JP3972030B2 - ボルト供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パーツフィーダから順次供給されるボルトを、ワークの所定の位置に供給するボルト供給装置に関する。
従来から、例えば、自動車用のエンジンの組み立てラインにおいて、前記エンジンを構成するシリンダブロック、シリンダヘッド及びオイルパン等のワークに対してボルトを供給して締め付ける作業が行われている。
このような作業においては、単一のワークに対して形状又はサイズ等の異なる複数のボルトを供給して締め付けることがある。そのため、前記ボルトの供給及び締め付け作業の効率化及び自動化を目的としてボルト供給装置が採用されている。
このボルト供給装置は、図8に示されるように、ハウジング1が断面略Y字状に形成され、その内部にはソケット通路2が形成されるとともに、前記ソケット通路2の軸線に対して所定角度傾斜したボルト通路3が形成されている。このソケット通路2は、所定角度傾斜したボルト通路3と交差した部位4において連通している。そして、ハウジング1の下端部には、ボルト5が保持されるボルト支持部6が螺合され、前記ボルト支持部6の先端部に前記ボルト5を把持する爪部7を有する。
また、前記ハウジング1の上部にはシリンダ8が一体的に設けられ、前記シリンダ8の駆動作用下にピストンロッド9を介して連結された押出部材10がソケット通路2の内部を下方へと変位する。
ワークにボルト5を供給する場合には、ハウジング1のボルト通路3に接続された給送チューブ11を介して前記ボルト5がエア圧によって供給され、前記ボルト5が、ボルト通路3からソケット通路2と交差した部位4を介して該ソケット通路2の内部へと導入される。そして、ハウジング1の内部に供給されたボルト5が、シリンダ8の駆動作用下に押出部材10によって下方へと押圧され、ボルト支持部6の内部へと変位する。このボルト5をボルト支持部6の爪部7によって把持し、ハウジング1が先端に保持されたロボットの制御作用下にワークのボルト孔の上方へと変位させ、前記爪部7を開くことにより前記ボルト5をボルト孔へと供給するとともに、前記ボルト孔に供給されたボルト5を締め付け治具によって仮締めしている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−255332号公報
ところで、特許文献1に係るボルト供給装置においては、前記ハウジング1に供給されたボルト5を爪部7で把持した状態で、ロボットの制御作用下に前記ハウジング1をワークの所望のボルト孔の上方へと変位させて供給している。その際、断面略Y字状に形成されたハウジング1は、その軸線と略直交する幅方向の寸法Lが大きいため、前記ワークにおけるボルト孔の近傍が狭い場合に、前記ボルト孔近傍までハウジング1を接近させることができない。
そのため、断面略Y字状のハウジング1を有するボルト供給装置においては、ボルト5を供給して締め付けを行うワークのボルト孔の近傍に所定のスペースを有することが要求され、前記ワークに対してボルト5を供給可能な部位が限定されてしまう。
また、断面略Y字状に形成されるハウジング1において、その内部でソケット通路2に対して所定角度傾斜してボルト通路3を連通させているが、前記ボルト通路3から供給されるボルト5の軸部5b長さを長くした場合、前記ボルト5が交差した部位4を介してソケット通路2に供給される際、前記交差した部位4の近傍においてボルト5の頭部5a及び軸部5bがソケット通路2及びボルト通路3に接触して引っ掛かることが懸念され、前記ボルト5をボルト通路3からボルト支持部6へと円滑に供給することができないという不具合がある。
さらに、ハウジング1におけるソケット通路2及びボルト通路3の内周径、ソケット通路2に対するボルト通路3の傾斜角度は、供給されるボルト5の頭部5aのサイズ又は軸部5bの長さ等によって設定されているため、単一のハウジング1を介して前記サイズ又は長さ等の異なるボルト5を供給することが困難である。そのため、複数の種類の異なるボルトが必要とされるワークに対して、それぞれのボルトの頭部や長さに対応した複数のボルト供給装置が必要となり、それに伴って設置スペースが必要となるとともに、コストが増大するという問題がある。
本発明は、前記の種々の不具合等を考慮してなされたものであり、複数の種類の異なるボルトを簡便且つ確実にワークに供給することができるボルト供給装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、頭部又は軸部の長さの異なる複数の種類のボルトが収容された複数のパーツフィーダから所望のボルトが選択されてチューブを介して順次供給され、前記ボルトをワークへと供給するボルト供給装置において、
ボディと、
前記ボディに装着される回転駆動源と、
前記ボディに装着され、前記チューブが接続されて前記ボルトが供給される供給機構と、
前記回転駆動源の駆動作用下に回転し、断面形状が外周面に沿って所定角度離間した略六角形状となる複数の取付面を有する回転軸と、該回転軸の取付面に対して放射状に設けられ、前記ボルトの形状に対応して該回転軸の線に向かって貫通すると共に前記回転軸の内部に形成された空間部と連通する装填孔を有し、前記供給機構から供給されたボルトを保持する複数のホルダとを含み、前記ボディに対して回転自在に保持されるボルト保持機構と、
前記ホルダに保持された前記ボルトを取り出す搬送手段と、
を備え、
前記パーツフィーダからチューブを介して供給機構にボルトが供給され、前記ボルトが前記供給機構の接続部材に対向する記ホルダに保持された後、前記回転軸の回転作用下に前記ホルダが鉛直方向となるように回動して行われる前記ボルトの搬送手段への供給と、前記ホルダが鉛直下方向となるように回動して行われる前記ホルダに残存するボルトの排出とが連続的に行なわれることを特徴とする。
本発明によれば、複数のパーツフィーダから所望のボルトが選択されてチューブを介して供給機構へと供給され、前記供給機構の接続部材に対向するボルト保持機構のホルダにボルトが供給されて装填孔の内部に保持される。そして、前記ボルトが保持されたホルダ回転軸の回転作用下に鉛方向に回し、前記ホルダと搬送手段とが対向することにより、前記搬送手段によって前記ボルトが前記ホルダから取り出されワークへと供給される。
