JPH1190742A - 自動ビス締め方法並びに自動ビス締め装置 - Google Patents

自動ビス締め方法並びに自動ビス締め装置

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JPH1190742A
JPH1190742A JP24821097A JP24821097A JPH1190742A JP H1190742 A JPH1190742 A JP H1190742A JP 24821097 A JP24821097 A JP 24821097A JP 24821097 A JP24821097 A JP 24821097A JP H1190742 A JPH1190742 A JP H1190742A
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screw
bit
vacuum
bit holder
vacuum pressure
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JP24821097A
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Takeshi Nomura
健 野村
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットホルダとビットとの間に真空圧を作用
させ、ビットホルダの下側にビスを適正姿勢で吸着保持
して自動ビス締めを行なう自動ビス締め方法並びにビス
締め装置において、ビスの吸着ミスを検知する手段を設
けることにより、ビスなし不良品やボス破壊等を防止す
るとともに、真空圧を有効に作用させることで、迅速か
つ確実なビスの吸着保持を可能とすることを課題とす
る。 【解決手段】 ビスbを吸着保持するための真空圧を作
用させる真空経路51の真空圧を検知する真空圧センサ
54を設けることで、ビスbの存否を確認し、制御装置
60によりビス締めを行なうか、あるいは駆動装置を停
止させることで、ビス締め不良を未然に防止するととも
に、低圧損ビットを使用することで、真空圧を有効に作
用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、部品間の接合部
にビス締めを自動的に行なう自動ビス締め方法並びに自
動ビス締め装置に関するもので、ビットホルダ内でのビ
スの保持が確実に行なわれているかどうかを正確に検知
することにより、生産性を高めた自動ビス締め方法並び
に自動ビス締め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すように、部品1,
2間の接合固定には、ビス3を使用したビス締め方法が
多用されており、一方側の部品1の裏面側に取付用ボス
1aが突設されており、この取付用ボス1aに対して他
方側の部品2に設けた取付孔2aを一致させて、裏面側
からビス3を捩じ込んで部品1,2の固定を行なってい
る。このビス3による固定は、最近では省力化を考慮し
てロボット等による自動化が主流となっている。
【0003】そこで、図6に基づいて、従来のビス締め
方法並びにビス締め装置の概要について簡単に説明する
と、ビットホルダ4の下部に設けたビス供給小室4a内
にビス3を適正姿勢で保持し、ビットホルダ4内に回転
可能に支持されているビット5によりビス3の締め付け
を行なっている。
【0004】尚、ビス3をビス供給小室4a内で適正姿
勢に保持するには、ビットホルダ4のビス供給小室4a
内に真空圧をかけてこの真空圧によりビス3を吸着保持
している。そして、ビットホルダ4の外周の所定箇所に
設けたログ6をセンサ7により検知して、ビス3の締込
み量を制御するか、あるいはビット5の回動トルクの増
減により、ビス3の締込み量の制御を行なっているのが
実情である。
【0005】更に、ビス3を吸着保持するための真空経
路としては、図7に示すように、ビットホルダ4の内周
面に上下方向に沿って複数の溝部8が条設されており、
この溝部8を通じて、ビス供給小室4a内に真空圧がか
かり、ビス3を適正姿勢で吸着保持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動ビス締め方法並びに自動ビス締め装置においては、
ビス3の捩込み量をセンサ7によりビットホルダ4の上
下位置で検知する場合や、ビット5の回転トルクを検知
して捩じ込みの終了を確認する場合には、ビス3がビッ
トホルダ4のビス供給小室4a内に存在しているかどう
かを検知していなかったため、ビス3がビス供給小室4
a内になくても装置が作動し、ビス止めされない不良品
