JP3969291B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内槽の内底部に回転自在に配設した回転翼を有する洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯乾燥機は図8に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図8に示すように、筐体1は、内部に複数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。外槽3の内部には、回転中心軸を略鉛直方向に有し衣類を収容する内槽4を中空で2重構造とした洗濯・脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底部に衣類を撹拌する回転翼6を回転自在に配設している。
【0004】
回転翼6は、円形すり鉢状の基盤7と複数本の羽根8とで構成し、羽根8の頂部から基盤7への斜面の傾斜勾配は、中心部と外周部との間のほぼ中間点近傍位置から中心側に向かう部分を急に、また、中間点近傍位置から外側に向かう部分においては暫次ゆるやかにし、また、羽根8の幅は中心部分の幅をもっとも広くし、この幅の部分から外周に向けて幅を狭くしている。
【0005】
また、内槽4の内部周壁には小孔(図示せず)を多数設けるとともに、上方には流体バランサ9を設けている。モータ(駆動手段)10は、外槽3の底部に取り付け、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切り換えるクラッチ11と洗濯・脱水軸5を介して、内槽4または回転翼6に連結している。
【0006】
循環ダクト12は、伸縮自在の下部蛇腹状ホース13を介して外槽3の下部に接続し、他端を乾燥用送風機14の一端に接続している。乾燥用送風機14の他端は、加熱手段であるヒータ15を有する温風供給路16に接続し、上部蛇腹状ホース17を通って、内槽4へ繋がり、循環する経路を構成している。乾燥用送風機14とヒータ15とで温風送風手段を構成している。
【0007】
外槽3には、外槽3の上面を気密的に覆う外槽カバー18を設けており、この外槽カバー18に伸縮自在の上部蛇腹状ホース17からの温風噴出孔19を開口している。また、この外槽カバー18に中蓋20を開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
【0008】
筐体カバー21は筐体1の上部を覆うもので、開閉蓋22を開閉自在に有し、制御装置23を設けるとともに、内槽4に給水する給水弁24を設けている。また、外槽3の底部に外槽3内に水を排水する排水弁25を設けている。冷却用送風機26は、筐体1の側面に取り付け、筐体1の内部に外槽3、循環ダクト10などを冷却するように送風できるよう構成している。
【0009】
制御装置23は、モータ10、クラッチ11、乾燥用送風機14、ヒータ15、給水弁24、排水弁25、冷却用送風機26などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御するように構成している(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
上記構成において動作を説明する。洗濯行程では、開閉蓋22と中蓋20を開けて、内槽4に衣類(洗濯物)と洗剤を投入し、運転を開始すると給水弁24を開いて所定の水位まで給水した後、モータ10を駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ11を洗濯側に設定して、モータ10の動力を洗濯・脱水軸5を介して回転翼6に伝達し、回転翼6が回転することで、羽根8が水を撹拌することにより水流が発生する。
【0011】
また、内槽4の下層部の衣類は、直接に回転翼6の羽根8に引っかかり、略水平方向でかつ外周方向や上方向へ移動する。このようにして内槽4内の衣類を撹拌して、衣類どうし、または内槽4、回転翼6との接触によるこすれにより洗濯する。すすぎ行程でも同様にして動作し、衣類のすすぎを行う。
【0012】
脱水行程では、排水弁25を開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッチ11を脱水側に切り換えて、モータ10の動力を洗濯・脱水軸5を介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。
【0013】
乾燥行程では、排水弁25を閉じて、モータ10を駆動して回転翼6を回転させ、羽根8に衣類をひっかけて衣類に遠心力を与えることにより、衣類を外へはね飛ばすようにする。すると回転翼6の基盤7の傾斜面で衣類を上方へはね上げようとする力が働き(遠心力の分力)、衣類が撹拌される。この撹拌を繰り返しながら乾燥用送風機14による送風とヒータ15による発熱により、温風供給路16、上部蛇腹状ホース17を通して内槽4内へ温風を送り込む。
【0014】