従って、ボルトの保持されたホルダを回転軸の回転作用下にさせることにより、パーツフィーダから前記ホルダへのボルトの供給、前記ホルダに保持されたボルトの搬送手段への供給及び前記ホルダに残存したボルトの排出といった一連の工程を連続的に行うことができる。そのため、ワークへのボルトの供給効率を向上させることができる。また、軸部の長さが異なるボルトを装填孔に供給する場合にも、前記装填孔が前記回転軸の軸線に向かって貫通して回転軸の空間部と連通しているため、前記軸部の長さに関わらず前記ボルトを好適に装填することができる。これにより、長さの異なるボルトが供給される場合に、ボルト供給装置をその都度変更するという煩雑な作業が不要であり、単一のホルダによって前記ボルトを簡便且つ確実に保持してワークへとボルトを供給することができる。
また、複数のパーツフィーダにおける複数の種類のボルトを適宜選択し、単一のボルト供給装置におけるボルト保持機構を介して好適にワークへと供給することができるため、複数の種類のボルトをワークへと供給する場合に、そのボルトの種類に応じてそれぞれボルト供給装置を設ける必要がなく、省スペース化を図ることができるとともに、コストを削減することができる。
た、ホルダを、前記回転軸の軸線方向に沿って所定間隔離間して略並列に複数設けることにより、単一の回転軸に対して設けられるホルダの数量をさらに増加させることができるため、より一層多く又は複数の種類のボルトを略同時にワークへと供給することができる。
さらに、装填孔が、前記ボルトの頭部及びフランジ部が挿入される大径孔と、
前記ホルダにおける回転軸側に形成されるとともに、前記大径孔より半径内方向に縮径して形成される小径孔と、
前記大径孔から前記小径孔に向かって徐々に縮径するテーパ面とからなり、
前記装填孔の内部に前記ボルトが挿入された際、前記小径孔に軸部が挿入されるとともに、前記ボルトのフランジ部が前記テーパ面に当接する。従って、前記ホルダの装填孔にボルトが挿入された際に、前記ボルトのフランジ部がテーパ面と当接して前記ボルトの軸線方向に沿った変位を規制することができるため、前記ボルトを前記装填孔の内部に簡便且つ確実に保持することができる。
さらにまたホルダの装填孔に供給されたボルトが、何らかの原因によって搬送手段を介して取り出されなかった場合においても、前記装填孔に残存した前記ボルトは、テーパ面に当接して回転軸の方向に向かって係止されている状態であるため、前記ホルダ前記回転軸の下方まで回転変位した際に残存した前記ボルトを、その重力作用下に前記装填孔の内部から簡便且つ確実に排出することができる。
さらにボディに装着された接続プレートにブラケットを介して前記ホルダの側面に臨むように配設され、前記ホルダの内部におけるボルトの保持状態/非保持状態を検出する検出機構を備えることにより、前記ホルダの内部に前記ボルトが残存しているか否かを検出することができ、前記ホルダに装填された前記ボルトが、搬送手段によって確実にワークへと搬送されたか否かを確認することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、ボルトが保持されたホルダを回転軸を介して回転させることにより、前記ホルダを供給機構の接続部材に対向するように配置し、パーツフィーダから前記ホルダへの前記ボルトの供給を行い、前記ホルダを鉛直上方向に回動させて前記ボルトの搬送手段への供給を行うと共に、前記ホルダを鉛直下方向に回動させて前記ホルダに残存した前記ボルト排出させるといった一連の工程を連続的に行うことができる。そのため、ワークへのボルトの供給効率を向上させることができる。
また、複数のパーツフィーダから適宜選択される複数の種類のボルトを、単一のボルト供給装置におけるボルト保持機構を介して好適にワークへと供給することができる。
本発明に係るボルト供給装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号20a、20bは、本発明の実施の形態に係るボルト供給装置を示す。先ず、このボルト供給装置20a、20bを含むボルト供給システム22(図7参照)の概略について説明する。
このボルト供給システム22は、図7に示されるように、ワーク24(例えば、自動車用エンジン)が順次搬送される搬送ライン26と、前記搬送ライン26の両側に対向して設けられる一組のボルト供給装置20a、20bと、前記ボルト供給装置20a、20bへボルト28(図4参照)を供給するとともに、前記ボルト28が収容されるパーツフィーダ30と、前記ボルト供給装置20a、20bに供給されたボルト28を把持し、ワーク24の所望のボルト孔(図示せず)に供給して仮締めする一組のロボット32a、32bとからなる。
ボルト供給装置20a、20bのいずれか一方には、図示しない識別センサが設けられ、前記識別センサによって搬送されるワーク24の種類(例えば、エンジン形式又は形状)を特定し、前記ワーク24の種類を電気信号として図示しないコントローラ等に出力している。そして、前記コントローラによって前記ワーク24に必要とされるボルト28の種類を判断し、判断結果を電気信号として後述するボルト分配機構36の駆動部40へと出力している。
パーツフィーダ30には、搬送ライン26から所定間隔離間して設けられ、ボルト28の頭部サイズ又は軸部105(後述する)の長さの異なる複数の種類のボルト28をそれぞれ収容した複数の第1〜第3ボルト収容部34a、34b、34cが設けられている。
また、パーツフィーダ30の搬送ライン26側には、前記搬送ライン26と略平行にボルト分配機構36が設けられ、前記複数の第1〜第3ボルト収容部34a〜34cと複数(例えば、12本)の供給配管38a〜38f、38g〜38lを介してそれぞれ連結されている。
このボルト分配機構36は、電気信号によって回転駆動する駆動部40と、前記駆動部40の駆動作用下に軸線方向に沿って変位自在に設けられるスライド部材42と、前記スライド部材42の第1〜第3ボルト収容部34a〜34c側に対向して設けられるボルト集合部44とからなる。スライド部材42の一端面側には、ボルト供給装置20a、20bと接続される複数(例えば、4本)のチューブ46a〜46dが接続されるとともに、ボルト集合部44の第1〜第3ボルト収容部34a〜34c側の端面には、複数の供給配管38a〜38f、38g〜38lが接続されている。
そして、図示しないコントローラからの信号によって駆動部40が駆動し、スライド部材42が軸線方向に沿って変位した際、該スライド部材42とボルト集合部44の内部にそれぞれ形成された孔部(図示せず)とが一致し、前記スライド部材42及びボルト集合部44を介して供給配管38a〜38f、38g〜38lのいずれか4本と4本のチューブ46a〜46dとが連通した状態となる。
詳細には、複数の供給配管38a〜38fが、ボルト供給装置20aに接続されるチューブ46a、46bとスライド部材42及びボルト集合部44を介して連通するように設けられるとともに、複数の供給配管38g〜38lが、ボルト供給装置20bに接続されるチューブ46c、46dとスライド部材42及びボルト集合部44を介して連通するように設けられている。
