JP2003282172A - プリント基板用コネクタ - Google Patents

プリント基板用コネクタ

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JP2003282172A
JP2003282172A JP2002083386A JP2002083386A JP2003282172A JP 2003282172 A JP2003282172 A JP 2003282172A JP 2002083386 A JP2002083386 A JP 2002083386A JP 2002083386 A JP2002083386 A JP 2002083386A JP 2003282172 A JP2003282172 A JP 2003282172A
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JP
Japan
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terminal
connector
wiring board
printed wiring
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002083386A
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English (en)
Inventor
Masaki Okamoto
昌樹 岡本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板および外部のターミナル接続部
分の厚さ寸法が異なる場合においても、コストをかけず
に、且つ確実に導通接続が可能なプリント基板用のコネ
クタを提供する。 【解決手段】 プリント基板用コネクタ10は、基板用
ターミナル12と外部用ターミナル13とを平板状のタ
ーミナル導体11をL字形状に折り曲げて一体に形成す
るとともに、この折り曲げ部分に絶縁樹脂製のハウジン
グ20をモールド保持させた構成である。各ターミナル
12,13はその軸方向に沿って折り返されており、外
部用ターミナル13の先端側には互いに向き合った面の
間に所定の厚さ寸法Lの中空部14が形成されている。
また、ターミナル導体11のうちハウジング20中に埋
設される部分は密着して折り返しがなされており、これ
により、中空部14への樹脂の進入が規制されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板を外
部のコネクタ等と導通接続させるためのプリント基板用
コネクタに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、プリント基板と例えば外部コネク
タとを接続するためのコネクタの一例として、特開平6
−188035号公報に記載されたものが知られてい
る。このものは、平板状の金属板からなるターミナル導
体をL字型に折り曲げてその折り曲げ部分の周囲に絶縁
樹脂製のハウジングをモールドした構成であり、ハウジ
ングから突出された一方側のターミナル(基板接続部)
がプリント基板に導通接続され、他方側のターミナル
(コネクタ接続部)が外部コネクタに導通接続される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば上記
コネクタ接続部は、外部コネクタ内に設けられた雌端子
金具の弾性接触片に弾接されるのであるが、その雌端子
金具の大きさや要求される接圧などの諸条件によって
は、ターミナルの厚さ寸法を金属板の板厚よりも大きく
しなければならない場合がある。 【0004】上記問題を解決する方法として、平板状の
金属板の代わりに、基板接続部およびコネクタ接続部そ
れぞれの厚さ寸法を有する段付きの金属板を使用して各
ターミナルを形成することが考えられるが、そのような
金属板をわざわざ調達するのにはコストがかかるという
問題がある。 【0005】そこで、例えば図6に示すように、厚さ寸
法が大きいターミナル53を形成するにあたって、平板
状の金属板をターミナル53の軸方向に沿ってU字形状
に折り曲げ、向き合った金属板間に所定の厚さ寸法Lの
中空部54を形成することにより、ターミナル53全体
の厚さ寸法を大きくすることが考えられた。 【0006】しかしながら、上記のようにターミナル5
3に中空部54を設ける構成とすると、インサート成形
によってターミナル導体にハウジング40をモールドす
る際に、金型内で溶融した絶縁樹脂材がターミナル53
の基部側から中空部54内に浸入して先端側に流れ出
し、ターミナル53の外周側に回り込んで相手側端子と
