JP2001186333A - 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001186333A
JP2001186333A JP37190099A JP37190099A JP2001186333A JP 2001186333 A JP2001186333 A JP 2001186333A JP 37190099 A JP37190099 A JP 37190099A JP 37190099 A JP37190099 A JP 37190099A JP 2001186333 A JP2001186333 A JP 2001186333A
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Koji Tone
剛治 刀根
Hideto Miyazaki
秀人 宮崎
Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
Hiroaki Fukuda
拓章 福田
Fumio Yoshizawa
史男 吉澤
Rie Ishii
理恵 石井
Yuji Takahashi
祐二 高橋
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Shinya Miyazaki
慎也 宮崎
Yoshiyuki Namitsuka
義幸 波塚
Sugitaka Otegi
杉高 樗木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの変換処理のパフォーマンスの最
適化を図ることができ、また、多値の画像データに対し
て画質の劣化を抑えた変換処理をおこなうこと。 【解決手段】 画像読取部から読み取った入力画像デー
タに対して解像度変換処理および階調変換処理をおこな
う画像処理装置において、前記入力画像データの各画素
が取り得る階調ごとに所定階調以下の画素パターンを対
応づけて記憶する変換テーブルを有し、前記変換テーブ
ルに基づいて前記入力画像データの各画素を前記所定階
調以下の画素パターンに置換して、該入力画像データの
解像度変換および階調変換をおこなう解像度・階調変換
部302を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読取部から
読み取った入力画像データに対する解像度変換処理およ
び階調変換処理に関し、特に、画像データの変換処理の
パフォーマンスの最適化を図ることができ、また、多値
の画像データに対して画質の劣化を抑えた変換処理をお
こなうことが可能な画像処理装置、画像処理方法および
その方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ複写機からディジタル化
された画像データの処理をおこなうディジタル複写機が
登場し、さらに、ディジタル複写機が複写機としての機
能だけでなく、複写機の機能に加えて、ファクシミリの
機能、プリンターの機能、スキャナーの機能等の各機能
を複合したディジタル複合機が存在する。
【0003】かかるディジタル複写機やディジタル複合
機においては、スキャナーとプリンターの解像度が相違
する場合もあり、このような場合でもプリンターの解像
度に適合した画像を出力するために、種々の密度変換処
理技術が考案されている。たとえば、変倍処理と補間演
算によりデータの増加もしくは間引きをおこなう方法
や、重複データにより2度書きをおこなう方法などがあ
る。
【0004】ここで、上記のごとき補間演算による方法
では、本来、平坦に均一な画素値の間に算定される画素
値は周囲の画素値と同じ値であるべきなのに、異なる値
が算出される場合があり、画質が劣化するという問題点
があった。また、単純な2度書きによる方法でも、同じ
画素値が連続するため、画質が劣化するという問題点が
あった。
【0005】このような画質の劣化という問題点を解決
するために、注目画素の周囲の濃度パターンを参照して
注目画素を分割することにより、プリンターの解像度に
適合した画像を出力させる密度変換処理技術(たとえ
ば、特開平6−141168号公報)も考案されてい
る。
【0006】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、注目画
素の周囲の濃度パターンを参照して注目画素を分割する
方法は、参照できる周囲の濃度パターンが2値データに
限られているため、2値データのパターンマッチングの
みでは、多値データからなる写真や絵柄画像に対して密
度変換処理をおこなうには不十分であるという問題点が
あった。
【0007】また、この方法をそのまま多値データに適
用し、多値データのパターンマッチングをも採用したの
では、パターン数が膨大になるため、大容量のメモリー
を備える必要があるという問題点があった。
【0008】さらに、注目画素の周囲の濃度パターンを
複数参照してパターンマッチングをおこなうのでは、多
くの処理工程が必要になるため、画像データの画像処理
のパフォーマンスの最適化を図ることができないという
問題点があった。
【0009】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解決するため、画像データの変換処理のパ
フォーマンスの最適化を図ることができ、また、多値の
画像データに対して画質の劣化を抑えた変換処理をおこ
なうことが可能な画像処理装置、画像処理方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる画
像処理装置は、画像読取部から読み取った入力画像デー
タに対して解像度変換処理および階調変換処理をおこな
う画像処理装置において、前記入力画像データの各画素
が取り得る階調ごとに所定階調以下の画素パターンを対
応づけて記憶する変換テーブルと、前記変換テーブルに
基づいて前記入力画像データの各画素を前記所定階調以
