JP3972386B2 - 電子部品用端子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板に半田付けして取り付けられるスイッチ、ボリューム等の電子部品に用いられる電子部品用端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図5のプリント基板取付用の接点式エンコーダに用いられる電子部品用端子を例として説明する。
【0003】
図5は、接点式エンコーダの端子付基板部を示す斜視図であり、31A,31B,31Cは電気信号発生用の弾性を有する接点刷子で、端子32A,32B,32Cとそれぞれ一体の金属薄板で形成され、電気的導通を保ちつつ、基板33にインサート成形により固定されている。
【0004】
この接点刷子31A,31B,31Cは弾性と導電性を必要とするため、120μm程度の弾性を有する金属製薄板で構成され、端子32A,32B,32C先端のプリント基板の孔に挿入される細幅直線状脚部34A,34B,34Cは強度的に弱くなるので、補強用のリブ35A,35B,35Cを設けて補強しているものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年上記従来の方式の接点式エンコーダにおいて、外形寸法の小型化を実現するため、電気信号用接点刷子31A,31B,31Cのアーム長さを短くする必要が生まれ、短いアームで所定の刷子圧力を得るために、さらに材料を薄くして対応しているのが実態であるが、この結果、補強用のリブを設けていない端子の根元部36A,36B,36Cの機械的強度が弱くなり、輸送中や取扱い中に変形しやすいという問題が発生していた。
【0006】
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、小型・薄型化を図っても機械的強度を保証することができる電子部品用端子を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の電子部品用端子は、外部接続部となる先端の細幅直線状脚部から成形基板内部にインサート成形により固定される部分まで含めて連続した補強手段を設けてなり、その補強手段が山形リブで、上記リブと成形金型の合わせ面に発生する成形バリにより根元部の応力の集中が緩和され機械的強度が向上されているものとするものである。
【0008】
この本発明により、プリント基板取付用の電子部品用端子の機械的強度を向上することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、外部接続部を除いた部分の少なくとも一部がインサート成形により成形樹脂基板内に固定される金属薄板からなる電子部品用端子であって、上記外部接続部から成形樹脂基板内にインサート成形により固定される部分まで含めて連続した補強手段を設けてなり、その補強手段が山形リブで、上記リブと成形金型の合わせ面に発生する成形バリにより根元部の応力の集中が緩和され機械的強度が向上されている構成としたものである。これによれば、金属薄板からなる電子部品用端子全体の機械的強度が大幅に向上するとともに、成形基板内部まで連続して設けられた補強手段の部分から発生する成形バリによって根元部の応力の緩和が図れ機械的強度がさらに向上したものにできるという作用を有する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、外部接続部と異なる側の一端に弾性接点部を一体で設けた構成としたものであり、構成部品が削減でき、また弾性接点部と端子の接続を行う必要がないため組立ても容易であり、特に小型の電子部品に好適であるという作用を有する。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、外部接続部の先端から中間部までに第一の補強手段が設けられ、この第一の補強手段と一定の範囲重複して中間部から成形樹脂基板内にインサート成形により固定される部分まで第二の補強手段としてなる山形リブが設けられ、その第二の補強手段の上記リブと成形金型の合わせ面に発生する成形バリにより根元部の応力の集中が緩和され機械的強度が向上されている構成としたものであり、請求項1と同様の作用を有するとともに、第二の補強手段部に発生する成形バリは成形基板内にインサート成形により固定される部分から中間部までの途中で進行が抑えられ、プリント基板取付用の外部接続部の先端部までは達しないという作用を有する。
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1はプリント基板取付用の接点式エンコーダの端子付基板部を示す斜視図であり、同図において10A,10B,10Cは電気信号発生用の弾性を有する接点刷子で、端子11A,11B,11Cとそれぞれ一体の金属薄板で形成され、電気的導通を保ちつつ、成形基板12にインサート成形により固定されている。
【0015】
