸支する支軸と同心状に設けられた複数の係合凹部と、他方に設けられて該係合凹部に選択的に係合される係合突部とからなるものが提案される。
本発明は、開閉扉が、遊技盤面前方へ傾倒して入賞口を開放すると共に該入賞口に遊技球を案内する開放位置と、該開放位置から遊技盤面後方への回動駆動により起立して入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御される可変入賞装置を備えてなるパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置の開閉扉が、左右両端下部で軸支されて起倒可能に設けられた支持枠部と、開閉扉の開放位置で、該支持枠部の前縁中央に後端が軸支されて、その両端部が水平状態から15°以下の傾動角度範囲内で傾くように微傾動可能に設けられた扉板部とにより構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機である。ここで、扉板部の微傾動の角度は、その傾動によって入賞口への遊技球の案内作用を損なわない程度の角度であることが望ましい。また、かかる構成はあくまでも扉板部の微傾動によって案内作用が損なわれないことを規定するものであり、扉板部の微傾動以外の要因、例えば支持枠部の左右両側または入賞口の左右両側に側板部41(図9,図10参照)がないことによって、入賞口に遊技球を案内する案内作用が損なわれる場合を除外するものではない。
本発明は、上述したように、遊技盤面に、左右一対の可動翼片が、起立位置と、逆ハ字形に外側方に拡開する傾動位置とに変換制御される可変入賞装置を備え、該可変入賞装置の周囲に遊技釘が配設されるパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置の一方若しくは両方の可動翼片が、主片部と、該主片部の先端に、その先端方向に沿った支軸周りに遊転可能に装着される回動片部とにより構成され、該回動片部の遊転により、可動翼片と遊技釘との間に挟まれる遊技球を落下させ得るようになっていることを特徴とするパチンコ遊技機であるから、可動翼片が開閉作動に際して、起立位置と傾動位置間を回動するときに、可動翼片の先端と、可変入賞装置の周囲に配設されている遊技釘との間に遊技球が挟まれても、可動翼片を構成する主片部の先端に軸支された回動片部が遊転することによって、遊技釘に対して傾斜が生じ、その傾斜に沿って遊技球が移動してバランスが崩れ、落下することとなる。これにより、可動翼片を本来の傾動位置または起立位置まで回動させることができる。
また、可動翼片が、傾動位置で遊技球を受け止める球受け面を備えるものであって、回動片部によって該球受け面の一部を構成するようにしたものにあっては、傾動位置にある可動翼片の先端に遊技球が勢いよく衝突しても、球受け面の一部を構成する回動片部の遊転作用により、その衝撃が緩和され、衝突した遊技球が可動翼片上から弾き出されてしまうことを防止することができる。
また、遊技盤面に、左右一対の可動翼片が、起立位置と、逆ハ字形に外側方に拡開する傾動位置とに変換制御される可変入賞装置を備え、該可変入賞装置の周囲に遊技釘が配設されるパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置の一方若しくは両方の可動翼片が、主片部と、該主片部の先端に、その先端方向に沿った支軸を介して保持される回動片部とにより構成され、さらに、回動片部の前記支軸周りの回動角度位置を、回動角度調整手段を介して選択的に保持可能になっており、回動片部の遊技釘に対する傾斜によって、可動翼片と遊技釘との間に挟まれる遊技球を落下させ得るようになっていることを特徴とするパチンコ遊技機にあっては、開閉作動により回動する可動翼片の先端と、可変入賞装置の周囲に配設されている遊技釘とが遊技店の行う釘調整によって近接し、両者間に遊技球が挟まれることが予め明白である場合に、回動角度調整手段を介して回動片部の回動角度位置を変えることにより、遊技釘に対して傾斜を生じさせることができ、可動翼片の開閉作動に際して回動片部と遊技釘との間に遊技球が挟まれても、その傾斜に沿って遊技球が移動してバランスが崩れ、落下することとなる。これにより、可動翼片が本来の傾動位置や起立位置まで回動できなくなるという不具合を未然に防止することができる。
そして、前記回動角度調整手段を、主片部と回動片部の、その何れか一方に、回動片部を軸支する支軸と同心状に設けられた複数の係合凹部と、他方に設けられて該係合凹部に選択的に係合される係合突部とによって構成することにより、複数の係合凹部の何れかに係合突部を選択的に係合するだけの簡単な操作で、回動片部の回動角度位置を容易に変えることができ、遊技釘に対して遊技球を移動させて落下させるための傾斜を簡単に生じさせることが可能となる。
