JP3963118B2 - 変速操作装置 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/24—Providing feel, e.g. to enable selection
- F16H2061/246—Additional mass or weight on shift linkage for improving feel
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等における変速機をチェンジレバーで変速操作するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両における従来の変速操作装置は、図3にセレクト中立状態及びシフト中立状態で例示されているように、チェンジレバー1の操作によりセレクトケーブル2及びシフトケーブル3がそれぞれ長手方向に変位し、セレクトケーブル2の先端に連結されたレバー4が縦軸5により回動自在に支持され、縦軸5に一端が支持されたレバー6の他端とケース7から突出するレバー8とがセレクトロッド9により連結されていて、セレクトケーブル2の長手方向変位がレバー8を回動させることにより、セレクト操作力がケース7内の図示しない変速操作機構へ伝達されて、図示しない変速機のセレクト操作が行われるようになっている。
【0003】
一方、シフトケーブル3の先端は、水平軸10から上方へ延びて水平軸10により回動自在に支持されたレバー11の端部に連結され、水平軸10から下方へ延びてレバー11と一体的に回動するレバー12の端部にカウンタウエイト13が取り付けられていると共に、シフトロッド14の一端が連結されており、シフトロッド14の他端がパワーシフト装置15に連結されていて、シフトケーブル3の長手方向変位がシフトロッド14をその軸方向へ変位させることにより、シフト操作力がパワーシフト装置15により増大してケース7内の変速操作機構へ伝達され、上記変速機のシフト操作が行われるようになっている。
【0004】
この場合、レバー12の端部にカウンタウエイト13が取り付けられているため、変速機内部の振動や変速操作力変動がシフトケーブル3を経てチェンジレバー1へ伝わることはカウンタウエイト13の慣性力により軽減させることができるが、他方、カウンタウエイト13が水平軸10から下方へ延びるレバー12の端部に取り付けられているので、チェンジレバー1の操作によるギヤシフト時にはレバー12の回動に伴ってカウンタウエイト13が最低位置から持ち上げられることとなるため、カウンタウエイト13の重みによってギヤ抜けが起こるおそれがあり、また、チェンジレバー1の操作によってギヤシフト状態からシフト中立位置へ戻される際、カウンタウエイト13の慣性力によりシフト操作に行き過ぎが生じるおそれがあるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、変速機内部の振動や変速操作力変動がチェンジレバーへ伝わることをカウンタウエイトの慣性力により軽減させながら、チェンジレバーの操作性を向上させようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかる変速操作装置は、チェンジレバーの操作力を伝達する第1部材と、略水平な軸を中心として支持され上記第1部材に連結されて上記操作力に応じ回動するレバーと、上記レバーの回動に連動して変速機の変速機構を駆動する第2部材と、上記チェンジレバーのシフト中立位置において上記軸の略鉛直上方で上記軸から距離をおいて重心が配置され上記レバーの回動に伴い上記軸を中心として回動するカウンタウエイトとを有している。
【0007】
すなわち、チェンジレバーの操作力を伝達する第1部材にレバーが連結され、そのレバーの回動に伴ってカウンタウエイトが回動するように構成されているので、変速機内部の振動や変速操作力変動が順次第2部材、レバー及び第1部材を経てチェンジレバーへ伝わることはカウンタウエイトの慣性力により容易に軽減させることができる一方、レバーの回動軸を中心としてレバーとともに回動するカウンタウエイトは、チェンジレバーのシフト中立位置において、重心が上記回動軸の略鉛直上方で上記回動軸から距離をおくように配置されているため、チェンジレバーのシフト操作時には、カウンタウエイトの重量がチェンジレバーの操作を付勢する方向に作用して、チェンジレバーの操作性を確実に向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例について、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明する。
【0009】
図1及び図2において、車両の変速操作装置は、チェンジレバー1の操作によりセレクトケーブル2及びシフトケーブル3がそれぞれ長手方向に変位し、セレクトケーブル2の先端に連結されたレバー4が縦軸5により回動自在に支持され、縦軸5により回動自在に支持されたレバー6の先端とケース7から突出するレバー8とがセレクトロッド9により連結されていて、セレクトケーブル2の長手方向変位がレバー8を回動させることにより、セレクト操作力がケース7内の図示しない変速操作機構へ伝達されて、図示しない変速機のセレクト操作が行われるようになっている。
【0010】
また、シフトケーブル3の先端は、水平軸10により回動自在に支持されたレバー20、例えば、回動自在に保持された水平軸10と一体的に回動するレバー20の中間部分Pに連結され、レバー20の先端にカウンタウエイト21が取り付けられていると共に、水平軸10に支持されてレバー20と逆方向に延びるレバー22の端部Qにシフトロッド14の一端が連結されていて、シフトロッド14の他端がパワーシフト装置7に連結されており、シフトケーブル3の長手方向変位がシフトロッド14をその軸方向へ変位させることにより、シフト操作力がパワーシフト装置15により増大してケース7内の変速操作機構へ伝達され、上記変速機のシフト操作が行われるようになっている。
【0011】
