JP3967116B2 - 圧縮機の複合駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの動力源、例えば内燃機関のような主たる原動機と、バッテリーのような電源によって回転するモータとによって、選択的に圧縮機を回転駆動することができる、圧縮機の複合駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題に対処するために、内燃機関を搭載している自動車のような車両が停車した時に内燃機関を停止させるアイドルストップ(或いはエコラン)システムの導入が推進されている。このシステムを使用すると、内燃機関によって駆動される車両空調装置の圧縮機が停車中は運転を停止するために、空調装置が作動を停止して車両の乗員が不快を感じるという問題があるので、バッテリーに蓄えられた電力によって回転駆動されるモータを使用して、停車中は動力源を切り換えてモータによって圧縮機を駆動するというように、2つの動力源によって駆動される所謂「ハイブリッドコンプレッサ」が知られている。
【0003】
ハイブリッドコンプレッサの公知例として、特開平11−287182号公報に記載されたものでは、圧縮機の駆動軸に、通常よく行われるように、電磁クラッチを介して連動させ得るプーリを取り付けて、このプーリをベルトを介して内燃機関によって回転駆動すると共に、同じ駆動軸にバッテリーの電力によって駆動されるモータを取り付けることにより、2つの動力源によって択一的に圧縮機を駆動可能としている。そして、モータには内燃機関を駆動源として作動する発電機能を備え、また、圧縮機は可変容量型のものとしており、吐出容量が所定値以下の時だけ発電させるようにしている。更に具体的には、内燃機関の駆動力を受けて発電する発電量は、圧縮機の吐出容量に反比例するように制御部によって規制されるようにしている。尚、モータは、その駆動軸と共に回転するロータ(電機子部)とロータの外周においてモータハウジングに固定されるステータ(界磁部)を有する周知の構成のものとしている。
【0004】
これにより、内燃機関による圧縮機駆動に必要な負荷がある程度以上になると、発電に必要な負荷をかけないようにできるので、内燃機関の負荷が極端に大きくなるのを防止し、車両の空調を損なうことなくバッテリーに電力を供給して車両のエネルギー効率を向上させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、モータにおいては、内燃機関の駆動力を受けてロータが回転される時には、常に発電作用が伴う訳であり、制御部によって発電機能を停止させた時(モータとバッテリー間の通電を遮断させた時)には、モータには高電圧が発生することになるので、モータ内の絶縁部や素子等に対する高耐電圧化が必要となり、コストアップを招いている。また、モータのロータが回転される時には、発生する電流に伴って鉄損が生じ、内燃機関にとっては、発電分に加えて鉄損分の動力を余分に消費することになる。
【0006】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、内燃機関駆動時におけるモータの発電作用を阻止し、モータの高耐電圧構造を不要とすると共に、内燃機関の動力負荷を低減させる圧縮機の複合駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0008】
請求項1に記載の発明では、主たる原動機(24)によって回転駆動されるプーリ(10)と、電機子部(18)および界磁部(14)から成り、電源(28)によって回転駆動されるモータ(3、42)と、流体を圧縮する圧縮機(1)とを有し、プーリ(10)およびモータ(3、42)の駆動力を選択して圧縮機(1)を作動させる圧縮機の複合駆動装置において、モータ(3、42)の電機子部(18)および界磁部(14)は、それぞれ独立して回転可能に支持されており、界磁部(14)は、一重の回転筒体(8)の内面に直接設けられ、電機子部(18)および界磁部(14)は、専用のモータハウジング(43)内に収容さて前記モータ(42)を形成し、モータ(42)は、圧縮機(1)と一体で接合され、プーリ(10)は、電機子部(18)および界磁部(14)の一方に機械的に接続され、圧縮機(1)は、電機子部(18)および界磁部(14)の他方に機械的に接続され、電機子部(18)および界磁部(14)の間には、プーリ(10)が回転する時に圧縮機(1)側をプーリ(10)の回転に連動させる連動手段(11)が設けられたことを特徴としている。
【0009】
これにより、内燃機関(24)のような主たる原動機(24)が運転されている時は、その回転動力がプーリ(10)からモータ(3、42)の電機子部(18)あるいは界磁部(14)の一方に伝達される。そして、連動手段(11)によって、電機子部(18)あるいは界磁部(14)の他方に更に回転動力が伝達され、圧縮機(1)を作動させる。この時、電機子部(18)と界磁部(14)は共に同期して回転することになるので、原動機(24)の運転中にモータ(3、42)が発電作用を起こすことを阻止でき、モータ(3、42)内に高電圧が発生することが無い。よって、絶縁部や素子等の高耐電圧化を不要としてモータ(3、42)を安価にすることができる。また、発電作用およびその時の鉄損を無くし、主たる原動機(24)に対する負荷を低減することができる。
