JP3976222B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、種々の物品を輸送する際に使用する合成樹脂製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の物品を輸送する際に、載荷部と、該載荷部から下方に突き出した複数の脚部とを有し、該脚部の間にフォーク挿入部が設けられた合成樹脂製パレットが使用されている。
このような合成樹脂製パレット上に物品を載せて多段に積み重ねた場合には、合成樹脂製パレットの脚部が下段の物品に当たり、下段の物品を破損する恐れがあった。
更にまた、このような合成樹脂製パレットに物品を載せてローラーコンベアー上で移動させた場合には、ゴトゴトと好ましくない振動が生じて荷崩れを起こす恐れがあった。
【0003】
そこで、特開平11−236040号公報で提案されているように、合成樹脂製パレット本体と、該合成樹脂製パレット本体の脚部に着脱自在に取り付けられて複数の脚部を連結する複数の合成樹脂製連結板状体とから成る合成樹脂製パレットが使用されている。これらの合成樹脂製パレットでは、合成樹脂製連結板状体を合成樹脂製パレット本体に取り付ける方法として、有底中空状脚部の下面に設けた係止部に合成樹脂製連結板状体の係止部を係止させることのみで固定する方法が採られている。
【0004】
しかしながら、脚部の下面に設けた係止部のみで合成樹脂製連結板状体を固定する係止構造では、荷役作業者がパレットを床面上で引きずるように移動する際に、移動方向によっては、はめ込み部に剪断力が働くために底面ボードが不用意に外れ、荷役作業に支障を来すことが多く発生し、不便であった。
【0005】
また、この様な合成樹脂製パレット本体の脚部を有底中空構造とし、さらに載荷部がシート状となっていることでパレット本体同士を多段積みする際、積み重ね高さを低く押さえることができる利点がある一方、載荷部がシート状であることから積載物を載荷部に載せてフォークリフト等で持ち上げると撓みやすく、荷崩れや破損が起きやすいという不具合があった。この強度不足の改善策として特開平11−35039号公報で提案されている方法があるが重量物を扱うには、まだ不十分であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、充分な強度を有する合成樹脂製パレットを提供することを目的とすると共に、合成樹脂製連結板状体を取り付けた際には、荷役作業者等による床面上でのパレットの前後左右の移動に対しても充分な嵌着力を有し、荷役作業中に不用意に合成樹脂製連結板状体が外れることがない合成樹脂製パレットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、載荷部と、該載荷部から下方に突き出した複数の脚部とを有し、該脚部の間にフォーク挿入部が設けられた合成樹脂製パレットにおいて、
(1)該載荷部は、水平板状部と、該水平板状部の下面に設けられた縦方向に延びた複数の第1縦リブ(12 a )と横方向に延びた複数の第1横リブ(12b)とが交差することによって形成された格子状部とによって構成され、
(2)脚部が該格子状部の下端から下方に突き出して形成され、
(3)該脚部は、該脚部を横断する複数の平行な第2縦リブ(12a’)と該脚部を横断する複数の平行な第2横リブ(12b’)によって区切られた、複数の有底中空状脚部によって構成され、
(4)該脚部を横断する複数の平行な第2縦リブ(12a’)の間隔は、該脚部を横断しない複数の平行な第1縦リブ(12a)の間隔よりも狭く形成され、かつ、該脚部を横断する複数の平行な第2横リブ(12b’)の間隔は、該脚部を横断しない複数の平行な第1横リブ(12b)の間隔よりも狭く形成されている
ことを特徴とする合成樹脂製パレットに関する。
【0008】
縦方向に延びた複数の第1縦リブと横方向に延びた複数の第1横リブとが交差して格子状部を形成することにより、水平板状部の撓み強度を向上させることができ、特に、前記脚部が、脚部を横断する複数の平行な第2縦リブ、脚部を横断する複数の平行な第2横リブによって区切られた、複数の有底中空状脚部によって構成されている合成樹脂製パレットとすることにより、脚部周辺の強度も向上させることができるのである。
