JP2004052838A - 非常コントロール機構付き変速装置 - Google Patents

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藤原 定夫
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Abstract

【課題】取付スペース及び部品点数を削減し、またシフト用電動モータが故障しても比較的容易にパワーシフト手段の入力ロッドを駆動可能とする。
【解決手段】シフトレバーは変速ギヤの複数のフォークシャフトのいずれかに選択的に係合され、この係合したフォークシャフトをその軸方向に摺動させる。シフトレバーはシフト用電動モータ19により駆動され、シフト用電動モータによるシフトレバーの駆動力はパワーシフト手段20により支援される。常用チェンジレバーの操作位置を検出する操作検出スイッチの検出出力に基づいてコントローラがシフト用電動モータを制御する。シフト用電動モータの出力軸19aに連結軸26がボールねじ24を介して連結され、連結軸にパワーシフト手段の入力ロッド20bが反転レバー27を介して連結され、更に入力ロッドにシフトケーブル34を介して運転者が操作する非常用チェンジレバーが接続される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シフトレバーを駆動する電動モータが故障したときに用いられる非常コントロール機構を有する変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、セレクトレバーにより複数のフォークシャフトに選択的に係合されたシフトレバーがフォークシャフトをその軸方向に摺動し、セレクトレバーに接続されたセレクト用減速機にセレクト用クラッチを介してセレクト用電動モータが切離し可能に接続され、非常時セレクト用クラッチを介して非常時セレクト用モータが接続可能に切離された非常コントロール機構付き変速装置を特許出願した(特開2002−39372号)。この変速装置では、シフトレバーに接続されたシフト用減速機にシフト用クラッチを介してシフト用電動モータが切離し可能に接続され、非常時シフト用クラッチを介して非常時シフト用モータが接続可能に切離される。また操作検出スイッチ、セレクト用クラッチセンサ及びシフト用クラッチセンサの各検出出力がコントローラの制御入力にそれぞれ接続され、コントローラの制御出力がセレクト用電動モータ、非常時セレクト用電動モータ、シフト用電動モータ及び非常時シフト用電動モータにそれぞれ接続される。
【0003】
このように構成された非常コントロール機構付き変速装置では、セレクト用電動モータ又はシフト用電動モータのいずれか一方又は双方が故障すると、運転者はセレクト用切換手段又はシフト用切換手段のいずれか一方又は双方を切換えて、セレクト用減速機の非常時セレクト用モータへの接続、又はシフト用減速機の非常時シフト用モータへの接続のいずれか一方又は双方を行う。その後、運転者がチェンジレバーを操作すると、コントローラは操作検出スイッチ、セレクト用クラッチセンサ及びシフト用クラッチセンサの各検出出力に基づいてセレクト用電動モータ又は非常時セレクト用モータと、シフト用電動モータ又は非常時シフト用モータを制御する。この結果、セレクト用電動モータ又はシフト用電動モータのいずれか一方又は双方が故障しても、通常と同様に変速できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の特開2002−39372号公報に示された非常コントロール機構付き変速装置では、セレクト用電動モータ、シフト用電動モータ、セレクト用減速機及びシフト用減速機に加えて、非常時シフト用電動モータ、非常時セレクト用電動モータ、非常時セレクト用クラッチ、非常時シフト用クラッチ等を必要とするため、部品点数が増大するとともに、取付スペースを比較的大きく確保しなければならない不具合があった。
本発明の目的は、取付スペース及び部品点数を削減でき、またシフト用電動モータが故障しても比較的容易にパワーシフト手段の入力ロッドを駆動できる、非常コントロール機構付き変速装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1〜図3に示すように、変速ギヤの複数のフォークシャフト12〜15のいずれかに選択的に係合可能であってこの係合したフォークシャフトを12〜15その軸方向に摺動可能なシフトレバー16と、シフトレバー16を駆動するシフト用電動モータ19と、シフト用電動モータ19によるシフトレバー16の駆動力を圧縮エアを用いて支援するパワーシフト手段20と、運転席に設けられ運転者が操作する常用チェンジレバー43と、常用チェンジレバー43の操作位置を検出する操作検出スイッチ44と、操作検出スイッチ44の検出出力に基づいてシフト用電動モータ19を制御するコントローラ53とを備えた変速装置の改良である。