さらに、開閉扉が、遊技盤面前方へ傾倒して入賞口を開放すると共に該入賞口に遊技球を案内する開放位置と、該開放位置から遊技盤面後方への回動駆動により起立して入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御される可変入賞装置を備えてなるパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置の開閉扉が、左右両端下部で軸支されて起倒可能に設けられた支持枠部と、開閉扉の開放位置で、該支持枠部の前縁中央に後端が軸支されて、その両端部が水平状態から15°以下の傾動角度範囲内で傾くように微傾動可能に設けられた扉板部とにより構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機にあっては、開閉扉が閉鎖位置から開放位置へ変換される際に、扉板部の前面上縁と遊技盤を覆う前面ガラスとの間に遊技球が挟み込まれた場合、または開閉扉が開放位置から閉鎖位置へ変換される際に、扉板部の裏面上縁と入賞口の上部口縁との間に遊技球が挟み込まれた場合の何れであっても、扉板部が微傾動して傾斜が生じ、その傾斜によって遊技球を外端側に移動させてバランスを崩し、落下させることができる。これにより、開閉扉を本来の開放位置または閉鎖位置まで回動させることができる。
図1は、本発明が適用可能な第一種パチンコ遊技機の遊技盤1を示す。該遊技盤1には、その遊技盤面2上に略円形の誘導レール3で囲繞された遊技領域4が設けられており、該遊技領域4の略中央にセンターケース5が配設されている。このセンターケース5には、液晶表示器からなる図柄表示装置6が組み付けられており、該図柄表示装置6の表示画面7には、三つの特別図柄A,B,Cが変動表示される。また、表示画面7の一部領域には、普通図柄表示部9が設けられており、該普通図柄表示部9には右図柄と左図柄からなる二つの普通図柄E1 ,E2 が変動表示される。この普通図柄E1 ,E2 は、「7」と「−」の二種類の図柄で構成されており、右図柄及び左図柄ともに「7」が停止する当り図柄態様が確定表示された場合には、後述する可変入賞装置13Aの可動翼片15,15が開閉駆動される。尚、前記図柄表示装置6としてはCRT表示器等を用いることも可能である。
一方、センターケース5の左右両側には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)12,12が配設されており、遊技球の通過により、この普通図柄始動ゲート12,12が具備する普通図柄始動スイッチ(図示省略)から遊技球検出信号が発生すると、前記普通図柄表示部9の普通図柄E1 ,E2 が変動し、所定時間経過後に停止して種々の組み合わせの図柄態様が表示されることとなる。
また、センターケース5の直下位置には、左右一対の可動翼片15,15により入賞口を兼ねた入り口の開口度を変化させるようにした可変入賞装置13Aが配設されている。そして前記普通図柄表示部9の表示結果が所定の当り図柄態様の場合には、ソレノイド27(図2参照)を駆動源とする可動翼片15,15が所定時間、外側方に拡開されて、内部の球流入孔14に遊技球が入り易い状態となる。遊技球の入賞により、この球流入孔14が具備する特別図柄始動スイッチ(図示省略)から遊技球検出信号が発生すると、前記図柄表示装置6の表示画面7に特別図柄A,B,Cを変動表示する図柄生成行程が実行されることとなる。この可変入賞装置13Aは本発明の要部にかかるものであり、詳しくは後述する。
さらに、可変入賞装置13Aの下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する入賞口20を備え、かつ、横長矩形状の開閉扉21を図示しないソレノイド等の駆動源によって前後方向に回動駆動することにより、入賞口20を開放状態と閉鎖状態とに変換する可変入賞装置13Bが配設されている。そして、前記図柄表示装置6の表示画面7に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に大当たりとしての特別遊技作動が実行され、開閉扉21が所定の開閉態様で開閉駆動される。この可変入賞装置13Bも本発明の要部にかかるものであり、詳しくは後述する。
次に、本発明の要部である可変入賞装置13Aの構成を、図2〜図6に示す第一実施例に基づいて説明する。
可変入賞装置13Aは、遊技盤面2に取り付けられるベース板23を備えており、該ベース板23の略中央には、図2に示すように、球流入孔14が形成されている。また、ベース板23にはその前面側に、前壁部24aと円弧状の下部周壁部24bとを備えたカバー体24が配設されており、該カバー体24の前壁部24aと下部周壁部24bとによってベース板23の前方及び下半部分が覆われている。ベース板23の表面には、球流入孔14の左右両側に位置させて支軸25,25が前方に向けて突成されており、該支軸25,25によって左右一対の可動翼片15,15の基部が回動可能に軸支されている。