下の画素パターンに置換して、該入力画像データの解像
度変換および階調変換をおこなう変換手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、画像
データの解像度変換処理および階調変換処理のパフォー
マンスの最適化を図ることができる。
【0012】また、請求項2に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記変換
テーブルが、前記入力画像データの各画素が取り得る階
調ごとに複数の画素パターンを対応づけて記憶し、前記
変換手段が、前記入力画像データの置換対象となる注目
画素および該注目画素に連接する近傍画素の画素値並び
に前記変換テーブルに基づいて、該注目画素に対応する
画素パターンを選択することを特徴とする。
【0013】この請求項2に記載の発明によれば、多値
の画像データに対して画質の劣化を抑えた解像度変換処
理および階調変換処理をおこなうことができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、
前記変換テーブルが、前記入力画像データの各画素が取
り得る階調ごとの画素パターン群を複数組記憶し、前記
変換手段が、出力画像の画質モードに基づいて前記画素
パターン群を選択することを特徴とする。
【0015】この請求項3に記載の発明によれば、文字
もしくは写真の画質特性を反映した解像度変換処理およ
び階調変換処理をおこなうことができる。
【0016】また、請求項4に記載の発明にかかる画像
処理方法は、画像読取部から読み取った入力画像データ
に対して解像度変換処理および階調変換処理をおこなう
画像処理方法において、前記入力画像データの各画素が
取り得る階調ごとに所定階調以下の画素パターンを対応
づけて変換テーブルに格納する格納工程と、前記格納工
程により格納された変換テーブルに基づいて前記入力画
像データの各画素を前記所定階調以下の画素パターンに
置換して、該入力画像データの解像度変換および階調変
換をおこなう変換工程と、を含んだことを特徴とする。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、画像
データの解像度変換処理および階調変換処理のパフォー
マンスの最適化を図ることができる。
【0018】また、請求項5に記載の発明にかかる画像
処理方法は、請求項4に記載の発明において、前記格納
工程が、前記入力画像データの各画素が取り得る階調ご
とに複数の画素パターンを対応づけて変換テーブルに記
憶し、前記変換工程が、前記入力画像データの置換対象
となる注目画素および該注目画素に連接する近傍画素の
画素値並びに前記変換テーブルに基づいて、該注目画素
に対応する画素パターンを選択することを特徴とする。
【0019】この請求項5に記載の発明によれば、多値
の画像データに対して画質の劣化を抑えた解像度変換処
理および階調変換処理をおこなうことができる。
【0020】また、請求項6に記載の発明にかかる画像
処理方法は、請求項4または5に記載の発明において、
前記格納工程が、前記入力画像データの各画素が取り得
る階調ごとの画素パターン群を複数組前記変換テーブル
に格納し、前記変換工程が、出力画像の画質モードに基
づいて前記画素パターン群を選択することを特徴とす
る。
【0021】この請求項6に記載の発明によれば、文字
もしくは写真の画質特性を反映した解像度変換処理およ
び階調変換処理をおこなうことができる。
【0022】また、請求項7に記載の発明にかかる記録
媒体は、請求項4〜6のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項4〜6のいずれか一つの動作をコンピュ
ータによって実行することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、およびその
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形
態を詳細に説明する。
【0024】まず、本実施の形態にかかる画像処理装置
の原理について説明する。図1は、この発明の本実施の
形態にかかる画像処理装置の構成を機能的に示すブロッ
ク図である。図1において、画像処理装置は、以下に示
す5つのユニットを含む構成である。
【0025】上記各ユニットは、画像データ制御ユニッ
ト100を中心に、画像読取ユニット101と、画像メ
モリー制御ユニット102と、画像処理ユニット103
と、画像書込ユニット104とがそれぞれ画像データ制
御ユニット100に接続されている。
【0026】(画像データ制御ユニット100)画像デ
ータ制御ユニット100によりおこなわれる処理として
は以下のようなものがある。
【0027】たとえば、(1)データのバス転送効率を
向上させるためのデータ圧縮処理(一次圧縮)、(2)
一次圧縮データの画像データへの転送処理、(3)画像
合成処理(複数ユニットからの画像データを合成するこ
とが可能である。また、データバス上での合成も含
む。)、(4)画像シフト処理(主走査および副走査方
向の画像のシフト)、(5)画像領域拡張処理(画像領
域を周辺へ任意量だけ拡大することが可能)、(6)画
像変倍処理(たとえば、50%または200%の固定変
倍)、(7)パラレルバス・インターフェース処理、
(8)シリアルバス・インターフェース処理(後述する
プロセス・コントローラー211とのインターフェー
ス)、(9)パラレルデータとシリアルデータのフォー
マット変換処理、(10)画像読取ユニット101との
インターフェース処理、(11)画像処理ユニット10
3とのインターフェース処理、等である。
【0028】(画像読取ユニット101)画像読取ユニ
ット101によりおこなわれる処理としては以下のよう
なものがある。
【0029】たとえば、(1)光学系による原稿反射光
の読み取り処理、(2)CCD(Charge Cou