の発生や、回転するビット4によりボス1aが削られ、
破壊されるという不具合が指摘されていた。
【0007】更に、従来のビットホルダ4では、ビス3
を吸着保持するための真空経路として、ビットホルダ4
の内周面に上下方向に沿って複数の溝部8が開設されて
いるが、真空圧を十分確保することが難しく、ビス3の
吸着ミスを招きやすいとともに、溝部8内にゴミ等が滞
り易く、更に、ビス3の吸着ミスの要因になるという欠
点が指摘されていた。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ビットホルダとビットとの間に真空経路を
設定して、ビットホルダ下部に真空圧を作用させ、ビス
を適正姿勢で吸着保持した後、自動的にビス締めを行な
う自動ビス締め方法並びに自動ビス締め装置において、
ビスを吸着保持するための真空圧を真空圧センサにより
検知することにより、ビスの有無を判断し、不良品の発
生やボス破壊等がない精度の良いビス締め加工を行なう
ことを可能にした自動ビス締め方法並びに自動ビス締め
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ビットホルダとビットとの間の真空経路
内に真空圧を作用させ、ビットホルダ下部にビスを真空
吸着し、このビスをビットにより部品間の接合部に自動
的に締め付ける自動ビス締め方法において、前記真空経
路内の真空圧を真空圧センサにより検知して、真空圧が
所定圧に到達したとき、ビットホルダの下降動作、ビッ
トの回転動作が連続的に行なわれ、自動的にビス締めを
行なうことを特徴とする。
【0010】ここで、真空圧センサで検知した真空圧
は、シーケンサ等に入力され、例えば−440mmHg
に設定しておけば、真空圧が−450mmhgの場合に
は、出力され、ビットホルダの下降、及びビットの回転
動作が行なわれ、自動的にビスの締め付けが行なわれ
る。逆に、−400mmHg等、設定値(−440mm
Hg)に到達しない場合は、ビス供給側の駆動系を再駆
動させるか、警報装置を駆動させる。
【0011】更に、本発明は、駆動機構により、ビス締
め位置に位置決めされ、所定ストローク上下動するビッ
トホルダと、このビットホルダ内に回転可能に支持され
るビットと、ビットホルダ下部にビスを供給するビス供
給手段と、ビットホルダ内でビスを適正姿勢で吸着保持
する真空吸引機構とを備えた自動ビス締め装置におい
て、前記真空吸引機構は、ビットホルダの内周面とビッ
トの外周面との間にビス真空経路が形成され、この真空
経路内の真空圧を検知する真空圧センサが設置されてい
ることを特徴とする。
【0012】ここで、ビットを回転可能に支持するビッ
トホルダは、駆動機構により所定ポジションに位置決め
され、エアシリンダ等により上下動可能であり、ビット
ホルダ内でのビットはモータにより回転可能にビットホ
ルダ内に支持されている。駆動機構の一例としては、複
数の回動アームの回動操作により、ビットホルダをXY
方向に沿って任意の位置決めが可能である。
【0013】そして、ビットホルダ内周面とビット外周
面との間に形成される真空経路は、ビットホルダ下部の
ビス供給小室に連通するとともに、この真空経路から真
空吸引管を介して真空ポンプに接続され、この真空経路
の真空圧を検知するための真空圧センサが真空吸引管に
設置されている。この真空圧センサからの信号により、
制御装置からエアシリンダやモータ等の駆動系に指令が
出される。
【0014】一方、ビットホルダ下部のビス供給小室に
ビスを供給するためのビス供給用チューブが接続されて
おり、ビットホルダの下端側には、ビスを保持するチャ
ックが設けられている。また、ビスを適正姿勢で確実に
吸着保持するために、真空経路として、ビットホルダの
内周面に溝部を設ける一方、ビットの外周面にも溝部を
設けて、双方の溝部により真空経路のスペースを多く確
保するのがよく、ビット外周面に設ける溝部を螺旋状に
設定すれば、より効率の良い真空圧を印加することがで
きる。
【0015】以上の構成から明らかなように、自動ビス
締め方法において、真空経路の真空圧を検知する真空圧
センサを設け、この真空圧センサにより、ビスの有無を
検知して駆動を行なうため、ビス止めがなされない不良
品や、また、ボス破壊等が生じることがない。
【0016】また、自動ビス締め装置として、ビットホ
ルダ内周面とビット外周面との間に形成する真空経路と
して、ビットホルダ内周面の溝部とビット外周面の溝部
とにより、多くの真空経路を確保することができ、ビス
の吸着保持をより確実に行なうことができるとともに、
特に、ビットの外周面に螺旋状の溝部を形成した場合に
は、ビットの圧力損失が少なく、また、ビットホルダ内
面の溝部コーナー部との干渉がなく、しかも、ビットホ