の接触部分に付着することがあり、そのような事態にな
ると導通不良が懸念される。 【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、プリント基板および外部のターミナル接続部分
の厚さ寸法が異なる場合においても、コストをかけず
に、且つ確実に導通接続が可能なプリント基板用のコネ
クタを提供することを目的とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、プリント基板に接続する
ための基板用ターミナルと外部に接続するための外部用
ターミナルとを一体に形成したターミナル導体の一部を
インサート成形により形成した絶縁樹脂製のハウジング
によってモールド保持し、さらに前記基板用ターミナル
および外部用ターミナルの少なくとも一方はその軸方向
に沿って折り返されて互いに向き合った面の間に所定の
厚さ寸法の中空部が形成されてなるプリント基板用コネ
クタであって、前記ターミナル導体のうち前記ハウジン
グ中に埋設される部分は、密着して折り返しがなされる
ことで、前記中空部への樹脂の進入が規制されていると
ころに特徴を有する。 【0009】 【発明の作用および効果】上記した本発明によれば、タ
ーミナルをその軸方向に沿って折り返し、互いに向き合
った金属板間に所定の距離をおいて中空部を形成するこ
とによって、平板状の金属板から所望の厚さ寸法を有す
るターミナルを形成することができる。従って、わざわ
ざ段付きの金属板を使用しなくてもよく、製造コストを
安くすることができる。また、中空部を形成しても、ハ
ウジング中に埋設される部分はターミナル導体は密着し
て折り返されているため、中空部への樹脂の進入が規制
され、もって電気的導通が確保される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について図1ないし図4を参照して説明する。図1
は本実施形態のプリント基板用コネクタ10の側断面図
を示している。このプリント基板用コネクタ10は、側
方からみてL字形状に形成されたターミナル導体11の
屈曲部付近を、絶縁樹脂材により形成された矩形のハウ
ジング20によって、一体的にモールド保持した構成で
ある。ターミナル導体11のうちハウジング20から図
中下向きに突出された部分は、図示しないプリント基板
に例えば半田付けにより導通接続される基板用ターミナ
ル12とされている。また、ターミナル導体11のうち
ハウジング20から図中左向きに突出された部分は、同
じく図示しない外部コネクタの雌型端子に圧接されるこ
とによって導通接続される外部用ターミナル13とされ
ている。 【0011】上記ターミナル導体11は、平板状の金属
板を折り曲げ加工することによって形成されており、図
4にその展開図が示されている。図4の上下方向を幅方
向、左右方向を長さ方向として説明すると、同図に示す
ように、外部用ターミナル13に対応した部分は幅広に
形成され、基板用ターミナル12に対応した部分はこれ
に比較して幅狭に形成されている。また、ターミナル導
体11全体を屈曲させる部分は切り欠き凹部23が設け
られることで、さらに幅狭となっている。 【0012】完成形態のターミナル導体11(図1参
照)は、以下のような構成である。すなわち、基板用タ
ーミナル12は、ターミナル導体11の幅方向中央を折
り曲げ縁として全面が互いに密着するようにして折り返
されている。 【0013】一方、外部用ターミナル13が構成される
側の領域では、先端(図4の左端)から切り欠き凹部2
3に至るまでの範囲をターミナル導体11の幅方向中央
を中心として折り返される。その場合において、外部用
ターミナル13となる部分はU字状に、つまり対向面間
に所定の厚さ寸法Lの中空部14が保有されるようにし
て折り返しがなされる(図2参照)。この隙間は接続相
手となる雌型端子内の受け入れ空間の高さに応じて適宜
に設定される。 【0014】また、上記した領域における切り欠き凹部
23寄りの範囲は、後述するがハウジング20を成形し
たときにハウジング20内に埋設される部分を含むよう
にしてあり、その部分は上記した折り返しの際に対向す
る面の全面が密着するようにして折り返された密着曲げ
部16となっている(図3参照)。さらに、本実施形態
においては密着曲げ部16と外部用ターミナル13との
境界部分は外部用ターミナルに向けて徐々に相互の間隔
が広がるようなテーパ部15となって、外部用ターミナ
ル13と密着曲げ部16とを接続している。 【0015】上記のようなターミナル導体11はインサ
ート成形用金型内にセットされ、その状態で金型のキャ
ビティ内に溶融樹脂が充填されると、ターミナル導体1
1の一部が埋設されたハウジング20が得られる。この
