JP2004179692A - 画像処理装置、画像処理方法およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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杉高 樗木
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Abstract

【課題】コントローラー側のメモリーアクセスの混雑を緩和し、かつ画像の回転処理を行う場合の処理速度を上げ、画像処理の効率を向上させる。
【解決手段】読取ユニット101、センサー・ボード・ユニット102、エンジン側メモリー・モジュール141、画像データ制御部142、画像処理プロセッサー104、ビデオ・データ制御部105、作像ユニット106を備える。また、シリアルバス110を介して、プロセス・コントローラー111、RAM112、ROM113を備える。さらに、パラレルバス120を介して、画像メモリー・アクセス制御部121、コントローラー側メモリー・モジュール122、ファクシミリ制御ユニット124、画像メモリー・アクセス制御部121に接続されるシステム・コントローラー131、RAM132、ROM133、操作パネル134を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル画像データに対する画像処理、特に複写機、ファクシミリ、プリンター、スキャナー等の機能を複合したディジタル複合機における画像データに対する画像処理を行う画像処理装置、画像処理方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル画像処理装置に関し、ディジタル画像信号を転写紙に画像として再生する装置、特にスキャナーから画像を読み込んで転写紙に画像を再生する装置が提案されている(例えば、特許文献1に開示されている装置)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−316063号公報
【0004】
図10は、前記特許文献1に開示されている画像処理装置の構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、読取ユニット101と、センサー・ボード・ユニット102と、画像データ制御部103と、画像処理プロセッサー104と、ビデオ・データ制御部105と、作像ユニット(エンジン)106とを備えている。また、この画像処理装置は、シリアルバス110を介して、プロセス・コントローラー111と、RAM112と、ROM113とを備えている。さらに、この画像処理装置は、パラレルバス120を介して、画像メモリー・アクセス制御部121と、コントローラー側メモリー・モジュール122と、ファクシミリ制御ユニット124と、画像メモリー・アクセス制御部121に接続されるシステム・コントローラー131と、RAM132と、ROM133と、操作パネル134とを備えている。
【0005】
読取ユニット101は、原稿を光学的に読み取り、原稿に対するランプ照射の反射光をミラーおよびレンズによりセンサー・ボード・ユニット102に搭載されている受光素子(例えばCCD)上に集光する。この受光素子上に集光された光は、その受光素子において電気信号に変換され、さらにセンサー・ボード・ユニット102内部でディジタルの画像信号に変換された後、センサー・ボード・ユニット102から出力される。センサー・ボード・ユニット102から出力された画像信号は画像データ制御部103に入力される。画像データ制御部103は、センサー・ボード・ユニット102、パラレルバス120、画像処理プロセッサー104間の画像データ転送、および装置全体の制御を行うシステム・コントローラー131とプロセス・コントローラー111との間で行われる信号のやりとりを制御する。
【0006】
センサー・ボード・ユニット102からの画像信号は、画像データ制御部103を経由して画像処理プロセッサー104に転送される。ここでは、光学系およびディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナー系の信号劣化とする)の補正が行われ、再度画像データ制御部103へ転送される。画像処理プロセッサー104から画像データ制御部103へ転送されたデータは、画像データ制御部103からパラレルバス120を経由して画像メモリー・アクセス制御部121に送られる。ここではシステム・コントローラー131の制御に基づき画像データとコントローラー側メモリー・モジュール122のアクセス制御、PC(パソコン)123のプリント用データの展開、メモリー有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。
【0007】
画像メモリー・アクセス制御部121へ送られた画像データは、圧縮された後コントローラー側メモリー・モジュール122に蓄積される。ここに蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。読み出された画像データは、伸張され本来の画像データに戻され、画像メモリー・アクセス制御部121からパラレルバス120経由で画像データ制御部103へ戻される。画像データ制御部103から画像処理プロセッサー104へのデータ転送後は、画質処理およびビデオ・データ制御部105でのパルス制御が行われ、作像ユニット106において転写紙上に再生画像が形成される。このようにすることで、図10に示した画像処理装置は、ディジタル複合機としての機能を実現している。
【0008】
また、図10に示した画像処理装置は、読み取り画像データを画像処理プロセッサー104で画像処理を行った後、画像データ制御部103およびパラレルバス120を経由してファクシミリ制御ユニット124へ転送する。そして、ファクシミリ制御ユニット124にて通信網へのデータ変換を行い、公衆回線125へファクシミリデータとして送信する。一方、公衆回線125からの回線データは、ファクシミリ制御ユニット124で画像データへ変換され、パラレルバス120および画像データ制御部103を経由して画像処理プロセッサー104へ転送される。この場合、特別な画質処理は行わず、ビデオ・データ制御部105においてドット再配置およびパルス制御を行い、作像ユニット106において転写紙上に再生画像を形成する。このようにして、ファクシミリ送信機能を実現している。
【0009】
複数ジョブ、例えばコピー機能、ファクシミリ送受信機能、プリンター出力機能が並行に動作する状況では、読取ユニット101、作像ユニット106およびパラレルバス120使用権のジョブへの割り振りをシステム・コントローラー131およびプロセス・コントローラー111によって制御する。プロセス・コントローラー111は画像データの流れを制御し、システム・コントローラー131はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。ディジタル複合機の機能選択は、操作パネル134で行い、コピー機能、ファクシミリ機能等の処理内容を設定する。システム・コントローラー131とプロセス・コントローラー111は、パラレルバス120、画像データ制御部103およびシリアルバス110を介して相互に通信を行う。また、画像データ制御部103内において、パラレルバス120とシリアルバス110とのデータインターフェースのためのデータフォーマット変換を行う。
【0010】