ロボット32a、32bは複数のアーム48を有し、そのアーム48の下端部には、流体圧(例えば、エア圧)によって前記ボルト供給装置20a、20bに供給されたボルト28を把持してワーク24のボルト孔(図示せず)に挿入するとともに、前記ボルト孔に挿入した状態でボルト28を螺回して仮締めする円筒状のソケット(搬送手段)49が装着されている。このソケット49の外周径は、ボルト28のフランジ部80と略同一直径に形成されている。
次に、このボルト供給システム22に適用される本発明の実施の形態に係るボルト供給装置20a、20bについて説明する。なお、ボルト供給装置20a、20bは、それぞれ同一の構成要素からなるため、一方のボルト供給装置20aについて以下に説明し、他方のボルト供給装置20bについては同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
このボルト供給装置20aは、図1に示されるように、ボディ50と、前記ボディ50に回転自在に軸支され、ボルト28が供給されるボルト保持機構54と、パーツフィーダ30から前記ボルト保持機構54にボルト28を供給する供給機構56と、電気信号によって駆動し、前記ボルト保持機構54を回転させる回転駆動源58と、前記ボルト保持機構54に供給されたボルト28の有無を検出する検出機構60とからなる。
ボディ50は、ボルト供給装置20aの設置面と略直交して設けられる一組のベースプレート62a、62bと、前記ベースプレート62a、62bの下部を一体的に連結する連結プレート64と、前記ベースプレート62a、62bの上端部を一体的に連結するガイド部材66とからなる。
また、ベースプレート62a、62bの上部には、下方に向かって所定角度傾斜した傾斜面68(図4参照)が形成され、前記傾斜面68には接続プレート70が装着されている。すなわち、前記一組のベースプレート62a、62bは、連結プレート64、ガイド部材66及び接続プレート70によって一体的に連結されている。
さらに、ベースプレート62a、62bの上部にはそれぞれ軸受孔72が形成され、その内部には軸受74が装着されている。そして、前記軸受74にはボルト保持機構54の回転軸76が回転自在に保持されている(図2参照)。
ガイド部材66には、図2に示されるように、その上面から下面へと貫通するように複数のガイド孔78が形成されている。このガイド孔78は、ガイド部材66の軸線方向に沿って所定間隔離間し、それぞれ下方に向かって半径内方向に徐々に縮径するように形成されている。ガイド孔78の内周径は、ボルト28のフランジ部80の直径及びロボット32a、32bのソケット49の外周直径よりも大きく形成されている(図4参照)。
接続プレート70には、その軸線方向に沿って所定間隔離間した複数の接続孔82(図4参照)が形成され、前記接続孔82の内部には供給機構56の接続部材122(後述する)が挿入されている。なお、前記ガイド孔78の個数と接続孔82の個数とが一致するように形成されるとともに、前記ガイド孔78と接続孔82とがそれぞれ対向する位置に形成されている。
ボルト保持機構54は、図3に示されるように、軸受孔72(図2参照)に装着された軸受74(図2参照)を介して保持される円筒状の回転軸76と、前記回転軸76の外周面に装着される複数の第1〜第6ホルダ(ボルト受け部)84a〜84fとから構成されている。
前記回転軸76の外周面には、軸線方向に沿って所定間隔離間した4個の第1〜第4取付部86a〜86dが設けられ、この第1〜第4取付部86a〜86dは、それぞれ回転軸76の外周面の周方向に沿って所定角度離間した6箇所の第1〜第6取付面88a〜88f(図4参照)を有する略六角形状に形成されている。
この第1〜第6取付面88a〜88fの略中央部には、回転軸76の略中央部に形成される空間部90と連通する挿入孔92がそれぞれ形成されている。そして、図3に示されるように、前記挿入孔92から所定間隔離間して一組のねじ孔94が形成されている。
この第1〜第4取付部86a〜86dには、それぞれ第1〜第6取付面88a〜88fに第1〜第6ホルダ84a〜84fが装着されている。第1〜第6ホルダ84a〜84fは断面略矩形状に形成され、その両側面が円弧状に形成されている。
また、第1〜第6ホルダ84a〜84fの略中央部には、図4に示されるように、供給機構56によって供給されるボルト28の形状に対応した装填孔96が形成され、前記装填孔96から所定間隔離間して一組の孔部98が形成されている(図3参照)。なお、前記孔部98は、装填孔96と略平行に形成されるとともに、第1〜第4取付部86a〜86dのねじ孔94と対向する位置に形成されている(図3参照)。
装填孔96は、第1〜第6ホルダ84a〜84fを貫通するように形成され、前記装填孔96の上部側に形成される大径孔100と、前記大径孔100の下方に形成される小径孔102と、前記大径孔100から小径孔102に向かって徐々に縮径するように傾斜したテーパ面104とからなる。
この大径孔100の内周径は、装填孔96の内部に挿入されるボルト28のフランジ部80の直径より大きく形成されるとともに、前記小径孔102の内周径は、前記ボルト28の軸部105の直径より大きく形成されている。この小径孔102の軸線方向に沿った略中央部には、装填孔96の軸線と略直交するように検出孔106a、106bが形成されている。この検出孔106a、106bは、小径孔102の軸心を通るように一直線上に形成されている(図5及び図6参照)。
また、第1〜第6ホルダ84a〜84fの下面には略円柱状の凸部108が形成され、前記凸部108が第1〜第4取付部86a〜86dの挿入孔92の内部に挿入されている。これにより、装填孔96は、凸部108が挿入される挿入孔92を介して回転軸76の空間部90と連通している。
すなわち、第1〜第6ホルダ84a〜84fを、第1〜第4取付部86a〜86dの第1〜第6取付面88a〜88fに当接させた状態で、前記孔部98にそれぞれねじ部材110を挿入して前記第1〜第6取付面88a〜88fのねじ孔94に螺合することにより、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fを回転軸76の第1〜第4取付部86a〜86dに対して一体的に連結している。
換言すると、回転軸76における第1〜第4取付部86a〜86dの第1〜第6取付面88a〜88fには、それぞれ第1〜第6ホルダ84a〜84fが装着され、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fが、回転軸76に対してそれぞれ略30°毎に離間した放射状に設けられている(図4参照)。
