JP3970554B2 - 水冷v型エンジン船外機 - Google Patents

水冷v型エンジン船外機 Download PDF

Info

Publication number
JP3970554B2
JP3970554B2 JP2001144546A JP2001144546A JP3970554B2 JP 3970554 B2 JP3970554 B2 JP 3970554B2 JP 2001144546 A JP2001144546 A JP 2001144546A JP 2001144546 A JP2001144546 A JP 2001144546A JP 3970554 B2 JP3970554 B2 JP 3970554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
cylinder
outboard motor
engine
cooled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001144546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002339753A (ja
Inventor
道 米沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001144546A priority Critical patent/JP3970554B2/ja
Priority to CA002385977A priority patent/CA2385977C/en
Priority to US10/145,048 priority patent/US6715454B2/en
Priority to CNB021215138A priority patent/CN1201075C/zh
Priority to DE60225967T priority patent/DE60225967T2/de
Priority to EP02010863A priority patent/EP1258612B1/en
Publication of JP2002339753A publication Critical patent/JP2002339753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3970554B2 publication Critical patent/JP3970554B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1824Number of cylinders six

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水冷式のV型エンジンを搭載した船外機をチルトアップし、且つ左右の何れかに傾斜格納した際に、エンジンの冷却水ジャケット内に残留する冷却水(海水)を容易に排出するようにした水冷V型エンジン船外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水冷式バーチカルエンジンを搭載した船外機においては、船外機の保管等のため、船外機を船尾に対してチオルトアップ(船外機を水平軸を中心として上方に揺動し、上傾させ、水中から露出させる)した状態において、冷却水による発錆や腐食の防止のため、エンジンの冷却水ジャケット内に残留する冷却水(海水等)を、冷却水ジャケットから排出する必要がある。
従来技術として、実開昭63−158530号公報に開示された技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上の実開昭63−158530号公報に開示された従来技術は、チルトアップ状態における冷却水ジャケットの残水の排水しか考慮されておらず、チルトアップ状態で、且つ転舵状態(船外機をチルトアップ状態で垂直軸回りに左右に傾動し、傾斜させておく)における冷却水ジャケットの残水に対する配慮はなされていない。
以上の従来技術は、直列多気筒シリンダ型エンジンのため、チルトアップ状態、且つ転舵状態でも最下シリンダ下側の排水口から排出されるものである。
【0004】
ところで、複数のシリンダ列を平面視V型に配置したバーチカルV型水冷エンジンを搭載して船外機を行使した場合、V型エンジンではチルトアップ状態、且つ転舵状態においては、船外機(エンジン)全体が前上傾することの他に、V型エンジンなので、左右のシリンダ列間にはV型バンクがあり、左右のシリンダ列間のV型バンク中央からの拡開角度が船外機の転舵角度に加わることとなる。
この結果、最下シリンダ下側の排水口からの排水が円滑に行なわれない虞がある。
【0005】
