JP3960449B2 - 車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置 - Google Patents

車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用灯具を構成するランプボディと前面レンズ間ねじ締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドランプなどの灯具を組み付けるには、図11(a)に示すように、ランプボディ1内にリフレクター等の所定の部材(図示省略)を収容した後、シール溝3に液体状のシール材4を装填し、図11(b)に示すように、シール脚6をシール溝3に係合させて、前面レンズ5をランプボディ1に圧着する。次に、図11(c)に示すように、前面レンズ5とランプボディ1の圧着体を上下逆さまにする。前面レンズ5のシール脚6の所定個所には、図12に示すように、ねじ孔6aが設けられており、ドライバー(ねじ回し)8を使って、上方から締結ねじ7をねじ孔6aに螺合させることでねじ締結する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来のねじ締結方法では、ねじ締結工程に先だって、前面レンズ5とランプボディ1の圧着体をランプボディ1側が上となるように反転させなければならず、それだけ作業が面倒であった。
【0004】
さらに、ねじ締結工程は、シール溝3を下に向けた形態で行われるため、ねじ締結の際に、シール材4がシール溝3からたれるおそれがある。このため、図11(b)に示す圧着工程後、逆さまにしたとてもたれない程度にシール材4が固化するまで待たねばならず、それだけねじ締結工程がおくれるという問題もあった。
【0005】
本発明は前記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、シール材をたれないようにして車両用灯具のボディ・レンズ間をねじ締結するねじ締結装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】
前記目的を達成するために、請求項1に係る車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置においては、シール溝が上向きとなるようにランプボディを固定保持するボディ保持手段と、シール脚が下向きとなるように前面レンズを固定保持するとともに、前記ボディ保持手段により固定保持されているランプボディに対し、上方から前面レンズを下降させて、シール溝とシール脚間をシール材を介し圧着するレンズ保持手段と、前記ランプボディの下方から上方に向けて締結ねじを配設して、ランプボディと前面レンズ間をねじ締結するねじ締結機本体とを備えるように構成した。
シール溝が上方に開口した形態で、シール脚がシール溝に係合するようにランプボディと前面レンズとを圧着し、ランプボディの下方からねじ締結するので、シール溝内のシール材がシール溝外にたれるおそれがない。
従来の圧着・ねじ締結工程に見られるような、ランプボディと前面レンズとを組み付けた後に、これを上下反転させる工程が不要で、ランプボディに前面レンズを組み付けた後、直ちにねじ締結工程に移行できる。
また、請求項1においては、前記ねじ締結機本体は、昇降機構によって上下昇降動作可能な本体ケースと、前記本体ケースに回転可能に支承されて上方に延出し、ねじ頭部の係合溝と係合可能な係合突起が先端に形成された棒状の回転ビットと、前記本体ケースに上下方向摺動可能に組み付けられて前記回転ビットを包囲するように延在するとともに、上方にばね付勢された円筒状のビットホルダと、を備え、
前記ボディ保持手段における前記ランプボディのねじ締結予定位置の真下に、前記ビットホルダが昇降できるガイド通路を設け、
前記ビットホルダの先端側に、基端側のビットホルダ本体よりも口径の小さいねじホルダーを直線状に一体化するように構成した。
ボディ保持手段の下方であって、ランプボディにおけるねじ締結予定位置(シール脚に設けられている締結ねじ挿通孔)の真下において、ねじ締結機本体(ビットホルダ)が昇降機構によって上昇する。そしてビットホルダがガイド通路を上昇し、その先端部がガイド通路内の所定のビットホルダ当接部、またはガイド通路に露呈しているランプボディに当接すると、ビットホルダはこれ以上上昇できず、回転ビットが回転しながら、ビットホルダを付勢するばねの付勢力に抗して上昇する。ビットホルダ内に収容されている回転ビットの先端係合突起には、締結ねじ頭部の係合溝が係合して、回転ビットと締結ねじとが周方向に一体化されており、回転ビットが回転しつつ上昇することで、締結ねじは、ランプボディ(のシール溝形成壁)を突き破って前面レンズのシール脚に設けられている所定のねじ挿通孔に螺合される。
