JP3972459B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は位置情報を示す電波の受信又はセンサにより車両位置を測定し、地図情報を基に経路(ルート)案内を表示/音声により行うナビゲーション装置に関し、特にパスワードによるセキュリティー機能を持たせることにより、プライバシーの保護及び固有設定機能の保護を行うことを可能とするナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション装置は、走行中の自動車の位置情報を検出することで、車を目的地へ正確に導く走行案内装置であり、衛星、地磁気センサ、道路脇のサインポスト等の何れか、又はそれらを組み合わせて自動車に位置情報を送り、この情報を車内のディスク{CD(Compact Disk)など}に収容してある地図データベースと突き合わせ、現在地の地図を自動的にディスプレイに映し出し、地図上に自分の車の位置を自動表示する仕組みになっている。
【0003】
また、ディスプレイに表示された地図の拡大及び縮小も自由に行うことができ、このナビゲーション装置を利用すれば、道路地図帳が不要になる他、目的別に細かいデータを地図上に付加することで、トラックなどによる配送、セールスなど幅広い業務に応用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のナビゲーション装置においては、装置の電源オン等の起動により、誰でも使用することが可能なため以下に記述するプライバシーの保護及び固有設定機能の保護が行えない問題があった。
【0005】
プライバシーの保護に関しては、例えば、地図上に表示されるマークやそのマーク編集リスト(ここには個人名を入れておく事が多い)が他人に簡単に見られてしまったり、走行軌跡表示をしていた場合には、どこを走行していたのかを他人に見られてしまう等の問題があった。
【0006】
固有設定機能の保護に関しては、例えば、個人専用の各種設定を勝手に変更されたり、不要なマークを付けられたりする等の問題があった。
この他、車両装置との通信機能が無いため、ナビゲーション装置の持つ有効データ(情報)を利用する事ができない問題があった。
【0007】
本発明は、プライバシーの保護及び固有設定機能の保護を行うことができ、また、装置の保有情報を有効に活用することができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、位置情報を示す電波の受信又はセンサにより車両位置を測定し、地図情報を基にルート案内を表示/音声により行うナビゲーション装置において、パスワードの設定画面表示操作及び入力操作が行われる操作手段と、パスワード設定画面が表示される表示手段と、前記パスワードが登録される記憶手段と、前記パスワードの設定画面表示操作に応じて前記パスワード設定画面の表示制御を行うと共に、前記パスワードの入力操作に応じて前記パスワードの登録制御を行う演算処理手段とを備え、演算処理手段は、自車位置データを、車両の停止直前と起動直後で比較し、その差が所定以上であればパスワードの入力指示を表示し、この指示に応じて記憶手段に登録されたパスワードが入力されなかった場合又は登録されたパスワードと異なった場合、この判断結果に応じて車両を動作不能とする指示を車載コンピュータへ送信することを特徴とするナビゲーション装置が提供される。
【0009】
ここで、演算処理手段によって、操作手段からのパスワードの設定画面表示操作に応じて表示手段にパスワード設定画面が表示され、操作手段からのパスワードの入力操作に応じて記憶手段にパスワードが登録される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の原理図である。
【0011】
この図1に示す本発明のナビゲーション装置は、FM多重ユニット50又はビーコンユニット60からの位置情報を示す電波の受信、或いはセンサ18により車両位置を測定し、ディスク11に記憶された地図情報を基にルート案内を表示手段40に表示すると共に、スピーカ42により音声出力するものである。
【0012】
本発明の特徴は、演算処理手段24aによって、操作手段40a−kからのパスワードの設定画面表示操作に応じて表示手段40にパスワード設定画面を表示し、操作手段40a−kからのパスワードの入力操作に応じて記憶手段26にパスワードを登録するように構成したものである。