pled Device:電荷結合素子)での電気信号
への変換処理、(3)A/D変換器でのディジタル化処
理、(4)シェーディング補正処理(光源の照度分布ム
ラを補正する処理)、(5)スキャナーγ補正処理(読
み取り系の濃度特性を補正する処理)、等である。
【0030】(画像メモリー制御ユニット102)画像
メモリー制御ユニット102によりおこなわれる処理と
しては以下のようなものがある。
【0031】たとえば、(1)システム・コントローラ
ーとのインターフェース制御処理、(2)パラレルバス
制御処理(パラレルバスとのインターフェース制御処
理)、(3)ネットワーク制御処理、(4)シリアルバ
ス制御処理(複数の外部シリアルポートの制御処理)、
(5)内部バスインターフェース制御処理(操作部との
コマンド制御処理)、(6)ローカルバス制御処理(シ
ステム・コントローラーを起動させるためのROM、R
AM、フォントデータのアクセス制御処理)、(7)メ
モリー・モジュールの動作制御処理(メモリー・モジュ
ールの書き込み/読み出し制御処理等)、(8)メモリ
ー・モジュールへのアクセス制御処理(複数のユニット
からのメモリー・アクセス要求の調停をおこなう処
理)、(9)データの圧縮/伸張処理(メモリー有効活
用のためのデータ量の削減するための処理)、(10)
画像編集処理(メモリー領域のデータクリア、画像デー
タの回転処理、メモリー上での画像合成処理等)、等で
ある。
【0032】(画像処理ユニット103)画像処理ユニ
ット103によりおこなわれる処理としては以下のよう
なものがある。
【0033】たとえば、(1)シェーディング補正処理
(光源の照度分布ムラを補正する処理)、(2)スキャ
ナーγ補正処理(読み取り経の濃度特性を補正する処
理)、(3)MTF補正処理、(4)平滑処理、(5)
主走査方向の任意変倍処理、(6)濃度変換(γ変換処
理:濃度ノッチに対応)、(7)単純多値化処理、
(8)単純二値化処理、(9)誤差拡散処理、(10)
ディザ処理、(11)ドット配置位相制御処理(右寄り
ドット、左寄りドット)、(12)孤立点除去処理、
(13)像域分離処理(色判定、属性判定、適応処
理)、(14)密度変換処理、等である。
【0034】(画像書込ユニット104)画像書込ユニ
ット104によりおこなわれる処理としては以下のよう
なものがある。
【0035】たとえば、(1)エッジ平滑処理(ジャギ
ー補正処理)、(2)ドット再配置のための補正処理、
(3)画像信号のパルス制御処理、(4)パラレルデー
タとシリアルデータのフォーマット変換処理、等であ
る。
【0036】(ディジタル複合機のハードウエア構成)
つぎに、本実施の形態にかかる画像処理装置がディジタ
ル複合機を構成する場合のハードウエア構成について説
明する。図2は本実施の形態にかかる画像処理装置のハ
ードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【0037】図2のブロック図において、本実施の形態
にかかる画像処理装置は、読取ユニット201と、セン
サー・ボード・ユニット202と、画像データ制御部2
03と、画像処理プロセッサー204と、ビデオ・デー
タ制御部205と、作像ユニット(エンジン)206と
を備える。また、本実施の形態にかかる画像処理装置
は、シリアルバス210を介して、プロセス・コントロ
ーラー211と、RAM212と、ROM213とを備
える。
【0038】また、本実施の形態にかかる画像処理装置
は、パラレルバス220を介して、画像メモリー・アク
セス制御部221とファクシミリ制御ユニット224と
を備え、さらに、画像メモリー・アクセス制御部221
に接続されるメモリー・モジュール222と、システム
・コントローラー231と、RAM232と、ROM2
33と、操作パネル234とを備える。
【0039】ここで、上記各構成部と、図1に示した各
ユニット100〜104との関係について説明する。す
なわち、読取ユニット201およびセンサー・ボード・
ユニット202により、図1に示した画像読取ユニット
101の機能を実現する。また同様に、画像データ制御
部203により、画像データ制御ユニット100の機能
を実現する。また同様に、画像処理プロセッサー204
により画像処理ユニット103の機能を実現する。
【0040】また同様に、ビデオ・データ制御部205
および作像ユニット(エンジン)206により画像書込
ユニット104を実現する。また同様に、画像メモリー
・アクセス制御部221およびメモリー・モジュール2
22により画像メモリー制御ユニット102を実現す
る。
【0041】つぎに、各構成部の内容について説明す
る。原稿を光学的に読み取る読取ユニット201は、ラ
ンプとミラーとレンズから構成され、原稿に対するラン
プ照射の反射光をミラーおよびレンズにより受光素子に
集光する。
【0042】受光素子、たとえばCCDは、センサー・
ボード・ユニット202に搭載され、CCDにおいて電
気信号に変換された画像データはディジタル信号に変換
された後、センサー・ボード・ユニット202から出力
(送信)される。
【0043】センサー・ボード・ユニット202から出
力(送信)された画像データは画像データ制御部203
に入力(受信)される。機能デバイス(処理ユニット)
およびデータバス間における画像データの伝送は画像デ
ータ制御部203がすべて制御する。
【0044】画像データ制御部203は、画像データに
関し、センサー・ボード・ユニット202、パラレルバ
ス220、画像処理プロセッサー204間のデータ転
送、画像データに対するプロセス・コントローラー21
1と画像処理装置の全体制御を司るシステム・コントロ
ーラー231との間の通信をおこなう。また、RAM2
12はプロセス・コントローラー211のワークエリア
として使用され、ROM213はプロセス・コントロー
ラー211のブートプログラム等を記憶している。
【0045】センサー・ボード・ユニット202から出
