JPH10290767A - ハンドドライヤ - Google Patents
ハンドドライヤInfo
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- JPH10290767A JPH10290767A JP9100200A JP10020097A JPH10290767A JP H10290767 A JPH10290767 A JP H10290767A JP 9100200 A JP9100200 A JP 9100200A JP 10020097 A JP10020097 A JP 10020097A JP H10290767 A JPH10290767 A JP H10290767A
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- JP
- Japan
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- air
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- peltier effect
- heat
- hand
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K10/00—Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
- A47K10/48—Drying by means of hot air
Abstract
(57)【要約】
【目的】 差し出された手に温風を吹き付けて、その手
を乾燥させるハンドドライヤにおいて、乾燥時間を短縮
する。温風温度を過度に高めることによる不快感を回避
する。 【構成】 乾燥部2に差し出された手をハンドセンサ9
で感知して、ファン7により空気を吸引し、その空気を
ヒータ8により加熱して乾燥部2へ吐出する。吸気口4
から吐出口3に至る通風路5に、ペルチェ効果素子6を
その吸熱側Aが通風路5内の空気と熱交換されるように
配設し、その空気を除湿する。
を乾燥させるハンドドライヤにおいて、乾燥時間を短縮
する。温風温度を過度に高めることによる不快感を回避
する。 【構成】 乾燥部2に差し出された手をハンドセンサ9
で感知して、ファン7により空気を吸引し、その空気を
ヒータ8により加熱して乾燥部2へ吐出する。吸気口4
から吐出口3に至る通風路5に、ペルチェ効果素子6を
その吸熱側Aが通風路5内の空気と熱交換されるように
配設し、その空気を除湿する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差し出された手に
温風を吹き付けて、その手を乾燥させるハンドドライヤ
に関する。
温風を吹き付けて、その手を乾燥させるハンドドライヤ
に関する。
【0002】
【従来の技術】公共トイレ等に設置されるこの種のハン
ドドライヤは、差し出された手をハンドセンサで感知し
て、ファンにより空気を吸引すると共に、吸引された空
気をヒータにより加熱して吐出口から吹き出す構成にな
っている。この構成により、使用者は吐出口に濡れた手
をかざすだけで、吐出口から吹き出される温風により、
タオル等を使用することなくその手を乾かすことかでき
る。
ドドライヤは、差し出された手をハンドセンサで感知し
て、ファンにより空気を吸引すると共に、吸引された空
気をヒータにより加熱して吐出口から吹き出す構成にな
っている。この構成により、使用者は吐出口に濡れた手
をかざすだけで、吐出口から吹き出される温風により、
タオル等を使用することなくその手を乾かすことかでき
る。
【0003】この種のハンドドライヤでは、濡れた手を
できるだけ早く乾かす必要があり、この観点から温風の
吹き出しモードに工夫を講じるものは、特開平5−23
7045号公報、特開平8−117146号公報等によ
り提案されているが、温風の特性そのものに工夫を講じ
ることに関しては、吸い込み空気の加熱温度を高するこ
とが考えられている程度である。
できるだけ早く乾かす必要があり、この観点から温風の
吹き出しモードに工夫を講じるものは、特開平5−23
7045号公報、特開平8−117146号公報等によ
り提案されているが、温風の特性そのものに工夫を講じ
ることに関しては、吸い込み空気の加熱温度を高するこ
とが考えられている程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温風の