また、請求項2においては、請求項1に記載の車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置において、前記ボディ保持手段は、ランプボディを上向きに固定保持する下治具と、前記下治具を担持する治具支持台と、を備え、
前記レンズ保持手段は、前面レンズを下向きに固定保持する上治具と、前記上治具を昇降動作させる昇降機構と、を備え、
前記治具支持台の下方に、前記ねじ締結機本体を昇降動作させるロッドレスエアシリンダを前記ねじ締結機本体と並行に配設するとともに、前記エアシリンダを水平揺動機構に支持させて、前記ねじ締結機本体を水平方向揺動可能に構成し、
前記ビットホルダ内に、供給された締結ねじを立った状態に保持するエア吸引手段を設け、
前記治具支持台における前記下治具から水平方向に離間した所定位置に、ねじ供給機から圧搾空気によって搬送される締結ねじをその頭部を下向きにして前記ねじ締結機本体のビットホルダ内先端部に上方から投下するねじ投下口を設けるように構成した。
なお、前記ねじ投下口には、請求項3に示すように、前記ねじ供給機によって供給された頭部上向きの締結ねじがねじ反転供給機構によって上下逆さまに反転された形態で供給されるように構成してもよい。
ねじ締結機本体は上下方向に所定のストロークを必要とするが、シリンダロッドの不要なロッドレスエアシリンダをねじ締結機本体と並行に配設することで、ねじ締結機本体とその昇降機構全体の上下高さを小さくできる。
また、水平揺動機構を駆動させることで、ねじ締結機本体を所定のねじ投下口位置と所定のねじ締結予定位置との間をスムーズに水平移動させることができる。
エア吸引手段によりビットホルダ内に形成されている下向きの空気流が、ビットホルダ内先端部に供給された締結ねじを立った状態に保持し、ねじ頭部の係合溝と回転ビットの先端係合突起間の係合を容易にする。
請求項4においては、請求項2に記載の車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置において、前記エアシリンダに、前記ビットホルダを軸方向に摺動可能に支持するホルダガイドを設けるように構成した。
ビットホルダは、ボディ保持手段を上下に貫通してランプボディ(シール溝)に届くだけの十分な長さに形成されているため、ねじ締結機本体(ビットホルダ)が上昇する際にビットホルダ先端部がぶれやすく、ビットホルダ先端部を下治具のガイド通路に的確に導くことができないおそれがあるが、ロッドレスエアシリンダに設けたホルダガイドが、ビットホルダのぶれを抑制して、ビットホルダ先端部を下治具のガイド通路に的確に案内するべく作用する。
請求項5においては、請求項2に記載の車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置において、前記水平揺動機構を、治具支持台に対し固定された第1の縦軸周りに水平揺動する第1のアームと、前記第1のアームの揺動先端部に設けられた第2の縦軸周りに水平揺動する第2のアームとを備えた2軸スカラロボットによって構成するようにした。
2軸スカラロボットの駆動制御部に、第1のアームと第2のアームの動作を予め入力設定しておくことで、ねじ締結機本体を所定のねじ投下口位置と所定のねじ締結予定位置間においてスムーズかつ効率よく水平移動させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の態様を実施例に基づいて説明する。
【0008】
図1〜図9は、本発明の第1の実施例を示すもので、図1は第1の実施例であるヘッドランプ用のボディ・レンズ間圧着・自動ねじ締結装置の側面図、図2は同装置の正面図、図3は同装置に用いられる治具を示し、(a)は同治具の正面図、(b)は治具の側面図、図4は同装置の要部であるねじ締結機本体の拡大断面図、図5はビットホルダー先端部に形成されているねじホルダーの拡大断面図で、(a)はねじホルダーの拡大縦断面図、(b)はねじホルダーの水平断面図(図5(a)に示す線V−Vに沿う断面図)を示す。図6は同治具で支持されたランプボディのシール溝と前面レンズのシール脚間がねじ締結される様子を説明する断面図、図7はシール溝とシール脚間ねじ締結予定部の拡大断面図、図8は同装置の要部であるねじ反転供給機構を示す図で、(a)は同ねじ反転供給機構の全体構成図、(b)はねじが反転される様子を示すねじ反転供給機構の要部断面図、図9は治具をセットした同装置の正面図である。
【0009】