【0013】
図2は本発明の第1の実施の形態によるナビゲーション装置のブロック図である。
図2に示すナビゲーション装置は、ナビゲーションユニット10と、表示装置40と、FM多重ユニット50と、ビーコンユニット60と、リモコンユニット70と、電話ユニット80とを備えて構成されている。
【0014】
表示装置40は、アンプ41と、スピーカ42と、コントローラ/ドライバ43と、表示部44とを備えて構成されており、ナビゲーションユニット10から入力されるオーディオ信号AO及びビデオ信号VOに応じて音声出力と表示を行うものである。
【0015】
即ち、オーディオ信号AOは、アンプ41で増幅された後、スピーカ42から音声出力され、ビデオ信号VOは、コントローラ/ドライバ43を経由して表示部44に表示されるようになっている。
【0016】
FM多重ユニット50は、アンテナ51と、RFユニット52と、デコーダ53と、コントローラ54とを備えて構成されており、アンテナ51で受信したFM信号を、RFユニット52で所定周波数に変換した後、デコーダ53でデコードし、コントローラ54からFM多重信号F1としてナビゲーションユニット10へ出力するものである。
【0017】
ビーコンユニット60は、ビーコンアンテナ61と、RFユニット62と、デコーダ63と、コントローラ64とを備えて構成されており、図示せぬビーコンからの信号を、ビーコンアンテナ61で受信した後、RFユニット62、デコーダ63及びコントローラ64を経てビーコン信号B1としてナビゲーションユニット10へ出力するものである。
【0018】
ナビゲーションユニット10においては、FM多重信号F1及びビーコン信号B1をもとにしてVICS(Vehicle Information and Communication System)が実現される。
【0019】
また、FM多重ユニット50及びビーコンユニット60と、ナビゲーションユニット10との通信は、非同期通信で実現されているが、他の通信方式であっても構わない。この図2の構成例では、UART(Universal Aynchronus Receiver-Transmitter) 通信(シリアルポート用の双方向非同期通信)回路を用いた。
【0020】
電話ユニット80は、PHS、携帯電話機などの受信部とモデムを備えて構成されており、ナビゲーションユニット10の制御によって受信動作を行い、この受信動作によって得られたデータTDをナビゲーションユニット10へ出力するものである。
【0021】
また、ナビゲーションユニット10には、車の速度を示すスピードパルス信号SPが入力されると共に、リモコンユニット70から出力されるナビゲーションユニット10を操作するためのサークス(CIRCS)信号CSが受光部71を介して入力されるようになっている。この例では、リモコンユニット70が光通信でナビゲーションユニット10に接続されているが、有線で接続する構成としてもよい。
【0022】
なお、本実施の形態では、ナビゲーション装置のみで記載しているがUART通信などにより外部にMD(Mini Disk) 又はCD再生装置を接続して同様なシステムを構成してもよい。
【0023】
次に、ナビゲーションユニット10を図3を参照して説明する。図3は図2に示すナビゲーションユニット10のブロック図である。
この図3に示すナビゲーションユニット10は、MD又はCD等のディスク11と、スピンドルモータ12と、サーボドライバ13と、RFアンプ15と、ディジタルサーボプロセッサ16と、D/Aコンバータ17と、ジャイロセンサ18と、A/Dコンバータ19と、GPS(Global Positioning System) アンテナ20と、RFユニット21と、デモジュレータ22と、ディジタルシグナルプロセッサ23と、CPU24と、CD−ROM・A/Vコントローラ25と、SRAM26と、DRAM27と、フラッシュROM28と、プログラムROM29と、システムコントローラ30とを備えて構成されている。
【0024】
この他、図2に示した電話ユニット80が接続された電話ユニット接続端子31と、スピードパルス信号SPのスピードパルス入力端子32と、FM多重ユニット50が接続されたFM多重ユニット接続端子33と、ビーコンユニット60が接続されたビーコンユニット接続端子34と、リモコンユニット70の光信号を受光する受光部71が接続されたリモコン接続端子35と、ビデオ信号VOが出力されるビデオ出力端子36と、オーディオ信号AOが出力されるオーディオ出力端子37とを備えて構成されている。