次に、図11に基づき、画像処理プロセッサー104による画像処理を説明する。図11は、画像処理プロセッサー104の処理の概要を示すブロック図である。読み取られた画像データは、センサー・ボード・ユニット102、画像データ制御部103を介して画像処理プロセッサー104の第1入力I/F(インターフェース)1041から取り込まれ、スキャナー画像処理部1042へ送られる。このスキャナー画像処理部1042では、例えばシェーディング補正、スキャナーγ補正、MTF補正等の読み取り画像信号の劣化補正が行われる。補正処理が行われた画像データは、第1出力I/F1043を介して画像データ制御部103へ転送される。また、画像データ制御部103からの画像データを第2入力I/F1044から取り込み、画質処理部1045で面積階調処理を行う。この処理が施された画像データは、第2出力I/F1046を介してビデオ・データ制御部105へ出力される。この画像データは、転写紙への出力に用いる。
【0011】
面積階調処理は、濃度変換、ディザ処理、誤差拡散処理等があり、階調情報の面積近似を主な処理とする。一旦スキャナー画像処理された画像データをメモリーに蓄積しておけば、画質処理を変えることによって種々の再生画像を確認することができる。例えば、再生画像の濃度を振ってみたり、ディザマトリクスの線数を変更してみたりすることで、再生画像の雰囲気を変更できる。このとき、処理を変更するたびに、画像を読取ユニット101から読み込み直す必要はなく、コントローラー側メモリー・モジュール122から格納画像を読み出せば、同一データに対し何度でも異なる処理を実施できる。また、単体スキャナーの場合、スキャナー画像処理と階調処理を合せて実施し、画像データ制御部103へ出力する。処理内容はプログラマブルに変更する。処理の切り替え、処理手順の変更等は、コマンド制御部1047において管理している。
【0012】
図12は、画像データ制御部103の構成を示すブロック図である。画像データ入出力制御部1031は、センサー・ボード・ユニット102からの画像データを入力し、画像処理プロセッサー104に対して画像データを出力する。画像データ入力制御部1032では、画像処理プロセッサー104でスキャナー画像補正されたデータが入力される。入力データに対し、パラレルバス120での転送効率を高めるために、データ圧縮部1033においてデータ圧縮を行う。そしてデータ変換部1034、パラレルデータI/F1035を介してパラレルバス120へ送出される。パラレルバス120からパラレルデータI/F1035を介してデータ変換部1034に入力される画像データは、バス転送のために圧縮されており、データ伸張部1036で伸張される。ここで伸張された画像データは、画像データ出力制御部1037から画像処理プロセッサー104へ転送される。データ変換部1034は、パラレルデータとシリアルデータの変換機能を併せ持つ。すなわち、システム・コントローラー131がパラレルバス120にデータを転送するときと、プロセス・コントローラー111がシリアルバス110にデータを転送するときのためのデータ変換を行う。
【0013】
また、シリアルデータI/Fは、シリアルバス110を介してプロセス・コントローラー111とのデータのやりとりをする第1シリアルデータI/F1038Aと、画像処理プロセッサー104とのデータのやりとりに用いる第2シリアルデータI/F1038Bを備える。画像処理プロセッサー104との間に独立に1系統持つことにより、画像処理プロセッサー104とのインターフェースを円滑化することができる。
【0014】
コマンド制御部1039は、入力された命令にしたがって、上述した画像データ制御部103内の各構成部および各インターフェースの動作を制御する。
【0015】
図13は、ビデオ・データ制御部105の構成を示すブロック図である。このビデオ・データ制御部105は、入力される画像データに対して、作像ユニット106の特性に応じて、追加の処理を行う。すなわち、エッジ平滑処理部1051がエッジ平滑処理によるドットの再配置処理を行い、さらにパルス制御部1052がドット形成のための画像信号のパルス制御を行い、これらの処理が行われた画像データを作像ユニット106へ出力する。一方、画像データの変換とは別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換機能を備え、ビデオ・データ制御部105単体でもシステム・コントローラー131とプロセス・コントローラー111との間の通信に対応することができる。すなわち、パラレルデータを送受信するパラレルデータI/F1053と、シリアルデータを送受信するシリアルデータI/F1054と、パラレルデータI/F1053およびシリアルデータI/F1054により受信されたデータを相互に変換するデータ変換部1055とを備えることにより、両データのフォーマットを変換する。
【0016】
図14は、画像メモリー・アクセス制御部121の構成を示すブロック図である。この画像メモリー・アクセス制御部121は、パラレルバス120との画像データのインターフェースを管理し、また、コントローラー側メモリー・モジュール122への画像データのアクセス、すなわち格納(書き込み)/読み出しを制御し、また、主にPC123から入力されるコードデータの画像データへの展開を制御するものである。
【0017】
パラレルデータI/F1211は、パラレルバス120との画像データのインターフェースを管理する。また、メモリー・アクセス制御部1213は、コントローラー側メモリー・モジュール122への画像データのアクセス、すなわち格納(書き込み)/読み出しを制御する。PC123から入力されたコードデータは、ラインバッファー1214において、ローカル領域でのデータの格納を行う。ラインバッファー1214に格納されたコードデータは、システム・コントローラーI/F1212を介して入力されたシステム・コントローラー131からの展開処理命令に基づき、ビデオ制御部1215において画像データに展開される。
【0018】
展開された画像データ、もしくはパラレルデータI/F1211を介してパラレルバス120から入力された画像データは、コントローラー側メモリー・モジュール122に格納される。この場合、データ変換部1218において格納対象となる画像データを選択し、データ圧縮部1216においてメモリー使用効率を上げるためのデータ圧縮を行い、メモリー・アクセス制御部1213にてコントローラー側メモリー・モジュール122のアドレスを管理しながらコントローラー側メモリー・モジュール122に画像データを格納(書き込み)する。
【0019】
コントローラー側メモリー・モジュール122に格納(蓄積)された画像データの読み出しは、メモリー・アクセス制御部1213において読み出し先アドレスを制御し、読み出された画像データをデータ伸張部1217において伸張する。伸張された画像データをパラレルバス120へ転送する場合、パラレルデータI/F1211を介してデータ転送を行う。
【0020】
図15は、ファクシミリ制御ユニット124の構成を示すブロック図である。ファクシミリ制御ユニット124は、ファクシミリ送受信部1241と外部I/F1242とから構成される。ここで、ファクシミリ送受信部1241は、画像データを通信形式に変換して外部回線に送信し、また、外部からのデータを画像データに戻して外部I/F1242およびパラレルバス120を介して図10に示した作像ユニット106において記録出力する。ファクシミリ送受信部1241は、ファクシミリ画像処理部1243、画像メモリー1244、メモリー制御部1245、データ制御部1246、画像圧縮伸張部1247、モデム1248、および網制御装置1249を含み構成されている。なお、ファクシミリ画像処理に関し、受信画像に対する二値スムージング処理は、図13に示したビデオ・データ制御部105内のエッジ平滑処理部1051において行う。また、画像メモリー1244に関しても、出力バッファー機能に関しては画像メモリー・アクセス制御部121およびコントローラー側メモリー・モジュール122にその機能の一部を移行する。
【0021】