吹き出しモードに工夫を講じたり、吸い込み空気の加熱
温度を高くしても、外気の湿度が高いときには乾燥に時
間がかかる。また、加熱温度を高くし過ぎると、温風を
熱く感じるようになり、不快感が生じる。
吹き出しモードに工夫を講じたり、吸い込み空気の加熱
温度を高くしても、外気の湿度が高いときには乾燥に時
間がかかる。また、加熱温度を高くし過ぎると、温風を
熱く感じるようになり、不快感が生じる。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、吸い込み空気の加熱温度を特に高くしなくて
も、乾燥時間を短縮することができるハンドドライヤを
提供することを目的とする。
のであり、吸い込み空気の加熱温度を特に高くしなくて
も、乾燥時間を短縮することができるハンドドライヤを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るハンドドライヤは、乾燥部に差し出さ
れた手を感知するハンドセンサと、ハンドセンサで手が
感知されたときに吸気口から空気を吸引し吐出口から乾
燥部へ吹き出すファンと、吸気口と吐出口の間の通風路
に設けられて、ファンにより吸引された空気を加熱する
ヒータと、吸熱側がファンにより吸引された空気と熱交
換されるように前記通風路に設けられたペルチェ効果素
子とを具備している。
に、本発明に係るハンドドライヤは、乾燥部に差し出さ
れた手を感知するハンドセンサと、ハンドセンサで手が
感知されたときに吸気口から空気を吸引し吐出口から乾
燥部へ吹き出すファンと、吸気口と吐出口の間の通風路
に設けられて、ファンにより吸引された空気を加熱する
ヒータと、吸熱側がファンにより吸引された空気と熱交
換されるように前記通風路に設けられたペルチェ効果素
子とを具備している。
【0007】ペルチェ効果素子は、両側の面間に所定の
電位差を付加することにより、一方の側から他方の側へ
熱が移動する素子であり、一方の側では吸熱が起こり、
他方の側では発熱が起きる。このペルチェ効果素子は小
型であるので、ハンドドライヤの通風路に支障なく組み
込むことができる。そして、ファンにより吸引された空
気がペルチェ効果素子の吸熱側と熱交換されるように、
ペルチェ効果素子を通風路に組み込むことにより、その
空気は水分が吸熱側で凝縮され、除湿される。これによ
り、吐出口からは従来より相対湿度の低い温風が吹き出
され、その結果、手の乾燥が促進される。
電位差を付加することにより、一方の側から他方の側へ
熱が移動する素子であり、一方の側では吸熱が起こり、
他方の側では発熱が起きる。このペルチェ効果素子は小
型であるので、ハンドドライヤの通風路に支障なく組み
込むことができる。そして、ファンにより吸引された空
気がペルチェ効果素子の吸熱側と熱交換されるように、
ペルチェ効果素子を通風路に組み込むことにより、その
空気は水分が吸熱側で凝縮され、除湿される。これによ
り、吐出口からは従来より相対湿度の低い温風が吹き出
され、その結果、手の乾燥が促進される。
【0008】本発明に係るハンドドライヤでは、このペ
ルチェ効果素子を通風路内のヒータより上流側に配置す
ることが好ましい。空気の温度が低ければ、これに含ま
れ得る水分量は少ない。このような水分量の少ない空気
をペルチェ効果素子により除湿させた方が、水分量を多
く含んだ高い温度の空気をペルチェ効果素子により除湿
する場合に比べて、結果として、手の乾燥が促進される
からである。また、通風路内のヒータより上流側にファ
ンを配置し、且つそのファンより更に上流側にペルチェ
効果素子を配置することが好ましい。
ルチェ効果素子を通風路内のヒータより上流側に配置す
ることが好ましい。空気の温度が低ければ、これに含ま
れ得る水分量は少ない。このような水分量の少ない空気
をペルチェ効果素子により除湿させた方が、水分量を多
く含んだ高い温度の空気をペルチェ効果素子により除湿
する場合に比べて、結果として、手の乾燥が促進される
からである。また、通風路内のヒータより上流側にファ
ンを配置し、且つそのファンより更に上流側にペルチェ
効果素子を配置することが好ましい。
【0009】このペルチェ効果素子は、その発熱側が乾
燥部に臨むように配設されることが好ましい。また、通
風路は、ペルチェ効果素子の吸熱側と熱交換された空気
が、ヒータより上流側でペルチェ効果素子の発熱側と熱
交換されるように構成されることが好ましい。これらの