【0009】
さらに強度を向上させるのに適した構造として、脚部を横断する複数の平行な第2縦リブの間隔は、脚部を横断しない複数の平行な第1縦リブの間隔よりも狭く形成され、かつ、脚部を横断する複数の平行な第2横リブの間隔は、脚部を横断しない複数の平行な第1横リブの間隔よりも狭く形成されている。これら脚部を横断する間隔の狭い複数の平行な第2縦リブ、あるいは第2横リブとしては、十分な強度と成型のし易さから、2本から4本が好ましい。
【0010】
このような構造の合成樹脂製パレットの脚部には、後述するような突起状の嵌合部を有する合成樹脂製連結板状体を連結するための係止部挿入孔を設けておくことがよい。
【0011】
また、合成樹脂製パレットを多段に積み重ねて収納、保管するために、脚部有底中空構造であり、特に、上方に向かって拡開して形成されていることが好ましい。
【0012】
また、さらに載荷部の強度を向上させる構造として、載荷部の周辺には、下方に垂下した垂下部が形成され、垂下部の内側には、下方に傾斜した傾斜辺を有する傾斜リブが複数個形成されている。そして、傾斜リブの複数個は、第1縦リブ又は第1横リブに連続するように形成されていることが好ましく、フォーク挿入部上の傾斜リブは、その傾斜辺が側方に向かって露出していることが好ましい。
【0013】
また、さらに脚部が、載荷部の隅部から下方に突き出して設けられた隅部の脚部、載荷部の周辺の中間部から下方に突き出して設けられた中間部の脚部及び載荷部の中央部から下方に突き出して設けられた中央部の脚部とから成る構造とすることが好ましい。
【0014】
本発明によれば、充分な強度を有する合成樹脂製パレットを提供することができるが、このような合成樹脂製パレット上に物品を載せて多段に積み重ねた場合に、脚部が下段の物品に当たることを防止し、また物品を載せてローラーコンベアー上で移動させるような場合にも搬送安定性を確保するために、合成樹脂製パレット本体の脚部に係止部挿入孔を設けることで、該挿入孔に突起状の嵌合部を有する合成樹脂製連結板状体の係止部を挿入して嵌着させた、合成樹脂製パレットがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従い、本発明に係わる合成樹脂製パレットの好適な実施の形態について説明する。
図1は本発明に係わる合成樹脂製パレットの1つの実施の形態を示す平面図であり、図2は図1に示した合成樹脂製パレットの底面図であり、図3は図1に示した合成樹脂製パレットの正面図であり、図4は図1に示した合成樹脂製パレットの断面図であり、図5は図1に示した合成樹脂製パレットを積み重ねた状態の部分断面図であり、図6は同じく図1に示した合成樹脂製パレットを積み重ねた状態を示す部分断面図である。
【0016】
本発明に係わる合成樹脂製パレットは、載荷部10と、該載荷部10から下方に突き出した複数の脚部21とを有し、該脚部の間にフォーク挿入部30が設けられている。載荷部10は、水平板状部11と、該水平板状部11の下面に設けられた縦方向に延びた複数の第1縦リブ12aと横方向に延びた複数の第1横リブ12bとが交差することによって形成された格子状部12とによって構成され、且つ脚部が格子状部12の下端から下方に突き出して形成されている。
【0017】
水平板状部11には、多数の通孔13が形成されている。格子状部12を構成する第1縦リブ12a及び第1横リブ12bは、それぞれ上下方向に垂直とされている。第1縦リブ12a及び第1横リブ12bは、幅を3〜15mm、高さを30〜50mm、間隔を20〜100mmとすることが好ましい。
【0018】
脚部は、載荷部10の隅部から下方に突き出して設けられた隅部の脚部20a、載荷部10の周辺の中間部から下方に突き出して設けられた中間部の脚部20b及び載荷部10の中央部から下方に突き出して設けられた中央部の脚部20cとから成る。
【0019】
