JP3976432B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ処理装置およびデータ処理方法に関するものであり、特に、一以上のCPUと主記憶装置から構成される複数個のノードで構成するシステム内にクラスタ構成を実現し、クラスタごとに独立したオペレーティングシステムを動作させるようにしたデータ処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、データ処理装置を構成する場合に、一以上のCPUと主記憶装置を有するクラスタを複数個設けて、これをネットワークで接続し、データ処理を複数のクラスタで並列処理することが行われている。このようなデータ処理装置の一例として、例えば特開平6−231033号公報に記載されたデータ処理装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ処理装置では、システムを構成する各クラスタを接続ネットワークを用いて接続するようにしており、クラスタ間の通信は拡張メモリを用いて行っているため、装置が大型化すると共に、クラスタ間の通信速度が遅くなるという問題がある。
また、一旦設定したクラスタ構成を簡単には変更することができず、システムの運用の目的に応じてクラスタ構成を変更したい場合などに、ユーザのバリエーションが制限されてしまうという問題もある。
【0004】
本発明は、データ処理装置を大型化させることなくシステム内にクラスタを構成し、このクラスタ間の通信を高速で行えるようにしたデータ処理装置を提供することを目的とする。
また、システムの運用の目的に応じて、システム内でユーザが任意にクラスタを構成することができるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のデータ処理装置は、一以上のCPUと主記憶装置から構成される複数個のノードでひとつのシステムを構成するデータ処理装置において、前記主記憶装置のメモリ空間に前記クラスタに共通する共有メモリ領域を設けるとともに、前記複数個のノードを任意の数のグループに分けて前記システム内でクラスタを構成し、前記グループ間の通信を前記共有メモリ領域内で行うようにしたことを特徴とする。
【0006】
このように本発明のデータ処理装置によれば、各ノードの主記憶装置に共有メモリ領域を設けて、この領域用いてクラスタ間の通信を行うようにしているため、装置を大型化することなくクラスタ間の通信を行うことができる。また、、拡張メモリを用いて通信を行う場合に比べて、より高速で通信することができる。
【0007】
また、本発明のデータ処理装置は、前記クラスタを、グループごとに独立したオペレーティングシステムで動作させるようにし、このオペレーティングシステム間の通信を前記共有メモリ領域内で行うようにしたことを特徴とする。
このように構成することによって、一つのシステム内の異なるアドレス空間に複数のオペレーティングシステムを同時にアクセスさせることが可能となる。
【0008】
更に、本発明のデータ処理装置は、クラスタ構成制御手段を具え、当該クラスタ構成制御手段の設定により、前記クラスタを自在に構成できるようにしたことを特徴とする。なお、このクラスタ構成制御手段は、前記ノードの各々に設けたクラスタ構成制御部で構成されており、このクラスタ構成制御部が複数のレジスタを具え、このレジスタの設定を変更することによって、前記ノードを自在にグループ分けできるようにすることが好ましい。
【0009】
このように構成することによって、システム内でユーザが任意にクラスタを構成をすることが可能となり、装置の運用の目的に応じて適切な構成を選択することができる。また、クラスタ構成手段を各ノードに設けた複数のレジスタで構成することによって、ユーザは、このレジスタの設定を変更することで容易にクラスタの構成を変更することができるようになり、ユーザのバリエーションを広げることができる。
【0010】
本発明のデータ処理装置は、前記各CPUは、当該CPUが属するグループの固有メモリと、当該CPUが属するグループがオーナの共有メモリと、当該CPUが属していない他のグループがオーナの共有メモリに対してのみアクセス可能である。また、前記CPUは当該CPUが属していない他のグループがオーナの共有メモリに対してアクセスする場合、当該共有メモリを参照することはできるが、変更することはできない。さらに、これらアクセス可能なメモリ領域以外の領域にアクセスしようとした場合は、当該アクセスを不正アクセスとして検出するようにすることが好ましい。
【0011】
このように構成することによって、一つのグループを動作させるオペレーションシステムが、他のグループに与える影響を最低限に抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のデータ処理装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