本発明は、以上の課題を解決すべくなされたもので、その目的とする処は、V型エンジンを搭載した船外機において、ボア最下の排水に加え、船外機をチルトアップ、且つ転舵状態として際の、転舵角度と左右のシリンダ列のバンク中央からの拡開角度によって、最下シリンダ外側が、ボア最下の連通孔と概ね同じ高さか、下位置になっても、排水が円滑に行なわれる船外機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、複数のシリンダ列を平面視V型に配置したバーチカルV型水冷エンジンを、シリンダヘッドを後側に、クランクケースを前側にして搭載し、前部の水平軸を中心としてチルト運動可能に、垂直軸を中心として舵採り運動可能に船体に取り付けられる水冷V型エンジン船外機において、左右のシリンダ列の夫々の最下シリンダにおける冷却水ジャケットの最外幅に冷却水の取り出し部を設けた。
【0007】
請求項1では、最下位のシリンダ外側ボアセンター付近の排水路により、最下シリンダ外側が、ボア最下の連通孔と概ね同じ高さか下位置になっても、冷却水ジャケットの残留水の排水が円滑になされる。
従って、船外機の保管のため、チルトアップ、且つ転舵状態としたときでも、冷却水ジャケットの水が円滑に抜ける。
【0008】
請求項2は、請求項1において、最下シリンダの冷却水ジャケットの前記冷却水取り出し部の部分から後下傾するように傾斜させた内底部を備えることを特徴とする。
請求項2では、船外機を保管等のためチルトアップした際(図1の鎖線Aの状態)、冷却水の取り出し部(外部への排出配管)は、冷却水ジャケットの傾斜内底部に繋がっているので、冷却水ジャケット内の残留水は傾斜に沿って取り出し部から更に円滑に排出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。尚、図において推進方向の前方をFrで、後方をRrで示した。
図1は、船体に船外機を取り付けた状態の説明的側面図、図2は、図1の矢視2方向の図である。
これ等の図1、図2に基づいて船外機の船体への取付状態及びチルトアップ、転舵状態を説明する。
【0010】
船外機1は、船外機1の前部でエンジンカバー下方の部分に設けたスターンブラケット2を介して、船体100の船尾101に着脱自在に取付、支持されている。
船外機1は船尾101への取付状態で、図1の水平軸3を中心として前上傾するように傾動自在である。前上傾した状態を図1の鎖線Aで示した。この状態がチルトアップ状態で、この状態で船外機は水面102(海面)上にスクリューを含む全体が露出し、保管等する。
又船外機1は、図2に示したようにスターンブラケット2の垂直軸4を中心として左右に揺動自在であり、左右への揺動で転舵作動を行う。図2の実線で示した状態は推進方向に対して右に揺動させ、推進方向を右に転舵した状態を示し、鎖線Bで示した状態は船外機は中立位置にあって直進状態を示す。
【0011】
図3は、船外機の上部のエンジン部分のエンジンカバー等を断面とした側面図、図4は、図3の4−4線の説明的断面図である。
これ等図3及び図4に基づいて船外機のエンジン部分を含む上部構造を説明する。
エンジン5は複数のシリンダ列が上下に配設され、左右にVバンクで拡開した平面視V型のV型エンジンであり、実施の形態では、軸線を横向きとして上下に3気筒を配設した平面視V型6気筒エンジンを示す。
6はシリンダブロックで、上下に3つのシリンダ7…(…は複数を表す。以下同じ)を軸線を横向きに並行して配置し、シリンダ7…内にはピストン8…が嵌装されており、シリンダブロック6の前面に配設したクランクケース9と、シリンダブロック6との間でピストン8…と連結したクランクシャフト10を保持する。
【0012】
シリンダブロック6の後方にはシリンダヘッド11を配設し、これの後方をシリンダヘッドカバー12で覆い、シリンダヘッド11の側方には排気マニフォールド13を配置し、排気マニフォールド13内の排気通路14は、エンジン5のシリンダブロック6下方に配設したエンジン支持メンバーであるマウントケース15の後部の内部空間を通って下方に延出された排気管44に接続され、エクステンションケース29内の排気膨張室45を通って、水中出口から排出される。エンジン5の前部の上部には発電機16を配置し、クランクケース9の上方にはクランクシャフトの上端部に連結した第1駆動プーリ17配設し、これの上に同軸に設けた第2駆動プーリ18と発電機16の被動プーリ19とをベルト20で連結し、エンジン出力で発電機16を運転し、発電する。
【0013】
第1駆動プーリ17は、シリンダヘッド11上に端部を突出したカムシャフトを駆動するカムシャフトプーリ21にガイドプーリ22を介してベルト23により連結し、カムシャフトをエンジン出力で駆動する。
これ等ベルト・プーリ機構上には吸気消音箱24を配設してこれ等のカバーを構成し、吸気消音箱24の後部をスロットル弁装置25の吸気道と連通、接続し、スロットル弁装置25は、シリンダヘッドカバー12の後方にVバンク間に配置した吸気マニフォールド26と接続し、燃料供給系を構成する。
【0014】
以上のエンジン5の周囲をエンジンカバー27で覆い、エンジンカバー27の下方の部分はアンダーカバー28で覆ってマウントケース15を覆い、図1に示すようにこの下方にはエクステンションケース29を延設し、この下方にギヤケース30を設け、後方に向けてスクリュー31を配設し、スクリュー31は、クランクシャフト10の下端部と連結した垂直駆動軸、ギヤボックスを介してエンジン出力で駆動される。
【0015】