【0013】
また、従来のプーリ(10a)を流用した対応が可能である。
【0014】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、モータ(3、42)の界磁部(14)は、永久磁石(12)より形成され、永久磁石(12)の内面が電機子部(18)の外周面に対向する界磁面(13)を形成していることを特徴としており、構造の簡単な磁石式のモータとして構成することができる。
【0015】
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1に記載の発明において、モータ(3、42)の界磁部(14)は、コイル(16a)を有する鉄心(15a)より形成され、鉄心(15a)の内面が電機子部(18)の外周面に対向する界磁面(13)を形成する捲線型の界磁部を構成することもできる。
【0016】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明において、連動手段(11)は、一方向クラッチ(11)とし、この一方向クラッチ(11)は、主たる原動機(24)によって圧縮機(1)を回転駆動する時には、主たる原動機(24)のトルクがプーリ(10)から一方向クラッチ(11)を介して圧縮機(1)に伝えられる一方、モータ(3、42)によって圧縮機(1)を回転駆動する時には、一方向クラッチ(11)の空転作用によって、プーリ(10)に対して進角側の回転を許容するように構成されていることを特徴としている。
【0017】
これにより、モータ(3、42)によって圧縮機(1)が回転駆動される時には、一方向クラッチ(11)は空転して、プーリ(10)及び主たる原動機(1)が実質的に停止状態を維持することができる。
【0018】
更に、請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、一方向クラッチ(11)は、主たる原動機(24)によって圧縮機(1)を回転駆動しており、且つ、モータ(3、42)を作動させた時には、プーリ(10)の回転数にモータ(3、42)の回転数が上乗せされて圧縮機(1)を回転駆動するように構成されていることを特徴としており、これにより、圧縮機(1)の流体吐出量を増大することができ、圧縮機(1)自身の吐出容量を小さくして小型にすることができる。
【0019】
本発明の圧縮機の複合駆動装置においては電磁クラッチを設けないので、主たる原動機(24)が運転されている時は、圧縮機(1)がプーリ(10)を介して常時回転駆動されることになるから、主たる原動機(24)の回転数と無関係に圧縮機(1)の吐出容量を変化させるために、請求項6に記載の発明のように、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の発明において、圧縮機(1)が可変容量型の圧縮機のものを使用することが望ましい。
【0020】
また、請求項7に記載の発明のように、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の発明において、圧縮機(1)は、固定容量型の圧縮機として、プーリ(10)と電機子部(18)および界磁部(14)の一方との間には、プーリ(10)の回転駆動トルクを断続する断続手段(48)を設けるようにしても良い。
【0021】
これにより、主たる原動機(24)運転中における圧縮機(1)の作動、停止が可能となるので、必要とされる吐出量に対応した運転が可能となり、主たる原動機(1)の不要な動力消費を無くすことができる。
【0022】
また、一般に可変容量型圧縮機の吐出容量が少容量側に可変されて使用される時の圧縮機効率は低下するのに対して、固定容量型の圧縮機ではその圧縮機効率の低下が無いので、効率良く空調装置を運転することができる。
【0023】
尚、請求項8に記載の発明のように、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の発明において、モータ(3、42)には、電機子部(18)および界磁部(14)の少なくとも一方に対する電力導入手段を備え、その電力導入手段は、ブラシ(19)と、スリップリング(21)および整流子(17)の少なくとも一方とから構成することができる。
【0024】
モータ(3、42)の電機子部(18)が回転可能であることは言うまでもないが、本発明においては界磁部(14)も回転可能に支持されるので、モータ(3、42)が整流子型のモータとして構成される場合には、界磁部(14)と電機子部(18)との間に整流子(17)とそれに摺動接触するブラシ(19)を設ける必要があるだけでなく、回転し得る界磁部(14)と電機子部(18)の一方と、静止部(圧縮機(1)側)との間にもブラシ(19)とスリップリング(21)からなる電力導入手段を設ける必要がある。
【0025】
従って、ブラシ(19)が2個所に必要になるので、請求項9に記載の発明のように、請求項8に記載の発明において、電機子部(18)に整流子(17)が設けられ、回転筒体(8)にブラシ(19)が設けられると共に、圧縮機(1)の固定のハウジング(7)にスリップリング(21)が設けられる場合に、ブラシ(19)が整流子(17)とスリップリング(21)に同時に摺動接触することができるように構成することによって、ブラシの数を半減させて構造を簡素化することができる。