このように構成されたファクシミリ送受信部1241では、画像情報の伝送を開始するとき、データ制御部1246がメモリー制御部1245に指令し、画像メモリー1244から蓄積されている画像情報を順次読み出させる。読み出された画像情報は、ファクシミリ画像処理部1243によって元の信号に復元されるとともに、密度変換処理および変倍処理がなされ、データ制御部1246に加えられる。データ制御部1246に加えられた画像信号は、画像圧縮伸張部1247によって符号圧縮され、モデム1248によって変調された後、網制御装置1249を介して宛先へ送出される。そして、送信が完了した画像情報は、画像メモリー1244から削除される。
【0022】
受信時には、受信画像は一旦画像メモリー1244に蓄積され、そのときに受信画像を記録出力可能であれば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力される。また、複写動作時に発呼されて受信を開始したときは、画像メモリー1244の使用率が所定値、例えば80%に達するまでは画像メモリー1244に蓄積し、画像メモリー1244の使用率が80%に達した場合には、そのときに実行している書き込み動作を強制的に中断し、受信画像を画像メモリー1244から読み出し記録出力させる。このとき画像メモリー1244から読み出した受信画像は画像メモリー1244から削除し、画像メモリー1244の使用率が所定値、例えば10%まで低下した時点で中断していた書き込み動作を再開させ、その書き込み動作がすべて終了した時点で、残りの受信画像を記録出力させる。また、書き込み動作を中断した後に、再開できるように中断時における書き込み動作のための各種パラメータを内部的に退避させ、再開時に、パラメータを内部的に復帰させる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成された従来の画像処理装置において、原稿データやユーザースタンプ印字画像の回転操作を行うためには、以下に示すような処理が必要である。まず、図10に示した画像処理装置において、コピー実行時には前述したように、読取ユニット101にて読み取られた画像信号は、センサー・ボード・ユニット102、画像データ制御部103、画像処理プロセッサー104、画像データ制御部103へと転送され、画像データ制御部103からパラレルバス120および画像メモリー・アクセス制御部121を介してコントローラー側メモリー・モジュール122に蓄積される。その後、画像信号はコントローラー側メモリー・モジュール122から画像メモリー・アクセス制御部121およびパラレルバス120を介して画像データ制御部103に送られ、画像処理プロセッサー104、ビデオ・データ制御部105、作像ユニット106に送られ転写画像を得る。
【0024】
ここでコピーを実現するための機能の一つである画像回転の様子を図16に示す。図16(a)〜(d)は、A4サイズの原稿の読取ユニット101への置き方と得られる正転画像との関係を説明するための図である。図16(a)、(b)はA4サイズの原稿を縦に置いた場合で、それぞれ(a)は正転画像もA4縦サイズにするため画像回転は不要である場合を示し、(b)は正転画像としてA4横サイズのものがほしいため左90度回転が必要である場合を示している。また、図16(c)、(d)はA4サイズの原稿を横に置いた場合で、それぞれ(c)は正転画像もA4横サイズにするため画像回転は不要である場合を示し、(d)は正転画像としてA4縦サイズのものがほしいため左90度回転が必要な場合を示している。
【0025】
次に、スキャナー画像データの回転の例として、コピー機能の一つであるユーザースタンプの回転の様子を図17に示す。図17(a)は,あらかじめ画像処理装置に登録されている丸秘スタンプを原稿データに印字した様子を示す図である。ユーザーがよく使うスタンプ、例えば「丸秘」や「回収」、「回覧」、「複製厳禁」、「至急」等はあらかじめ画像処理装置に登録されており、ユーザーはこれらのスタンプを選択することで原稿データにスタンプが印字されたコピーを得ることができる。スタンプにはこれとは別に、ユーザー特有のスタンプも印字することができる。図17(b)は、ユーザー特有の[○○株式会社]というスタンプを原稿データに印字した様子を示す図である。このようにユーザー特有のスタンプはいわゆるユーザースタンプと呼ばれ、ユーザーがスタンプとして使いたい様式を登録することで、以後汎用のスタンプと同様に使用することができる。ユーザースタンプの登録は、ユーザースタンプの原稿をコピーのスキャン時と同様に読み込み、コントローラー側メモリー・モジュール122に蓄積することで可能となる。また、図17(c)は、右90度回転されたユーザースタンプを原稿に印字した様子を示す図である。
【0026】
このようにユーザースタンプの登録時にも画像回転が必要となる。これを図18(a)〜(g)を用いて説明する。通常、ユーザースタンプは同じスタンプでも、例えば大きさによって3種類登録し、原稿の大きさやユーザーの目的によって使い分ける。このユーザースタンプ画像を得る際には、コピー時の原稿読み取りと同様に読取ユニット101にユーザースタンプとして登録したい原稿データ(図18(a))をセットし、読み取る。スキャン時は例えば1インチに600ドットの解像度の600dpiで読み取られるが、読み取り時の倍率を等倍にした場合は図18(b)の画像が得られ、67%に縮小した場合は図18(d)、33%に縮小した場合は図18(f)のようなユーザースタンプ画像が得られる。さらに、図18(c)、(e)、(g)に示すように、回転後の原稿への印字のためにあらかじめ回転された状態のユーザースタンプの登録も必要となる。
【0027】
次に、図16あるいは図18に示した回転画像を得る従来の方法について説明する。図19(a)〜(c)は、従来の原稿画像データを回転させる方法を説明するための図である。図19(a)は、原稿画像データを左90度回転させる場合のアドレス制御の様子を示す図である。原稿の主走査方向の1、2、…、5の順にアクセスされた画像データを、回転後では副走査方向の降順に書き込み、あるいは読み取るようにすることで画像左90度回転が実現される。図19(b)は、原稿画像データを右90度回転させる場合のアドレス制御の様子を示す図である。原稿の主走査方向の1、2、…、5の順にアクセスされた画像データを、回転後では副走査方向の昇順に書き込み、あるいは読み取るようにすることで画像右90度回転が実現される。図19(c)は、原稿画像データを180度回転させる場合のアクセス制御の様子を示す図である。原稿の主走査方向の1、2、…、5の順にアクセスされた画像データを、回転後では主走査方向の降順に書き込み、あるいは読み取るようにすることで画像180度回転が実現される。
【0028】
図20は、一旦コントローラー側メモリー・モジュール122に格納された原稿画像データ、あるいはユーザースタンプデータをシステム・コントローラー131でのソフトウェアにより回転する処理を説明するための図である。画像パスaは、画像メモリー・アクセス制御部121を経由してコントローラー側メモリー・モジュール122から回転前の画像を読み出し、システム・コントローラー131でソフトウェアによるアドレスの回転処理を行う。そして、回転後の画像データを画像パスbで画像メモリー・アクセス制御部121経由で再びコントローラー側メモリー・モジュール122に格納する。この場合、システム・コントローラー131でソフトウェアによる回転を行うため、一般的に画像の回転処理に多くの時間を必要とする。また、この画像回転処理中は、他の動作、例えばプリントデータのビットマップ展開も全く同じ画像パスを経由するため、同時に実行できず、画像処理の効率の向上は望めない。
【0029】