なお、第1〜第4取付部86a〜86dにそれぞれ装着される第1〜第6ホルダ84a〜84fには、略同一サイズのボルト28を供給してもよいし、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96及びガイド部材66のガイド孔78の形状を変更することにより、前記ボルト28とはサイズの異なるボルト28aを供給するようにしてもよい。
例えば、第1及び第2取付部86a、86bに装着された第1〜第6ホルダ84a〜84fに供給されるボルト28(例えば、M6)に対して、頭部のサイズが大きいボルト28a(例えば、M8)を供給する場合、図2に示されるように、第3及び第4取付部86c、86dに装着される第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96aを大きく形成するとともに、前記装填孔96aに対向するガイド孔78aを大きく形成する。その結果、前記第3及び第4取付部86c、86dに装着される第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96aにサイズの大きいボルト28aを供給することが可能となる。すなわち、単一のボルト保持機構54に対してサイズの異なるボルト28、28aを略同時に供給することができる。
供給機構56は、図4に示されるように、パーツフィーダ30と接続される管状のチューブ46a〜46d(図7参照)と、前記チューブ46a〜46dに接続されるとともに、接続プレート70に着脱自在に接続される接続部114とからなる。
この接続部114は、前記チューブ46a〜46dの端部において、その外周面に装着されるアダプタ116と、前記アダプタ116をチューブ46a〜46dの外周面に締め付ける締付バンド118と、前記チューブ46a〜46dの端部が内部に挿入されるとともに、その下端部に形成される突部120が接続プレート70の接続孔82に挿入される接続部材122と、前記接続部材122の外周面の係合孔124に挿入される複数のボール126と、前記接続部材122の外周面に沿って摺動自在に設けられるカバー部材128と、前記カバー部材128と接続部材122の拡径部130との間に介装されるスプリング132とからなる。
アダプタ116は薄肉の円筒状に形成され、チューブ46a〜46dの端部より所定長だけ離間した位置を環状の締付バンド118によって半径内方向に締め付けられ、前記チューブ46a〜46dに一体的に装着されている。
また、アダプタ116の外周面には、半径外方向に突出した係合部134が形成され、前記アダプタ116が装着されたチューブ46a〜46dの端部が、接続部材122の上部側に形成されるチューブ孔136に挿入された際、前記係合部134が接続部材122の上端部に当接して係止される。
さらに、アダプタ116には、前記係合部134よりチューブ46a〜46dの端部側の外周面に所定深さだけ窪んだ第1ボール溝138が形成され、前記挿入孔92にチューブ46a〜46dの端部を挿入した際、接続部材122の係合孔124に挿入されたボール126がカバー部材128によって半径内方向へと押圧されているため、第1ボール溝138へと挿入される。
その結果、ボール126の係合作用下にチューブ46a〜46dの軸線方向への変位が規制される。その際、第1ボール溝138に挿入されたボール126は、カバー部材128の内周面によって前記第1ボール溝138側へと押圧されているため、ボール126が第1ボール溝138に係合した状態で保持される。
接続部材122の上端部には、その外周面に設けられた環状溝(図示せず)を介して環状のストッパ140が嵌合され、カバー部材128がスプリング132の弾発力によって接続部材122から離間する方向に付勢された際に、前記カバー部材128の端部がストッパ140に当接して係止される。すなわち、前記カバー部材128がスプリング132の弾発力によって接続部材122から脱抜することが防止される。
また、接続部材122の内部には、上部側に形成されるチューブ孔136と連通し、前記チューブ孔136より縮径した連通孔142が下部側に形成されている。前記連通孔142の直径は、チューブ孔136に挿入されるチューブ46a〜46dの内周径と略同一直径となるように形成されるとともに、前記チューブ46a〜46dの内周径及び連通孔142の内周径は、供給されるボルト28のフランジ部80の直径より大きく形成されている。
すなわち、前記チューブ46a〜46dの内周径及び連通孔142の内周径をボルト28のフランジ部80より大きく形成することにより、前記ボルト28がパーツフィーダ30からチューブ46a〜46dを介して接続部材122の内部へと供給される際、前記チューブ46a〜46d及び接続部材122の内部において前記ボルト28が引っ掛かることがない。また、前記チューブ46a〜46dと連通孔142の内周径が略同等であるため、前記チューブ46a〜46dを連通孔142の内部に挿入した際に、チューブ46a〜46dの内周面と連通孔142の内周面との間に段差が生じることがない。そのため、パーツフィーダ30から供給されるボルト28を円滑に連通孔142の内部へと挿通させることができる。
一方、接続部材122の下端部に形成される突部120は、接続部材122の接続孔82に挿入され、略同時に、拡径部130の下面が接続プレート70の上面に当接するように装着されている。そして、複数の連結ボルト144を介して接続部材122が接続プレート70に連結される(図1参照)。
カバー部材128は、接続部材122の外周面の一部を囲繞するように設けられ、前記外周面に沿って摺動自在に設けられている。前記カバー部材128は、スプリング132の弾発力によって接続プレート70より離間する方向に押圧され、その上端部がストッパ140に当接することにより係止される。
このカバー部材128の内周面には、半径外方向に所定深さだけ窪んだ第2ボール溝146が形成されている。そして、カバー部材128をスプリング132の弾発力に抗して接続プレート70側に向かって押圧し、略同時に、チューブ46a〜46dを接続部材122から離間させる方向に引張した際、前記カバー部材128の変位作用下に第1ボール溝138に係合されたボール126と前記第2ボール溝146とが対向し、チューブ46a〜46dの引張作用下に該チューブ46a〜46dの外周面によってボール126が第1ボール溝138から半径外方向へと押し出され、前記ボール126が第2ボール溝146の内部に挿入される。
回転駆動源58は、図1に示されるように、例えば、ステッピングモータ等からなり、プレート状の取付部材148及び4本の連結シャフト150を介して一方のベースプレート62aの側面に装着されている。