その特徴ある構成は、シフト用電動モータ19の出力軸19aと同一軸線上に設けられかつパワーシフト手段20の入力ロッド20bに反転レバー27を介して連結された連結軸26が上記出力軸19aにボールねじ24を介して連結され、入力ロッド20b又は連結軸26にシフトケーブル34を介して運転者が操作する非常用チェンジレバーが接続されたところにある。
【0006】
この請求項1に記載された非常コントロール機構付き変速装置では、シフト用電動モータ19が正常に動作しているときに常用チェンジレバー43を操作すると、シフト用電動モータ19の出力軸19aの回転運動がボールねじ24及び反転レバー27を介して入力ロッド20bの直線運動に変換される。この入力ロッド20bの直線運動はパワーシフト手段20により支援されて、シフトレバー16の回転運動に変換された後に、フォークシャフト12〜15の軸方向への直線運動に変換される。
一方、シフト用電動モータ19が故障したときに非常用チェンジレバーを操作すると、その操作力はシフトケーブル34を介して入力ロッド20bに作用するか、或いはシフトケーブル34及び反転レバー27を介して入力ロッド20bに作用し、入力ロッド20bの直線運動に変換される。この入力ロッド20bの直線運動はパワーシフト手段20により支援されて、シフトレバー16の回動運動に変換された後に、フォークシャフト12〜15の軸方向への直線運動に変換される。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、車両の変速装置11は変速ギヤの複数のフォークシャフト12〜15のいずれかに選択的に係合可能なシフトレバー16と、このシフトレバー16を複数のフォークシャフト12〜15のいずれかに選択的に係合させるセレクトレバー17と、セレクトレバー17を駆動するセレクト用電動モータ18と、シフトレバー16を駆動するシフト用電動モータ19と、シフト用電動モータ19によるシフトレバー16の駆動力を圧縮エアを用いて支援するパワーシフト手段20とを備える。
【0008】
複数のフォークシャフト12〜15はこの実施の形態では4本であり、これらのフォークシャフト12〜15は所定の間隔をあけて互いに平行にかつ軸方向に摺動可能に設けられる(図3及び図4)。これらのフォークシャフト12〜15にはスリーブ(図示せず)に係合するシフタフォーク21(図4)がそれぞれ固着され、シフタフォーク21は上記フォークシャフト12〜15及び変速ギヤ(図示せず)とともにギヤケース22(図2及び図4)に収容される。フォークシャフト12〜15の上方には平面視で上記フォークシャフト12〜15に直交するように保持軸23が設けられ、シフトレバー16はこの保持軸23にスプライン嵌合される(図3及び図4)。保持軸23はその軸線を中心に回動可能にギヤケース22に挿入され、シフトレバー16は保持軸23の軸線に沿って摺動可能にかつ保持軸23に対して回動不能にギヤケース22に収容される。
【0009】
シフトレバー16は上記保持軸23にスプライン嵌合されたボス部16aと、このボス部16aの下端に突設されたシフト用突起16bとを有する(図3及び図4)。4本のフォークシャフト12〜15には上記シフト用突起16bを挟持可能な一対の挟持片12a〜15aがそれぞれ保持軸23の長手方向に並んで突設され、シフト用突起16bがこれらの挟持片12a〜15aに選択的に挟持されることによりシフトレバー16がフォークシャフト12〜15に選択的に係合可能に構成される。またシフトレバー16のボス部16a外周面には円周方向に延びる凹溝16cが形成される。なお、フォークシャフトは4本ではなく、2本、3本又は5本以上でもよい。
【0010】