構成により、吸熱側での除湿に伴う空気温度の低下が補
償されるので、ヒータの負担増を抑えることが可能とな
る。
燥部に臨むように配設されることが好ましい。また、通
風路は、ペルチェ効果素子の吸熱側と熱交換された空気
が、ヒータより上流側でペルチェ効果素子の発熱側と熱
交換されるように構成されることが好ましい。これらの
構成により、吸熱側での除湿に伴う空気温度の低下が補
償されるので、ヒータの負担増を抑えることが可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
ハンドドライヤの構成図である。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
ハンドドライヤの構成図である。
【0011】本実施形態に係るハンドドライヤは、壁面
に取り付けられるケーシング1を具備する。なお、図1
では電気回路がケーシング1の外側に示されているが、
実際はケーシング1の中に組み込まれる。
に取り付けられるケーシング1を具備する。なお、図1
では電気回路がケーシング1の外側に示されているが、
実際はケーシング1の中に組み込まれる。
【0012】ケーシング1の下部には、前方に開口した
乾燥部2が設けられている。乾燥部2に温風を吹き出す
ために、その上方には温風の吐出口3が設けられてい
る。一方、ケーシング1の下面には吸気口4が設けられ
ている。そして、吸気口4から乾燥部2の裏側を通って
吐出口3に至る部分に通風路5が形成されている。
乾燥部2が設けられている。乾燥部2に温風を吹き出す
ために、その上方には温風の吐出口3が設けられてい
る。一方、ケーシング1の下面には吸気口4が設けられ
ている。そして、吸気口4から乾燥部2の裏側を通って
吐出口3に至る部分に通風路5が形成されている。
【0013】通風路5の吸気口近傍には、ペルチェ効果
素子6が配設されている。ペルチェ効果素子6は、通風
路5とその前面側の乾燥部2とを仕切る仕切り壁を兼
ね、吸熱側Aを通風路5に、また発熱側Bを乾燥部2に
それぞれ臨ませている。
素子6が配設されている。ペルチェ効果素子6は、通風
路5とその前面側の乾燥部2とを仕切る仕切り壁を兼
ね、吸熱側Aを通風路5に、また発熱側Bを乾燥部2に
それぞれ臨ませている。
【0014】ペルチェ効果素子6の下流側には、通風路
5内に空気を吸い込むファン7が配設されている。ファ
ン7の更に下流側にはヒータ8が配設されており、ファ
ン7により吸い込まれた空気がこのヒータ8で加熱され
ることにより、吐出口3から乾燥部2に温風が吹き出さ
れる。
5内に空気を吸い込むファン7が配設されている。ファ
ン7の更に下流側にはヒータ8が配設されており、ファ
ン7により吸い込まれた空気がこのヒータ8で加熱され
ることにより、吐出口3から乾燥部2に温風が吹き出さ
れる。
【0015】乾燥部2の上方にはハンドセンサ9が設け
られている。ハンドセンサ9は光電素子からなり、乾燥
部2に差し込まれた手を検知して、その検知信号をマイ
クロコンピュータ10に与える。マイクロコンピュータ
10は、ハンドセンサ9からの検知信号を受けると、ド
ライバー11を介してリレー12を作動させることによ
り、ヒータ7及びファン8に電源電圧を印加する。ま
た、整流器13を介してペルチェ効果素子6に所定の直
流電圧を印加する。
られている。ハンドセンサ9は光電素子からなり、乾燥
部2に差し込まれた手を検知して、その検知信号をマイ
クロコンピュータ10に与える。マイクロコンピュータ
10は、ハンドセンサ9からの検知信号を受けると、ド
ライバー11を介してリレー12を作動させることによ
り、ヒータ7及びファン8に電源電圧を印加する。ま
た、整流器13を介してペルチェ効果素子6に所定の直
流電圧を印加する。
【0016】次に、本実施形態に係るハンドドライヤの
機能について説明する。
機能について説明する。
【0017】乾燥部2に手を差し出すと、その手がハン
ドセンサ9により感知されて、ペルチェ効果素子6、フ
ァン7及びヒータ8が作動する。ファン7が作動するこ
とにより、外部の空気が吸気口4から通風路5内に吸い
込まれる。
ドセンサ9により感知されて、ペルチェ効果素子6、フ
ァン7及びヒータ8が作動する。ファン7が作動するこ
とにより、外部の空気が吸気口4から通風路5内に吸い
込まれる。
【0018】通風路5に吸い込まれた空気は、先ずペル
チェ効果素子6の吸熱側Aと接触する。このとき、ペル
チェ効果素子6は、所定の電位を加えられることによ