回転駆動源58の略中央部には、電気信号によって回転駆動する駆動軸(図示せず)が設けられ、前記駆動軸が取付部材148の図示しない孔部に挿通されている。そして、前記駆動軸の端部は、カップリング部材152を介してベースプレート62a、62bに回転自在に保持された回転軸76と一体的に連結されている。これにより、回転駆動源58の回転駆動作用下に回転軸76がベースプレート62a、62bに保持された状態で回転する。
検出機構60は、図4に示されるように、接続プレート70の側面にブラケット154を介して一体的に装着されたセンサ部156(図2参照)からなり、このセンサ部156は、第1〜第4取付部86a〜86dに装着された第1及び第2ホルダ84a、84bに対応する位置に4組設けられている。
このセンサ部156は、図2及び図5に示されるように、光を発光する発光素子を有する発光体158と、第1及び第2ホルダ84a、84bを挟んで前記発光体158と対向配置され、前記発光素子からの発光光Aを受光する受光素子を有する受光体160とからなる。なお、前記受光体160は、光信号を電気信号に変換する機能を有する。
発光体158は、前記第1及び第6ホルダ84a、84fの一方側の側部に設けられ、受光体160が前記第1及び第6ホルダ84a、84fを挟んで対向する位置となるように設けられている。詳細には、前記発光体158は、図5及び図6に示されるように、第1ホルダ84aにおける装填孔96と連通する一方の検出孔106aと対向する位置に設けられるとともに、前記受光体160は、前記装填孔96と連通する他方の検出孔106bと対向する位置に設けられる。
すなわち、発光体158から発光された発光光Aが、例えば、第1ホルダ84aの一方の検出孔106aを介して内部に進入した際、前記装填孔96にボルト28が挿入されていない場合には、図5に示されるように、前記発光体158からの発光光Aが第1ホルダ84aの一方の検出孔106aを介して内部へと進入し、他方の検出孔106bを介して外部へと出射されて受光体160によって受光される。そして、前記光信号を電気信号へと変換して図示しないコントローラ等に出力することにより第1ホルダ84aの内部にボルト28が挿入されていないことを確認することができる。
また、反対に、前記装填孔96にボルト28が挿入されている場合には、図6に示されるように、前記発光光Aが、ボルト28の軸部105によって遮断されるため受光体160によって前記発光光Aを受光することができない。そのため、ボルト28が第1ホルダ84aの内部に挿入されていることを確認することができる。なお、前記第6ホルダ84fの内部におけるボルト28の有無を検出する際も同様である。
本発明の実施の形態に係るボルト供給装置20a、20bは、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、ボルト分配機構36に接続されたチューブ46a〜46dが、ボルト供給装置20a、20bにおける接続部114にそれぞれ2箇所ずつ接続された状態について説明する。
先ず、図7に示されるように、第1〜第3ボルト収容部34a〜34cに接続された供給配管38a〜38f、38g〜38lに、図示しない圧力流体供給源より圧力流体が供給され、前記圧力流体の圧力作用下に第1〜第3ボルト収容部34a〜34cに収容された頭部又は軸部105の長さの異なるボルト28が、それぞれの供給配管38a〜38f、38g〜38lを介して圧送されている。そして、前記ボルト28は、供給配管38a〜38f、38g〜38lとボルト集合部44との接続部位の近傍まで圧送された待機状態となる。
次に、ボルト供給システム22において、搬送ライン26によってワーク24が搬送されて一組のボルト供給装置20a、20bの間に位置した際、前記ボルト供給装置20a、20bのいずれか一方に設けられた図示しない識別センサによって前記ワーク24(例えば、自動車用エンジン)の種類が特定される。そして、特定されたワーク24の種類を前記識別センサによって電気信号に変換して図示しないコントローラ等へと出力し、前記コントローラによって前記ワーク24に必要とされるボルト28の種類及び数量が算出される。前記コントローラによる算出結果に基づいて、ボルト分配機構36の駆動部40へと出力信号が出力される。
そして、前記出力信号に基づいて駆動部40が駆動してボルト分配機構36のスライド部材42が変位する。その際、スライド部材42は、前記ワーク24に対する所望のボルト28が収容され、且つ第1〜第3ボルト収容部34a〜34cに接続された供給配管38a〜38f、38g〜38lのいずれかと対向する位置(例えば、この場合、第1ボルト収容部34aと接続された供給配管38a、38b、38g、38hと対向する位置)まで変位し、前記供給配管38a、38b、38g、38hに予め圧送されたボルト28が、ボルト集合部44及びスライド部材42の内部を通じてチューブ46a、46bの内部へと圧送される。
すなわち、供給配管38a〜38f、38g〜38lとチューブ46a、46bとは、スライド部材42がボルト集合部44と対向する位置に変位することにより連通する。
また、第1ボルト収容部34aに収容されるボルト28とは頭部サイズ又は軸部105の長さの異なるボルト28が収容された第2又は第3ボルト収容部34b、34cからボルト28を供給する際には、図示しないコントローラ等からの出力信号によって駆動部40を駆動させ、それに伴ってスライド部材42を第2又は第3ボルト収容部34b、34cに接続された供給配管38c〜38f、38i〜38lと対向する位置まで変位させる。これにより、該第2又は第3ボルト収容部34b、34cから供給配管38c〜38f、38i〜38lに予め圧送されていたボルト28が、チューブ46a、46bを介してボルト供給装置20a、20bへと供給される。
次に、図4に示されるように、チューブ46a、46bに供給されたボルト28は、その軸部105が回転軸76側となるように接続部材122の連通孔142の内部へと圧送される。その際、回転軸76に装着された第1ホルダ84aの装填孔96が前記連通孔142と一直線上になった状態にあるため、前記ボルト28が、連通孔142を通過した後に前記装填孔96の内部に挿入される。
詳細には、図2に示されるように、ボルト28の軸部105が装填孔96における小径孔102に挿入されるとともに、ボルト28のフランジ部80及び頭部が装填孔96における大径孔100に挿入される。そして、ボルト28が装填孔96に挿入された際、前記ボルト28のフランジ部80が小径孔102に向かって徐々に縮径するテーパ面104に当接することにより、前記ボルト28の回転軸76の中心方向に向かった変位が規制された状態となる。この小径孔102は、回転軸76の空間部90と連通しているため、前記小径孔102に挿入されたボルト28の軸部105が空間部90の内部へ突出するように挿入される。