データ処理装置は、複数のノードを具え、これらのノードはシステムバス105によって互いに接続されている。本例では、4個のノード101〜104が設けられている。各ノードは、ノード101に代表して示すように、それぞれ4個のプロセッサ111〜114と、システム制御装置116と、主記憶装置117とを有している。各プロセッサはプロセッサバスによってシステム制御装置116に接続されており、システム制御装置116は、システムバス105および主記憶装置117に接続している。
【0013】
他のノード102〜104にも同様に、システム制御装置と、4個のプロセッサと一の主記憶装置とが設けられており、従ってシステム全体では4個のシステム制御装置と、16個のプロセッサと、4個の主記憶装置とが存在する。また、各ノードの主記憶装置117のメモリ空間は、後述するとおり、クラスタ制御部121の各レジスタの設定により、そのノードが属するグループの固有メモリと、そのノードが属するグループがオーナの共有メモリに分けて設定されている。なお、本例では、各ノードをシステムバスで、各プロセッサをプロセッサバスで接続するようにしているが、これらはスター接続としても良い。
【0014】
図2は、各ノード101〜104に設けられているシステム制御装置116の構成を示すブロック図である。システム制御装置116は、プロセッサバス制御部211と、主記憶装置インタフェース部212と、システムバス制御部213と、クラスタ構成制御部121とを具えている。プロセッサバス制御部211はプロセッサバス115へ、主記憶装置インターフェース部212は主記憶装置117へ、システムバス制御部213はシステムバス105へ接続されている。また、プロセッサバス制御部211とシステムバス制御部213同士が接続されており、プロセッサバス制御部213は更に主記憶装置インターフェース部212へ接続されている。クラスタ構成制御部121は、プロセッサバス制御部211とシステムバス制御部213とに接続されている。
【0015】
各プロセッサ111〜114(及びノード102〜104に設けられた図示しないプロセッサ)は、当該プロセッサが属しているグループ(以下「自グループ」という)の固有メモリと、自グループがオーナの共有メモリと、当該プロセッサが属していないグループ(以下「他グループ」という)がオーナの共有メモリに対してアクセスすることができ、他グループの固有メモリにはアクセスできない。また、各プロセッサは、他グループがオーナの共有メモリを参照することはできるが、これを変更することはできない。
【0040】
図3は、クラスタ構成制御部121の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態において、装置1は4個のノードで構成されており、従って、クラスタを構成するグループの数は最大で4個となり、グループを4個とした場合は、各グループが一のノードで構成されることになる。
【0041】
クラスタ構成制御部121は、クラスタ演算部518と、7個のレジスタ511〜517とを具えている。各レジスタは、クラスタ構成の有効/非有効を示す第1レジスタ511、自ノードのノード番号を示す第2レジスタ512、各ノードの持つメモリ空間の最下位アドレスを示す第3レジスタ513、各ノードの持つメモリ空間の最上位アドレスを示す第4レジスタ514、各ノードについてそのノードが属しているグループのグループ番号を示す第5レジスタ515、各グループの共有メモリのサイズを示す第6レジスタ516、および各グループの共有メモリのベースアドレスを示す第7レジスタ517で構成されている。
【0042】
これらのレジスタ511〜517の値は、システムの初期化時に、ノード101のプロセッサ111〜114(およびノード102〜103に設けた図示しないプロセッサ)によって、あるいはサービスプロセッサ(図示せず)によって、設定される。
【0043】
第1レジスタ511は、データ処理装置内でクラスタ構成が有効か否かを示す1ビットのレジスタである。すなわち、レジスタ511を1に設定した場合、クラスタ構成が有効となり、レジスタ512〜517の設定値が意味を持つことになる。
【0044】
第2レジスタ512は、自ノードのノード番号を示す2ビットのレジスタである。
【0045】
第3レジスタ513は、各ノードに対応する数(本例では4個)のエントリを持ち、各ノードの主記憶装置が持つアドレス空間の最下位アドレスを示す、例えば61ビットのレジスタである。
【0046】
第4レジスタ514は、各ノードに対応する数(本例では4個)のエントリを持ち、各ノードの主記憶装置が持つアドレス空間の最上位アドレスを示す、例えば61ビットのレジスタである。
【0047】
第5レジスタ515は各ノードに対応する数(本例では4個)のエントリを持ち、各ノードのが属するグループのグループ番号を示す。各エントリは2ビットである。装置内でクラスタ構成を実現する場合、一つ以上のノードの集まりをグループとして設定し、このグループに属するノードを独立したオペレーティングシステムによって動作させる。従って、複数のノードを一つのグループとして設定する場合は、レジスタ515のエントリを同じグループに属するノードについて同じグループ番号に設定する。