力(送信)された画像データは画像データ制御部203
を経由して画像処理プロセッサー204に転送(送信)
され、光学系およびディジタル信号への量子化にともな
う信号劣化(スキャナー系の信号劣化とする)を補正
し、再度、画像データ制御部203へ出力(送信)され
る。
【0046】画像メモリー・アクセス制御部221は、
メモリー・モジュール222に対する画像データの書き
込み/読み出しを制御する。また、パラレルバス220
に接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM
232はシステム・コントローラー231のワークエリ
アとして使用され、ROM233はシステム・コントロ
ーラー231のブートプログラム等を記憶している。
【0047】操作パネル234は、画像処理装置がおこ
なうべき処理を入力する。たとえば、処理の種類(複
写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および
処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御
情報の入力をおこなうことができる。なお、ファクシミ
リ制御ユニット224の内容については後述する。
【0048】つぎに、読み取った画像データにはメモリ
ー・モジュール222に蓄積して再利用するジョブと、
メモリー・モジュール222に蓄積しないジョブとがあ
り、それぞれの場合について説明する。メモリー・モジ
ュール222に蓄積する例としては、1枚の原稿につい
て複数枚を複写する場合に、読取ユニット201を1回
だけ動作させ、読取ユニット201により読み取った画
像データをメモリー・モジュール222に蓄積し、蓄積
された画像データを複数回読み出すという方法がある。
【0049】メモリー・モジュール222を使わない例
としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合に、読み
取り画像データをそのまま再生すればよいので、画像メ
モリー・アクセス制御部221によるメモリー・モジュ
ール222へのアクセスをおこなう必要はない。
【0050】まず、メモリー・モジュール222を使わ
ない場合、画像処理プロセッサー204から画像データ
制御部203へ転送されたデータは、再度画像データ制
御部203から画像処理プロセッサー204へ戻され
る。画像処理プロセッサー204においては、センサー
・ボード・ユニット202におけるCCDによる輝度デ
ータを面積階調に変換するための画質処理をおこなう。
【0051】画質処理後の画像データは画像処理プロセ
ッサー204からビデオ・データ制御部205に転送さ
れる。面積階調に変化された信号に対し、ドット配置に
関する後処理およびドットを再現するためのパルス制御
をおこない、その後、作像ユニット206において転写
紙上に再生画像を形成する。
【0052】つぎに、メモリー・モジュール222に蓄
積し画像読み出し時に付加的な処理、たとえば画像方向
の回転、画像の合成等をおこなう場合の画像データの流
れについて説明する。画像処理プロセッサー204から
画像データ制御部203へ転送された画像データは、画
像データ制御部203からパラレルバス220を経由し
て画像メモリー・アクセス制御部221に送られる。
【0053】ここでは、システム・コントローラー23
1の制御に基づいて画像データとメモリー・モジュール
222のアクセス制御、外部PC(パーソナル・コンピ
ューター)223のプリント用データの展開、メモリー
・モジュール222の有効活用のための画像データの圧
縮/伸張をおこなう。
【0054】画像メモリー・アクセス制御部221へ送
られた画像データは、データ圧縮後メモリー・モジュー
ル222へ蓄積され、蓄積された画像データは必要に応
じて読み出される。読み出された画像データは伸張さ
れ、本来の画像データに戻し画像メモリー・アクセス制
御部221からパラレルバス220を経由して画像デー
タ制御部203へ戻される。
【0055】画像データ制御部203から画像処理プロ
セッサー204への転送後は画質処理、およびビデオ・
データ制御部205でのパルス制御をおこない、作像ユ
ニット206において転写紙上に再生画像を形成する。
【0056】画像データの流れにおいて、パラレルバス
220および画像データ制御部203でのバス制御によ
り、ディジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ
送信機能は読み取られた画像データを画像処理プロセッ
サー204にて画像処理を実施し、画像データ制御部2
03およびパラレルバス220を経由してファクシミリ
制御ユニット224へ転送する。ファクシミリ制御ユニ
ット224にて通信網へのデータ変換をおこない、公衆
回線(PN)225へファクシミリデータとして送信す
る。
【0057】一方、受信されたファクシミリデータは、
公衆回線(PN)225からの回線データをファクシミ
リ制御ユニット224にて画像データへ変換され、パラ
レルバス220および画像データ制御部203を経由し
て画像処理プロセッサー204へ転送される。この場
合、特別な画質処理はおこなわず、ビデオ・データ制御
部205においてドット再配置およびパルス制御をおこ
ない、作像ユニット206において転写紙上に再生画像
を形成する。
【0058】複数ジョブ、たとえば、コピー機能、ファ
クシミリ送受信機能、プリンター出力機能が並行に動作
する状況において、読取ユニット201、作像ユニット
206およびパラレルバス220の使用権のジョブへの
割り振りをシステム・コントローラー231およびプロ
セス・コントローラー211において制御する。
【0059】プロセス・コントローラー211は画像デ
ータの流れを制御し、システム・コントローラー231
はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理す