【0025】
ディスク11は、地図情報を記録するものであり、スピンドルモータ12によって回転駆動され、この回転するディスク11から光学ピックアップ14で記録情報を読み取るようになっている。
【0026】
光学ピックアップ14は、図示せぬレンズ、ディテクタ、レーザーダイオードなどによって構成されており、更に、情報を順次読み込む為にレンズとディスク11との距離を一定にするフォーカスコイル、レンズをディスク11の半径方向に駆動するトラッキングコイル、及び、それらをディスク11の半径方向に駆動するスレッド機構を内蔵している。
【0027】
サーボドライバ13は、スピンドルモータ12と前述のコイルを駆動する様にディジタルサーボプロセッサ16によって制御されるものである。
ディジタルサーボプロセッサ16は、システムコントローラ30からの命令に応じて各種動作制御を行い、この制御時の各種データをシステムコントローラ30へ出力するものである。
【0028】
ここで、光学ピックアップ14で読み取られた信号は、RFアンプ15で増幅されてディジタルサーボプロセッサ16に入力され、ディジタルサーボプロセッサ16が、その信号をデコードして、制御系信号又は制御用データ、地図情報等のディジタルデータとしてD/Aコンバータ17へ出力するようになっている。
【0029】
そのディジタルデータの内のオーディオデータは、D/Aコンバータ17によってオーディオ信号AOに変換され、オーディオ出力端子37を介して図2に示すアンプ41へ出力されるようになっている。
【0030】
また、地図情報等のディジタルデータは、システムコントローラ30よりCD−ROM・A/Vコントローラ25に入力される。CD−ROM・A/Vコントローラ25には、ディジタルシグナルプロセッサ23、CPU(演算処理手段)24、及びデータ処理用の各種メモリ26,27,28,29が接続されている。
【0031】
CPU24は、各種のデータ処理を実行し、CD−ROM・A/Vコントローラ25は、描画処理及び各種メモリ26〜29の制御を実行し、ディジタルシグナルプロセッサ23は、音声合成処理を実行するものである。
【0032】
また、SRAM26は、ナビゲーション用ユーザメモリとしてマークなどの各種設定値および軌跡データを記憶するものである。
プログラムROM29は、ブート作業などを実行するプログラムを記憶しており、その他の大部分のプログラムは、フラッシュROM28に記憶され、再書き込みが可能で、容易にバージョンアップできるようになっている。
【0033】
DRAM27は、プログラムのワークエリアと描画用データの記憶に用いられるものである。
CD−ROM・A/Vコントローラ25に記憶された音声データは、D/Aコンバータ17に送られて音声信号に変換され、オーディオ信号AOとしてオーディオ出力端子37から出力されるようになっている。
【0034】
また、図示せぬGPSからの信号が、GPSアンテナ20で受信され、RFユニット21及びデモジュレータ22を経て、GPS信号としてシステムコントローラ30へ出力されるようになっている。
【0035】
図示せぬジャイロからの信号は、ジャイロセンサ18で検出された後、A/Dコンバータ19でデータに変換され、システムコントローラ30へ出力されるようになっている。
【0036】
また、ナビゲーションが実行される場合は、ディスク11からの地図データ、及びGPSデータ、ジャイロデータからの位置情報、スピードパルス入力端子32を介して入力されるスピードパルス信号SPによる速度情報、及びFM多重ユニット接続端子33を介して入力されるFM多重信号F1入力、ビーコンユニット接続端子34を介して入力されるビーコンからの渋滞情報などを、CPU24が演算して図2に示す表示部44に地図情報と自車位置を表示し、更に、スピーカ42から案内等を音声出力するようになっている。
【0037】
次に、図4にナビゲーション装置の表示装置40の外観構成図を示す。この図4に示すように、表示装置40の外面には、例えば液晶パネルによる表示部44と、各種操作ボタンであるメニューボタン(図にはメニューと記載、以下の他のボタンも同様に要旨のみ記載)40a、カスタムボタン40b、検索ボタン40c、情報ボタン40d、戻るボタン40e、ルートボタン40f、現在地ボタンg、広域ボタンh、詳細ボタン40i、決定ボタン40j、カーソル(ジョイスティック等)ボタン40kが設けられている。