とき、ハウジング20内に埋設される部分では、外部用
ターミナル13側及び基板用ターミナル12側のいずれ
も密着曲げがなされているため、これらの対向部分間か
ら樹脂が進入する事態は回避される。したがって、電気
的導通に関わる部分にまで樹脂が至ることがなく、良好
な導通が確保される。 【0016】このように本実施形態によれば、平板状の
金属板を折り返する際に中空部14を形成することによ
って、所望の厚さ寸法を有するターミナル12,13を
形成することができ、従来の段付きの金属板を使用する
場合と比較して製造コストを安くすることができる。し
かも、この中空部14は、ターミナルの基部側には密着
曲げ部16を形成しており、この密着部分にハウジング
20をモールドする構成であるから、インサート成形の
際に金型内で溶融した絶縁樹脂材がターミナルの中空部
14内に浸入することがなく、導通接続時の接続不良を
引き起こすことがないという優れた作用効果を奏する。 【0017】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 【0018】(1) 上記実施形態では、外部用ターミ
ナルの互いに向き合った金属板の図中上下両側を他方側
に近づけるようにテーパ面を形成し、互いに密着させる
構成としたが、これに限らず、例えば図5に示すよう
に、片側の金属板だけを他方側に近づけてテーパ面を形
成し、互いに密着させる構成としてもよい。 【0019】(2) 上記実施形態では、基板用ターミ
ナルおよび外部用ターミナルの双方をそれらの軸に沿っ
て折り返す構成としたが、基板の接続寸法やコネクタの
諸条件等に合わせて片側だけを折り返す構成としてもよ
い。また、双方に中空部を形成する構成としてもよいこ
とはもちろんである。 【0020】(3)上記実施形態では、金属板をU字形
状に折り曲げてターミナルを構成したが、これに限ら
ず、コ字形状や□の字形状としてもよく、要は中空部が
形成されることにより厚さ寸法が設定できればどのよう
な形状でもよい。 【0021】(4)上記実施形態では、密着曲げ部では
全面を密着させているが、周縁部のみを密着させて樹脂
の進入を防ぐようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態にかかるプリント基板用コ
ネクタの側断面図 【図2】同じく図1のA−A断面図 【図3】同じく図1のB−B断面図 【図4】同じくターミナル導体の平面展開図 【図5】他の実施形態のプリント基板用コネクタの側断
面図 【図6】従来のプリント基板用コネクタの側断面図 【符号の説明】 10…基板用コネクタ 11…ターミナル導体 12…基板用ターミナル 13…外部用ターミナル 14…中空部 15…テーパ面 16…密着曲げ部 20…ハウジング

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プリント基板に接続するための基板用タ
    ーミナルと外部に接続するための外部用ターミナルとを
    一体に形成したターミナル導体の一部をインサート成形
    により形成した絶縁樹脂製のハウジングによってモール
    ド保持し、さらに前記基板用ターミナルおよび外部用タ
    ーミナルの少なくとも一方はその軸方向に沿って折り返
    されて互いに向き合った面の間に所定の厚さ寸法の中空
    部が形成されてなるプリント基板用コネクタであって、 前記ターミナル導体のうち前記ハウジング中に埋設され
    る部分は、密着して折り返しがなされることで、前記中
    空部への樹脂の進入が規制されていることを特徴とする
    プリント基板用コネクタ。
JP2002083386A 2002-03-25 2002-03-25 プリント基板用コネクタ Pending JP2003282172A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140645A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Ono Seisakusho:Kk 電気コネクタの雄形電気コンタクト製造方法及び電気コネクタの雄形電気コンタクト
JP2010038550A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置
CN102377048A (zh) * 2010-08-06 2012-03-14 住友电装株式会社 端子接头
CN107230855A (zh) * 2017-06-28 2017-10-03 仝达机电工业(惠州)有限公司 一种五金端子及其制造方法

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