また、両可動翼片15,15の裏面には、前記支軸25,25より内方に偏倚する位置に夫々作動杆26が後方に向けて突成されている。各作動杆26は、ベース板23の裏面側に配設されたソレノイド27のプランジャ28にリンク部材29を介して連繋されており、該ソレノイド27のON作動によりプランジャ28が引き込まれると、支軸29’を支点として回動するリンク部材29を介して、可動翼片15,15が逆ハ字形に外側方に拡開する傾動位置(図1参照)に変換され、また、ソレノイド27がOFFとなりプランジャ28がバネ付勢により押し出されると、リンク部材29の回動を介して、図4に示すように、可動翼片15,15が上方に立ち上がる起立位置に変換される。
前記可動翼片15,15は、夫々可動翼片15の主体を構成する主片部15aと、該主片部15aの先端に軸支された回動片部15bとからなり、図2に示すように、回動片部15bの下端面から突成された支軸30を、主片部15aの上端面に形成された嵌挿孔31に遊嵌させることにより、回動片部15bが主片部15aに対して遊転可能に装着されている。
ここで、前記支軸30は適宜の弾性を有する素材からなり、その先端には、図3(イ),(ロ)に示すように、前記嵌挿孔31より若干径大な係止縁30bを上端に備えた半球状の係合部30aが形成されている。また、嵌挿孔31の奥部には該係合部30aを嵌入した状態で前記係止縁30bと上方で対向する係止段部31bを備えた半球状の径大部31aが形成されている。そして、図3(イ)に示すように、支軸30の係合部30aをその弾性変形を介して嵌挿孔31に強制嵌入し、該係合部30aを、図3(ロ)に示すように、径大部31a内に遊嵌させることにより、回動片部15bが遊転可能に設けられており、さらに、回動片部15bが抜け出し方向に移動すると嵌挿孔31の係止段部31bに支軸30の係止縁30bが当接して回動片部15bの抜け止め作用が生じるようになっている。
また、起立位置で対向する可動翼片15,15の内側面は、傾動位置で遊技球を受け止める球受け面32となっており、前記回動片部15bによって該球受け面32の一部が構成されている。
かかる構成にあって、可動翼片15,15の傾動位置への変換に際して、図5(イ)に示すように、可動翼片15の先端と、可変入賞装置13Aの周囲に配設されている遊技釘33との間に遊技球34が挟まれると、該可動翼片15を構成する主片部15aの先端に遊転可能に軸支されている回動片部15bが遊転することによって、図5(ロ)に示すように、遊技釘33に対して傾斜が生じ、その傾斜に沿って遊技球34が移動することとなり、バランスが崩れて該遊技球34を落下させることができる。これにより、可動翼片15を本来の傾動位置まで回動させることができる。また、可動翼片15,15の起立位置への変換に際して、図6(イ)に示すように、可動翼片15の先端と、可変入賞装置13Aの周囲に配設されている遊技釘33との間に遊技球34が挟まれた場合にも、主片部15aの先端に遊転可能に軸支されている回動片部15bの遊転作用によって、図6(ロ)に示すように、遊技釘33に対して傾斜が生じ、その傾斜に沿って遊技球34が移動することとなり、バランスが崩れて該遊技球34を落下させることができる。これにより、可動翼片15を本来の起立位置まで回動させることができる。
また、可変入賞装置13Aが、可動翼片15,15の回動軌跡の近傍に天蓋等の突出縁部(図示省略)を備えたものである場合に、可動翼片15,15の開閉作動に際して、可動翼片15の先端と、前記突出縁部との間に遊技球が挟まれても、上記と同様に回動片部15bの遊転作用により生じる傾斜によって、該遊技球を移動させてバランスを崩し、落下させることができる。これにより、可動翼片15を本来の傾動位置または起立位置まで回動させることができる。
一方、各可動翼片15の球受け面32の一部が、各可動翼片15の先端の回動片部15bによって構成されていることにより、傾動位置にある可動翼片15,15の先端に遊技球が勢いよく衝突した場合に、球受け面32の一部を構成する回動片部15bが遊転することによってその衝撃が緩和され、衝突した遊技球が可動翼片15上から弾き出されてしまうことを防止することができる。
尚、上述した第一実施例では、左右の可動翼片15,15の両方を夫々主片部15aと、該主片部15aの先端に遊転可能に軸支した回動片部15bとにより構成した例を示したが、左右の可動翼片15,15の何れか一方のみを主片部15aと回動片部15bとにより構成することもできる。また、主片部15aの先端に回動片部15bを軸支する構成として、回動片部15bの下端面に支軸30を突成し、該支軸30を主片部15aの上端面に形成した嵌挿孔31に遊嵌させるようにしているが、該嵌挿孔31と支軸30は、その配置関係を逆にすることも可能である。