【0038】
次に、第1の実施の形態に係わるセキュリティー機能の設定動作を説明する。まず、図2に示したリモコンユニット70や、表示装置40に用意された各種ボタン中のメニューボタン40aを押して、表示部44で図5に示すメニュー画面100をCPU24の制御によって表示させる。図5はナビゲーション装置の表示部44に表示されたメニュー画面100の表示例を示す図である。
【0039】
メニュー画面100には、ルート設定101、マーク編集102、セキュリティー103、強制自車位置修正104、システム設定105、カスタム設定106の各機能が表示され、ここで、例えばルート設定101が選択された状態では、ルート設定101を、新規101a、修正101b、リルート101c、…の何れかで実行するメニューが表示される。
【0040】
次に、図4に示したカーソルボタン40kの操作によって、図6のナビゲーション装置の表示部44に表示されたメニュー画面100に表示されたセキュリティーメニューの様態図に示すように、メニュー画面100の中のセキュリティー103を選択し、設定103a、解除103b、及びパスワード変更103cのセキュリティーメニューを表示させる。
【0041】
次に、カーソルボタン40kの操作によって、図7のナビゲーション装置の表示部44に表示されたセキュリティー機能の設定の選択様態図に示すように、セキュリティーメニューの中の設定103aを選択する。
【0042】
そして、図8に示すように、セキュリティー設定画面110を表示させる。図8はナビゲーション装置の表示部44に表示されたセキュリティー設定画面110の様態図である。
【0043】
ここで、パスワード入力モードとなり、例えば図4に示した決定ボタン40jが押されるまでの間に押されたボタンの並び(以下パスワードと言う)がパスワードとして確定され、このパスワードが図3に示したCPU24の制御によってSRAM26に登録される。
【0044】
以降、その登録されたパスワードが使用される。同時にセキュリティー機能がONとなる。この場合に、図9のナビゲーション装置の表示部44に表示されたセキュリティー機能の設定完了通知画面111の様態図に示すように、パスワードが登録されたことが表示される。
【0045】
次に、第1の実施の形態に係わるセキュリティー機能の解除動作を説明する。まず、図4に示したメニューボタン40aを押して、図10のナビゲーション装置の表示部44に表示されたメニュー画面100の様態図に示すように、メニュー画面100を表示させる。
【0046】
次に、カーソルボタン40kの操作によって、メニュー画面100の中のセキュリティー103を選択し、図10に示すように、セキュリティーメニューを表示させる。
【0047】
次に、カーソルボタン40kの操作によって、図11のナビゲーション装置の表示部44に表示されたセキュリティー機能の解除の選択様態図に示すように、セキュリティーメニューの中の解除103bを選択する。
【0048】
そして、図12に示すセキュリティー解除画面112を表示させる。図12はナビゲーション装置の表示部44に表示されたセキュリティー解除画面112の様態図である。
【0049】
ここで、パスワード入力モードとなり、パスワードを入力する。この入力されたパスワードがセキュリティー機能設定で登録したパスワードと一致した時のみ、セキュリティー機能は解除、即ちOFFとされる。
【0050】
この場合に、図13のナビゲーション装置の表示部44に表示されたセキュリティー機能の解除通知画面113の様態図に示すように、セキュリティー機能の解除がなされたことが表示される。
【0051】
なお、上記したパスワードによるセキュリティー機能の解除実行時に、「本当にセキュリティーを解除しますか?」等の表示がなされるようにして、「はい/いいえ」の選択を促し、再度解除の確認をとる事が望ましい。
【0052】
次に、第1の実施の形態に係わるセキュリティー機能の設定を行うためのパスワードの変更動作を説明する。
まず、メニューボタン40aを押して、図14のナビゲーション装置の表示部44に表示されたメニュー画面100の様態図に示すように、メニュー画面100を表示させる。
【0053】