る。また、ディジタル複合機の機能選択は操作パネル
(操作部)234において選択入力し、コピー機能、フ
ァクシミリ機能等の処理内容を設定する。
【0060】システム・コントローラー231とプロセ
ス・コントローラー211は、パラレルバス220、画
像データ制御部203およびシリアルバス210を介し
て相互に通信をおこなう。具体的には、画像データ制御
部203内においてパラレルバス220とシリアルバス
210とのデータ・インターフェースのためのデータフ
ォーマット変換をおこなうことにより、システム・コン
トローラー231とプロセス・コントローラー211間
の通信をおこなう。
【0061】(解像度変換処理および階調変換処理)つ
ぎに、画像処理ユニット103を構成する画像処理プロ
セッサー204の解像度変換処理および階調変換処理の
概要について説明する。図3は、本実施の形態にかかる
画像処理装置の画像処理プロセッサー204の解像度変
換処理および階調変換処理の概要を示すブロック図であ
る。図3に示すように、画像処理プロセッサー204
は、ライン遅延部301と、変換テーブルを有する変換
手段としての解像度・階調変換部302と、周辺情報部
303とから構成される。
【0062】上記構成によって、変換テーブルに基づい
て入力画像信号の各画素を所定階調以下の画素パターン
に置換することにより、解像度変換処理および階調変換
処理をおこなう。なお、以下の説明においては、9階調
の入力画像信号に対して、解像度を2倍に変換し、階調
を3階調に変換する場合について説明する。ただし、こ
れによってこの発明が限定されるものではない。
【0063】図3に示すライン遅延部301は、画像デ
ータ制御部203から入力された入力画像信号(Ndp
i,9階調)を副走査方向にライン遅延させる。そし
て、注目画素の画素値(階調)を解像度・階調変換部3
02に出力するとともに、注目画素のラインを含む上下
3ラインの画素値を周辺情報部303に出力する。
【0064】図3に示す解像度・階調変換部302は、
入力画像信号が取り得る9階調ごとに3階調の画素パタ
ーンを対応づけて記憶する変換テーブルを備える。そし
て、この変換テーブルに基づいて、入力画像信号の各画
素を対応する画素パターンに置換し、置換された画素パ
ターンを出力画像信号として画像データ制御部203も
しくはビデオ・データ制御部205に出力する。
【0065】図4は、変換テーブルの構成の一例を示す
説明図である。図4に示すように、周辺情報と入力画像
信号の階調に基づいて、対応する画素パターンが選択さ
れる構造となっている。また、図4に示す2×2の画素
パターンにおいて、マークなしは0階調(00b)を表
し、△は1階調(01b)を表し、○は2階調(11
b)を表す。これによって、解像度は2倍に変換され、
階調は9階調から3階調に変換される。
【0066】ここで、文字などからなる画像を出力した
い場合(文字モードA)には、コントラストの強い2階
調を多用した画素パターンを用いることにより、画質の
劣化を抑えた出力をすることができる。一方、写真など
からなる画像を出力したい場合(写真モードB)には、
コントラストの弱い1階調を多用した画素パターンを用
いることにより、画質の劣化を抑えた出力をすることが
できる。このため、図4に示す変換テーブルにおいて
は、出力画像の画質パターンに基づいて、対応する画素
パターン群(AもしくはB)が選択される構造となって
いる。
【0067】図3に示す周辺情報部303は、画像デー
タ制御部203から入力された画質モード情報と、ライ
ン遅延部301から入力された注目画素のラインを含む
上下3ラインの画素値とに基づいて、注目画素の周辺情
報を算定する。そして、算定された周辺情報を解像度・
階調変換部302に出力する。
【0068】図5は、注目画素を中心とした3×3のマ
トリックスを示す説明図であり、また、図6は、対応す
る周辺情報の算定式の一例を示す説明図である。図5お
よび図6において、a〜hは入力画像信号の各画素の画
素値(濃度)を表し、α,βおよびγは所定の重み係数
である。
【0069】すなわち、周辺情報部303は、図5に示
す注目画素を中心とした3×3のマトリックスにおい
て、注目画素に連接する近傍画素の画素値(a〜h)を
参照し、図6に示す算定式によって、注目画素の上濃
度、右濃度、下濃度および左濃度をそれぞれ算定する。
なお、図6において、上濃度は周辺情報1もしくは5に
対応し、右濃度は周辺情報2もしくは6に対応し、下濃
度は周辺情報3もしくは7に対応し、左濃度は周辺情報
4もしくは8に対応する。
【0070】そして、周辺情報部303は、算定された
上濃度、右濃度、下濃度および左濃度に基づいて、注目
画素の周辺情報を決定し、決定された周辺情報を解像度
・階調変換部302へ出力する。
【0071】ここで、注目画素の周辺情報を決定する方
法としては、算定された上濃度、右濃度、下濃度および
左濃度から、最も濃度が高いものを選択する方法があ
り、これにより、最適な画素パターンに対応した周辺情
報を決定することができる。たとえば、注目画素の上方
の濃度が最も大きい場合には、下方から上方に向かって
階調が高くなるような画素パターンを選択させることに
より、画質の劣化を抑えることができるからである。
【0072】図7は、画質モードAにおける注目画素の
周辺情報を決定する手順を示すフローチャートであり、
図8は、画質モードBにおける注目画素の周辺情報を決
定する手順を示すフローチャートである。
【0073】図7のフローチャートにおいて、まず、周
辺情報部303は、上濃度の値を比較レジスタに保存し
(ステップS701)、解像度・階調変換部302に出
力する周辺情報を周辺情報1とし(ステップS70
2)、右濃度の値が比較レジスタの値より大きいか否か
を判断する(ステップS703)。
【0074】ステップS703において、右濃度の値が
比較レジスタの値より大きい場合(ステップS703肯