図4では説明の便宜上図3の吸気消音箱24と吸気マニフォールド26を除去した状態で示し、エンジン5のシリンダブロック6L,6R(左右のシリンダ列)間には、後方に向いてV型に拡開したVバンク32が形成されており、前述の排気マニフォールドは、左右のシリンダブロック6L,6Rの各外側に13L,13Rとして配置されている。
以上のエンジン5の各シリンダブロック6L,6R内のシリンダボア7a…の周囲、シリンダヘッド11に形成される燃焼室11a…(図5参照)の周囲、排気マニフォールド13L,13R内の排気通路14の周囲等に冷却水ジャケット33…を備え、水冷式エンジンを構成する。
【0016】
図5は、エンジン要部の横断平面図、図6は、図5の6−6線断面図である。これ等の図5及び図6に基づいて説明する。
図5に示したV型配置の左右のシリンダブロック6L,6Rの左右のシリンダボア7a,7aは、上下に配置されたシリンダ列の最下位のもの6a,6aを示し、この最下位のものを含んでシリンダボア7a…の周囲には、前記したように冷却水ジャケット33のシリンダ部分33a…が設けられている。
この冷却水ジャケット33のシリンダ部分33a…は、他の冷却水ジャケット33を含んで相連通するように設けられており、シリンダ部分33a…は、シリンダヘッド11の燃焼室11a周りの冷却水ジャケット33b…、排気マニフォールド13の排気通路14周りの冷却水ジャケット33c…(図3参照)の夫々と連通する。
【0017】
左右のシリンダブロック6L,6Rの最下位のシリンダ部分6a,6aの冷却水ジャケット33a,33aの最も幅が大きく、各外側に膨出している部分6b,6b(ボアセンター部分の最外側部分)には、外側に冷却水の取り出し部34,34を設ける。
取り出し部34,34は、左右のシリンダブロック6L,6Rの最下位のシリンダ部分6a,6aの夫々の最外側部6b,6bから外側方に突出して筒状をなし、シリンダボア7a,7aを囲む冷却水ジャケット33a,33aを構成する水通路33d,33dと連通し、実施の形態では筒状の取り出し部34,34にパイプ材からなる通路金具34a,34aを埋設して外端部を外側方に突出し、通路金具34a,34aに排水チューブ35,35に連結する。
【0018】
以上の取り出し部34,34からエンジン停止時に冷却水ジャケット33a,33a内の冷却水を排出する。
図6で示す15は、前記したエンジン支持メンバーであるマウントケースであり、これの下方にはマウントケース15のエクステンションケース29が配設されており、マウントケース15の図6の左右に冷却水通路36の一部が臨み、又この間には冷却水導入通路37が設けられ、これの底部をポンプで汲み上げられる冷却水供給管38に接続し、海水等を冷却水供給管38から冷却水導入通路37に汲み上げ、上下3列に配置したシリンダボア7a…を囲む冷却水ジャケット33a…に導入口39,39から冷却水を導入する。
【0019】
排水チューブ35,35は、排気マニフォールド13L,13Rに形成された冷却水通路33c,33cに連通されている。
これにより33d部の水は、エンジン停止、水ポンプ停止後排水チューブ35,35を経て冷却水通路33c,33cに戻り、吸込み口41等からスムーズに排出される。
【0020】
図7は、冷却水系路を示す模式的説明図である。
前記した冷却水供給管38は、ストレーナ41、ポンプ42を介して汲み上げられた海水等を矢印のように圧送し、一部は左右のシリンダブロック6L,6Rの冷却水ジャケット33a…に導入口39,39から冷却水を送り込み、シリンダボア7a…周囲を冷却する。
又他の一部は、左右の排気マニフォールド13L,13Rの冷却水ジャケット33c,33cに分岐して送り込み、排気通路14,14周を冷却する。又シリンダブロック6L,6Rの冷却水ジャケット33aに導入された冷却水及び排気マニフォールド13L,13Rに導入された冷却水は、シリンダヘッド11,11の冷却水ジャケット33b,33bに冷却水を送り込み、燃焼室周囲を冷却する。
【0021】
左右の排気マニフォールド13L,13Rの下方に、これの排出部を構成するマウントケース内部通路43,43を接続し、これの周囲をマウントケース15の左右の部分に設けた冷却水通路36,36で囲み、該通路36,36は前記した冷却水供給管38の上流部に設けた分岐通路38a,38aに接続して冷却水を取り入れ、マウントケース内部通路43,43を冷却水で冷却する。
マウントケース内部通路43,43の下端部は、排気管44,44に接続し、マウントケース15のエクステンションケース29の排気膨張室45に該排気管44,44を通し、排気膨張室45を介して冷却水とともに排気を排出する。
【0022】
前記したマウントケース15の左右の部分に設けた冷却水通路36,36は凹部として形成され、上面をカバー46,46で覆った。
ところで、前述した左右のシリンダブロック6L,6Rの冷却水ジャケット33a,33aの上端部にはサーモスタット49,49が設けられている。排気マニフォールドは排気通路14の周囲を冷却水ジャケット33cと排出通路47とで囲んだ多重構造である。冷却水ジャケット33cと排出通路47,47とは接続路48,48を介して接続する。