り、吸熱側Aから発熱側Bへ熱が移動するので、吸熱側
Aが低温となり、発熱側Bが高温となっている。このた
め、通風路5に吸い込まれた空気は、ペルチェ効果素子
6の吸熱側Aと熱交換されて冷却され、その吸熱側に水
分を凝着させることにより、除湿される。
チェ効果素子6の吸熱側Aと接触する。このとき、ペル
チェ効果素子6は、所定の電位を加えられることによ
り、吸熱側Aから発熱側Bへ熱が移動するので、吸熱側
Aが低温となり、発熱側Bが高温となっている。このた
め、通風路5に吸い込まれた空気は、ペルチェ効果素子
6の吸熱側Aと熱交換されて冷却され、その吸熱側に水
分を凝着させることにより、除湿される。
【0019】除湿された空気は、ヒータ8で所定の温度
に加熱され、相対湿度が低下した状態で吐出口3から乾
燥部2に吹き出される。
に加熱され、相対湿度が低下した状態で吐出口3から乾
燥部2に吹き出される。
【0020】このように、本実施形態に係るハンドドラ
イヤでは、通風路5に吸い込まれた空気が、ペルチェ効
果素子6の吸熱側Aにより除湿された後、ヒータ8によ
り加熱されるので、乾燥部2に低湿度の温風が吹き出さ
れる。このため、外部の空気が高湿の場合も、比較的短
時間で手を乾燥させることができる。また、通風路5に
吸い込まれた空気を過度に高温にする必要がないので、
温風を熱く感じることがない。
イヤでは、通風路5に吸い込まれた空気が、ペルチェ効
果素子6の吸熱側Aにより除湿された後、ヒータ8によ
り加熱されるので、乾燥部2に低湿度の温風が吹き出さ
れる。このため、外部の空気が高湿の場合も、比較的短
時間で手を乾燥させることができる。また、通風路5に
吸い込まれた空気を過度に高温にする必要がないので、
温風を熱く感じることがない。
【0021】更に、本実施形態に係るハンドドライヤで
は、ペルチェ効果素子6の発熱側Bが乾燥部2に臨み、
乾燥部2の雰囲気温度を高めるので、この点からも手の
乾燥が促進される。また、吸熱側Aでの除湿に伴う空気
温度の低下が補償され、ヒータ8の負担が軽減される。
は、ペルチェ効果素子6の発熱側Bが乾燥部2に臨み、
乾燥部2の雰囲気温度を高めるので、この点からも手の
乾燥が促進される。また、吸熱側Aでの除湿に伴う空気
温度の低下が補償され、ヒータ8の負担が軽減される。
【0022】図2は本発明の他の実施形態を示すハンド
ドライヤの構成図である。なお、図2では電気回路が省
略されているが、これは図1と同じ回路構成である。
ドライヤの構成図である。なお、図2では電気回路が省
略されているが、これは図1と同じ回路構成である。
【0023】本実施形態に係るハンドドライヤでは、吸
気口4がケーシング1の上面に設けられており、この吸
気口4から吐出口3にかけて略U字状の通風路5が形成
されている。そして、ペルチェ効果素子6はこの通風路
5の仕切り壁として設けられ、その吸熱側Aを上流部
に、発熱側Bを下流部に臨ませている。他の構成は、図
1の実施形態に係るハンドドライヤと同じである。
気口4がケーシング1の上面に設けられており、この吸
気口4から吐出口3にかけて略U字状の通風路5が形成
されている。そして、ペルチェ効果素子6はこの通風路
5の仕切り壁として設けられ、その吸熱側Aを上流部
に、発熱側Bを下流部に臨ませている。他の構成は、図
1の実施形態に係るハンドドライヤと同じである。
【0024】このハンドドライヤでは、吸気口4から通
風路5に吸い込まれた空気がペルチェ効果素子6の吸熱
側Aで熱交換された後、ペルチェ効果素子6の発熱側B
に迂回し、この発熱側Bで加熱されてからヒータ8に送
られる。これによると、ペルチェ効果素子6の吸熱側A
で除湿された空気が、そのペルチェ効果素子6の発熱側
Bで予熱されてヒータ8に送られるので、吸熱側Aでの
除湿に伴う空気温度の低下が発熱側Bでの予熱により相
殺される。そのため、ヒータ8の出力を上げなくても従
来と程度の温風温度が確保され、また、ヒータ8の出力
を上げるとしてもそのアップ率を小さく抑えることがで
きる。
風路5に吸い込まれた空気がペルチェ効果素子6の吸熱
側Aで熱交換された後、ペルチェ効果素子6の発熱側B
に迂回し、この発熱側Bで加熱されてからヒータ8に送
られる。これによると、ペルチェ効果素子6の吸熱側A
で除湿された空気が、そのペルチェ効果素子6の発熱側
Bで予熱されてヒータ8に送られるので、吸熱側Aでの
除湿に伴う空気温度の低下が発熱側Bでの予熱により相
