JP3924853B2 - 複合型圧縮装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動モータとエンジン等の電動モータ以外の外部駆動源とにより駆動される複合型圧縮装置(ハイブリッド型圧縮機)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば実開平6−87678号公報に記載の発明では、エンジン停止時には、電動モータにより複合型圧縮装置の圧縮機構を駆動し、エンジン稼働時には、Vベルトおよび電磁クラッチを介してエンジンの駆動力を圧縮機構の可動部に伝達して圧縮機構を駆動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に記載の発明では、電動モータの回転子と圧縮機構の可動部とが一体的に回転するため、エンジン側から見た複合型圧縮装置の回転系の慣性モーメントが、エンジンのみによって駆動される圧縮機の回転系の慣性モーメントに比べて大きくなる。このため、電磁クラッチを繋いだ時の衝撃(ショック)が大きいので、回転子のシャフトやVベルト等の駆動系の損傷を招くおそれがある。
【0004】
また、上記公報に記載の複合型圧縮装置を車両用冷凍サイクルに用いた場合には、電磁クラッチを繋いだ時の衝撃(ショック)が乗員に伝わり、乗員に対して不快感を与えてしまう。
本発明は、上記点に鑑み、外部駆動源により圧縮機構を駆動する時の衝撃を小さくすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1に記載の発明では、ハウジング(203)と、ハウジング(203)に対して固定した固定部(202)、および固定部(202)に対して可動する可動部(201)を有して構成され、流体を吸入圧縮する圧縮機構(200)と、外部駆動源に連動して回転するヨーク(402)、およびヨーク(402)内で回転するとともに可動部(201)に連結された回転子(403)を有して構成された電動モータ部(400)と、可動部(201)の回転を停止させる停止機構(300)とを備え、外部駆動源により圧縮機構(200)を稼働させるときには、磁気を帯びたヨーク(402)を外部駆動源により回転させて回転子(403)周りに回転磁界を発生させ、その回転磁界により回転子(403)を回転駆動させ、電動モータ部(400)にて発電させるときには、外部駆動源よりヨーク(402)を回転させた状態で、停止機構(300)により可動部(201)の回転を停止させることを特徴とする。
【0006】
これにより、外部駆動源から圧縮機構(200)に駆動力を伝達する電磁クラッチを廃止できるとともに、ヨーク(402)および回転子(403)は、電磁継手として作用するので、電磁クラッチのごとく、摩擦力によって駆動力を伝達する手段に比べて、外部駆動源の駆動力を圧縮機構(200)に滑らかに伝達することができる。したがって、外部駆動源により圧縮機構(200)を駆動する時のショックを小さくすることができるので、駆動系の損傷を防止することができる。
【0007】
また、本発明に係る複合型圧縮装置を車両用冷凍サイクルに用いた場合には、圧縮機構(200)を外部駆動源にて起動する時のショックを緩和することができるので、乗員に対して不快感を与えることを防止することができる。
また、本発明では、外部駆動源、圧縮機構(200)および電動モータ部(400)間の駆動力の伝達にあたって、電磁クラッチ等の断続可能に駆動力を伝達する機能のみを有するクラッチ専用機構を有しておらず、外部駆動源から圧縮機構(200)への駆動力を伝達は、電動モータ部(400)を電磁継手として利用することにより行っている。したがって、複合型圧縮装置全体の機構を簡素化することができるので、複合型圧縮装置の小型化を図りつつ、製造原価低減を図ることができる。
【0008】
因みに、本明細書でいう圧縮機構とは、気体等の圧縮性流体を圧縮する機構は勿論、液体等の非圧縮性流体を圧送するポンプ機構をも包含する概念である。
ところで、複合型圧縮装置では、上記公報に記載のごとく、外部駆動源にて圧縮機構(200)を駆動する際に可動部(201)とともに回転子(403)を回転させて発電を行うことができる。
【0009】
しかし、上記公報に記載の発明では、回転子と可動部とが一体的に回転するため、圧縮機構のみ稼働させる、または発電のみを行うといったことができない。このため、上記公報に記載の発明を車両用冷凍サイクルの圧縮装置のごとく、圧縮装置をエンジンの稼働に必ず連動させて行う必要がない装置においては、以下のような問題が発生する。
【0010】
すなわち、発電は、エンジン稼働中は常に行うのに対して、車両用冷凍サイクルは、電磁クラッチを制御して必要に応じて圧縮機装置を作動させるものである。したがって、上記公報に記載の複合型圧縮装置では、発電を行う際には必ず圧縮機構を稼働してしまうため、エンジンは、発電を行う際に、圧縮機構を稼働させるという不必要な仕事をする必要があり、エンジンの燃料消費率の悪化を招いてしまう。
【0011】
そこで、電動モータ部(400)にて発電させるときには、外部駆動源よりヨーク(402)を回転させた状態で、停止機構(300)により前記可動部(201)の回転を停止させる。これにより、後述するように、圧縮機構(200)を稼働させることなく、発電を行うことができるので、外部駆動源は、電動モータ部(400)にて発電を行う際に、圧縮機構(200)を稼働させるという不必要な仕事をしない。
また、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の複合型圧縮装置において、停止機構(300)は、可動部(201)の回転軸方向に対して交差する方向に可動する停止ピン(302)と、停止ピン(302)を可動させる電磁駆動部(303)と、可動部(209)に形成され、停止ピン(302)に係止される係止部(301)とを有して構成されていてもよい。
また、請求項3に記載の発明では、ハウジング(203)と、ハウジング(203)に対して固定した固定部(202)、および固定部(202)に対して可動する可動部(201)を有して構成され、流体を吸入圧縮する圧縮機構(200)と、外部駆動源に連動して回転するヨーク(402)、およびヨーク(402)内で回転するとともに可動部(201)に連結された回転子(403)を有して構成された電動モータ部(400)と、ヨーク(402)のうち回転子(403)に面する内壁に配設された永久磁石(401)と、回転子(403)に巻かれた巻線(407)とを備え、外部駆動源により圧縮機構(200)を稼働させるときには、磁気を帯びたヨーク(402)を外部駆動源より回転させて回転子(403)周りに回転磁界を発生させるとともに、巻線(407)を短絡させて閉回路を構成し、回転磁界により回転子(403)を回転駆動させ、電動モータ部(400)にて発電させるときには、巻線(407)に誘起される起電力を取り出すことを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明と同様に、外部駆動源により圧縮機構(200)を駆動する時のショックを小さくすることができ、車両用冷凍サイクルに用いた場合に、乗員に対して不快感を与えることを防止することができる。また、複合型圧縮装置の小型化を図りつつ、製造原価低減を図ることができる。
【0012】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る複合型圧縮装置(以下、圧縮装置と略す。)100を車両用冷凍サイクル用の圧縮装置に適用したものであって、図1は圧縮装置100の断面図である。
【0014】
200は冷媒(流体)を吸入圧縮する圧縮機構であり、この圧縮機構200は、可動スクロール(可動部)201および固定スクロール(固定部)202を有する周知のスクロール型圧縮機構である。
また、固定スクロール202はフロントハウジング203にボルト(図示せず)により固定されており、一方、可動スクロール201は、フロントハウジング203および固定スクロール202により形成された空間204内に配設された状態で、スクロールシャフト205により回転(旋回)駆動される。
【0015】
なお、スクロールシャフト205の一端側には、スクロールシャフト205の回転軸線から所定量偏心した位置に偏心部(クランク部)206が形成されており、可動スクロール201は、偏心部206に配設された略円筒状のブッシング207および軸受208を介して偏心部206に組付けられている。
因みに、209は、可動スクロール201と一体に回転するとともに、可動スクロール201の回転(旋回)に伴って可動スクロール201に作用する遠心力を相殺するバランサであり、210はスクロールシャフト205を回転可能に支持する軸受である。
【0016】
また、211は、固定スクロール202の端板部202aにボルト(図示せず)により固定されたリアハウジングであり、このリアハウジング211および端板部202aにより吐出ポート202bから吐出される冷媒の吐出室212が形成されている。
そして、リアハウジング211には、冷媒中に混合した潤滑油を冷媒から分離抽出するオイルセパレータ213、およびオイルセパレータ213にて分離抽出された潤滑油が滞留するオイル溜まり室214が形成されている。なお、オイル溜まり室214は、冷媒が吸入される吸入ポート215に連通しており、オイル溜まり室214に滞留した潤滑油は、吸入ポート215から冷媒が作動室VC に吸入されるときの吸入負圧により冷媒とともに作動室VC に吸入されて摺動部の潤滑を行う。
【0017】
因みに、作動室VC とは、両スクロール201、202によって形成される空間であって、可動スクロール201の回転とともに体積が拡大縮小する空間を言う。
また、バランサ209の外周壁209aには、図2に示すように、バランサ209の径外方側に向けて突出する段差部(係止部)301が形成され、一方、外周壁209aに対応するフロントハウジング203には、バランサ209の径方向(可動スクロール201の回転軸方向に対して直交する方向)に可動する停止ピン302が配設されている。
【0018】
また、303は停止ピン302の先端を外周壁209aに押し付ける向きに可動させるソレノイドコイル(電磁駆動部)であり、304はソレノイドコイル303により発生する電磁力と反対向き(バランサ209の径外方向き)の弾性力を発生するバネ(弾性体)である。
ところで、フロントハウジング203を挟んで可動クロール201と反対側には、図1に示すように、圧縮機機構200(可動クロール201)を駆動する直流電動モータ部(以下、モータ部と略す。)400が構成されている。
【0019】
そして、このモータ部400は、永久磁石401が内壁面に配設されたヨークハウジング(以下、ヨークと略す。)402と、このヨーク402内で回転する回転子(アーマチャ)403と、コンミテータ(スリップリング)404aおよびブラシ404bからなる給電部404とを有して構成されている。
また、ヨーク402は、軸受405を介してフロントハウジング203に対して回転子403周りに回転可能に支持されており、このヨーク402は、ヨーク402のフロントハウジング203側端部に一体形成されたプーリ部402aに掛けられたベルト(図示せず)を介してエンジン(図示せず)の稼働に連動して回転する。
【0020】
一方、回転子403のモータシャフト403aは、その端部に形成されたスプラインによりスクロールシャフト205に結合されている。このため、モータシャフト403a(回転子403)とスクロールシャフト205(可動スクロール201)とは、常に一体的に回転ないし停止する。
因みに、406a、406cは、モータシャフト403a(回転子403)を回転可能に支持する軸受であり、406bはシャフトシールである。
【0021】
なお、図3はモータ部400(回転子403)の電気結線図であり、407は回転子403の巻線を示し、408は車両に搭載されたバッテリを示し、409は整流器を示している。また、410は巻線407の巻線端子を示し、411はバッテリ408のバッテリ端子を示しており、これら端子410、411は制御装置(図示せず)により、それらの結線状態が切り換えられる。
【0022】
次に、本実施形態に係る圧縮装置100の作動を述べる。
1.エンジン(外部駆動源)停止時にモータ部400により圧縮機構200を駆動する場合
巻線端子410とバッテリ端子411とを接続し(図4参照)、回転子403(巻線407)に通電する。
【0023】
これにより、エンジンの圧縮反力が回転子403(巻線407)とヨーク402との間に発生する電磁トルクに比べて十分に大きいため、回転子403のみが回転し、圧縮機構200(可動スクロール201)が駆動される。
2.エンジン稼働時にエンジンにより圧縮機構200を駆動する場合
巻線407を巻線端子410にて短絡させて閉回路を構成する(図5参照)。
【0024】
これにより、ヨーク402とともに永久磁石401が回転子403周りに回転するので、回転子403周りに回転磁界が発生することとなる。したがって、モータ部400は誘導電動機(インダクションモータ)と相似状態になるので、誘導電動機の2次巻線に相当する巻線407に誘導電流が誘起され、回転子403を回転駆動させるトルクが発生する。
【0025】
このため、回転子403は、巻線407に誘起された誘導電流に応じた速度差(ヨーク402と回転子403との回転速度差)を有してヨーク402とともに回転するので、エンジンからの駆動力がモータシャフト403aを介して可動スクロール201に伝達され、圧縮機構200が駆動される。
3.エンジン稼働時にモータ部400にて発電する場合
巻線端子410とバテッリ端子411とを整流器409を介して接続する(図6参照)とともに、ソレノイドコイル303に通電する。
【0026】
これにより、停止ピン302の先端がバランサ209の外周壁209aに接触するとともに(図7参照)、可動スクロール201(バランサ209)がエンジンからの駆動力を受けて回転してゆき、段差部301が停止ピン302の先端にて係止される(図8参照)。
このため、可動スクロール201の回転が停止すると同時に回転子403が停止するため、巻線端子410に誘導起電力が発生して発電が行われ、その発電された電力がバッテリ408に充電される。
【0027】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
本実施形態によれば、前述のごとく、圧縮機構200を稼働させることなく、発電を行うことができるので、エンジンは、発電を行う際に、圧縮機構200を稼働させるという不必要な仕事をしない。したがって、エンジンの燃料消費率の向上を図ることができる。
【0028】
また、本実施形態では、エンジン、圧縮機構200およびモータ部400間の駆動力の伝達にあたって、電磁クラッチ等の断続可能に駆動力を伝達する機能のみを有するクラッチ専用機構を有しておらず、エンジンから圧縮機構200への駆動力を伝達は、モータ部400を電磁継手(電磁カップリング)として利用することにより行っている。
【0029】
したがって、電磁クラッチのごとく、摩擦力によって駆動力を伝達する手段に比べて、エンジンの駆動力を圧縮機構200に滑らかに伝達することができるので、エンジンにより圧縮機構200を駆動する時のショックを小さくすることができる。延いては、スクロールシャフト205やモータシャフト403a等の駆動系の損傷を防止することができるとともに、エンジンにて起動する時のショックを緩和することができるので、乗員に対して不快感を与えることを防止することができる。
【0030】
また、電動モータ部400を電磁継手(電磁カップリング)として利用しているので、電磁クラッチを廃止することができ、圧縮装置100全体の機構を簡素化することができるとともに、圧縮装置100の小型化を図ることができる。したがって、圧縮装置100の製造原価低減を図りつつ、車両への搭載性を向上させることができる。
【0031】
なお、本実施形態によれば、圧縮装置100のモータ部400により発電を行うことができるので、車両の発電機の容量の小型化または廃止を図ることができる。ところで、巻線407の抵抗値を変化させることにより、ヨーク402と回転子403との回転速度差を変化させることができるので、巻線407の抵抗値を変化させることにより、圧縮機構200の運転状態を制御することができる。したがって、電磁クラッチ等で圧縮機構200の運転状態を制御する手段に比べて、容易に圧縮機構200の運転状態を制御することができる。
【0032】
因みに、上記公報に記載の複合型圧縮装置では、回転子の径外方側に相当する部位にプーリが形成されているのに対して、本実施形態では、図1に示すように、回転子403の径寸法の影響を受けない部位(巻線407が存在しない部位)に相当する部位にプーリ402aが形成されている。
このため、本実施形態では、上記公報に記載の複合型圧縮装置に比べて、プーリ402aの径寸法を比較的自由に設定することができるので、圧縮装置100の容量に適した回転数にて圧縮装置100を回転駆動することができるようにプーリ402aの径寸法を選定することができる。
【0033】
(第2実施形態)
上述の実施形態では、段差部301、停止ピン302およびソレノイドコイル303により可動スクロール201の回転を停止させる停止機構300(図1参照)を構成したが、本実施形態では、図9に示すように、圧縮機200の吐出ポート202bに電磁弁305を配設し、電磁弁305により吐出ポート202bを開閉することによって停止機構300を構成したものである。
【0034】
以下、本実施形態に係る停止機構300の作動原理を述べる。
すなわち、吐出ポート202bを閉じた状態で、可動スクロール201を所定量回転させることにより、オイル溜まり室214に滞留していた潤滑油を吸入ポート215より作動室VC 内に吸入させるとともに作動室VC 内の圧力を上昇させる。そして、ヨーク402と回転子403との間に発生するトルクより可動スロール201に作用する圧縮反力が大きくなったとき、可動スクロール201が停止する。
【0035】
ところで、上述の実施形態では、圧縮機構200としてスクロール型圧縮機構を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、斜板型圧縮機構等のその他の圧縮機構およびポンプ機構を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、ヨーク402に永久磁石401を配設することによりヨーク402に磁界を発生させたが、誘導電動機のごとく、ヨーク402に磁極鉄心および巻線を配設することによりヨーク402に磁界を発生させてもよい。
【0036】
また、上述の実施形態では、ヨーク402に永久磁石401を配設し、回転子403に巻線を配設したが、回転子403に永久磁石を配設し、ヨーク402に磁極鉄心および巻線を配設してもよい。これにより、ヨーク402の回転とともにヨーク402の巻線に誘導電流が発生してヨーク402が磁気を帯びるので、上述の実施形態と同様に回転子403が回転する。
【0037】
また、モータ部400にて発電しない場合には、停止機構300を廃止してもい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る複合型圧縮装置の断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】直流電動モータ部(回転子)の電気結線図である。
【図4】エンジン停止時に電動モータ部により圧縮機構を駆動する場合の直流電動モータ部(回転子)の電気結線図である。
【図5】エンジン稼働時にエンジンにより圧縮機構を駆動する場合の直流電動モータ部(回転子)の電気結線図である。
【図6】エンジン稼働時にモータ部にて発電する場合の直流電動モータ部(回転子)の電気結線図である。
【図7】図2の状態から可動スクロールの回転が進んだ状態を示すA−A断面図である。
【図8】可動スクロールが停止した状態を示すA−A断面図である。
【図9】第2実施形態に係る複合型圧縮装置の断面図である。
【符号の説明】
200…圧縮機構、300…停止機構、400…電動モータ部、
401…永久磁石、402…ヨークハウジング、403…回転子、
404…給電部。
Claims (3)
- ハウジング(203)と、
前記ハウジング(203)に対して固定した固定部(202)、および前記固定部(202)に対して可動する可動部(201)を有して構成され、流体を吸入圧縮する圧縮機構(200)と、
外部駆動源に連動して回転するヨーク(402)、および前記ヨーク(402)内で回転するとともに前記可動部(201)に連結された回転子(403)を有して構成された電動モータ部(400)と、
前記可動部(201)の回転を停止させる停止機構(300)とを備え、
前記外部駆動源により前記圧縮機構(200)を稼働させるときには、磁気を帯びた前記ヨーク(402)を前記外部駆動源により回転させて前記回転子(403)周りに回転磁界を発生させ、前記回転磁界により前記回転子(403)を回転駆動させ、
前記電動モータ部(400)にて発電させるときには、前記外部駆動源より前記ヨーク(402)を回転させた状態で、前記停止機構(300)により前記可動部(201)の回転を停止させることを特徴とする複合型圧縮装置。 - 前記停止機構(300)は、前記可動部(201)の回転軸方向に対して交差する方向に可動する停止ピン(302)と、前記停止ピン(302)を可動させる電磁駆動部(303)と、前記可動部(209)に形成され、前記停止ピン(302)に係止される係止部(301)とを有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の複合型圧縮装置。
- ハウジング(203)と、
前記ハウジング(203)に対して固定した固定部(202)、および前記固定部(202)に対して可動する可動部(201)を有して構成され、流体を吸入圧縮する圧縮機構(200)と、
外部駆動源に連動して回転するヨーク(402)、および前記ヨーク(402)内で回転するとともに前記可動部(201)に連結された回転子(403)を有して構成された電動モータ部(400)と、
前記ヨーク(402)のうち前記回転子(403)に面する内壁に配設された永久磁石(401)と、
前記回転子(403)に巻かれた巻線(407)とを備え、
前記外部駆動源により前記圧縮機構(200)を稼働させるときには、磁気を帯びた前記ヨーク(402)を前記外部駆動源より回転させて前記回転子(403)周りに回転磁界を発生させるとともに、前記巻線(407)を短絡させて閉回路を構成し、前記回転磁界により前記回転子(403)を回転駆動させ、
前記電動モータ部(400)にて発電させるときには、前記巻線(407)に誘起される起電力を取り出すことを特徴とする複合型圧縮装置。
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1997
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