脚部は、脚部を横断する間隔を狭くした複数の平行な第2縦リブ12a’及び脚部を横断する間隔を狭くした複数の平行な第2横リブ12b’によって区切られた複数、例えば4個の有底中空状脚部21によって構成されている。間隔を狭くした複数の平行な第2縦リブ12a’及び間隔を狭くした複数の平行な第2横リブ12b’は、通常2本〜4本、好ましくは2本設け、該リブの間隔は、10〜50mmとすることが好ましい。また、有底中空状脚部21は、上方に向かって拡開して形成することが好ましい。
【0020】
載荷部10の周辺には、下方に垂下した垂下部14が形成され、垂下部14の内側には、下方に傾斜した傾斜辺15aを有する傾斜リブ15が複数個形成されている。また、傾斜リブ15の複数個は、第1縦リブ12a又は第1横リブ12bに連続するように形成されていることが好ましい。
【0021】
フォーク挿入部30上に於いて、垂下部14の下端に沿って切欠部14aを形成することにより、フォーク挿入部30上に於いて、傾斜リブ15の傾斜辺15aを側方に向かって露出させることが好ましい。
【0022】
図7は本発明に係わる合成樹脂製パレットの別の実施形態を示す載荷面側からみた平面図であり、脚部底面には合成樹脂製連結板状体の突起状の嵌合部が嵌着されている様子を示しており、図8は図7に示した合成樹脂製パレットの底面図であり、図9は合成樹脂製連結板状体の例を示す部分斜視図であり、図10は図7に於ける線C−Cに沿った部分拡大断面図であり、図11は図7に示した合成樹脂製パレットの正面図であり、図12は図7に示した合成樹脂製パレットの断面図である。
【0023】
図7〜図12で示す合成樹脂製パレットでは、合成樹脂製パレット本体1に於いて、各有底中空状脚部21の底部には、合成樹脂製連結板状体を着脱自在に取り付ける為に長円弧部121と、該長円弧部121の周辺に立設された低い土手部122とが形成されている。
【0024】
合成樹脂製パレット本体1の有底中空状脚部21に着脱自在に取り付けられる合成樹脂製連結板状体は、例えば両端部が隅部の有底中空状脚部20aに着脱自在に取り付けられ、且つ中央部が中間部の有底中空状脚部20bに着脱自在に取り付けられる2個の合成樹脂製連結板状体2aと、両端部が中間部の有底中空状脚部20bに着脱自在に取り付けられ、且つ中央部が中央部の有底中空状脚部20cに着脱自在に取り付けられる1個の合成樹脂製連結板状体2bとから成る。
【0025】
合成樹脂製連結板状体2a及び合成樹脂製連結板状体2bは、同一形状とすることができ、合成樹脂製パレット本体1の有底中空状脚部21に着脱自在に取り付ける為に3個以上の係止部211が形成されている。係止部211は、係止する有底中空状脚部21の数と同数、例えば図7のパレットの場合は、12個設けることが好ましい。該係止部211は、円筒状であれば良いが、図9に例で示す様に、スリットで切り離された一対の略半円筒状が好ましく、該係止部211の上端には鍔部213が形成されている。
【0026】
また、脚部を横断しない複数の平行な第1縦リブ12aの間隔よりも狭い間隔で脚部を横断する複数の平行な第2縦リブ12a’、及び脚部を横断しない複数の平行な第1横リブ12bの間隔よりも狭い間隔で脚部を横断する複数の平行な第2横リブ12b’によって区切られた複数の有底中空状脚部21に突起状の嵌合部215が形成されている。例えば有底中空状脚部21が4個の場合、嵌合部215は図9の様に「王」の字状に形成されている。
【0027】
合成樹脂製連結板状体2a、2bは、図10に示すように係止部211に形成された鍔部213を土手部122の上端に係止させることにより、合成樹脂製パレット本体1の有底中空状脚部21に着脱自在に取り付けることができる。即ち、合成樹脂製パレット本体1に合成樹脂製連結板状体2a、2bを取り付けるには、例えば合成樹脂製パレット本体1を裏返して床上に置き、合成樹脂製連結板状体2a、2bを裏返し、土手部122と係止部211とを重ね合わせて合成樹脂製パレット本体1上に合成樹脂製連結板状体2a、2bを置き、合成樹脂製連結板状体2a、2bを下方に押し圧し、径を狭めながら係止部211を土手部122内で下降させて係止部211に形成された鍔部213を土手部122の上端に係止させればよい。