定)は、比較レジスタの値を右濃度の値に更新し(ステ
ップS704)、解像度・階調変換部302に出力する
周辺情報を周辺情報2に更新し(ステップS705)、
下濃度の値が比較レジスタの値より大きいか否かを判断
する(ステップS706)。一方、ステップS703に
おいて、右濃度の値が比較レジスタの値より大きくない
場合(ステップS703否定)は、下濃度の値が比較レ
ジスタの値より大きいか否かを判断する(ステップS7
06)。
【0075】ステップS706において、下濃度の値が
比較レジスタの値より大きい場合(ステップS706肯
定)は、下濃度の値を比較レジスタの値を下濃度の値に
更新し(ステップS707)、解像度・階調変換部30
2に出力する周辺情報を周辺情報3に更新し(ステップ
S708)、左濃度の値が比較レジスタの値より大きい
か否かを判断する(ステップS709)。一方、ステッ
プS706において、下濃度の値が比較レジスタの値よ
り大きくない場合(ステップS706否定)は、左濃度
の値が比較レジスタの値より大きいか否かを判断する
(ステップS709)。
【0076】ステップS709において、左濃度の値が
比較レジスタの値より大きい場合(ステップS709肯
定)は、解像度・階調変換部302に出力する周辺情報
を周辺情報4に更新し(ステップS710)、更新され
た周辺情報を解像度・階調変換部302に出力する(ス
テップS711)。一方、ステップS709において、
左濃度の値が比較レジスタの値より大きくない場合(ス
テップS709否定)は、比較レジスタに保存されてい
る濃度に対応する周辺情報を解像度・階調変換部302
に出力する(ステップS711)。
【0077】このように、図7に示す手順にしたがっ
て、画質モードAにおける注目画素の周辺情報が決定さ
れる。そして、図4に示すように、解像度・階調変換部
302において、この周辺情報と入力画像信号の階調に
基づいて、対応する画素パターンが選択される
【0078】同様に、図8のフローチャートにおいて、
まず、周辺情報部303は、上濃度の値を比較レジスタ
に保存し(ステップS801)、解像度・階調変換部3
02に出力する周辺情報を周辺情報5とし(ステップS
802)、右濃度の値が比較レジスタの値より大きいか
否かを判断する(ステップS803)。
【0079】ステップS803において、右濃度の値が
比較レジスタの値より大きい場合(ステップS803肯
定)は、比較レジスタの値を右濃度の値に更新し(ステ
ップS804)、解像度・階調変換部302に出力する
周辺情報を周辺情報6に更新し(ステップS805)、
下濃度の値が比較レジスタの値より大きいか否かを判断
する(ステップS806)。一方、ステップS803に
おいて、右濃度の値が比較レジスタの値より大きくない
場合(ステップS803否定)は、下濃度の値が比較レ
ジスタの値より大きいか否かを判断する(ステップS8
06)。
【0080】ステップS806において、下濃度の値が
比較レジスタの値より大きい場合(ステップS806肯
定)は、下濃度の値を比較レジスタの値を下濃度の値に
更新し(ステップS807)、解像度・階調変換部30
2に出力する周辺情報を周辺情報7に更新し(ステップ
S808)、左濃度の値が比較レジスタの値より大きい
か否かを判断する(ステップS809)。一方、ステッ
プS806において、下濃度の値が比較レジスタの値よ
り大きくない場合(ステップS806否定)は、左濃度
の値が比較レジスタの値より大きいか否かを判断する
(ステップS809)。
【0081】ステップS809において、左濃度の値が
比較レジスタの値より大きい場合(ステップS809肯
定)は、解像度・階調変換部302に出力する周辺情報
を周辺情報8に更新し(ステップS808)、更新され
た周辺情報を解像度・階調変換部302に出力する(ス
テップS811)。一方、ステップS809において、
左濃度の値が比較レジスタの値より大きくない場合(ス
テップS809否定)は、比較レジスタに保存されてい
る濃度に対応する周辺情報を解像度・階調変換部302
に出力する(ステップS811)。
【0082】このように、図8に示す手順にしたがっ
て、画質モードBにおける注目画素の周辺情報が決定さ
れる。そして、図4に示すように、解像度・階調変換部
302において、この周辺情報と入力画像信号の階調に
基づいて、対応する画素パターンが選択される
【0083】なお、本実施の形態においては、9階調の
入力画像信号に対して、解像度を2倍に変換し、階調を
3階調に変換する場合について説明してきたが、これに
よってこの発明が限定されるものではなく、9階調以外
の入力画像信号に対しても適用することができる。一例
として、図9に、5階調の入力画像信号に対して、解像
度を2倍に変換し、階調を3階調に変換する場合の変換
テーブルの構成の一例を示す。
【0084】以上説明したように、本実施の形態にかか
る画像処理装置は、変換テーブルに基づいて解像度変換
および階調変換をおこなうことができ、これにより、画
像データの変換処理のパフォーマンスの最適化を図るこ
とが可能となる。
【0085】また、本実施の形態にかかる画像処理装置
は、注目画素に連接する近傍画素の画素値および変換テ
ーブルに基づいて解像度変換および階調変換をおこなう
ことができ、これにより、多値の画像データに対して画
質の劣化を抑えた変換処理をおこなうことが可能とな
る。
【0086】また、本実施の形態にかかる画像処理装置
は、出力画像の画質モードおよび変換テーブルに基づい
て解像度変換および階調変換をおこなうことができ、こ
れにより、文字もしくは写真の画質特性を反映した変換
処理をおこなうことが可能となる。
【0087】なお、本実施の形態で説明した画像処理方
法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・
コンピューターやワークステーション等のコンピュータ
で実行することにより実現することができる。このプロ
グラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD
−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒
体から読み出されることによって実行される。またこの
プログラムは、上記記録媒体を介して、また、伝送媒体
として、インターネット等のネットワークを介して配布
することができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、変換テーブルが前記入力画像データの各
画素が取り得る階調ごとに所定階調以下の画素パターン
を対応づけて記憶し、変換手段が前記変換テーブルに基
づいて前記入力画像データの各画素を前記所定階調以下
の画素パターンに置換して、該入力画像データの解像度
変換および階調変換をおこなうので、画像データの解像
度変換処理および階調変換処理のパフォーマンスの最適
化を図ることが可能な画像処理装置が得られるという効
果を奏する。
【0089】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記変換テーブルが、前
記入力画像データの各画素が取り得る階調ごとに複数の
画素パターンを対応づけて記憶し、前記変換手段が、前
記入力画像データの置換対象となる注目画素および該注
目画素に連接する近傍画素の画素値並びに前記変換テー
ブルに基づいて、該注目画素に対応する画素パターンを
選択するので、多値の画像データに対して画質の劣化を
抑えた解像度変換処理および階調変換処理をおこなうこ
とが可能な画像処理装置が得られるという効果を奏す
る。
【0090】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明において、前記変換テーブ
ルが、前記入力画像データの各画素が取り得る階調ごと
の画素パターン群を複数組記憶し、前記変換手段が、出
力画像の画質モードに基づいて前記画素パターン群を選
択するので、文字もしくは写真の画質特性を反映した解
像度変換処理および階調変換処理をおこなうことが可能
な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0091】また、請求項4に記載の発明によれば、格
納工程が前記入力画像データの各画素が取り得る階調ご
とに所定階調以下の画素パターンを対応づけて変換テー
ブルに格納し、変換工程が前記格納工程により格納され
た変換テーブルに基づいて前記入力画像データの各画素
を前記所定階調以下の画素パターンに置換して、該入力
画像データの解像度変換および階調変換をおこなうの
で、画像データの解像度変換処理および階調変換処理の
パフォーマンスの最適化を図ることが可能な画像処理方
法が得られるという効果を奏する。
【0092】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項4に記載の発明において、前記格納工程が、前記入
力画像データの各画素が取り得る階調ごとに複数の画素
パターンを対応づけて変換テーブルに記憶し、前記変換
工程が、前記入力画像データの置換対象となる注目画素
および該注目画素に連接する近傍画素の画素値並びに前
記変換テーブルに基づいて、該注目画素に対応する画素
パターンを選択するので、多値の画像データに対して画
質の劣化を抑えた解像度変換処理および階調変換処理を
おこなうことが可能な画像処理方法が得られるという効
果を奏する。
【0093】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項4または5に記載の発明において、前記格納工程
が、前記入力画像データの各画素が取り得る階調ごとの
画素パターン群を複数組前記変換テーブルに格納し、前
記変換工程が、出力画像の画質モードに基づいて前記画
素パターン群を選択するので、文字もしくは写真の画質
特性を反映した解像度変換処理および階調変換処理をお
こなうことが可能な画像処理方法が得られるという効果
を奏する。
【0094】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項4〜6のいずれか一つに記載された方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプ
ログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請
求項4〜6のいずれか一つの動作をコンピュータによっ
て実行することが可能な記録媒体が得られるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。
【図2】本実施の形態にかかる画像処理装置のハードウ
エア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態にかかる画像処理装置の画像処理
プロセッサーの解像度変換処理および階調変換処理の概
要を示すブロック図である。
【図4】変換テーブルの構成の一例を示す説明図であ
る。
【図5】注目画素を中心とした3×3のマトリックスを
示す説明図である。
【図6】対応する周辺情報の算定式の一例を示す説明図
である。
【図7】画質モードAにおける注目画素の周辺情報を決
定する手順を示すフローチャートである。
【図8】画質モードBにおける注目画素の周辺情報を決
定する手順を示すフローチャートである。
【図9】5階調の入力画像信号に対して、解像度を2倍
に変換し、階調を3階調に変換する場合の変換テーブル