図21は、画像回転をシステム・コントローラー131ではなく、画像メモリー・アクセス制御部121内でハード的に実現する場合を説明するための図である。この場合、図14に示した画像メモリー・アクセス制御部121内に画像回転処理部1219を新たに設ける必要がある。画像メモリー・アクセス制御部121内で画像回転を実行する際の画像パスcは、次に示す経路をたどる。まず、メモリー・アクセス制御部1213の作用で、コントローラー側メモリー・モジュール122から回転前の画像データが読み出され、画像回転処理部1219へ送られる。そして、画像回転処理部1219にてアドレス制御の画像回転処理が行われ、回転後の画像データは再び画像メモリー・アクセス制御部121の作用でコントローラー側メモリー・モジュール122に格納される。この場合、図20を参照して説明したシステム・コントローラー131でのソフトウェアによる場合とは異なり、画像の回転処理をハード的に行うため、画像回転の処理速度を向上させることが可能となる。ただし、万一、画像回転処理部1219による回転処理とシステム・コントローラー131によるプリント画像のビットマップ展開とが同時に行われた場合、メモリーアクセスが重なり、画像回転の処理速度が低下するという問題が発生する。
【0030】
本発明は、上記のような従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、コントローラー側のメモリーアクセスの混雑を低減し、かつ画像の回転処理を行う場合の処理速度を上げ、画像処理の効率を向上させうる画像処理装置、画像処理方法およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる画像処理装置は、読み取った原稿の画像をディジタル変換された画像データに変換し、該変換された第1の画像データを第1の画像メモリーに蓄積する画像処理装置において、読み取った前記画像データに対する所定の画像処理を行う画像データ制御手段を備え、前記画像データ制御手段には、第2の画像メモリーが接続されており、かつ、前記第1の画像データの回転処理を実行する画像データ回転処理手段と、前記画像データ回転処理手段により回転処理が施された画像データの変倍処理を実行する変倍処理手段と、前記画像データに対する前記回転処理後、あるいは、変倍処理後の画像データを前記第1の画像メモリーに転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0032】
この請求項1に記載の発明によれば、外部から取り込んだ画像データまたはユーザースタンプ画像データを回転する必要がある場合に、その画像データの回転処理と、プリントデータのビットマップ展開を同時に行ってもスループットが落ちることを防ぎ、画像処理の速度、効率を向上させることができる。
【0033】
また、請求項2にかかる画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記画像データ回転手段に、回転処理後の画像データのリードアドレスを生成するアドレス生成手段が設けられていることを特徴とする。
【0034】
この請求項2に記載の発明によれば、簡易な操作で画像データの回転処理が可能になる。
【0035】
また、請求項3にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記画像データ回転処理手段が、前記第1の画像データに対し、左右90度および180度の回転処理を実行することを特徴とする。
【0036】
この請求項3に記載の発明によれば、画像データの左右90度および180度の回転処理を任意に選択して実行することが可能になる。
【0037】
また、請求項4にかかる画像処理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置において、前記画像データ制御手段が、前記第1の画像データに対して回転処理を実行し、回転処理後の画像データを一時的に前記第2の画像メモリーに格納した後に再度読み出して前記第1の画像メモリーへ格納することを特徴とする。
【0038】
この請求項4に記載の発明によれば、エンジン側で画像の回転処理を行うため、コントローラー側のメモリーアクセスを低減させることができる。したがって、プリントデータのビットマップ展開等、メモリーアクセスの混雑を防ぐことができるため、スループットが落ちることを防ぎ、画像処理の速度、効率を向上させることができる。
【0039】
また、請求項5にかかる画像処理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置において、前記画像データ制御手段が、前記第1の画像データを一時的に前記第2の画像メモリーに格納した後に再度読み出して回転処理を実行し、回転処理後の画像データを前記第1の画像メモリーへ格納することを特徴とする。
【0040】
この請求項5に記載の発明によれば、外部から取り込んだ画像データまたはユーザースタンプ画像データを回転させる場合、エンジン側メモリーから画像データを読み出す際に、その読み出しアドレスを制御することで画像回転が実現できるため、従来のコントローラー側での画像回転を不要にできる。したがって、プリントデータのビットマップ展開等、メモリーアクセスの混雑を防ぐことができるため、スループットが落ちることを防ぎ、画像処理の速度、効率を向上させることができる。
【0041】
また、請求項6にかかる画像処理装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置において、前記画像読取手段に、読み取る原稿のサイズを検出する手段が設けられていることを特徴とする。
【0042】
この請求項6に記載の発明によれば、読み取る原稿に異なるサイズの原稿が混在している場合でも、効率的な画像処理を行うことができる。
【0043】
また、請求項7にかかる画像処理装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像処理装置において、前記第1の画像データに対し、回転処理および変倍処理を行うか否かを選択する手段が設けられていることを特徴とする。
【0044】
この請求項7に記載の発明によれば、外部から取り込んだ画像データに対し回転処理および変倍処理を行うか否かを選択することができる。
【0045】
また、請求項8にかかる画像処理方法は、回転後の画像のベースアドレスを生成する工程と、このベースアドレスを基準にして順に各列のオフセットアドレスを生成していく工程と、を含むことを特徴とする。
【0046】
この請求項8に記載の発明によれば、簡易な操作で画像データの回転処理が可能になる。
【0047】
また、請求項9にかかる画像処理方法は、請求項8に記載の画像処理方法において、さらに、当該列のオフセットアドレスの生成が終了したか否かを検出する工程を含み、この工程で当該列のオフセットアドレスの生成が未終了であることが検出された場合、引き続き当該列のオフセットアドレスの生成が続行されることを特徴とする。
【0048】
この請求項9に記載の発明によれば、画像データの回転処理を行う工程において、途中の工程が抜けてしまうことを回避することができる。
【0049】
また、請求項10にかかる画像処理方法は、請求項9に記載の画像処理方法において、さらに、全工程が終了したか否かを検出する工程を含み、この工程で全工程が未終了であることが検出された場合、引き続き各列のオフセットアドレスの生成が続行されることを特徴とする。
【0050】
この請求項10に記載の発明によれば、画像データの回転処理を行う工程において、途中の工程が抜けてしまうことを回避することができる。
【0051】
また、請求項11にかかるプログラムは、請求項8〜10のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることで、請求項8〜10のいずれか一つに記載の方法をコンピュータによって実現することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、図示した一実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。以下、前述した従来装置に用いられている部材と同様の部材には同一の符号を付して説明する。