パワーシフト手段20はギヤケース22の側面(外面)に取付けられ(図2)、シフト用電動モータ19(図1)はパワーシフト手段20の下方に位置するようにハウジング32を介してギヤケース22の側面に取付けられる。パワーシフト手段20は、ケース20aに収容されかつシフト用電動モータ19にボールねじ24、連結軸26及び反転レバー27を介して接続された入力ロッド20bと、ケース20aに収容されかつ入力ロッド20bの軸方向への移動に追従して圧縮エアを給排するバルブ部(図示せず)と、ケース20aに収容されかつ圧縮エアを受けて大きな力を発生するパワーシリンダ部(図示せず)と、ケース20aに挿入されかつパワーシリンダ部で発生した大きな力をストライカ28に伝達する出力ロッド20cとを有する。ストライカ28は略L字状のシフト用ブラケット29を介して保持軸23に連結され、出力ロッド20cは入力ロッド20bに対して軸方向に所定の距離だけ相対移動可能に構成される。なお、図2の符号31は上記パワーシフト手段20に接続されたエアタンクであり、このエアタンク31には上記パワーシフト手段20に供給される圧縮エアが貯留される。
【0011】
連結軸26はシフト用電動モータ19の出力軸19aにボールねじ24を介して連結される。ボールねじ24はハウジング32に収容され、シフト用電動モータ19はその出力軸19aをハウジング32に挿入するようにこのハウジング32の端面に取付けられる。ボールねじ24は、シフト用電動モータ19の出力軸19aに連結されかつハウジング32に回転可能に挿入されたねじ棒24aと、ねじ棒24aに嵌入されかつハウジング32に摺動可能に挿入されたナット24bと、ねじ棒24aとナット24bとの間に介装された鋼製の複数の球体24cとを有する。また連結軸26はナット24bに嵌着されるとともに、ハウジング32に摺動可能に挿入される。
【0012】
反転レバー27はその中央が支軸33を介してギヤケース22の側面に枢着される。反転レバー27の下端は第1ステー41及び略L状の第1ブラケット51を介して連結軸26に連結され、反転レバー27の上端は第2ステー42及び略L字状の第2ブラケット52を介して入力ロッド20bに連結される。また入力ロッド20bには、運転者が操作する非常用チェンジレバー(図示せず)がシフトケーブル34を介して接続され、この非常用チェンジレバーは運転席に着脱可能に設けられる。即ち、非常用チェンジレバーは、シフト用電動モータ19が正常に動作するときには所定の場所に収納され、シフト用電動モータ19が故障したときに運転席の所定の場所に取付けられて上記シフトケーブル34に接続されるように構成される。このシフトケーブル34はインナケーブル34a及びアウタケーブル34bからなるプッシュプルケーブルにより構成することが好ましい。なお、非常用チェンジレバーはシフトケーブル及び第2ブラケットを介して入力ロッドに接続するのではなく、シフトケーブル及び第1ブラケットを介して連結軸に接続してもよい。
【0013】
一方、セレクトレバー17はギヤケース22に収容され、その基端はセレクト用ピン35を介してギヤケース22に枢着される(図3及び図4)。セレクト用ピン35はギヤケース22に対して回動可能に取付けられ、セレクトレバー17の基端はセレクト用ピン35に嵌着される。またセレクトレバー17の先端にはシフトレバー16の凹溝16cに遊挿される球状のセレクト用突起17aが突設され、セレクト用ピン35の上端にはセレクト用リンク37の一端が嵌着される。セレクト用電動モータ18は、上記ハウジング32(図1)と同一形状のセレクト用ハウジング36(図2)の一端面に取付けられる。このセレクト用ハウジング36には、上記ボールねじ24(図1)と同一のセレクト用ボールねじ(図示せず)が収容され、セレクト用ハウジング36の他端面からは上記連結軸26(図1)と同一のセレクト用連結軸36aが突出する(図2)。
【0014】
またセレクト用電動モータ18の出力軸(図示せず)は上記セレクト用ボールねじのねじ棒(図示せず)に連結され、セレクト用連結軸36aはセレクト用ブラケット38及びセレクト用ロッド39を介してセレクト用リンク37の他端に枢着される(図2及び図3)。更にセレクト用リンク37の他端にはセレクトケーブル40の一端が接続され、このセレクトケーブル40の他端は運転者が操作する非常用チェンジレバーに接続される。
【0015】
なお、上記セレクト用電動モータ18及びシフト用電動モータ19は回転速度、回転角度及びトルクの制御が容易なサーボモータを用いることが好ましい。
また、この実施の形態では、セレクト用電動モータの回転速度をボールねじにより減速したが、ウォームギヤを用いて減速したり、ピニオン及びラックを組合わせた歯車機構を用いて減速したり、或いは直線運動を回転運動に変換する機構とを組合せて減速してもよい。
【0016】