次に、カーソルボタン40kの操作によって、メニュー画面100の中のセキュリティー103を選択し、図14に示すように、セキュリティーメニューを表示させる。
【0054】
次に、カーソルボタン40kの操作によって、図15のナビゲーション装置の表示部44に表示されたセキュリティー機能の解除の選択様態図に示すように、セキュリティーメニューの中のパスワード変更103cを選択する。
【0055】
そして、図16に示す第1パスワード変更画面114を表示させる。図16はナビゲーション装置の表示部44に表示された第1パスワード変更画面114の様態図である。
【0056】
ここで、現在のパスワード入力モードとなり、現在登録されているパスワードを入力する。ここで入力されたパスワードがセキュリティー機能設定で登録したパスワードと一致した時のみ、新パスワードの入力モードとなり、図17の第2パスワード変更画面115に移行する。図17はナビゲーション装置の表示部44に表示された第2パスワード変更画面115の様態図である。
【0057】
ここで、新パスワードを入力する。確認の為、新パスワードは2回入力させその一致をもって新パスワードの確定とし、これを登録する。
これは、例えば図18のナビゲーション装置の表示部44に表示された第3パスワード変更画面116の様態図に示すように、「確認の為、もう一度、新パスワードを入力して下さい。」と表示し、この時、再度、新パスワードを入力するようにする。
【0058】
ここで、正しいナビゲーション装置の表示部44に表示されたパスワードが入力された場合、例えば図19の第4パスワード変更画面117の様態図に示すように、「パスワード変更完了。パスワードは忘れないように大切に管理して下さい。」と表示する。
【0059】
以上の動作によって、パスワードによるナビゲーション装置の使用者を制限(限定)することが可能となる。
これは、まず、ナビゲーション装置の図示せぬ電源ONボタン押下等によりナビゲーション装置が起動された時に、セキュリティー機能がON時には、地図等の画面を表示する前に、「セキュリティーON:パスワードを入力して下さい。」等のパスワード入力を促す画面となる。
【0060】
ここで、正しいパスワードを入力する事で本来のナビゲーション装置の画面に遷移し、使用が許可される。
一方、正しくないパスワードが入力された場合は、例えば3回までのパスワード入力は許可するとして、3回以内に正しいパスワードが入力されればナビゲーション装置の使用が許可されるが、3回とも正しくない場合には、「正しいパスワードが入力されませんでした。」等を表示したまま使用不可となる。又は、自動的にナビゲーション装置の電源をOFFしてしまう。
【0061】
以上説明した第1の実施の形態によれば、表示装置40の操作ボタンの操作に応じたCPU24のセキュリティー機能の設定、解除及び変更の各制御機能によって、パスワードを登録し、この登録されたパスワードでナビゲーション装置の使用を制限するように構成した。
【0062】
これによって、市販品のものについては、パスワードを知っている(車両所有者が認めた)者のみがナビゲーション装置の使用が可能となり、プライバシーの保護とシステムの保護を実現できる。
【0063】
図20は本発明の第2の実施の形態によるナビゲーション装置のブロック図である。
図20に示すナビゲーション装置は、第1の実施の形態で説明したナビゲーション装置を車両120の各種機能と組み合わせたことを特徴とし、車両120の時計121及び車載コンピュータ122と配線接続されて構成されている。
【0064】
ナビゲーション装置は、人工衛星から常時送信されているGPSデータをGPSアンテナ20で受信することによる、正確な時刻を持っている。この正確な時刻を車両120の時計121(もしくは車載コンピュータ122)に定期的に送信する事で秒単位の自動校正が可能となる。
【0065】
また、ナビゲーション装置は、複数の人工衛星から常時送信されているGPSデータにより、緯度経度の自車位置情報を持っている。この情報を以下のようにCPU24で管理する事で第3者による盗難防止が可能となる。
【0066】
まず、ナビゲーション装置は、常に最新の自車位置を保持しており、これはナビゲーション装置の電源OFF後もその直前の自車位置を保持している。これを自車位置Aとする。
【0067】
その後、車両120が起動されることにより、再度ナビゲーション装置が起動され、GPSデータの受信・演算により確定した最新の自車位置を自車位置Bとする。