これらの図において、ヘッドランプ用のボディ・レンズ間圧着・自動ねじ締結装置は、正面および側面から見て、全体が矩形状のフレーム構造で、内部にねじ締結機本体30が配置された矩形状の治具支持台10には、下治具120を載置できる台板12が設けられ、治具支持台10の上方には、左右一対のサイドフレーム16,16によって支持された天板20が設けられ、この天板20には、昇降機構であるエアシリンダ22によって上治具支持板24が昇降可能に設けられている。
【0010】
符号23は、エアシリンダ22のシリンダロッドで、シリンダロッド23の下端部は上治具支持板24に連結されている。符号25は、天板20と治具支持台10間に配設されたガイドシャフトで、上治具支持板24に設けられたガイド26がこのガイドシャフト25にスライド可能に組み付けられている。符号28は、天板20と上治具支持板24間に配設された第2のガイドシャフトである。
【0011】
また、上治具支持板24のほぼ四隅には、上治具110を懸吊した状態に連結保持できる連結機構であるクランパー27が設けられており、台板12上所定位置に載置した治具100に対し、上治具支持板24を下降させて治具100(上治具110)に当接させ、クランパー27が上治具110の上板112をクランプすることで、上治具支持板24に上治具110が連結一体化される。
【0012】
また、上治具110の上板112には、プランジャピン116aを上方に突出した状態に保持できる、複数のプランジャ116が設けられており、プランジャピン116aが上治具支持板112側のピン係合孔13に係合することで、上治具支持板112と上治具110が水平方向に位置決めされる。
【0013】
台板12上には、下治具120の底部四隅に設けられているコロ(図示せず)がそれぞれ係合できる穴(図示せず)が設けられており、それぞれのコロが穴に係合すると、下治具120底面が台板12に接した状態になるとともに、下治具120は台板12上所定位置に概略位置決めされる。また、下治具120の下板122には、プランジャピン126aを下方に突出した状態に保持できる、複数のプランジャ126が設けられており、プランジャピン126aを台板12側ののピン係合孔15に係合させることで、下治具120を台板12上所定位置に正確に位置決めできる。
【0014】
また、台板12には、治具100により支持されたランプボディ300(のシール溝302)と前面レンズ200(のシール脚202)間所定位置を、ねじ締結機本体30を用いて下方からねじ締結するための開口部13(図4,6参照)が設けられている。
【0015】
また、この装置において使用される治具100は、図3(a),(b)に示されるように、同一寸法の平面視ほぼ矩形状の上板112と下板122とが4本の支柱102で連結された構造で、4本の支柱102は、それぞれ長手方向ほぼ中央部において、上下二分割できるように構成されている。
【0016】
即ち、治具100は、上板112から下方に4本の脚114が延出する上治具110と、下板122から上方に4本の脚124が延出する下治具120とから構成されており、上下の治具110,120の4本の脚114,124は、互いに整合する位置にある。そして、対角線位置にある支柱102(一対の脚114,124)は、軸方向に凹凸係合することで、上治具110と下治具120が位置決めされて、治具100として一体になるように構成されている。符号130は、凹凸係合部を示し、下治具120の底部には、前記したように、コロが設けられて、台板12上を走行させやすいようになっている。
【0017】
上治具110には、前面レンズ200の外周縁部を支持できる筒型のレンズ支持枠117が設けられており、そのシール脚202が下向きとなるように、下方から前面レンズ200を支持枠117に嵌合させることができる。支持枠117の内側には、上板112に設けられた負圧発生ポート(図示せず)を介して負圧が作用するように構成されており、これにより、前面レンズ200は支持枠117に吸着されて上治具110に懸吊支持された形態となる(図9参照)。
【0018】
一方、下治具120には、ランプボディ300の外周縁部を支持できる筒型のボディ支持枠127が設けられており、そのシール溝302が上向きとなるように、上方からランプボディ300を支持枠127に嵌合させることができる。支持枠127には、嵌合したランプボディ300の周縁部を固定する固定機構(図示せず)が設けられており、これにより、ランプボディ300は支持枠127に固定されて下治具120に担持された形態となる(図9参照)。
【0019】
前面レンズ200のシール脚202は、前面レンズ200の周縁に沿って周設されているが、周方向所定位置には、図7に拡大して示すように、締結ねじ400を配設するためのねじ挿通孔204が設けられており、シール溝底面壁304側から、ねじ挿通孔204に締結ねじ400が螺着されることで、シール脚202とシール溝302(前面レンズ200とランプボディ300)間が機械的に固定されるようになっている。