図7,図8は、可変入賞装置13Aの第二実施例を示し、この第二実施例は、可変入賞装置13Aの両可動翼片15,15が、夫々主片部15aと、該主片部15aの先端に軸支された回動片部15bとからなり、さらに該回動片部15bは回動角度調整手段35を介してその回動角度位置が選択的に保持されるようになっている。
ここで、回動片部15bの下端面には、図7に示すように、支軸30が突成されており、該支軸30を主片部15aの上端面に形成した嵌挿孔31に嵌挿させることにより、回動片部15bを主片部15aの先端に軸支するようにしている。また、嵌挿孔31の周縁には、その周方向に所定角度ずつ位置をずらせた三つの係合凹部36が軸線方向に沿って形成されており、支軸30の周面には、前記係合凹部36に選択的に係合可能な係合突部37が軸線方向に沿って形成されている。そして、このように主片部15aに、回動片部15bを軸支する支軸30と同心状に設けられた複数の係合凹部36と、回動片部15bに設けられて該係合凹部36に選択的に係合される係合突部37とによって上記回動角度調整手段35が構成されている。尚、その他の構成は第一実施例と同じであり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
かかる構成にあって、遊技店が行う釘調整により、図8(イ)に示すように、遊技釘33が遊技盤面2に対して垂直に調整された状態や、図8(ロ)に示すように、遊技釘33が遊技盤面2に対して斜めに調整された状態において、該遊技釘33と開閉作動により回動する可動翼片15,15の先端とが近接し、両者間に遊技球が挟まれることが予め明白である場合に、前記回動角度調整手段35を介して回動片部15bの回動角度位置を変えることにより、図8(イ),(ロ)に示すように、遊技釘33に対して傾斜を生じさせることができ、可動翼片15の開閉作動に際して回動片部15bと遊技釘33との間に遊技球が挟まれても、その傾斜に沿って遊技球を移動させてバランスを崩し、落下させることができる。これにより、可動翼片15,15が本来の傾動位置や起立位置まで回動できなくなるという不具合を未然に防止することができる。
また、回動角度調整手段35が、主片部15aに設けられた複数の係合凹部36と、回動片部15bに設けられて該係合凹部36に選択的に係合される係合突部37とによって構成されていることにより、複数の係合凹部36の何れかに係合突部37を選択的に係合するだけの簡単な操作で、回動片部15bの回動角度位置を容易に変えることができ、遊技釘33に対して遊技球を移動させて落下させるための傾斜を簡単に生じさせることができる。
さらに、回動角度調整手段35により、遊技店が調整した遊技釘の傾きと平行となるように回動片部15bの回動角度位置を変えて、該回動片部15bと遊技釘とのずれをなくすことにより、可動翼片15,15の起立位置における上方からのスムーズな入賞を実現することができる。
尚、この第二実施例では、主片部15aに三つの係合凹部36を設けた例を示したが、該係合凹部36は、二つまたは四つ以上の複数とすることができる。また、係合凹部36に対する係合突部37の係合は、遊技球の衝突や遊技球の挟み込み程度の力では回動片部15bが回動せず、人の力で抜き差しできる固さで圧入するようにしてもよい。さらに、実施例では主片部15aに複数の係合凹部36を設ける一方、回動片部15bに係合突部37を設けるようにしているが、該係合凹部36と係合突部37は、その配置関係を逆にすることも可能である。
次に、可変入賞装置13Bの構成を、図9〜図12に示す第三実施例に基づいて説明する。
可変入賞装置13Bは、図9に示すように、遊技盤面2に取り付けられる装飾基板38の中央部に、横長矩形状の入賞口20が形成されており、該入賞口20には、その開口部を略塞ぐ大きさに形成された横長矩形状の開閉扉21が前後方向に沿って起倒可能に取り付けられている。そして、該開閉扉21は、前方回動駆動により傾倒して入賞口20を開放し、かつ該入賞口20に遊技球を案内する開放位置と、該開放位置からの後方回動駆動により起立して入賞口20を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御されるようになっている。尚、図示省略されているが、該開閉扉21の回動駆動には、ソレノイドを備えた公知の回動駆動機構の構成が適用され得る。