の構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 画像データ制御ユニット 101 画像読取ユニット 102 画像メモリー制御ユニット 103 画像処理ユニット 104 画像書込ユニット 201 読取ユニット 202 センサー・ボード・ユニット 203 画像データ制御部 204 画像処理プロセッサー 205 ビデオ・データ制御部 206 作像ユニット(エンジン) 210 シリアルバス 211 プロセス・コントローラー 212,232 RAM 213,233 ROM 220 パラレルバス 221 画像メモリー・アクセス制御部 222 メモリー・モジュール 223 パーソナル・コンピューター(PC) 224 ファクシミリ制御ユニット 225 公衆回線 231 システム・コントローラー 234 操作パネル 301 ライン遅延部 302 解像度・階調変換部 303 周辺情報部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野水 泰之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 福田 拓章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉澤 史男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石井 理恵 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 祐二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川本 啓之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮崎 慎也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 波塚 義幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 樗木 杉高 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B057 CA08 CA16 CB08 CB16 CD05 CE11 CH07 CH18 5C076 AA21 AA22 AA27 BA07 BB04 BB40 5C077 LL17 LL18 LL19 MP01 NN02 NN06 NN19 PP10 PP15 PP20 PP55 PP68 PQ08 PQ23 TT06 TT10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取部から読み取った入力画像デー
    タに対して解像度変換処理および階調変換処理をおこな
    う画像処理装置において、 前記入力画像データの各画素が取り得る階調ごとに所定
    階調以下の画素パターンを対応づけて記憶する変換テー
    ブルと、 前記変換テーブルに基づいて前記入力画像データの各画
    素を前記所定階調以下の画素パターンに置換して、該入
    力画像データの解像度変換および階調変換をおこなう変
    換手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変換テーブルは、前記入力画像デー
    タの各画素が取り得る階調ごとに複数の画素パターンを
    対応づけて記憶し、前記変換手段は、前記入力画像デー
    タの置換対象となる注目画素および該注目画素に連接す
    る近傍画素の画素値並びに前記変換テーブルに基づい
    て、該注目画素に対応する画素パターンを選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変換テーブルは、前記入力画像デー
    タの各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数
    組記憶し、前記変換手段は、出力画像の画質モードに基
    づいて前記画素パターン群を選択することを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像読取部から読み取った入力画像デー
    タに対して解像度変換処理および階調変換処理をおこな
    う画像処理方法において、 前記入力画像データの各画素が取り得る階調ごとに所定
    階調以下の画素パターンを対応づけて変換テーブルに格
    納する格納工程と、 前記格納工程により格納された変換テーブルに基づいて
    前記入力画像データの各画素を前記所定階調以下の画素
    パターンに置換して、該入力画像データの解像度変換お
    よび階調変換をおこなう変換工程と、 を含んだことを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記格納工程は、前記入力画像データの
    各画素が取り得る階調ごとに複数の画素パターンを対応
    づけて変換テーブルに記憶し、前記変換工程は、前記入
    力画像データの置換対象となる注目画素および該注目画
    素に連接する近傍画素の画素値並びに前記変換テーブル
    に基づいて、該注目画素に対応する画素パターンを選択
    することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記格納工程は、前記入力画像データの
    各画素が取り得る階調ごとの画素パターン群を複数組前
    記変換テーブルに格納し、前記変換工程は、出力画像の
    画質モードに基づいて前記画素パターン群を選択するこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記請求項4〜6のいずれか一つに記載
    された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
    録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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