JP3982447B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄後の濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置に係り、より詳しくは、吸気ダクト及び循環ダクト内に空気乾燥装置を設けて湿潤空気を乾燥空気に変換することができる手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の手乾燥装置は、例えば、箱体にU字形状に開口した手挿入部が設けられており、さらに、手挿入部底部に位置する排水口、この排水口から排出されたドレン水をドレンタンクに導く排水管、高圧空気流発生装置としての送風機が設けられている。高圧空気流発生装置には吸込口が設けられ、箱体の下方には吸気口が設けられて、これらの吸気口と吸込口とは吸気ダクトによって連通されて、吸気口にはフィルタが設けられている。そして、高圧空気流発生装置の上部には排気ダクトが連通され、排気ダクトには高圧空気流発生装置で発生した高圧空気を吹出すノズルが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記のように構成した手乾燥装置によれば、手挿入部に手を入れると、手挿入部の奥に設けられたセンサーが手を検知し、高圧空気流発生装置が作動する。そして、箱体吸気口から吸入された空気は、吸気ダクト、吸込口を通って、高圧空気流発生装置に入り、ここで高圧化される。こうして高圧化された空気は、排気ダクトを通り、ノズルから高速空気となって手挿入部に噴出され、手に付着していた水滴を吹飛ばして手を乾燥させる。吹き飛ばされた水滴は、手挿入部の内壁に付着して下方に流れ、排水口から排水管を通ってドレンタンクに流れ込む。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−116076号公報(第3頁〜6頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された手乾燥装置において、濡れた手を高速空気によって短時間で乾燥させるためには、湿潤空気よりも乾燥空気のほうが好ましく、従来のように、湿度の高い雰囲気で利用する場合は、手の乾燥時間が長くなってしまう。このため、複数人が連続で使用する場合は、待ち時間が長くなってしまう。
また、湿潤空気が高速空気流発生装置まで流入するため、高速空気流発生装置の金属部が腐食して故障する場合があり、手乾燥装置の信頼性が損なわれるおそれがある。
【0006】
本発明に係る手乾燥装置は、空気流を発生する送風機によって手挿入部内に配設したノズルから空気流を噴出させて手を乾燥させる手乾燥装置であって、該装置の吸気口から送風機吸込口までに設けた吸気ダクトまたは吸気チャンバー内に空気乾燥装置を配設し、吸気された空気流を前記空気乾燥装置によって吸着して除湿し、一定の吸着量に達したときに前記空気乾燥装置を加熱しかつ該空気乾燥装置に吸気方向と逆向きの空気流を通すことにより該空気乾燥装置を再生するものである。
【0007】
また、ノズルからの噴出空気を再度吸気する循環式の場合であって、手挿入部内又はその近傍に吸気口が設けられている場合は、ノズルから噴出された高速空気は、周囲の空気とともに再度箱体吸気口へ吸気されることとなるが、このとき手から吹飛ばされた水滴も同時に吸込むこととなる。このため、周囲湿度は低くても、湿潤高速空気を濡れた手に当てることになるから手の乾燥時間は長くなり、複数人が連続で使用する場合、待ち時間が長くなってしまう。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、湿潤空気を乾燥空気に変換して空気を乾燥させることができる空気乾燥装置を組込んだ手乾燥装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、空気流を発生する送風機によって手挿入部内に配設したノズルから空気流を噴出させて手を乾燥させる手乾燥装置であって、該装置の吸気口から送風機吸込口までに設けた吸気ダクトまたは吸気チャンバー内に、空気乾燥装置を配設したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の縦断面図である。図において、箱体1は手乾燥装置の外郭をなし、この箱体1の上面および側面には下部方向に傾斜を有してほぼU字状に開口して手を自在に挿抜できる手挿入部2が設けられており、また、手挿入部2の下方には高圧空気流発生装置としての送風機3が設けられている。さらに、箱体1には、手挿入部2の底部に排水口4が設けられ、排水口4には排水管5が取り付けられ、排水管5の下部にドレン水を溜めるドレンタンク6が着脱自在に取り付けられている。
【0011】
手挿入部2の対向面である内壁表面2a、2bには、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コ−ティング、または酸化チタン等の親水性があるコ−ティングがなされ、または抗菌を含浸させており、内壁表面2aの汚れ付着を低減させると共に菌の繁殖を低減させるようにしてある。
【0012】
手挿入部2の入口近傍の内壁表面2a、2bには、高速空気を噴出する第1,第2のノズル7a,7bが設けられており、この第1,第2のノズル7a,7bは、手の甲側と掌側の双方に風を当て、かつ、入口から奥への圧力勾配を形成するような傾斜を有しており、手挿入部2に挿入した手を擦り合わせることなく、手に付着した水滴を手の表裏から排除できるようになっている。