この温風は、衣類の水分を奪った後、内槽4から外槽3の内側へ出た後、下部蛇腹状ホース13を通過して、循環ダクト12へ至る。衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、外槽3の内壁や循環ダクト12内を通過しているとき、筐体1の側面に設置した冷却送風機26による外部空気の流入で、外槽3や循環ダクト12の外壁は冷却されることになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて乾燥用送風機14へ戻る。この循環路で温風を循環させることにより、内槽4内の衣類を乾燥させることができる。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−300074号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、回転翼6の羽根8は、接触した水または衣類を略水平方向でかつ外周方向へ移動させるように傾斜させているため、衣類が略水平方向でかつ外周方向へ移動した際に、乾燥運転中に回転翼6との接触時間が長くなるために衣類が傷みやすくなり、乾燥の後半では衣類との摩擦が大きくなり、静電気が発生しやすくなるという問題があった。
【0017】
また、衣類の量が多い場合は、衣類を羽根8にひっかけて遠心力で衣類を外へはね飛ばすのが難しく、その結果、基盤7の傾斜面で衣類を上方へはね上げる力が弱く、攪拌性能が落ちるため、洗浄むら、乾燥むらが発生しやすくなるという問題があった。
【0018】
また、脱水行程では、内槽4を回転させ衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離させるが、そのとき、衣類が内槽4内へ張り付いた状態になるため、回転翼6を回転させて衣類をはがす行程を行うが、衣類が少ないときにははがれにくく、その状態から乾燥を始めると衣類への温風の当たりが悪く、乾燥に時間がかかるという問題があった。
【0019】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗濯、乾燥行程での水や衣類の略水平方向でかつ外周方向の動きを少なくし、回転翼との摩擦による衣類の傷み、静電気の発生を抑えることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、筐体内に複数のサスペンションで支持した外槽内に内槽を回転自在に配設し、この内槽の内底部に回転翼を回転自在に配設し、内槽または回転翼を駆動手段により駆動し、温風送風手段により内槽内に温風を吹き込むよう構成し、回転翼は、中央部に山形を形成し前記山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤の上に、基盤の曲面に沿って山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるように基盤の外周端まで延びる複数本の羽根を有し、羽根を中心から外周までの間で周方向に切断した各断面において、羽根の頂部基盤との交点とを結ぶ傾斜の勾配が42〜45°の範囲内で均一になるようにするとともに、羽根の頂部の外周端が基盤の外周端より7〜15mm高くなるようにしたものである。
【0021】
これにより、洗濯、乾燥行程での水や衣類の略水平方向でかつ外周方向への動きを少なくすることができ、回転翼との摩擦による衣類の傷み、静電気の発生を抑えることができるとともに、衣類の量が少ないときでも、脱水後に内槽内へ張り付いた衣類がはがれやすくなり、乾燥時間を短縮することができる
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、筐体内に複数のサスペンションで支持した外槽と、この外槽内に回転自在に配設した内槽と、この内槽の内底部に回転自在に配設した回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を吹き込む温風送風手段とを備え、前記回転翼は、中央部に山形を形成し前記山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤の上に、前記基盤の曲面に沿って前記山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるように前記基盤の外周端まで延びる複数本の羽根を有し、前記羽根を中心から外周までの間で周方向に切断した各断面において、前記羽根の頂部前記基盤との交点とを結ぶ傾斜の勾配が42〜45°の範囲内で均一になるようにするとともに、前記羽根の頂部の外周端が前記基盤の外周端より7〜15mm高くなるようにしたものであり、洗濯、乾燥行程での水や衣類の略水平方向でかつ外周方向への動きを少なくすることができ、回転翼との摩擦による衣類の傷み、静電気の発生を抑えることができるとともに、衣類の量が少ないときでも、脱水後に内槽内へ張り付いた衣類がはがれやすくなり、乾燥時間を短縮することができる
【0023】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、羽根を周方向に切断し た断面において、前記羽根の頂部と基盤との交点とを結ぶ傾斜部が円弧形状となるようにしたものであり、洗濯、乾燥行程で回転翼が回転するときに、羽根により直接に水や衣類を下からすくい上げる力が働き、衣類の上下移動が大きくなり、洗浄むら、乾燥むらを低減することができる
【0024】

【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0025】
(実施例1)
図1および図2に示すように、回転翼27は、回転中心軸を略鉛直方向に有し衣類を収容する内槽4の内底部に回転自在に配設し、衣類を撹拌するもので、外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤28の上に、中心から外周方向へ延びる4本の羽根29を有し、羽根29の頂部30から基盤28へ向けての傾斜面31の勾配を中心から外周までの各縦断面でほぼ均一になるようにしている。