端子11A,11B,11C先端のプリント基板の孔に挿入される細幅直線状脚部13A,13B,13Cには、端子が変形しにくいように山形リブ14A,14B,14Cが全域に設けられ、この山形リブ14A,14B,14Cは、さらに広幅平面部15A,15B,15Cの折り曲げ部を含む全域と成形基板12の内部まで連続して設けられている。
【0016】
この山形リブ14A,14B,14Cが細幅直線状脚部13A,13B,13Cのみならず広幅平面部15A,15B,15Cの全域に設けられていることにより、金属薄板からなる電子部品用端子の機械的強度が大幅に向上し、さらにこの電子部品用端子をインサート成形する際に山形リブ14A,14B,14Cと成形金型の合わせ面から多少の成形バリが発生するが、この成形バリが端子根元部の応力の集中を緩和し、機械的強度が向上する。
【0017】
(実施の形態2)
図2、図3は各々接点式エンコーダの当該部分の補強手段として、丸形リブ16A,16B,16C、台形リブ17A,17B,17Cを用いた実施の形態を示したものであり、これらの実施の形態においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られるのは明らかである。
【0018】
さらに、丸形リブ16A,16B,16C、台形リブ17A,17B,17Cに合わせた成形金型の製作が容易であることから、丸形リブ16A,16B,16C、台形リブ17A,17B,17Cでは成形バリが発生しにくいという効果も得られる。
【0019】
(実施の形態3)
図4は接点式エンコーダの当該部分の補強手段の他の実施の形態について示したものであり、同図において第一のリブ18A,18B,18Cは、細幅直線状脚部13A,13B,13Cの全域と広幅平面部15A,15B,15Cの途中まで設けられており、さらに別の第二のリブ19A,19B,19Cが成形基板12の内部の位置から第一のリブ18A,18B,18Cの終端より一定の範囲重複する位置まで設けられている。
【0020】
この構成により、前述の如く金属薄板からなる電子部品用端子の機械的強度が大幅に向上するだけでなく、第二のリブ19A,19B,19Cと成形金型の合わせ面から第二のリブ19A,19B,19Cの凹みに沿って発生しやすい成形バリを、広幅平面部15A,15B,15Cで確実に抑え、プリント基板取付用の細幅直線状脚部13A,13B,13Cまでは達しないという効果もある。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、金属薄板からなる変形しやすい電子部品用端子に、外部接続部の先端から成形樹脂基板内にインサート成形により固定される部分まで含めて連続した補強手段としての山形リブを設けることにより、電子部品用端子全域にわたって機械的強度を向上できるうえ、リブと成形金型の合わせ面に発生する成形バリにより根元部の応力の集中を緩和できるため、端子の変形強度を大幅に向上させた電子部品用端子を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による電子部品用端子を用いた端子付基板部を示す斜視図
【図2】本発明の第二の実施の形態による補強手段を丸形リブで構成した端子付基板部を示す斜視図
【図3】本発明の第二の実施の形態による補強手段を台形リブで構成した端子付基板部を示す斜視図
【図4】本発明の第三の実施の形態による電子部品用端子を用いた端子付基板部を示す斜視図
【図5】従来の接点式エンコーダの端子付基板部を示す斜視図
【符号の説明】
10A,10B,10C 接点刷子
11A,11B,11C 端子
12 成形基板
13A,13B,13C 細幅直線状脚部
14A,14B,14C 山形リブ
15A,15B,15C 広幅平面部
16A,16B,16C 丸形リブ
17A,17B,17C 台形リブ
18A,18B,18C 第一のリブ
19A,19B,19C 第二のリブ
Claims (3)
- 外部接続部を除いた部分の少なくとも一部がインサート成形により成形樹脂基板内に固定される金属薄板からなる電子部品用端子であって、上記外部接続部から成形樹脂基板内にインサート成形により固定される部分まで含めて連続した補強手段を設けてなり、その補強手段が山形リブで、上記リブと成形金型の合わせ面に発生する成形バリにより根元部の応力の集中が緩和され機械的強度が向上されている電子部品用端子。
- 外部接続部と異なる側の一端に弾性接点部を一体で設けた請求項1記載の電子部品用端子。
- 外部接続部の先端から中間部までに第一の補強手段が設けられ、この第一の補強手段と一定の範囲重複して中間部から成形樹脂基板内にインサート成形により固定される部分まで第二の補強手段としてなる山形リブが設けられ、その第二の補強手段の上記リブと成形金型の合わせ面に発生する成形バリにより根元部の応力の集中が緩和され機械的強度が向上されている請求項1記載の電子部品用端子。
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- 1996-06-19 JP JP15784696A patent/JP3972386B2/ja not_active Expired - Fee Related
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