また、手挿入部2の前面の上下部には、手の挿入を検知するための第1,第2の手検知センサー8a、8bが設けられ、後面のほぼ中央部には第3の手検知センサー8cが設けられている。
【0013】
箱体1の下部には吸気ダクト9が設けられており、高圧空気流発生装置3からの騒音を低減させるために吸音材10が貼り付けられている。吸気ダクト9の入口部にはエアフィルタ12を備えた吸気口11が設けられ、吸気口11に嵌合するようにして湿潤空気を乾燥空気に変換させる後述の空気乾燥装置13が取り付けられている。高圧空気流発生装置3の上部には吸気ダクト9と連通する排気口14が設けられ、第1、第2の排気ダクト15a,15bに連通して、ノズル7a,7bから空気を噴出するようになっている。
【0014】
上記のように構成した手乾燥装置の作用を説明する。手乾燥装置の手挿入部2に、洗浄後の濡れた手を手首付近まで入れると、手挿入部2に設けた第1〜第3の手検知センサー8a、8b、8cが手の挿入を検知して、高圧空気流発生装置3が作動させる。高圧空気流発生装置3が作動すると、エアフィルタ12を通って吸気口11から空気が流入し、吸気ダクト9を通って、高圧空気流発生装置3に送られ、ここで高圧化される。
【0015】
高圧空気流発生装置3を通過した空気は高速空気となり、排気口14から第1、第2の排気ダクト15a、15bを通り、第1、第2のノズル7a、7bから手挿入部2内に噴出される。第1,第2のノズル7a、7bから噴出された高速空気は、手挿入部2内に挿入された手に当たり、手の表面に付着していた水を水滴として吹飛ばす。さらに、手挿入部2で手を挿抜すると、手全体に付着していた水滴がすべて排除され、手が乾燥する。手を手挿入部2から抜くと、第1、第2、第3の手検知センサ8a、8b、8cがこれを検知し、高圧空気流発生装置3が停止する。
【0016】
濡れた手から剥離した水滴は手挿入部2に当たり、その内壁表面2a、2bを伝わって流れ、手挿入部2の底部に設けられた排水口4及び排水管5を通って、ドレンタンク6に回収される。
なお、上記の構成において、吸気ダクト9の代わりに吸気チャンバーを用いてもよい。
【0017】
本実施の形態によれば、周囲湿度が高い場合には、吸気ダクト9に設けた空気乾燥装置13によって湿潤空気を乾燥空気に変換させ、第1、第2のノズル7a,7bから噴出する高速乾燥空気によって、高速湿潤空気の場合よりも濡れた手を短時間で乾燥させることが可能となり、使用者の満足感が向上する。
また、空気乾燥装置13によって湿潤空気が乾燥空気に変換されるため、吸入した空気が高速空気流発生装置3の金属に接触しても、高速空気流発生装置3が腐食することはなく、信頼性の向上をはかることができる。
【0018】
さらに、吸音材10には水分と温度の条件により菌が増殖しやすいが、空気乾燥装置13によって変換された乾燥空気には水分がほとんど含まれていないため、吸音材10に菌が増殖することはなく、臭いが発生することもなく、清潔性の向上を図ることができる。
【0019】
また、第1,第2のノズル7a、7bからの噴出空気を再度吸気する循環式であって、手挿入部2内またはその近傍に吸気口11が設けられている場合は、第1、第2のノズル7a、7bから噴出された高速空気は手に付着していた水滴を吹飛ばし、周囲の空気とともに再度吸気口11に吸気されることとなり、手から吹飛ばされた水滴も吸込んでいる。こうして、周囲湿度は低くても、湿潤空気だけでなく手から噴出した水滴も吸気することとなるが、水滴を含んだ湿潤空気は空気乾燥装置13により乾燥空気となるので、濡れた手を短時間で乾燥させることが可能となる。
【0020】
[実施の形態2]
図2は本発明の実施の形態2に係る手乾燥装置の縦断面図である。本実施の形態では、ノズルより噴出された高速空気が再度吸気経路へ流入するように構成したものである。なお、その他の構成は実施の形態1で説明した場合と同様なので、説明を省略する。
【0021】
図において、箱体1の手挿入部2の底部4と吸気口11とは循環ダクト16によって連結されており、第1,第2のノズル7a、7bから手挿入部2内へ噴出された高速空気は、その一部又は全部が再度箱体1の吸気口11に再吸気されるようになっている。そして、循環ダクト16内には空気乾燥装置13が取り付けられている。
【0022】
上記のように構成した手乾燥装置によれば、第1,第2のノズル7a、7bから噴出された高速空気は、手挿入部2内に挿入された手に当たり、手の表面に付着していた水を吹飛ばす。こうして吹き飛ばされた水滴は手挿入部2に当たり、その内壁表面2a,2bを伝わって流れ、排水口4及び排水管5を通って、ドレンタンク6に回収される。一方、第1,第2のノズル7a、7bから噴出された高速空気は、その一部または全部が循環ダクト16を通り、空気乾燥装置13によって乾燥され、乾燥空気となって、再度、吸気口11に流入する。
【0023】
なお、上記のような循環式の場合は、湿潤空気だけでなく手から噴出した水滴も吸気することになるが、水滴を含んだ湿潤空気は空気乾燥装置13により乾燥空気となり、湿潤空気の場合よりも濡れた手を短時間で乾燥させることが可能となる。
その他の作用及び効果は、実施の形態1で説明した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0024】