【0020】
そして、下治具120の支持枠127は、図6に示されるように、治具支持台10の台板12の開口部13より幾分大きく形成されており、支持枠127および下板122には、前面レンズ200のシール脚202に設けられているねじ挿通孔204に対応する上下貫通孔128a,128bが設けられており、この上下貫通孔128a,128bを介して、ねじ締結機本体30によるねじ締結が行われる。貫通孔128aは、支持枠127に挿着一体化された金属製円筒体129によって構成されており、孔128aは、後述するねじ締結機本体30のビットホルダ38が挿通できるビットホルダ挿通孔を構成している。
【0021】
治具支持台10の内部(台板12の下方)には、2軸スカラロボット60によって水平方向揺動可能に支持されたねじ締結機本体30が配置されている。
【0022】
ねじ締結機本体30は、図4に示されるように、上下に延びる円筒形状の本体ケース32と、本体ケース32に回転可能に支承されるとともに、本体ケース32前端開口部から上方に延出する細長いロッド状の回転ビット33と、本体ケース32内に収容され、回転ビット33を回転駆動させる駆動モータ36と、本体ケース32に軸方向摺動可能に組み付けられて、回転ビット33を包囲するように延出するビットホルダ38と、から主として構成されている。
【0023】
ビットホルダ38の基端部と本体ケース32内の軸受ホルダ36b間には、圧縮スプリング40が介装されて、ビットホルダ38が上方にばね付勢された形態に保持されている。符号42は、ビットホルダ38の基端側の掛止部39が当接するストッパで、ビットホルダ38を抜け止めする作用がある。
【0024】
回転ビット33は、カップリング37を介してモータ36の出力軸36aに連結された回転軸34と、この回転軸34の先端部にねじ締結されることで直線状に一体化されたビット本体35と、から構成されている。符号33aは、回転軸34とビット本体35間の螺着連結部を示す。ビット本体35の先端部には、図5に示すように、締結ねじ400の頭部402の十字溝404に係合可能な係合突起35aが形成されており、十字溝404が係合突起35aに係合することで、締結ねじ400がビット本体35(回転ビット33)と周方向に一体化される。
【0025】
ビットホルダ38の先端部側は、ねじホルダ38bを構成しており、頭部402を下方に向けてビットホルダ38(ねじホルダ38b)内に落下供給された締結ねじ400は、ビットホルダ38(ねじホルダ38b)に沿って頭部402を下向きにしたまま落下し、ねじ頭部402がビット本体35の先端部に当接する。ビットホルダ38内の下端部には、外部から負圧が作用する負圧吸引ポート44(図4参照)が設けられて、ビットホルダ38(ねじホルダー38b)内に負圧が作用するように構成されている。このため、ビットホルダ38(ねじホルダー38b)内には、下向きの空気流れが生成されて、締結ねじ400が立った状態に保持され、それだけ締結ねじ400の十字溝404が係合突起35aに係合し易いようになっている。
【0026】
なお、締結ねじ400がビット本体35先端部の係合突起35aと係合しない形態であっても、回転ビット33を回転する際に、ねじ頭部402の十字溝404に係合突起35aが係合するので、何ら問題はない。
【0027】
また、ビットホルダ38は、ビットホルダ本体38aの先端部に、このビットホルダ本体38aより口径の小さいねじホルダ38bが螺着一体化されて、直線状に形成されている。ねじホルダ38bでは、ここに生成される下方空気流の作用を高めたり、締結ねじ400を的確に案内する作用が奏されることが望ましく、このためには、締結ねじ400(ビット本体35)とねじホルダ38b間の隙間が、ある程度狭い方がよい。このため、ねじ頭部402(ビット本体35)の外径とねじホルダ38bの内径との差は、比較的小さく設定されている。
【0028】
一方、ビットホルダ本体38aは、長さが長いビットホルダ38全体のぶれを抑え、かつその強度を確保したり、回転ビット33(回転軸34)を負荷少なくスムーズに回転させたり、回転ビット33に対して軸方向にスムーズに相対摺動させるためには、ビットホルダ本体38aを太くして、回転ビット33とビットホルダ本体38a間の隙間をある程度大きくした方がよい。このため、ビットホルダ本体38aの内径と回転軸34の外径との差は、比較的大きく設定されている。
【0029】
即ち、ねじホルダ38bの口径を小さくすることで、締結ねじ400とビット本体35先端部とのスムーズな係合と、締結ねじ400の的確な案内とが確保されるとともに、ビットホルダ本体38aの口径を大きくすることで、回転ビット33のスムーズな回転と、ビットホルダ38のスムーズな上下スライドと、ビットホルダ38全体の強度の向上とが確保されている。