すなわち、前記ボルト28は、そのフランジ部80が装填孔96のテーパ面104に当接することにより回転軸76の中心方向に向かって係止されているため、軸部105の長さが異なるボルト28が挿入された場合においても、前記テーパ面104によって好適にボルト28を係止することができる。また、前記ボルト28の軸部105が挿入される小径孔102は、回転軸76の空間部90と連通しているため、前記軸部105の長さが長くなった場合においても、その先端部が回転軸76等と接触することなく前記ボルト28を装填孔96に好適に装填することができる。
換言すると、軸部105の長さが異なるボルト28が装填孔96に挿入された場合においても、前記ボルト28を好適に装填孔96の内部に装填することができるため、軸部105の長さが異なるボルト28に対しても装填孔96の形状を変更することなく対応することができる。
一方、ボルト28が第1ホルダ84aの装填孔96の内部に装填された際、第1ホルダ84aの側部に設けられたセンサ部156によって装填孔96の内部にボルト28が装填されていることが検出される。詳細には、図6に示されるように、前記ボルト28が挿入された状態で、発光体158から第1ホルダ84aに形成された検出孔106aに向かって発光光Aを発光する。その際、前記検出孔106aに進入した発光光Aが小径孔102に挿入されたボルト28の軸部105によって遮断されるため、受光体160によって前記発光光Aを受光することができず、ボルト28が第1ホルダ84aの装填孔96の内部に確実に挿入されていることが確認される。
次に、前記ボルト28が第1ホルダ84aの内部に装填された状態で、回転駆動源58に図示しない電源から電流が供給され、前記回転駆動源58の駆動軸にカップリング部材152を介して連結された回転軸76が矢印B方向(図4参照)へと回転する。すなわち、装填孔96に前記ボルト28が装填された第1ホルダ84aが、ガイド部材66と対向する位置となるように反時計回りに略30°だけ回転する(図4における第6ホルダ84f位置)。
そして、前記第1ホルダ84aの装填孔96とガイド孔78とが一直線上になった状態(図4における第6ホルダ84f位置)で、前記ロボット32a、32bの制御作用下にソケット49が上方よりガイド孔78を介して装填孔96の内部へと変位し、前記ソケット49が装填孔96に装填されたボルト28の頭部を把持した後、再び上方へと変位する。その後、前記ボルト28がソケット49によってワーク24の所望のボルト孔へと挿入され仮締めされる。
一方、前記第1ホルダ84aの装填孔96とガイド孔78とが一直線上になった際、前記第1ホルダ84aと隣接して設けられた次の第2ホルダ84bが、接続部材122の連通孔142と対向した位置にある(図4における第1ホルダ84a位置)。そして、この第2ホルダ84bの内部には、チューブ46a〜46dを介してパーツフィーダ30より次のボルト28が供給されている。
次に、次のボルト28が装填された第2ホルダ84bは、第1ホルダ84aに装填されたボルト28がソケット49によってワーク24(図7参照)へと供給された後、回転軸76が反時計回り(図4中、矢印B方向)に略30°だけ回転して、前記第2ホルダ84bの装填孔96とガイド孔78とが一直線上になり(図4における第6ホルダ84f位置)、前記ロボット32a、32bの制御作用下にソケット49がボルト28の頭部を把持して、前記ボルト28をワーク24の所望の別個のボルト孔へと挿入して仮締めを行う。
このようにして、回転駆動源58の駆動作用下に反時計回りに略30°毎に回転することにより、ボルト28が、チューブ46a〜46dを介して第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96の内部に順次装填されるとともに、前記装填されたボルト28は、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fがガイド孔78と対向する位置まで変位した後、前記ガイド孔78を介してソケット49によって把持されワーク24へと供給されて仮締めされる。
すなわち、チューブ46a〜46dから所望のボルト28の第1〜第6ホルダ84a〜84fへの供給と、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部からソケット49を介してボルト28を取り出してワーク24へと供給するという工程が、複数の第1〜第6ホルダ84a〜84fを有するボルト保持機構54の回転作用下に連続的に繰り返し行われている。
そして、ワーク24に必要とされるボルト28がボルト供給装置20a、20bによって全て供給された後、前記回転軸76が前記とは反対に時計回り(図4中、矢印C方向)に所定角度だけ回転し、前記ワーク24にボルト28を供給する際に最初にボルト28が供給される第1ホルダ84aが、接続部材122の連通孔142と対向する位置に待機した初期位置(原点)に復帰する。
一方、何らかの理由により第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部に装填されたボルト28がソケット49によって把持されなかった場合、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96の内部にボルト28が残存した状態となる。
その場合、次のボルト28をガイド孔78を介してソケット49に供給するために、回転軸76が反時計方向(矢印B方向)に順次略30°毎に回転し、前記回転軸76の回転作用下に前記ボルト28が残存した装填孔96の大径孔100が下方に向かって開口する。その際、装填孔96のテーパ面104によって係止されていたボルト28の係止状態が解除されるため、前記ボルト28がその重力作用下に下方へと落下して第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96の内部より排出される。
そのため、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fが再び反時計回りに回転して接続部材122と対向する位置に回転変位した際においても、前記装填孔96の内部にボルト28が残存していることがないため、さらに次のボルト28を装填孔96の内部に装填することができる。
次に、接続プレート70に接続部114を介して接続されたチューブ46a〜46dを脱着する場合について図4を参照しながら説明する。