なお、上記の説明では、循環ダクト16の下流側を吸気口11に接続した場合を説明したが、循環ダクト16の下流側を吸気ダクト9やエアフィルタ12に接続するようにしてもよい。
また、上記の説明では吸気ダクト9を用いた場合を説明したが、吸気ダクトの代わりに吸気チャンバーを用いたものであってもよい。
さらに、上記の説明では循環ダクト16を用いた場合を説明したが、循環ダクト16の代わりに循環チャンバーを用いたものであってもよい。
【0025】
[実施の形態3]
図3は、本発明の実施の形態3に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。実施の形態1の構成と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する(以下、同様)。
図において、吸気ダクト9内には空気乾燥装置13が取り付けられており、空気乾燥装置13内には、シリカゲルや活性炭などからなるエアフィルタ20が取り付けてある。
吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9内を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。この際、エアフィルタ20によって、汚れや埃も除去される。
【0026】
このように、空気乾燥装置13にエアフィルタ20を取り付けたので、除湿だけでなく汚れや埃などを取除くことができ、従来は別途必要としていたエアフィルタ20を廃止することでき、コストの削減を図ることができる。
【0027】
[実施の形態4]
図4は、本発明の実施の形態4に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。
図において、吸気ダクト9内には空気乾燥装置13が取り付けられており、空気乾燥装置13内には、プラズマなどによる脱臭機能を備えた脱臭装置21が取り付けてある。
吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9内を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。この際、脱臭装置21によって、脱臭される。
【0028】
このように、空気乾燥装置13内に脱臭装置21を設けて脱臭機能を兼ねさせるようにしたので、手から吹飛ばされた水滴に含まれる油分や垢や汚れなどによって生じる臭いを除去して、利用者が不快感を感ずることなく使用することが可能となる。
なお、上記の説明では、空気乾燥装置13内に脱臭装置21を設けて脱臭機能を兼ねさせたが、この機能に加えてさらに実施の形態3で示したエアフィルタ20によるフィルタ機能を付与してもよい。
【0029】
[実施の形態5]
図5は本発明の実施の形態5に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。
図において、吸気ダクト9には空気乾燥装置13が取り付けられており、空気乾燥装置13内には、オゾンや紫外線などによる殺菌機能を備えた殺菌装置22が設けてある。
吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9内を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。この際、殺菌装置22によって、殺菌される。
【0030】
このように、空気乾燥装置13内に殺菌装置22を設けて殺菌機能を兼ねさせるようにしたので、周囲に浮遊していた菌や、手から吹飛ばされた水滴に含まれる油分や垢や汚れなどを殺菌し、清潔な空気を供給することが可能となり、使用者を満足させることが可能となる。
なお、上記の説明では、空気乾燥装置13内に殺菌装置を設けて殺菌機能を兼ねさせたが、この機能に加えて、さらに実施の形態3で示したエアフィルタ機能、及び実施の形態4で示した脱臭機能を設けるようにしてもよい。
【0031】
[実施の形態6]
図6は本発明の実施の形態6に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。
図において、空気乾燥装置13は、シリカゲルやゼオライト、活性炭、活性アルミナなど、通過面積が小さく、接触面積が大きく、多くの吸着穴を有する物質13aによって構成されている。
吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。
【0032】
このように、空気乾燥装置13の乾燥方法として、シリカゲルやゼオライト、活性炭、活性アルミナなどを用いて、物理的に水分を吸着させるようにしたので、余分な電力を必要とすることがない。また、通過面積は非常に小さいことから、汚れを取り除くエアフィルタの役目を果たすと共に、接触面積が大きいから、水だけでなく臭い成分の分子の吸着効果、脱臭効果も兼ねることが可能である。
【0033】
[実施の形態7]
図7は本発明の実施の形態7に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。
図において、吸気ダクト9内には空気乾燥装置13が取り付けられており、空気乾燥装置13はヒーターによって構成されている。
吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここでヒーターの加熱や温風などにより乾燥され、高温となる。
【0034】