【0030】
次に、ねじホルダ38bの詳細な構造を、図5(a),(b)を参照して説明する。
【0031】
これらの図において、ねじホルダ38bの厚肉に形成された後端部には、雄ねじ部38b1が設けられ、一方、ビットホルダ本体38a上端部には、雌ねじ部38a1が形成され、雄ねじ部38b1が雌ねじ部38a1に螺合されることで、ビットホルダ本体38aにねじホルダ38bが一体化されている。
【0032】
ねじホルダ38bの長手方向略中央部には、内周面に周方向等分6個所の縦溝39aが形成された、所定長さの小径部39が設けられて、ねじホルダ38b内に、下方に向かう適正な空気流(層流)が生成されるようになっている。即ち、ビット本体35がいずれかの方向に傾いてねじホルダ38bの内周面と接触する形態となったとしても、ビット本体35とねじホルダ38b内周面間には、この縦溝39aによって常に空気通路が確保され、しかもビット本体35の周りには、常に複数の空気通路によって、下方に向かう空気整流が生成されるので、ねじホルダ38b内の締結ねじ400は、頭部402を下向きにして確実に立った状態に保持されることになる。
【0033】
また図5(a),(b)には、各部位の寸法が記載されているが、ビット本体35の外径は4.5mm、ねじホルダ38bの内径(外径)は7(9)mm、ねじホルダ38bの小径部39の内径は、4.6mmで、ビット本体35とねじホルダ小径部39間の隙は、0.1mmと非常に小さい。一方、回転軸34の外径は8mm、ビットホルダ本体38aの内径は8.5mmで、回転軸34とビットホルダ本体38a間の隙は、0.5mmと比較的大きい。
【0034】
また、ねじ締結機本体30は、図1,4に示されるように、二軸スカラロボット60のアーム68に支持された上下に延びるロッドレスエアシリンダ50と並行に配設されており、ロッドレスエアシリンダ50によって、ねじ締結機本体30が昇降動作できるように構成されている。
【0035】
ロッドレスエアシリンダ50は、シリンダ本体51の側面に縦スリット(図示せず)が設けられ、シリンダ本体51内のピストン(図示せず)からヨークがこのスリットを貫通して延出して摺動子52に連結されるとともに、金属シールによってスリットがシールされて、シリンダ本体51内が密封された従来公知の構造である。そして、シリンダ本体51に上下方向摺動可能に組み付けられている摺動子52には、ねじ締結機本体30の本体ケース32が連結一体化されており、ロッドレスエアシリンダ50の作動により、摺動子52とともにねじ締結機本体30が一体に昇降動作する。
【0036】
次に、ねじ締結機本体30が、ランプボディ300のシール溝302と前面レンズ200のシール脚202間をねじ締結する動作を説明する。
【0037】
ランプボディ300におけるねじ締結予定位置P2(ビットホルダ挿通孔128aの真下)において、ロッドレスエアシリンダ50が作動し、ねじ締結機本体30(ビットホルダ38)が上昇する。ビットホルダ38が貫通孔(ビットホルダ挿通孔)128aに挿通されて上昇し、その先端部が挿通孔128aの先端段差部128a1(図6,7参照)に当接すると、ビットホルダ38はこれ以上上昇できず、ねじ締結機本体30のビットホルダ38を除く部分が上昇する。このとき、ビットホルダ38は本体ケース32に対し相対的に後退し、所定量だけ後退すると、これが検出されて回転ビット33が回転を開始する。そして、ねじ締結機本体30は、ビットホルダ38を付勢するばね40の付勢力に抗して上昇する。ビットホルダ38内に収容されている回転ビット33の先端係合突起35aには、締結ねじ頭部402の十字溝404が係合して、回転ビット33と締結ねじ400とが周方向に一体化されており、回転ビット33が回転しつつ上昇することで、ランプボディ300(のシール溝底面壁304)を貫通して前面レンズ200(のシール脚)の所定のねじ挿通孔204に締結ねじ400が螺合される。
【0038】
なお、ねじ締結機本体30を昇降動作させるために、シリンダ本体内にシリンダロッドが配設されている通常のエアシリンダを用いた場合には、ねじ締結機本体30とエアシリンダを直列に連結しなければならず、ねじ締結機本体の上下長さが大きくなって、それだけ治具支持台10の高さが高くなるという問題がある。
【0039】
しかし、本実施例では、ねじ締結機本体30を昇降動作させるためのエアシリンダとして、シリンダロッドがないロッドレスエアシリンダ50を用いて、ねじ締結機本体30とロッドレスエアシリンダ50とを並列に配置連結したので、ねじ締結機本体30およびその昇降機構全体が上下方向にコンパクトとなって、それだけ治具支持台10の高さが低くなり、治具100を台板12上で移動させる等の作業がし易い上に、ねじ締結装置全体の高さも低くできる。