【0048】
第6レジスタ516は、各グループに対応するエントリを持ち、(本例では最大で4個)各グループがオーナの共有メモリの容量を示す。
【0049】
第7レジスタ517は、各グループに対応するエントリを持ち、(本例では最大で4個)各グループがオーナの共有メモリの、メモリ空間アドレスにおけるベースアドレスを示す。
【0050】
クラスタ演算部518は、プロセッサバス制御部211から共有メモリに対するアクセスをリクエストしたアドレス信号306を受け取ると、このアドレスが自グループの共有メモリに対するアクセスか、他グループの共有メモリに対するアクセスかを判別し、プロセッサバス制御部211へこの判断を信号307で通知する。また、クラスタ演算部518はレジスタ512と、レジスタ515とから自ノードのグループ番号を演算して、プロセッサバス制御部211へ信号308で通知する。
【0051】
更に、クラスタ演算部518は、システムバス制御部213からそれぞれのグループの固有メモリに対するアクセスをリクエストしたアドレス信号305を受け取ると、レジスタ512およびレジスタ515を参照して、このアドレスが自グループの固有メモリに対するアクセスか、他グループの固有メモリに対するアクセスかを判別し、この判断を信号305でシステムバス制御部213へ通知する。
【0052】
次に、上述した本実施形態の動作を説明する。なお、第1レジスタ511が0の場合は、システムは従来通り一つのオペレーティングシステムによって動作するので、この動作に関する説明は省略するものとし、個々では、レジスタ511が1に設定されている場合、すなわち、装置内でクラスタ構成が有効である場合の動作についてのみ説明する。
【0053】
まず、自グループの固有メモリへアクセスするリクエストが出された場合について説明する。
【0054】
いずれかのプロセッサから、メモリへアクセスするリクエストが発行されると、このリクエストはプロセッサバス115を介してプロセッサバス制御部211へ送られる。プロセッサバス制御部211では、このリクエストのアドレスビット63が0であることから、このリクエストが固有メモリへのアクセスであることを認識し、リクエストのアドレスのビット61〜62に自ノードの属するグループのグループ番号をセットして、当該リクエストをシステムバス制御部213に送る。このグループ番号は、クラスタ構成制御部121からの出力信号308を参照してセットする。
【0055】
システムバス制御部213は、プロセッサバス制御部211から送られてきたリクエストをシステムバス105へ発行する。システムバス105を介して、すべてのノード101〜104のシステムバス制御部213がこのリクエストを受け取って、それぞれのクラスタ構成制御部121へアドレスを送信する。各クラスタ構成制御部121は、このリクエストのアドレスのビット63が0であるのでこのリクエストが固有メモリへのアクセスであることを認識する。
【0056】
次いで、クラスタ構成制御部121は、アドレスのビット61〜62の値と、レジスタ512及び515とを参照して、このリクエストが自ノードが属するグループに対するアクセスであるかどうかを判断し、自ノードが属するグループに対するアクセスの場合には、レジスタ513及びレジスタ514を参照して、このリクエストが自ノードに対するアクセスであるかどうかを判断し、その結果をシステムバス制御213へ報告する。
【0057】
この報告が、自ノードの固有メモリに対するアクセスであるとの報告である場合、システムバス制御部213は、アドレスのビット61〜62を00にセットして、主記憶装置インターフェース212へリクエストを送信する。
【0058】
主記憶装置インターフェース212は、システムバス制御部213からのリクエストを受け取ると、このリクエストを主記憶装置117へ発行し、所定の手順に従ってリクエストが実行される。
【0059】
一方、クラスタ構成制御部121からシステムバス制御部213からの報告が、自ノードのメモリに対するアクセスではない場合、システムバス制御部2113はそのリクエストを破棄する。
【0060】
次に、プロセッサが共有メモリへアクセスするリクエストを出した場合について説明する。
【0061】
いずれかのプロセッサから、メモリへアクセスするリクエストが発行されると、このリクエストはプロセッサバス115を介して、プロセッサバス制御部211へ送られる。プロセッサバス制御部211では、このリクエストのアドレスのビット63が1であることから、このリクエストが共有メモリへのアクセスであることを認識し、リクエストのアドレス信号306をクラスタ構成制御部121へ送信する。クラスタ構成制御部121では、アドレスのビット63が1であるので、このリクエストが共有メモリへのアクセスであることを認識して、リクエストのアドレスのビット61〜62の値と、レジスタ512およびレジスタ515を参照してこのリクエストが自ノードの属するグループへのアクセスかどうかを判断して、その結果をプロセッサバス制御部211へ報告する。