【0026】
すなわち、基盤28の中央部は洗濯・脱水軸5との連結部を設けているため山形を形成している。そして、基盤28は外周へ向けて一旦低くなり、最下面を経て、さらに外周に向けて曲面を描いて高くなるすり鉢状に形成している。羽根29は基盤28上に形成され、中央部の山の頂点から始まり、基盤28の曲面に沿って中心から外周まで水や衣類がまんべんなく引っかかるように必要な高さを設けている。また、外周付近では水平部32を設け、同じ高さで外周まで延びる形状としている。
【0027】
ここで、図3に示すように、羽根29の断面はA〜D各部において、頂部30から基盤28へ向けての傾斜面31の勾配を一定のθとしている。そのため、羽根29の頂部30から基盤28までの距離が大きいところはすその幅が広くなり、逆に、羽根29の頂部30から基盤28までの距離が小さいところはすその幅が狭くなる相関線33が決定される。他の構成は従来例と同じである。
【0028】
上記構成において動作を説明する。なお、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各行程の基本的な動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0029】
洗濯行程では、回転翼27を回転することで、水や衣類を回転翼27の羽根29に引っかけ撹拌して洗濯をする。このとき、図4に示すように、羽根29の傾斜面31に働く力Fは、傾斜面31に対して略垂直方向に働く。一方、羽根29の傾斜面31の勾配は一定のθとしているため、水や衣類が羽根29のどの部分に当たっても、斜め上方の(90−θ)゜の方向へ力Fが働き、羽根29に沿って略水平方向でかつ外周方向へ移動することが少なく、攪拌される。
【0030】
この勾配θの角度は42〜45°にすることにより、衣類が上下方向へよく移動し、かつ、モータ10へ過度の力がかかることなく、洗濯を行うことができることを発明者らは実験により確認している。
【0031】
乾燥行程では、回転翼27を回転することで、衣類を回転翼27の羽根29に引っかけて撹拌し乾燥する。このとき、上述したように、衣類が羽根29のどの部分に当たっても、斜め上方の(90−θ)゜の方向へ力Fが働き、羽根29に沿って略水平方向でかつ外周方向へ移動することが少なく、衣類が上下に入れ換わる。
【0032】
この撹拌を繰り返しながら衣類に均一に温風を当てながら乾燥を行うことにより、回転翼27との摩擦による衣類の傷み、静電気の発生を抑えることができるとともに、乾燥時間を短縮することができる。
【0033】
このように本実施例によれば、回転翼27は、外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤28の上に、中心から外周方向へ延びる4本の羽根29を有し、羽根29の頂部30から基盤28へ向けての傾斜面31の勾配を中心から外周までの各縦断面でほぼ均一になるようにしているので、洗濯、乾燥行程での水や衣類の略水平方向でかつ外周方向への動きを少なくすることができ、回転翼27との摩擦による衣類の傷み、静電気の発生を抑えることができる。
【0034】
(実施例2)
図5に示すように、回転翼34は、内槽の内底部に回転自在に配設し、衣類を撹拌するもので、外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤35の上に、中心から外周方向へ延びる4本の羽根36を有し、羽根36の頂部37から基盤35へ向けての傾斜面38を、図6に示すように、基盤35から羽根36の頂部37へ円弧で上昇する凹曲面にしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0035】
上記構成において動作を説明する。なお、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各行程の基本的な動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0036】
洗濯行程では、回転翼34を回転することで、水や衣類を回転翼34の羽根36に引っかけ撹拌して洗濯をする。このとき、羽根36に当たった水には、(90−θ)゜の角度の方向に力が働くと同時に、図6の矢印aで示すように、傾斜曲面に沿って上方へと流れる動きが発生するため、内槽内の水が上下によく循環し、洗浄効果を高めることができる。
【0037】
乾燥行程では、回転翼34を回転することで、衣類を回転翼34の羽根36に引っかけ撹拌して乾燥する。このとき、羽根36に当たった衣類には、(90−θ)゜の角度の方向に力が働くと同時に、図6の矢印aで示すように、傾斜曲面に沿って上方へかきあげる動きが発生し、より衣類を上方へと勢いよく移動させることができる。
【0038】
このように本実施例によれば、回転翼34の羽根36の傾斜面38を基盤35から羽根36の頂部37へ円弧で上昇する凹曲面にしたので、洗濯、乾燥行程で回転翼34が回転するときに、羽根36により直接に水や衣類を下からすくい上げる力が働き、衣類の上下移動が大きくなり、洗浄むら、乾燥むらを低減することができる。
【0039】
(実施例3)