冷却水ジャケット33a,33aの下流部に設けたサーモスタット49,49が、冷却水ジャケット33a,33aの水温が所定温度を超えると開き、接続路48,48を介して排出通路47,47に冷却水を排出し、排気マニフォールドの排出通路47,47は、接続出口47a,47aにより、マウントケース下面の排出孔15aと連通し、排水は排出通路45内に排出される。
【0023】
ところで前記した冷却水の取り出し部34,34であるが、図3に示したように、冷却水ジャケット33aのこの部分から下方の部分の内壁33e(内底部)を、図で明らかなように後下傾するように傾斜させる。
これにより、図3の状態から図の右側の部分が下がり、左側の部分が上がったチルトアップ状態で、傾斜した内壁33eが時計方向に上昇し、内壁33eに溜まる冷却水を積極的に取り出し部34に導くように構成した。
図7において50はベーパーセパレータで、冷却水の一部を分岐管51を介して周囲に供給し、サブタンク内の燃料を冷却するものである。
【0024】
以上において、船外機1を保管する際は、図1の鎖線Aで示したように後部が上に傾斜するように船外機1を水平軸3を中心としてチルトアップ状態とし、又垂直軸4を中心として図2に示すように左右一方に転舵状態に傾斜さて保管する。
この際、エンジン5の冷却水ジャケット33内の冷却水を、防錆、腐食防止の見地から排出する必要があり、チルトアップ状態、且つ左右一方への転舵状態から、自然に冷却水を冷却ジャケット33から排出させる必要がある。
【0025】
本発明では、上記したように、冷却水の取り出し部(排出部)を、最下位のシリンダの外側でボアセンター付近に設け、従って、冷却水ジャケット内の冷却水は最下位の取り出し部から排出される。
又以上の最下位の排水に加え、船外機をチルトアップ、且つ転舵状態として際に、図2に示す転舵角度と左右のシリンダ列のV型バンク32が拡開していても、最下位のシリンダ外側が、ボア最下の連通孔と概ね同じ高さか、下位置になったとしても、冷却水の取り出し部(排出部)を、最下位のシリンダの外側でボアセンター付近に設けたので、冷却水の排水を円滑に行なうことができる。
従って、船外機の保管のため、チルトアップし、且つ転舵状態としたときであっても、冷却水ジャケットの水が円滑に確実に抜けることとなり、保管時の水冷V型エンジン搭載の船外機の冷却水ジャケット内の残留水の除去を、迅速、円滑、確実に行なうことができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
複数のシリンダ列を平面視V型に配置したバーチカルV型水冷エンジンを、シリンダヘッドを後側に、クランクケースを前側にして搭載し、水平軸を中心としてチルト運動可能に、垂直軸を中心として舵取り運動可能に船体に取り付けられる船外機において、左右のシリンダ列の夫々の最下シリンダにおける冷却水ジャケットの最外幅に冷却水の取り出し部を設けた。
【0027】
請求項1では、最下位のシリンダ外側ボアセンター付近の排水路により、最下シリンダ外側が、ボア最下の連通孔と概ね同じ高さか下位置になっても、冷却水ジャケットの残留水の排水が円滑になされる。
従って、船外機の保管のため、チルトアップ、且つ転舵状態としたときでも、冷却水ジャケットの水が円滑に抜けることとなり、保管時の水冷V型エンジン搭載の船外機の冷却水ジャケット内の残留水の除去を迅速、円滑、確実に行ない、船外機の保管時における船外機エンジンの保護上有益である。
【0028】
又以上を、船外機に搭載した平面視V型エンジンの左右のシリンダ列の夫々の最下シリンダにおける冷却水ジャケットの最外幅に冷却水の取り出し部を設けだけなので、構造が簡素に、又冷却水の取り出し部にパイピングを実施する等で実現することができ、これ亦構造が簡素で、部品も最少で足りる。
【0029】
請求項2は、請求項1において、最下シリンダの冷却水ジャケットの前記冷却水取り出し部の部分から後下傾するように傾斜させた内底部を備えるようにした。
【0030】
請求項2では請求項1の効果に加えるに、船外機を保管等のためチルトアップした際(図1の鎖線Aの状態)、冷却水の取り出し部(外部への排出配管)は、冷却水ジャケットの傾斜内底部に繋がっているので、冷却水ジャケット内の残留水は傾斜に沿って取り出し部から更に円滑に排出することができる。
又以上を冷却水ジャケットの一部の内底部に傾斜部を設けるだけなので、構造が簡素である。
【図面の簡単な説明】
【図1】船体に船外機を取り付けた状態の説明的側面図
【図2】図1の矢視2方向の図
【図3】船外機の上部のエンジン部分のエンジンカバー等を断面とした側面図
【図4】図3の4−4線の説明的断面図
【図5】エンジン要部の横断平面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】冷却水系路を示す模式的説明図
【符号の説明】
1…船外機、 3…水平軸、 4…垂直軸、 5…エンジン、 6L,6R…左右のシリンダ列を含む左右のシリンダブロック、 6a…最下位のシリンダ、9…クランクケース、 33…冷却水ジャケット、 33e…内底部、 34…冷却水取り出し部。

Claims (2)