【0028】
また、合成樹脂製パレット本体1から合成樹脂製連結板状体2a、2bを取り外すには、例えば内周部を係止部211の鍔部213に接触させてパイプを鍔部213上に置き、パイプを下方に押し下げ、係止部211の径を狭めて鍔部213を土手部122の上端から外した後に、合成樹脂製パレット本体1を合成樹脂製連結板状体2a、2bから持ち上げて係止部211と土手部122を外せばよい。
【0029】
合成樹脂製連結板状体2a、2bには傾斜部3を設けておくことが好ましい。傾斜部3があると合成樹脂製パレット本体1に合成樹脂製連結板状体2a、2bを取り付けて使用する際、合成樹脂製連結板状体2a、2bの方向からハンドリフター等車輪の付いた運搬機器の乗り入れを容易に行うことができる。
【0030】
本発明に係わる合成樹脂製パレット、及び該合成樹脂製パレットと合成樹脂製連結板状体とを連結して一体となした合成樹脂製パレットは、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂を使用し、射出成形することによって製造することができる。この場合、合成樹脂製パレットも合成樹脂製連結板状体もそれぞれ一体に形成することができ、合成樹脂中には着色剤、充填剤等の添加剤を適宜に添加してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係わる合成樹脂製パレットは、載荷部10に、縦方向に延びた複数の第1縦リブ12aと横方向に延びた複数の第1横リブ12bとが交差した格子状部12が形成されていることにより、上方からの荷重に対して大きな強度を有している。
【0032】
本発明に係わる合成樹脂製パレットは、脚部を横断する間隔を狭くした複数の平行な第2縦リブ12a’及び脚部を横断する間隔を狭くした複数の平行な第2横リブ12b’によって区切られた複数の有底中空状脚部21によって脚部を構成し、脚部を横断する第2縦リブ12a’及び第2横リブ12b’を形成することにより、上方からの荷重によって脚部が変形することを防止することができ、脚部が上方からの荷重に対して大きな強度を有している。
【0033】
更に、第2縦リブ12a’及び第2横リブ12b’は、脚部を横断すると共にフォーク差込口も横断し、パレットのほぼ全幅に渡って直線状に連続しており、脚部や脚部の湾曲部で直線の連続性を失うことがない。
【0034】
従って、脚部を横断する第2縦リブ12a’及び脚部を横断する第2横リブ12b’を形成することにより、フォークリフトで物品を輸送する際の撓みを大幅に小さくすることができ、パレットの破損や物品の落下を防止することができる。
【0035】
本発明に係わる合成樹脂製パレット本体は、有底中空状脚部21を上方に向かって拡開して形成することにより、有底中空状脚部21で入子積みをして合成樹脂製パレットを多段に積み重ねることが可能となり、合成樹脂製パレットを多段に積み重ねて保管する際に容積を小さくすることができる。
【0036】
本発明に係わる合成樹脂製パレット本体は、載荷部10の周辺から下方に垂下した垂下部14を形成し、該垂下部14の内側には下方に傾斜した傾斜辺15aが設けられた傾斜リブ15を複数個形成し、フォーク挿入部30上に於いて傾斜リブ15の傾斜辺15aを側方に向かって露出させることにより、合成樹脂製パレットを多段に積み重ねた際に、傾斜リブ15をガイドにして多段に積み重ねられた合成樹脂製パレットの間にフォークリフトのフォークを挿入して多段に積み重ねられた合成樹脂製パレットを容易に分けることができる。
【0037】
本発明に係わる合成樹脂製パレットは、合成樹脂製パレット本体の有底中空状脚部21に合成樹脂製連結板状体を取り付けることにより、合成樹脂製パレット上に物品を載せて多段に積み重ねた場合に合成樹脂製パレットの有底中空状脚部21が下段の物品に当たって下段の物品を破損することを防止することができ、且つ合成樹脂製パレットに物品を載せてローラーコンベアー上で移動させた場合に合成樹脂製連結板状体がローラーコンベアー上を移動することによってゴトゴトと好ましくない振動が生じることを防止することができる。