ルダ内周面の溝部に溜ったゴミ等をビットの回転に伴な
って螺旋状の溝部を通じて外部に効率良く排出できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動ビス締め
方法並びに自動ビス締め装置の実施形態について、添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は本発明方法に使用する自動ビス締め
装置の全体構成を示す概要図、図2は同装置のビス締め
状態を示す概要図、図3は同装置に使用するビットホル
ダ並びにビットの一実施形態の外観図、図4は同ビット
ホルダ並びにビットの断面図である。
【0019】図1において、本発明方法に使用する自動
ビス締め装置10は、ビスbをその下端側に保持するビ
ットホルダ20と、ビットホルダ20内に回転可能に支
持され、ビスbを捩じ込むビット30と、ビットホルダ
20を所定のビス締め位置まで位置決めする駆動機構4
0と、ビットホルダ20内でビスbを吸着保持する真空
吸引機構50とから大略構成されている。
【0020】さらに詳しくは、ビットホルダ20は、上
下2分割構成であり、上部側ビットホルダ20aと下部
側ビットホルダ20bとは一部ラップする構造になって
おり、ビット30がビスbを捩じ込む際に、ビットホル
ダ20に対して下降するストローク量だけ上部側ビット
ホルダ20aと下部側ビットホルダ20bとがラップす
る。そして、上部側ビットホルダ20aに支持ブラケッ
ト21が取り付けられており、この支持ブラケット21
は駆動機構40側と連結している。また、下部側ビット
ホルダ20bの上端と支持ブラケット21の下面との間
にコイルバネ22が上部側ビットホルダ20aの外周に
巻装状に設けられ、このコイルバネ22のバネ圧により
通常時、ビットホルダ20の全長がほぼ一定となるよう
に構成されている。
【0021】次いで、駆動機構40は、駆動アーム41
を介して支持ポスト42が図1中X方向、及び紙面と直
交するY方向に沿って所定箇所に位置決めでき、この支
持ポスト42の上端側及び下端側にそれぞれ支持部材4
3,44が取り付けられており、この上部側の支持部材
43に取り付けられたエアシリンダ45のピストンロッ
ド45aに支持ブラケット21が固着されており、ビッ
トホルダ20は、駆動機構40の動作により所定ポジシ
ョンに位置決めできるとともに、エアシリンダ45の動
作により所定ストローク上下動可能な構成になってい
る。
【0022】また、ビットホルダ20の下端側にはビス
bを収容するビス供給小室23が設けられており、ビス
供給用チューブ24を通じてこの小室23内にビスbが
逐次供給されるとともに、ビスbを捩じ込むための、ビ
ット30がビットホルダ20内に回転可能に支持されて
いる。このビット30は、モータ31により回転可能
で、ビット30の下端側には、ビスbを捩じ込むための
刃先32が形成されている。
【0023】次いで、ビス供給用チューブ24を通じ
て、ビス供給小室23内に供給されたビスbを適正姿勢
で吸着保持するために本装置10に設けられている真空
吸引機構50は、小室23と連通する真空経路51をビ
ットホルダ20の内周面とビット30の外周面との間に
設け、この真空経路51は真空吸引管52を通じて真空
吸引ポンプ53に接続されており、真空吸引管52に
は、真空圧センサ54が設置されている。
【0024】更に、真空圧センサ54からの信号が制御
装置60に入力され、制御装置60からエアシリンダ4
5、及びモータ31の駆動及び駆動停止の指令が出され
るとともに、この制御装置60は、ビスb吸着ミス信号
が入力されれば、ブザーや警告灯等の警報装置61を駆
動するか、あるいは、ビスb供給系を再駆動させる指令
を出す。以上が自動ビス締め装置10の構成である。
【0025】次に、上述した自動ビス締め装置10を使
用したビス締め方法について説明すると、まず、駆動機
構40が動作して、ビットホルダ20が所定位置に位置
決めされると同時に、ビス供給用チューブ24を通じて
ビットホルダ20のビス供給小室23内にビスbが供給
される。
【0026】そして、真空吸引機構50が動作して、ビ
ットホルダ20内にビスbを吸着保持するが、その際、
真空圧センサ54により真空経路51内の真空圧を測定
し、ビスbが適正位置に吸着保持されていれば、真空圧
は所定値に達するため、その時には、真空圧センサ54
からの信号により、制御装置60からエアシリンダ45
及びモータ31が駆動する指令が出され、図2に示すよ
うに、ビットホルダ20が所定ストローク下降する。
【0027】このとき、下部側ビットホルダ20bの下
端が部品70に当接し、下部側ビットホルダ20bの下
降動作は停止するが、エアシリンダ45の伸長動作が継