【0053】
図1は、本発明の画像処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の画像処理装置の構成は、ほぼ図10に示した装置と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、エンジン側メモリー・モジュール(第2の画像メモリー)141と、図2に示す構成の画像データ制御部142を備えている。また、読取ユニット101には読み取る原稿のサイズを検出する手段が設けられており、プロセス・コントローラー111には回転処理および変倍処理を行うか否かを選択する手段が設けられている。
【0054】
画像データ制御部142は、図2に示すように、おおよそ図12に示した従来の画像データ制御部103と同様の構成であるが、次の点が異なる。すなわち、画像データ入力制御部1421と、メモリー回転出力制御部(画像データ回転処理手段)1422と、メモリー回転入力制御部(画像データ回転処理手段)1423と、画像データ出力制御部1424と、変倍処理部1425とを備えている。画像データ入力制御部1421は、センサー・ボード・ユニット102から入力される原稿画像データの入力を制御する。メモリー回転出力制御部1422は、入力された原稿画像データの回転後のアドレスを生成してエンジン側メモリー・モジュール141に格納する。メモリー回転入力制御部1423は、エンジン側メモリー・モジュール141からの画像データの読み出しを回転後のアドレスでアクセスできるように制御する。なお、これらにおける画像データの回転制御についての詳細は後述する。画像データ出力制御部1424は、画像処理プロセッサー104へ送られる画像データの出力を制御する。変倍処理部1425は、画像データ入力制御部1032とデータ圧縮部1033との間に設けられており、画像データの拡大や縮小の変倍を行う。
【0055】
次に、本発明の画像処理装置において、原稿画像を読み取り、コントローラー側メモリー・モジュール(第1の画像メモリー)122に画像データを格納するまでの手順を図3を参照して説明する。読取ユニット101にて読み取られた原稿画像データは、センサー・ボード・ユニット102、画像データ制御部142を経由して、一旦エンジン側メモリー・モジュール141に格納される。このとき、必要に応じて画像データ制御部142内のメモリー回転出力制御部1422により画像の回転処理が行われる。次に、エンジン側メモリー・モジュール141から画像データが読み出される。この画像データは、順に画像データ制御部142、画像処理プロセッサー104、画像データ制御部142、パラレルバス120、画像メモリー・アクセス制御部121を経由してコントローラー側メモリー・モジュール122に格納される。この際、必要に応じて、画像データ制御部142内のメモリー回転入力制御部1423により、メモリー読み出し時に画像の回転処理が行われる。なお、エンジン側メモリー・モジュール141への書き込み時、および読み出し時の双方において画像の回転処理は可能であるが、実際に画像の回転処理が必要な場合は、いずれか一方で回転処理が行われ、双方で回転処理が行われることはない。
【0056】
次に、本発明の画像処理装置において、原稿サイズが混在した場合で、原稿を読み終わらないと原稿サイズが検出できない場合の制御方法について図4を参照して説明する。この場合、すべての原稿画像データを読み終えると読取ユニット101からプロセス・コントローラー111に対して、原稿サイズが通知される。プロセス・コントローラー111は、原稿サイズの通知を受けると、あらかじめユーザーから指定された転写紙サイズと転写紙の方向を考慮し、画像データ制御部142に対し、内部のメモリー回転入力制御部1423で回転を行うか否か、および変倍処理部1425で拡大・縮小等の変倍処理を行うか否かを指示する。そして、エンジン側メモリー・モジュール141からの画像データのリードが開始され、あらかじめ設定された画像処理内容にしたがって処理が行われた後、コントローラー側メモリー・モジュール122に格納される。
【0057】
図5は、本発明の画像処理装置による画像回転の例として、等倍および縮小処理と画像回転を伴うユーザースタンプ原稿の読み取りの様子を示す図である。図5(a)は、ユーザースタンプ原稿で、この画像データが読取ユニット101で読み取られた後、センサー・ボード・ユニット102、画像データ制御部142へと送られる。そして、画像データ制御部142からエンジン側メモリー・モジュール141に書き込まれる際、あるいはエンジン側メモリー・モジュール141から読み出す際にメモリーアクセスのアドレス制御により、画像の回転処理が実現される(図5(b)参照)。この回転処理後の画像データが画像データ制御部142を経由して画像処理プロセッサー104、画像データ制御部142へ転送される。このとき、必要とするユーザースタンプが図5(c)に示すように等倍のとき、画像データ制御部142内の変倍処理部1425では、変倍処理は実行されず、データ圧縮後、パラレルバス120、画像メモリー・アクセス制御部121を経由して、コントローラー側メモリー・モジュール122に格納される。
【0058】
また、図5(d)に示すように、必要とするユーザースタンプが67%に縮小されたものであるとき、画像データ制御部142内の変倍処理部1425にて67%に縮小するための変倍処理が実行され、データ圧縮後、パラレルバス120、画像メモリー・アクセス制御部121を経由してコントローラー側メモリー・モジュール122に格納される。また、図5(e)に示すように、必要とするユーザースタンプが33%に縮小されたものであるとき、画像データ制御部142内の変倍処理部1425にて33%に縮小する変倍処理が実行され、データ圧縮後、パラレルバス120、画像メモリー・アクセス制御部121を経由してコントローラー側メモリー・モジュール122に格納される。
【0059】
図6は、図2に示した画像データ制御部142内のメモリーインターフェースであるメモリー回転出力制御部1422およびメモリー回転入力制御部1423内に備えられる、画像回転を実現するメモリーアドレス生成回路の概略構成を示す図である。図6において、BASEはベースアドレスを、OFAはオフセットアドレスを示す。マルチプレクサMUX1は、その選択信号sel_base=‘1’のときBASEを、sel_base=‘0’のとき加減算器ADD/SUB1の出力値を選択し、出力する。ラインアドレスレジスタLINEAは、そのロード信号ld_linea=‘1’のとき、マルチプレクサMUX1の出力を取り込む。マルチプレクサMUX2は、その選択信号sel_ofa1=‘1’のときOFAを、sel_ofa1=‘0’のとき値‘1’を選択し、出力する。
【0060】
加減算器ADD/SUB1は、その制御信号add/sub1=‘0’のときラインアドレスレジスタLINEAの出力値とマルチプレクサMUX2の出力値の加算値を、add/sub1=‘1’のときラインアドレスレジスタLINEAの出力値からマルチプレクサMUX2の出力値を減算した値を出力する。マルチプレクサMUX3は、その選択信号sel_ofa2=‘1’のときOFAを、sel_ofa2=‘0’のとき値‘1’を選択し、出力する。加減算器ADD/SUB2は、その制御信号add/sub2=‘0’のときメモリーアドレスカウンタMEMAの出力値とマルチプレクサMUX3の出力値の加算値を、add/sub2=‘1’のときメモリーアドレスカウンタMEMAの出力値からマルチプレクサMUX3の出力値を減算した値を出力する。
【0061】