【0062】
ここで、クラスタ構成制御部121は、リクエストのアドレスがレジスタ513〜514およびレジスタ516〜517で示されるアドレスレンジの範囲を超えたアクセスであるかどうかを判断して、範囲外であった場合、当該アクセスを不正アクセスとしてプロセッサバス制御部211へ報告する。
【0063】
プロセッサバス制御部211は、リクエストのアドレスがアドレスレンジの範囲内である適正なアドレスであるとの報告を受けた場合でも、当該リクエストが更新(ライト)であり、かつ他グループがオーナの共有メモリへのアクセスであった場合は、これを不正アクセスとして検出する。不正アクセスが検出されると、障害処理が起動される。障害処理については周知の技術であるため、ここでは説明を省略する。
【0064】
不正アクセスが検出されない場合、プロセッサバス制御部211は、そのリクエストをシステムバス制御部213へ発行し、システムバス制御部213は当該リクエストをシステムバス105へ送る。
【0065】
システムバス105を介して、ノード101〜104の各システムバス制御部213はこのリクエストを受け取り、それぞれのクラスタ構成制御部121へアドレスを送信する。各クラスタ構成制御部121は、このリクエストのアドレスのビット63が1であるので、このリクエストが共有メモリへのアクセスであることを認識する。
【0066】
次いで、クラスタ構成制御部121は、アドレスのビット61〜62の値と、レジスタ512およびレジスタ515とを参照して、このリクエストが自ノードが属するグループに対するアクセスであるかどうかを判断し、自ノードが属するグループに対するアクセスである場合には、レジスタ513およびレジスタ514を参照して、このリクエストが自ノードに対するアクセスであるかどうかを判断し、その結果をシステムバス制御部213へ報告する。
【0067】
この報告が、自ノードの共有メモリに対するアクセスであるとの報告である場合、システムバス制御部213は、アドレスのビット61〜63を000にセットして、主記憶装置インターフェース212へリクエストを送信する。
【0068】
主記憶装置インターフェース212はシステムバス制御部213からのリクエストを受け取ると、このリクエストを主記憶装置117へ発行し、所定の手順に従ってリクエストが実行される。
【0069】
一方、クラスタ構成制御部121からシステムバス制御部213への報告が、自ノードに対するアクセスではない場合は、システムバス制御部213はそのリクエストを破棄する。
【0070】
図4は、本発明のデータ処理装置で好適に使用されるアドレスのフォーマットの一例を示す図である。この図は、プロセッサが自グループの固有メモリ、自グループまたは他グループの共有メモリへアクセスする場合のフォーマットである。本例では64ビット中、実アドレス空間としてビット0〜60が使用されており、ビット61〜63は共有メモリにアクセスする際に使用される。即ち、プロセッサは共有メモリにアクセスする場合、ビット63を1にセットすると共に、ビット61〜62にグループ番号をセットして、共有メモリ空間のアドレスをビット0〜60で指定するようにする。一方、プロセッサが自グループの固有メモリをアクセスする場合は、ビット61〜63を000にセットして、ビット0〜60でアドレスを指定するようにする。
【0071】
このように構成することによって、一以上のCPUと、ひとつの主記憶装置で構成されるノードを複数個設けて一つのシステムを構成するデータ処理装置において、各ノードを独立したオペレーティングシステムで動作する複数のグループとして運用することが可能となると共に、これらのグループ間で、共有メモリを介して高速で通信することができる。
【0072】
なお、上述したレジスタの構成、アドレスフォーマットの構成は、本発明を実施するための一例である。本発明はこれらの例に限定されるものではなく、様々な変形例が考えられる。
【0073】
【発明の効果】
上述したとおり、本発明のデータ処理装置によれば、装置内で選択的にクラスタ構成を実現することが可能である。この場合、クラスタを構成するグループがそれぞれ独立のオペレーティングシステムで動作し、オペレーティングシステム間の通信は共有メモリを使用して同期をとることができる。一方、クラスタ構成にしない場合には、従来どおり一のオペレーティングシステムによってシステムが動作する。このように、一つのシステム内で、クラスタ構成にしたシステム、あるいは、クラスタ構成をとらないシステムを選択することができる。また、レジスタの設定によってクラスタを構成するグループ分けを任意に行うことができるので、システムの運用の目的に応じて適切な構成を選ぶことができる。
