JP3961522B2 - 折り畳み可能な自転車 - Google Patents
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Description
まず、図1〜図10を参照しながら本発明の折畳み可能な自転車の第1の実施形態を説明する。この第1の実施形態の折畳み可能な自転車は、図1に示すように、その車体フレーム2が前輪23の付いている前車体フレーム21と後輪24の付いている後車体フレーム22とから前後枢接してなっている。且つ、該折畳み可能な自転車は、その通常の姿勢時に、前記前車体フレーム21と後車体フレーム22とが、図2の上面図のように、それらの前後方向に沿って縦断する中心面が同一の鉛直面Xにあるとともに、前記枢接によって前記通常の姿勢から前記鉛直面に沿いながら相対回動させられ、折畳み姿勢になされることができる。
次に、図11と図12を参照しながら本発明の折畳み可能な自転車の第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態の折畳み可能な自転車は、前記第1の実施形態とほぼ同様であるが、異なるところは、前記後車体フレーム22に、更に、荷台28が該後車体フレーム22から後へ延出していることにある。また、前記荷台28の後端には複数のホイル29が付いているので、前記折畳み姿勢時に、該複数のホイル29が前記前後両輪23,24と共に着地して自転車全体を平面上に立てることができ(図12に参照)、且つ、前記複数のホイル29と前記前後両輪23,24との輪転により前記折畳まれた自転車を引きずって移動することに便利である。もちろん、前記折畳まれた自転車の輪転による移動が必ずしも必要ではないので、前記荷台28には前記複数のホイル29が取り付けられていなくともよい。その時、前記荷台28と前記前後両輪23,24とによって自転車全体が平面上に支持されることができる。
12 後車体フレーム
13 枢軸
2 車体フレーム
21 前車体フレーム
210 当接部材
22 後車体フレーム
220 当接部材
23 前輪
24 後輪
25 突起
26 ラグ
27 枢軸
28 荷台
29 ホイル
3 リンク機構
31 枢軸
32 枢軸
33 ボールジョイント付き枢軸
331 ボール
34 第1のリンク
341 一端
342 他端
35 第2のリンク
350 押さえ板
351 一端
352 他端
353 ボール収容部
354 突出部
36 レバー
361 取っ手
362 引っ掛け溝
37 止め環
38 フック
Claims (10)
- その車体フレームが前輪の付いている前車体フレームと後輪の付いている後車体フレームとから前後枢接してなり、且つ、その通常の姿勢時に、前記前車体フレームと後車体フレームとが、それらの前後方向に沿って縦断する中心面が同一の鉛直面にあるとともに、前記枢接によって前記通常の姿勢から前記鉛直面に沿いながら相対回動させられ、折畳み姿勢になされることができる自転車において、
前記枢接は、前記車体フレームが折り畳まれる時、前記前車体フレームと前記後車体フレームの少なくとも一つが前記鉛直面から徐々に遠ざけるように構成されており、
前記枢接は、前記前車体フレームと前記後車体フレームの一方から突出している左右一対のラグと、他方から突出し前記左右一対のラグの間に挿入してそこに挟まれている突起と、前記左右一対のラグと前記突起とを貫通していて前記前車体フレームと前記後車体フレームとを互いに相対回動することができるようにさせる枢軸とからなっており、
前記枢軸と前記前後両輪それぞれの回転軸とは、前記通常の姿勢時において、前記前後両輪それぞれの回転軸との間の距離を底とした二等辺三角形になっており、
前記前車体フレームと前記後車体フレームとにそれぞれ、前記通常の姿勢時において互いに当接し、前記折畳み姿勢時において互いに離間する当接部材があるように構成されており、
前記前車体フレームの前記当接部材は、上へ仰ぐように傾いており、前記後車体フレームの前記当接部材は、前記前車体フレームの前記当接部材に対応して下へ俯くように傾いており、
また、前記突起及び前記一対のラグはそれぞれ前記前車体フレーム及び前記後車体フレームの前記当接部材の下端近くから突出してなっていることを特徴とする折り畳み可能な自転車。 - 前記左右一対のラグ及び前記突起の突出方向は、前記鉛直面と角度を挟んで交差しており、前記枢軸は前記突出方向と垂直になっていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能な自転車。
- 前記前車体フレームと前記後車体フレームとの間に、それらの前記通常の姿勢から前記折畳み姿勢への相対回動を解除可能に規制するリンク機構が構成されていて前記通常の姿勢を保持することができる請求項1または2に記載の折り畳み可能な自転車。
- 前記リンク機構は、その一端が前記前車体フレームの前記枢軸より上方に枢支されている第1のリンクと、その一端が前記後車体フレームの前記枢軸より上方に枢支され且つその他端に前記第1のリンクの他端が枢接されている第2のリンクとを備えてなっている2節リンクであり、
該2節リンクは、更に、前記第1のリンクと前記第2のリンクとが左右互いに重なる上、それらの前記一端と前記他端との連線が前記相対回動のカーヴの接線になるように折られて前車体フレームと前記後車体フレームとの前記通常の姿勢から前記折畳み姿勢への相対回動を規制し前記通常の姿勢に保持することができ、且つ、前記連線を前記接線から離間させられると前記規制を解除し前記前車体フレームと前記後車体フレームとを前記折畳み姿勢へ展開させることができるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み可能な自転車。 - 前記2節リンクは、更に、前記第2のリンクの前記両端間の距離が前記第1のリンクの前記両端間の距離より大であり、且つ、前記第1のリンクと前記第2のリンクとが左右互いに重なる上、それらの前記一端と前記他端との連線が前記相対回動のカーヴの接線になるように折られた時、前記第1のリンク及び前記第2のリンクそれぞれの前記他端がいずれもその一端から前方へ伸ばした状態になるように構成されており、
また、前記第2のリンクには、前記状態になる寸前から、前記第1のリンクを上方から押さえて密接するようになり、前記通常の姿勢に至ったことを確保するための押さえ板が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の折り畳み可能な自転車。 - 前記第2のリンクの他端に更に突出部が形成してあり、該突出部にレバーが枢接されており、該レバーの自由端部に取っ手、及び、前記第2のリンクの一端に脱着可能に係止されることができる引っ掛け溝が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み可能な自転車。
- 前記第2のリンクは、その一端がボールジョイント付き枢軸によって前記後車体フレームに枢支されており、且つ、前記一端に前記ボールジョイント付き枢軸のボールを収容するためのボール収容部が形成されていて前記前後両車体フレームの相対回動による角度変化に対応することができることを特徴とする請求項6に記載の折り畳み可能な自転車。
- 前記リンク機構は、更に、前記前車体フレームの前記枢軸寄りのところに固設されている止め環と、前記後車体フレームの前記枢軸寄りのところに枢設されていて前記折畳み姿勢時に回動されて前記止め環と係合し該折畳み姿勢を保持することができるフックとを備えていることを特徴とする請求項7に記載の折り畳み可能な自転車。
- 前記後車体フレームに、更に、荷台が該後車体フレームから後へ延出していて、前記折畳み姿勢時に該荷台と前記前後両輪とによって自転車全体を平面上に支持することができることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の折り畳み可能な自転車。
- 前記荷台に、前記折畳み姿勢時に前記前後両輪と共に着地することができる複数のホイルがついていて前記折畳み姿勢時に輪転により移動することができることを特徴とする請求項9に記載の折り畳み可能な自転車。
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