マルチプレクサMUX4は、その選択信号sel_linea=‘1’のときラインアドレスレジスタLINEAの出力値を、sel_linea=‘0’のとき加減算器ADD/SUB2の出力値を選択し、出力する。メモリーアドレスカウンタMEMAは、そのロード信号ld_mema=‘1’のとき、マルチプレクサMUX4の出力値を取り込む。
【0062】
次に、本発明の画像処理装置における画像の回転処理について説明する。この画像の回転処理は、図2に示した画像データ制御部142内のメモリー回転出力制御部1422またはメモリー回転入力制御部1423で行われる。詳しくは、各制御部に備えられたメモリーアドレス生成器(図6参照)により実行される。なお、この処理を行うためのプログラムは画像処理プロセッサー104内に備えられた記録媒体(不図示)に記録されている。そして、画像処理プロセッサー104がそのプログラムを実行することにより、所望する画像データの回転処理が行われる。
【0063】
まず、図7を参照して原稿として取り込んだ画像データを左90度回転させる場合を説明する。図7(a)は入力される画像データと左90度回転された後の画像データとの関係を示す図である。ここに示すように、画像データの左90度回転を実行するため、回転後の画像データの左下の方から上側へ向かってアクセスすることになる。したがって、回転後の画像データの左下のアドレスをベースアドレス(BASE)、主走査方向の画像サイズをオフセットアドレス(OFA)とする。
【0064】
図7(b)は、同図(a)の回転後のアクセス順(1、2、・・・)に対応するアドレスの生成を説明するためのアドレスフローである。例えば図7(a)の回転後のアドレス1、2、3、・・・、8にアクセスする場合は、図7(b)に示したアドレスフローの第1行のBASE、BASE−OFA、BASE−2OFA、・・・が順に対応する。さらに、図7(a)の回転後のアドレス9、10、・・・、13、・・・にアクセスする場合は、図7(b)の第2行のBASE+1、BASE+1−OFA、BASE+1−2OFA、・・・が順に対応する。このようにすることにより、図7(a)に示した画像データの左90度回転が実現される。
【0065】
続いて、図7(a)に示した原稿画像データに対し左90度の回転処理を行うための手順を示す。図7(c)はこの手順を示すフローチャートである。前述のように画像回転処理は図6に示したアドレス生成回路によって行われるため、以下当該アドレス生成回路を動作させる各信号の名称を記して説明する。
【0066】
1)ベースアドレス(BASE)の値をマルチプレクサMUX1を経由して、ラインアドレスレジスタLINEAに格納する(ステップS1)。
【0067】
2)メモリーアドレスカウンタMEMAにラインアドレスレジスタLINEAの値、すなわちベースアドレス(BASE)をマルチプレクサMUX4を経由して格納する(ステップS2)。これにより1ライン目のアクセス準備を終えたことになる。
【0068】
3)第1画素目の先頭アドレスをBASEとして、以後加減算器ADD/SUB2による(MEMA−OFA)の減算を行い、BASE−OFA、BASE−2OFA、BASE−3OFA、・・・の順でアクセスする(ステップS3)。
【0069】
4)処理が行われているメモリーアドレス生成器を搭載しているメモリー回転出力制御部1422(またはメモリー回転入力制御部1423)は、1ライン分アクセスが終了したか否かを検出する(ステップS4)。1ライン分のアクセスが終了した場合は(ステップS4:Yes)、ステップS5へ進む。1ライン分のアクセスが未終了の場合は(ステップS4:No)、ステップS3へ戻り、処理を続行する。
【0070】
5)次のラインの先頭アドレスを設定するため、加減算器ADD/SUB1により、次のラインの先頭アドレス(例えば、2ライン目の先頭アドレスの場合はBASE+1)を算出し、算出値をマルチプレクサMUX1を経由して、ラインアドレスレジスタLINEAに格納する(ステップS5)。
【0071】
6)メモリーアドレスカウンタMEMAに、ラインアドレスレジスタLINEAの値(例えば、2ライン目の先頭アドレスの場合はBASE+1)をマルチプレクサMUX4を経由して格納する(ステップS6)。
【0072】
7)処理が行われているメモリーアドレス生成器を搭載しているメモリー回転出力制御部1422(またはメモリー回転入力制御部1423)は、全ラインの処理が終了したか否かを検出する(ステップS7)。全ラインの処理が未終了である場合は(ステップS7:No)、ステップS3へ戻り、処理を続行する。全ラインの処理が終了した場合は(ステップS7:Yes)、終了ステートENDに進み、画像の回転処理を終了する。
【0073】
次に、図8を参照して原稿として取り込んだ画像データを右90度回転させる場合を説明する。図8(a)は入力される画像データと右90度回転された後の画像データとの関係を示す図である。ここに示すように、画像データの右90度回転を実行するため、回転後の画像データの右上の方から下側へ向かってアクセスすることになる。したがって、回転後の画像データの右上のアドレスをベースアドレス(BASE)、主走査方向の画像サイズをオフセットアドレス(OFA)とする。
【0074】
図8(b)は、同図(a)の回転後のアクセス順(1、2、・・・)に対応するアドレスの生成を説明するためのアドレスフローである。例えば図8(a)の回転後のアドレス1、2、3、・・・、11にアクセスする場合は、図8(b)に示したアドレスフローの第1行のBASE、BASE+OFA、BASE+2OFA、・・・が順に対応する。さらに、図8(a)の回転後のアドレス12、13、・・・、16、・・・にアクセスする場合は、図8(b)の第2行のBASE−1、BASE−1+OFA、BASE−1+2OFA、・・・が順に対応する。このようにすることにより、図8(a)に示した画像データの右90度回転が実現される。
【0075】
続いて、図8(a)に示した原稿画像データに対し右90度の回転処理を行うための手順を示す。図8(c)はこの手順を示すフローチャートである。前述のように画像回転処理は図6に示したアドレス生成回路によって行われるため、以下当該アドレス生成回路を動作させる各信号の名称を記して説明する。
【0076】
1)ベースアドレス(BASE)の値をマルチプレクサMUX1を経由して、ラインアドレスレジスタLINEAに格納する(ステップS11)。
【0077】
2)メモリーアドレスカウンタMEMAにラインアドレスレジスタLINEAの値、すなわちベースアドレス(BASE)をマルチプレクサMUX4を経由して格納する(ステップS12)。これにより1ライン目のアクセス準備を終えたことになる。
【0078】
3)第1画素目の先頭アドレスをBASEとして、以後加減算器ADD/SUB2による(MEMA+OFA)の加算を行い、BASE+OFA、BASE+2OFA、BASE+3OFA、・・・とアクセスする(ステップS13)。
【0079】
4)処理が行われているメモリーアドレス生成器を搭載しているメモリー回転出力制御部1422(またはメモリー回転入力制御部1423)は、1ライン分アクセスが終了したか否かを検出する(ステップS14)。1ライン分のアクセスが終了した場合は(ステップS14:Yes)、ステップS15へ進む。1ライン分のアクセスが未終了の場合は(ステップS14:No)、ステップS13へ戻り、処理を続行する。
【0080】
5)次のラインの先頭アドレスを設定するため、加減算器ADD/SUB1で次のラインの先頭アドレス(例えば、2ライン目の先頭アドレスの場合はBASE−1)を算出し、この値をマルチプレクサMUX1を経由してラインアドレスレジスタLINEAに格納する(ステップS15)。
【0081】
6)メモリーアドレスカウンタMEMAに、ラインアドレスレジスタLINEAの値(例えば、2ライン目の先頭アドレスの場合はBASE−1)をマルチプレクサMUX4を経由して格納する(ステップS16)。
【0082】