チェンジレバー1のシフト中立位置において、レバー20は水平軸10の略鉛直上方へ延び、従ってまた、カウンタウエイト21の重心Gは水平軸10の略鉛直上方に配置されていて、カウンタウエイト21の重心Gから水平軸10の軸心Oまでの距離Aは、レバー20に対するシフトケーブル3の連結点Pから水平軸10の軸心Oまでの距離Bより大きく、かつ、水平軸10の略鉛直下方へ延びるレバー22に対するシフトロッド14の連結点Qから水平軸10の軸心Oまでの距離Cは、上記距離Bより小さくなるように構成されている。
【0012】
上記変速操作装置においては、チェンジレバー1の操作力を伝達するシフトケーブル3にレバー20が連結されて、レバー20の端部にカウンタウエイト21が取り付けられており、レバー20の回動に伴ってカウンタウエイト21が回動するように構成されているので、変速機内部の振動や変速操作力変動が順次シフトロッド14、レバー22及びシフトケーブル3を経てチェンジレバー1へ伝わることはカウンタウエイト21の慣性力により容易に軽減させることができる。
【0013】
また、水平軸10を中心としてレバー20の回動に伴い回動するカウンタウエイト21は、チェンジレバー1のシフト中立位置において、重心Gが水平軸10の略鉛直上方で水平軸10から距離Aをおくように配置されているため、チェンジレバー1のシフト操作時にはカウンタウエイト21の重量がチェンジレバー1の操作を付勢してギヤ投入を助長する方向に作用するので、チェンジレバー1の操作性を確実に向上させることができる。
【0014】
さらに、カウンタウエイト21の重心Gから水平軸10の軸心Oまでの距離Aが、レバー20に対するシフトケーブル3の連結点Pから水平軸10の軸心Oまでの距離Bより大きく構成されているため、シフトケーブル3の操作時にカウンタウエイト21の慣性力を効果的に作用させることができるので、カウンタウエイト21の重量を比較的小さくすることが可能となって、車両用として軽量化の利点が大きい。
【0015】
しかも、レバー22に対するシフトロッド14の連結点Qから水平軸10の軸心Oまでの距離Cまが上記距離Bより小さく構成されているため、シフトケーブル3の操作力が比較的小さくてすむので、チェンジレバー1の操作性をこの面からも良好とさせることができる。
【0016】
また、チェンジレバー1の中立位置においては、カウンタウエイト21が水平軸10から略鉛直上方へ延びるレバー20の端部に取り付けられているので、チェンジレバー1の操作によるギヤシフト時にはレバー20の回動に伴ってカウンタウエイト21が略最高位置から下方へ変位することとなるため、カウンタウエイト21を上方へ変位させなければならないギヤ抜けは起こりにくくなるばかりでなく、チェンジレバー1の操作によって変速機がギヤシフト状態からシフト中立状態へ戻される際には、カウンタウエイト21を上方へ変位させることとなるため、チェンジレバー1のシフト操作に行き過ぎが生じにくくなるという長所がある。
【0017】
【発明の効果】
本発明にかかる変速操作装置にあっては、レバーの回動軸を中心としてレバーとともに回動するカウンタウエイトは、チェンジレバーのシフト中立位置において、重心が上記回動軸の略鉛直上方で上記回動軸から距離をおくように配置されていて、チェンジレバーのシフト操作時には、カウンタウエイトの重量がチェンジレバーの操作を付勢する方向に作用し、チェンジレバーの操作性を確実に向上させることができるので、変速操作が大層楽となる特色がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略分解斜視図。
【図2】上記実施形態例の要部説明図。
【図3】従来装置の概略分解斜視図。
【符号の説明】
1 チェンジレバー
2 セレクトケーブル
3 シフトケーブル
10 水平軸
14 シフトロッド
15 パワーシフト装置
20 レバー
21 カウンタウエイト
22 レバー
Claims (2)
- チェンジレバーの操作力を伝達する第1部材と、略水平な軸を中心として支持され上記第1部材に連結されて上記操作力に応じ回動するレバーと、上記レバーの回動に連動して変速機の変速機構を駆動する第2部材と、上記チェンジレバーのシフト中立位置において上記軸の略鉛直上方で上記軸から距離をおいて重心が配置され上記レバーの回動に伴い上記軸を中心として回動するカウンタウエイトとを有する変速操作装置。
- 請求項1において、上記カウンタウエイトの重心から上記軸までの距離が、上記レバーに対する上記第1部材の連結点から上記軸までの距離よりも大きく構成された変速操作装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002120184A JP3963118B2 (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002120184A JP3963118B2 (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 変速操作装置 |
Publications (2)
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JP2003312299A JP2003312299A (ja) | 2003-11-06 |
JP3963118B2 true JP3963118B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002120184A Expired - Fee Related JP3963118B2 (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 変速操作装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3963118B2 (ja) |
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2002
- 2002-04-23 JP JP2002120184A patent/JP3963118B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003312299A (ja) | 2003-11-06 |
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