このように、空気乾燥装置13により乾燥する場合、加熱したヒーターや温風などによって湿潤空気内の水分を蒸発させるようにしたので、湿潤空気が乾燥空気に変換されるだけでなく、高温空気にも変換され、室温よりも高い温風を供給することが可能となる。
このように、空気乾燥装置に蒸発式を採用したので、使用者に温風を与え、より快適な使い勝手を得ることが可能となる。
【0035】
[実施の形態8]
図8は本発明の実施の形態8に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。
図において、空気乾燥装置13は、実施の形態6(図6)に示したように、シリカゲルやゼオライト、活性炭、活性アルミナなど、通過面積が小さく、接触面積が大きく、多くの吸着穴を有する物質13aによって構成されており、空気乾燥装置13の近傍(または内部)には、空気乾燥装置13を加熱し、吸着している水分を蒸発させて再生させる加熱手段23が設けられている。
【0036】
吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。一方、空気乾燥装置13内に吸着された水分は、加熱手段23によって加熱され、空気乾燥装置13内に吸着されていた水分が蒸発され、再生される。
このように、空気乾燥装置13によって乾燥させる場合、シリカゲルやゼオライト、活性炭、活性アルミナなどによる吸着方式だけでは吸着量に限界があるが、加熱手段23によって吸着した水分を放出するようにしたので、空気乾燥装置13の除湿性能が劣化しても再生を図ることができ、絶えず除湿性能を満足させることが可能となる。
【0037】
[実施の形態9]
図9は、本発明の実施の形態9に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。図において、空気乾燥装置13は、実施の形態6(図6)で示したように、シリカゲルやゼオライト、活性炭、活性アルミナなど、通過面積が小さく、接触面積が大きく、多くの吸着穴を有する物質13aによって構成されている。
吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。一方、空気乾燥装置13内に吸着された水分は、空気乾燥装置13の吸気方向Aとは逆向きの方向Bに風の流れを与えて、吸着されていた水分を除去し、空気乾燥装置13を再生させる。
こうして、空気乾燥装置13の除湿性能が劣化してもこれを再生させることができ、絶えず除湿性能を満足させることが可能となる。
【0038】
[実施の形態10]
図10は、本発明の実施の形態10に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。図において、空気乾燥装置13は、実施の形態6(図6)に示したように、シリカゲルやゼオライト、活性炭、活性アルミナなど、通過面積が小さく、接触面積が大きく、多くの吸着穴を有する物質13aによって構成され、さらに、着脱可能なユニット13bの構造とし、吸着能力が限界に達した際には新しい空気乾燥装置と交換できる構造としてある。
こうして、吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。
そして、空気乾燥装置13が吸着能力が限界に至った場合には、ユニット13aの構造の空気乾燥装置13を外して、新しい空気乾燥装置と交換する。
【0039】
こうして、空気乾燥装置13を着脱可能なユニット13bの構造とし、吸着能力が限界に至った場合には新しい空気乾燥装置13と交換できるようにしたので、除湿能力の低減や汚れによる目詰まりなどを防止することが可能となり、空気乾燥装置13の除湿性能が劣化してもこれを再生させることにより、絶えず除湿性能を満足させることが可能となる。
【0040】
[実施の形態11]
図11は本発明の実施の形態11に係る手乾燥装置の空気乾燥装置の説明図である。図において、空気乾燥装置13は、実施の形態6(図6)に示したように、シリカゲルやゼオライト、活性炭、活性アルミナなど、通過面積が小さく、接触面積が大きく、多くの吸着穴を有する物質によって構成されている。そして、空気乾燥装置13の近傍には、空気乾燥装置13への吸着量を検知する湿度センサーや重量センサーなどを用いた吸着量検知センサー24が設けられており、空気乾燥装置13の吸着能力が限界に至った場合には、吸着限界にあることを検知して、実施の形態8(図8)に示す加熱方式、あるいは、実施の形態9(図9)に示す逆流方式によって吸着された水分を蒸発させ、空気乾燥装置を再生させるようにしてある。
【0041】
こうして、吸気口11から吸気された空気は、吸気ダクト9を矢印A方向に進み、空気乾燥装置13を通過して、ここで乾燥される。空気乾燥装置13が加熱方式や逆流方式の場合には、吸着量検知センサー24が一定の吸着量を検知し、この検知信号に基づいて空気乾燥装置13を加熱し、または逆流を与えて、空気乾燥装置13を再生する。
【0042】
このように、空気乾燥装置13が加熱方式や逆流方式であれば、一定の吸着量を吸着量検知センサー24によって検知し、空気乾燥装置13に加熱または逆流を与えて再生化が可能となり、メンテナンスフリーの実現化をはかることができる。
【0043】
なお、空気乾燥装置13が、実施の形態10(図10)に示すように着脱可能な交換ユニット方式であれば、一定の吸着量を検知する吸着量検知センサー24によって、空気乾燥装置13の交換時期を使用者に伝えることができ、適切な時期にユニット13b交換することが可能となる。