【0068】
そして、自車位置Aと自車位置Bの差を、ナビゲーション装置の起動から自車位置Bが確定するまでに要した時間と、走行距離とを加味する事で、車両120が不自然に使用された可能性を判別できる。
【0069】
ナビゲーション装置が、車両120が不自然に使用された可能性を認めた時に、ナビゲーション装置の運用画面から第1の実施の形態で説明したようにパスワード入力を促す画面を表示して、パスワードの入力をドライバーに要求する。
【0070】
入力されたパスワードが正しければ、盗難されていないと判断し、ナビゲーション装置の運用画面に戻る。
入力されたパスワードが正しくない、もしくは一定時間以内に正しいパスワードが入力されなかった場合には、不正使用されたものと判断し、車載コンピュータ122にその旨を伝える。
【0071】
その情報を受けた車両コンピュータ122は、例えば燃料をカットすることでその後の車両の使用をできなくすることができる。
なお、上記手順はナビゲーション装置が管理した場合のものであるが、この限りではなく車両120側が管理するものであっても構わないものである。
【0072】
この他、前述した正確な時刻と自車位置情報を基に走行記録を自動的に作成することができる。この情報は、走行記録一覧機能で参照、及び削除等の編集機能で有効に活用する事が可能となる。
【0073】
以上説明した第2の実施の形態によれば、CPU24が、GPSアンテナ20で受信された人工衛星からの時刻データを車両の時計に自動校正用のデータとして送信するように構成した。
【0074】
これによって、GPS情報による正確な時刻を車両側の時計に反映(自動校正)させることができる。
また、CPU24が、GPSアンテナ20で受信された自車位置を、車両の停止直前と起動直後で比較し、その差が所定以上で有ればパスワードの入力指示を表示し、その指示に応じて前記記憶手段に登録されたパスワードが入力されなかった場合に不正使用と判断し、この判断結果に応じて車両を動作不能とする指示を車載コンピュータへ送信するように構成した。
【0075】
これによって、車両120の盗難を防止することができる。
更に、CPU24が、GPSアンテナ20での時刻と自車位置とに基づき走行記録を作成するように構成した。
【0076】
これによって、正確な時刻と自車位置情報を基に走行記録を作成できる。
また、純正品のものについては、車両の一部となるべく通信機能等を備える事で、車両にとって有効なセキュリティー機能と情報を兼ね備えた機器となる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のナビゲーション装置は、演算処理手段によって、操作手段からのパスワードの設定画面表示操作に応じて表示手段にパスワード設定画面を表示し、操作手段からのパスワードの入力操作に応じて記憶手段にパスワードを登録するように構成した。
【0078】
これによって、プライバシーの保護及び固有設定機能の保護を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のナビゲーション装置のブロック図である。
【図3】図2に示すナビゲーションユニットのブロック図である。
【図4】ナビゲーション装置の表示装置の外観構成図である。
【図5】ナビゲーション装置の表示部に表示されたメニュー画面の表示例を示す図である。
【図6】ナビゲーション装置の表示部に表示されたメニュー画面に表示されたセキュリティーメニューの様態図である。
【図7】ナビゲーション装置の表示部に表示されたセキュリティー機能の設定の選択様態図である。
【図8】ナビゲーション装置の表示部に表示されたセキュリティー設定画面の様態図である。
【図9】ナビゲーション装置の表示部に表示されたセキュリティー機能の設定完了通知画面の様態図である。
【図10】ナビゲーション装置の表示部に表示されたメニュー画面の様態図である。
【図11】ナビゲーション装置の表示部に表示されたセキュリティー機能の解除の選択様態図である。
【図12】ナビゲーション装置の表示部に表示されたセキュリティー解除画面の様態図である。
【図13】ナビゲーション装置の表示部に表示されたセキュリティー機能の解除通知画面の様態図である。
【図14】ナビゲーション装置の表示部に表示されたメニュー画面の様態図である。