殺される。そのため、ヒータ8の出力を上げなくても従
来と程度の温風温度が確保され、また、ヒータ8の出力
を上げるとしてもそのアップ率を小さく抑えることがで
きる。
【0025】図1及び図2に示された実施形態では、手
が感知されてからペルチェ効果素子6が動作を開始す
る。そのため、感知直後はペルチェ効果素子6による除
湿効果を期待できない。つまり、除湿の立ち上がりに若
干の時間がかかる。これに対しては、手が感知されない
期間もペルチェ効果素子6に微電流を通じ、常時、吸熱
側Aを低温にしておくのが有効である。
が感知されてからペルチェ効果素子6が動作を開始す
る。そのため、感知直後はペルチェ効果素子6による除
湿効果を期待できない。つまり、除湿の立ち上がりに若
干の時間がかかる。これに対しては、手が感知されない
期間もペルチェ効果素子6に微電流を通じ、常時、吸熱
側Aを低温にしておくのが有効である。
【0026】また、ペルチェ効果素子6は熱交換効率を
高めるために、通常はヒートシンクと組み合わせて使用
される。このヒートシンクの熱容量を小さくしつつ、そ
の表面積の増大を図るのも、除湿の立ち上がり時間を短
縮するのに有効である。
高めるために、通常はヒートシンクと組み合わせて使用
される。このヒートシンクの熱容量を小さくしつつ、そ
の表面積の増大を図るのも、除湿の立ち上がり時間を短
縮するのに有効である。
【0027】図1及び図2に示された実施形態では又、
ペルチェ効果素子6の吸熱側Aでの除湿に伴ってこの吸
熱側Aに露が付着するが、ペルチェ効果素子6が垂直に
配置されているので、その水滴がその表面を伝って流れ
落ち、これを図外のドレンで受けて外に出すようにする
と良い。ペルチェ効果素子6を斜めに配置するようにし
てもかまわない。また、乾燥部2から手が抜かれた後
に、ペルチェ効果素子6に逆方向の電流を所定時間通じ
るようにしても良い。即ち、ペルチェ効果素子6に逆方
向の電流を通じると、吸熱側Aが発熱し、結露が解消さ
れる。このとき、引き続きファン7の運転を続けるのが
好ましく、これと合わせてヒータ8の運転を続けてもよ
い。
ペルチェ効果素子6の吸熱側Aでの除湿に伴ってこの吸
熱側Aに露が付着するが、ペルチェ効果素子6が垂直に
配置されているので、その水滴がその表面を伝って流れ
落ち、これを図外のドレンで受けて外に出すようにする
と良い。ペルチェ効果素子6を斜めに配置するようにし
てもかまわない。また、乾燥部2から手が抜かれた後
に、ペルチェ効果素子6に逆方向の電流を所定時間通じ
るようにしても良い。即ち、ペルチェ効果素子6に逆方
向の電流を通じると、吸熱側Aが発熱し、結露が解消さ
れる。このとき、引き続きファン7の運転を続けるのが
好ましく、これと合わせてヒータ8の運転を続けてもよ
い。
【0028】なお、上記した2つの実施形態では、乾燥
部2がケーシング1の下部に形成されているが、ケーシ
ング1の下方を乾燥部2とすることもできる。この場合
は、ケーシング1の下面に吐出口3が設けられる。ま
た、ファン7やハンドセンサ9が実施形態のものに限定
されないことは言うまでもない。このファン7としては
シロッコファンが好適である。
部2がケーシング1の下部に形成されているが、ケーシ
ング1の下方を乾燥部2とすることもできる。この場合
は、ケーシング1の下面に吐出口3が設けられる。ま
た、ファン7やハンドセンサ9が実施形態のものに限定
されないことは言うまでもない。このファン7としては
シロッコファンが好適である。
【0029】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の請求項
1,2,3に係るハンドドライヤは、ペルチェ効果素子
をその吸熱側がファンにより吸引された空気と熱交換さ
れるように機内の通風路に設けることにより、吸い込ま
れた空気の除湿を行うので、外部の空気が高湿の場合
も、比較的短時間で手を乾燥させることができる。ま
た、吸い込まれた空気を過度に高温にする必要がないの
で、使用者に不快感を与えない。
1,2,3に係るハンドドライヤは、ペルチェ効果素子
をその吸熱側がファンにより吸引された空気と熱交換さ
れるように機内の通風路に設けることにより、吸い込ま
れた空気の除湿を行うので、外部の空気が高湿の場合
も、比較的短時間で手を乾燥させることができる。ま
た、吸い込まれた空気を過度に高温にする必要がないの
で、使用者に不快感を与えない。
【0030】また、本発明の4,5に係るハンドドライ
ヤは、ペルチェ効果素子をその発熱側が乾燥部に臨むよ