7)処理が行われているメモリーアドレス生成器を搭載しているメモリー回転出力制御部1422(またはメモリー回転入力制御部1423)は、全ラインの処理が終了したか否かを検出する(ステップS17)。全ラインの処理が未終了である場合は(ステップS17:No)、ステップS13へ戻り、処理を続行する。全ラインの処理が終了した場合は(ステップS17:Yes)、終了ステートENDに進み、画像の回転処理を終了する。
【0083】
次に、図9を参照して原稿として取り込んだ画像データを180度回転させる場合を説明する。図9(a)は入力される画像データと180度回転された後の画像データとの関係を示す図である。ここに示すように、画像データの180度回転を実行するため、回転後の画像データの右下の方から左側へ向かってアクセスすることになる。したがって、回転後の画像データの右下のアドレスをベースアドレス(BASE)、主走査方向の画像サイズをオフセットアドレス(OFA)とする。
【0084】
図9(b)は、同図(a)の回転後のアクセス順(1、2、・・・)に対応するアドレスの生成を説明するためのアドレスフローである。例えば図9(a)の回転後のアドレス1、2、3、・・・、11にアクセスする場合は、図9(b)に示したアドレスフローの第1行のBASE、BASE−1、BASE−2、・・・が順に対応する。さらに、図9(a)の回転後のアドレス12、13、・・・、16、・・・にアクセスする場合は、図9(b)の第2行のBASE−OFA、BASE−OFA−1、BASE−OFA−2、・・・が順に対応する。このようにすることにより、図9(a)に示した画像データの180度回転が実現される。
【0085】
続いて、図9(a)に示した原稿画像データに対し180度の回転処理を行うための手順を示す。図9(c)はこの手順を示すフローチャートである。前述のように画像回転処理は図6に示したアドレス生成回路によって行われるため、以下当該アドレス生成回路を動作させる各信号の名称を記して説明する。
【0086】
1)ベースアドレス(BASE)の値をマルチプレクサMUX1を経由して、ラインアドレスレジスタLINEAに格納する(ステップS21)。
【0087】
2)メモリーアドレスカウンタMEMAにラインアドレスレジスタLINEAの値、すなわちベースアドレス(BASE)をマルチプレクサMUX4を経由して格納する(ステップS22)。これにより1ライン目のアクセス準備を終えたことになる。
【0088】
3)第1画素目の先頭アドレスをBASEとして、以後加減算器ADD/SUB2による(MEMA−1)の減算を行い、BASE−1、BASE−2、BASE−3、・・・とアクセスする(ステップS23)。
【0089】
4)処理が行われているメモリーアドレス生成器を搭載しているメモリー回転出力制御部1422(またはメモリー回転入力制御部1423)は、1ライン分アクセスが終了したか否かを検出する(ステップS24)。1ライン分のアクセスが終了した場合は(ステップS24:Yes)、ステップS25へ進む。1ライン分のアクセスが未終了の場合は(ステップS24:No)、ステップS23へ戻り、処理を続行する。
【0090】
5)次のラインの先頭アドレスを設定するため、加減算器ADD/SUB1で次のラインの先頭アドレス(例えば、2ライン目の先頭アドレスの場合はBASE−OFA)を算出し、この値をマルチプレクサMUX1を経由してラインアドレスレジスタLINEAに格納する(ステップS25)。
【0091】
6)メモリーアドレスカウンタMEMAに、ラインアドレスレジスタLINEAの値(例えば、2ライン目の先頭アドレスの場合はBASE−OFA)をマルチプレクサMUX4を経由して格納する(ステップS26)。
【0092】
7)処理が行われているメモリーアドレス生成器を搭載しているメモリー回転出力制御部1422(またはメモリー回転入力制御部1423)は、全ラインの処理が終了したか否かを検出する(ステップS27)。全ラインの処理が未終了である場合は(ステップS27:No)、ステップS23へ戻り、処理を続行する。全ラインの処理が終了した場合は(ステップS27:Yes)、終了ステートENDに進み、画像の回転処理を終了する。
【0093】
以上のように、本発明の画像処理装置および画像処理方法によれば、外部から取り込んだ画像データまたはユーザースタンプ画像データを回転する必要がある場合、エンジン側メモリー・モジュール141に画像データを格納する際、格納アドレスを制御して画像回転処理を行った後に格納するため、従来行われていたコントローラー側での画像回転処理を不要にできる。したがって、コントローラー側のシステム・コントローラー131でソフトウェアによる画像の回転処理を行う必要がなく、システム・コントローラー131をプリントデータのビットマップ展開などに専念させることができるため、外部から取り込んだ画像データの回転処理と、プリントデータのビットマップ展開を同時に行う場合でもスループットが落ちることを防ぎ、画像処理の速度、効率を向上させることができる。加えて、画像メモリー・アクセス制御部121内でハード的に画像回転を行う従来の方法に比べ、エンジン側で画像回転を行うため、コントローラー側のメモリーアクセスを低減させることができる。したがって、プリントデータのビットマップ展開等、メモリーアクセスの混雑を防ぐことができるため、スループットが落ちることを防ぎ、画像処理の速度、効率を向上させることができる。
【0094】
また、本発明の画像処理装置および画像処理方法によれば、外部から取り込んだ画像データまたはユーザースタンプ画像データを回転させる場合、エンジン側メモリー・モジュール141から画像データを読み出す際に、その読み出しアドレスを制御することで画像回転が実現できるため、従来のコントローラー側での画像回転を不要にできる。したがって、プリントデータのビットマップ展開等、メモリーアクセスの混雑を防ぐことができるため、スループットが落ちることを防ぎ、画像処理の速度、効率を向上させることができる。
【0095】
また、本発明の画像処理装置および画像処理方法によれば、読み取る原稿のサイズが混在している場合であっても(例え読み取り終了まで原稿のサイズがわからない場合でも)、一旦原稿画像データをエンジン側メモリー・モジュール141に格納し、画像データの回転処理が必要な場合には、エンジン側メモリー・モジュール141からの画像データ読み出し時に画像の回転処理を行うことができるため、コントローラー側での画像の回転処理を不要にできる。したがって、プリントデータのビットマップ展開等、メモリーアクセスの混雑を防ぐことができるため、スループットが落ちることを防ぎ、画像処理の速度、効率を向上させることができる。
【0096】
また、本発明の画像処理装置および画像処理方法によれば、原稿画像データの読み取り時またはユーザースタンプデータの登録時に、画像の回転処理を行い、その後の画像データに対して、拡大あるいは縮小の変倍処理を行うことができるため、コントローラー側での画像の回転、拡大、縮小処理を不要にすることができる。したがって、プリントデータのビットマップ展開等、メモリーアクセスの混雑を防ぐことができるため、スループットが落ちず、画像処理の速度、効率を向上させることができる。
【0097】
以上、本発明の一実施形態を図面に沿って説明した。しかしながら本発明はこの実施の形態に示した事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変更、改良等が可能であることは云うまでもない。
【0098】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、コントローラー側のメモリーアクセスの混雑を低減し、かつ画像の回転処理を行う場合の処理速度を上げ、画像処理の効率を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】画像データ制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の画像処理装置において、原稿画像を読み取り、コントローラー側メモリー・モジュールに画像データを格納するまでの手順を説明するための図である。