一方、運転席には運転者が操作する常用チェンジレバー43が設けられ、この常用チェンジレバー43近傍にはこのレバーの操作位置を検出する操作検出スイッチ44が設けられる(図2)。また車両には車速を検出する車速センサ46と、アクセルペダルの踏込み量(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ47と、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転センサ48とが設けられる。更にギヤケース22には変速位置を検出する変速位置センサ49が設けられる。操作検出スイッチ44、車速センサ46、アクセルセンサ47、エンジン回転センサ48及び変速位置センサ49の各検出出力はコントローラ53の制御入力に接続され、コントローラ53の制御出力はセレクト用電動モータ18及びシフト用電動モータ19にそれぞれ接続される。
【0017】
このように構成された変速装置11の動作を説明する。
シフト用電動モータ19が正常に動作している状態で変速するとき、即ち通常変速時には、運転者は常用チェンジレバー43を操作して変速装置11を変速する。運転者が常用チェンジレバー43を操作すると、操作検出スイッチ44がこのレバー43の操作位置を検出するので、コントローラ53は操作検出スイッチ44、車速センサ46、アクセルセンサ47、エンジン回転センサ48及び変速位置センサ49の各検出出力に基づいて、先ずセレクト用電動モータ18を作動させる。セレクト用電動モータ18が作動すると、このモータ18の回転力はセレクト用ボールねじ、セレクト用連結軸36a、セレクト用ブラケット38、セレクト用ロッド39、セレクト用リンク37及びセレクト用ピン35を介してセレクトレバー17に伝達され、セレクトレバー17はシフトレバー16を保持軸23に沿って摺動させ、所定のフォークシャフト、例えばフォークシャフト14の一対の挟持片14aに係合させる。
【0018】
次いでコントローラ53はシフト用電動モータ19を作動させる。シフト用電動モータ19が作動すると、シフト用電動モータ19の回転運動はボールねじ24により連結軸26の直線運動に変換され、反転レバー27により連結軸26とは反対向きのパワーシフト手段20の入力ロッド20bの直線運動に変換される。ここで、入力ロッド20bはシフトケーブル34を引きずりながら直線運動するけれども、このシフトケーブル34の摺動抵抗は極めて小さいので、シフト用電動モータ19の上記摺動抵抗による負荷は殆ど増大しない。次にこの入力ロッド20bの直線運動はパワーシフト手段20の支援を受けて、大きな力を発揮する出力ロッド20cの直線運動に変換される。更にこの出力ロッド20cの直線運動は、ストライカ28、シフト用ブラケット29及び保持軸23を介してシフトレバー16の所定の方向への回転に変換される。この結果、シフト用突起16bの係合したフォークシャフト14がその軸方向に摺動するので、変速ギヤがシフトされる。上記シフト用電動モータ19は、その回転速度、回転角度及びトルクを容易に制御できるので、シフトレバー16のシフトスピード、シフト位置及びシフト力を微妙にコントロールできる。この結果、変速ギヤの破損を防止できる。
【0019】
一方、シフト用電動モータ19が故障した状態で変速するとき、即ち非常変速時には、運転者は非常用チェンジレバーを運転席の所定の場所に取付けた後に、この非常用チェンジレバーを操作して変速装置11を変速する。運転者が非常用チェンジレバーを操作すると、この操作力はシフトケーブル34を介して入力ロッド20bに作用し、入力ロッド20bは直線運動する。この入力ロッド20bの直線運動はパワーシフト手段20の支援を受けて、大きな力を発揮する出力ロッド20cの直線運動に変換される。ここで、運転者が非常用チェンジレバーを操作するときに、反転レバー27を介してボールねじ24をナット24b側から駆動しかつシフト用電モータ19を出力軸19a側から駆動する力が必要であるけれども、ボールねじ24をナット24b側から駆動する力は比較的小さく、またシフト用電動モータ19を出力軸19a側から駆動する力は極めて小さい。このため非常用チェンジレバーの操作力は若干大きくなる程度であり、運転者の操作に支障を来すほど大きくなることはない。上記出力ロッド20cの直線運動は、ストライカ28、シフト用ブラケット29及び保持軸23を介してシフトレバー16の所定の方向への回転に変換されるので、シフト用突起16bの係合したフォークシャフト14はその軸方向に摺動して、変速ギヤがシフトされる。