【0026】
また、圧縮機(1)が主たる原動機(24)によって回転駆動される時には、モータ(3、42)は非作動とされるが、その時でもモータ(3、42)の内部のブラシ(19)とスリップリング(21)或いは整流子(17)との摺動接触部分は無用の摩耗と動力損失をもたらすので、請求項10に記載の発明のように、請求項8ないし請求項9のいずれかに記載の発明において、圧縮機(1)がプーリ(10)を介して主たる原動機(24)によって回転駆動される時に、ブラシ(19)がスリップリング(21)あるいは整流子(17)から自動的に離れるように構成することにより、この問題を解消することができる。
【0027】
請求項11に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、圧縮機(1)内の流体および潤滑油が外部に漏れるのを抑制する軸封装置(45)を、プーリ(10)とモータ(42)との間に設けるようにしたことを特徴としている。
【0028】
これにより、モータ(42)内部と圧縮機(1)内部との連通構造の形成が可能となり、圧縮機(1)に流れる流体をモータ(42)側にも流して、冷却効果を得ることができるので、モータ(42)の耐久寿命を向上させることができる。あるいは、寿命向上分の小型化が可能となる。
【0029】
請求項12請求項13請求項14に記載の発明のように、具体的に、主たる原動機(24)として車両に搭載されている内燃機関(24)を使用して、この内燃機関(24)がアイドルストップ制御される車両の空調装置における冷媒圧縮機(1)を駆動する場合に好適に実施することができる。また、モータ(3、42)の駆動用電源(28)としては、車両に搭載されているバッテリー(28)を利用するのが好適である。
【0030】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
図1から図3を用いて、本発明の圧縮機の複合駆動装置に関する第1実施例を説明する。主要部の縦断面を示す図1から明らかなように、システムの駆動目的である圧縮機1は周知の構造を有する可変容量型の斜板式圧縮機であって、その中心には駆動軸2が軸支されている。斜板式圧縮機1の構造は周知であるから、ここでは説明を省略する。要するに駆動軸2が回転駆動されることによって空調装置の冷媒のような流体が吸入されて圧縮された後に吐出されるが、一回転当たりの吐出容量は、斜板の傾斜角度を冷房負荷の大きさ等に応じて変化させることによって無段階に調整される。
【0032】
駆動軸2はプーリモータ(請求項中のモータに対応)3によって直接に、或いはプーリモータ3の回転軸4を介して内燃機関等の主たる原動機によって間接的に回転駆動される。この実施例においては、圧縮機1の駆動軸2とプーリモータ3の回転軸4は同一の軸線上において一体化されていて、圧縮機1に設けられた軸受5及び6によって軸支されている。圧縮機1のハウジング7は図示しない手段によって固定されている。プーリモータ3のハウジングとなる回転筒体8は、圧縮機1のハウジング7の端部に取り付けられた軸受9によって回転可能に支持されている。回転筒体8の外周の一部にはベルトプーリ10が形成される。
【0033】
回転筒体8の前端を閉じる底壁8aの中央には開口8bが形成されていて、そこに連動手段としての一方向クラッチ11が取り付けられており、圧縮機1の駆動軸2が内燃機関のような主たる原動機から回転駆動される時には、一方向クラッチ11が係合してプーリ10及び回転筒体8から回転軸4へトルクを伝えるが、主たる原動機が停止して駆動軸2がプーリモータ3によって回転駆動される時には、一方向クラッチ11は非係合状態となって回転軸4は進角側に回転し、プーリ10及び回転筒体8が静止状態を維持することを可能にする。
【0034】
また、主たる原動機によって圧縮機1が回転駆動されており、プーリモータ3を作動(回転駆動)させた時には、この圧縮機1は、プーリ10及び回転筒体8の回転数にプーリモータ3の回転数が上乗せされた回転数で回転駆動するようにしている。
【0035】
尚、上述した連動手段は、プーリ10及び回転筒体8が回転する時に圧縮機1側がその回転に連動するように回転力を伝達、遮断できる手段であれば良く、一方向クラッチ11の他に通常の電磁クラッチでも良い。
【0036】
次に、図1のII−II線における断面形を示す図2をも参照しながら、プーリモータ3の内部構造について説明する。プーリモータ3の回転筒体8の内面に直接に貼り付けるようにして、界磁部14を構成する複数個(図示例では4個)の永久磁石12が取り付けられている。永久磁石12は厚さの方向(半径方向)に磁化されているが、隣接する2個の永久磁石12の間では磁化の方向が逆になっているので、それらの内面によって形成される略円筒形の界磁面13においては、円周方向に並んでいる各永久磁石12が、N、S、N、S、…というように、交互に異性の磁極を形成することになる。プーリモータ3の界磁部14はこのように構成されているが、界磁部14は回転筒体8と一体であるから、駆動軸2が主たる原動機によって回転駆動される時は、通常のモータとは異なってプーリ10等と共に回転する。