先ず、チューブ46a〜46dを接続部114から離間させる場合には、作業者がカバー部材128をスプリング132の弾発力に抗して接続部材122の拡径部130の方向(矢印D方向)に向かって押圧するとともに、略同時に、チューブ46a〜46dの端部が接続部材122より離間する方向(矢印E方向)へと引張する。
そうすることにより、カバー部材128の変位作用下にアダプタ116の第1ボール溝138に係合されていたボール126が、前記カバー部材128の第2ボール溝146の内部に挿入されるとともに、前記チューブ46a〜46dの引張作用下に第1ボール溝138の内部に係合されていたボール126がチューブ46a〜46dと一体的に変位するアダプタ116の外周面によって半径外方向へと強制的に変位させられる。その結果、チューブ46a〜46dを係止していたボール126が、第1ボール溝138から離脱して第2ボール溝146へと係合されるため、前記チューブ46a〜46dの係止状態が解除され、前記チューブ46a〜46dを接続部114より脱抜することができる。
一方、チューブ46a〜46dを接続部材122に一体的に接続する場合には、アダプタ116が装着されたチューブ46a〜46dの端部を接続部材122のチューブ孔136の内部に挿入する。その際、カバー部材128の第2ボール溝146に係合されていたボール126が、チューブ46a〜46dと一体的に挿入されるアダプタ116の第1ボール溝138に挿入され、前記ボール126によって係止されていたカバー部材128は、前記ボール126が第1ボール溝138へ挿入されることにより、半径内方向へと変位して係止状態が解除される。
そして、前記カバー部材128がスプリング132の弾発力によって接続部材122から離間する方向に変位する。その結果、前記カバー部材128の第1ボール溝138に係合されたボール126によってチューブ46a〜46dが軸線方向に規制された状態となり、チューブ46a〜46dが接続部114に対して好適且つ確実に接続される。なお、その際、カバー部材128は、接続部材122の端部に設けられたストッパ140によって軸線方向への変位が規制されているため、前記接続部材122から脱抜することがない。
すなわち、接続部材122の外周側に設けられたカバー部材128を軸線方向に沿って変位させるとともに、チューブ46a〜46dの端部を接続部材122のチューブ孔136に対して挿入又は離間させることにより、前記接続部材122の係合孔124に係合されたボール126を第1ボール溝138又は第2ボール溝146に係合させてチューブ46a〜46dの係止状態を保持又は解除している。そのため、ボルト分配機構36と接続され、前記ボルト28が供給されるチューブ46a〜46dを、ボルト供給装置20a、20bの接続部114に対して簡便に脱着することができる。
以上のように、本実施の形態では、パーツフィーダ30からボルト分配機構36を介してボルト28が供給されるチューブ46a〜46dが接続部114に接続され、回転駆動源58の駆動作用下に回転する回転軸76の外周面に放射状に設けられる第1〜第6ホルダ84a〜84fのいずれか一個と前記接続部114とが常に対向する位置となるように設けられている。前記第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部には、前記接続部114を介してボルト28が供給される装填孔96が形成されている。
そして、ボルト28が装填された第1〜第6ホルダ84a〜84fがガイド孔78に対向する位置に回転変位して、前記ガイド孔78を介して装填孔96内のボルト28がソケット49によって上方へと把持され、ワーク24へと供給され仮締めされる。
すなわち、複数の第1〜第6ホルダ84a〜84fが装着された回転軸76を回転させることにより、パーツフィーダ30から第1〜第6ホルダ84a〜84fへのボルト28の供給、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fに供給されたボルト28のソケット49への供給及び第1〜第6ホルダ84a〜84f内にボルト28が残存してしまった際の前記ボルト28の排出といった一連の工程を連続的に行うことができる。そのため、ワーク24へのボルト28の供給及び仮締め作業の効率を向上させることができる。
また、第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96に装填されたボルト28をソケット49によって把持する際、前記ボルト28が装填された第1〜第6ホルダ84a〜84fが常にガイド孔78と対向する位置となるため、常に定位置でソケット49によってボルト28の把持作業を安定して行うことができ、前記ソケット49を作動させるロボット32a、32bの制御を簡素化することができる。
さらに、万が一、ソケット49に把持されずに装填孔96の内部にボルト28が残存した場合においても、回転軸76の回転作用下に前記第1〜第6ホルダ84a〜84fをその装填孔96が下方に向かって開口する位置まで回転変位させることにより、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部に残存したボルト28を、その重力作用下に装填孔96の内部から簡便且つ確実に排出することができる。
その結果、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fが回転軸76の回転作用下に再びチューブ46a〜46dに接続された接続部114と対向する位置まで回転変位した際、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部にボルト28が残存していることがないため、チューブ46a〜46dを介して第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部に次のボルト28を好適に装填することができる。
さらにまた、第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部に装填されたボルト28は、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fがガイド孔78と対向する位置まで回転変位した後、前記ボルト28のフランジ部80と略同一直径に形成されたソケット49によってガイド孔78を介して上方へと把持される。そして、ロボット32a、32bの制御作用下に前記ソケット49がワーク24の所望のボルト孔の上方へと変位して該ボルト孔にボルト28を供給して仮締めしている。