このように、シフト用電動モータ19が故障しても、非常用チェンジレバーを操作することにより、比較的容易にパワーシフト手段20の入力ロッド20bを駆動できるので、変速装置11をパワーシフト手段20の支援を受けて手動で変速できる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、シフト用電動モータの出力軸と同一軸線上に設けられ、かつパワーシフト手段の入力ロッドに反転レバーを介して連結された連結軸を出力軸にボールねじを介して連結し、更に運転者が操作する非常用チェンジレバーを入力ロッド又は連結軸にシフトケーブルを介して接続したので、非常変速時に非常用チェンジレバーを操作すると、その操作力はシフトケーブルを介して入力ロッドに作用するか、或いはシフトケーブル及び反転レバーを介して入力ロッドに作用し、入力ロッドの直線運動に変換される。この入力ロッドの直線運動はパワーシフト手段により支援されて、シフトレバーの回転運動に変換された後に、フォークシャフトの軸方向への直線運動に変換される。この結果、シフト用電動モータが故障しても、上述のように非常用チェンジレバーを操作することにより、比較的容易にパワーシフト手段の入力ロッドを駆動できるので、変速装置をパワーシフト手段の支援を受けて手動で変速できる。
【0021】
また非常時シフト用電動モータや非常時シフト用クラッチ等を必要とするため、部品点数が増大するとともに、取付スペースを大きく確保しなければならない従来の変速装置と比較して、本発明では、比較的小さいスペースに取付可能な反転レバーやシフトケーブルの追加で済むので、部品点数を低減できるとともに、取付スペースを削減できる。この結果、本発明の変速装置は上記従来の変速装置と比較して製造コストを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の非常コントロール機構付き変速装置のパワーシフト手段及びボールねじを含む要部断面図。
【図2】その変速装置の平面構成図。
【図3】その変速装置のフォークシャフト、セレクトレバー及びシフトレバーを含む要部斜視図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【符号の説明】
11 変速装置
12〜15 フォークシャフト
16 シフトレバー
19 シフト用電動モータ
19a 出力軸
20 パワーシフト手段
20b 入力ロッド
24 ボールねじ
26 連結軸
27 反転レバー
34 シフトケーブル
43 常用チェンジレバー
44 操作検出スイッチ
53 コントローラ

Claims (1)

  1. 変速ギヤの複数のフォークシャフト(12〜15)のいずれかに選択的に係合可能であって前記係合したフォークシャフト(12〜15)をその軸方向に摺動可能なシフトレバー(16)と、前記シフトレバー(16)を駆動するシフト用電動モータ(19)と、前記シフト用電動モータ(19)による前記シフトレバー(16)の駆動力を圧縮エアを用いて支援するパワーシフト手段(20)と、運転席に設けられ運転者が操作する常用チェンジレバー(43)と、前記常用チェンジレバー(43)の操作位置を検出する操作検出スイッチ(44)と、前記操作検出スイッチ(44)の検出出力に基づいて前記シフト用電動モータ(19)を制御するコントローラ(53)とを備えた変速装置において、
    前記シフト用電動モータ(19)の出力軸(19a)と同一軸線上に設けられかつ前記パワーシフト手段(20)の入力ロッド(20b)に反転レバー(27)を介して連結された連結軸(26)が前記出力軸(19a)にボールねじ(24)を介して連結され、
    前記入力ロッド(20b)又は前記連結軸(26)にシフトケーブル(34)を介して前記運転者が操作する非常用チェンジレバーが接続された
    ことを特徴とする非常コントロール機構付き変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013217396A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Sanwa Seiki Co Ltd 変速操作用倍力装置
WO2015137176A1 (ja) * 2014-03-10 2015-09-17 愛知機械工業株式会社 手動変速機および手動変速機の製造方法

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