【0040】
また、ロッドレスエアシリンダ50の上端部には、ホルダガイド54(図4参照)が設けられ、ねじ締結機本体30のビットホルダ38(ねじホルダ38b)は、このホルダガイド54に上下方向摺動可能に支持されている。
【0041】
ビットホルダ38は、下治具120の支持枠127を上下に貫通してランプボディ300に届くだけの十分な長さに形成されているため、ねじ締結機本体30(ビットホルダ38)が上昇する際にビットホルダ38の先端部がぶれやすく、ビットホルダ先端部を下治具120(支持枠127)の貫通孔(ガイド挿通孔)128aに的確に案内することができないおそれがある。しかし、ビットホルダ38は、ホルダガイド54にガイドされているので、ぶれることなくその先端部が下治具120(支持枠127)の貫通孔(ガイド挿通孔)128aに的確に案内される。
【0042】
2軸スカラロボット60は、図1に示されるように、治具支持台10に対し固定された第1の縦軸62周りに水平揺動する上下一対の第1のアーム64と、第1のアーム64の揺動先端部に設けられた第2の縦軸66周りに水平揺動する第2のアーム68とから構成された水平揺動機構61を備えており、この水平揺動機構61によって、ねじ締結機本体30は、所定のねじ投下口位置P1と所定のねじ締結予定位置P2間をスムーズかつ効率よく水平移動できる。
【0043】
即ち、2軸スカラロボット60の駆動制御部(図示せず)には、第1のアーム64と第2のアーム68の動作手順が予め入力設定されており、ねじ締結機本体30は、ビットホルダ38に締結ねじ400が投下されるねじ投下口位置P1と、所定のねじ締結予定位置P2とを往復動作して、ねじ締結作業が遂行される。
【0044】
ねじ反転供給機構70は、図1,8に示されるように、サイドフレーム16の上部に固定され、締結ねじ400を頭部上向きにして供給するねじ供給機72と、ねじ供給機72下方のサイドフレーム16に固定され、ねじ供給機72によって供給された頭部上向きの締結ねじ400を上下逆さまに反転して、ねじ投下口78から投下するねじ反転供給機80とから、主として構成されている。符号74,76は、締結ねじ搬送用のホースである。
【0045】
ねじ反転供給機80は、図8に示されるように、ねじ供給孔82,ねじ排出孔83が側面に隣接して設けられたケーシング81内に、ねじ収容孔85を設けた摺動子84が摺動可能に設けられた構造で、エアシリンダ86により摺動子84を左右方向に摺動させることで、ねじ収容孔85がねじ供給孔82に正対する位置と、ねじ排出孔83に正対する位置とを択一的にとるように構成されている。
【0046】
また、ケーシング81には、ねじ供給孔82,ねじ排出孔83に正対するとともに、摺動子84のねじ収容孔85を介してこれらの孔82,83に連通する排気孔87,吸気孔88が設けられている。そして、ねじ供給機72からホース74に供給された圧搾空気がねじ供給孔82およびねじ収容孔85を通って排気孔87から排気されることで、締結ねじ400が頭部を上向きにしてホース74内を圧搾空気によって搬送され、ねじ収容孔85に頭部を上向きにして収容される。そして、図8(b)に示されるように、摺動子84が左方向に移動した場合には、吸気孔88,ねじ収容孔85,ねじ排出孔83が連通した状態となり、圧搾空気が吸気孔88を介してねじ収容孔85内に供給され、ねじ収容孔85に収容されている締結ねじ400は圧搾空気によってホース76内を頭部を進行方向にして搬送され、ねじ投下口78から頭部を下向きにして投下される。ねじ投下口78には、ねじ締結機本体30のビットホルダー38が待ち受けており、ビットホルダー38のねじホルダー38b内に締結ねじ400が頭部を下向きにして収容される。
【0047】
符号90は、一対の水平チャック92を備え、台板12に懸吊支持されて、ねじ投下口78の近傍に設けられているエアチャック機構で、水平チャック92がビットホルダ38を把持し、ねじ投下口78に対しビットホルダ38(ねじホルダー38b)を位置決めする。即ち、ねじ締結機本体30をねじ投下口78の真下まで水平移動させた後、ねじ締結機本体30(ビットホルダ38)を上昇させた時に、このエアチャック機構90が作動して、ビットホルダ38をねじ投下口78に整合する位置に保持する。
【0048】
次に、本実施例に示す装置を用いて、ランプボディ300と前面レンズ200とを圧着し、ランプボディ300の下方からねじ締結する、圧着・自動ねじ締結工程について説明する。
【0049】