続するため、コイルバネ22のバネ圧に抗して、下部側
ビットホルダ20b内に上部側ビットホルダ20aが入
り込み、ビットホルダ20の全長が短くなり、その分、
ビット30が下降し、ビスbを締め付け、部品70,7
1同士を接合固定する。
【0028】そして、ビスb締めが完了すれば、制御装
置60からの指令により、エアシリンダ45が収縮動作
し、ビットホルダ20が上昇するとともに、コイルバネ
22のバネ圧でビットホルダ20は図1に示す位置に復
帰するとともに、全長長さも元に戻る。
【0029】一方、ビットホルダ20のビス供給小室2
3内にビスbがない場合や、不適正な姿勢で保持されて
いれば、真空経路51内の真空圧は所定値に到達するこ
とがなく、その場合には、制御装置60から警報装置6
1の駆動指令やビス供給側の圧空ポンプ側に再駆動の指
令が出され、エアシリンダ45やモータ31には出力さ
れず、捩じ止めされない不良品やボス破壊等が生じるこ
とがない。
【0030】尚、本実施形態においては、真空圧センサ
54の設定値は−440mmHgに設定されており、ビ
スbがビットホルダ20のビス供給小室23内に存在す
ると、真空経路51の真空圧は−450mmHgに達す
るので、制御装置60からエアシリンダ45,モータ3
1の出力指令が出され、図2に示すようにビスbの自動
ビス締めが行なわれる。一方、ビスbがビス供給小室2
3内に存在しないと、真空経路51内の真空圧が−40
0mmHg程度にしか上がらず、設定値(−440mm
Hg)に到達しないので、制御装置60から警報装置6
1や図示しないビス供給チューブ24側に再度供給信号
が出されることになる。
【0031】このように、ビスbの吸着ミスを検知する
手段を設けたため、不良品の発生を未然に防止でき、ボ
ス破壊等の不具合を有効に解決できるという有利さがあ
る。
【0032】次に、図3,図4は本自動ビス締め装置1
0におけるビットホルダ20とビット30の好適実施形
態を示すもので、特に、真空経路51の構造に特徴があ
る。
【0033】すなわち、真空経路51の形成手段とし
て、ビットホルダ20の内周面には、上下方向に沿って
溝部25が内周面の径回り方向に沿って6〜8箇所に設
けられており、かつビット30の内周面には、螺旋状の
螺旋溝33が形成されている。
【0034】従って、ビットホルダ20に設けた溝部2
4とビット30の外周面に設けた螺旋溝33により大容
積の真空経路51を形成することができ、迅速かつ確実
にビットホルダ20にビスbを吸着保持することがで
き、生産性を向上することができるとともに、特に、螺
旋溝33により真空発生時の圧力損失を低減することが
でき、また、ビット30の回転に従いビットホルダ20
の溝部24に溜まったゴミを欠き出すことができ、メン
テナンス回数を低減できる有利さがある。
【0035】ビットホルダ20の溝部24に対し、ビッ
ト30の螺旋溝33は深溝状であるので、ビット30回
転時、ビットホルダ20における溝部24の凸部の角と
ビット30における螺旋溝33の凸が干渉して回転不能
となることがない。
【0036】尚、上述した真空経路51の形成手段は、
従来方法、すなわち真空圧センサ54を設定しない方法
に使用することも可能であるが、真空圧センサ54によ
りビスbの吸着ミスを確認して、ビスb締めを行なう方
法に特に有効である。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0038】(1)請求項1,2,3及び6記載の発明
によれば、ビスを吸着保持するために設けた真空経路内
の真空圧を真空圧センサにより検知して、所定の真空圧
に到達したとき駆動装置を駆動して、自動的にビス締め
を行ない、真空圧センサにより検知した真空圧が所定値
に到達しない場合は、駆動装置の駆動を行なわず、警報
装置やビス供給側の駆動系を再駆動するというものであ
るため、ビス止めされない不良品の発生や取付用ボスが
ビットにより破壊されるという不具合が有効に解決で
き、精度の良いビス締め加工が行なわれるという効果を
有する。
【0039】(2)請求項4記載の発明によれば、ビッ
トホルダの内周面とビットの外周面とにそれぞれ溝部を
設け、真空経路の断面積を有効に確保したため、ビット
ホルダの下側にビスを迅速かつ確実に吸着保持でき、生
産性を高めることができるという効果を有する。
【0040】(3)請求項5記載の発明によれば、ビッ
トの外周面に螺旋溝を設けたため、真空発生時の圧力損
失を低減することができ、ビスの吸着保持を円滑に行な
うことができるとともに、ビットの回転に従い、ビット
ホルダの溝部内に詰まったゴミを螺旋溝により掻き出す
ことができ、メンテナンス回数を低減させることができ