  1. 複数のシリンダ列を平面視V型に配置したバーチカルV型水冷エンジンを、シリンダヘッドを後側に、クランクケースを前側にして搭載し、前部の水平軸を中心としてチルト運動可能に、垂直軸を中心として舵取り運動可能に船体に取り付けられる船外機において、
    前記左右のシリンダ列の夫々の最下シリンダにおける冷却水ジャケットの最外幅に冷却水の取り出し部を設けた、
    ことを特徴とする水冷V型エンジン船外機。
  2. 最下シリンダの冷却水ジャケットの前記冷却水取り出し部の部分から後下傾するように傾斜させた内底部を備えることを特徴とする請求項1に記載の水冷V型エンジン船外機。
JP2001144546A 2001-05-15 2001-05-15 水冷v型エンジン船外機 Expired - Fee Related JP3970554B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144546A JP3970554B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 水冷v型エンジン船外機
CA002385977A CA2385977C (en) 2001-05-15 2002-05-10 Outboard motor including water-cooled v-engine
US10/145,048 US6715454B2 (en) 2001-05-15 2002-05-14 Outboard motor including water-cooled V-engine
CNB021215138A CN1201075C (zh) 2001-05-15 2002-05-15 包括水冷v形发动机的舷外马达
DE60225967T DE60225967T2 (de) 2001-05-15 2002-05-15 Aussenbordbrennkraftmaschine mit Zylindern in V-Bauart
EP02010863A EP1258612B1 (en) 2001-05-15 2002-05-15 Outboard motor including water-cooled v-engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144546A JP3970554B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 水冷v型エンジン船外機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002339753A JP2002339753A (ja) 2002-11-27
JP3970554B2 true JP3970554B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=18990474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001144546A Expired - Fee Related JP3970554B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 水冷v型エンジン船外機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6715454B2 (ja)
EP (1) EP1258612B1 (ja)
JP (1) JP3970554B2 (ja)
CN (1) CN1201075C (ja)
CA (1) CA2385977C (ja)
DE (1) DE60225967T2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004132307A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Honda Motor Co Ltd 水冷バーチカルエンジンおよびこれを搭載した船外機
US6997130B1 (en) 2004-11-03 2006-02-14 Paul Fretwell Motorboat engine cover
DE602007004895D1 (de) * 2006-03-29 2010-04-08 Honda Motor Co Ltd Wassergekühlter Verbrennungsmotor
JP4193879B2 (ja) * 2006-06-12 2008-12-10 トヨタ自動車株式会社 可変圧縮比内燃機関及び、可変圧縮比内燃機関の冷却水排出方法
EP3354557B1 (en) 2010-02-11 2020-05-27 AB Volvo Penta Large outboard motor for marine vessel application
US9126666B2 (en) 2010-02-11 2015-09-08 Seven Marine, Llc Large outboard motor including variable gear transfer case