前記開閉扉21は、図10に示すように、左右両端の下部で夫々支軸39により軸支されて前後方向に沿って起倒可能に設けられた略コ字形の支持枠部40と、該支持枠部40の左右両側に一体形成された側板部41,41と、支持枠部40の前方回動状態で、該支持枠部40の前縁中央に後端が支軸42により軸支された微傾動可能な扉板部43とからなる。ここで、支持枠部40の前縁中央に突設された支軸42には、その周面の左右両側にストッパー片44,44が突成されており、該支軸42が嵌挿される扉板部43の嵌挿孔45には、図11(イ),(ロ)に示すように、扉板部43の傾動時に、前記ストッパー片44,44に当接してその傾動角度を規定する上下の角度規定縁46,46が左右両側に形成されている。この角度規定縁46,46で規定される扉板部43の傾動角度は、扉板部43の両端部が水平状態から上下方向に夫々15°程度以下で傾動し得る角度範囲となっている。これによって、開閉扉21が開放位置に変換された状態において、扉板部43が傾動によって遊技球の入賞口20への案内作用を損なわない程度に微傾動するようになっている。
かかる構成にあって、開閉扉21が閉鎖位置から開放位置へ変換される際に、図12(イ)に示すように、扉板部43の前面上縁と遊技盤面2を覆う前面ガラス47との間に遊技球34が挟み込まれると、扉板部43が微傾動して前面ガラス47に対して傾斜が生じ、その傾斜によって遊技球を外端側に移動させてバランスを崩し、落下させることができる。これにより、開閉扉21を本来の開放位置まで回動させることができる。また、開閉扉21が開放位置から閉鎖位置へ変換される際に、図12(ロ)に示すように、扉板部43の裏面上縁と入賞口20の上部口縁48との間に遊技球34が挟み込まれた場合も、扉板部43が微傾動して入賞口20の上部口縁48に対して傾斜が生じ、その傾斜によって遊技球を外端側に移動させてバランスを崩し、落下させることができる。これにより、開閉扉21を本来の閉鎖位置まで回動させることができる。
尚、扉板部43の傾動角度を規定して微傾動可能とする傾動角度規定手段は、上述した支軸42の左右両側にストッパー片44,44を一対に突成するもの以外に、単一で突成したストッパー片44と、嵌挿孔45側に設けられる一対の角度規定縁46,46とによって構成することも可能である。
パチンコ遊技機の遊技盤1を示す正面図である。 第一実施例の可変入賞装置13Aを示す分解斜視図である。 (イ)は嵌挿孔31への支軸30の嵌入過程を示す説明図、(ロ)は嵌挿孔31に遊嵌された支軸30の嵌入状態を示す説明図である。 可動翼片15,15が起立位置にある状態を示す第一実施例の可変入賞装置13Aの斜視図である。 (イ)は可動翼片15,15の傾動位置への回動時に、可動翼片15の先端と遊技釘33との間に遊技球34が挟まった状態を示す可変入賞装置13Aの正面図、(ロ)は回動片部が遊転した状態を示す作用説明図である。 (イ)は可動翼片15,15の起立位置への回動時に、可動翼片15の先端と遊技釘33との間に遊技球34が挟まった状態を示す可変入賞装置13Aの正面図、(ロ)は回動片部が遊転した状態を示す作用説明図である。 第二実施例の可変入賞装置13Aを構成する可動翼片15の分解斜視図である。 遊技釘33の調整に応じて回動片部の回動角度位置を選択した状態を(イ),(ロ)で示す作用説明図である。 第三実施例の可変入賞装置13Bを示す斜視図である。 開閉扉21を構成する支持枠部40と扉板部43の分解斜視図である。 扉板部43の傾動角度を規定して微傾動可能とする構成を示す開閉扉21の部分縦断正面図である。 (イ)は扉板部43の前面上縁と遊技盤面2を覆う前面ガラス47との間に遊技球34が挟み込まれた場合の作用説明図、(ロ)は扉板部43の裏面上縁と入賞口20の上部口縁48との間に遊技球34が挟み込まれた場合の作用説明図である。
符号の説明
13A,13B 可変入賞装置
15 可動翼片
15a 主片部
15b 回動片部
20 入賞口
21 開閉扉
30 支軸
32 球受け面
34 遊技球
35 回動角度調整手段
36 係合凹部
37 係合突部
40 支持枠部
43 扉板部

Claims (1)

  1. 開閉扉が、遊技盤面前方へ傾倒して入賞口を開放すると共に該入賞口に遊技球を案内する開放位置と、該開放位置から遊技盤面後方への回動駆動により起立して入賞口を閉鎖する閉鎖位置とに変換制御される可変入賞装置を備えてなるパチンコ遊技機において、
    前記可変入賞装置の開閉扉が、左右両端下部で軸支されて起倒可能に設けられた支持枠部と、開閉扉の開放位置で、該支持枠部の前縁中央に後端が軸支されて、その両端部が水平状態から15°以下の傾動角度範囲内で傾くように微傾動可能に設けられた扉板部とにより構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
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