更に、不正アクセスを検出する機構が設けられているため、クラスタを構成する一つのグループの動作は他のグループに最低限の影響しか与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明のデータ処理装置のシステム制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明のデータ処理装置のクラスタ構成制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図4は、本発明のデータ処理装置で使用されるアドレスのフォーマットの一例を示す図である。
【符号の説明】
101〜104 ノード
105 システムバス
111〜114 プロセッサ
115 プロセッサバス
116 システム制御装置
117 主記憶装置
121 クラスタ構成制御部
211 プロセッサバス制御部
212 主記憶装置インターフェース部
213 システムバス制御部
511〜517 レジスタ
518 クラスタ演算部
Claims (1)
- 一以上のCPUと主記憶装置を有する複数個のノードを任意の数のグループに分けることによって各グループに含まれるノードからなるクラスタを構成し、そのクラスタごとに独立したオペレーティングシステムを動作させることを可能とし、
各クラスタにおけるリクエストアドレスの最上位ビットにより各クラスタのオペレーティングシステムにおいて使用できるアドレス空間を二分割し、その一方を自クラスタの固有メモリ領域を指定するアドレスとして使用できるアドレス空間とするとともに他方を自ノード及び他ノードから参照できる共有メモリ領域を指定するアドレスとして使用できるアドレス空間とし、
その最上位ビットに続く所定数のビットであって、前記リクエストアドレスを含むリクエストを発行した前記CPUが属する前記クラスタのクラスタ番号を示す前記所定数のビットによりその共有メモリ領域を指定するアドレスとして使用できるアドレス空間をシステム上の前記クラスタの最大数によって均等分割してその一を自クラスタをオーナーとする共有メモリ領域を指定するアドレスとして使用できるアドレス空間とするとともにその他を他クラスタをオーナーとする共有メモリ領域を指定するアドレスとして使用できるアドレス空間とし、
リクエストアドレスの最上位ビットと最上位ビットに続く該所定数のビットを除くビットを前記主記憶装置のアドレスを指定するために用いる実アドレスとして使用して、
前記クラスタの各々が、自クラスタを構成するノードに備わった前記主記憶装置のメモリ領域及び他クラスタを構成するノードに備わった前記主記憶装置の共有メモリ領域のアドレスを指定できるデータ処理装置であって、
前記複数個のノードを任意の数の前記クラスタに分けて前記システム内でクラスタを構成し、
前記クラスタ間の通信を前記共有メモリ領域内で行うデータ処理装置において、
前記クラスタの各々に番号を付し、
前記データ処理装置がクラスタ構成制御手段を具え、当該クラスタ構成制御手段の設定により、前記クラスタを自在に構成できるようにし、
前記データ処理装置がプロセッサバス制御部を具え、
前記プロセッサバス制御部は、前記ノードのそれぞれに含まれる前記CPUの各々から送出された前記リクエストアドレスを含むリクエストを処理し、
前記クラスタ構成制御手段が、前記ノードの各々に設けたクラスタ構成制御部で構成されており、
当該クラスタ構成制御部が、前記データ処理装置内でクラスタ構成が有効か否かを示す第1のレジスタと、自ノードのノード番号を示す第2のレジスタとを、それぞれ1つ具え、各ノードの前記主記憶装置が有するアドレス空間の最下位アドレスを示す第3のレジスタと、各ノードの前記主記憶装置が有するアドレス空間の最上位アドレスを示す第4のレジスタと、各ノードが属するグループ番号を示す第5のレジスタと、各グループがオーナーの前記共有メモリ領域の容量を示す第6のレジスタと、各グループがオーナーとなる前記共有メモリ領域のベースアドレスを示す第7のレジスタとを、それぞれ、ノードの数と同数具え、
プロセッサバス制御部は、前記CPUから送られた前記リクエストアドレスに含まれる前記最上位ビットを参照し、当該最上位ビットが前記固有メモリ領域へのアクセスであることを示す場合に、前記所定数のビットに自ノードの属する前記クラスタの前記クラスタ番号をセットし、
前記クラスタ構成制御部は、前記CPUから前記プロセッサバス制御部を介して前記リクエストアドレスを含むリクエストを受信し、当該リクエストが前記共有メモリ領域若しくは前記固有メモリ領域のどちらへのアクセスであるかを示す前記最上位ビットにより当該リクエストが前記固有メモリ領域若しくは前記共有メモリ領域のいずれに対するアクセスであるかを認識し、前記所定数のビットと前記第2のレジスタ及び前記第5のレジスタとを参照して前記リクエストが自ノードが属するグループに対するアクセスであるかを判断し、自ノードが属するグループに対するアクセスである場合には、前記最下位アドレス及び前記最上位アドレスを示す前記第3及び第4のレジスタと前記CPUからのアクセスのアクセス先のグループ番号とを参照して、前記CPUからのアクセスが自ノードに対するアクセスであるかを判断するとともに、自ノードのメモリ領域にアクセスすることを特徴とするデータ処理装置。
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