JP5543887B2 (ja) * 2010-09-28 2014-07-09 株式会社ショーワ 船舶推進機の電蝕防止構造

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4066057A (en) * 1975-09-04 1978-01-03 Brunswick Corporation Cylinder head mounting apparatus for internal combustion engines
SE7606826L (sv) * 1976-06-16 1977-12-17 Volvo Penta Ab Anordning vid gjutna stommar for vetskekylda tvataktsmotorer
JPS63158530A (ja) 1986-12-23 1988-07-01 Ricoh Co Ltd 定速制御装置
US5950425A (en) 1996-03-11 1999-09-14 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Exhaust manifold cooling
JP3594397B2 (ja) * 1996-03-21 2004-11-24 ヤマハマリン株式会社 船外機の冷却構造
US5941205A (en) * 1996-06-10 1999-08-24 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Intake system for a four-cycle engine powering an outboard motor

Also Published As

Publication number Publication date
DE60225967D1 (de) 2008-05-21
US6715454B2 (en) 2004-04-06
EP1258612A3 (en) 2003-07-16
CA2385977C (en) 2008-07-22
CA2385977A1 (en) 2002-11-15
DE60225967T2 (de) 2009-06-18
JP2002339753A (ja) 2002-11-27
EP1258612A2 (en) 2002-11-20
EP1258612B1 (en) 2008-04-09
US20020170509A1 (en) 2002-11-21
CN1385340A (zh) 2002-12-18
CN1201075C (zh) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5873330A (en) Cooling arrangement for engine
US6302754B1 (en) Outboard motor cooling and exhaust system
JPH08284655A (ja) 船舶の船外機
US5803023A (en) Engine anode system
US8690623B2 (en) Outboard motor and watercraft including the same
JP3970554B2 (ja) 水冷v型エンジン船外機
JP4076617B2 (ja) 小型船舶の吸気装置
US7086915B2 (en) Lubricating structure for outboard motors
JP3949392B2 (ja) 船外機
US9328638B2 (en) Outboard motor
JP3907084B2 (ja) 船外機
JP3698766B2 (ja) 船外機の船体搭載構造
JP3958004B2 (ja) 水冷v型エンジン船外機
EP1182336B1 (en) Outboard motor
JP4206763B2 (ja) 船外機
US6296537B1 (en) Outboard motor
JP3182867B2 (ja) 船外機の冷却装置
JPH10236392A (ja) 小型船舶の燃料供給装置
JP3256061B2 (ja) エンジン
JP3781298B2 (ja) 4サイクル多気筒エンジンを搭載した船外機
JP2002054438A (ja) 船外機用水冷エンジン
JP4269082B2 (ja) 小型船舶用エンジンのオイルフィルタ取付け構造
JP3326144B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑油供給装置
JP3464207B2 (ja) 船舶推進機
JP2008247359A (ja) 船外機における排気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3970554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140615

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees