JP3964088B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像読取部から読み取ったp階調の入力画像データにディザ処理をおこなってn階調(p>n)の画像データを生成する解像度変換処理および階調変換処理に関し、特に、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることが可能な画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アナログ複写機からディジタル化された画像データの処理をおこなうディジタル複写機が登場し、さらに、ディジタル複写機が複写機としての機能だけでなく、複写機の機能に加えて、ファクシミリの機能、プリンターの機能、スキャナーの機能等の各機能を複合したディジタル複合機が存在する。
【0003】
かかるディジタル複写機やディジタル複合機においては、スキャナーとプリンターの解像度が相違する場合もあり、このような場合でもプリンターの解像度に適合した画像を出力するために、種々の密度変換処理技術が考案されている。たとえば、1画素あたりn階調の入力画像信号に対して、画素数をA×B倍に変換し、階調をm階調に変換する技術(たとえば、特開平9−37081号公報)などがある。
【0004】
【発明が解消しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術は、入力画像信号に対してディザ処理などの階調変換をおこない、さらにA×B倍密度のしきい値マトリクスを用いて再度ディザ処理などの階調変換をおこなうものである。したがって、大量のしきい値マトリクスを用意する必要があるため、しきい値マトリクスを記憶するための大容量のメモリーを備える必要があるという問題点があった。
【0005】
また、ディザ処理などの階調変換を再度おこなうのでは、多くの処理工程が必要になるため、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることができないという問題点があった。
【0006】
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するため、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることが可能な画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる画像処理装置は、画像読取部から読み取ったp階調、Ndpi(N>1)の入力画像データにディザ処理をおこなってn階調(p>n)、N×2dpiの画像データを生成する画像処理装置において、前記入力画像データを階調変換するためのディザしきい値と、当該ディザしきい値の配置に対応付けられた画素が成長する方向を示すマトリクス位置情報と、をマトリクス状に設定したディザしきい値マトリクスを備え、当該ディザしきい値マトリクスに基づき前記p階調の入力画像データの各画素にディザ処理をおこなって、各画素の画素値と該画素の成長方向を示すマトリクス位置情報とを出力するディザ処理手段と、前記ディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとに、解像度変換時の画素の成長方向データを含んだm階調(n>m)以下N×2dpiの画素パターンと、前記マトリクス位置情報とを対応づけて記憶する変換テーブルと、前記マトリクス位置情報をもとに前記変換テーブルを参照して、前記ディザ処理後の画像データの各画素を前記m階調以下N×2dpiの画素パターンに置換する変換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明にかかる画像処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記変換テーブルが、前記ディザ処理手段によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数組記憶し、前記変換手段が、出力画像の画質モードに基づいて前記画素パターン群を選択することを特徴とする。
【0012】
この請求項2に記載の発明によれば、文字もしくは写真の画質特性を反映した変換処理をおこなうことができる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記変換手段が、前記解像度変換および階調変換がなされた画像データ上での孤立点の生成を抑制するようにドットの成長方向を切り換えることを特徴とする。
【0014】
この請求項3に記載の発明によれば、出力画像における孤立点の生成を抑制することができる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明にかかる画像処理装置は、請求項3に記載の発明において、前記変換手段が、前記m階調以下の画素のドット成長方向にかかる情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶したドット成長方向にかかる情報に基づいて画素のドット成長方向を決定しつつ該ドット成長方向によって前記記憶手段の記憶内容を更新する成長方向決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
この請求項4に記載の発明によれば、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することができる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明にかかる画像処理装置は、請求項4に記載の発明において、前記成長方向決定手段が、注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向を参照し、該参照した隣接画素とドットが接するように前記注目画素のドット成長方向を決定することを特徴とする。
【0018】
この請求項5に記載の発明によれば、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することができる。
【0019】
また、請求項6に記載の発明にかかる画像処理方法は、画像読取部から読み取ったp階調、Ndpi(N>1)の入力画像データにディザ処理をおこなってn階調(p>n)、N×2dpiの画像データを生成する画像処理方法において、前記入力画像データを階調変換するためのディザしきい値と、当該ディザしきい値の配置に対応付けられた画素が成長する方向を示すマトリクス位置情報と、をマトリクス状に設定したディザしきい値マトリクスに基づいて前記p階調の入力画像データの各画素にディザ処理をおこなって、各画素の画素値と該画素の成長方向を示すマトリクス位置情報とを出力するディザ処理工程と、前記ディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとに、解像度変換時の画素の成長方向データを含んだm階調(n>m)以下N×2dpiの画素パターンと、前記マトリクス位置情報とを対応づけて記憶する変換テーブルを参照して、前記ディザ処理後の画像データの各画素を前記m階調以下N×2dpiの画素パターンに置換する変換工程と、を含んだことを特徴とする。
【0020】
この請求項6に記載の発明によれば、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることができる。
【0023】
また、請求項7に記載の発明にかかる画像処理方法は、請求項6に記載の発明において、前記変換テーブルが、前記ディザ処理手段によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数組記憶し、前記変換工程が、出力画像の画質モードに基づいて前記画素パターン群を選択することを特徴とする。
【0024】
この請求項7に記載の発明によれば、文字もしくは写真の画質特性を反映した変換処理をおこなうことができる。
【0025】
また、請求項8に記載の発明にかかる画像処理方法は、請求項6または7に記載の発明において、前記変換工程が、前記解像度変換および階調変換がなされた画像データ上での孤立点の生成を抑制するようにドットの成長方向を切り換えることを特徴とする。
【0026】
この請求項8に記載の発明によれば、出力画像における孤立点の生成を抑制することができる。
【0027】
また、請求項9に記載の発明にかかる画像処理方法は、請求項8に記載の発明において、前記変換工程が、所定の記憶部に記憶したm階調以下の画素のドット成長方向にかかる情報に基づいて画素のドット成長方向を決定しつつ該ドット成長方向によって前記記憶部の記憶内容を更新することを特徴とする。
【0028】
この請求項9に記載の発明によれば、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することができる。
【0029】
また、請求項10に記載の発明にかかる画像処理方法は、請求項9に記載の発明において、前記変換工程が、注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向を参照し、該参照した隣接画素とドットが接するように前記注目画素のドット成長方向を決定することを特徴とする。
【0030】
この請求項10に記載の発明によれば、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することができる。
【0031】
また、請求項11に記載の発明にかかる記録媒体は、請求項6〜10のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項7〜12のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0033】
〔実施の形態1〕
(画像処理装置の処理の概要)
まず、本実施の形態1にかかる画像処理装置の原理について説明する。図1は、この発明の本実施の形態1にかかる画像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。図1において、画像処理装置は、以下に示す5つのユニットを含む構成である。
【0034】
上記各ユニットは、画像データ制御ユニット100を中心に、画像読取ユニット101と、画像メモリー制御ユニット102と、画像処理ユニット103と、画像書込ユニット104とがそれぞれ画像データ制御ユニット100に接続されている。
【0035】
画像データ制御ユニット100によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。
【0036】
たとえば、
(1)データのバス転送効率を向上させるためのデータ圧縮処理(一次圧縮)、
(2)一次圧縮データの画像データへの転送処理、
(3)画像合成処理(複数ユニットからの画像データを合成することが可能である。また、データバス上での合成も含む。)、
(4)画像シフト処理(主走査および副走査方向の画像のシフト)、
(5)画像領域拡張処理(画像領域を周辺へ任意量だけ拡大することが可能)、
(6)画像変倍処理(たとえば、50%または200%の固定変倍)、
(7)パラレルバス・インターフェース処理、
(8)シリアルバス・インターフェース処理(後述するプロセス・コントローラー211とのインターフェース)、
(9)パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換処理、
(10)画像読取ユニット101とのインターフェース処理、
(11)画像処理ユニット103とのインターフェース処理、
等である。
【0037】
画像読取ユニット101によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。
【0038】
たとえば、
(1)光学系による原稿反射光の読み取り処理、
(2)CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)での電気信号への変換処理、
(3)A/D変換器でのディジタル化処理、
(4)シェーディング補正処理(光源の照度分布ムラを補正する処理)、
(5)スキャナーγ補正処理(読み取り系の濃度特性を補正する処理)、
等である。
【0039】
画像メモリー制御ユニット102によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。
【0040】
たとえば、
(1)システム・コントローラーとのインターフェース制御処理、
(2)パラレルバス制御処理(パラレルバスとのインターフェース制御処理)、
(3)ネットワーク制御処理、
(4)シリアルバス制御処理(複数の外部シリアルポートの制御処理)、
(5)内部バスインターフェース制御処理(操作部とのコマンド制御処理)、
(6)ローカルバス制御処理(システム・コントローラーを起動させるためのROM、RAM、フォントデータのアクセス制御処理)、
(7)メモリー・モジュールの動作制御処理(メモリー・モジュールの書き込み/読み出し制御処理等)、
(8)メモリー・モジュールへのアクセス制御処理(複数のユニットからのメモリー・アクセス要求の調停をおこなう処理)、
(9)データの圧縮/伸張処理(メモリー有効活用のためのデータ量の削減するための処理)、
(10)画像編集処理(メモリー領域のデータクリア、画像データの回転処理、メモリー上での画像合成処理等)、
等である。
【0041】
画像処理ユニット103によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。
【0042】
たとえば、
(1)シェーディング補正処理(光源の照度分布ムラを補正する処理)、
(2)スキャナーγ補正処理(読み取り経の濃度特性を補正する処理)、
(3)MTF補正処理、
(4)平滑処理、
(5)主走査方向の任意変倍処理、
(6)濃度変換(γ変換処理:濃度ノッチに対応)、
(7)単純多値化処理、
(8)単純二値化処理、
(9)誤差拡散処理、
(10)ディザ処理、
(11)ドット配置位相制御処理(右寄りドット、左寄りドット)、
(12)孤立点除去処理、
(13)像域分離処理(色判定、属性判定、適応処理)、
(14)密度変換処理、
等である。
【0043】
画像書込ユニット104によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。
【0044】
たとえば、
(1)エッジ平滑処理(ジャギー補正処理)、
(2)ドット再配置のための補正処理、
(3)画像信号のパルス制御処理、
(4)パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換処理、
等である。
【0045】
(ディジタル複合機のハードウエア構成)
つぎに、本実施の形態1にかかる画像処理装置がディジタル複合機を構成する場合のハードウエア構成について説明する。図2は本実施の形態1にかかる画像処理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【0046】
図2のブロック図において、本実施の形態1にかかる画像処理装置は、読取ユニット201と、センサー・ボード・ユニット202と、画像データ制御部203と、画像処理プロセッサー204と、ビデオ・データ制御部205と、作像ユニット(エンジン)206とを備える。また、本実施の形態1にかかる画像処理装置は、シリアルバス210を介して、プロセス・コントローラー211と、RAM212と、ROM213とを備える。
【0047】
また、本実施の形態1にかかる画像処理装置は、パラレルバス220を介して、画像メモリー・アクセス制御部221とファクシミリ制御ユニット224とを備え、さらに、画像メモリー・アクセス制御部221に接続されるメモリー・モジュール222と、システム・コントローラー231と、RAM232と、ROM233と、操作パネル234とを備える。
【0048】
ここで、上記各構成部と、図1に示した各ユニット100〜104との関係について説明する。すなわち、読取ユニット201およびセンサー・ボード・ユニット202により、図1に示した画像読取ユニット101の機能を実現する。また同様に、画像データ制御部203により、画像データ制御ユニット100の機能を実現する。また同様に、画像処理プロセッサー204により画像処理ユニット103の機能を実現する。
【0049】
また同様に、ビデオ・データ制御部205および作像ユニット(エンジン)206により画像書込ユニット104を実現する。また同様に、画像メモリー・アクセス制御部221およびメモリー・モジュール222により画像メモリー制御ユニット102を実現する。
【0050】
つぎに、各構成部の内容について説明する。原稿を光学的に読み取る読取ユニット201は、ランプとミラーとレンズから構成され、原稿に対するランプ照射の反射光をミラーおよびレンズにより受光素子に集光する。
【0051】
受光素子、たとえばCCDは、センサー・ボード・ユニット202に搭載され、CCDにおいて電気信号に変換された画像データはディジタル信号に変換された後、センサー・ボード・ユニット202から出力(送信)される。
【0052】
センサー・ボード・ユニット202から出力(送信)された画像データは画像データ制御部203に入力(受信)される。機能デバイス(処理ユニット)およびデータバス間における画像データの伝送は画像データ制御部203がすべて制御する。
【0053】
画像データ制御部203は、画像データに関し、センサー・ボード・ユニット202、パラレルバス220、画像処理プロセッサー204間のデータ転送、画像データに対するプロセス・コントローラー211と画像処理装置の全体制御を司るシステム・コントローラー231との間の通信をおこなう。また、RAM212はプロセス・コントローラー211のワークエリアとして使用され、ROM213はプロセス・コントローラー211のブートプログラム等を記憶している。
【0054】
センサー・ボード・ユニット202から出力(送信)された画像データは画像データ制御部203を経由して画像処理プロセッサー204に転送(送信)され、光学系およびディジタル信号への量子化にともなう信号劣化(スキャナー系の信号劣化とする)を補正し、再度、画像データ制御部203へ出力(送信)される。
【0055】
画像メモリー・アクセス制御部221は、メモリー・モジュール222に対する画像データの書き込み/読み出しを制御する。また、パラレルバス220に接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM232はシステム・コントローラー231のワークエリアとして使用され、ROM233はシステム・コントローラー231のブートプログラム等を記憶している。
【0056】
操作パネル234は、画像処理装置がおこなうべき処理を入力する。たとえば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御情報の入力をおこなうことができる。なお、ファクシミリ制御ユニット224の内容については後述する。
【0057】
つぎに、読み取った画像データにはメモリー・モジュール222に蓄積して再利用するジョブと、メモリー・モジュール222に蓄積しないジョブとがあり、それぞれの場合について説明する。メモリー・モジュール222に蓄積する例としては、1枚の原稿について複数枚を複写する場合に、読取ユニット201を1回だけ動作させ、読取ユニット201により読み取った画像データをメモリー・モジュール222に蓄積し、蓄積された画像データを複数回読み出すという方法がある。
【0058】
メモリー・モジュール222を使わない例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合に、読み取り画像データをそのまま再生すればよいので、画像メモリー・アクセス制御部221によるメモリー・モジュール222へのアクセスをおこなう必要はない。
【0059】
まず、メモリー・モジュール222を使わない場合、画像処理プロセッサー204から画像データ制御部203へ転送されたデータは、再度画像データ制御部203から画像処理プロセッサー204へ戻される。画像処理プロセッサー204においては、センサー・ボード・ユニット202におけるCCDによる輝度データを面積階調に変換するための画質処理をおこなう。
【0060】
画質処理後の画像データは画像処理プロセッサー204からビデオ・データ制御部205に転送される。面積階調に変化された信号に対し、ドット配置に関する後処理およびドットを再現するためのパルス制御をおこない、その後、作像ユニット206において転写紙上に再生画像を形成する。
【0061】
つぎに、メモリー・モジュール222に蓄積し画像読み出し時に付加的な処理、たとえば画像方向の回転、画像の合成等をおこなう場合の画像データの流れについて説明する。画像処理プロセッサー204から画像データ制御部203へ転送された画像データは、画像データ制御部203からパラレルバス220を経由して画像メモリー・アクセス制御部221に送られる。
【0062】
ここでは、システム・コントローラー231の制御に基づいて画像データとメモリー・モジュール222のアクセス制御、外部PC(パーソナル・コンピューター)223のプリント用データの展開、メモリー・モジュール222の有効活用のための画像データの圧縮/伸張をおこなう。
【0063】
画像メモリー・アクセス制御部221へ送られた画像データは、データ圧縮後メモリー・モジュール222へ蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。読み出された画像データは伸張され、本来の画像データに戻し画像メモリー・アクセス制御部221からパラレルバス220を経由して画像データ制御部203へ戻される。
【0064】
画像データ制御部203から画像処理プロセッサー204への転送後は画質処理、およびビデオ・データ制御部205でのパルス制御をおこない、作像ユニット206において転写紙上に再生画像を形成する。
【0065】
画像データの流れにおいて、パラレルバス220および画像データ制御部203でのバス制御により、ディジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ送信機能は読み取られた画像データを画像処理プロセッサー204にて画像処理を実施し、画像データ制御部203およびパラレルバス220を経由してファクシミリ制御ユニット224へ転送する。ファクシミリ制御ユニット224にて通信網へのデータ変換をおこない、公衆回線(PN)225へファクシミリデータとして送信する。
【0066】
一方、受信されたファクシミリデータは、公衆回線(PN)225からの回線データをファクシミリ制御ユニット224にて画像データへ変換され、パラレルバス220および画像データ制御部203を経由して画像処理プロセッサー204へ転送される。この場合、特別な画質処理はおこなわず、ビデオ・データ制御部205においてドット再配置およびパルス制御をおこない、作像ユニット206において転写紙上に再生画像を形成する。
【0067】
複数ジョブ、たとえば、コピー機能、ファクシミリ送受信機能、プリンター出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット201、作像ユニット206およびパラレルバス220の使用権のジョブへの割り振りをシステム・コントローラー231およびプロセス・コントローラー211において制御する。
【0068】
プロセス・コントローラー211は画像データの流れを制御し、システム・コントローラー231はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。また、ディジタル複合機の機能選択は操作パネル(操作部)234において選択入力し、コピー機能、ファクシミリ機能等の処理内容を設定する。
【0069】
システム・コントローラー231とプロセス・コントローラー211は、パラレルバス220、画像データ制御部203およびシリアルバス210を介して相互に通信をおこなう。具体的には、画像データ制御部203内においてパラレルバス220とシリアルバス210とのデータ・インターフェースのためのデータフォーマット変換をおこなうことにより、システム・コントローラー231とプロセス・コントローラー211間の通信をおこなう。
【0070】
(解像度変換処理および階調変換処理)
つぎに、画像処理ユニット103を構成する画像処理プロセッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の概要について説明する。図3は、本実施の形態1にかかる画像処理装置の画像処理プロセッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の概要を示すブロック図であり、図4は、本実施の形態1にかかる画像処理装置における一連の処理の手順を示すフローチャートである。
【0071】
図3に示すように、画像処理プロセッサー204は、ディザ処理手段としてのディザ処理部301と、変換テーブルを有する変換手段としての解像度・階調変換部302とから構成される。そして概略的には、図4に示すように、まず、ディザ処理をおこない(ステップS401)、変換テーブルに基づいて入力画像信号の各画素を所定階調以下の画素パターンに置換することにより、解像度変換処理および階調変換処理をおこなう(ステップS402)。
【0072】
なお、以下の説明においては、256階調の入力画像信号に対して、ディザ処理をおこなって9階調の画像信号を生成し、変換テーブルに基づいて解像度を2倍に変換し、階調を3階調に変換する場合について説明する。ただし、これによってこの発明が限定されるものではない。
【0073】
図3に示すディザ処理部301は、画像データ制御部203から入力された入力画像信号(Ndpi,256階調)をディザしきい値マトリクスに基づいて階調変換し、9階調(Ndpi)のディザ処理後画像信号を生成する。そして、生成されたディザ処理後画像信号とともに、ディザ処理に用いたディザしきい値マトリクスに対応するマトリクス位置情報を解像度・階調変換部302に出力する。
【0074】
ここで、ディザ処理部301におけるディザしきい値マトリクスは、階調を256階調から9階調に変換処理するためのディザしきい値とともに、このディザしきい値に対応づけられたマトリクス位置情報を有する。図5は、ディザしきい値マトリクスにおけるディザしきい値とマトリクス位置情報との対応関係の一例を示す説明図であり、図6は、マトリクス位置情報における画素成長方向と割り当てコードとの対応関係の一例を示す説明図である。
【0075】
図5に示すように、ディザしきい値マトリクス(3×3)は、ディザしきい値とマトリクス位置情報を有し、このマトリクス位置情報は、ディザしきい値に対応づけられている。たとえば、図5に示すディザしきい値マトリクス1は、ディザしきい値がしきい値10を中心に渦巻き状に画素(階調)が成長する構成であるので、これに対応するマトリクス位置情報も同様に渦巻き状の画素成長方向を示す構成となる。
【0076】
ここでは、ディザ処理部301において階調を256階調から9階調に変換処理するので、図5に示すように、9パターンのディザしきい値マトリクスが用意されている。また、この9パターンのディザしきい値マトリクスはすべてが同様の構成のマトリクス位置情報を有する。
【0077】
このようなマトリクス位置情報は、8方向の画素成長方向を示し得るので、図6に示すように、画素成長方向に対応するコードが割り当てられた8パターンのマトリクス位置情報を取り得る。たとえば、下方向の画素成長方向を示すマトリクス位置情報は、マトリクス位置情報1として、コード(000b)が割り当てられ、また、上方向の画素成長方向を示すマトリクス位置情報は、マトリクス位置情報2として、コード(001b)が割り当てられる。
【0078】
そして、図6に示す対応によりコードが割り当てられたマトリクス位置情報は、256階調から9階調に変換処理されたディザ処理後画像信号とともに、解像度・階調変換部302に出力される。
【0079】
図3に示す解像度・階調変換部302は、ディザ処理後画像信号が取り得る9階調ごとに3階調の画素パターンを対応づけて記憶する変換テーブルを備える。そして、この変換テーブルに基づいて、ディザ処理後画像信号の各画素を対応する画素パターンに置換し、置換された画素パターンを出力画像信号として画像データ制御部203もしくはビデオ・データ制御部205に出力する。
【0080】
図7は、変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。図7に示すように、マトリクス位置情報とディザ処理後画像信号の階調に基づいて、対応する画素パターンが選択される構成となっている。ここで、図7に示す2×2の画素パターンにおいて、マークなしは0階調(00b)を表し、△は1階調(01b)を表し、○は2階調(11b)を表す。これによって、解像度は2倍に変換され、階調は9階調から3階調に変換される。
【0081】
たとえば、ディザ処理部301から入力されるマトリクス位置情報がマトリクス位置情報1である場合は、ディザ処理に用いられたディザしきい値マトリクスのマトリクス位置情報が下方向の画素成長方向を示すときであるので、選択されるべき画素パターンも、図7に示すように、下方向に画素が成長するパターン配置となる。
【0082】
以上説明したように、本実施の形態1にかかる画像処理装置は、ディザしきい値マトリクスが画素成長方向を示すマトリクス位置情報を有するので、これにより、再度のディザ処理をおこなうためのディザしきい値マトリクスを記憶する大容量のメモリーを備えることなく、解像度変換および階調変換をおこなうことが可能となる。
【0083】
また、本実施の形態1にかかる画像処理装置は、変換テーブルに基づいて解像度変換および階調変換をおこなうことができ、これにより、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることが可能となる。
【0084】
〔実施の形態2〕
さて、上記実施の形態1では、出力される画像が文字であるか、写真であるかを区別しない場合を説明することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、出力画像が文字であるか、写真であるか、あるいは文字と写真の混在したものであるかを区別して、解像度変換および階調変換をおこなうこともできる。そこで、本実施の形態2では、出力画像の画質モードに基づいて解像度変換および階調変換をおこなう画像処理装置について説明する。
【0085】
図8は、本実施の形態2にかかる画像処理装置の画像処理プロセッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の概要を示すブロック図である。なお、上記実施の形態1に示した各部と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
【0086】
図8に示すように、画像処理プロセッサー204は、ディザ処理手段としてのディザ処理部301と、画質モードごとの変換テーブルを有する変換手段としての解像度・階調変換部801とから構成される。そして概略的には、図8に示すように、ディザ処理をおこなった後、変換テーブルに基づいて入力画像信号の各画素を所定階調以下の画素パターンに置換することにより、解像度変換処理および階調変換処理をおこなう。
【0087】
なお、以下の説明においては、256階調の入力画像信号に対して、ディザ処理をおこなって9階調の画像信号を生成し、変換テーブルに基づいて解像度を2倍に変換し、階調を3階調に変換する場合について説明する。ただし、これによってこの発明が限定されるものではない。
【0088】
図8に示す解像度・階調変換部801は、ディザ処理後画像信号が取り得る9階調ごとに3階調の画素パターンを対応づけて記憶する変換テーブルを画質モードごとに備える。そして、画像データ制御部203から入力される画質モード情報に基づいて、変換テーブルからこの画質モードに対応した画素パターン群を選択し、選択された画素パターン群に基づいて解像度変換および階調変換をおこなう。
【0089】
図9は、画質モードが文字モードの場合における変換テーブルの構成の一例を示す説明図であり、図10は、画質モードが写真モードの場合における変換テーブルの構成の一例を示す説明図であり、図11は、画質モードが文字・写真混在モードの場合における変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。なお、ここでは、3つの画質モードを有する場合について説明するが、これ以外のモードを設けることも可能である。
【0090】
ここで、文字からなる画像を出力したい場合(文字モード)には、先鋭な文字エッジの再現出力が望まれるので、コントラストの強い2階調を多用した画素パターンを用いることにより、画質の劣化を抑えた出力をすることができる。したがって、文字モードにおいては、図9に示すようなコントラストの強い2階調を多用した画素パターンを有する変換テーブルが使用される。
【0091】
また、写真からなる画像を出力したい場合(写真モード)には、中間的な階調性の再現出力が望まれるので、コントラストの弱い1階調を多用した画素パターンを用いることにより、画質の劣化を抑えた出力をすることができる。したがって、写真モードにおいては、図10に示すようなコントラストの弱い1階調を多用した画素パターンを有する変換テーブルが使用される。
【0092】
また、文字と写真の混在した画像を出力したい場合(文字・写真混在モード)には、図11に示すような文字モードと写真モードとの中間となるような画素パターンを有する変換テーブルが使用される。
【0093】
以上説明したように、本実施の形態2にかかる画像処理装置は、出力画像の画質モードおよび変換テーブルに基づいて解像度変換および階調変換をおこなうことができ、これにより、文字もしくは写真の画質特性を反映した変換処理をおこなうことが可能となる。
【0094】
〔実施の形態3〕
さて、上記実施の形態1および2では、ディザ処理に用いたディザしきい値マトリクスにおけるドット成長方向を示すマトリクス位置情報に基づいて変換テーブルを参照し、解像度変換および階調変換をおこなう場合を説明することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ドット成長方向を切り換え、切り換えられたドット成長方向情報に基づいて変換テーブルを参照し、解像度変換および階調変換をおこなうこともできる。そこで、本実施の形態3では、ドット成長方向を切り換え、切り換えられたドット成長方向情報に基づいて解像度変換および階調変換をおこなう画像処理装置について説明する。
【0095】
図12は、本実施の形態3にかかる画像処理装置の画像処理プロセッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の概要を示すブロック図であり、図13は、本実施の形態3にかかる画像処理装置における一連の処理の手順を示すフローチャートである。なお、上記実施の形態1および2に示した各部と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
【0096】
図12に示すように、画像処理プロセッサー204は、ディザ処理手段としてのディザ処理部301と、変換テーブルおよびドット成長方向切換部1202を備える解像度・階調変換部1201とから構成される。そして概略的には、ディザ処理をおこなった後に、図13に示すように、まず、ドット成長方向情報を決定し(ステップS1301)、そして、ドット成長方向情報を更新する(ステップS1302)とともに、変換テーブルに基づいて解像度変換および階調変換をおこなう(ステップS1303)。
【0097】
なお、以下の説明においては、256階調の入力画像信号に対して、ディザ処理をおこなって9階調の画像信号を生成し、変換テーブルに基づいて解像度を2倍に変換し、階調を3階調に変換する場合について説明する。ただし、これによってこの発明が限定されるものではない。
【0098】
図12に示す解像度・階調変換部1201は、ディザ処理後画像信号が取り得る9階調ごとに3階調の画素パターンを対応づけて記憶する変換テーブルと、ドット成長方向を切り換えるドット成長方向切換部1202とを備える。そして、このドット成長方向切換部1202により決定されたドット成長方向情報に基づいて変換テーブルを参照し、解像度変換および階調変換をおこなう。
【0099】
このドット成長方向切換部1202には、ドット成長方向情報が記憶されており、ドット成長方向切換部1202は、記憶されている注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向情報を参照することにより、隣接画素とドットが接するように注目画素のドット成長方向情報を決定するとともに、記憶されていた注目画素のドット成長方向情報を決定後のドット成長方向情報に更新する。
【0100】
なお、ここでは、注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向情報を参照する場合について説明するが、これによってこの発明が限定されるものではなく、たとえば、隣接する8つの画素を参照するなどもできる。
【0101】
図14は、注目画素のドット成長方向情報を決定する処理の概要を示すブロック図であり、図15は、注目画素と隣接画素の位置関係を示す説明図であり、図16は、ドット成長方向情報におけるドット成長方向と割り当てコードとの対応関係の一例を示す説明図である。
【0102】
また、図17は、隣接画素のドット成長方向情報と注目画素に対するドット成長方向指示コードとの対応関係の一例を示す説明図であり、図18は、ディザ処理後の階調と、ドット成長方向決定コードと、これらに基づいて決定されるドット成長方向情報との対応関係の一例を示す説明図である。以下にこれらの添付図面を参照して、ドット成長方向切換部1202による注目画素のドット成長方向情報の決定および更新の処理について説明する。
【0103】
図14に示すように、まず、あらかじめ記憶されている注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素(図15に示す3つの参照画素)のドット成長方向情報を参照し、このドット成長方向情報に基づいて注目画素に対するドット成長方向指示コードをそれぞれ選択する。つぎに、選択されたドット成長指示コードの論理和を求めることにより注目画素に対するドット成長方向決定コードを算定する。そして、算定されたドット成長方向決定コードとディザ処理後の階調とに基づいて注目画素のドット成長方向情報を決定する。
【0104】
ここで、ドット成長方向情報は、図16に示すように、ドットの成長方向に対応するコードが割り当てられた4パターンのドット成長方向情報を取り得る。たとえば、右下から左上へのドットの成長方向を示すドット成長方向情報は、ドット成長方向情報1として、コード(00b)が割り当てられ、また、左下から右上へのドットの成長方向を示すドット成長方向情報は、ドット成長方向情報2として、コード(01b)が割り当てられる。
【0105】
また、注目画素に対するドット成長方向指示コードは、図17に示すように、参照画素の注目画素に対する位置関係と参照画素のドット成長方向情報とに基づいて一意的に選択される。たとえば、注目画素に対して左上に位置する参照画素がドット成長方向情報1を有する場合には、参照画素のドットは右下から左上へ成長していることを意味するので、注目画素のドットを左上から右下に成長させれば、参照画素と注目画素のドットが接するようになる。したがって、この場合には、図17に示すように、ドットを左上から右下に成長させるドット成長方向指示コード(10b)が選択される。
【0106】
一方、注目画素に対して真上に位置する参照画素がドット成長方向情報1を有する場合には、参照画素のドットは右下から左上へ成長していることを意味するので、注目画素のドットを左下から右上に成長させれば、参照画素と注目画素のドットが接するようになる。また、注目画素に対して右上に位置する参照画素がドット成長方向情報2を有する場合には、参照画素のドットは左下から右上へ成長していることを意味するので、注目画素のドットを左下から右上に成長させれば、参照画素と注目画素のドットが接するようになる。
【0107】
このように、参照画素と注目画素のドットが接するようにドット成長方向指示コードを選択するという目的にしたがって、注目画素に対するドット成長方向指示コードは、図17に示すように、参照画素の位置関係と参照画素のドット成長方向情報とに対応づけられている。
【0108】
なお、図17において、ドット成長方向指示コード(10b)は、左上から右下へのドットの成長を指示するコードであり、また、ドット成長方向指示コード(01b)は、右上から左下へのドットの成長を指示するコードであり、さらに、ドット成長方向指示コード(00b)は、いずれの方向にもドットの成長を指示しないコードである。そして、図17に示す対応関係により選択された3つのドット成長方向指示コードの論理和をとることにより、注目画素のドット成長方向決定コードが算定される。
【0109】
つぎに、注目画素のドット成長方向情報は、図18に示すように、ドット成長方向指示コードから算定されたドット成長方向決定コードとディザ処理後の階調とに基づいて一意的に決定される。たとえば、ディザ処理後の階調が0階調である場合には、どこにもドットを打たないことを意味するので、ドット成長方向決定コードの如何にかかわらず、注目画素の真上に位置する参照画素のドット成長方向情報を注目画素のドット成長方向情報として決定する。
【0110】
一方、ディザ処理後の階調が1階調から8階調であり、ドット成長方向決定コードが(00b)である場合には、参照画素のすべてがドット成長方向情報3または4を有することを意味し、注目画素と参照画素とのドットは接することができないので、注目画素の1ライン後の参照画素と接するようにするために、注目画素の真上に位置する参照画素のドット成長方向情報とX軸対称となるドット成長方向情報を注目画素のドット成長方向情報として決定する。
【0111】
また、ディザ処理後の階調が1階調から8階調であり、ドット成長方向決定コードが(01b)、(10b)もしくは(11b)である場合には、図18に示すように、注目画素のドット成長方向情報が決定される。
【0112】
そして、決定された注目画素のドット成長方向情報に基づいて、あらかじめ記憶されている注目画素のドット成長方向情報を決定後のドット成長方向情報に更新する。また、決定された注目画素のドット成長方向情報とディザ処理後の階調とに基づいて、変換テーブルを参照することにより解像度変換および階調変換をおこなう。なお、図19は、本実施の形態3における変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。
【0113】
以上説明したように、本実施の形態3にかかる画像処理装置は、注目画素のドット成長方向を適宜切り換えることができ、これにより、出力画像における孤立点の生成を抑制することが可能となる。
【0114】
また、本実施の形態3にかかる画像処理装置は、注目画素に隣接する画素のドット成長方向情報を参照して注目画素のドット成長方向情報を切り換えることができ、これにより、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することが可能となる。
【0115】
また、本実施の形態3にかかる画像処理装置は、注目画素に隣接する画素のドット成長方向情報を参照することにより、あらかじめ記憶されている注目画素のドット成長方向情報を更新することができ、これにより、出力画像における孤立点の生成をさらに効果的に抑制することが可能となる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、ディザ処理手段は前記p階調の入力画像データの各画素にディザ処理をおこなって、各画素の画素値と該画素の成長方向を示すマトリクス位置情報とを出力し、変換テーブルは前記ディザ処理手段によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとに前記マトリクス位置情報およびm階調(n>m)以下の画素パターンを対応づけて記憶し、変換手段は前記ディザ処理後の画像データの各画素を前記変換テーブルに基づいて前記m階調以下の画素パターンに置換して、該ディザ処理後の画像データの解像度変換および階調変換をおこなうので、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることが可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。また、請求項1に記載の発明によれば、前記変換手段が、Ndpi、n階調の画像データをN×2dpi、m階調の画像データに変換するので、出力画像の画質の劣化を抑制しつつ、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることが可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0118】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記変換テーブルが、前記ディザ処理手段によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数組記憶し、前記変換手段が、出力画像の画質モードに基づいて前記画素パターン群を選択するので、文字もしくは写真の画質特性を反映した変換処理をおこなうことが可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0119】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記変換手段が、前記解像度変換および階調変換がなされた画像データ上での孤立点の生成を抑制するようにドットの成長方向を切り換えるので、出力画像における孤立点の生成を抑制することが可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0120】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明において、前記変換手段が、前記m階調以下の画素のドット成長方向にかかる情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶したドット成長方向にかかる情報に基づいて画素のドット成長方向を決定しつつ該ドット成長方向によって前記記憶手段の記憶内容を更新する成長方向決定手段とを備えるので、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することが可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0121】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、前記成長方向決定手段が、注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向を参照し、該参照した隣接画素とドットが接するように前記注目画素のドット成長方向を決定するので、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することが可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0122】
また、請求項6に記載の発明によれば、ディザ処理工程が、前記p階調の入力画像データの各画素にディザ処理をおこなって、各画素の画素値と該画素の成長方向を示すマトリクス位置情報とを出力し、変換工程が、前記ディザ処理工程によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとに前記マトリクス位置情報およびm階調(n>m)以下の画素パターンを対応づけて記憶した変換テーブルに基づいて、前記ディザ処理後の画像データの各画素を前記m階調以下の画素パターンに置換して、該ディザ処理後の画像データの解像度変換および階調変換をおこなうので、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることが可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。また、請求項6に記載の発明によれば、前記変換工程が、Ndpi、n階調の画像データをN×2dpi、m階調の画像データに変換するので、出力画像の画質の劣化を抑制しつつ、画像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図ることが可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。
【0124】
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明において、前記変換テーブルが、前記ディザ処理手段によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数組記憶し、前記変換工程が、出力画像の画質モードに基づいて前記画素パターン群を選択するので、文字もしくは写真の画質特性を反映した変換処理をおこなうことが可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。
【0125】
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項6または7に記載の発明において、前記変換工程が、前記解像度変換および階調変換がなされた画像データ上での孤立点の生成を抑制するようにドットの成長方向を切り換えるので、出力画像における孤立点の生成を抑制することが可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。
【0126】
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明において、前記変換工程が、所定の記憶部に記憶したm階調以下の画素のドット成長方向にかかる情報に基づいて画素のドット成長方向を決定しつつ該ドット成長方向によって前記記憶部の記憶内容を更新するので、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することが可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。
【0127】
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明において、前記変換工程が、注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向を参照し、該参照した隣接画素とドットが接するように前記注目画素のドット成長方向を決定するので、出力画像における孤立点の生成を効果的に抑制することが可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。
【0128】
また、請求項11に記載の発明によれば、請求項6〜10のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項6〜11のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行することが可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態1にかかる画像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。
【図2】本実施の形態1にかかる画像処理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態1にかかる画像処理装置の画像処理プロセッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の概要を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態1にかかる画像処理装置における一連の処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】ディザしきい値マトリクスにおけるディザしきい値とマトリクス位置情報との対応関係の一例を示す説明図である。
【図6】マトリクス位置情報における画素成長方向と割り当てコードとの対応関係の一例を示す説明図である。
【図7】変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態2にかかる画像処理装置の画像処理プロセッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の概要を示すブロック図である。
【図9】画質モードが文字モードの場合における変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。
【図10】画質モードが写真モードの場合における変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。
【図11】画質モードが文字・写真混在モードの場合における変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。
【図12】本実施の形態3にかかる画像処理装置の画像処理プロセッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の概要を示すブロック図である。
【図13】本実施の形態3にかかる画像処理装置における一連の処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】注目画素のドット成長方向情報を決定する処理の概要を示すブロック図である。
【図15】注目画素と隣接画素の位置関係を示す説明図である。
【図16】ドット成長方向情報におけるドット成長方向と割り当てコードとの対応関係の一例を示す説明図である。
【図17】隣接画素のドット成長方向情報と注目画素に対するドット成長方向指示コードとの対応関係の一例を示す説明図である。
【図18】ディザ処理後の階調と、ドット成長方向決定コードと、これらに基づいて決定されるドット成長方向情報との対応関係の一例を示す説明図である。
【図19】本実施の形態3における変換テーブルの構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 画像データ制御ユニット
101 画像読取ユニット
102 画像メモリー制御ユニット
103 画像処理ユニット
104 画像書込ユニット
201 読取ユニット
202 センサー・ボード・ユニット
203 画像データ制御部
204 画像処理プロセッサー
205 ビデオ・データ制御部
206 作像ユニット(エンジン)
210 シリアルバス
211 プロセス・コントローラー
212,232 RAM
213,233 ROM
220 パラレルバス
221 画像メモリー・アクセス制御部
222 メモリー・モジュール
223 パーソナル・コンピューター(PC)
224 ファクシミリ制御ユニット
225 公衆回線
231 システム・コントローラー
234 操作パネル
301 ディザ処理部
302,801,1201 解像度・階調変換部
1202 ドット成長方向切換部

Claims (11)

  1. 画像読取部から読み取ったp階調、Ndpi(N>1)の入力画像データにディザ処理をおこなってn階調(p>n)、N×2dpiの画像データを生成する画像処理装置において、
    前記入力画像データを階調変換するためのディザしきい値と、当該ディザしきい値の配置に対応付けられ画素が成長する方向を示すマトリクス位置情報と、をマトリクス状に設定したディザしきい値マトリクスを備え、当該ディザしきい値マトリクスに基づき前記p階調の入力画像データの各画素にディザ処理をおこなって、各画素の画素値と該画素の成長方向を示すマトリクス位置情報とを出力するディザ処理手段と、
    記ディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとに、解像度変換時の画素の成長方向データを含んだm階調(n>m)以下N×2dpiの画素パターンと、前記マトリクス位置情報とを対応づけて記憶する変換テーブルと、
    前記マトリクス位置情報をもとに前記変換テーブルを参照して、前記ディザ処理後の画像データの各画素を前記m階調以下N×2dpiの画素パターンに置換する変換手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変換テーブルは、前記ディザ処理手段によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数組記憶し、前記変換手段は、出力画像の画質モードに基づいて前記画素パターン群を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記変換手段は、前記解像度変換および階調変換がなされた画像データ上での孤立点の生成を抑制するようにドットの成長方向を切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変換手段は、前記m階調以下の画素のドット成長方向にかかる情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶したドット成長方向にかかる情報に基づいて画素のドット成長方向を決定しつつ該ドット成長方向によって前記記憶手段の記憶内容を更新する成長方向決定手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記成長方向決定手段は、注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向を参照し、該参照した隣接画素とドットが接するように前記注目画素のドット成長方向を決定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 画像読取部から読み取ったp階調、Ndpi(N>1)の入力画像データにディザ処理をおこなってn階調(p>n)、N×2dpiの画像データを生成する画像処理方法において、
    前記入力画像データを階調変換するためのディザしきい値と、当該ディザしきい値の配置に対応付けられた画素が成長する方向を示すマトリクス位置情報と、をマトリクス状に設定したディザしきい値マトリクスに基づいて前記p階調の入力画像データの各画素にディザ処理をおこなって、各画素の画素値と該画素の成長方向を示すマトリクス位置情報とを出力するディザ処理工程と、
    記ディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとに、解像度変換時の画素の成長方向データを含んだm階調(n>m)以下N×2dpiの画素パターンと、前記マトリクス位置情報とを対応づけて記憶する変換テーブルを参照して、前記ディザ処理後の画像データの各画素を前記m階調以下N×2dpiの画素パターンに置換する変換工程と、
    を含んだことを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記変換テーブルは、前記ディザ処理手段によるディザ処理後の画像データの各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数組記憶し、前記変換工程は、出力画像の画質モードに基づいて前記画素パターン群を選択することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記変換工程は、前記解像度変換および階調変換がなされた画像データ上での孤立点の生成を抑制するようにドットの成長方向を切り換えることを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理方法。
  9. 前記変換工程は、所定の記憶部に記憶したm階調以下の画素のドット成長方向にかかる情報に基づいて画素のドット成長方向を決定しつつ該ドット成長方向によって前記記憶部の記憶内容を更新することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記変換工程は、注目画素の左上、真上および右上に位置する隣接画素のドット成長方向を参照し、該参照した隣接画素とドットが接するように前記注目画素のドット成長方向を決定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記請求項6〜10のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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