【0037】
界磁面13に対して半径方向に狭い間隙をおいて回転し得るように、複数個の半径方向の突起を有する星形の電機子部鉄心15が回転軸4に取り付けられている。鉄心15の各突起にはコイル16が巻かれていて、各コイル16の両端が、回転軸4の上に絶縁体を介して取り付けられた複数個の整流子17に接続されている。接続の方法は磁石式モータにおいて周知の方式に従う。図示例では電機子部鉄心15が6個の突起及びコイル16を有するので、整流子17も回転軸4の外周を6等分するように6個設けられ、各整流子17相互の間には狭い隙間があって絶縁状態が維持されている。プーリモータ3の電機子部18は概ねこのような構成となっている。
【0038】
電機子部18の各コイル16へ電力を供給するための電力導入手段は、前述の各整流子17に対して順次に接触し得るように、回転筒体8の底壁8aの中央に形成された開口8bに絶縁体を介して半径方向に取り付けられて、図示しないスプリング等によって半径方向に付勢されている2個のブラシ19と、回転筒体8の内部に固定された絶縁体からなる環状の円板20の内周縁に沿って設けられていると共に、前述の各ブラシ19に対して図示しない導線によって接続されている2条のスリップリング21と、これらのスリップリング21にそれぞれ摺動接触するように、圧縮機1の固定のハウジング7の一部に取り付けられて、図示しないスプリングによって半径方向の外方に向かって付勢されている2個のブラシ22と、それらに接続された導線23等から構成されている。
【0039】
第1実施例の圧縮機1と、それに連結されているプーリモータ3はこのような構造を有するが、圧縮機の複合駆動装置の全体構成は図3に略示したようなものである。プーリモータ3の回転筒体8の外周に形成されたプーリ10と、主たる原動機である内燃機関24のクランク軸のような出力軸25に取り付けられたプーリ26との間には、ベルト27が巻き掛けられている。圧縮機1のハウジング7と内燃機関24は同じ自動車等の基台に取り付けられて、相対的には概ね固定されている。プーリモータ3の電力導入手段の一部である導線23は、同じ自動車等に搭載されているバッテリー28のような電源に接続されているが、その途中にリレー回路等からなるモータ制御装置29が設けられている。なお、圧縮機1の吐出容量を制御するために制御弁30が付設されているが、この制御弁30は、冷房能力を制御する容量制御装置31によって弁位置が制御される。この構成も従来の可変容量型の斜板式圧縮機において周知のものである。
【0040】
第1実施例の圧縮機の複合駆動装置はこのように構成されているので、図9に示すように、通常走行で内燃機関24が運転されている間(図9(a)中の(ア))は、出力軸25のトルクがプーリ26、ベルト27、及びプーリ10を介して、プーリモータ3のハウジングである回転筒体8へ伝達される。この運転状態では一方向クラッチ11が係合するので、回転筒体8のトルクは一方向クラッチ11を介して回転軸4と、それに連結されている駆動軸2へ伝えられる。その結果、この例では車両用空調装置の冷媒圧縮機である圧縮機1が内燃機関24によって回転駆動されることになる。この時は、プーリモータ3によって圧縮機1を駆動する必要がないので、モータ制御装置29はプーリモータ3へ電力を供給する回路を遮断している。従って、回転軸4に取り付けられているプーリモータ3の電機子部18は、単に回転(空転)だけすると共に、回転筒体18の界磁部14と同期して回転することになる。
【0041】
このように、通常走行で内燃機関24が運転されている時は、プーリモータ3の界磁部14と電機子部18とが同期しながら回転し、圧縮機1を回転駆動するので、内燃機関24の運転中にプーリモータ3が発電作用を起こすことを阻止でき、プーリモータ3内に高電圧が発生することが無い。よって、絶縁部や素子等の高耐圧化を不要としてモータを安価にすることができる。また、発電作用およびその時の鉄損を無くし、内燃機関24に対する負荷を低減することができる。
【0042】
また、電磁クラッチを設けないことと、プーリ10の内面に一重のモータハウジングを形成して、その内部にプーリモータ3を構成するので、プーリモータ3を含むプーリ10が著しく小型化、軽量化し、安価に製造することができる。
【0043】
圧縮機1の吐出容量は、図9(e)に示すように、容量制御装置31の作動によって斜板の傾斜角度を変更することによって無段階に制御することができる。これは、後述のように圧縮機1がプーリモータ3によって回転駆動される場合でも同様である。なお、第1実施例においては構成を簡素にするために電磁クラッチを設けないので、内燃機関24の運転中においては、圧縮機1の駆動軸2が内燃機関24の回転数に比例した回転数において常時回転をすることになるから、圧縮機1を空調装置の冷媒圧縮機とする場合には、空調装置の冷房能力を制御するために、圧縮機1としては図示例のように可変容量型のものを使用することが望ましい。
【0044】