【0038】
また、合成樹脂製パレット本体1の有底中空状脚部21に合成樹脂製連結板状体を取り付ける際、係止部211に加えて突起状の嵌合部215を有底中空状脚部21間に嵌合させることで嵌着力を増すことが出来、合成樹脂製パレット本体に合成樹脂製連結板状体を取り付けた状態で荷役作業者がパレットを床面上で引きずるように移動すること等があっても、不用意に合成樹脂製連結板状体が外れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる合成樹脂製パレットの1つの実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1に示した合成樹脂製パレットの底面図である。
【図3】図1に示した合成樹脂製パレットの正面図である。
【図4】図1に示した合成樹脂製パレットの断面図である。
【図5】図1に示した合成樹脂製パレットを積み重ねた状態の部分断面図である。
【図6】図1に示した合成樹脂製パレットを積み重ねた状態を示す部分断面図である。
【図7】本発明に係わる合成樹脂パレットの別の実施形態の例を示す平面図である。
【図8】図7に示した合成樹脂製パレットの底面図である。
【図9】本発明に係わる合成樹脂製連結板状体の例を示す部分斜視図である。
【図10】図7に於ける線C−Cに沿った部分拡大断面図である。
【図11】図7に示した合成樹脂製パレットの正面図である。
【図12】図7に示した合成樹脂製パレットの断面図である。
【符号の説明】
2a、2b 合成樹脂製連結板状体
10 載荷部
11 水平板状部
12 格子状部
12a 第1縦リブ
12a’ 第2縦リブ
12b 第1横リブ
12b’ 第2横リブ
14 垂下部
15 傾斜リブ
15a 傾斜辺
20a 隅部の脚部
20b 中間部の脚部
20c 中央部の脚部
21 有底中空状脚部
121 切り欠き部
122 土手部
211 係止部
215 突起状の嵌合部

Claims (6)

  1. 載荷部と、該載荷部から下方に突き出した複数の脚部とを有し、該脚部の間にフォーク挿入部が設けられた合成樹脂製パレットにおいて、
    (1)該載荷部は、水平板状部と、該水平板状部の下面に設けられた縦方向に延びた複数の第1縦リブ(12 a )と横方向に延びた複数の第1横リブ(12b)とが交差することによって形成された格子状部とによって構成され、
    (2)脚部が該格子状部の下端から下方に突き出して形成され、
    (3)該脚部は、該脚部を横断する複数の平行な第2縦リブ(12a’)と該脚部を横断する複数の平行な第2横リブ(12b’)によって区切られた、複数の有底中空状脚部によって構成され、
    (4)該脚部を横断する複数の平行な第2縦リブ(12a’)の間隔は、該脚部を横断しない複数の平行な第1縦リブ(12a)の間隔よりも狭く形成され、かつ、該脚部を横断する複数の平行な第2横リブ(12b’)の間隔は、該脚部を横断しない複数の平行な第1横リブ(12b)の間隔よりも狭く形成されている
    ことを特徴とする合成樹脂製パレット。
  2. 該有底中空状脚部は、上方に向かって拡開して形成されている請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  3. 該載荷部の周辺には、下方に垂下した垂下部が形成され、該垂下部の内側には、下方に傾斜した傾斜辺を有する傾斜リブが複数個形成されている請求項1又は2に記載の合成樹脂製パレット。
  4. 該傾斜リブの複数個は、該第1縦リブ(12a)又は該第1横リブ(12b)に連続するように形成されている請求項3に記載の合成樹脂製パレット。
  5. フォーク挿入部上の該傾斜リブは、その傾斜辺が側方に向かって露出している請求項3又は4に記載の合成樹脂製パレット。
  6. 該複数の有底中空状脚部の底部に、合成樹脂製連結板状体の突起状の嵌合部と係止する係止部挿入孔を設けた請求項1から5のいずれかに記載の合成樹脂製パレット。
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