こうして、空気乾燥装置13の除湿性能が劣化することなく、自動でメンテナンスされるため、常に一定の除湿性能を満足することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】
以上の発明から明らかなように、本発明によれば、湿潤空気を乾燥空気に変換して吸気の乾燥を図ることができ、このため、濡れた手を短時間で乾燥させて使用者を満足させ、また金属腐食が防止されるので信頼性が向上し、臭いの発生が防止されて清潔性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る手乾燥装置を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の実施形態2に係る手乾燥装置を示す側断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態3に係る手乾燥装置の空気乾燥装置にエアフィルタ機能を併用させた場合の説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態4に係る手乾燥装置の空気乾燥装置に脱臭機能を併用させた場合の説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態5に係る手乾燥装置の空気乾燥装置に殺菌機能を併用させた場合の説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態6に係る手乾燥装置の空気乾燥装置を吸着式にした場合の説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態7に係る手乾燥装置の空気乾燥装置を蒸発式にした場合の説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態8に係る手乾燥装置の空気乾燥装置を加熱方式により再生させるようにした場合の説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態9に係る手乾燥装置の空気乾燥装置を逆流方式により再生させるようにした場合の説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態10に係る手乾燥装置の空気乾燥装置を交換ユニット方式により再生させるようにした場合の説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態11に係る手乾燥装置の空気乾燥装置に吸着量を検知する手段を設けた場合の説明図である。
【符号の説明】
2 手挿入部、3 高圧空気流発生装置、7a,7b 第1,第2のノズル、9 吸気ダクト、11 吸気口、13 空気乾燥装置、13a シリカゲルなどの物質、13b ユニット、16 循環ダクト、20 エアフィルタ、21 脱臭装置、22 殺菌装置、23 加熱手段、24 吸着量検知センサー。

Claims (7)

  1. 空気流を発生する送風機によって手挿入部内に配設したノズルから空気流を噴出させて手を乾燥させる手乾燥装置であって、
    該装置の吸気口から送風機吸込口までに設けた吸気ダクトまたは吸気チャンバー内に空気乾燥装置を配設し、吸気された空気流を前記空気乾燥装置によって吸着して除湿し、一定の吸着量に達したときに前記空気乾燥装置を加熱しかつ該空気乾燥装置に吸気方向と逆向きの空気流を通すことにより該空気乾燥装置を再生することを特徴とする手乾燥装置。
  2. 空気流を発生する送風機によって手挿入部内に配設したノズルから空気流を噴出させて手を乾燥させる手乾燥装置であって、
    該装置の吸気口から送風機の吸込口までに設けた吸気ダクトまたは吸気チャンバーを備え、前記ノズルから噴出された空気が、再度前記吸気ダクトまたは吸気チャンバーに吸気される循環型であって、前記吸気ダクトまたは吸気チャンバー内に空気乾燥装置を配設し、吸気された空気流を前記空気乾燥装置によって吸着して除湿し、一定の吸着量に達したときに前記空気乾燥装置を加熱しかつ該空気乾燥装置に吸気方向と逆向きの空気流を通すことにより該空気乾燥装置を再生することを特徴とする手乾燥装置。
  3. 前記空気乾燥装置がエアフィルタを兼ね備えたことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
  4. 前記空気乾燥装置が脱臭機能を備えたことを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載の手乾燥装置。
  5. 前記空気乾燥装置が殺菌機能を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4のいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. 吸着によって除湿する空気乾燥装置を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
  7. 前記空気乾燥装置が一定量を吸着したことを検知する検知機能を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
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