まず、上治具110と下治具120とを一体化した治具100を下治具台10の台板12上に搬入し、台板12に対し位置決め固定する。上治具支持板24を下降させ、クランパー27によって上治具支持板24と上治具110を連結一体化する。上治具支持板24(上治具110)を上昇させて、上治具110と下治具120間を大きく離間させる。上治具110(の支持枠117)に前面レンズ200を、下治具120(の支持枠127)にランプボディ300をそれぞれ嵌合してセットし、ランプボディ300のシール溝302にシール材306を装填する。上治具支持板124(上治具110)を下降させて、シール脚202をシール溝302に係合させ、前面レンズ200とランプボディ300とを圧着する。
【0050】
レンズ200(シール脚202)とボディ300(シール溝302)が圧着されると同時に、2軸スカラロボット60が作動を開始する。即ち、ねじ投下口78の真下において、ねじ締結機本体30のビットホルダ38に締結ねじ400が投下され、締結ねじ400を受け取ったねじ締結機本体30は、水平揺動して所定のねじ締結予定位置P2の真下に位置する。ロッドレスエアシリンダ50が作動して、ねじ締結機本体30が上昇し、ビットホルダ38が支持枠127の貫通孔(ビットホルダ挿通孔)128aに挿通される。そして、回転ビット33(ビット本体35)が回転し、回転ビット33と一体に回転しながら上昇する締結ねじ400がシール溝302を突き破り、シール脚202のねじ挿通孔204に螺合し、シール脚202とシール溝302間がねじ締結される。
【0051】
なお、前記した実施例では、ビットホルダ挿通孔128a内に、上昇するビットホルダホルダ38が当接するホルダ当接部(段差部)128a1が設けられていたが、図10に示されるように、ビットホルダ挿通孔128a内にホルダ当接部を設けずに、ランプボディ300のシール溝形成壁304にビットホルダ38の先端部が直接当接するような構造であってもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置によればねじ締結工程において、シール溝内のシール材がシール溝外にたれるおそれがないので、シール材を十分に固化させるまでもなく、ねじ締結工程に移行でき、ランプボディと前面レンズの圧着からねじ締結までに要す時間を短縮できる。
また、ランプボディと前面レンズとを組み付けた後に、これを上下反転させる必要がないので、それだけねじ締結工程における装置構造を簡潔にできる。
また、ボディ保持手段の下方に配設されたねじ締結機本体によって、ランプボディと前面レンズ間所定位置に締結ねじが確実に螺合されるので、ねじ締結作業が容易となる。
請求項2によれば、ビットホルダ内先端部に供給された締結ねじが回転ビットの先端係合突起と容易に係合し、ねじ締結をスムーズに遂行できる。
また、ねじ締結機本体を所定のねじ投下口位置と所定のねじ配設予定位置間をスムーズに水平移動させることができるので、ねじ締結をスムーズに遂行できる。
ねじ締結機本体とその昇降機構全体の上下高さを小さくできるので、下治具台の台の高さを低くでき、それだけ作業がしやすくなる。
また、請求項4によれば、ねじ締結機本体(ビットホルダ)の上昇時に、ビットホルダは、ホルダガイドに案内されて下治具のガイド通路に的確に挿通されるので、ねじ締結作業をスムーズに遂行できる。
また、請求項5によれば、2軸スカラロボットによって、ねじ締結機本体を所定のねじ投下口位置と所定のねじ配設予定位置間をスムーズかつ効率よく水平移動させることができるので、ねじ締結を確実にしかもスムーズに遂行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるヘッドランプ用のボディ・レンズ間圧着・自動ねじ締結装置の側面図
【図2】同装置の正面図
【図3】(a)同装置に用いられる治具の正面図
(b)同治具の側面図
【図4】同装置の要部であるねじ締結機本体周辺の拡大断面図
【図5】(a)ビットホルダー先端部に形成されているねじホルダーの拡大縦断面図、(b)ねじホルダーの水平断面図(図5(a)に示す線V−Vに沿う断面図)
【図6】治具で支持されたランプボディのシール溝と前面レンズのシール脚間がねじ締結される様子を説明する断面図
【図7】シール溝とシール脚間ねじ締結予定部の拡大断面図
【図8】(a)同装置の要部であるねじ反転供給機構の全体構成図
(b)ねじが反転される様子を示すねじ反転供給機構の要部断面図
【図9】治具をセットした同装置の正面図
【図10】本発明の第2の実施例であるヘッドランプ用のボディ・レンズ間圧着・自動ねじ締結装置の要部拡大断面図
【図11】従来の圧着・ねじ締結工程を説明する説明図
【図12】従来のシール溝とシール脚間のねじ締結作業を説明する説明図
【符号の説明】
10 ボディ保持手段を構成する治具支持台