【図15】ナビゲーション装置の表示部に表示されたセキュリティー機能の解除の選択様態図である。
【図16】ナビゲーション装置の表示部に表示された第1パスワード変更画面の様態図である。
【図17】ナビゲーション装置の表示部に表示された第2パスワード変更画面の様態図である。
【図18】ナビゲーション装置の表示部に表示された第3パスワード変更画面の様態図である。
【図19】ナビゲーション装置の表示部に表示された第4パスワード変更画面の様態図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態によるナビゲーション装置のブロック図である。
【符号の説明】
24a…演算処理手段、26…記憶手段、40…表示手段、40a−k…操作手段、120…車両、121…時計、122…車載コンピュータ。

Claims (9)

  1. 位置情報を示す電波の受信又はセンサにより車両位置を測定し、地図情報を基にルート案内を表示/音声により行うナビゲーション装置において、
    パスワードの設定画面表示操作及び入力操作が行われる操作手段と、
    パスワード設定画面が表示される表示手段と、
    前記パスワードが登録される記憶手段と、
    前記パスワードの設定画面表示操作に応じて前記パスワード設定画面の表示制御を行うと共に、前記パスワードの入力操作に応じて前記パスワードの登録制御を行う演算処理手段とを備え
    前記演算処理手段は、自車位置データを、車両の停止直前と起動直後で比較し、その差が所定以上であれば前記パスワードの入力指示を表示し、この指示に応じて前記記憶手段に登録されたパスワードが入力されなかった場合又は登録されたパスワードと異なった場合、この判断結果に応じて車両を動作不能とする指示を車載コンピュータへ送信する
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記演算処理手段は、前記操作手段からのパスワードの解除画面表示操作に応じてパスワード解除画面の表示を行うと共に、前記操作手段からのパスワードの解除操作に応じて前記記憶手段に登録されたパスワードの解除を行うことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記演算処理手段は、前記操作手段からのパスワードの解除操作が複数回行われた場合に前記記憶手段に登録されたパスワードの解除を行うことを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
  4. 前記演算処理手段は、前記操作手段からのパスワードの変更画面表示操作に応じてパスワード変更画面の表示を行うと共に、前記操作手段からのパスワードの変更操作に応じて前記記憶手段に登録されたパスワードの変更を行うことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  5. 前記演算処理手段は、前記パスワード変更画面の表示後に、前記記憶手段に登録済みのパスワードが前記操作手段から入力された後に、新パスワードが入力された場合に、パスワードの変更を行うことを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。
  6. 前記演算処理手段は、前記操作手段からのパスワードの変更操作が複数回行われた場合に前記パスワードの変更を行うことを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。
  7. 前記演算処理手段は、GPSアンテナで受信された人工衛星からの時刻データを車両の時計に自動校正用のデータとして送信することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  8. 前記車載コンピュータは、前記車両を動作不能とする指示が入力された場合に、燃料をカットする制御を行うことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  9. 前記演算処理手段は、前記時刻データと前記自車位置データとに基づき走行記録を作成することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
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