その際、従来の断面略Y字状のハウジング1を有するボルト供給装置と比較して、ワーク24におけるボルト孔近傍が狭い場合においても、前記ソケット49がボルト28のフランジ部80と略同一直径で形成されているため、前記ソケット49をボルト孔近傍まで確実に接近させてボルト28を供給することができる。そのため、ボルト28を供給するワーク24のボルト孔近傍に所定のスペースが不要となり、ワーク24におけるボルト孔近傍のスペースに関わらず好適にボルト28を供給して仮締めを行うことができる。
また、チューブ46a〜46dを介してボルト28が供給される第1〜第6ホルダ84a〜84fが、中空状の回転軸76に装着され、ボルト28が装填される該第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96と前記回転軸76の空間部90とが連通するように形成されている。
そのため、ボルト28のフランジ部80が略同一形状で、軸部105の長さのみが異なるボルト28が第1〜第6ホルダ84a〜84fに供給された場合においても、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fの装填孔96における小径孔102と、前記第1〜第6ホルダ84a〜84fが装着される回転軸76の空間部90とが連通している。その結果、例えば、軸部105の長さが長いボルト28が装填孔96の内部に装填された際、ボルト28のフランジ部80が装填孔96のテーパ面104に係止され、前記軸部105の先端が小径孔102を介して回転軸76の空間部90に挿入されるため、前記軸部105が回転軸76及び小径孔102に接触することがない。
すなわち、軸部105の長さが異なるボルト28が供給された場合においても、前記ボルト28を第1〜第6ホルダ84a〜84fの内部に好適に装填することができるとともに、ワーク24に対して供給することができる。換言すると、ボルト28のフランジ部80及び頭部の形状が略同一形状であれば、軸部105の長さが異なる場合においても好適に第1〜第6ホルダ84a〜84fに装填することができる。
このため、ボルト28の軸部105の長さに応じて複数のボルト供給装置を設ける必要がない。
さらに、接続部114におけるカバー部材128を軸線方向に沿って変位させるとともに、チューブ46a〜46dを接続部材122のチューブ孔136に対して挿入又は離間することにより、パーツフィーダ30からボルト28が供給されるチューブ46a〜46dを前記接続部114に対して簡便且つ確実に脱着することができる。
本発明の実施の形態に係るボルト供給装置の斜視図である。 図1のボルト供給装置の一部省略縦断面図である。 図1のボルト供給装置におけるボルト保持機構の一部分解斜視図である。 図1のIV−IV線に沿った縦断面図である。 図1のボルト供給装置における第1ホルダ及び検出機構近傍を示す一部断面平面図である。 図5の第1ホルダの装填孔にボルトが挿入された状態における第1ホルダ及び検出機構近傍を示す一部断面平面図である。 図1のボルト供給装置を含むボルト供給システムの概略説明図である。 従来技術に係るボルト供給装置の一部省略縦断面図である。
符号の説明
20a、20b…ボルト供給装置 22…ボルト供給システム
24…ワーク 26…搬送ライン
28、28a…ボルト 30…パーツフィーダ
32a、32b…ロボット 36…ボルト分配機構
38a〜38l…供給配管 42…スライド部材
44…ボルト集合部 46a〜46d…チューブ
49…ソケット 50…ボディ
54…ボルト保持機構 56…供給機構
58…回転駆動源 60…検出機構
62a、62b…ベースプレート 66…ガイド部材
70…接続プレート 76…回転軸
78、78a…ガイド孔 80…フランジ部
82…接続孔 84a〜84f…第1〜第6ホルダ
90…空間部 96、96a…装填孔
100…大径孔 102…小径孔
104…テーパ面 106a、106b…検出孔
114…接続部 122…接続部材
126…ボール 128…カバー部材
136…チューブ孔 142…連通孔
156…センサ部 158…発光体
160…受光体

Claims (4)

  1. 頭部又は軸部の長さの異なる複数の種類のボルトが収容された複数のパーツフィーダから所望のボルトが選択されてチューブを介して順次供給され、前記ボルトをワークへと供給するボルト供給装置において、
    ボディと、
    前記ボディに装着される回転駆動源と、
    前記ボディに装着され、前記チューブが接続されて前記ボルトが供給される供給機構と、
    前記回転駆動源の駆動作用下に回転し、断面形状が外周面に沿って所定角度離間した略六角形状となる複数の取付面を有する回転軸と、該回転軸の取付面に対して放射状に設けられ、前記ボルトの形状に対応して該回転軸の線に向かって貫通すると共に前記回転軸の内部に形成された空間部と連通する装填孔を有し、前記供給機構から供給されたボルトを保持する複数のホルダとを含み、前記ボディに対して回転自在に保持されるボルト保持機構と、
    前記ホルダに保持された前記ボルトを取り出す搬送手段と、
    を備え、
    前記パーツフィーダからチューブを介して供給機構にボルトが供給され、前記ボルトが前記供給機構の接続部材に対向する記ホルダに保持された後、前記回転軸の回転作用下に前記ホルダが鉛直方向となるように回動して行われる前記ボルトの搬送手段への供給と、前記ホルダが鉛直下方向となるように回動して行われる前記ホルダに残存するボルトの排出とが連続的に行なわれることを特徴とするボルト供給装置。
  2. 請求項1記載のボルト供給装置において、
    前記ホルダは、前記回転軸の軸線方向に沿って所定間隔離間して略並列に複数設けられることを特徴とするボルト供給装置。
  3. 請求項1又は2記載のボルト供給装置において、
    前記装填孔は、前記ボルトの頭部及びフランジ部が挿入される大径孔と、
    前記ホルダにおける回転軸側に形成されるとともに、前記大径孔より半径内方向に縮径して形成される小径孔と、
    前記大径孔から前記小径孔に向かって徐々に縮径するテーパ面とからなり、
    前記装填孔の内部に前記ボルトが挿入された際、前記小径孔に軸部が挿入されるとともに、前記ボルトのフランジ部が前記テーパ面に当接することを特徴とするボルト供給装置。
  4. 請求項1記載のボルト供給装置において、
    前記ボディに装着された接続プレートにブラケットを介して前記ホルダの側面に臨むように配設され、前記ホルダの内部におけるボルトの保持状態/非保持状態を検出する検出機構を備えることを特徴とするボルト供給装置。
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