図7に示すように、回転翼39は、内槽の内底部に回転自在に配設し、衣類を撹拌するもので、外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤40の上に、中心から外周方向へ延びる複数本の羽根41を有し、羽根41を回転翼39の外形まで延設し、基盤40の外周面よりも高さhだけ高くなるようにしている。
【0040】
また、羽根41の外周部付近では水平部42を設けて、モータ10へ過度の力がかからないように、また、強度的に問題がないように形成し、水平部42の先端部42aを円弧状としている。他の構成は上記実施例1または2と同じである。
【0041】
また、羽根41の高さhは、少量の衣類(約1kg)をはがすのに最適な高さに設定する。なぜなら、衣類が多いときは自重である程度衣類が内槽からはがれるのと、衣類が多いときにあまり羽根41の高さhが高いと、羽根41に過度の力が働きモータ10の負荷が大きくなるからである。発明者らは、羽根41の高さhを7mm〜15mmにしたときに衣類が少量でも衣類を内槽からはがすことができ、また、衣類が多いときでも不具合がないことを実験により確認している。
【0042】
上記構成において動作を説明する。なお、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各行程の基本的な動作は従来例と同じであるので説明を省略する。
【0043】
脱水行程で、内槽を高速で回転させ、衣類に遠心力を与えて脱水すると、衣類は内槽内へ張り付いた状態となる。つづいて、乾燥行程に移行するが、このとき、回転翼39を回転させて、内槽内へ張り付いた衣類を回転翼39の羽根41の外周先端が引っ掛けることにより、衣類を内槽からはがすことができ、回転翼39を回転することで、内槽からはがした衣類を回転翼39の羽根41に引っかけ撹拌して乾燥する。これにより、乾燥時間を短縮することができる。
【0044】
このように本実施例によれば、回転翼39の羽根41を回転翼39の外周まで延設し、回転翼39の基盤40の外周面よりも高くなるようにしたので、衣類の量が少ないときでも、脱水後に内槽内へ張り付いた衣類がはがれやすくなり、乾燥時間を短縮することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、内槽の内底部に回転自在に配設した回転翼は、中央部に山形を形成し前記山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤の上に、基盤の曲面に沿って山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるように基盤の外周端まで延びる複数本の羽根を有し、羽根を中心から外周までの間で周方向に切断した各断面において、羽根の頂部基盤との交点とを結ぶ傾斜の勾配が42〜45°の範囲内で均一になるようにするとともに、羽根の頂部の外周端が基盤の外周端より7〜15mm高くなるようにしたから、洗濯、乾燥行程での水や衣類の略水平方向でかつ外周方向への動きを少なくすることができ、回転翼との摩擦による衣類の傷み、静電気の発生を抑えることができるとともに、衣類の量が少ないときでも、脱水後に内槽内へ張り付いた衣類がはがれやすくなり、乾燥時間を短縮することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の斜視図
【図2】 同洗濯乾燥機の断面図
【図3】 (a)同洗濯乾燥機の回転翼の断面図
(b)同洗濯乾燥機の回転翼のA−A線断面図
(c)同洗濯乾燥機の回転翼のB−B線断面図
(d)同洗濯乾燥機の回転翼のC−C線断面図
(e)同洗濯乾燥機の回転翼のD−D線断面図
【図4】 同洗濯乾燥機の回転翼の羽根に働く力の説明図
【図5】 本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の斜視図
【図6】 同洗濯乾燥機の回転翼の羽根の断面図
【図7】 本発明の第3の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の断面図
【図8】 従来の洗濯乾燥機の断面図
【符号の説明】
1 筐体
2 サスペンション
3 外槽
4 内槽
11 モータ(駆動手段)
14 乾燥用送風機(温風送風手段)
15 ヒータ(温風送風手段)
27 回転翼
28 基盤
29 羽根
30 頂部
31 傾斜面

Claims (2)

  1. 筐体内に複数のサスペンションで支持した外槽と、この外槽内に回転自在に配設した内槽と、この内槽の内底部に回転自在に配設した回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を吹き込む温風送風手段とを備え、前記回転翼は、中央部に山形を形成し前記山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるすり鉢円形状の基盤の上に、前記基盤の曲面に沿って前記山形から外周に向けて一旦低くなりさらに外周方向に向かって高くなるように前記基盤の外周端まで延びる複数本の羽根を有し、前記羽根を中心から外周までの間で周方向に切断した各断面において、前記羽根の頂部前記基盤との交点とを結ぶ傾斜の勾配が42〜45°の範囲内で均一になるようにするとともに、前記羽根の頂部の外周端が前記基盤の外周端より7〜15mm高くなるようにした洗濯乾燥機。
  2. 回転翼は、羽根を周方向に切断した断面において、前記羽根の頂部と基盤との交点とを結ぶ傾斜部が円弧形状となるようにした請求項1記載の洗濯乾燥機
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