【図4】本発明の画像処理装置において、原稿サイズが混在した場合で、原稿を読み終わらないと原稿サイズが検出できない場合の制御方法を説明するための図である。
【図5】本発明の画像処理装置による画像回転の例として、等倍および縮小処理と画像回転を伴うユーザースタンプ原稿の読み取りの様子を示す図である。
【図6】画像データ制御部内のメモリー回転出力制御部およびメモリー回転入力制御部内に備えられる、画像回転を実現するメモリーアドレス生成回路の概略構成を示す図である。
【図7】原稿として取り込んだ画像データを左90度回転させる場合を説明するための図である。
【図8】原稿として取り込んだ画像データを右90度回転させる場合を説明するための図である。
【図9】原稿として取り込んだ画像データを180度回転させる場合を説明するための図である。
【図10】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図11】画像処理プロセッサーの処理の概要を示すブロック図である。
【図12】画像データ制御部の構成を示すブロック図である。
【図13】ビデオ・データ制御部の構成を示すブロック図である。
【図14】画像メモリー・アクセス制御部の構成を示すブロック図である。
【図15】ファクシミリ制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図16】A4サイズの原稿の読取ユニットへの置き方と得られる正転画像との関係を説明するための図である。
【図17】スキャナー画像データの回転の例として、コピー機能の一つであるユーザースタンプの回転の様子を説明するための図である。
【図18】ユーザースタンプの登録時に行われる画像の回転処理を説明するための図である。
【図19】従来の原稿画像データを回転させる方法を説明するための図である。
【図20】一旦コントローラー側メモリー・モジュールに格納された原稿画像データ、あるいはユーザースタンプデータをシステム・コントローラーにおいてソフトウェアにより回転する処理を説明するための図である。
【図21】画像データの回転処理を画像メモリー・アクセス制御部内でハード的に実現する場合を説明するための図である。
【符号の説明】
101 読取ユニット
102 センサー・ボード・ユニット
103,142 画像データ制御部
104 画像処理プロセッサー
105 ビデオ・データ制御部
106 作像ユニット
110 シリアルバス
111 プロセス・コントローラー
112,132 RAM
113,133 ROM
120 パラレルバス
121 画像メモリー・アクセス制御部
122 コントローラー側メモリー・モジュール
123 PC(パソコン)
124 ファクシミリ制御ユニット
125 公衆回線
134 操作パネル
141 エンジン側メモリー・モジュール
1031 画像データ入出力制御部
1032,1421 画像データ入力制御部
1033,1216 データ圧縮部
1034,1055,1218 データ変換部
1035,1053,1211 パラレルデータI/F
1036,1217 データ伸張部
1037,1424 画像データ出力制御部
1038A 第1シリアルデータI/F
1038B 第2シリアルデータI/F
1039,1047 コマンド制御部
1041 第1入力I/F
1042 スキャナー画像処理部
1043 第1出力I/F
1044 第2入力I/F
1045 画質処理部
1046 第2出力I/F
1051 エッジ平滑処理部
1052 パルス制御部
1054 シリアルデータI/F
1212 システム・コントローラーI/F
1213 メモリー・アクセス制御部
1214 ラインバッファー
1219 画像回転処理部
1241 ファクシミリ送受信部
1242 外部I/F
1243 ファクシミリ画像処理部
1244 画像メモリー
1245 メモリー制御部
1246 データ制御部
1247 画像圧縮伸張部
1248 モデム
1249 網制御装置
1422 メモリー回転出力制御部
1423 メモリー回転入力制御部
1425 変倍処理部

Claims (11)

  1. 読み取った原稿の画像をディジタル変換された画像データに変換し、該変換された第1の画像データを第1の画像メモリーに蓄積する画像処理装置において、
    読み取った前記画像データに対する所定の画像処理を行う画像データ制御手段を備え、
    前記画像データ制御手段には、第2の画像メモリーが接続されており、かつ、前記第1の画像データの回転処理を実行する画像データ回転処理手段と、
    前記画像データ回転処理手段により回転処理が施された画像データの変倍処理を実行する変倍処理手段と、
    前記画像データに対する前記回転処理後、あるいは、変倍処理後の画像データを前記第1の画像メモリーに転送する転送手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像データ回転手段には、回転処理後の画像データのリードアドレスを生成するアドレス生成手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データ回転処理手段は、前記第1の画像データに対し、左右90度および180度の回転処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データ制御手段は、前記第1の画像データに対して回転処理を実行し、回転処理後の画像データを一時的に前記第2の画像メモリーに格納した後に再度読み出して前記第1の画像メモリーへ格納することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データ制御手段は、前記第1の画像データを一時的に前記第2の画像メモリーに格納した後に再度読み出して回転処理を実行し、回転処理後の画像データを前記第1の画像メモリーへ格納することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像読取手段には、読み取る原稿のサイズを検出する手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の画像データに対し、回転処理および変倍処理を行うか否かを選択する手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  8. 回転後の画像のベースアドレスを生成する工程と、
    前記ベースアドレスを基準にして順に各列のオフセットアドレスを生成していく工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  9. さらに、当該列のオフセットアドレスの生成が終了したか否かを検出する工程を含み、この工程で当該列のオフセットアドレスの生成が未終了であることが検出された場合、引き続き当該列のオフセットアドレスの生成が続行されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. さらに、全工程が終了したか否かを検出する工程を含み、この工程で全工程が未終了であることが検出された場合、引き続き各列のオフセットアドレスの生成が続行されることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記請求項8〜10のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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