また、図9に示すように、アイドルストップ制御等によって内燃機関24が停止した時(図9(a)中の(イ))に、車両の空調装置の運転を継続するために、モータ制御装置29の作動によってプーリモータ3がバッテリー28から直流電力の供給を受けて駆動される。第1実施例の場合はバッテリー28からの電力が導線23を通ってブラシ22へ供給され、それと摺動接触しているスリップリング21によって、構造的には回転をすることができる回転筒体8側へ伝達される。そしてこの電力は、回転筒体8上においてスリップリング21に接続されているブラシ19から、回転筒体8とは独立に回転する電機子部18の整流子17のうちで、その時に接触しているものへ受け渡され、特定のコイル16へ供給される。それによって磁化された鉄心15の一部が界磁部14の複数個の永久磁石12と吸引或いは反発し合うことによって電機子部18にトルクが発生するため、電機子部18と回転軸4は、内燃機関24と共に停止している界磁部14及び回転筒体8に対して回転する。この時は、一方向クラッチ11が空転するので、プーリ10や回転筒体8は内燃機関24と共に停止状態を維持することができる。従って、内燃機関24が停止している時でも、プーリモータ3の電機子部18によって圧縮機1の駆動軸2が回転駆動されるので、空調装置は冷房能力を維持することができる。
【0045】
更に、一方向クラッチ11の構成によって、図9(c)に示すように、夏季におけるクールダウンのような冷房負荷の高い状態で空調装置が作動している場合に、内燃機関24によって回転駆動される圧縮機1に対して、モータ制御装置29によってプーリモータ3に電力を供給することにより、内燃機関24の回転数(プーリ10の回転数)にプーリモータ3自身の回転駆動による回転数を上乗せして、圧縮機1のトータル回転数を上げて冷媒吐出量を増大することができる。よって、圧縮機1自身の一回転当りの吐出容量を予め小さくして、小型にすることができる。
【0046】
(第2実施例)
図4は、本発明の第2実施例の要部としてのプーリモータ3aの断面構造を、第1実施例の場合と同様な構造の圧縮機1と共に示したものである。プーリモータ3aの構造のうちで、第1実施例のプーリモータ3と実質的に同じ部分については同じ参照符号を付すことによって重複する説明を省略する。また、第2実施例のプーリモータ3aは、一部において第1実施例のプーリモータ3とは構造が異なる部分を有するが、圧縮機の複合駆動装置としての全体構成は第1実施例に関して図3に示したものと同じであるから、細部構造の作用を除いて、第2実施例は基本的には第1実施例と同様な作用をして、同様な効果を奏することができる。
【0047】
第1実施例のプーリモータ3においては、界磁部14に永久磁石12が設けられると共に、電機子部18の鉄心15にコイル16が設けられて、このコイル16へ電力を導入する手段が講じられているのに対して、第2実施例のプーリモータ3aの特徴は、界磁部14を構成する鉄心15aの複数個所にコイル16aが巻かれていると共に、電機子部18として回転軸4に半径方向に磁化された複数個の永久磁石12aが取り付けられている点にある。この特徴に対応して、コイル16aに対する電力導入手段も第1実施例とは若干異なっている。
【0048】
即ち、プーリ10と共に回転し得る回転筒体8の内面に直接に取り付けられた複数個のコイル16aのそれぞれの両端は、回転筒体8の開口8bの内面に絶縁体を介して取り付けられた複数個の整流子32のうちの特定の2つに接続される。複数個の整流子32のうちの2個と摺動接触するように、半径方向の外方に向かって付勢された2個のブラシ33が、駆動軸2の側に絶縁体を介して取り付けられている。それによって、電機子部18の回転位置に応じて特定のコイル16aに電力が供給され、その部分の鉄心15aが磁化されて、電機子部18側に取り付けられた永久磁石12aと吸引或いは反発し合うことによって、内燃機関24と共に停止している界磁部14に対して電機子部18が回転することになる。
【0049】
なお、2個のブラシ33は回転軸4上に絶縁体を介して取り付けられているため、このブラシ33へ電力を導入する手段として、回転軸4の内部に設けられた図示しない2本の導線によってブラシ33と接続している2個のスリップリング34が回転軸4の一部に絶縁体を介して取り付けられており、これらのスリップリング34に対して摺動接触する2個のブラシ35が圧縮機1のハウジング7の一部に設けられて、図示しないスプリング等によって半径方向内方に向かって付勢されている。ブラシ35は導線23によって、図3に示したようにモータ制御装置29とバッテリー28へ接続される。このようにして第2実施例のプーリモータ3aは、第1実施例のプーリモータ3と実質的に同じ作用効果を奏する。
【0050】
(第3実施例)
第1実施例及び第2実施例によれば、プーリモータ3或いは3aの電力導入手段において、スリップリング21或いは34に対して設けられたブラシ22或いは35と、整流子17或いは32に対して設けられたブラシ19或いは33のように、ブラシを2箇所に設ける必要があることから、それらの部分の構造が複雑になるという問題があるので、図5に示す第3実施例のプーリモータ3bにおいては、ブラシを共用化して1箇所に纏めている点に特徴がある。その他の基本的な構成は、第1実施例のプーリモータ3と同様であり、共用のブラシの作用を除いて全体の作用効果も変わらない。
【0051】