るという効果を有する。
【0041】更に、ビットホルダの溝部に対し、ビット
の螺旋溝は深溝状であるので、ビット回転時、ビットホ
ルダの溝部の凸部の角とビットの螺旋溝の凸が干渉して
回転不能となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に使用する自動ビス締め装置の全体
構成を示す概要図。
【図2】同自動ビス締め装置におけるビス締め状態を示
す概要図。
【図3】同自動ビス締め装置におけるビット並びにビッ
トホルダの一実施形態を示す縦断面図。
【図4】図3のビット並びにビットホルダの断面図。
【図5】ビス締め構造部分を示す断面図。
【図6】従来の自動ビス締め装置の全体構成を示す概要
図。
【図7】従来の自動ビス締め装置におけるビットホルダ
を示す概要図。
【符号の説明】
10 自動ビス締め装置 20 ビットホルダ 22 コイルバネ 23 ビス供給小室 25 溝部 30 ビット 31 駆動用モータ 33 螺旋溝 40 駆動機構 45 エアシリンダ 50 真空吸引機構 51 真空経路 53 真空ポンプ 54 真空圧センサ 60 制御装置 61 警報装置 b ビス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットホルダ(20)とビット(30)
    との間の真空経路(51)内に真空圧を作用させ、ビッ
    トホルダ(20)下部にビス(b)を真空吸着し、この
    ビス(b)をビット(30)により部品(70,71)
    間の接合部に自動的に締め付ける自動ビス締め方法にお
    いて、 前記真空経路(51)内の真空圧を真空圧センサ(5
    4)により検知して、真空圧が所定圧に到達したとき、
    ビットホルダ(20)の下降動作、ビット(30)の回
    転動作が連続的に行なわれ、自動的にビス締めを行なう
    ことを特徴とする自動ビス締め方法。
  2. 【請求項2】 ビットホルダ(20)とビット(30)
    との間の真空経路(51)内に真空圧を作用させ、ビッ
    トホルダ(20)下部にビス(b)を真空吸着し、この
    ビス(b)をビット(30)により部品(70,71)
    間の接合部に自動的に締め付ける自動ビス締め方法にお
    いて、 前記真空経路(51)内の真空圧を真空圧センサ(5
    4)により検知して、真空圧が所定圧に到達しない時、
    吸着ミス信号が出力され、ビス供給側の駆動系を再駆動
    させるか、あるいは警報装置(61)を駆動させること
    を特徴とする自動ビス締め方法。
  3. 【請求項3】 駆動機構(40)により、ビス締め位置
    に位置決めされ、所定ストローク上下動するビットホル
    ダ(20)と、このビットホルダ(20)内に回転可能
    に支持されるビット(30)と、ビットホルダ(20)
    下部にビスを供給するビス供給手段(24)と、ビット
    ホルダ(20)内でビス(b)を適正姿勢で吸着保持す
    る真空吸引機構(50)とを備えた自動ビス締め装置に
    おいて、 前記真空吸引機構(50)は、ビットホルダ(20)の
    内周面とビット(30)の外周面との間に真空経路(5
    1)が形成され、この真空経路(51)内の真空圧を検
    知する真空圧センサ(54)が設置されていることを特
    徴とする自動ビス締め装置。
  4. 【請求項4】 駆動機構(40)により、ビス締め位置
    に位置決めされ、所定ストローク上下動するビットホル
    ダ(20)と、このビットホルダ(20)内に回転可能
    に支持されるビット(30)と、ビットホルダ(20)
    下部にビスを供給するビス供給手段(24)と、ビット
    ホルダ(20)内でビス(b)を適正姿勢で吸着保持す
    る真空吸引機構(50)とを備えた自動ビス締め装置に
    おいて、 前記真空吸引機構(50)の真空経路(51)は、ビッ
    トホルダ(20)の内周面に上下方向に沿って複数個条
    設された溝部(25)と、ビット(30)の外周面に設
    けられる溝部(33)とから構成されていることを特徴
    とする自動ビス締め装置。
  5. 【請求項5】 前記ビット(30)の外周面に形成され
    る溝部(33)は、螺旋状に設定されていることを特徴
    とする請求項4記載の自動ビス締め装置。
  6. 【請求項6】 前記真空経路(51)内の真空圧を検知
    する真空圧センサ(54)が設置されていることを特徴
    とする請求項4,5記載の自動ビス締め装置。
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