うに配設したり、ペルチェ効果素子の吸熱側と熱交換さ
れた空気が、ヒータより上流側でペルチェ効果素子の発
熱側と熱交換されるように、機内の通風路を構成するこ
とにより、ペルチェ効果素子の発熱側を、吸熱側での除
湿に伴う空気温度の低下の補償に利用することができる
ので、ヒータの負担増を可及的に抑制することができ、
経済性にも優れたものになる。
ヤは、ペルチェ効果素子をその発熱側が乾燥部に臨むよ
うに配設したり、ペルチェ効果素子の吸熱側と熱交換さ
れた空気が、ヒータより上流側でペルチェ効果素子の発
熱側と熱交換されるように、機内の通風路を構成するこ
とにより、ペルチェ効果素子の発熱側を、吸熱側での除
湿に伴う空気温度の低下の補償に利用することができる
ので、ヒータの負担増を可及的に抑制することができ、
経済性にも優れたものになる。
【図1】本発明の一実施形態を示すハンドドライヤの構
成図である。
成図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すハンドドライヤの
構成図である。
構成図である。
1 ケーシング 2 乾燥部 3 吐出口 4 吸気口 5 通風路 6 ペルチェ効果素子 7 ファン 8 ヒータ 9 ハンドセンサ 10 マイクロコンピュータ A ペルチェ効果素子6の吸熱側 B ペルチェ効果素子6の発熱側
Claims (5)
- 【請求項1】 乾燥部に差し出された手を感知するハン
ドセンサと、ハンドセンサで手が感知されたときに吸気
口から空気を吸引し吐出口から乾燥部に吹き出すファン
と、吸気口と吐出口の間の通風路に設けられて、ファン
により吸引された空気を加熱するヒータと、吸熱側が吸
引された空気と熱交換されるように前記通風路に設けら
れたペルチェ効果素子とを具備することを特徴とするハ
ンドドライヤ。 - 【請求項2】 ペルチェ効果素子は、通風路内のヒータ
より上流側に位置することを特徴とする請求項1に記載
のハンドドライヤ。 - 【請求項3】 通風路内のヒータより上流側にファンが
位置し、且つそのファンより更に上流側にペルチェ効果
素子が位置することを特徴とする請求項2に記載のハン
ドドライヤ。 - 【請求項4】 ペルチェ効果素子は、その発熱側が乾燥
部に臨むように配設されていることを特徴とする請求項
1、2又は3に記載のハンドドライヤ。 - 【請求項5】 ペルチェ効果素子の吸熱側と熱交換され
た空気が、ヒータより上流側でペルチェ効果素子の発熱
側と熱交換されるように、通風路が構成されていること
を特徴とする請求項1、2又は3に記載のハンドドライ
ヤ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100200A JPH10290767A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | ハンドドライヤ |
US09/057,094 US5974685A (en) | 1997-04-17 | 1998-04-08 | Hand drier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100200A JPH10290767A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | ハンドドライヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10290767A true JPH10290767A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14267670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9100200A Pending JPH10290767A (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | ハンドドライヤ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5974685A (ja) |
JP (1) | JPH10290767A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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