即ち、図5を図1と対比して見れば明らかなように、共用されるL型形状の2個のブラシ36は、回転筒体8に取り付けられた絶縁体からなる円板20に半径方向に形成された溝の中に支持されている。溝の中に2個の板バネ等を装着することによって、ブラシ36を半径方向内方及び軸方向に付勢することができる。ブラシ36の両端はそれによって、圧縮機1のハウジング7の軸方向端面に絶縁体を介して2重の環状に取り付けられたスリップリング37と、回転軸4上に絶縁体を介して取り付けられた複数個の整流子38に同時に摺動接触をすることができるようになる。スリップリング37には第1実施例の場合と同様に導線23を介してモータ制御装置29とバッテリー28が接続される。
【0052】
(第4実施例)
図6及び図7は、本発明の第4実施例の要部としてのプーリモータ3cについて、相互に異なる2つの作動状態を示したものである。前述の各実施例のプーリモータにおいては電力導入手段の一部であるブラシがスリップリング又は整流子に常時摺動接触する構造となっているので、プーリモータが作動する必要がない時期、即ち、圧縮機1が主たる原動機である内燃機関24によって回転駆動されている時でもブラシがスリップリング又は整流子と摺動接触している。従って、これらの摺動接触部分には無用の摩耗や若干の摩擦損失が生じる。そこで、ブラシが摺動接触する必要がない時期にはブラシが自動的に摺動接触面から退避して、無用の摩耗や摩擦損失を防止するようにした点に第4実施例の特徴がある。
【0053】
その他の点においては、第4実施例のプーリモータ3cも前述の第3実施例のプーリモータ3b(図5参照)と同様な構造を有する。第4実施例の場合は絶縁体からなる円板20に溝が斜めに形成されていると共に、その溝の中に装着されているブラシ39が棒状であり、その両端が第3実施例の場合と同様なスリップリング37と整流子38に同時に摺動接触可能となっている。プーリモータ3cが作動している状態を図6に示す。この状態においては内燃機関24が停止しているので、回転筒体8も停止していて、ブラシ39は溝の中に設けられた板バネ40のような付勢部材によって半径方向及び軸方向に付勢される。従って、ブラシ39の両端がスリップリング37と整流子38に同時に摺動接触して、それらによって電力導入手段を構成している。
【0054】
これと違って、図7はプーリモータ3cが非作動の状態にあり、圧縮機1が内燃機関24によって回転駆動される状態を示している。この状態においては回転筒体8がプーリ10と共に回転することによって、ブラシ39も回転軸4の回りに回転するために、ブラシ39は遠心力を受けて自動的にスリップリング37から離れる。また、ブラシ39は同時に半径方向にも多少移動するから、回転軸4上の整流子38からも離れる。従って、内燃機関24による駆動時には、ブラシ39の両端や、それに摺動接触し得るスリップリング37及び整流子38に生じる摩耗が防止され、動力の摩擦損失も解消する。
【0055】
(第5実施例)
以上の各実施例においては、圧縮機の複合駆動装置に使用するプーリモータ3等は全て永久磁石を有する磁石式の整流子型モータとして説明しているが、磁石式の整流子型モータは構造が簡単で安価であることから本発明にとって好適なものではあっても、本発明はそれのみに限定される訳ではなく、直巻型、分巻型、誘導型等、よく知られている各種のモータの界磁部を回転可能に支持することによって、本発明に適用することができることは言うまでもない。
【0056】
また、プーリモータ3等の電源についても、バッテリー28のような直流電源から直流電力をそのまま供給される場合だけに限らず、インバーター等によって交流電力に変換してから供給してもよい。図8にその一例としての第5実施例を示す。41はバッテリー28の直流電力を三相の交流電力に変換するインバータであって、モータ制御装置29は三相交流電力を制御して、3本のブラシ35と、それらに摺接している3個のスリップリング34を介して、コイル16へ電力を供給するようになっている。それによってコイル16は鉄心15に回転磁界を発生させる。このように交流電力を利用する場合には、電力導入手段における整流子がスリップリングに変更されたり、ブラシやスリップリングの必要数が減少する場合がある。
【0057】
(第6実施例)
図10は、本発明の第6実施例の要部としてのモータ42の断面構造を、第1実施例の場合と同様な構造の圧縮機1と共に示したものである。第6実施例は、上記第1〜第5実施例で説明したプーリモータ3に対して、プーリ10aとは別体にしたモータ42としている。
【0058】
界磁部14は、回転筒体8の内面に直接永久磁石12が設けられて形成されている。そして、電機子部18が界磁部14の中心側に設けられ、専用のモータハウジング43内に両者が収容され、モータ42を形成している。そしてモータ42のモータハウジング43が圧縮機1のハウジング7に接合され、モータ42と圧縮機1とが一体で形成されている。尚、圧縮機1内の流体や潤滑油が駆動軸2、回転軸4の部分から漏れるのを抑制する軸封装置45が、圧縮機1とモータ42の間に設けられている。
【0059】
プーリ10aのプーリ回転軸44は、界磁部14に接続されており、軸受け46によって支持されている。電機子部18の回転軸4は、圧縮機1の駆動軸2に接続され、軸受け6、47によって支持されている。そして、界磁部14と電機子部18との間には、一方向クラッチ11が設けられている。
【0060】