22 上治具昇降機構であるエアシリンダ
24 レンズ保持手段を構成する上治具支持板
27 連結機構であるクランパー
30 ねじ締結機本体
32 本体ケース
33 回転ビット
34 回転軸
35 ビット本体
35a 係合突起
38 ビットホルダ
38a ビットホルダ本体
38b ねじホルダ
40 圧縮コイルスプリング
44 エア吸引手段を構成する負圧吸引ポート
50 下治具昇降機構であるロッドレスエアシリンダ
60 2軸スカラロボット
61 水平揺動機構
62 第1の縦軸
64 第1のアーム
66 第2の縦軸
68 第2のアーム
72 ねじ供給機
78 ねじ投下口
80 ねじ反転供給機構
100 治具
110 レンズ保持手段を構成する上治具
117 レンズ保持手段を構成する支持枠
127 ボディ保持手段を構成する支持枠
128a ガイド挿通孔
120 ボディ保持手段を構成する下治具
200 前面レンズ
202 シール脚
204 ねじ挿通孔
300 ランプボディ
302 シール溝
306 シール材
400 締結ねじ
402 ねじ頭部
404 十字溝

Claims (5)

  1. シール溝が上向きとなるようにランプボディを固定保持するボディ保持手段と、シール脚が下向きとなるように前面レンズを固定保持するとともに、前記ボディ保持手段により固定保持されているランプボディに対し、上方から前面レンズを下降させて、シール溝とシール脚間をシール材を介し圧着するレンズ保持手段と、前記ランプボディの下方から上方に向けて締結ねじを配設して、ランプボディと前面レンズ間をねじ締結するねじ締結機本体とを備えた車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置であって、
    前記ねじ締結機本体は、昇降機構によって上下昇降動作可能な本体ケースと、前記本体ケースに回転可能に支承されて上方に延出し、ねじ頭部の係合溝と係合可能な係合突起が先端に形成された棒状の回転ビットと、前記本体ケースに上下方向摺動可能に組み付けられて前記回転ビットを包囲するように延在するとともに、上方にばね付勢された円筒状のビットホルダと、を備え、
    前記ボディ保持手段における前記ランプボディのねじ締結予定位置の真下には、前記ビットホルダが昇降できるガイド通路が設けられ、
    前記ビットホルダの先端側には、基端側のビットホルダ本体よりも口径の小さいねじホルダーが直線状に一体化されたことを特徴とする車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置。
  2. 前記ボディ保持手段は、ランプボディを上向きに固定保持する下治具と、前記下治具を担持するフレーム構造の治具支持台と、を備え、
    前記レンズ保持手段は、前面レンズを下向きに固定保持する上治具と、前記上治具を昇降動作させる昇降機構とを備え、
    前記治具支持台の内部には、前記ねじ締結機本体を昇降動作させる前記昇降機構であるロッドレスエアシリンダが前記ねじ締結機本体と並行に配設されるとともに、前記エアシリンダが水平揺動機構に支持されて、前記ねじ締結機本体が水平方向揺動可能に構成され
    前記ビットホルダ内には、供給された締結ねじを立った状態に保持するエア吸引手段が設けられ、
    前記治具支持台における前記下治具から水平方向に離間した所定位置には、ねじ供給機から圧搾空気によって搬送される締結ねじをその頭部を下向きにして前記ねじ締結機本体のビットホルダ内先端部に上方から投下するねじ投下口が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置。
  3. 前記ねじ投下口には、前記ねじ供給機によって供給された頭部上向きの締結ねじがねじ反転供給機構によって上下逆さまに反転された形態で投下されることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置。
  4. 前記エアシリンダには、前記ビットホルダを軸方向に摺動可能に支持するホルダガイドが設けられことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置。
  5. 前記水平揺動機構は、治具支持台に対し固定された第1の縦軸周りに水平揺動する第1のアームと、前記第1のアームの揺動先端部に設けられた第2の縦軸周りに水平揺動する第2のアームとを備えた2軸スカラロボットによって構成されたことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具のボディ・レンズ間ねじ締結装置。
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