この第6実施例においては、従来のプーリ10aを流用して、本発明の圧縮機の複合駆動装置を構成するものであり、プーリ10aの小型化に対しては、従来と同等なるも、その他については、第1実施例と同様の効果を奏することができる。
【0061】
(第7実施例)
図11は、本発明の第7実施例の断面構造を示すものであり、第7実施例は上記第6実施例に対して圧縮機1を斜板式の可変容量型からロータリー式の固定容量型に置換え、合せてプーリ10bには断続手段としての電磁クラッチ48を設けたものとしている。
【0062】
ロータリー式の固定容量型圧縮機1は、固定スクロール52に可動スクロール53が噛み合って、可動スクロール53が偏心シャフト51によって公転することで内部の流体を圧縮、吐出する周知のものである。また、電磁クラッチ48も周知のものであって、プーリ10bにコイル49およびハブ50が設けられており、このコイル49によってハブ50がプーリ10bに断続されて、内燃機関24の駆動力の伝達および停止を行なう。尚、軸封装置45は、ここではプーリ10bとモータ42の間に設けられるようにしている。
【0063】
これにより、内燃機関運転中(図12(a)中の(ウ))における圧縮機1の作動、停止が可能となるので(図12(c)(e))、必要とされる吐出量に対応した運転が可能となり、内燃機関24の不要な動力消費を無くすことができる。
【0064】
また、一般に可変容量型圧縮機の吐出容量が少容量側に可変されて使用される時の圧縮機効率は低下するのに対して、固定容量型圧縮機ではその圧縮機効率の低下が無いので、効率良く空調装置を運転することができる。
【0065】
尚、軸封装置45をプーリ10bとモータ42との間に設定しているので、モータ42内部と圧縮機1内部との連通構造の形成が可能となり、圧縮機1に流れる流体(冷媒)をモータ42側にも流して、冷却効果を得ることができるので、モータ42の耐久寿命を向上させることができる。あるいは、寿命向上分の小型化が可能となる。
【0066】
(その他の実施例)
上記第1〜第7実施例に対して、図13に示すようにモータ3、42の電機子部18とプーリ10とを接合し、また界磁部14と圧縮機1とを接合するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線における横断側面図である。
【図3】本発明による圧縮機の複合駆動装置の全体構成を示す概念図である。
【図4】第2実施例の要部を示す縦断面図である。
【図5】第3実施例の要部を示す縦断面図である。
【図6】第4実施例の要部について1つの作動状態を示す縦断面図である。
【図7】第4実施例の要部について他の1つの作動状態を示す縦断面図である。
【図8】第5実施例の要部を示す縦断面図である。
【図9】第1〜第6実施例における作動状態を示す(a)は、車速、(b)は内燃機関回転数、(c)は圧縮機回転数、(d)はモータの作動状態、(e)は電磁クラッチの作動状態を示すタイムチャートである。
【図10】本発明の第6実施例の要部を示す縦断面図である。
【図11】本発明の第7実施例の要部を示す縦断面図である。
【図12】第7実施例における作動状態を示す(a)は、車速、(b)は内燃機関回転数、(c)は圧縮機回転数、(d)はモータの作動状態、(e)は電磁クラッチの作動状態を示すタイムチャートである。
【図13】本発明のその他の実施例の基本構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
3 第1実施例のプーリモータ
3a 第2実施例のプーリモータ
3b 第3実施例のプーリモータ
3c 第4実施例のプーリモータ
7 圧縮機のハウジング
8 回転筒体(プーリモータのハウジング)
10 プーリ
10a 第6実施例のプーリ
10b 第7実施例のプーリ
11 一方向クラッチ(連動手段)
12 永久磁石
12a 第2実施例の永久磁石
13 界磁面
14 界磁部
15a 鉄心
16a コイル
17 整流子
18 電機子部
19 ブラシ
21 スリップリング
23 導線
24 内燃機関(主たる原動機)
28 バッテリー(電源)
42 第6、第7実施例のモータ
43 モータハウジング
45 軸封装置
48 電磁クラッチ(断続手段)

Claims (14)

  1. 主たる原動機(24)によって回転駆動されるプーリ(10)と、
    電機子部(18)および界磁部(14)から成り、電源(28)によって回転駆動されるモータ(3、42)と、
    流体を圧縮する圧縮機(1)とを有し、
    前記プーリ(10)および前記モータ(3、42)の駆動力を選択して前記圧縮機(1)を作動させる圧縮機の複合駆動装置において、
    前記モータ(3、42)の前記電機子部(18)および前記界磁部(14)は、それぞれ独立して回転可能に支持されており、
    前記界磁部(14)は、一重の回転筒体(8)の内面に直接設けられ、
    前記電機子部(18)および前記界磁部(14)は、専用のモータハウジング(43)内に収容さて前記モータ(42)を形成し、
    前記モータ(42)は、前記圧縮機(1)と一体で接合され、
    前記プーリ(10)は、前記電機子部(18)および前記界磁部(14)の一方に機械的に接続され、
    前記圧縮機(1)は、前記電機子部(18)および前記界磁部(14)の他方に機械的に接続され、
    前記電機子部(18)および前記界磁部(14)の間には、前記プーリ(10)が回転する時に前記圧縮機(1)側を前記プーリ(10)の回転に連動させる連動手段(11)が設けられたことを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  2. 請求項1において、前記モータ(3、42)の前記界磁部(14)は、永久磁石(12)より形成され、
    前記永久磁石(12)の内面が前記電機子部(18)の外周面に対向する界磁面(13)を形成していることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  3. 請求項1において、前記モータ(3、42)の前記界磁部(14)は、コイル(16a)を有する鉄心(15a)より形成され、
    前記鉄心(15a)の内面が前記電機子部(18)の外周面に対向する界磁面(13)を形成していることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前記連動手段(11)は、一方向クラッチ(11)であり、
    前記一方向クラッチ(11)は、前記主たる原動機(24)によって前記圧縮機(1)を回転駆動する時には、前記主たる原動機(24)のトルクが前記プーリ(10)から前記一方向クラッチ(11)を介して前記圧縮機(1)に伝えられる一方、
    前記モータ(3、42)によって前記圧縮機(1)を回転駆動する時には、前記一方向クラッチ(11)の空転作用によって、前記プーリ(10)に対して進角側の回転を許容するように構成されていることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  5. 請求項4において、前記一方向クラッチ(11)は、前記主たる原動機(24)によって前記圧縮機(1)を回転駆動しており、且つ、前記モータ(3、42)を作動させた時には、前記プーリ(10)の回転数に前記モータ(3、42)の回転数が上乗せされて前記圧縮機(1)を回転駆動するように構成されていることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、前記圧縮機(1)が可変容量型の圧縮機であることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、前記圧縮機(1)は、固定容量型の圧縮機であり、
    前記プーリ(10)と前記電機子部(18)および前記界磁部(14)の一方との間には、前記プーリ(10)の回転駆動トルクを断続する断続手段(48)が設けられたことを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、前記モータ(3、42)には、前記電機子部(18)および前記界磁部(14)の少なくとも一方に対する電力導入手段を備えており、
    前記電力導入手段は、ブラシ(19)と、スリップリング(21)および整流子(17)の少なくとも一方とから構成されていることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  9. 請求項8において、前記電機子部(18)に前記整流子(17)が設けられ、前記回転筒体(8)に前記ブラシ(19)が設けられると共に、前記圧縮機(1)の固定のハウジング(7)に前記スリップリング(21)が設けられる場合に、前記ブラシ(19)が前記整流子(17)と前記スリップリング(21)に同時に摺動接触することができるように構成されていることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  10. 請求項8ないし請求項9のいずれかにおいて、前記圧縮機(1)が前記プーリ(10)を介して前記主たる原動機(24)によって回転駆動される時に、前記ブラシ(19)が前記スリップリング(21)あるいは前記整流子(17)から自動的に離れるように構成されていることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  11. 請求項1において、前記圧縮機(1)内の流体および潤滑油が外部に漏れるのを抑制する軸封装置(45)が、前記プーリ(10)と前記モータ(42)との間に設けられていることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかにおいて、前記主たる原動機(24)が車両に搭載された内燃機関(24)であると共に、アイドルストップ制御が行なわれるものであることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれかにおいて、前記圧縮機(1)が車両用の空調装置における冷媒圧縮機(1)として使用されていることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれかにおいて、前記モータ(3、42)の電源(28)が、車両に搭載されたバッテリー(28)であることを特徴とする圧縮機の複合駆動装置。
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